| 【発明の名称】 |
ウエイトマシンのトレーニング効果表示装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山崎 岩男
【氏名】山崎 貴三代
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| 【要約】 |
【課題】除脂肪体重の時系列変化を一つの指標として長期間なトレーニングの積み重ねが必要なウエイトマシンのトレーニング効果を客観的に把握できるようにする。
【解決手段】グリップハンドルHの電極を介して人体インピーダンスを測定する人体インピーダンス測定手段11と、カラー液晶パネルを介して性別、年齢、身長および体重の個人データを入力するデータ入力手段12と、前記人体インピーダンスと個人データから体脂肪率を算出する体脂肪率算出手段13と、前記体脂肪率と体重から除脂肪体重を算出する除脂肪体重算出手段14と、前記除脂肪体重を測定毎に記憶する記憶手段15と、前記除脂肪体重を時系列に表示する表示手段16で構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 筋肉に負荷を与えて筋力トレーニングを行うウエイトマシンにおいて、電極を介して人体インピーダンスを測定する人体インピーダンス測定手段と、性別、年齢、身長および体重の個人データを入力するデータ入力手段と、前記人体インピーダンスと個人データから体脂肪率を算出する体脂肪率算出手段と、前記体脂肪率と体重から除脂肪体重を算出する除脂肪体重算出手段と、前記除脂肪体重を測定毎に記憶する記憶手段と、前記除脂肪体重を時系列に表示する表示手段と、を備え、筋力トレーニングの効果を前記除脂肪体重の時系列変化によって表示することを特徴とするトレーニング効果表示装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、上腕部、胸部、腹部、腰部、大腿部、ふくらはぎなどの筋肉に機械的な抵抗を与えてこれらの筋肉を強化するトレーニング種目毎に個別に用意されたウエイトマシンに関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】健康づくりのためのマシンによる運動としては、心肺機能の向上や体脂肪の燃焼を目的としたトレッドミルによるウォーキングやランニング運動、自転車エルゴメータによる自転車こぎ運動、ステアクライマによる階段上り運動、ローイングマシンによるボートこぎ運動など、有酸素運動が中心に行われてきた。しかし、日常生活の中でのさまざまな動作を生み出す基本となるのは筋肉であり、活動的で人間らしい生活をできるだけ長く持続するためには、ウエイトマシンや、ダンベルなどのフリーウエイトを使って抵抗を与え、筋肉を強化するレジスタンストレーニングを行って身体の土台となる筋肉の機能を維持することが重要である。 【0003】ウエイトマシンに用いられる負荷方法には、ウエイトを滑車やてこなどを使って持ち上げるウエイトスタック式の他、油圧や空気圧あるいは電磁石の抵抗を利用した油圧式、空気圧式あるいは電磁式などがある。 【0004】筋肉は使わなければ萎縮し、それに伴って機能も低下する。従って、トレーニングによって得られた効果を維持するには、その後も継続的なトレーニングが必要である。また、短期間のレジスタンストレーニングによって得られる効果は、神経系の適応によるところが大きく、肥大化など筋肉の形態的な変化によってもたらされる効果が出るまでには、長期間のトレーニングの積み重ねが必要である。 【0005】また、レジスタンストレーニングは局所的な部位のみに偏らず、全身をバランスよくトレーニングすることが大切である。拮抗筋や左右の筋力のバランスが崩れると、肉離れや捻挫などの整形外科的な障害を招くことがあるので、このような障害を予防するためにも、全身をバランスよくトレーニングする必要がある。 【0006】さらに、レジスタンストレーニングは基礎的な筋力を養うことから始めるのが望ましい。基礎的な筋力として大筋群は、大きな筋パワーを生み出して動作の基本となる筋肉なので、大筋群を優先してトレーニングする方がより効果的である。 【0007】このように、ウエイトマシンによって局所的な部位のみに偏らず基礎的な大筋群を中心に全身の筋肉にバランスよく負荷を与えると、生理的な適応によって全身の筋肉が肥大し、神経系を活性化して筋機能が向上する。また、筋肉が肥大すると筋肉を支える骨も密度が高くなって丈夫になり、重量も重くなる。このため、レジスタンストレーニングを行うと筋肉や骨などの組織が発達し、体重から体脂肪量を除いた除脂肪体重が増加する。従って、除脂肪体重は長期間にわたるレジスタンストレーニングの効果を見る指標として好適であり、除脂肪体重の変化が見れるとトレーニングの効果が分かってトレーニングの励みになる。 【0008】また、従来のウエイトマシンは、長期的なトレーニングン効果を表示するものはなかった。このため、トレーニングンを続けていても効果が分からないので目標が定まらず、興味が薄れてしまうという問題があった。 【0009】そこで本発明は、除脂肪体重の時系列変化を一つの指標として長期間なトレーニングの積み重ねが必要なウエイトマシンのトレーニング効果を客観的に把握できるようにすることを目的になされたものである。 【0010】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するために、本発明は以下のように構成した。 【0011】すなわち、筋肉に負荷を与えて筋力トレーニングを行うウエイトマシンにおいて、電極を介して人体インピーダンスを測定する人体インピーダンス測定手段と、性別、年齢、身長および体重の個人データを入力するデータ入力手段と、前記人体インピーダンスと個人データから体脂肪率を算出する体脂肪率算出手段と、前記体脂肪率と体重から除脂肪体重を算出する除脂肪体重算出手段と、前記除脂肪体重を測定毎に記憶する記憶手段と、前記除脂肪体重を時系列に表示する表示手段と、を備え、筋力トレーニングの効果を前記除脂肪体重の時系列変化によって表示することを特徴とするトレーニング効果表示装置である。 【0012】 【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。 【0013】図1〜図3に、本発明を実施したウエイトマシンの一例を示す。図1はアームカールA1で、上腕部を反復してねじ曲げることにより上腕二頭筋などの筋肉を強化する。図2はレッグカールA2で、大腿部を反復してねじ曲げることによりハムストリングなどの筋肉を強化する。図3はアブドミナルA3で、腹部を反復して屈伸することにより腹筋などの筋肉を強化する。 【0014】ウエイトマシンA1、A2、A3には、それぞれ図示しないタッチ式のカラー液晶パネルを設置し、負荷の調節や各種データの入力および表示を行う。人体インピーダンスの測定は、ウエイトマシンA1、A2、A3にそれぞれ設けたグリップハンドルHを握って行う。 【0015】図4に、本発明を実施したウエイトマシンのトレーニングン効果表示装置のブロック図を示す。トレーニングン効果表示装置1は、グリップハンドルHの電極を介して人体インピーダンスを測定する人体インピーダンス測定手段11と、カラー液晶パネルを介して性別、年齢、身長および体重の個人データを入力するデータ入力手段12と、前記人体インピーダンスと個人データから体脂肪率を算出する体脂肪率算出手段13と、前記体脂肪率と体重から除脂肪体重を算出する除脂肪体重算出手段14と、前記除脂肪体重を測定毎に記憶する記憶手段15と、前記除脂肪体重を時系列に表示する表示手段16で構成する。なお、体重については歪ゲージなどをウエイトマシンに設けて自動的に測定してもよい。 【0016】図5に、電極を装着したグリップハンドルHの斜視図を示す。グリップハンドルHは、ウエイトマシンに取り付けた左右のグリップハンドルHL、HRに一対の給電側電極H1、H1と検出側電極H2、H2を巻着して4端子電極を構成する。左右のグリップハンドルHL、HRは、絶縁体で構成し、給電側電極H1、H1と検出側電極H2、H2の間は接触しないように間隔を設ける。 【0017】図6に、人体インピーダンス測定手段11の測定回路のブロック図を示す。測定回路2は、発振器21が生成する50kHzの正弦波交流電圧を駆動回路22、トランスT1、切換スイッチ23Aを介して給電側電極H1、H1に供給する。 【0018】左右のグリップハンドルHL、HRを両手で握ると、検出側電極H2、H2に交流電圧が発生する。検出側電極H2、H2に発生した交流電圧を切換スイッチ23A、トランスT2、帯域フィルタ24、整流回路25、増幅器26を介して直流電圧に変換し、波形整形、レベル調整、オフセット調整した後、A/D変換器27、I/Oインタフェース6を介してCPU4に入力する。 【0019】測定回路2を構成する要素の経時変化や温度特性による測定誤差を修正するため、人体インピーダンスを測定する前に、検出側回路の出力特性をあらかじめ校正する。すなわち、2つの変量である人体インピーダンスZと検出側回路が検出する交流電圧Vの関係を回帰直線Z=k・V+C0 にあてはめる。そして、抵抗値が既知の2つの抵抗R1とR2の両端に、人体インピーダンスZを測定するときと同じ所定の交流電圧を印加し、抵抗R1とR2の両端に発生する交流電圧Vを検出して回帰直線の比例定数kと固定定数C0 を求める。 【0020】このため、CPU4から制御信号を出力してI/Oインタフェース6、切換ユニット28、および切換制御回路29Aを介して切換スイッチ23Aを切換え、トランスT1の二次側とトランスT2の一次側との間に2つの抵抗R1とR2を接続する。次に、CPU4から制御信号を出力してI/Oインタフェース6、切換ユニット28、および切換制御回路29Bを介して切換スイッチ23Bを切換え、測定対象を抵抗R1あるいは抵抗R2に切換える。 【0021】人体インピーダンス測定手段11が計算する人体インピーダンスの計算方法を数式1に示す。 【数1】
また、体脂肪率算出手段13が計算する体脂肪率の計算方法を数式2に示す。 【数2】
また、除脂肪体重算出手段14が計算する除脂肪体重の計算方法を数式3に示す。 除脂肪体重=体重×(1−体脂肪率/100) (数式3) 【0022】図7に、表示手段16がカラー液晶パネルに表示する除脂肪体重の推移グラフを示す。除脂肪体重の推移グラフは、縦軸と横軸にそれぞれ体脂肪量(kg)ならびに除脂肪体重(kg)とトレーニングン回数をスケーリングし、棒グラフによって体脂肪量ならびに除脂肪体重の時系列変化を表示する。 【0023】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のウエイトマシンのトレーニングン効果表示装置は、性別、年齢、身長および体重の個人データを入力し、人体インピーダンスを測定して体脂肪率と除脂肪体重を算出し、除脂肪体重を測定毎に記憶して時系列に表示する。従って、本発明によれば、筋肉や骨などの組織の発達状況を示す除脂肪体重の変化を一つの指標としてウエイトマシンのトレーニングン効果が目に見えるので、興味を長く持続させる効果がある。また、除脂肪体重の変化が目に見えるので目標が定まり、取組みが意欲的になって集中力が増すので、短期間で十分な効果を上げることができるようになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000114628 【氏名又は名称】ヤーマン株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月1日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】牧 哲郎 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−313904 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月16日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−122045 |
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