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【発明の名称】 スポーツ用バランサ
【発明者】 【氏名】辻 達雄

【要約】 【課題】錘の重さ調整が簡単で、しかも錘が巻き付け操作を阻害しないスポーツ用バランサを提供することである。

【解決手段】錘7が棒状で複数個に分割され、巻き付け方向に並べて巻き付け体1のポケット10,11,12,13に収容されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 錘を収容した袋状に形成され、折り曲げ、折り畳み自在な材料からなる巻き付け体を有し、該巻き付け体を腕や足に巻き付け後、固定手段によって固定して使用するスポーツ用バランサにおいて、前記錘が複数個に分割され、その複数の錘が巻き付け方向に並べて前記巻き付け体に収容されていることを特徴とするスポーツ用バランサ。
【請求項2】 請求項1に記載のスポーツ用バランサにおいて、前記複数個の錘が棒状に形成され、前記巻き付け体に該棒状の錘を収容する複数個の細長状のポケットが並列して設けられていることを特徴とするスポーツ用バランサ。
【請求項3】 請求項2に記載のスポーツ用バランサにおいて、前記ポケットが前記巻き付け体の巻き付け方向に対し棒状錘がほぼ直交する方向に収容されるように形成されていることを特徴とするスポーツ用バランサ。
【請求項4】 請求項2または3に記載のスポーツ用バランサにおいて、前記ポケットの開口が前記巻き付け体の1辺側に向けて形成され、該巻き付け体の1辺に全ポケットに対して錘を抜き差し可能で、かつ開閉可能な出し入れ開閉部が設けられていることを特徴とするスポーツ用バランサ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錘を収容した袋状で折り曲げ、折り畳み自在な材料からなる巻き付け体を腕や足に巻き付け、該巻き付け体に設けた固定手段によって固定するスポーツ用バランサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ボウリングにおいて、ボールの重さは重いもので16ポンド、約7.2Kgもあり、プレイヤはこれをリリース時に片手で支えて投げることになる。したがって、プレイヤはボール投球時において一方の手が重いボールを持ち、他方の手には何も持たないので、左右のバランスが崩れて投球ミスをしてしまうことがあった。
【0003】この問題を解消するため、例えば右投のプレイヤでは左腕に所定の重さの錘を具備するバランサを取り付けることで、投球時のバランス崩れを防止する方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のバランサは錘として1枚の鉛板等の金属性板が着脱係止具を備えた袋に収容したものであり、その取り付け取り外しを行う度に、腕の形状に合わせて錘を筒状に丸めたり、それを元の平板上に戻したりしなければならないという煩わしい作業が必要であった。さらに、錘である金属板は所定の重さに予め設定され、自己に適した重さに調整しにくく、また削る、切る等によって金属板を調整しても、その後やその時の調子に合わせて調整し直すことが困難であるという問題もあった。
【0005】本発明は、上記した従来の事情に鑑み、錘の重さ調整が簡単で、しかも錘が巻き付け操作を阻害しないスポーツ用バランサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、本発明は、錘を収容した袋状に形成され、折り曲げ、折り畳み自在な材料からなる巻き付け体を有し、該巻き付け体を腕や足に巻き付け後、固定手段によって固定して使用するスポーツ用バランサにおいて、前記錘が複数個に分割され、その複数の錘が巻き付け方向に並べて前記巻き付け体に収容されていることを特徴としている。
【0007】なお、本発明は、前記複数個の錘が棒状に形成され、前記巻き付け体に該棒状の錘を収容する複数個の細長状のポケットが並列して設けられていると、効果的である。さらに、本発明は、前記ポケットが前記巻き付け体の巻き付け方向に対し棒状錘がほぼ直交する方向に収容されるように形成されていると、効果的である。
【0008】さらにまた、本発明は、前記ポケットの開口が前記巻き付け体の1辺側に向けて形成され、該巻き付け体の1辺に全ポケットに対して錘を抜き差し可能で、かつ開閉可能な出し入れ開閉部が設けられていると、効果的である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。図1は、本発明に係るスポーツ用バランサの概略を示す説明図である。
【0010】図1において、符号1は巻き付け体であり、本例の巻き付け体1は折り曲げ、折り畳み自在な材料である布地から作られており、その長手方向の幅は腕や足首に巻き付けられ得る長さ、例えば27cm程度の有している。また、短方向の幅は適宜であるが、本例の場合12cm程度の長さに設定されている。
【0011】巻き付け体1には、腕等に巻き付けた後に固定するための固定手段として面ファスナー(商品名マジックテープ)が設けられ、図1及び図2(A)に示す符号2はその面ファスナーの雌であり、表面の一端部側に取り付けられている。また、面ファスナーの雄3は図2(B)に示すように、巻き付け体1の裏面の他端側に取り付けられている。なお、面ファスナーは面ファスナー雌2の巻き付け体1の巻き付け方向である長手方向の幅がその雄3の幅より長く形成されており、これによって巻き付け部である腕等の太さに対応して調節固定することができる。
【0012】巻き付け体1は、2枚の布地を縫製して形成された袋状に形成されており、巻き付け体1の内部には錘7を収容するための複数のポケット4が設けられている。この複数のポケット4は、すべてがほぼ同一の細長形状であって、巻き付け体1の巻き付け方向に並列して形成されている。すなわち、複数のポケット4はその長手方向が巻き付け体1の長手方向とほぼ直交する方向に並列して形成されている。また、複数のポケット4は長手方向の1端側に開口5が設けられており、巻き付け体1には全ポケット4の開口5に対して開閉可能な開閉部6が形成されている。本例の開閉部6は、ジッパー6aで開閉され、ジッパー6aを操作して開閉部6を開くことで錘7をポケット4に挿脱することができる。
【0013】本例の錘7は、上記ポケット4に挿入可能な大きさの棒状に形成された金属、例えば鉛である。また、符号8は装着した巻き付け体1が腕の振れ等で離脱しないように保持するための安全用ベルト、符号9はそのベルト8を通すリング部、そして符号10はリング部9を潜らせたベルト8を固定するための面ファスナーの雌であり、ベルト8の裏面には面ファスナーの雄10が取り付けられている。
【0014】このように構成されたスポーツ用バランサは、巻き付け体1の各ポケット4に錘7を挿入し、そして開閉部6のジッパー6aを閉じた後に、図3に示すように腕等に巻き付ける。このとき、錘7は棒状でその長手方向が巻き付け方向と直交する方向であり、錘7が巻き付け体1が腕の形状に沿って巻き付けられることを阻害することがない。すなわち、錘7の長手方向は腕の延びる方向と同方向であり、巻き付け体1が腕にしっくりと取り付けられる。
【0015】また、使用者がボーラーでボールを投げる腕と反対の腕を巻き付け体1を取りつける場合、ポケット4に入れる錘7の数でバランサの重量を任意に調整することができる。また、重さの異なる錘7を幾つか用意してポケット4に挿入する錘7を選択して調整できるようにすることも可能である。よって、ボーラーはバランサを自分に最適な重さに容易に調整でき、しかも調整後にさらに重さを変えることも簡単である。
【0016】さらに、ポケット4はそのそれぞれに開閉部を設けることも可能であるが、本例のように1つの開閉部6の開閉操作で全ポケット4の開閉ができるので、きわめて操作性が良好である。
【0017】なお、本発明のバランサはボーラーのためのバランサだけでなく、例えば腹筋強化運動時に足に取り付けて使用することもできる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、請求項1ないし3の構成によれば、バランサの重さを容易に調整することができ、しかも錘がその巻き付けを阻害することがない。請求項4の構成によれば、錘を出し入れするための操作性が良好であリ、バランサの重さ調整が簡単である。
【出願人】 【識別番号】597080056
【氏名又は名称】株式会社アメリカン・ボウリングサービス
【出願日】 平成10年(1998)5月6日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 武久 (外1名)
【公開番号】 特開平11−313910
【公開日】 平成11年(1999)11月16日
【出願番号】 特願平10−123602