| 【発明の名称】 |
カーリング用ストーン |
| 【発明者】 |
【氏名】小川 常雄
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| 【要約】 |
【課題】カーリーング競技、カーリング遊戯又はカーリングの練習を季節を問わずに何処ででも手軽に行えるカーリング用ストーンを得る。
【解決手段】金属及び木材を組み合わせて、円盤に近い形状をしたストーン本体10を形成する。ストーン本体10の上面には、ストーン本体10を手で操作するためのハンドル30を延設する。ストーン本体10底面の四方には、いずれの方向にも回転自在なボール52を脚として持つボールベアリング50を、所定間隔づつあけて合計4個備える。そして、その4個のボールベアリング50を介して、ストーン本体10を、氷面、床面、コンクリート面又はアスファルト面上に、360度の範囲でいずれの方向にも抵抗少なく容易に走行可能なように支持できるようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 円盤状またはそれに近い形状をしたストーン本体と、該ストーン本体の上面に延設したストーン本体を手で操作するためのハンドルと、前記ストーン本体の底面に備えたストーン本体を氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上に360度の範囲でいずれの方向にも走行可能に支持するための3個以上のボールベアリングであって、いずれの方向にも回転自在なボールを脚として持つボールベアリングとからなることを特徴とするカーリング用ストーン。 【請求項2】 氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上でストーン本体同士が互いに衝突し合う部位に当たるストーン本体の周囲側部を、木材で形成した請求項1記載のカーリング用ストーン。 【請求項3】 ストーン本体底面の4方に、ボールベアリングを等間隔づつあけて合計4個備えた請求項1又は2記載のカーリング用ストーン。 【請求項4】 ストーン本体を金属、木材、合成樹脂又はそれらを組み合わせたものから形成した請求項1、2又は3記載のカーリング用ストーン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、カーリング競技、カーリング遊戯、カーリングの練習に用いるカーリング用ストーンに関する。 【0002】 【従来の技術】氷上競技の一つとして、カーリング競技があり、オリンピック競技にも取り上げられている。このカーリング競技には、ストーンと呼ばれる用具が用いられる。ストーンは、ほぼ円盤状をしていて、文字通り、特殊な石で形成されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ストーンは、約20Kgと重量があって、体力の無い子供や老人には、その取扱いが困難である。また、ストーン用の石には、産地が限定された特別な石材が専ら用いられ、その形成作業にも手数が掛かる。そのため、ストーンは、数十万円と高価なものにならざるを得ない。また、カーリング競技には、ストーンを走行させるための、平滑に整備された広い氷面を必要とする。そのため、カーリング競技は、一般大衆の誰でもが、何処ででも気軽に楽しめるものとは、なっていない。また、カーリング競技を行う時期は、カーリング競技用の氷面が容易に形成可能な冬季に限定されてしまう。 【0004】本発明は、このような課題を解消するためのものであって、その第1の目的は、氷面を形成容易な冬季においては勿論、氷面を形成困難な夏期等の季節においても、氷面に代わる、屋内の床面、又は屋外のコンクリート面やアスファルト面を用いて、誰でもが何処ででも手軽にカーリング競技又はカーリング遊戯を行えるようにするための、ストーンを提供しようとするものである。また、その第2の目的は、氷面を形成困難な夏期等において、屋内の床面、又は屋外のコンクリート面やアスファルト面を用いて、カーリングの練習を行えるようにするための、ストーンを提供しようとするものである。また、その第3の目的は、氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上をいずれの方向にも抵抗少なく走行させることの可能なストーンであって、体力の無い子供や老人でもカーリング競技又はカーリング遊戯を手軽に容易に楽しめるストーンを提供しようとするものである。さらに、その第4の目的は、前記のような、産地が限定された特殊で高価な石材を用いずに、汎用の金属、木材、合成樹脂をストーン本体に用いたストーンであって、誰でもが容易に入手可能なストーンを提供しようとするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明のストーンは、円盤状またはそれに近い形状をしたストーン本体と、該ストーン本体の上面に延設したストーン本体を手で操作するためのハンドルと、前記ストーン本体の底面に備えたストーン本体を氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上に360度の範囲でいずれの方向にも走行可能に支持するための3個以上のボールベアリングであって、いずれの方向にも回転自在なボールを脚として持つボールベアリングとからなることを特徴としている。 【0006】このストーンにおいては、ストーン本体が円盤状またはそれに近い形状をしていて、従来一般に使用されているストーンにその外形が似ているため、そのストーン本体を、カーリング競技、カーリング遊戯又はカーリングの練習に違和感なく用いることができる。 【0007】また、ストーン本体の上面に延設されたハンドルを手で持って、ストーン本体を手で容易かつ安全に持ち上げたり、ストーン本体を氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上を所定方向に的確に押したりできる。 【0008】また、ストーン本体を氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上に360度の範囲でいずれの方向にも走行可能に支持するための3個以上のボールベアリングであって、いずれの方向にも回転自在なボールを脚として持つボールベアリングが、ストーン本体の底面に備えられているため、その3個以上のボールベアリングを介して、ストーン本体を氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上を360度の範囲でいずれの方向にも少ない力で抵抗少なく走行させることができる。その結果、ストーン本体の操作に力を必要とせず、体力のない子供や老人でも、カーリング競技又はカーリング遊戯を手軽に楽むことが可能となる。 【0009】本発明のストーンにおいては、氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上でストーン本体同士が互いに衝突し合う部位に当たるストーン本体の周囲側部を、木材で形成した構造とすることを好適としている。 【0010】このストーンにあっては、氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上でストーン本体同士が互いに衝突し合う部位に当たるストーン本体の周囲側部が比較的軟質の木材で形成されているため、そのストーン本体同士が氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上で互いに衝突し合った際に発せられる衝突音を、キーンと響く耳障りな高い金属音でなく、にぶくて低いソフトな聞き心の良い柔らかい音とすることができる。 【0011】また、本発明のストーンにおいては、ストーン本体底面の4方に、ボールベアリングを等間隔づつあけて合計4個備えた構造とすることを好適としている。 【0012】このストーンにあっては、ストーン本体底面の4方に等間隔づつあけて備えられた合計4個のボールベアリングを介して、ストーン本体を氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上をその周囲の360度のいずれの方向へも、ほぼ等しく抵抗少なくスムーズに安定させて走行させることができる。 【0013】また、本発明のストーンにおいては、ストーン本体を金属、木材、合成樹脂又はそれらを組み合わせたものから形成した構造とすることを好適としている。 【0014】このストーンにあっては、ストーン本体が汎用の金属、木材、合成樹脂又はそれらを組み合わせたものから形成されているため、そのストーン本体を何処ででも手軽に形成できる。そして、そのストーン本体を用いて、誰でもが容易に入手可能なストーンを形成できる。 【0015】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。図1ないし図3は本発明のストーンの好適な実施の形態を示し、図1はその正面図、図2はその平面図、図3はその底面図である。以下に、このストーンを説明する。 【0016】図において、10は、ストーン本体である。ストーン本体は、図1に示したように、木材を用いて形成された大型円板12の上面中央にアルミニウムを用いて形成された薄い円板14と厚い小型円板16とを順次積み重ね、大型円板12の下面中央にアルミニウムを用いて形成された薄い円板18を重ねて形成している。小型円板16の中央と、円板14の中央と、大型円板12の中央と、円板18の中央とには、貫通穴19を連続して設けている。貫通穴19には、六角穴付きボルト20を連続して挿通している。円板18の下方に突出した六角穴付きボルト20の先端には、ナット22を螺嵌して、そのナット22を締め付けている。そして、その六角穴付きボルト20及びナット22を介して、小型円板16と、円板14と、大型円板12と、円板18とを、上下一体に積層した状態に固定している。 【0017】円板14、18により上下面を挟持された大型円板12の周囲側部は、円板14、18より外側に突出させている。そして、氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上でストーン本体10同士が互いに衝突し合う部位に当たるストーン本体10の周囲側部を、木材からなる大型円板12で形成している。 【0018】大型円板12と、大型円板12の上下面に重ねられた円板14、18と、円板14の上面に重ねられた小型円板16とは、それらを用いて形成するストーン本体10が、従来一般のカーリング競技に用いられるストーンにほぼ似た大きさ、形状及び重さとなるように、その大きさ、形状及びその材質を選定している。又は、それらを用いて形成するストーン本体10が、体力のない子供や老人にも容易に取り扱える大きさ、形状及び重さとなるように、その大きさ、形状及びその材質を選定している。 【0019】ストーン本体10の上面に当たる小型円板16の上面には、図1と図2に示したように、ストーン本体10を手で操作するためのハンドル30を延設している。ハンドル30は、アルミニウムを用いて形成された柱部材32の上端に、丸棒34を小型円板16表面と平行に小型円板16の上方を横断して突設した形状に形成している。柱部材32は、円板16に2本のボルト36を用いて固定している。 【0020】ストーン本体10の下面に当たる円板18の下面の4方には、図1と図3に示したように、ストーン本体10を氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上に360度の範囲でいずれの方向にも走行可能に支持するためのボールベアリング50であって、いずれの方向にも回転自在なボール52を脚として持つボールベアリング50を等間隔づつあけて合計4個備えている。 【0021】ボールベアリング50には、例えば図4にその断面図を示したような、フリーベア(商標名)と呼ばれる株式会社共栄精工製のC−8Rを用いている。このボールベアリング50は、脚となる球状のボール52が、受け部54表面に形成されたほぼ半球状の窪み56内にその上部を埋没させた状態で嵌入されている。受け部54外側に露出したボール52の周囲部分には、リング58が嵌挿されて、そのリング58が受け部54表面に固定されている。そして、そのリング58により、ボール52が窪み56内から脱落するのが、防止されている。窪み56内周面とそれに対向するボール52周囲面部分との間には、小球59が多数隙間少なく1層に碗状に並べて収容されている。そして、その多数の小球59を介して、ボール52が、窪み56内を、いずれの方向にも抵抗少なく自在に回転できるように構成されている。車輪を脚として持つキャスター等は、その車輪の回転方向と直角な車輪の回転軸方向には、床面上を抵抗少なく円滑に走行させることが困難である。それに対して、このボールベアリング50は、床面上を360度の範囲で全ての方向に抵抗少なく円滑に走行させることができる。 【0022】図1ないし図3に示したストーンは、以上のように構成していて、このストーンにおいては、ストーン本体10が円盤状またはそれに近い形状をしていて、従来一般に用いられているストーンにその外形が似ているため、そのストーン本体10を、カーリング競技又はカーリング遊戯に違和感なく用いることができる。 【0023】また、ストーン本体10の上面に延設されたハンドル30を手で持って、ストーン本体10を手で容易かつ安全に持ち上げたり、ストーン本体10を氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上を所定方向に的確に押したりできる。 【0024】また、ストーン本体10を氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上に360度の範囲でいずれの方向にも走行可能に支持するためのボールベアリング50であって、いずれの方向にも回転自在なボール52を脚として持つボールベアリング50が、ストーン本体10の底面に備えられているため、そのボールベアリング50を介して、ストーン本体10を氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上を360度の範囲でいずれの方向にも少ない力で抵抗少なく円滑に走行させることができる。 【0025】また、氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上でストーン本体10同士が互いに衝突し合う部位に当たるストーン本体10の周囲側部が比較的軟質の木材からなる大型円板12で形成されているため、そのストーン本体10同士が氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上で互いに衝突し合った際に発せられる衝突音を、にぶくて低いソフトな聞き心地の良い柔らかい音とすることができる。 【0026】また、ストーン本体10底面の4方に等間隔づつあけて備えられた合計4個のボールベアリング50を用いて、ストーン本体10を氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上を360度の範囲でいずれの方向へも、ほぼ等しく抵抗少なくスムーズに安定させて走行させることができる。 【0027】また、ストーン本体10が汎用の金属と木材を組み合わせたものから形成しているため、そのストーン本体10を何処ででも容易に手軽に形成できる。 【0028】なお、上述のストーンにおいては、ストーン本体10を、その軽量化と取扱いの安全化を図るために、木材のみから形成しても良く、又はその耐久性を高めるために、金属のみから形成しても良い。また、ストーン本体10は、その全体又はその一部を、手軽に入手可能な合成樹脂を用いて形成しても良い。あるいは、ストーン本体10の大型円板12を石で形成して、そのストーン本体10を、従来一般に用いられているストーンに似せても良い。また、ストーン本体10は、UFO形状等に似せた形状に形成しても良い。 【0029】また、ストーン本体10の底面には、最低3個のボールベアリング50を所定間隔づつあけて備えれば良く、そのようにしても、その3個のボールベアリング50を介して、ストーン本体10を氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上に360度の範囲でいずれの方向にも抵抗少なく安定させて自在に走行可能に支持できる。 【0030】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のストーンによれば、カーリング用の氷面が手軽に形成可能な冬季においては勿論、氷面が形成困難な夏期等の季節においても、氷面に代わる、屋内の床面、又は屋外のコンクリート面やアスファルト面を用いて、誰でもが何処ででも手軽にカーリング競技又はカーリング遊戯を行うことができる。また、氷面を形成困難な夏期等において、屋内の床面、又は屋外のコンクリート面やアスファルト面を用いて、カーリングの練習を的確かつ円滑に行える。また、氷面、床面又はコンクリート面やアスファルト面上をいずれの方向にも抵抗少なく走行させることの可能な、ストーンであって、体力の無い子供や老人でもカーリング競技又はカーリング遊戯を手軽に容易に楽しめるストーンを提供できる。さらに、ストーン本体を汎用の金属や木材や合成樹脂等から形成したストーンであって、誰でもが容易に入手可能なストーンを提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598058944 【氏名又は名称】小川 常雄
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月6日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】松田 宗久
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| 【公開番号】 |
特開平11−313908 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月16日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−123023 |
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