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【発明の名称】 コイン研磨装置
【発明者】 【氏名】大宅 高敏

【要約】 【課題】高い研磨力でコインを研磨出来、且つコイン研磨の処理能力及び処理スピードが向上したコイン研磨装置を提供する。

【解決手段】排出口4aを有する筒体4内に外周上面に下方ブラシ毛2cを植毛した回転円盤2を設け、上方ブラシ毛3aを下面に植毛し且つ中央にコインの投入口を有する上方ブラシ盤3を回転円盤2の上方に近接して設け、筒体4の排出口4aと対向する部分の上方ブラシ盤3を非植毛部としてコイン排出部12を設け、コイン排出部12付近の部分のみに柔らかい上方ブラシ毛11を植毛してコイン導入部10を形成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 コイン投入口の下方に回転円盤を設け、同回転円盤の外周上面にコイン下面研磨用の下方ブラシ毛を環状に植毛し、しかも同下方ブラシ毛を植毛した外周上面を下方ブラシ毛を植毛しない上面中央部より低くして下方ブラシ毛の上端を回転円盤の上面中央部と略同一レベルとし、前記回転円盤の外側に筒体を設け、前記下方ブラシ毛と対向する上面に上方ブラシ毛を環状に設けると共に該上方ブラシ毛の一部の外周辺から内周辺付近までを非植毛部又は上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端とを離してコイン排出部を形成し、同コイン排出部から回転円盤の回転方向の上方ブラシ毛の一部の外周辺付近から内周辺までの領域内の上方ブラシ毛として柔い上方ブラシ毛を用いてこの領域にコイン導入部を形成し、前記コイン排出部と対向する前記筒体の位置にコインの排出口を設け、コイン投入口より投入されたコインを回転円盤の回転による遠心力でコイン導入部から下上のブラシ毛間に移動させると共に、回転円盤の回転でコインをブラシ毛間に挟んだままコイン排出部まで移動させて研磨し、研磨したコインを筒体の排出口より外へ排出していくことを特徴とするコイン研磨装置。
【請求項2】 コイン導入部の上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端とを離してコインを導入し易くした請求項1記載のコイン研磨装置。
【請求項3】 中央部が投入口となる環状プレートの下面に上方ブラシ毛を植毛し、コイン導入部となる柔い上方ブラシ毛が最も短くなるように全体の上方ブラシ毛の長さを導入口の柔い上方ブラシ毛に近づくに従って徐々に短くした請求項2記載のコイン研磨装置。
【請求項4】 中央部が投入口となる環状プレートの下面に上方ブラシ毛を植毛し、コイン導入部の柔い上方ブラシ毛が高くなるように前記プレートを傾けて柔い上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端とを離した請求項1又は2記載のコイン研磨装置。
【請求項5】 上方ブラシ毛の下端を内周辺に近づくに従って下方ブラシ毛の上端から徐々に離し、上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端との間の間隔を内周辺に近づくに従って徐々に広い幅となるコイン導入部を形成した請求項1又は2記載のコイン研磨装置。
【請求項6】 コイン導入部となる部分の上方ブラシ毛の内周辺の最前列を非植毛部としてコインを導入し易くした請求項1〜5いずれか記載のコイン研磨装置。
【請求項7】 回転円盤上方に投入口方向に向けて下り勾配の投入シュートを設け、同投入シュートの中央部を開口して投入口とした請求項1〜6いずれか記載のコイン研磨装置。
【請求項8】 投入口と回転円盤との間にコイン投入ガイド筒を設けるとともに、同コイン投入ガイド筒の下縁を半径方向にスカート状に拡げ、しかも同スカート部の下縁と回転円盤の上面との間の間隔を狭くしてコインを水平状態で移動させるようにした請求項1〜7いずれか記載のコイン研磨装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技用コイン・メダル・硬貨(本明細書中コインと総称する。)の表面を研磨して油・脂・ゴミ・汚れを除去するコイン研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来コイン研磨装置は、中央に投入口となる開口部を開口した上方円盤と下方回転円盤とを上下に対向させ、上方円盤の下面に上方ブラシ毛を植毛し、下方回転円盤の上面に上方ブラシ毛と同じ長さで且つ同じかたさの下方ブラシ毛を植毛し、下方回転円盤の回転により上方ブラシ毛と下方ブラシ毛との間にコインを通過させてコインを研磨していた。しかし、上方ブラシ毛と下方ブラシ毛との長さ及びかたさが同じであるので、上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端との間隔をコインが導入し易くなる広い間隔に保持するとブラシ毛とコインの接触が弱くなってコインの研磨力が低下する。又、コインの研磨力を高めるために上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端との間隔を狭くすると、コインの導入が悪くなり、研磨スピードが遅く研磨作業効率が悪くなるという問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようとする課題は従来のこれらの問題点を解消し、高い研磨力でコインを研磨出来、且つコイン研磨の処理量能力及び処理スピードが向上したコイン研磨装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本発明の構成は、1) コイン投入口の下方に回転円盤を設け、同回転円盤の外周上面にコイン下面研磨用の下方ブラシ毛を環状に植毛し、しかも同下方ブラシ毛を植毛した外周上面を下方ブラシ毛を植毛しない上面中央部より低くして下方ブラシ毛の上端を回転円盤の上面中央部と略同一レベルとし、前記回転円盤の外側に筒体を設け、前記下方ブラシ毛と対向する上面に上方ブラシ毛を環状に設けると共に該上方ブラシ毛の一部の外周辺から内周辺付近までを非植毛部又は上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端とを離してコイン排出部を形成し、同コイン排出部から回転円盤の回転方向の上方ブラシ毛の一部の外周辺付近から内周辺までの領域内の上方ブラシ毛として柔い上方ブラシ毛を用いてこの領域にコイン導入部を形成し、前記コイン排出部と対向する前記筒体の位置にコインの排出口を設け、コイン投入口より投入されたコインを回転円盤の回転による遠心力でコイン導入部から下上のブラシ毛間に移動させると共に、回転円盤の回転でコインをブラシ毛間に挟んだままコイン排出部まで移動させて研磨し、研磨したコインを筒体の排出口より外へ排出していくことを特徴とするコイン研磨装置2) コイン導入部の上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端とを離してコインを導入し易くした前記1)記載のコイン研磨装置3) 中央部が投入口となる環状プレートの下面に上方ブラシ毛を植毛し、コイン導入部となる柔い上方ブラシ毛が最も短くなるように全体の上方ブラシ毛の長さを導入口の柔い上方ブラシ毛に近づくに従って徐々に短くした前記2)記載のコイン研磨装置4) 中央部が投入口となる環状プレートの下面に上方ブラシ毛を植毛し、コイン導入部の柔い上方ブラシ毛が高くなるように前記プレートを傾けて柔い上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端とを離した前記1)又は2)記載のコイン研磨装置5) 上方ブラシ毛の下端を内周辺に近づくに従って下方ブラシ毛の上端から徐々に離し、上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端との間の間隔を内周辺に近づくに従って徐々に広い幅となるコイン導入部を形成した前記1)又は2)記載のコイン研磨装置6) コイン導入部となる部分の上方ブラシ毛の内周辺の最前列を非植毛部としてコインを導入し易くした前記1)〜5)いずれか記載のコイン研磨装置7) 回転円盤上方に投入口方向に向けて下り勾配の投入シュートを設け、同投入シュートの中央部を開口して投入口とした前記1)〜6)いずれか記載のコイン研磨装置8) 投入口と回転円盤との間にコイン投入ガイド筒を設けるとともに、同コイン投入ガイド筒の下縁を半径方向にスカート状に拡げ、しかも同スカート部の下縁と回転円盤の上面との間の間隔を狭くしてコインを水平状態で移動させるようにした前記1)〜7)いずれか記載のコイン研磨装置にある。
【0005】
【作用】本発明では、コインが投入口から落下すると、コインは回転円盤の上面中央部にのり、回転円盤の回転による遠心力で外側の方へ移動する。移動したコインは、柔い上方ブラシ毛を用いて形成したコイン導入部や、上方ブラシ毛を植毛したプレートを傾けて設置したり若しくは柔い上方ブラシ毛の長さを短くして上方ブラシ毛の下端を下方ブラシ毛の上端から離して形成したコイン導入部を介し、上方ブラシ毛と下方ブラシ毛との間に移動する。遠心力でコインが外側方向に動く間、上下のブラシ毛によってコインの上下面は研磨されていく。上方の固定した上方ブラシ毛と下方ブラシ毛とは相対運動となり、上方ブラシ毛と下方ブラシ毛との間に挟まれたコインは上方ブラシ毛と下方ブラシ毛との間に挟まれたまま筒体の内面に沿ってコイン排出部まで移動し、移動中に上方ブラシ毛と下方ブラシ毛とで研磨されていく。コイン排出部では、コインは上方ブラシ毛と下方ブラシ毛とからの強い押圧を受けないので、回転円盤の回転による遠心力で外側へ強く移動し、筒体の排出口より外へ排出される。コインは、回転円盤の回転による遠心力で回転円盤の上面中央部から外側へ移動する際、上下のブラシ毛との摩擦力によって移動速度が抑えられるので、コインが筒体に強く衝突することはない。又コインが筒体の内面に沿って移動する際も上下のブラシ毛との摩擦により、コインは1列となる程度にゆっくりと送られていく。即ち、筒体のコイン排出口から排出されるコインの排出処理速度と筒体の内面に沿って送り出す速度とが略同じように出来、コインが筒体の内面で重なったり、複数列になることがないように円滑に移動できるようになる。これにより、コイン同士及び筒体の内面との接触が少なくなり、コインの損傷を小さく出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明ではコイン導入部とコイン排出部以外での回転円盤上面に植設される下方ブラシ毛の上端と、上方ブラシ毛の下端との間隔はコイン1枚の厚みよりやや短かくし、ブラシ毛がある程度確実にコイン表面に接触するようにすることが好ましい。投入口の下方にコイン投入ガイド筒を設けることが、コインのブラシ毛への移動を円滑にし、投入口下方でコインが詰らないようにできる。上方ブラシ毛は下方の回転円盤の下方ブラシ毛に対し、固定又は相対運動があるように回転させることもできるが、固定する方法の方が構造・機構が簡単で好ましい。コイン導入部としては、柔い上方ブラシ毛を用いて、その用いた部分を導入口とする場合と、この柔い上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端との間隔をコイン1枚の厚さ幅より大きくしてコイン導入部とする場合とがある。コイン排出部は上方ブラシ毛を設けない場合と、上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端との間隔をコイン1枚の厚さ以上となるように設ける場合とがある。上方ブラシ毛は円盤の下面外周に植毛されることが一般的であり、この円盤を傾けた状態で下方の回転円盤に対向させ、上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端との間隔をコインの厚さより広くし、コイン導入部としてもよい。コイン排出部の領域の内周辺部分を上方ブラシ毛に代えてプラスチック等を素材とする仕切板を設ける場合もある。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1〜8に示す実施例1は、上方ブラシ盤を下方の回転円盤と水平状態に対向させ、且つコイン導入部を周りの上方ブラシ毛に比べて柔い上方ブラシ毛を用いてコインを導入し易くした例である。図9,10に示す実施例2はコインの導入口の柔い上方ブラシ毛の下端を内周辺に近づくに従って徐々に短くし、上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端との間隔を内側に近づくほど徐々に広くした例である。図11,12に示す実施例3はコイン導入部を高くするように上方ブラシ盤をやや傾けて設け、コイン導入部に植毛した柔い上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端との間隔をやや広くしてコイン導入部を形成した例である。図13に示す実施例4は上方ブラシ盤を水平状態に設置しており、コイン導入部の柔い上方ブラシ毛に近づくに従って全体の上方ブラシ毛を徐々に短くし、コイン導入部の柔い上方ブラシ毛の下端と下方ブラシ毛の上端との間隙を広くした例である。
【0008】図1は実施例1の縦断面図、図2は実施例1の斜視図、図3は実施例1の分解斜視図、図4は実施例1での上方ブラシ毛の植毛状態を示す上方ブラシ盤の底面図、図5は図4でのA−A端面図、図6は実施例1での回転円盤の斜視図、図7は実施例1でのコインの研磨状態を示す説明図、図8は実施例1の使用状態を示す説明図、図9は実施例2でのコイン導入部の中央から切断した縦断面図、図10は実施例2でのコインの研磨状態を示す説明図、図11は実施例3でのコイン導入部の中央から切断した縦断面図、図12は実施例3でのコインの研磨状態を示す説明図、図13は実施例4でのコイン導入部の中央から切断した縦断面図である。
【0009】;実施例1(図1〜図8参照)
図1〜8中1はコインCを投入する中央に向けて下り勾配の投入シュート、1aは同投入シュート1の中央部に設けた投入口、2は回転円盤、2aは同回転円盤2の中央部、2bは回転円盤2の外側上面に下方ブラシ毛2cが植毛され且つ植毛された下方ブラシ毛2cの上端を植毛しない中央部2aの上面と同一レベルとしたブラシ毛植毛面、2cは同ブラシ毛植毛面2bに植毛した下方ブラシ毛、2dは回転円盤2の裏面に設けた回転動力伝達ピン8bの挿入孔、3は回転円盤2の上方に固設された上方ブラシ盤、3aは上方ブラシ盤3の裏面に植毛された上方ブラシ毛、3bは上方ブラシ盤3の中央に開口したコイン通過口、3cは投入シュート1の中央開口部に設けられ下部が末広がりとなるスカート状で又この下端と下方の回転円盤2の中央上面との間隙をコイン3枚は通過可能で且つコイン4枚は通過出来ない間隙としたコイン導入ガイド筒、4は回転円盤2の外側に設けた環状の筒体、4aは同筒体4の周面に開口したコインCを通過させる排出口、5はコイン排出路、5aはコイン排出路5のコイン吐出口、6はコイン検出器、6aはコイン検出器6の一部を構成するものであってコイン排出路5の路面に排出方向と交差するように一列に埋設した複数のLED、6bはコイン検出器6の一部を構成するものであってLED6aの上方向に対向状態に設けた受光器、7はコイン検出器6の検出信号を入力してコインの通過枚数をカウントするコインカウンター、7aは同コインカウンター7のコイン通過枚数表示器、8は回転円盤2の駆動機構、8aは回転円盤2を回動させる回転軸、8bは同回転軸8aの軸端に立設した回転動力伝達ピン、8cは軸受、8dは回転軸8aの下端に取付けたベルト車、8eはモータ、8fは同モータ8eの回転軸に取付けたベルト車、8gはベルト車8d,8fを連動するタイミングベルト、8hは支持板、9は装置ケーシング、10は柔い上方ブラシ毛を用いて形成したコイン導入部、11は同コイン導入部10の柔い上方ブラシ毛、12は上方ブラシ毛3aを設けていない上方ブラシ盤3の非植毛部により形成されるコイン排出部、13はコイン導入部10の内周辺側の最前列を非植毛部として形成した取込口、Cはコインである。
【0010】実施例1では、まず、モータ8eを作動させることで、ベルト車8d,8fとタイミングベルト車8gを介して回転軸8aを回転させる。同回転軸8aの回転によって回転動力伝達ピン8bを介して回転円盤2が回転する。この回転円盤2を回転状態にしてコインCを投入する。コインCが投入シュート1ヘ投入されると、コインCは下り勾配に沿って中央の投入口1aへ移動し、投入口1aを介してコイン導入ガイド筒3cを落下して回転円盤2の中央部2aの上面に落下する。回転円盤2の中央部2aに落下したコインCは回転円盤2が回転することで遠心力が発生して半径方向(外側方向)へ移動しようとする。このときコインCはコイン導入ガイド筒3cによって規制され、水平状態で外方向へ移動する。外方向へ移動したコインCは、上方ブラシ毛3aの内周辺に当るが、コインCはコイン導入部10に用いた柔い上方ブラシ毛11の下方を通過して、上方ブラシ毛11と下方ブラシ毛2cとの間に進入する。コイン導入部10以外の上方ブラシ毛3aはやや硬いものを用いており、コインCはコイン導入部10以外から進入しにくくしている。更に、コイン導入部10の最前列の柔い上方ブラシ毛11を植毛せずに非植毛部として形成した取込口13を形成しているので、柔い上方ブラシ毛11の内周辺を他の上方ブラシ毛3aの内周辺に比べて陥凹させた状態となり、この陥凹による段差に当ったコインCはコイン導入部10に導入され易くなっている。柔い上方ブラシ毛11とその他の上方ブラシ毛3aの長さは全て15mm程の均一の長さであり、又、上方ブラシ毛3a及び柔い上方ブラシ毛11の下端と下方ブラシ毛2cの上端との間の間隔幅はコインの厚さより狭い1.0mm程と均一に保持している。又下方ブラシ毛の長さは5mm程としている。
【0011】上方ブラシ毛3aと下方ブラシ毛2cとの間に挟まれたコインCは、下方の回転する下方ブラシ毛2cと上方の固定された上方ブラシ毛3aとの間に挟まれて移動する。上方ブラシ毛3aはコインCを動かないようにし、下方ブラシ毛2cは円周方向に動かそうとし、更に遠心力はコインCを半径方向に移動させようとするがその拮抗で、コインCは上方ブラシ毛3aと下方ブラシ毛2cとで上下面が摩擦されて、研磨されながらあまり速くならない程度の速度で螺旋状に動いて筒体4の内面に当り、そのうち、コインCがコイン排出部12となる上方ブラシ盤3の非植毛部分に達して筒体4の排出口4aに入り込み、コイン排出路5へ移動してコイン吐出口5aから排出される。コイン吐出口5a近くにあるコイン検出器6によってコインCの通過を検出し、コインカウンター7で通過枚数を加算していき、その通過枚数をコイン通過枚数表示器7aに出力して表示する。コイン検出器6はコインCがコイン排出路5を通過することで、LED6aの光を遮断し、この光の遮断を受光器6bで感知してコインカウンター7に信号を送り、通過したコインの数を計測していく。
【0012】以上の実施例1では、複数のコインCが同時に投入され、回転円盤2の上面に分散して上方ブラシ毛3aと下方ブラシ毛2cとで同時に研磨され、且つコイン排出路5を介してコインCを排出出来るので、研磨・計数処理速度がきわめて速くできる。
【0013】;実施例2(図9,10参照)
図中14はコイン導入部10となる柔い上方ブラシ毛11の下端と下方ブラシ毛2cの上端との間の間隙である。図9,10に示す実施例2では、コイン導入部10となる柔い上方ブラシ毛11の長さを内周辺に近づくに従って徐々に短くし、上方ブラシ毛11の下端と下方ブラシ毛2cの上端との間の間隙を内周辺に近づくに従って徐々に(φ角度)広くしている。このため、回転円盤2の回転による遠心力で外側へ移動してきたコインCがコイン導入部10を通過し易くなり、研磨作業がスムーズに行われる。その他の符号・構成や作用・効果は前記実施例1と同じである。
【0014】;実施例3(図11,12参照)
図11,12に示す実施例3は、上方ブラシ盤3をθ度傾けて設け、上方へ持ち上がった上方ブラシ毛11の下端と下方ブラシ毛2cの上端との間隙14を広くしてコインCを導入し易いコイン導入部10を設けた例である。その他の符号・構成や作用・効果は前記実施例1と同じである。
【0015】;実施例4(図13参照)
図13に示す実施例4は、上方ブラシ盤3は水平に設置しており、コイン導入部の柔い上方ブラシ毛11が最も短くなるように全体の上方ブラシ毛3cをコイン導入部の柔い上方ブラシ毛11に近づくに従って徐々に(ψ角度)短くし、コイン導入部の柔い上方ブラシ毛11の下端と下方ブラシ毛2cの上端との間の間隔を広くしてコインCを導入し易くした例である。その他の符号・構成や作用・効果は前記実施例1と同じである。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、複数のコインは相対運動する上方ブラシ毛と下方ブラシ毛との間を通過する過程で確実に研磨出来、しかも研磨力を大幅に向上出来、且つ上下のブラシ毛間への移動及び排出がスムーズに行えるので、研磨作業の作業性に大変優れたものとなった。このため、研磨作業時間の大幅な短縮及びコインの処理量能力の大幅な向上が行えた。又、コインの重なり、コイン同士又は筒体との接触を少なくして整然と送るので、コイン及び筒体内面の損傷を少なく出来る。回転円盤の上面中央部と下方ブラシ毛の上端とのレベルを略同レベルとしているので、上下のブラシ毛間にコインを移動し易く出来、作業性の向上を図っている。
【出願人】 【識別番号】000108247
【氏名又は名称】株式会社ジェッター
【出願日】 平成9年(1997)6月12日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】戸島 省四郎
【公開番号】 特開平11−461
【公開日】 平成11年(1999)1月6日
【出願番号】 特願平9−173301