| 【発明の名称】 |
負荷機構付牽引訓練器 |
| 【発明者】 |
【氏名】奥村 康成
【氏名】都築 常明
【氏名】平田 敏文
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| 【要約】 |
【課題】左右上肢を同時に又は左右下肢を同時に訓練できる負荷機構付牽引訓練器を提供すること。
【解決手段】索体(1)と、索体(1)を掛け回す取付体(4)と、取付体(4)の回動に対して負荷を掛ける負荷機構(5)とからなり、取付体(4)からは索体(1)の二つの端(12a)(12b)が延出され、二つの端(12a)(12b)のそれぞれは、人の所定の四肢に係着され牽引訓練に供され、前記索体(1)の二つの端(12a)(12b)は、交互に進退でき、交互牽引訓練に供され、前記負荷機構(5)が移動フレ−ム(3)に取着される負荷機構付牽引訓練器。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 索体(1)と、索体(1)を掛け回す取付体(4)と、取付体(4)の回動に対して負荷を掛ける負荷機構(5)とからなり、取付体(4)からは索体(1)の二つの端(12a)(12b)が延出され、二つの端(12a)(12b)のそれぞれは、人の四肢のうち何れかに係着され牽引訓練に供されるものであることを特徴とする負荷機構付牽引訓練器。 【請求項2】 索体(1)の二つの端(12a)(12b)は、交互に進退でき、交互牽引訓練に供されるものであることを特徴とする請求項1記載の負荷機構付牽引訓練器。 【請求項3】 負荷機構(5)が移動フレ−ム(3)に取着されることを特徴とする請求項1記載の負荷機構付牽引訓練器。 【請求項4】 索体(1)と、索体(1)を掛け回す取付体(4)と、取付体(4)の回動に対して負荷を掛ける負荷機構(5)とからなり、取付体(4)は併設される甲・乙取付体(16)(17)からなり、甲・乙取付体(16)(17)と負荷機構(5)との間には各甲・乙一方向クラッチ(23)(24)が設けられ、甲・乙取付体(16)(17)には索体(1)を甲・乙取付体(16)(17)に巻き取る為の甲・乙巻取り付勢具(18)(19)が設けられ、索体(1)の二つの端(12a)(12b)は、個別に進退でき、個別牽引訓練に供されるものであることを特徴とする負荷機構付牽引訓練器。 【請求項5】 取付体(4)は縦フレーム(6)に取着され、索体(1)の延長中間部が掛けられる中間滑車(10)が位置可変に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の負荷機構付牽引訓練器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、運動機能障害者(以下訓練者という)が四肢の牽引訓練を行なうに用いられる負荷機構付牽引訓練器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来技術には特公昭57−45589号公報があり、該公報には、コ−ド、コ−ドリ−ル、歯車ポンプ、調整弁、保持具等からなる「機能訓練装置」が開示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来技術は、コ−ドリ−ルから繰り出されるコ−ドは1本であって、左右の上肢又は下肢を、同時に交互訓練や、個別訓練等の適宜な訓練をすることができないという不都合があった。 【0004】尚、前記交互訓練とは、上下肢における2つの訓練部位のうち、一方を屈曲させれば他方が伸展し、他方を屈曲させれば一方が伸展するという訓練である。一例では、交互訓練により、健側の手で、患側の手を訓練する場合もある。 【0005】本発明の目的は、上記不都合点を解決し、左右上肢を同時に又は左右下肢を同時に又は左右上下肢を同時に訓練できる負荷機構付牽引訓練器を提供することにある。 【0006】 【課題を解決しようとする手段】即ち本発明は、索体(1)と、索体(1)を掛け回す取付体(4)と、取付体(4)の回動に対して負荷を掛ける負荷機構(5)とからなり、取付体(4)からは索体(1)の二つの端(12a)(12b)が延出され、二つの端(12a)(12b)のそれぞれは、人の所定の四肢に係着され牽引訓練に供されるものであることを特徴とする負荷機構付牽引訓練器である。 【0007】又、前記索体(1)の二つの端(12a)(12b)は、交互に進退でき、交互牽引訓練に供されるものである。更に、負荷機構(5)が移動フレ−ム(3)に取着される。 【0008】或いは、前記取付体(4)は併設される甲・乙取付体(16)(17)からなり、甲・乙取付体(16)(17)と負荷機構(5)との間には各甲・乙一方向クラッチ(23)(24)が設けられ、甲・乙取付体(16)(17)には索体(1)を甲・乙取付体(16)(17)に巻き取る為の甲・乙巻取り付勢具(18)(19)が設けられ、索体(1)の二つの端(12a)(12b)は、個別に進退でき、個別牽引訓練に供されるものである。 【0009】又、前記取付体(4)は縦フレーム(6)に取着され、索体(1)の延長中間部が掛けられる中間滑車(10)が位置可変に取り付けられる。 【0010】 【発明の実施の形態】索体1は、取付体4に掛け回わされる。取付体4から延出される索体1の二つの端部12a・12bは、訓練者の適宜四肢の二箇所に係止する。索体1は、訓練者が屈伸運動や回転運動をする時に、訓練者と負荷機構5とを繋ぐ。取付体4は掛け回された索体1を係止する。負荷機構は取付体4の回動に対して負荷を掛ける。 【0011】取付体4から繰り出される索体4の二つの端12a・12bは、交互に協調して進退する。訓練者は前記二つの端12a・12bに四肢を係止し、四肢を動かして交互牽引訓練を行なう。 【0012】移動フレ−ム3は、索体1と取付体4とが備わる負荷機構5を支持し移動できる。 【0013】併設される甲・乙取付体16・17のそれぞれは、甲・乙取付体16・17と負荷機構5との間に設けられる甲・乙一方向クラッチ23・24の作用によって、索体1の端を訓練者が引き出す時にのみ取付体4の動きが負荷機構5に伝わり、索体1の引き出し力に抵抗が掛かる。 【0014】訓練者が索体1の端12を緩めると、甲・乙巻取り付勢具18・19が甲・乙取付体16・17のそれぞれを回動させ、索体1を甲・乙取付体16・17に巻き取る。この巻取り時には甲・乙取付体16・17は負荷機構5とは切り放され、負荷機構5の負荷抵抗は甲・乙取付体16・17へ掛からない。 【0015】縦フレーム6に取着された中間滑車10に索体1の延長中間部を掛ける。中間滑車10はその位置を適宜に変更できる。 【0016】 【実施例】図1、2、3、4に示す本発明の第1実施例は、索体1と、索体1が収納される筐体2と、筐体2を適宜高さに支持する移動フレ−ム3とからなる。 【0017】筐体2には、索体1を掛け回す取付体4と、取付体4の回動に対して負荷を掛ける負荷機構5とが設けられる。筐体2は、立設された移動フレ−ム3に高さ可変に取り付けられ、該移動フレ−ム3は床面を容易に移動できる。 【0018】移動フレ−ム3は、具体例では、縦フレ−ム6の下端に、キャスタ−7付の下フレ−ム8を取着し、縦フレ−ム6の上端に、上フレ−ム9を取着し、側面視コ字形状の移動式のフレ−ムである。縦フレ−ム6には中間滑車10が位置可変に取付けられ、上フレ−ム9の先端部に上滑車11が掛止される。前記中間滑車10は、止めねじ27を締め付けると縦フレ−ム6に固定され、止めねじ27を緩めると移動可能となる。 【0019】図1では、中間滑車10は、縦フレ−ム6において筐体2の下方位置に取着されているが、筐体2の上方位置に容易に変更取着できる。 【0020】索体1の具体例は可撓な紐であり該紐の材料は主として布であるが布の他に、樹脂、皮革、金属等が適宜に使用される。又、紐に代えて、チエ−ンを使用してもよい。 【0021】取付体4には、索体1が掛け回されており該取付体4から索体1の二つの索体端12(=一方端12aと他方端12b)が延出される。一方端12aと他方端12bは交互に進退するものである。即ち、取付体4から一方端12aを引き出すと、索体1の一方部分1aが取付体4から解け、取付体4が所定方向へ回動する。この回動により索体1の他方部分1bが取付体4へ巻かれ他方端12bが取付体4へ引き込まれ、一方端12aと他方端12bが交互に協調して進退する。 【0022】取付体4において索体1の一方部分1aと他方部分1bの境界位置に、索体1の一方部分1aと他方部分1bとが重なり合わず好適に巻けるようにする仕切り板20が取着される。 【0023】取付体4から取り出される一方端12aと他方端12bのそれぞれには、当該端部12a、12bを掴み易くするための握り具13が取着されるか、或いは、当該端部12a、12bを足首に係止するときの巻装具(図示省略)が取着される。 【0024】負荷機構5は、取付体4の回動に対して抵抗負荷を加えるものでありその具体例はパウダ−式ブレ−キであるが、パウダ−式ブレ−キに代えて、渦電流式ブレ−キ、モ−タ−利用の回生制動機、流体摩擦抵抗に基づく油圧シリンダ−式、圧接摩擦抵抗に基づく圧接摩擦式、重り吊り下げ方式、バネ方式等を使用してもよい。 【0025】負荷機構5は、固定部14と、固定部14に回動可能に支持される回動部15とでなる。固定部14には回動部15の回動に抵抗を付与する電磁部(図示省略)が備わっており抵抗の大きさは電磁部に通電する電流量で調節できる。回動部15に取付体4が連結される。固定部14は前記筐体2に固定支持される。図1中、25は補強フレ−ム、26は設定器、28はスットパーである。 【0026】第1実施例を使用するに際しては、索体1の一方端12aと他方端12bのそれぞれを、左・右中間滑車10a・10bと左・右上滑車11a・11bにそれぞれ順次掛ける。 【0027】索体端12に取着された握り具13の下に、訓練者は位置する。訓練者は左・右握り具13a・13bを両手で握り、左右の上肢を交互に屈伸させ、上肢の交互牽引訓練を行なう。手の握力が弱い場合は、握り具13を前記巻装具に代えその手を索体端12に係止する。 【0028】左右の手を交互に屈伸するに伴い、索体1が係り回された取付体4が回動する。この時、取付体4の回動は負荷機構5の回動部15に伝達される。取付体4に抵抗負荷を与える負荷機構5において、固定部14は、該固定部14に回動部15を吸着接触させ、回動部15に対してその回動を阻止する様に摩擦抵抗を付加する。抵抗の大きさは負荷機構5に指示を与える設定器26により任意に設定できる。 【0029】図6に示す第2実施例は、第1実施例における取付体4を、併設される甲・乙取付体16・17に代え、甲・乙取付体16・17と負荷機構5との間には各甲・乙一方向クラッチ23・24が設けられる。甲・乙取付体16・17と筐体2との間には、索体1を甲・乙取付体16・17に巻き取る為のゼンマイバネ等でなる甲・乙巻取り付勢具18・19が設けられる。 【0030】索体1の一方端12aは、甲取付体16から出ており、他方端12bは、乙取付体17から出ており、一方端・他方端12a・12bは甲・乙取付体16・17に対して別個に進退でき、一方端・他方端12a・12bを訓練者の上肢又は下肢に係り止めて各部位を同時に個別に牽引訓練できる。 【0031】負荷機構5を甲取付体16と乙取付体17の中間に設けると、索体1の一方部分1aと他方部分1bとが重なり合わず好適に巻け、好都合である。 【0032】図6には、索体1を中間滑車10及び上滑車11に掛けないで、筐体2から直に取り出し使用するものを示す。 【0033】図7に示す第3実施例は、移動フレ−ム3を、縦フレ−ム6と上フレ−ム9のみで構成し下フレーム8及びキャスター7を削除し縦フレ−ム6を壁に取り付けるものに代え、筐体2を上フレ−ム9に取着したものである。索体1は垂下状に位置する。 【0034】図8に示す第4実施例は、第1実施例の索体1をチェ−ン21に代え、取付体4をスプロケット22に代えたものである。 【0035】 【発明の効果】本発明に係る取付体4から索体1の二つの端12a・12bが延出され、二つの端12a・12bのそれぞれは人の所定四肢に係着され、牽引訓練に供されるものであるから、四肢のうち二部位を交互に又は個別に負荷抵抗訓練ができ、バランスよく能率よく訓練でき、好都合である。 【0036】上滑車11に索体1を掛けたものでは、上肢を挙上する姿勢で交互牽引訓練が実施でき、好都合である。 【0037】本発明に係る索体1の二つの端12a・12bは、交互に進退できるものであるから、交互牽引の動作を負荷抵抗訓練にて実施でき、好都合である。 【0038】本発明に係る負荷機構5は移動フレ−ム3に取着されるので、本機器の移動が容易であり、好都合である。例えば、移動可能である本機器をベッドサイドへ移動し、ベッドに臥床した移動困難な訓練者へ四肢訓練が容易に施せ、好都合である。 【0039】本発明に係る索体1の二つの端12a・12bは、個別に進退できるものであるから、個別牽引の動作を負荷抵抗訓練にて実施でき、好都合である。 【0040】本発明は、索体1の延長中間部が掛けられる中間滑車10が位置可変に縦フレーム6に取り付けられ、簡単な操作で、前記中間滑車10を上下方向に移動できるものであるから、握り具13が容易に適宜高さに変更でき、訓練者の個人差に対応でき、好都合である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000103471 【氏名又は名称】オージー技研株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)6月3日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−342226 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)12月14日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−172285 |
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