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【発明の名称】 スキーバイス台
【発明者】 【氏名】篠塚 正一

【要約】 【課題】スキー板の取り付け及び取り外しが容易であり、しかもスキー板を傷つけ難いスキーバイス台の提供。

【解決手段】互いに間隔を置いて着脱可能にテーブル6の縁に固定され、該縁に固定されとき該縁に平行になるスキー板載置面が上端に形成されているスキー板載置台1,2と、スキー板7のストッパー9に取り付けられる玉チェーン4と、スキー板載置台1,2の間であってスキー板載置台1,2から等距離の位置において着脱可能に縁に固定され、玉チェーン4が止められる切り欠きを有し、玉チェーン4を介してストッパー9をテーブル6の縁側に引っ張るための基台となる引っ張り台3とを備えてなり、スキー板載置台1,2が縁に固定されたとき、縁からスキー板載置面までの高さが等しく、玉チェーン4がストッパー9と切り欠きとの間に掛け渡され、スキー板7の弾力に抗して玉チェーン4でストッパー9を下方に引っ張ることにより、玉チェーン4はその抗張力によりスキー板7を載置面に堅く押しつけ、スキー板7をスキー板載置台1,2に固定する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】地面や家屋などに固定されているか又は重くて手では動かし難いテーブルや作業台の縁にスキー板をほぼ水平に固定し、該スキー板の底面や側面を削って滑らかにしたり、或は該底面や側面にワックスを塗るのを容易にするスキーバイス台において、互いに間隔を置いて着脱可能に前記縁に固定され、該縁に固定されたとき該縁に平行になるスキー板載置面が上端に形成されている第1及び第2のスキー板載置台と、前記スキー板のストッパーに取り付けられる可撓性のある紐状部材と、該第1及び第2のスキー板載置台の間であって該第1及び第2のスキー板載置台からほぼ等距離の位置において着脱可能に前記縁に固定され、前記紐状部材が止められる紐状部材止め部を有し、該紐状部材を介して前記ストッパーを前記縁側に引っ張るための基台となる引っ張り台とを備えてなり、前記第1及び第2のスキー板載置台が前記縁に固定されたとき、該縁から前記スキー板載置面までの高さが等しく、前記紐状部材が前記ストッパーと前記紐状部材止め部との間に掛け渡され、前記スキー板の弾力に抗して該紐状部材で該ストッパーを下方に引っ張ることにより、該紐状部材はその抗張力により該スキー板を前記載置面に堅く押しつけ、該スキー板を前記第1及び第2のスキー板載置台に固定することを特徴とするスキーバイス台。
【請求項2】前記第1及び第2のスキー板載置台はその側面にサイドホルダーを備え、該サイドホルダーは該スキー板載置台の本体との間で上方に開口する側部溝を構成し、該側部溝の幅は前記スキー板の厚さと同じか又は該スキー板の厚さよりやや広く、前記紐状部材が前記ストッパーと前記紐状部材止め部との間に掛け渡され、前記ストッパーの弾力に抗して該紐状部材で該ストッパーを下方に引っ張ることにより、該紐状部材はその抗張力により該スキー板を前記第1及び第2のスキー板載置台の前記側部溝の底にに押しつけることを特徴とする請求項1に記載のスキーバイス台。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地面や家屋などに固定されているか又は重くて手では動かし難いテーブルや作業台の縁にスキー板をほぼ水平に固定し、該スキー板の底面や側面を削って滑らかにしたり、或は該底面や側面にワックスを塗るのを容易にするスキーバイス台に関する。
【0002】
【従来の技術】スキー板の底面は、滑走により不揃いに削られたり傷がついたりする。そこで、スキーヤーは一日滑ると翌日は必ずと言っていい程に、スキー板の底面を研磨し、滑らかに仕上げたり、ワックスを塗ったりする。その際に、スキー板をテーブルなどの安定な基台に固定することが必要になるが、従来は互いに間隔を置いて基台に取りつけたスキー板固定具にスキー板挟み手段を設け、該挟み手段でスキー板を挟み、スキー板を該スキー板固定具に固定したり、或はスキー板固定具に万力と同様なねじによる締付手段を設け、その締付手段のねじによる締付力によりスキー板をスキー板固定具に固定していた。このような目的で使用されるスキー板固定具はスキーバイス台と通称されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような従来のスキー板固定具では、スキー板の取り付け及び取り外しが面倒であり、しかもスキー板を傷つけ易かった。
【0004】そこで本発明の目的は、スキー板の取り付け及び取り外しが容易であり、しかもスキー板を傷つけ難いスキーバイス台の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を解決するために次の手段を提供する。
【0006】■地面や家屋などに固定されているか又は重くて手では動かし難いテーブルや作業台の縁にスキー板をほぼ水平に固定し、該スキー板の底面や側面を削って滑らかにしたり、或は該底面や側面にワックスを塗るのを容易にするスキーバイス台において、互いに間隔を置いて着脱可能に前記縁に固定され、該縁に固定されたとき該縁に平行になるスキー板載置面が上端に形成されている第1及び第2のスキー板載置台と、前記スキー板のストッパーに取り付けられる可撓性のある紐状部材と、該第1及び第2のスキー板載置台の間であって該第1及び第2のスキー板載置台からほぼ等距離の位置において着脱可能に前記縁に固定され、前記紐状部材が止められる紐状部材止め部を有し、該紐状部材を介して前記ストッパーを前記縁側に引っ張るための基台となる引っ張り台とを備えてなり、 前記第1及び第2のスキー板載置台が前記縁に固定されたとき、該縁から前記スキー板載置面までの高さが等しく、前記紐状部材が前記ストッパーと前記紐状部材止め部との間に掛け渡され、前記スキー板の弾力に抗して該紐状部材で該ストッパーを下方に引っ張ることにより、該紐状部材はその抗張力により該スキー板を前記載置面に堅く押しつけ、該スキー板を前記第1及び第2のスキー板載置台に固定することを特徴とするスキーバイス台。
【0007】■前記第1及び第2のスキー板載置台はその側面にサイドホルダーを備え、該サイドホルダーは該スキー板載置台の本体との間で上方に開口する側部溝を構成し、該側部溝の幅は前記スキー板の厚さと同じか又は該スキー板の厚さよりやや広く、前記紐状部材が前記ストッパーと前記紐状部材止め部との間に掛け渡され、前記ストッパーの弾力に抗して該紐状部材で該ストッパーを下方に引っ張ることにより、該紐状部材はその抗張力により該スキー板を前記第1及び第2のスキー板載置台の前記側部溝の底にに押しつけることを特徴とする前記■に記載のスキーバイス台。
【0008】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明を具体的に説明する。
【0009】図1〜図9は本発明の一実施の形態を示す図である。図1及び図7はこの実施の形態の使用態様を示す正面図である。これら両図において、スキー板7は図の左側が前であり、右側が後ろでる。スキー板7の前方及び後方の部分は図示を省略してある。
【0010】図2は図1の使用形態の要部を示す正面図であり、図3は図1の使用形態における横断面図であり、図3(A)は矢視A方向から見た図、(B)は矢視B方向に見た図である。図4(A),(B),(C)及び(D)はそれぞれ図1のスキー板載置台1及び2を示す正面図、左側面図、右側面図及び平面図である。図5(A),(B),(C)及び(D)はそれぞれは図1の引っ張り台3の正面図、左側面図、平面図及び底面図である。図6(A),(B)及び(C)は図1のフック5の正面図、側面図及び底面図であり、図6(D)は図1の玉チェーン4の部分正面図である。
【0011】図1の実施の形態は、スキー板載置台1,2、引っ張り台3、玉チェーン4、フック5でなっている。スキー板載置台1,2は、図3(B)及び図4(A)に示すように、雄ねじ17の上面18とスキー板載置台1,2の本体の底面19の間にテーブル6の縁を置き、つまみ16を回すことによりテーブル6の縁に締付られる。
【0012】引っ張り台3も、スキー板載置台1,2と同様に、テーブル6の縁に締付られる。引っ張り台3は、スキー板載置台1と2の中間であって、スキー板載置台1及び2から等距離の位置に固定される。
【0013】玉チェーン4の片端にはフック5が連結されている。フック5は、スキー板7のストッパー9に引っ掛けられる。ストッパー9は、ばねで付勢されおり、ばねの弾力で図1,2に破線で示す如くにスキー板7の底面側に突き出る。スキー板7がスキーヤーの足から外れたときに、スキー板7だけが雪の斜面を滑落してしまうのを防ぐために、このようにスキー板7の底面側にストッパー9が突出する構成となっている。
【0014】玉チェーン4の他端は、図3(A)によく現れているように、引っ張り台3の切り欠き35(図5(C)参照)に掛けられる。また、玉チェーン4の片端は、フック5の嵌り穴51に嵌められる。このように、玉チェーン4の二か所がフック5及び引っ張り台3に簡単に掛けられる。したがって、玉チェーン4の長さは容易に調節できる。
【0015】スキー板7には弾力があるので、この弾力とストッパー9の弾力とを利用して、スキー板7の中央付近のストッパー9と引っ張り台3との間で玉チェーン4の抗張力を作用させ、スキー板7の中央付近を下方に引っ張り、スキー板7をスキー板載置台1,2の上端面のスキー板載置面20(図4(A),(D)参照)に押しつけることができ、ひいてはスキー板7をスキー板載置台1,2に安定に堅固に固定できる。
【0016】図7はスキー板7のエッジを削るときスキー板7を横にして固定する必要があるので、そのようなときにスキー板7をスキー板載置台1,2の側面に設けた、サイドホルダー11の脇の側面溝12へ嵌めて、前述の図1〜図3の例と同様にスキー板7を固定する態様を示す図である。図8は図7の要部を示す図、図9は図7の使用形態における横断面図であり、図9(A)は矢視A方向から見た図、(B)は矢視B方向に見た図である。
【0017】図1〜図9に示した本発明の実施の形態によれば、スキー板の取り付け及び取り外しが容易であり、特にストッパー9及びスキー板7の弾力を巧みに利用し、スキー板7をスキー板載置台1,2に固定するので、スキー板7を傷つけることなく、スキー板7をスキー板載置台1,2に安定に確実に固定でき、ひいてはテーブル6の縁に堅固に固定できる。
【0018】以上に実施の形態を挙げ本発明を具体的に説明したが、この実施の形態は本発明を限定するものではなく、本発明は課題を解決するための手段で示した範囲で各種の形態で実施できることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】上に詳しく説明したように、本発明によれば、スキー板の取り付け及び取り外しが容易であり、しかもスキー板を傷つけ難いスキーバイス台を提供できる。
【出願人】 【識別番号】597134278
【氏名又は名称】篠塚 正一
【出願日】 平成9年(1997)9月19日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】尾関 伸介
【公開番号】 特開平11−89992
【公開日】 平成11年(1999)4月6日
【出願番号】 特願平9−255822