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【発明の名称】 遊技機
【発明者】 【氏名】井置 定男

【要約】 【課題】第三者検定機関による遊技機の検定に要する期間の短縮化を図る。

【解決手段】特図始動スイッチ16、カウントスイッチ17、V通過検出スイッチ18等の遊技の制御に使用する検出スイッチに加えて、球検出スイッチ29・・・・35を設け、遊技領域に設けた全ての入賞口について、遊技球の入賞を入賞口毎に検出可能とし、各スイッチからの検出信号を第1入力インターフェース44を通じてワンチップマイコン43に供給する。ワンチップマイコン43は、各スイッチからの検出信号に基づき、第1出力インターフェース46及び入賞情報出力端子54を通じて、遊技球が入賞した入賞口を特定可能に出力態様を変換したオン信号を、第三者検定機関の検査装置61に出力する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技球の入賞が補助遊技を行うための条件として設定されてなる特定入賞口及び補助遊技に関連して起生される特別遊技にて遊技者にとって不利な第1状態から有利な第2状態へと変動制御される特別入賞口を含む入賞口と、特定入賞口に入賞した遊技球を検出する特定入賞検出手段と、特別入賞口に入賞した遊技球を検出する特別入賞検出手段と、遊技の制御を行う遊技制御手段と、を有する遊技機において、前記特定入賞口と特別入賞口とを除く残りの入賞口に入賞した遊技球を、入賞口別に検出可能な入賞検出手段を設け、特定入賞検出手段、特別入賞検出手段及び入賞検出手段からの各入賞検出情報を取得する検出情報取得手段と、遊技球が入賞した入賞口を特定可能な情報を外部に出力可能な検出情報出力手段とを、遊技制御手段に設け、特定入賞検出手段、特別入賞検出手段及び入賞検出手段からの各入賞検出情報に基づき、入賞があった入賞口を特定可能な情報を、遊技制御手段を介して検出情報出力手段から外部に出力可能としたことを特徴とする遊技機。
【請求項2】 各入賞検出情報の出力態様を、遊技球が入賞した入賞口を特定可能な態様に変換する出力態様変換手段を前記検出情報出力手段に備え、出力態様変換手段により出力態様が変換された情報を、検出情報出力手段により外部に出力することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
【請求項3】 前記遊技制御手段の処理部側から検出情報出力手段の出力部側への情報の出力を許容するが、出力部側から処理部側への情報の出力を禁止する情報出力規制手段を、遊技制御手段に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
【請求項4】 遊技球の入賞が補助遊技を行うための条件として設定されてなる特定入賞口及び補助遊技に関連して起生される特別遊技にて遊技者にとって不利な第1状態から有利な第2状態へと変動制御される特別入賞口を含む入賞口と、特定入賞口に入賞した遊技球を検出する特定入賞検出手段と、特別入賞口に入賞した遊技球を検出する特別入賞検出手段と、遊技の制御を行う遊技制御手段と、を有する遊技機において、前記特定入賞口と特別入賞口とを除く残りの入賞口に入賞した遊技球を、入賞口別に検出する入賞検出手段を設け、特定入賞検出手段、特別入賞検出手段及び入賞検出手段からの各入賞検出情報に基づき、入賞があった入賞口を特定可能な情報を、外部に出力可能な検出情報出力手段と、遊技制御手段が遊技中に使用する特定入賞検出手段からの特定入賞検出情報並びに特別入賞検出手段からの特別入賞検出情報を、検出情報出力手段から選択的に取り出し可能な分岐手段とを設け、分岐手段により取り出された特定入賞検出情報及び特別入賞検出情報を、遊技制御手段の処理部側に供給するように構成したことを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾発した遊技球を遊技盤の遊技領域内で流下させ、遊技領域内に設けた入賞口に遊技球を入賞させて遊技を行う遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて説明する。
【0003】この種のパチンコ遊技機では、第三者検定機関によりなされる検定に合格した遊技機だけを市場に出荷することで、健全な遊技の維持を図っている。この第三者検定機関が行う検定項目には、遊技領域に設けた始動口、大入賞口及び一般入賞口といった各種入賞口に対する遊技球の入賞度合いを検査する項目がある。
【0004】このような検査を実施するにあたり、複数の検出スイッチを備えた検査装置が用いられている。そして、一般入賞口等の入賞検出を行う検出スイッチを備えていない入賞口には、検査装置の検出スイッチを別途取り付け、始動口や大入賞口等の検出スイッチが予め設けてある入賞口についてはこの検出スイッチのリード線を一旦切断してから検査装置側につなぎ直すなどの加工を施して検出スイッチと検査装置とを接続していた。
【0005】即ち、従来は、検出スイッチを備えていない入賞口に対応させて検査装置の検出スイッチを別途取り付け、検出スイッチが予め設けてある入賞口についてはこの検出スイッチを加工することで検査装置の一部として使用し、検査を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような検定を行う第三者検定機関では、上記した検査に少なからぬ手間を要し、検定に要する期間が長期化してしまうといった問題が生じていた。これは、入賞した遊技球の流路に検査装置の検出スイッチを取り付けるための作業(例えば、壁部材の穴開け加工)が容易でないばかりか、始動口や大入賞口等の検出スイッチからのリード線をつなぎ直す際には、検査装置側へ接続するための専用のインターフェース回路を作成した上で、リード線の切断、ハンダ付けといった作業を行わなければならず、改造作業に大変手間がかかっていたことに起因する。そして、第三者検定機関では、このような作業に多大な時間が費やされていた。
【0007】特に、近年のパチンコ遊技機は電子化が進み、遊技を制御する遊技制御回路、遊技球の排出を制御する賞球排出回路、補助遊技を行う際に所定の表示を行うLCD(液晶表示装置)等により構成された可変表示装置、及び装飾表示を行う装飾ランプ・LED(発光ダイオード)等の多数の電子機器や電子部品が、遊技球の流路とともに遊技機内の限られたスペースに密に配置されている。このため、上記した改造作業には、ますます手間がかかるようになり、検査を長期化させていた。さらに、電子機器や電子部品が増え、電気配線が複雑になったことに伴い改造作業に伴う誤配線の虞も生じ、改造作業を慎重に行わなければならなくなった。このことも、検査を長期化させる一因となっていた。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、検定期間の短縮化が図れる遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的を達成するためなされたもので、請求項1記載の発明は、遊技球の入賞が補助遊技を行うための条件として設定されてなる特定入賞口(例えば、始動口14)及び補助遊技に関連して起生される特別遊技にて遊技者にとって不利な第1状態から有利な第2状態へと変動制御される特別入賞口(例えば、大入賞口15)を含む入賞口と、特定入賞口に入賞した遊技球を検出する特定入賞検出手段(例えば、特図始動スイッチ16)と、特別入賞口に入賞した遊技球を検出する特別入賞検出手段(例えば、カウントスイッチ17、V通過検出スイッチ18)と、遊技の制御を行う遊技制御手段(例えば、遊技制御回路41)と、を有する遊技機において、前記特定入賞口と特別入賞口とを除く残りの入賞口に入賞した遊技球を、入賞口別に検出可能な入賞検出手段(例えば、球検出スイッチ29〜35)を設け、特定入賞検出手段、特別入賞検出手段及び入賞検出手段からの各入賞検出情報を取得する検出情報取得手段(例えば、第1入力インターフェース44、ワンチップマイコン43)と、遊技球が入賞した入賞口を特定可能な情報を外部(例えば、検査装置61)に出力可能な検出情報出力手段(例えば、ワンチップマイコン43、第1出力インターフェース46、信号線59、入賞情報出力端子54)とを、遊技制御手段に設け、特定入賞検出手段、特別入賞検出手段及び入賞検出手段からの各入賞検出情報に基づき、入賞があった入賞口を特定可能な情報を、遊技制御手段を介して検出情報出力手段から外部に出力可能としたことを特徴とする。
【0010】ここで、入賞検出手段は、入賞口自体に、或いは当該入賞口に入賞した遊技球が流下する流路(通路)に設けられる。また、入賞口を特定可能な情報とは、特定入賞検出手段、特別入賞検出手段或いは入賞検出手段からの各入賞検出情報そのもの、或いは、各入賞検出情報に基づいて出力態様を変換した情報の双方を含む。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成に加えて、各入賞検出情報の出力態様を、遊技球が入賞した入賞口を特定可能な態様に変換する出力態様変換手段(例えば、ワンチップマイコン43)を前記検出情報出力手段に備え、出力態様変換手段により出力態様が変換された情報を、検出情報出力手段により外部に出力することを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の構成に加えて、前記遊技制御手段の処理部(例えば、ワンチップマイコン43)側から検出情報出力手段の出力部(例えば、入賞情報出力端子54)側への情報の出力を許容するが、出力部側から処理部側への情報の出力を禁止する情報出力規制手段(例えば、フォトカプラ回路57のフォトカプラ)を、遊技制御手段に設けたことを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、遊技球の入賞が補助遊技を行うための条件として設定されてなる特定入賞口及び補助遊技に関連して起生される特別遊技にて遊技者にとって不利な第1状態から有利な第2状態へと変動制御される特別入賞口を含む入賞口と、特定入賞口に入賞した遊技球を検出する特定入賞検出手段と、特別入賞口に入賞した遊技球を検出する特別入賞検出手段と、遊技の制御を行う遊技制御手段(例えば、遊技制御回路41A)と、を有する遊技機において、前記特定入賞口と特別入賞口とを除く残りの入賞口に入賞した遊技球を、入賞口別に検出する入賞検出手段を設け、特定入賞検出手段、特別入賞検出手段及び入賞検出手段からの各入賞検出情報に基づき、入賞があった入賞口を特定可能な情報を、外部(例えば、検査装置61)に出力可能な検出情報出力手段(ローパスフィルタ74、フォトカプラドライブ回路75、フォトカプラ回路76、入賞情報出力端子77、信号線80)と、遊技制御手段が遊技中に使用する特定入賞検出手段からの特定入賞検出情報並びに特別入賞検出手段からの特別入賞検出情報を、検出情報出力手段から選択的に取り出し可能な分岐手段(例えば、信号分岐部83)とを設け、分岐手段により取り出された特定入賞検出情報及び特別入賞検出情報を、遊技制御手段の処理部側(例えば、ワンチップマイコン79側)に供給するように構成したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説明する。以下の説明では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げることにする。図1は本発明が適用されるパチンコ遊技機1の正面図、図2はパチンコ遊技機1の電気的構成を説明するブロック図、図3は第1出力インターフェース及び入賞情報出力端子を説明する図である。
【0015】図1に示すように、パチンコ遊技機1は、機枠2を備えており、この機枠2の前面には額縁状の前面枠3を開閉可能に取り付けてある。この前面枠3には、前面枠3の窓部を臨むように後方から遊技盤4を着脱可能に取り付けてある。そして、この遊技盤4の前方を覆うように、透明な前面ガラス5を保持したガラス保持枠6を、前面枠3に開閉可能に取り付けてある。このガラス保持枠6の下方には貸し球や賞球等の遊技球を貯留する上皿7を設けてあり、上皿7の下方には上皿7からオーバーフローした遊技球を一旦貯留し、貯留した遊技球を球抜き操作に応じて球箱(或いは、計数機)に流下させる下皿8を設けてある。また、下皿8の右側には、遊技球を発射する際に遊技者が回動操作する発射操作ハンドル9を設けてある。
【0016】上記した遊技盤4には、ガイドレール等の区画部材11により区画された遊技領域12を形成してある。この遊技領域12は、発射された遊技球が流下する領域で、そのほぼ中心には、可変表示遊技の実行時において可変表示図柄を可変表示する可変表示装置13を配設してある。ここで、可変表示遊技とは、複数の可変表示図柄を所定期間に亘って可変表示し、停止時に所定の図柄態様で揃った場合(例えば、「3,3,3」)を大当たりとする図柄合わせゲームである。この可変表示遊技で大当たりすると特別遊技(後述)に移行する(即ち、可変表示遊技に関連して特別遊技が起生される)。なお、この可変表示遊技は、本実施形態における補助遊技である。
【0017】可変表示装置13の下方には始動口14を配設してあり、この始動口14の下方には大入賞口(変動入賞装置)15を配設してある。始動口14は、遊技球の入賞が可変表示遊技の開始条件なっている入賞口で、本実施形態における特定入賞口である。また、大入賞口15は、遊技球が入賞し難く遊技者に不利な閉状態(第1状態)と遊技球が入賞し易く遊技者に有利な開状態(第2状態)とに開閉制御が可能な入賞口で、本実施形態における特別入賞口を構成する。この大入賞口15は、通常時においては閉状態となっており、特別遊技状態になると開放制御され、開放時に遊技球の入賞を容易にする。
【0018】上記した始動口14及び大入賞口15に関連して、始動口14或いは大入賞口15に入賞した遊技球を検出する検出スイッチを設けてある。具体的には、始動口14に入賞した遊技球を検出する特図始動スイッチ16を、始動口14に入賞した遊技球の通路に臨ませた状態で設けている。この特図始動スイッチ16は、本実施形態における特定入賞検出手段として機能する。また、大入賞口15に入賞した遊技球を計数するためのカウントスイッチ17を、大入賞口15に入賞した遊技球の通路に臨ませた状態で設けている。さらに、この大入賞口15には、大入賞口15内のVゾーンと呼ばれる特別入賞領域に入賞した遊技球を検出するV通過検出スイッチ18を設けてある。このカウントスイッチ17は本実施形態における第1特別入賞検出手段として、V通過検出スイッチ18は本実施形態における第2特別入賞検出手段として機能する。
【0019】また、図1に示すように、遊技領域12内には、上記した始動口14や大入賞口15以外に、遊技球の入賞により賞球が得られる一般入賞口を複数設けてある。本実施形態の一般入賞口は、可変表示装置13の上方に配設した第1入賞口21、可変表示装置13の左側に配設した第2入賞口22、可変表示装置13の右側に配設した第3入賞口23、第2入賞口22の左斜め下方に配設した第4入賞口24、第3入賞口23の右斜め下方に配設した第5入賞口25、大入賞口15の左側に隣接した第6入賞口26、及び大入賞口15の右側に隣接した第7入賞口27からなっている。
【0020】そして、図2に示すように、第1入賞口21に入賞した遊技球を検出する第1球検出スイッチ29を、第1入賞口21に関連させて配設してある。例えば、第1入賞口21に入賞した遊技球の通路に臨ませて配置している。同様に、第2入賞口22には第2球検出スイッチ30を設け、第3入賞口23には第3球検出スイッチ31を設け、第4入賞口24には第4球検出スイッチ32を設け、第5入賞口25には第5球検出スイッチ33を設け、第6入賞口26には第6球検出スイッチ34を設け、第7入賞口27には第7球検出スイッチ35を設けてある。これらの第1球検出スイッチ29から第7球検出スイッチ35の各検出スイッチは、本実施形態における入賞検出手段として機能し、遊技球の検出により入賞検出情報を出力する。
【0021】また、図1に示すように、遊技領域12内には、この他に、上記した何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球を受け入れるアウト口37、遊技中に発光して遊技の興趣を高める装飾ランプ・LED38、及び流下する遊技球の流下方向を変化させる風車39を設けてあり、また、遊技球の流下方向を変化させる多数の障害釘(図示せず)を植設してある。
【0022】次に、パチンコ遊技機1の電気的構成について説明する。図2に示すように、このパチンコ遊技機1は、パチンコ遊技の制御を行う遊技制御回路41を有している。この遊技制御回路41は、本実施形態における遊技制御手段として機能するもので、不正行為者による改造等を防止するためのケース42を備えている。そして、このケース42内に、遊技制御回路41の主要構成部材であるワンチップマイコン43、第1入力インターフェース(I/F)44、第2入力インターフェース45、第1出力インターフェース46、第2出力インターフェース47、及びサウンドジェネレータ(SG)・アンプ48等を収納してある。
【0023】上記したワンチップマイコン43は、制御プログラムにしたがってパチンコ遊技に関する制御を行うCPU(中央制御装置)50と、制御プログラムや各種の設定値を記憶したROM(読出専用メモリ)51と、CPU50による制御動作実行時にデータ等を一時的に保持するRAM(書込可能メモリ)52とを内蔵しており、本実施形態における処理部として機能する。
【0024】第1入力インターフェース44及び第2入力インターフェース45は、ローパスフィルタと入力バッファ(何れも図示せず)とを備えており、入力された電気信号を波形整形してワンチップマイコン43に供給する。そして、第1入力インターフェース44には、上記した特図始動スイッチ16、第1球検出スイッチ29から第7球検出スイッチ35、カウントスイッチ17、及びV通過検出スイッチ18からの出力信号が入力され、入力された出力信号をワンチップマイコン43に供給する。また、第2入力インターフェース45には、セーフセンサ53からの出力信号が入力されている。このセーフセンサ53は、各種の入賞口に入賞した後、所定個所に集められた遊技球を順次検出するセンサで、このセーフセンサ53からの出力信号に基づいて賞球排出関連動作がなされる。
【0025】第1出力インターフェース46は、外部機器(例えば、検査装置61)と電気的に接続するための入賞情報出力端子54に、遊技球が入賞した入賞口を示す入賞情報を出力する。なお、この入賞情報出力端子54は、本実施形態における出力部を構成する。図3(a)に示すように、この第1出力インターフェース46は、ワンチップマイコン43(CPU50)が出力したデータをラッチするラッチ回路(出力ラッチ)55と、このラッチ回路55がラッチしたデータに基づいてフォトカプラ回路57のフォトカプラを作動させてオン(導通)させるフォトカプラドライブ回路56と、各入賞口に対応させて設けた複数のフォトカプラを有するフォトカプラ回路57とからなっている。
【0026】フォトカプラ回路57を構成する各フォトカプラは、本実施形態においては、特図始動スイッチ16、カウントスイッチ17、V通過検出スイッチ18、第1球検出スイッチ29から第7球検出スイッチ35の各スイッチに対して1個宛設けてある。そして、フォトカプラ回路57を構成する各フォトカプラの一方の出力側には、入賞情報出力端子54のCOM端子58を、信号線59を介して共通接続してある。また、他方の出力側は、信号線59を介して、各フォトカプラ毎に、入賞情報出力端子54の信号端子60に接続している。即ち、フォトカプラ回路57のフォトカプラ、信号線59、及び信号端子60の組み合わせからなる信号経路を、上記した各スイッチ毎に設けてある。
【0027】入賞情報出力端子54は、上記したように、検査装置61などの外部機器と電気的に接続するための端子で、ケース42の外部に設けてある。そして、入賞情報出力端子54は、本実施形態においては、図2に示すように、第三者検定機関の検査装置61に電気的に接続してある。この入賞情報出力端子54は、図3(a)に示すように、上記したCOM端子58に加えて、特図始動スイッチ16、カウントスイッチ17、V通過検出スイッチ18、第1球検出スイッチ29から第7球検出スイッチ35の各スイッチに対応して設けた信号端子60を有している。なお、COM端子58には、接続された検査装置61から、例えば、Hレベルの信号が供給されている。そして、フォトカプラ回路57のフォトカプラがオンして導通状態になると、オンしたフォトカプラに対応する信号端子60がCOM端子58と導通状態になり、出力がHレベルとなる。このHレベルの信号がオン信号(入賞球検出信号)となって検査装置に供給される。
【0028】このように、第1出力インターフェース46では、ワンチップマイコン43が出力した入賞情報に基づいて、対応する信号線59(即ち、信号経路の一部)を選択し、この選択された信号線59に所定時間に亘ってオン信号(識別信号)を出力する。そして、この第1出力インターフェース46は、ワンチップマイコン43(CPU50)、信号線59、及び入賞情報出力端子54とともに、本実施形態における検出情報出力手段として機能する。
【0029】第2出力インターフェース47及びサウンドジェネレータ・アンプ48は、図2に示すように、何れもパチンコ遊技の実行時において作動する機構に接続されている。具体的には、第2出力インターフェース47には、大入賞口15の駆動源である大入賞口ソレノイド等のメカ機構64と、装飾ランプ・LED38等の装飾装置65と、ホールコンピュータと電気的に接続する通信用のケーブル(例えば、ネットワークケーブル)が装着される外部情報送出端子66と、入賞に伴う賞球の排出など賞球に関する制御を行う賞球排出回路67と、上記した可変表示装置(表示装置)13とが接続されており、この第2出力インターフェース47を通じて、ワンチップマイコン43は、駆動信号やデータ等を供給する。また、サウンドジェネレータ・アンプ48には、スピーカ68が接続されており、ワンチップマイコン43は、遊技の進行に伴う効果音データをサウンドジェネレータ・アンプ48に供給する。サウンドジェネレータ・アンプ48は、効果音データに基づいて生成した音信号をスピーカ68に供給し、スピーカ68から効果音を出力させる。
【0030】次に、上記した構成を有するパチンコ遊技機1の動作について説明する。
【0031】まず、パチンコ遊技について簡単に説明する。パチンコ遊技では、遊技者が発射操作ハンドル9を操作すると、上皿7から供給された遊技球が、遊技領域12に向けて順次発射される。発射された遊技球は、障害釘や風車39等に当接して方向を変えながら遊技領域12内を流下する。流下した遊技球が第1入賞口21から第7入賞口27の何れかの入賞口に入賞した場合には、所定数の遊技球が賞球として上皿7に排出される。
【0032】また、遊技球が始動口14に入賞すると、この遊技球を検出した特図始動スイッチ16からの検出信号(特定入賞検出情報)に基づき、遊技制御回路41は、始動口14に遊技球が入賞したことを認識する。始動口14への入賞を認識したならば、遊技制御回路41は、可変表示装置13に制御コマンドを送出し、上記した可変表示遊技(補助遊技)の実行を指示する。これにより可変表示装置13で可変表示遊技が行われる。この可変表示遊技で大当たりしたならば、遊技制御回路41は、ボーナスゲームとも呼ばれる特別遊技を実行させる。
【0033】この特別遊技では、大入賞口15が間欠的に開放され、開放時には遊技球の入賞が容易になる。具体的には、所定個数(例えば、10個)の遊技球が大入賞口15へ入賞するまでの間(或いは所定の開放時間)を1ラウンドとし、この1ラウンド中にあっては大入賞口が開放される。そして、この大入賞口は、Vゾーンに入賞することを条件として、各ラウンド間に休止期間を挟んで、所定ラウンド数(例えば、16ラウンド)まで繰り返し開放される。このとき、遊技制御回路41は、メカ機構64の一種である大入賞口ソレノイドを励磁して大入賞口15を開放させ、カウントスイッチ17やV通過検出スイッチ18からの検出信号(特別入賞検出情報)を監視する。そして、カウントスイッチ17からの検出信号に基づいて当該ラウンドにおいて大入賞口15に入賞した遊技球の球数をカウントし、所定個数の遊技球の入賞の認識、或いは所定開放時間の満了の何れか早い方の成立により、大入賞口ソレノイドを消磁して大入賞口15を閉じる。そして、この当該ラウンド中に、V通過検出スイッチ18からの検出信号が認められたならば、所定の休止期間をおいて、次のラウンドに移行し、大入賞口ソレノイドを励磁して大入賞口15を開放する。なお、V通過検出スイッチ18からの検出信号が認められなかった場合には、当該ラウンドで特別遊技を終了して、通常の遊技状態に戻る。
【0034】次に、第三者検定機関による各種入賞口への入賞度合いの検査について説明する。この検査は、図4から図6のフローチャートに基づいてなされる。ここで、図4は遊技制御回路41の主動作を説明するゼネラルフローチャート、図5はスイッチ(SW)入力監視処理のフローチャート、図6は入賞情報出力処理のフローチャートである。なお、この検査を行うにあたり、第三者検定機関の検査装置61の接続端子(コネクタ等)を、入賞情報出力端子54に予め接続しておく。
【0035】この検査においては、パチンコ遊技機1に電源が投入されると、ステップS1にて初期化処理を行う。この初期化処理では、ワンチップマイコン43のRAM52をクリアする等、パチンコ遊技機1を初期状態にする。そして、ステップS2に移行し、スイッチ入力監視処理を行う。このスイッチ入力監視処理では、ステップS11(図5)にて、入力レベルの立ち上がりを検出したスイッチ(即ち、入賞球を検出したスイッチ)に対応するタイマに所定値を設定する。
【0036】より詳しくは、このステップS11では、ワンチップマイコン43は、第1入力インターフェース44とともに検出情報取得手段として機能し、第1入力インターフェース44を通じて、特図始動スイッチ16(特定入賞検出手段)、カウントスイッチ17及びV通過検出スイッチ18(特別入賞検出手段)、第1球検出スイッチ29から第7球検出スイッチ35(入賞検出手段)の各スイッチ出力(各入賞検出情報)を取得する。そして、ワンチップマイコン43は、各スイッチ出力に基づいて遊技球が入賞した入賞口を特定し、特定した入賞口に対応するタイマを選択して、所定のオン時間(例えば、値「5」)を設定する。
【0037】なお、このタイマは、例えばRAM52を用いて構成してあり、上記した特図始動スイッチ16、カウントスイッチ17、V通過検出スイッチ18、第1球検出スイッチ29から第7球検出スイッチ35の各スイッチ毎に設けてある。このタイマにタイマ値をセットすると、後述する入賞情報出力処理にて、タイマ値をセットしたタイマ(タイマ値が「非0」のタイマ)に対応する信号経路(フォトカプラ、信号線59、及び信号端子60)にオン信号(Hレベルの識別信号)が、タイマ値がセットされている期間に亘って連続的に出力される。
【0038】したがって、ワンチップマイコン43は、特定した入賞口に対応したタイマを選択することで、出力態様変換手段として機能し、入賞した入賞口を特定可能とするためオン信号を出力する信号経路を選択する。
【0039】このステップS11にてタイマに所定値を設定したならば、ステップS3(図4)に移行する。このステップS3では、入賞情報出力処理を行う。この入賞情報出力処理は、具体的には、図6のフローチャートに基づいてなされる。この入賞情報出力処理では、まず、ステップS21にて、タイマ値が「非0」のスイッチに対応するラッチ回路55のビットをオン(例えば「1」)にし、ステップS22にてタイマ値が「0」のスイッチに対応するビットをオフ(例えば「0」)にする。そして、フォトカプラドライブ回路56は、オンしたビットに対応するフォトカプラをオンする。これにより、特定された入賞口(遊技球が入賞した入賞口)に対応するフォトカプラが導通状態となり、COM端子58とフォトカプラの信号線59とが導通して、この信号線59からHレベルのオン信号が出力される。
【0040】このようにして信号線59からオン信号を出力させたならば、ステップS23に移行し、タイマ値が「非0」のタイマのタイマ値を減算(例えば、−1)する。なお、本実施形態の処理は、後述するように、2ms毎にリセットされるものであるため、タイマ値の値「1」が2msに相当する。したがって、タイマ値を値「5」に設定し、1回のリセット毎に値「1」ずつ減算したならば、オン信号は10msに亘って出力される。
【0041】例えば、図3(b)に示すように、始動口14への遊技球の入賞が特図始動スイッチ16により検出されると、特図始動スイッチ16に対応する入賞情報出力端子54の信号端子60(信号経路)からは、時刻t1から約10ms後の時刻t2の間に亘ってオン信号が出力される。また、第6球検出スイッチ34が遊技球を検出した直後に、第1球検出スイッチ29が遊技球を検出した場合には、第6球検出スイッチ34に対応する信号経路からオン信号が出力されている間(時刻t3から時刻t5の間)に、第1球検出スイッチ29に対応する信号経路からのオン信号の出力タイミング(時刻t4)が到来する。この場合、時刻t4から時刻t5の間に亘って両検出スイッチに対応する信号端子60からオン信号が出力される。また、複数の検出スイッチが同時に遊技球を検出した場合、例えば、カウントスイッチ17、V通過検出スイッチ18、及び第2球検出スイッチ30が同時に遊技球を検出した場合には、時刻t7から時刻t8に示すように、各スイッチ17,18,30に対応する信号端子60からオン信号が出力される。
【0042】このようにして、入賞情報出力端子54の信号端子60を通じてオン信号が出力(信号経路にオン信号が出力)されると、このオン信号は、外部機器である検査装置61に供給される。そして、検査装置61は、入賞情報出力端子54の各信号端子60から供給されるオン信号を監視しており、オン信号が供給される毎に、対応する入賞口の入賞数(計数値)をカウントアップ(+1)する。
【0043】そして、ステップS23にてタイマ値を減算したならば、ステップS4(図4)に移行して遊技制御処理を行う。この遊技制御処理は、上記したパチンコ遊技における処理であり、例えば、始動口14の入賞に伴う可変表示遊技の制御、この可変表示遊技で大当たりした場合に起生される特別遊技の制御、及び、各種の装飾制御等を行う。遊技制御処理を行ったならばステップS5に移行し、リセット割り込みタイミングの到来を待つ。なお、このリセット割り込みのタイミングは、本実施形態においては約2msに設定されている。そして、リセット割り込みタイミングが到来したならば、上記したステップS2に移行し、上述した処理を繰り返し行う。
【0044】このように、本実施形態では、各入賞口に関連させて、各入賞口に入賞した遊技球を入賞口別に検出可能な検出スイッチを設け、各検出スイッチからの検出信号を遊技制御回路41に一旦取り込んだ後に、取り込んだ検出信号を、入賞した入賞口が識別可能な出力態様に変換し、検査装置61等の外部機器に出力可能に構成したので、この外部機器は、遊技制御回路41からの出力に基づいて、遊技球の入賞があった入賞口を知ることができる。したがって、第三者検定機関にて、入賞度合いの検査を行う場合においては、検査装置61の検出スイッチを取り付けるための加工が必要なくなり、検査装置61の接続端子を遊技制御回路41の入賞情報出力端子54に接続するだけでよい。これにより、検査に要する時間を飛躍的に短縮することができる。また、本実施形態における各検出スイッチは、パチンコ遊技機1の一部であるので、製品の開発段階におけるデータ収集や、ホールコンピュータと接続して営業稼働時における入賞度合いのデータ収集などにも使用することができる。
【0045】また、本実施形態における第1出力インターフェース46には、情報出力規制手段として機能するフォトカプラ回路57を用いている。そして、入賞情報出力端子54(即ち、出力部)の信号端子60から情報(即ち、電気信号)を入力しても、このフォトカプラ回路57は、入賞情報出力端子54側からの情報によっては動作しない。したがって、遊技店に設置された状態のパチンコ遊技機1に対し、入賞情報出力端子54側から電気信号を入力して、遊技制御回路41のワンチップマイコン43(即ち、処理部)を不正に動作させようとしても、このフォトカプラ回路57が情報の伝達を阻止する。このフォトカプラ回路57は、情報出力規制手段として機能し、ワンチップマイコン43側から入賞情報出力端子54側への情報の出力を許容するが、入賞情報出力端子54側からワンチップマイコン43側への情報の出力を禁止する。したがって、入賞情報出力端子54側から情報を入力してパチンコ遊技機1を不正に動作させようとする不正行為を防止することができ、健全な遊技の維持が図れる。
【0046】なお、本実施形態では、特図始動スイッチ16、第1球検出スイッチ29から第7球検出スイッチ35、カウントスイッチ17、及びV通過検出スイッチ18からの検出信号をワンチップマイコン43に一旦取り込んだ後に、このワンチップマイコンで出力態様の変換処理を施し、第1出力インターフェース46、信号線59、及び入賞情報出力端子54を通じて外部機器(検査装置61)に変換後の情報を出力するように構成したものを例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、各検出スイッチからの出力信号を信号線を通じて直接的に、或いはワンチップマイコン43内で出力態様を変換せずに機械的に第1出力インターフェース46に出力し、信号線59、及び入賞情報出力端子54を通じて外部に出力するように構成してもよい。
【0047】ところで、上記した第1実施形態においては、第1出力インターフェース46のフォトカプラ回路57を構成する各フォトカプラと、入賞情報出力端子54の信号端子60と、及びフォトカプラ回路57の各フォトカプラと信号端子60とを電気的に接続する信号線59とを、特図始動スイッチ16、カウントスイッチ17、V通過検出スイッチ18、第1球検出スイッチ29から第7球検出スイッチ35の各スイッチにそれぞれ設け、入賞球を検出したスイッチに対応する信号経路(即ち、フォトカプラ、信号線59及び信号端子60の組み合わせ)に、識別信号としてのオン信号を出力するものを例示したが、本発明はこれに限定されない。
【0048】例えば、複数の信号経路(フォトカプラ、信号線59及び信号端子60の組み合わせ)を、入賞球を検出した検出スイッチを特定可能に適宜選択し、選択した信号経路にオン信号を出力するようにしてもよい。
【0049】以下、このような構成を有する第2実施形態について説明する。図7は第1出力インターフェース46A及び入賞情報出力端子54Aを説明する図、図8は入賞した入賞口を示すスイッチ番号を格納するスイッチ番号格納領域71(RAM52)を説明する模式図である。なお、本実施形態における他の構成は、上記した第1実施形態のものと同様であるので、その説明は省略する。
【0050】まず、第1出力インターフェース46A及び入賞情報出力端子54Aについて説明する。図7(a)に示すように、本実施形態における第1出力インターフェース46Aは、上記した第1実施形態の第1出力インターフェース46と同様に、ラッチ回路55A、フォトカプラドライブ回路56A、及びフォトカプラ回路57Aから構成されている。そして、本実施形態における第1実施形態との相違は、信号経路(フォトカプラ回路57A、入賞情報出力端子54Aの信号端子60A、及びフォトカプラ回路57Aと信号端子60Aとを接続する信号線59Aの組み合わせ)を、二進情報の桁に対応させて設けた点にある。
【0051】本実施形態では、4ビットのスイッチ識別情報により、遊技球を検出した検出スイッチ(遊技球が入賞した入賞口)を示している。このスイッチ識別情報は、最も下位ビットであるスイッチ識別第1ビットから最も上位ビットであるスイッチ識別第4ビットにより構成してある。このスイッチ識別情報の他に、スイッチ識別情報の読出タイミングを定めるアクティブクロックを外部に出力可能に構成してある。即ち、スイッチ識別情報の各ビットとアクティブクロックに対応させて5本の信号経路を設けている。
【0052】また、本実施形態では、例えば、特図始動スイッチ16をスイッチ番号「1」、カウントスイッチ17をスイッチ番号「2」、V通過検出スイッチ18をスイッチ番号「3」、第1球検出スイッチ29から第7球検出スイッチ35をスイッチ番号「4」からスイッチ番号「10」と定義してある。そして、各検出スイッチが遊技球を検出してから出力するまでの間、一時的にこのスイッチ番号を格納するスイッチ番号格納領域71を、ワンチップマイコン43のRAM52に設けてある。
【0053】このスイッチ番号格納領域71は、図8に示すように、スイッチ番号格納数領域71a、スイッチ番号第1格納領域71b、スイッチ番号第2格納領域71c、スイッチ番号第3格納領域71d、・・・・、スイッチ番号第N格納領域71eから構成してある。スイッチ番号格納数領域71aは、スイッチ番号第1格納領域71bにだけスイッチ番号が格納されていた場合には「1」を格納し、スイッチ番号第3格納領域71dまでスイッチ番号が格納されていた場合には「3」を格納するといったように、スイッチ番号が格納された領域数を格納する。また、スイッチ番号第1格納領域71bは最初に(次のアクティブクロックのタイミングで)出力するスイッチ番号を格納し、スイッチ番号第2格納領域71cは2番目に出力するスイッチ番号を格納する。同様に、スイッチ番号第3格納領域71dは3番目に出力するスイッチ番号を格納し、スイッチ番号第N格納領域71eは、N番目(N=自然数)に出力するスイッチ番号を格納する。
【0054】次に、上記した構成を有する本実施形態の動作について説明する。図9はこの第2実施形態における遊技制御回路41のスイッチ入力監視処理を説明するフローチャート、図10は同じく入賞情報出力処理を説明するフローチャートである。なお、本実施形態における主動作は、上記した第1実施形態の主動作(図4)と同じであるので、ここでは、その説明は省略する。
【0055】図9に示すように、本実施形態のスイッチ入力監視処理では、ステップS31にて、入力レベルの立ち上がりを検出した検出スイッチに対応するスイッチ番号を、スイッチ番号第1格納領域71bからスイッチ番号第N格納領域71eの内、最も若い空き領域に格納する。そして、スイッチ番号格納数領域71aに格納している格納数を更新する。例えば、スイッチ番号格納領域71にスイッチ番号が格納されていない状態で、V通過検出スイッチ18が遊技球を検出したならば、このV通過検出スイッチ18からの立ち上がり信号に基づいてスイッチ番号「3」をスイッチ番号第1格納領域71bに格納し、スイッチ番号格納数領域71aに格納している格納数を「0」から「1」に更新する。そして、このスイッチ番号第1格納領域71bに格納したスイッチ番号を外部に出力する前に、第3球検出スイッチ31が遊技球を検出したならば、スイッチ番号「6」をスイッチ番号第2格納領域71cに格納して、スイッチ番号格納数領域71aに格納している格納数を「1」から「2」に更新する。本実施形態においては、このステップS31において、ワンチップマイコン43が第1入力インターフェース44と共に、検出情報取得手段として機能する。このようにして格納数を更新したならば、このスイッチ入力監視処理を終了(RET)して、入賞情報出力処理(図10)に移行する。
【0056】入賞情報出力処理では、まず、ステップS41にてスイッチ番号格納数が「0」であるか否かを判定する。ここで、格納数が「0」であったならば、未出力のスイッチ番号はないものと判断し、この入賞情報出力処理を終了(RET)する。
【0057】一方、格納数が「0」でなかった場合には、ステップS42に移行する。このステップS42では、スイッチ番号第1格納領域71bに格納したスイッチ番号をビット形式(即ち、二進情報)で出力する。例えば、このスイッチ番号第1格納領域71bにスイッチ番号「3」が格納されていたならば、ラッチ回路55Aのスイッチ識別第1ビットに「1」、第2ビットに「1」、第3ビットに「0」、第4ビットに「0」(以下、「0011」の様に略記する)を出力する。また、スイッチ番号第1格納領域71bに「9」(第6球検出スイッチ34)が格納されていたならば、ラッチ回路55Aに「1001」を出力する。このようにして、スイッチ番号をビット形式で出力すると、フォトカプラドライブ回路56Aは、「1」が出力されたビットに対応するフォトカプラを導通させる。これにより、このフォトカプラ及び信号線59Aを介して、「1」が出力されたビットに対応する信号端子60AとCOM端子58Aとが導通状態となって、この信号端子60Aの出力がHレベルになり、オン信号が出力される。
【0058】この場合において、ワンチップマイコン43は、出力態様変換手段として機能して、入賞があった入賞口を示す二進情報をラッチ回路55Aに出力することで、この入賞口に対応する信号経路(フォトカプラ回路57Aのフォトカプラ、信号線59A、及び信号端子60Aの組み合わせ)を選択する。そして、ワンチップマイコン43、第1出力インターフェース46A、信号線59A、及び入賞情報出力端子54A(信号端子60A)は、本実施形態における検出情報出力手段として機能してオン信号(識別信号)を出力する。
【0059】スイッチ番号を出力したならば、ステップS43に移行し、アクティブクロックを出力する。このアクティブクロックが出力されると、検査装置61は、このアクティブクロックの立ち上がり(或いは立ち下がり)のタイミングで、入賞情報出力端子54Aの各信号端子60Aから出力されたオン信号を取り込む。そして、検査装置61は、この二進情報から遊技球が入賞した入賞口を特定し、特定した入賞口の計数値をカウントアップする。
【0060】アクティブクロックを出力したならば、ステップS44に移行し、スイッチ番号シフト処理を行う。このスイッチ番号シフト処理では、各スイッチ番号格納領域71に格納されている内容(スイッチ番号)を前段の領域にシフトする。具体的には、スイッチ番号第2格納領域71cに格納されているスイッチ番号をスイッチ番号第1格納領域71bに格納し、スイッチ番号第3格納領域71dに格納されているスイッチ番号をスイッチ番号第2格納領域71cに格納する。以下、スイッチ番号第N格納領域71eに格納されているスイッチ番号まで、同様に行う。同時に、このスイッチ番号シフト処理では、スイッチ番号格納数領域71aに格納された格納数を−1する。
【0061】上記した処理を行うことにより、入賞情報出力端子54Aの各信号端子60Aからは、入賞内容が変化するオン信号(識別信号)と、オン信号に対応したアクティブクロックとが検査装置61に出力される。そして、検査装置61では、アクティブクロックの変化タイミング(立ち上がり或いは立ち下がり)毎に、オン信号の内容を取得し、対応する検出スイッチの計数値をカウントアップする。例えば、図7(b)に示すように、オン信号が、スイッチ番号で「3」(V通過検出スイッチ18)、「6」(第3球検出スイッチ31)、「8」(第5球検出スイッチ33)、「9」(第6球検出スイッチ34)の入賞に対応して順次変化した場合には、検査装置61は、アクティブクロックの変化に基づいて、「0011」(スイッチ番号「3」に相当)、「0110」(同じく「6」に相当)、「1000」(同じく「8」に相当)、「1001」(同じく「9」に相当)のビット形式の情報(二進情報)を受信する。そして、受信した情報から検出スイッチを認識したならば、検査装置61は、認識した検出スイッチ(入賞口)の入賞数の計数値をカウントアップする。
【0062】ところで、上記した第1実施形態及び第2実施形態においては、複数の信号経路を適宜選択し、この選択した信号経路にオン信号を出力することにより、遊技球を検出した検出スイッチ(入賞があった入賞口)を識別可能としていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、オン信号の出力時間の長短に基づき、遊技球を検出した検出スイッチを識別可能にすることもできる。以下、このような構成を有する第3実施形態について説明する。
【0063】図11は、この第3実施形態における第1出力インターフェース46B及び入賞情報出力端子54Bを説明する図である。なお、本実施形態における他の構成は、上記した第2実施形態のものと同様であるので、その説明は省略する。
【0064】まず、第1出力インターフェース46B及び入賞情報出力端子54Bについて説明する。図11(a)に示すように、第1出力インターフェース46Bは、上記した第1実施形態や第2実施形態と同様に、ラッチ回路55B、フォトカプラドライブ回路56B、及びフォトカプラ回路57Bから構成されている。このフォトカプラ回路57Bの出力は、信号線59Bを通じて入賞情報出力端子54Bに入力されている。そして、本実施形態では、信号経路(フォトカプラ回路57Bのフォトカプラ、入賞情報出力端子54Bの信号端子60B、及びフォトカプラ回路57Bと信号端子60Bとを接続する信号線59Bの組み合わせ)を、単一の信号経路として設けてある。
【0065】次に、このような構成を有する本実施形態の動作について説明する。図12は、この第3実施形態における遊技制御回路41の入賞情報出力処理を説明するフローチャートである。なお、本実施形態における主動作は、上記した第1実施形態の主動作(図4)と同じであり、スイッチ入力監視処理は上記した第2実施形態のスイッチ入力監視処理(図9)と同じであるので、ここでは、その説明を省略する。
【0066】図12に示すように、本実施形態の入賞情報出力処理では、まず、ステップS51にてスイッチ番号格納数が「0」であるか否かを判定する。ここで、格納数が「0」であったならば、出力していないスイッチ番号はないものと判断し、この入賞情報出力処理を終了(RET)する。
【0067】一方、格納数が「0」でなかった場合には、ステップS52に移行する。このステップS52では、スイッチ番号第1格納領域71bに格納したスイッチ番号に対応するタイマ値の時間だけ、オン信号(識別信号)を出力する。例えば、スイッチ番号が「1」であった場合にはタイマ値として「5」を設定し、スイッチ番号が「2」であった場合にはタイマ値「10」を設定する。以下、スイッチ番号「3」がタイマ値「15」、スイッチ番号「4」がタイマ値「20」の様に設定する。そして、このタイマ値がセットされていること(「非0」であること)を条件にして、ラッチ回路55Bにビット「1」をセットする。これにより、フォトカプラドライブ回路56Bはフォトカプラ回路57Bのフォトカプラを導通状態とする。このフォトカプラが導通状態になると、入賞情報出力端子54BのCOM端子58Bと信号端子60Bとが導通状態となり、信号端子60Bの出力がHレベルとなる。即ち、信号経路にオン信号が出力される。
【0068】上記した動作時において、ワンチップマイコン43は、出力態様変換手段として機能し、入賞があった入賞口に対応し、入賞口を識別可能なオン時間を設定する。また、ワンチップマイコン43、第1出力インターフェース46B、入賞情報出力端子54B(信号端子60B)、及び信号線59Bは、本実施形態における検出情報出力手段として機能し、設定されたオン時間に亘って、オン信号(識別信号)を出力する。
【0069】そして、オン信号を出力したならば、ステップS53に移行し、スイッチ番号シフト処理を行う。このスイッチ番号シフト処理では、上記したステップS44の処理と同様に、各スイッチ番号格納領域71に格納されている内容(スイッチ番号)を前段の領域にシフトし、スイッチ番号格納数領域71aに格納された格納数を−1する。このステップS53の処理が終了したならば、この入賞情報出力処理を終了(RET)する。なお、このステップS53の処理は、オン信号の出力が終了した場合になされる処理である。このため、タイマ値が「非0」の場合(オン信号を出力している最中)にはスキップされる。
【0070】上記したタイマ値は、ステップS52の出力処理にて、1回のリセット毎(即ち、約2ms毎)に、−1される。したがって、タイマ値「5」(スイッチ番号「1」)では約10msに亘ってオン信号が出力され、タイマ値「15」(スイッチ番号「3」)では約30msに亘ってオン信号が出力される。したがって、検査装置61は、受信したオン信号の時間に基づいて、遊技球を検出した検出スイッチ(遊技球が入賞した入賞口)を認識することができる。そして、検出スイッチを認識したならば、該当する検出スイッチ(入賞口)の入賞数の計数値をカウントアップ(+1)する。
【0071】例えば、図11(b)に示すように、オン信号のオン時間がT1(約10ms)であった場合には特図始動スイッチ16(スイッチ番号「1」)と認識し、オン時間がT2(約20ms)であった場合にはカウントスイッチ17(スイッチ番号「2」)と認識する。同様に、オン時間がT3(約30ms)であった場合にはV通過検出スイッチ18(スイッチ番号「3」)と認識し、オン時間がT4(約40ms)であった場合には第1球検出スイッチ29(スイッチ番号「4」)と認識する。したがって、同図の例においては、検査装置61は、特図始動スイッチ16(T1)、カウントスイッチ17(T2)、V通過検出スイッチ18(T3)、特図始動スイッチ16(T1)、第1球検出スイッチ29(T4)の順で、遊技球の入賞があったことを認識し、認識した検出スイッチ(入賞口)の入賞数の計数値をカウントアップする。
【0072】なお、上記したタイマ値に関し、本実施形態では、5,10,15,・・・・というように、5を単位にして設定してあるが、これに限定されない。例えば、5,7,9,・・・・というように2を単位にして設定してもよい。要するに、検査装置61で識別することができればよい。
【0073】ところで、上記した各実施形態においては、各検出スイッチからの検出信号を一旦ワンチップマイコン43に入力し、ワンチップマイコン43を通じて入賞情報出力端子54(54A,54B)に出力していたが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、各スイッチからの信号を直接入賞情報出力端子54に出力するようにし、遊技に使用する信号については、分岐してワンチップマイコン43に入力するように構成してもよい。以下、このように構成した第4実施形態について説明する。
【0074】図13は、この第4実施形態における遊技制御回路41Aの電気的構成を説明するブロック図である。なお、本実施形態における他の構成は、上記した第1実施形態のものと同様であるので、その説明は省略する。
【0075】本実施形態における遊技制御回路41Aは、ローパスフィルタ74、フォトカプラドライブ回路75、フォトカプラ回路76、入賞情報出力端子77、入力バッファ78、ワンチップマイコン79等を備え、本実施形態における遊技制御手段として機能する。
【0076】ローパスフィルタ74は入力された電気信号の波形を整形し、フォトカプラドライブ回路75はローパスフィルタ74からの電気信号に基づいてフォトカプラ回路76のフォトカプラをオン(導通)させる。フォトカプラ回路76はフォトカプラを有しており、入賞情報出力端子77は検査装置61等の外部機器と電気的に接続するための端子で、信号線80を通じて入力されたフォトカプラ回路76からの出力を外部機器に供給する。
【0077】上記したローパスフィルタ74、フォトカプラドライブ回路75、フォトカプラ回路76、信号線80、及び入賞情報出力端子77は、本実施形態における検出情報出力手段を構成しており、遊技の制御に使用する検出スイッチ(例えば、特図始動スイッチ16、カウントスイッチ17、V通過検出スイッチ18)と、遊技の制御に直接的には使用しないスイッチ(例えば、第1球検出スイッチ29から第7球検出スイッチ35)との2系統に分けて構成されている。具体的には、前者に対応して第1ローパスフィルタ74A、第1フォトカプラドライブ回路75A、第1フォトカプラ回路76A、及び第1信号線80Aが設けてあり、後者に対応して第2ローパスフィルタ74B、第2フォトカプラドライブ回路75B、第2フォトカプラ回路76B、及び第2信号線80Bが設けてある。また、入賞情報出力端子77には、前者に対応して第1COM端子81Aと第1信号端子82Aとが設けてあり、後者に対応して第2COM端子81Bと第2信号端子82Bとが設けてある。
【0078】なお、本実施形態におけるフォトカプラドライブ回路75及びフォトカプラ回路76は、上記した第3実施形態で説明したものと同様なもの、即ち、単一の信号経路上にオン時間を長短調整して供給することで、検出スイッチを認識するものを用いてある。
【0079】そして、遊技の制御に使用する検出スイッチ側の第1ローパスフィルタ74Aと第1フォトカプラドライブ回路75Aとの間には、検出スイッチからの検出信号を分岐して取り出し可能な信号分岐部83(分岐手段)を設けてある。この信号分岐部83で分岐した検出信号は、入力バッファ78に供給される。入力バッファ78は、第1ローパスフィルタ74Aにより波形整形された検出信号を、ワンチップマイコン79に供給するまでの間、一時的に蓄える。そして、ワンチップマイコン79は、信号分岐部83で分岐した特図始動スイッチ16、カウントスイッチ17及びV通過検出スイッチ18等の検出信号に基づき、遊技の制御を行う。なお、本実施形態におけるワンチップマイコン79は、上記した第1実施形態から第3実施形態のワンチップマイコン43と同じもので、本実施形態における処理部として機能する。
【0080】上記した構成を有する本実施形態では、遊技の制御に使用する検出スイッチ(例えば、特図始動スイッチ16、カウントスイッチ17、V通過検出スイッチ18)からの検出信号は、第1ローパスフィルタ74A、第1フォトカプラドライブ回路75A、第1フォトカプラ回路76A、及び第1信号線80A(即ち、第1の信号経路)を通じて入賞情報出力端子77の第1信号端子82Aから各部機器に出力される。また、遊技の制御に直接的には使用しないスイッチ(例えば、第1球検出スイッチ29から第7球検出スイッチ35)からの検出信号は、第2ローパスフィルタ74B、第2フォトカプラドライブ回路75B、第2フォトカプラ回路76B、及び第2信号線80B(即ち、第2の信号経路)を通じて入賞情報出力端子77の第2信号端子82Bから外部機器に出力される。
【0081】そして、ワンチップマイコン79(即ち、処理部)には、信号分岐部83で分岐した検出信号(遊技の制御に使用する検出スイッチからの検出信号)が入力される。このように構成したことにより、ワンチップマイコン79は検出情報の出力に関する処理を行わなくて済み、ワンチップマイコン79の処理を軽減させることができる。したがって、処理が軽減された分、遊技の処理を高速にすることができる。また、処理が軽減された分を遊技の制御に割り当てることにより、遊技の興趣を高めることもできる。
【0082】なお、本実施形態におけるローパスフィルタ74、フォトカプラドライブ回路75、フォトカプラ回路76及び入賞情報出力端子77は、遊技制御回路41Aと一体化して設けたものであったが、これらを遊技制御回路41Aと別個に設けてもよい。しかしながら、本実施形態の如く、遊技制御回路41Aに一体化して設けることにより、ケース内に収めることが容易になり、不正行為者による不正行為からの保護を簡単に行うことができる。また、構成が簡素になって、コストダウンを図ることもできる。
【0083】また、上記した各実施形態においては、始動口14への入賞を条件にして可変表示遊技を行うパチンコ遊技機1を例に挙げて説明したが、特定の入賞口への入賞により特別遊技を行うための権利が発生し、この権利が発生している期間中に所定の遊技条件(例えば、他の特定入賞口への所定個の遊技球を入賞させる等)を満たした場合に特別遊技に移行するようにしたパチンコ遊技機1にも本発明は適用できる。
【0084】また、遊技領域12に設けられたゲートを、遊技球が通過したことを検出するゲートスイッチも検出スイッチの対象としてもよい。
【0085】また、以上は、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機1を例に挙げて説明したが、本発明は、アレンジボール、雀球遊技機等の遊技機でもよい。要するに遊技領域12内に複数種の入賞口を備えている遊技機であれば適用することができる。
【0086】また、例示したパチンコ遊技機1は、実球を排出する形式のものであったが、持ち球数をデータとして記録しておき、遊技球の発射に伴って持ち球数が減少し、遊技球が入賞すると持ち球数が増加する(即ち、実球を排出しない)、いわゆる封入球式遊技機にも適用することもできる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、次の効果を奏する。請求項1記載の発明によれば、遊技球の入賞が補助遊技を行うための条件として設定されてなる特定入賞口及び補助遊技に関連して起生される特別遊技にて遊技者にとって不利な第1状態から有利な第2状態へと変動制御される特別入賞口を含む入賞口と、特定入賞口に入賞した遊技球を検出する特定入賞検出手段と、特別入賞口に入賞した遊技球を検出する特別入賞検出手段と、遊技の制御を行う遊技制御手段と、を有する遊技機において、前記特定入賞口と特別入賞口とを除く残りの入賞口に入賞した遊技球を、入賞口別に検出可能な入賞検出手段を設け、特定入賞検出手段、特別入賞検出手段及び入賞検出手段からの各入賞検出情報を取得する検出情報取得手段と、遊技球が入賞した入賞口を特定可能な情報を外部に出力可能な検出情報出力手段とを、遊技制御手段に設け、特定入賞検出手段、特別入賞検出手段及び入賞検出手段からの各入賞検出情報に基づき、入賞があった入賞口を特定可能な情報を、遊技制御手段を介して検出情報出力手段から外部に出力可能としたので、遊技領域に設けた全ての入賞口について、遊技球が入賞した入賞口を入賞口別に検出することができ、この検出結果を、検出情報出力手段を通じて外部に出力できる。これにより、例えば、第三者検定機関では、検出情報出力手段を通じて、遊技機と検査装置とを電気的に接続することにより、遊技機の検査を実施できる。したがって、第三者検定機関では、壁部材に穴開け加工を行ったり、リード線をつなぎ直したりする等の特別な改造を行わなくても済む上、専用のインターフェース回路等を作成しなくても済み、作業性の飛躍的向上が図れる。また、遊技機の開発或いは完成試験においては、この検出情報出力手段からの検出信号を利用して、当該遊技機のデータを容易に取得することができる。したがって、完成試験等を効率よく行える。さらにまた、遊技店に遊技機を設置した後は、営業データを取得することもできる。
【0088】請求項2記載の発明によれば、各入賞検出情報の出力態様を、遊技球が入賞した入賞口を特定可能な態様に変換する出力態様変換手段を前記検出情報出力手段に備え、出力態様変換手段により出力態様が変換された情報を、検出情報出力手段により外部に出力するので、各入賞検出情報に基づき、検査装置側でも入賞があった入賞口を特定することができる。これにより、作業性の一層の向上が図れる。さらに、入賞口別の入賞数のデータを自動的に取得することもでき、より細かなデータの収集が実現できる。
【0089】請求項3記載の発明によれば、前記遊技制御手段の処理部側から検出情報出力手段の出力部側への情報の出力を許容するが、出力部側から処理部側への情報の出力を禁止する情報出力規制手段を、遊技制御手段に設けたので、出力部側から不正信号を入力して遊技機を誤動作させて、不当に利益を得る不正行為を確実に防止することができる。
【0090】請求項4記載の発明によれば、遊技球の入賞が補助遊技を行うための条件として設定されてなる特定入賞口及び補助遊技に関連して起生される特別遊技にて遊技者にとって不利な第1状態から有利な第2状態へと変動制御される特別入賞口を含む入賞口と、特定入賞口に入賞した遊技球を検出する特定入賞検出手段と、特別入賞口に入賞した遊技球を検出する特別入賞検出手段と、遊技の制御を行う遊技制御手段と、を有する遊技機において、前記特定入賞口と特別入賞口とを除く残りの入賞口に入賞した遊技球を、入賞口別に検出する入賞検出手段を設け、特定入賞検出手段、特別入賞検出手段及び入賞検出手段からの各入賞検出情報に基づき、入賞があった入賞口を特定可能な情報を、外部に出力可能な検出情報出力手段と、遊技制御手段が遊技中に使用する特定入賞検出手段からの特定入賞検出情報並びに特別入賞検出手段からの特別入賞検出情報を、検出情報出力手段から選択的に取り出し可能な分岐手段とを設け、分岐手段により取り出された特定入賞検出情報及び特別入賞検出情報を、遊技制御手段の処理部側に供給するように構成したので、遊技領域に設けた全ての入賞口について、遊技球が入賞した入賞口を入賞口別に検出することができ、この検出結果を、検出情報出力手段を通じて外部に出力できる。これにより、第三者検定機関では、検出情報出力手段を通じて、遊技機と検査装置とを電気的に接続することにより、遊技機の検査を実施できる。したがって、第三者検定機関では、壁部材に穴開け加工を行ったり、リード線をつなぎ直したりする等の特別な改造や専用のインターフェースの作成を行わなくても済み、作業性の飛躍的向上が図れる。さらに、本発明では、遊技制御手段の処理部には、各入賞検出情報の内、遊技に必要な情報しか入力されないので、負荷が軽減される。これにより、遊技制御手段の処理部は、本来の役割である遊技制御を専ら行うことができる。
【出願人】 【識別番号】000132747
【氏名又は名称】株式会社ソフィア
【出願日】 平成9年(1997)6月12日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】津久井 照保
【公開番号】 特開平11−464
【公開日】 平成11年(1999)1月6日
【出願番号】 特願平9−169699