| 【発明の名称】 |
カルマン渦を減少した棒状部を有するスポ−ツ用品 |
| 【発明者】 |
【氏名】板垣 良彦
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ゴルフ用クラブ、野球用バット、バドミントン用ラケット、ボート用オール、カヌー用パドル、フィッシング用竿等の棒状部を構成するスポーツ用品において、該スポーツ用品の把手延長部など少なくとも棒状部位の側面に、該棒状部位が主として移動する方向と交差する気流剥離構造を構成したことを特徴とするカルマン渦を減少した棒状部を有するスポーツ用品。 【請求項2】 前記気流剥離構造が、直線、曲線、螺旋線状に配置した突条、凹条または凹凸点構造である請求項1記載のカルマン渦を減少した棒状部を有するスポーツ用品。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はスポーツ用品の解離用に係り、殊に把手延長部に棒状部位を有するスポーツ用品において、該スポーツ用品の移動軌跡を左右するカルマン渦を減少した棒状部を有するスポーツ用品に関するものである。 【0002】 【従来の技術】ゴルフ用クラブ、野球用バット、バドミントン用ラケット、ボート用オール、カヌー用パドル、或はフィッシング用竿等の棒状部を構成するスポーツ用品は、一般に打球部位と把手を連結する適宜長さの把手延長部がある。然るに該スポーツ用品の把手延長部は空気中や水中などの流体中で振られるとその後方でカルマン渦が発生することが知られており、該カルマン渦によって周期的に左右に振動しながら移動することも知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】こうした上記把手延長部に作用するカルマン渦の振動作用は、競技の成績に微妙な影響を与えることとなり、ゴルフ用クラブ、野球用バット、バドミントン用ラケット、ボート用オール、カヌー用パドルまたはフィッシング用竿等の棒状部を構成する各種スポーツ用品におけるカルマン渦の解消が要求されている。 【0004】本発明は上記要望に鑑みてなされたものであり、ゴルフ用クラブ、野球用バット、バドミントン用ラケット、ボート用オール、カヌー用パドルまたはフィッシング用竿等の各種スポーツ用品における振り抜き時のカルマン渦を減少することができる新規構造のカルマン渦を減少した棒状部を有するスポーツ用品を提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明に係るカルマン渦を減少した棒状部を有するスポーツ用品は、ゴルフ用クラブ、野球用バット、バドミントン用ラケット、ボート用オール、カヌー用パドル、フィッシング用竿等の棒状部を構成するスポーツ用品において、該スポーツ用品の把手延長部など少なくとも棒状部位の側面に、該棒状部位が主として移動する方向と交差する気流剥離構造を構成したことを要旨とするものである。 【0006】上記気流剥離構造は、直線、曲線、螺旋線状に配置した突条、凹条または凹凸点構造によって実施することができる。即ちカルマン渦は、スポーツ用品の棒状部が移動すると棒状部を回り込んだ流体が再び合流して衝突し、左右からの流体が交互に渦を構成して「うなり」となり、棒状部を引き戻す大きい力(流体抵抗力)が左右から交互に作用して該部位を左右に振動させる。 【0007】然るに、棒状部位の側面に、該棒状部位が主として移動する方向と交差する向きに、直線、曲線、螺旋線状に配置した突条、凹条または凹凸点構造等からなる気流剥離構造を構成すると、棒状部位の背面に回り込もうとする流体が該気流剥離構造によって小渦となって該部位表面から剥離するように作用し、大きい流体抵抗力が発生しない。 【0008】従って、ゴルフ用クラブ、野球用バット、バドミントン用ラケット、ボート用オール、カヌー用パドル、フィッシング用竿等では、振り抜きまたは櫂抜きが円滑に行われるようになり、流体による振動等の影響が減少して好適な結果が期待できるようになる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカルマン渦を減少した棒状部を有するスポーツ用品の好ましい実施の形態を図1及び図2に示すゴルフ用クラブについて説明する。図1に示すゴルフ用クラブ1(実施例はドライバーである)のクラブヘッド2とグリップ3を連結するシャフト3の断面は、図2に拡大して示すように円形周面4からなり、クラブヘッド2の正面と対応する点Aから左右75度位置と85度位置及び100度位置には、それぞれシャフト3の長手方向に延びる微細な突条5,5…からなる流体剥離構造がそれぞれ条設してある。 【0010】上記ゴルフクラブ1を振ると、図3(a)に示すように正面点Aからシャフト3に向かった空気流Bはシャフト3の左右を表面に沿って後方点Cに回り込もうとするが、途中で複数の微細な突条5,5…と交錯して小渦Dを形成しながらシャフト3の面から剥離するようになる。そして、該小渦Dは図3(b)に示すように微細な突条5をもたないシャフトの後方に生じるカルマン渦Eとは異なり、左右が交互に発生することがないため、シャフト3が左右方向(矢印F)に振動する力を発生しない。 【0011】 【実施例】〔実施例1〕図4は、前記ゴルフクラブ1のシャフト3に構成した流体剥離構造の他の実施例であり、微細な突条5に代えて凹条6としたものである。 〔実施例2〕また、図5は野球用バット7に流体剥離構造を構成したものであり、該実施例では、野球用バット7の表面全体に亙って無数の微小突起8,8…を配設した構造になっている。 【0012】〔実施例3〕更に図6は、ボート用オール9に流体剥離構造を構成したものであり、該実施例では、オール9の棒状部表面に数条の螺旋突条10,10…を螺設した構造になっている。 【0013】本発明のカルマン渦を減少した棒状部を有するスポーツ用品は前記実施例に示したゴルフ用クラブや野球用バットに限られるものではなく、バドミントン用ラケットやボート用オール、カヌー用パドル等の該スポーツ用品の把手延長部など少なくとも棒状部位を有して空気中または水中を移動する全てのスポーツ用品について実施することができることはいうまでもない。 【0014】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によればスポーツ用品の把手延長部など少なくとも棒状部位の側面に、該棒状部位が主として移動する方向と交差する向きに、直線、曲線、螺旋線状に配置した突条、凹条または凹凸点構造等からなる気流剥離構造を構成したことにより、棒状部位の背面に回り込もうとする流体が該気流剥離構造によって小渦となって該部位表面から剥離するように作用し、大きい流体抵抗力が発生しなくなるため、流体による振動等の影響が減少して好適な結果が期待できるようになる等の特徴を有するものであり、本発明の実施によって得られる効果は極めて大きい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591038820 【氏名又は名称】株式会社デサント
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月28日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】畠山 隆
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| 【公開番号】 |
特開平11−309227 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月9日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−135984 |
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