| 【発明の名称】 |
パチンコ機 |
| 【発明者】 |
【氏名】安藤 利男
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| 【要約】 |
【課題】宣伝広告表示を遊技者が見やすく且つ全ての機種に応用することができるパチンコ機を提供する。
【解決手段】遊技装置としての変動表示装置30や大当り入賞球装置19等が配設されると共に、その表面に図柄45,46が施されたセル板44が貼付される遊技盤10を備えたパチンコ機において、前記図柄45,46を、遊技者に宣伝広告の内容を視認させ得る宣伝広告表示図柄45,46とすることにより、遊技者は、遊技盤10の遊技領域12の表面に形成されている宣伝広告表示図柄45,46を極めて容易に視認することができると共に、遊技内容に関係なくすべてのパチンコ機の遊技盤10のセル板44に応用することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技装置が配設されると共に、その表面に図柄が施された化粧板が貼付される遊技盤を備えたパチンコ機において、前記図柄は、遊技者に宣伝広告の内容を視認させ得る宣伝広告表示図柄であることを特徴とするパチンコ機。 【請求項2】 前記宣伝広告表示図柄は、前記遊技装置が配設される位置を避けて形成されていることを特徴とする請求項1記載のパチンコ機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、遊技装置が配設されると共に、その表面に図柄が施された化粧板が貼付される遊技盤を備えたパチンコ機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、一般に、パチンコ玉を弾発して遊技を行うパチンコ機等においては、宣伝広告を表示するものは、設けられておらず、一部にパチンコ機のガラス板の裏側であってその隅角部に宣伝広告を印刷した紙片を挟持させたり、あるいは、遊技盤のほぼ中央に設けられるLCDやCRT等の画像表示器を利用して、遊技機に客が付いていなくて遊技が行われないとき、表示画面全体を使って宣伝広告に係る情報(例えば、文字やコマーシャルビデオ画像など)を表示するものが提案されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の紙片を挟持するものにおいては、その紙片によって遊技盤の一部が視認できなくなるという欠点があり、また、後者の画像表示器を利用して宣伝広告の情報を表示するためには、画像表示器を具備したパチンコ機にしか応用できないという欠点があった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、宣伝広告表示を遊技者が見やすく且つ全ての機種に応用することができるパチンコ機を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明の請求項1が採用した解決手段は、図1乃至図4に示すように、遊技装置としての変動表示装置30や大当り入賞球装置19等が配設されると共に、その表面に図柄45,46が施された化粧板としてのセル板44が貼付される遊技盤10を備えたパチンコ機1において、前記図柄45,46は、遊技者に宣伝広告の内容を視認させ得る宣伝広告表示図柄45,46であることを特徴とするものである。このように構成することにより、遊技者は、遊技盤10の遊技領域12の表面に形成されている宣伝広告表示図柄45,46を極めて容易に視認することができると共に、遊技内容に関係なくすべてのパチンコ機の遊技盤10の化粧板としてのセル板44に応用することができる。 【0005】また、図2及び図3に示すように、前記宣伝広告表示図柄45,46は、前記遊技装置としての変動表示装置30や大当り入賞球装置19等が配設される位置を避けて形成されていることにより、宣伝広告表示図柄45,46を確実に遊技者に視認させることができる。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。先ず、図1を参照してパチンコ機1の全体の構成について説明する。図1は、実施形態に係るパチンコ機1の正面図である。図1において、パチンコ機1は、縦長な方形状に枠組み形成された外枠(図示しない)を備え、該外枠の一側には、パチンコ機1の主要構成部のほぼすべてが集約して設けられる前面枠2が開閉自在に軸支されている。前面枠2の前面上部には、ガラス板3を装着したガラス開閉枠4が開閉自在に設けられている。また、前面枠2に設けられる主要構成部としては、ガラス開閉枠4の他に、遊技盤10、遊技玉を貯留する上皿5、該上皿5から溢れた余剰玉を受け入れる下皿6、灰皿7、上皿5内の玉を遊技盤10に形成される遊技領域12に弾発する操作ハンドル8、等がある。なお、上皿5の下側部分には、スピーカー9が内蔵されている。このスピーカー9は、後で詳述する大当り遊技状態が発生したとき等、遊技状況に応じた効果音を発生して遊技の興趣を向上するようになっている。 【0007】次に、上記した遊技盤10の詳細な構成について図2を参照して説明する。図2は、完成した遊技盤10の正面図である。図において、遊技盤10の表面には、発射された打玉を誘導するための誘導レール11がほぼ円状に植立され、該誘導レール11で区画された領域が遊技領域12として形成されている。遊技領域12の中央上部には、後述する各表示部33〜35で個々に表示情報(以下、特別図柄という)を変動表示する変動表示装置30が配置されている。 【0008】この変動表示装置30は、長方形状の窓開口32が開設された取付基板31を有し、その窓開口32内には、液晶表示器が臨むように取り付けられ、その液晶表示器の表示面に、左・中・右の表示部33〜35を形成している。また、表示部33〜35の上方には、入賞口36と、変動表示装置30の変動未消化分を記憶する特別図柄記憶表示LED37と、が設けられている。なお、変動表示装置30の変動未消化分を記憶する最大数は、4個であり、このため、特別図柄記憶表示LED37も4個並設されている。 【0009】変動表示装置30の下方には、始動入賞球装置13が配置されている。この始動入賞球装置13は、図示しないソレノイドによって垂直(通常入賞口)位置と傾動(拡大入賞口)位置との間で可動制御される一対の可動翼片14a・14bを備えたチューリップ型役物として構成されている。また、始動入賞球装置13には、入賞した打玉を検出する始動玉検出器(図示しない)と、普通図柄を変動表示する普通図柄表示器15と、普通図柄記憶表示LED16と、が設けられている。 【0010】始動玉検出器は、入賞玉の検出に伴って特別図柄の変動を許容する。普通図柄表示器15は、変動表示装置30の左右側方に配置された通過玉検出器17・18によって打玉の通過が検出されると、これに伴って普通図柄の変動を開始し、所定時間後に表示結果を導出する。普通図柄は、「0・1・3・5・7・9」の6種類であり、このうちの「7」の普通図柄が当り普通図柄となっている。即ち、普通図柄表示器15の表示結果として「7」が導出されると、可動翼片14a・14bが通常時の垂直位置から傾動位置に可動して入賞口を所定時間拡大することにより、始動入賞球装置13への入賞を通常時に比べて容易にする。なお、普通図柄における表示結果の決定は、図示しない遊技制御回路基板内に設けられた普通図柄用乱数によって決定される。普通図柄記憶表示LED16は、4つのLEDからなり、通過玉検出器17・18での通過玉の検出を所定回数(本実施形態では、4回)まで記憶表示する。具体的には、普通図柄の変動中に通過玉検出器17・18で通過玉の検出があると、その都度、普通図柄の始動記憶としてLEDを1つずつ点灯表示していく。 【0011】また、遊技領域12の下方部位(始動入賞球装置13の下方)には、大当り入賞球装置19が配置されている。大当り入賞球装置19の中央には、長方形状の大当り入賞口20が開設されており、該大当り入賞口20は、図示しないソレノイドによる開閉板21の可動によって開閉制御される。大当り入賞口20の内部は、左右2つに区画され、その左側が特定領域として、また右側が通常領域として形成されている。特定領域には、入賞玉の検出により開閉板21を再度開成させることができる特定玉検出器(図示しない)が設けられ、通常領域には、入賞玉を検出するための入賞玉検出器(図示しない)が設けられている。大当り入賞球装置19の左右の側端には、それぞれ入賞口22が設けられている。 【0012】しかして、上記のように構成される大当り入賞球装置19は、以下のように作動する。即ち、打玉が始動入賞球装置13に入賞して始動玉検出器をONさせると、変動表示装置30の表示部33〜35が変動を開始し、一定時間が経過して、例えば左・右・中の順で特別図柄が確定され、その確定された図柄が大当り図柄の組合せ(例えば、同一図柄のゾロ目)になると大当り遊技状態(特定の遊技価値)が発生する。この大当り遊技状態においては、所定期間(例えば、29秒)あるいは所定個数(例えば、10個)の入賞玉が発生するまで開閉板21を開放し、打玉を大当り入賞口20内に受け入れるようになっている。そして、受け入れた打玉が特定領域に入賞して特定玉検出器をONすると、開閉板21の閉塞後、再度開閉板21の開放動作を繰り返す。なお、開閉板21の開放動作は、特定領域に打玉が入賞する毎に繰り返され、最高16回繰り返すことができるようになっている。また、大当り図柄の導出に伴って発生する大当り遊技状態は、上記した内容に限定するものではなく、遊技者にとって有利となる遊技価値を付与するものであれば、いずれの遊技状態であってもよい。また、遊技領域12内には、上記した構成以外にも、風車23〜25、入賞口26・27、サイドランプ飾り28、アウト口29、等が設けられている。 【0013】上記した始動入賞球装置13、通過玉検出器17・18、大当り入賞球装置19、風車23〜25、入賞口26・27、サイドランプ飾り28、変動表示装置30は、遊技盤10の遊技領域12に設けられる遊技装置を構成するものであり、これらの遊技装置は、合板や合成樹脂等で形成される厚肉の台盤40と該台盤40の表面に貼付されるセル板44とから構成される遊技盤10に組付け構成されるものである。そこで、本実施形態の要部を構成する遊技盤10単体について図3及び図4を参照して説明する。図3は、遊技装置を取り付ける前の遊技盤10単体の正面図であり、図4は、遊技盤10単体の断面図である。 【0014】図において、遊技盤10は、合板や合成樹脂等で形成される厚肉の台盤40と該台盤40の表面に貼付されるセル板44とから構成されている。このうち台盤40は、ほぼ正方形状に加工されてその周囲に前面枠2裏面への取付の際に位置決め等を行う切欠部が形成され、その状態で表面にセル板44が接着剤によって貼付されている。セル板44は、その裏面に図柄等を印刷した印刷層42を有するセルフィルム層41と印刷層42を裏面から被覆する台紙43とを貼付したものからなり、その台紙43の裏面に接着剤を塗布した後に台盤40に加圧接着するものである。そして、台盤40にセル板44を接着して乾燥した後に、遊技装置を取り付けるための遊技装置取付開口47をルター加工機等の工作機械によって加工し、且つ図示しないゲージ盤で多数の障害釘の打ち込み位置に窪みを形成した後、釘打機で障害釘を打ち込み、その後、遊技装置を手作業又は機械自動作業で取り付けて完成させるものである。 【0015】ところで、本実施形態における遊技盤10のセル板44に描かれる図柄は、図3に示すように、宣伝広告表示図柄45・46である。具体的には、宣伝広告表示図柄45は、「アポロビール(文字)」であり、宣伝広告表示図柄46は、「缶ビール(図形)」である。なお、「アポロビール(文字)」とは、アポロビール株式会社(架空の会社)の登録商標のことである。また、「缶ビール(図形)」は、アポロビール株式会社の商品を図案化したものであり、それぞれに会社名である「アポロ」の名称が描かれている。そして、上記した宣伝広告表示図柄45・46が描かれる位置は、前記遊技装置取付開口47を避けた位置(宣伝広告表示図柄46の一部が開口47と重複している部分もあるが、全体として宣伝広告表示図柄46を認識できれば良い)、即ち、遊技装置の配設位置を避けて形成されているものである。 【0016】しかして、上記した実施形態においては、遊技装置としての変動表示装置30や大当り入賞球装置19等が配設されると共に、その表面に図柄45,46が施されたセル板44が貼付される遊技盤10を備えたパチンコ機1において、前記図柄45,46は、遊技者に宣伝広告の内容を視認させ得る宣伝広告表示図柄45,46であるので、遊技者は、遊技盤10の遊技領域12の表面に形成されている宣伝広告表示図柄45,46を極めて容易に視認することができると共に、遊技内容に関係なくすべてのパチンコ機1の遊技盤10のセル板44に応用することができる。 【0017】また、図示の実施形態においては、前記宣伝広告表示図柄45,46は、前記遊技装置としての変動表示装置30や大当り入賞球装置19等が配設される位置を避けて形成されていることにより、宣伝広告表示図柄45,46を確実に遊技者に視認させることができる。 【0018】なお、上記した実施形態中では、登録商標及びこれに係る商品を宣伝広告表示図柄として例示しているが、これに限らず、観光名所や建築物など、遊技者に宣伝広告の内容を視認させ得る図柄(例えば、文字、写真、絵画)等であってもよい。また、遊技における大当り入賞や通常の入賞時などの特定の遊技状態で、宣伝広告用の音(例えば、テーマ音楽やコマーシャルソング等)を効果音として発生することで、セル板44に表示されている宣伝広告表示図柄45・46との関連を遊技者に連想させて宣伝広告効果を高めるようにしてもよい。 【0019】また、上記した実施形態では、パチンコ機の構成として、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴って変動表示装置で表示情報の変動を開始し、該表示情報が所定の表示結果となると大当り遊技状態が発生して大当り入賞球装置を開放するパチンコ機(これを俗に第1種という)を例示しているが、特にこれに限定するものではなく、あらゆる遊技内容を有するパチンコ機(所謂、アレンジ式遊技機を含む)であってもよい。また、化粧板としてセル板44を例示したが、台盤40の表面を装飾するものであれば、どのような種類の化粧板であっても良い。 【0020】 【発明の効果】以上、説明したところから明らかなように、本発明の請求項1においては、遊技装置が配設されると共に、その表面に図柄が施された化粧板が貼付される遊技盤を備えたパチンコ機において、前記図柄は、遊技者に宣伝広告の内容を視認させ得る宣伝広告表示図柄であることにより、遊技者は、遊技盤の遊技領域の表面に形成されている宣伝広告表示図柄を極めて容易に視認することができると共に、遊技内容に関係なくすべてのパチンコ機の遊技盤の化粧板に応用することができる。 【0021】また、本発明の請求項1においては、前記宣伝広告表示図柄は、前記遊技装置が配設される位置を避けて形成されていることにより、宣伝広告表示図柄を確実に遊技者に視認させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】597060221 【氏名又は名称】安藤 利男
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月16日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】今崎 一司
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| 【公開番号】 |
特開平11−4934 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月12日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−176369 |
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