| 【発明の名称】 |
スプリンクラー消火設備用配管継手 |
| 【発明者】 |
【氏名】白石 雄三
【氏名】美留町 達也
【氏名】佐々木 徹也
【氏名】加藤 真明
【氏名】鈴木 孝志
【氏名】梅内 章三
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| 【要約】 |
【課題】スプリンクラー消火設備用巻出し配管施工時の作業性を向上すると共に、漏水に対する信頼性を向上できるスプリンクラー消火設備用配管継手を提供する。
【解決手段】スプリンクラー配管の枝管に、両端の外周にネジ部14e,14fを有し一端の内周に巻出し配管20の受入部16が形成されたオスネジアダプタ30の他端のネジ部14eを捩じ込んで接続し、受入部16に、端部11に一対のツバ部15,15が形成されそのツバ部15,15内にOリング12が嵌合された巻出し配管20の挿入部40を挿入した後、巻出し配管20に嵌挿された袋ナット50を、オスネジアダプタ30の一端のネジ部14fに螺合する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 スプリンクラー配管の枝管に、スプリンクラー巻出し配管を接続するためのスプリンクラー消火設備用配管継手において、両端の外周にネジ部を有し、一端の内周に、巻出し配管の受入れ部が形成され、他端のネジ部を上記枝管に捩じ込んで接続されるオスネジアダプタと、上記巻出し配管の端部に形成された一対のツバ部を有し、そのツバ部内に嵌合されたOリングを有する巻出し配管の挿入部と、上記巻出し配管に嵌挿され巻出し配管の挿入部をオスネジアダプタの受入部に挿入後上記一端のネジ部と螺合される袋ナットとを備えたことを特徴とするスプリンクラー消火設備用配管継手。 【請求項2】 挿入部のツバ部は、巻出し配管に直接加工或いはツバ部材をロウ付して形成される請求項1記載のスプリンクラー消火設備用配管継手。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スプリンクラー配管の枝管にスプリンクラー巻出し配管を接続するために用いられるスプリンクラー消火設備用配管継手に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、スプリンクラー配管の枝管にスプリンクラー巻出し配管を接続するには、一端がフレアに形成されたオスネジアダプタを用いており、このオスネジアダプタの他端をスプリンクラー配管に設けられた枝管のメスネジ部に接続すると共に、上述のオスネジアダプタのフレアに巻出し配管の先端部を挿入する。そして、予めスプリンクラー巻出し配管に嵌挿した袋ナットをオスネジアダプタ上に移動し、袋ナットで、巻出し配管にオスネジアダプタを締め付けることにより接続する接続方法、即ちフレア接続により行っていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フレア接続による接続方法は、オスネジアダプタのフレアの当り面をスプリンクラー巻出し配管の外周面に合わせて正確に形成しなければならないという問題があり、更に、袋ナットの締め付けトルクを800〜1000kgf・cm程度の高いトルクで締め付ける必要性があり、作業性が悪かった。 【0004】また、スプリンクラー消火設備用巻出し配管の取付け後に行われる水圧試験では、オスネジアダプタのフレアの当たり面とスプリンクラー巻出し配管との接触不足、袋ナットの締め付け不足などにより、漏水を生じる可能性があった。 【0005】そこで、本発明の目的は、スプリンクラー消火設備用巻出し配管施工時の作業性を向上すると共に、漏水に対する信頼性を向上できるスプリンクラー消火設備用配管継手を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために請求項1の発明は、スプリンクラー配管の枝管に、スプリンクラー巻出し配管を接続するためのスプリンクラー消火設備用配管継手において、両端の外周にネジ部を有し、一端の内周に、巻出し配管の受入れ部が形成され、他端のネジ部を上記枝管に捩じ込んで接続されるオスネジアダプタと、上記巻出し配管の端部に形成された一対のツバ部を有し、そのツバ部内に嵌合されたOリングを有する巻出し配管の挿入部と、上記巻出し配管に嵌挿され巻出し配管の挿入部をオスネジアダプタの受入部に挿入後上記一端のネジ部と螺合される袋ナットとを備えたものである。 【0007】請求項2の発明は、上記挿入部のツバ部は、巻出し配管に直接加工或いはツバ部材をロウ付して形成されるものである。 【0008】上記構成によれば、オスネジアダプタの受入部と巻出し配管の挿入部との隙間がOリングによりシールされるので、弱い締め付けトルクでスプリンクラー配管の枝管と巻出し配管との隙間からの漏水を防止できる。 【0009】 【発明の実施の形態】次に、本発明の好適一実施の形態を添付図面を用いて詳述する。 【0010】図1に本発明にかかるスプリンクラー消火設備用配管継手の断面図を示す。 【0011】図1に示すように、スプリンクラー消火設備用配管継手10は、スプリンクラー配管と巻き出し配管20を接続する際にこれら同士の接続部材として用いられるものである。 【0012】具体的には、スプリンクラー消火設備用配管継手10は、スプリンクラー配管に形成されたメスネジ部に捩じ込んで接続されるオスネジアダプタ30と、そのオスネジアダプタ30内に挿入され巻出し配管20の端部11に形成された挿入部40と、その挿入部40をオスネジアダプタ30の上から締め付けてオスネジアダプタ30と巻出し配管20とを固定する袋ナット50とから構成されている。 【0013】枝管内に捩じ込まれるオスネジアダプタ30は、円筒体状に形成されたアダプタ本体14の一端の外周に、上述の袋ナット50と螺合される袋ナット用ネジ部14fが形成されると共に他端の外周にスプリンクラー配管の枝管に形成されたメスネジ部に螺合して接続される枝管用ネジ部14eが形成され、更に中央にアダプタ本体14を軸の周りに回転するためのナット部14nが形成されている。また、オスネジアダプタ30は、一端の内周に巻出し配管20の挿入部40を受け入れる受入部16が形成され、その受入部16の先端に巻出し配管20の端部11を受入部16内に案内するための案内溝14iが斜めに形成されると共に、受入部16の後端に巻出し配管20の端部の挿入を所定の深さで止めるストッパ17が形成されている。 【0014】その受入部16に挿入される巻出し配管20の挿入部40は、巻出し配管20を直接加工し所定の間隔を隔てて形成された一対のツバ部15,15と、それら一対のツバ部15,15間に嵌合されたOリング12とから構成されている。このOリング12は、ツバ部15,15に嵌合した際に、ツバ部15の外周よりも若干大きく形成されている。 【0015】また、オスネジアダプタ30と巻出し配管20とを固定する袋ナット50は、中央に巻出し配管20に嵌挿するための嵌挿孔18を有し、筒体状に形成された袋ナット本体13の内周にオスネジアダプタ30のネジ部14fと螺合されるネジ13oが切られたネジ孔13hが形成されると共にその外周に軸の周りに回転するためのナット部13nが形成されている。 【0016】次に、作用を説明する。 【0017】スプリンクラー消火設備用配管継手10を用いてスプリンクラー配管に巻出し配管20を接続するに際しては、スプリンクラー配管の枝管のメスネジ部にシール材を用いてオスネジアダプタ30を締め付けて固定する。 【0018】そして、巻出し配管20に袋ナット50を嵌挿した後、ツバ部15,15間にOリング12を取り付けた巻出し配管20の挿入部40をオスネジアダプタ30の受入部16に差し込む。この時、巻出し配管20の端部11は、案内溝14iに案内されスムーズに受入部16に挿入された後、ストッパ17により所定の固定位置で止められる。この時、Oリング12は、若干圧縮され、オスネジアダプタ30と巻出し配管20との間をシールする。 【0019】更に、袋ナット50をオスネジアダプタ30の方に移動して袋ナット用ネジ部14fに螺合して締め付ける。この時、袋ナット50の締め付けトルクは、300〜1000kgf・cmにする。すなわち、本発明にあっては、袋ナット50の締め付けトルクは、単に巻出し配管20の抜け止め防止程度で良い。この締付けにより、巻出し配管20は、オスネジアダプタ30を介して袋ナット50に締め付けられ、オスネジアダプタ30と固定されて、接続が完了する。 【0020】このように、スプリンクラー配管と巻出し配管20との間にOリング12を設けて接続することにより、オスネジアダプタ30と巻出し配管20との隙間はOリング12によりシールされるので、遮水性が向上する。 【0021】この遮水性について、本発明と従来技術との、袋ナット50の締め付けトルクの大きさを測定した結果、従来のフレア接続の場合、袋ナットの締め付けトルクは800〜1000kgf・cm必要であったが、本発明では締め付けトルクが300〜1000kgf・cmで漏水が生じないことが確認された。 【0022】この実験から、本発明は、スプリンクラー配管と巻出し配管20との接続に際しての施工性にも優れているといえる。 【0023】次に、図2を用いて他の実施の形態について説明する。 【0024】図2に示すように、巻出し配管20の挿入部60の他の実施形態として、一対のツバ部材65,65を巻出し配管20の端部11にロウ付して巻出し配管20と一体に固定し、これらツバ部65,65の間にOリング12を嵌合させるものがある。 【0025】このように挿入部60を構成することにより、挿入部60を直接巻出し配管20に加工しにくいような硬質の金属同士を接続する場合であっても、本発明を適用して接続することができる。 【0026】尚、本実施の形態にあっては、銅管で形成された巻出し配管20をスプリンクラー配管に接続する例で説明したが、本発明は、巻出し配管20の材料に鉄などの他種金属或いは合金等を用いた配管同士を接続する場合にも応用可能である。 【0027】 【発明の効果】以上要するに本発明によれば、スプリンクラー巻出し配管の施工が低トルクで可能となり、施工性が向上する。また、スプリンクラー配管と巻出し配管との間にOリングを接触させることにより、漏水に対する信頼性が向上する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005120 【氏名又は名称】日立電線株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月27日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】絹谷 信雄
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| 【公開番号】 |
特開平11−9717 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月19日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−172267 |
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