| 【発明の名称】 |
第1段階の調整器のための可動バルブ部材 |
| 【発明者】 |
【氏名】セルジュ・タバ
【氏名】マイケル・ブイ・モーガン
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、金属バルブ部材に対して機械的に保持され、化学的に接着され、それにより耐層剥離性が改良されて従来の技術の設計よりも優れているプラスチック材料を備える改良された可動バルブ部材を提供することにある。
【解決手段】可動バルブ部材が、加圧ガスの受容のための調整器の器体内の第1段階の調整器内に配設される。可動バルブ部材は、拡大頭部と、拡大頭部に隣接するステムと一体化されている肩部を持つ付属のステムとを有する金属で形成される。エラストマ−またはプラスチック材料が、頭部を囲み、周囲に延在する。支持座金が、プラスチック成型面に対して肩部の上で押し付けられ、摩擦で係合し、エラストマ−またはプラスチック材料を支持する。また、可動バルブ部材の製造方法も提供する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 調整器の器体と、高圧ガスの受容のための前記調整器内の高圧室と、前記高圧室を高圧ガス供給源に接続するための手段と、前記高圧室と連絡する低圧室と、前記高圧室を前記低圧室から分離するオリフィスと、前記オリフィスとの接触を密閉するための高圧室内の可動バルブ部材と、前記オリフィスに対して密閉するように前記可動バルブ部材を斜向させるため適合させられた前記高圧室内の第1スプリング斜向手段と、前記低圧室の上に配置される空洞部と、前記空洞部内に配設される仕切り板と、前記仕切り板の移動に応じて、前記第1スプリング斜向手段の斜向で前記可動バルブ部材を移動させるための、前記仕切り板と前記可動バルブ部材との間の連動手段と、前記高圧室の方へ、且つ前記可動バルブ部材に対して、前記仕切り板を斜向させるために適合させられた前記空洞内の第2スプリング斜向手段と、直立部分に接続する拡大頭部からなる前記可動バルブ部材と、前記頭部と直立部分とを貫通して延在する軸方向孔と、上面、側面および底面を有し、前記上面が前記オリフィスの上に配置されるための大きさで作られる拡大頭部と、前記バルブ本体の前記拡大頭部の前記上面、側面および底面に配置され、接着されるプラスチック材料で、前記上面の前記プラスチック材料が前記オリフィスに対して密閉するために適合させられるプラスチック材料と、プラスチックと接触しない前記直立部分および前記軸方向孔と、また、前記拡大頭部の前記底面の上に配置される前記プラスチック材料と接触し、且つそれを支持するため、また前記第1スプリング斜向手段を支持するため、前記直立部分の上に配置される支持座金と、を具備する自給式呼吸装置のための調整器。 【請求項2】 前記第1スプリング斜向手段が、空洞部を内蔵するスプリングブロックと、前記可動バルブ部材を前記オリフィスに対して斜向させるための、前記スプリングブロックと前記可動バルブ部材との間の少なくとも1個のスプリングと、前記スプリングブロックの空洞部に延在する前記可動バルブ部材の前記直立部分と、また、前記空洞部で前記直立部分を取り囲み、且つ前記直立部分を密閉するための密閉手段と、を具備する請求項1に記載の自給式呼吸装置のための調整器。 【請求項3】 調整された圧力のガスを前記第1段階の調整器から受容するため、前記調整器の器体と接続する需要調整器を、さらに具備する請求項1に記載の自給式呼吸装置のための調整器。 【請求項4】 前記連動手段が、前記可動バルブ部材から前記低圧室まで延在し、且つ前記仕切り板と接触するための拡大表面部材を有するピンとして形成される直立部分を、具備する請求項2に記載の自給式呼吸装置のための調整器。 【請求項5】 第2段階の需要調整器の連結装置として前記低圧室と連絡する少なくとも1つの開口部を、さらに具備する請求項4に記載の自給式呼吸装置のための調整器。 【請求項6】 高圧力計の連結装置として、前記高圧室から周囲まで延在する前記調整器の器体内の導管を、さらに具備する請求項5に記載の自給式呼吸装置のための調整器。 【請求項7】 前記可動バルブ部材が金属で作られ、前記拡大頭部および前記直立部分を貫通して延在する前記軸方向孔が、前記連動手段部材の前記ピンを受容するため適合させられ、また、隆起カラ−が前記拡大頭部の前記孔を囲む、請求項4に記載の自給式呼吸装置のための調整器。 【請求項8】 前記可動バルブ部材の前記軸方向孔が、前記拡大頭部から前記直立部分まで延在する大直径部分を有する、請求項7に記載の自給式呼吸装置のための調整装置。 【請求項9】 前記支持座金を保持するため、肩部が、前記拡大頭部に隣接する前記可動バルブ部材の前記直立部分に形成され、また、接着剤が、前記拡大頭部と前記プラスチック材料との間に配設される、請求項1に記載の組み合わせ。 【請求項10】 前記直立部分の前記金属が鍍金されたニッケルであり、前記プラスチック材料が、前記可動バルブ部材の前記拡大頭部の周囲に成型されて、前記オリフィスとの接触を密閉するため、周縁拡張部および平らな台座面を形成する、請求項7に記載の自給式呼吸装置のための調整装置。 【請求項11】 前記肩部が斜めに切断される、請求項9に記載の自給式呼吸装置のための調整装置。 【請求項12】 拡大頭部およびステムで形成され、且つ前記拡大頭部およびステムを貫通して延在する軸方向孔を有する金属部材と、オリフィスの上に配置される大きさに作られる前記拡大頭部と、前記拡大頭部を囲み、且つそれに接着され、オリフィスのための台座面を形成するプラスチック材料と、また、プラスチックと接触しない前記ステムおよび前記軸方向孔と、を具備する高圧呼吸用ガス調整器のための可動バルブ部材。 【請求項13】 請求項12の可動バルブ部材と、前記プラスチック材料を支持するため前記ステムの上に配置され、且つスプリング斜向手段と係合するため強固な接触面を形成する支持座金との組み合わせ。 【請求項14】 前記金属部材の前記拡大頭部が、丸い平らな部材であり、また、前記プラスチック材料が側方拡張部を形成して、丸い隅部を持つ概ね方形の部材を形成し、且つ平らな台座面を有する、請求項12に記載の可動バルブ部材。 【請求項15】 前記支持座金が、前記可動バルブ部材の金属より硬質である金属で形成される、請求項13に記載の組み合わせ。 【請求項16】 接着剤が、前記拡大頭部と前記プラスチック材料との間に配設され、前記支持座金を係合するため、前記ステムが、前記拡大頭部に隣接して形成される肩部を備え、また、傾斜面が、前記ステムの端部に形成される、請求項13に記載の可動バルブ部材。 【請求項17】 ステムと接続する拡大頭部を有し、且つその頭部と隣接するステムに肩部を有する金属バルブ部材を提供することと、前記金属バルブ部材を穿孔し、前記拡大頭部から前記ステムまで貫通して延在する軸方向孔を設けることと、接着剤を前記拡大頭部の上面に塗布することと、金属バルブ部材を型に配置することと、プラスチック材料を拡大頭部の周囲に成型することと、成型された可動バルブ部材を型から取り外すことと、また、摩擦で係合さすため、座金を金属ステムの金属肩部に押し付けることと、を具備する可動バルブ部材の製造方法。 【請求項18】 前記拡大頭部の前記上面が、前記接着剤を塗布する前に砂吹きにより磨かれる、請求項17に記載の方法。 【請求項19】 前記接着剤が、成型の間、熱活性化される、請求項17に記載の方法。 【請求項20】 前記プラスチック材料がエラストマ−である、請求項17に記載の方法。 【請求項21】 請求項17に記載の方法に基づき製造される可動バルブ部材。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、自給式水中呼吸装置用の、若しくは危険な、または汚染された空気状況における産業上または消防士の安全のための非常用空気供給源用の第1段階の調整器のための可動バルブ部材に関する。この可動バルブ部材は、高圧呼吸用ガスまたは他のガスを、高圧から使用するのに必要な中間圧まで調節するために使用される。 【0002】 【従来の技術】呼吸用ガスが高度に加圧されているので、約210ないし280kg/cm2(約3,000ないし4,000psi)から約8.4ないし9.8kg/cm2 (約120ないし140psi)に調整する必要がある。その調整は、自給式非常用呼吸装置や自給式水中呼吸装置として公知である。通常、ガスの圧力は、2段階により低減され、第1段階は、すなわち高圧調整器であり、第2段階は、一般に需要調整器と呼ばれる。 【0003】需要調整器から吸入することにより、仕切り板が移動し始め、その仕切り板はそれと連動するバルブを作動させる。需要調整器のバルブが開くと、次に第1段階すなわち高圧調整器が、高圧タンクまたはシリンダ−などの供給源から流入するガスを調整する。多くの場合、高圧調整器は、ねじ付きシャフトに接続するヨ−クねじを有するヨ−クでタンクのバルブに取り付けられる。バルブを開くと、高圧ガス供給源から第1段階の高圧調整器に流入し、調整後、第2段階の中間または需要調整器に流入する。 【0004】第1段階すなわち高圧調整器は、バルブ本体内の高圧室の中で軸方向に移動する可動バルブ部材を備える。この可動バルブ部材は、ステムと接続する拡大頭部を有する。軸方向貫通開口部すなわち孔は、頭部からステムまで延在し、圧力の均衡をとるように作用する。可動バルブ部材の頭部は、高圧室を低圧室から分離する高圧オリフィス、ノズルまたは頂部に対する台座として軟質のゴム状のものや変形し易い材料で設けられる。 【0005】米国特許第618,878号に示されているように、初期のバルブ部材は、半弾性またはゴム材料で形成され、その材料は、破損を防止するため、真直ぐな、またはT字形の強化部材を包含することができる。その半弾性またはゴム材料が伸長することを防止するため、バルブ部材は、外面に薄い金属の補強部材が設けられ、その補強部材は、ステムと、台座面をそのままに残す頭部の一部とを囲むことができる。代わりに、補強部材が、台座面をそのままに残す頭部の下面と側面とを囲んでもよい。 【0006】このバルブ部材は、圧力の均衡をとり、軸を誘導するための貫通口すなわち軸方向孔を包含しない。それは支持体の凹部に押し込まれる。これにより、液体または低圧の流体を使用するために設計されていることが明らかである。そのバルブ部材は、台座区域の全域が補強されていないので、高圧にさらされると、多分、それは頂部またはオリフィスを通って押し出されるか、あるいは、支持体から無理に移動させられる。このため、このバルブ部材は、自給式呼吸装置と協働する高圧で使用するのには適さない。 【0007】米国特許第5,413,096号に示されているさらに最近の可動バルブ部材は、ステムに取り付けられる拡大頭部を備える金属体で形成される。頭部の隆起金属カラ−で囲まれる軸方向孔すなわち貫通孔が、頭部およびステムを軸方向に貫通して延在する。プラスチックまたはエラストマ−材料が、そのカラ−を囲み、その頭部を被覆して、その頭部の周囲に延在する。プラスチック材料は、またステムの軸方向孔に通じる開口部を除き、ステムを被覆する。 【0008】米国特許第5,139,046号に示されているもう1つの改良バルブ部材は、軸方向孔を囲む隆起環状カラ−を隣接する環状溝を持つ頭部内に有する。一体的に形成される肩部が、下部のステムの端部を囲む。弾力のある合成プラスチック材料が拡大頭部の上に成型され、軸方向孔と、プラスチック材料と接触しないステム端部に隣接する肩部とを残してステムの大部分が被覆される。凹んだ台座を持つ金属製誘導カラ−は、カップ形状で、且つ頭部の接触面または密封面をそのまま残して、頭部および成型プラスチック材料を受容する。その誘導カラ−は、バルブ本体の円筒形の表面内で接触し、摺動する。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】これらのバルブ部材は、従来の技術の設計よりも改良されてはいるが、しかしステムを覆うプラスチック材料があるため、高圧ガスを調整する間、バルブ部材が軸方向へ移動すると、束縛されたりまたは抑止されたりする問題を起こすことがある。 【0010】また、エラストマ−またはプラスチックゴムなどの材料は、オリフィス、ノズル、または頂部に対して着座させられる間、加圧ガスの中に含有される微小な不純物で汚染されてくることがある。エラストマ−またはプラスチック材料が充分軟質でないと、そのバルブは劣化し始める。その結果、バルブは、使用者が要求するよりも過剰なガスまたは過少のガスを供給することもある。同時に硬質のプラスチック材料は、高圧にさらされる時、磨耗したり、若しくはプラスチック材料が頭部およびステムの金属材料から層剥離したり、または剥離したりすることを阻止するためには最良である。 【0011】また、製造する間中、貫通孔すなわち軸方向孔をゴム材料に接触しないように保持することは、困難であるので、そのため軸方向孔は、多くの場合、最終段階で穿孔され、製造コストの増大を招く。 【0012】これらに鑑み、本発明は、プラスチック材料を備える改良された可動バルブ部材を提供することを目的とし、そのプラスチック材料は、金属バルブ部材に対して機械的に保持され、化学的に接着され、それにより耐層剥離性が改良されて従来の技術の設計より優れている。 【0013】本発明は、補強座金を提供することをさらなる目的とし、その補強座金は、ステムの肩部と摩擦で係合し、バルブ部材の頭部を被覆するプラスチック材料を支持して、着座させられている間、伸長することをを防止し、且つ、斜向スプリングを支持して、プラスチック材料の磨耗を防止する。 【0014】本発明は、耐腐食性および耐酸性のある金属複合物で作られる頭部およびステムを備える可動バルブ部材を提供することを目的とし、その金属複合物は、頭部を被覆するプラスチック部材を支持し、且つ、その金属複合物は、それが移動するO−リング密閉部に対して生じさせる摩擦が少ない。 【0015】本発明は、可動バルブの頭部表面と、成型プラスチックまたはエラストマ−材料との間に配設され、それらを化学的に接着し、高圧ガスにさらされる間、層剥離を阻止する接着剤を備える可動バルブ部材を提供することをもう1つの目的とする。 【0016】本発明は、可動バルブ部材の製造方法を提供することをもう1つの目的とする。 【0017】 【課題を解決するための手段】本発明は、第1段階の調整器のための新しい軸方向可動高圧バルブ部材を提供する。そのバルブ部材は、ステムに接続する拡大頭部を具備する金属体を有する。頭部からステムまで軸方向に延在する貫通孔すなわち軸方向孔は、頭部が隆起カラ−に囲まれる。頭部とステムの間の結合部には、ステムを囲む肩部がある。ステムの端部は、Oリング内への挿入を容易にするために斜めに切断される。 【0018】プラスチック材料、好ましくは軟質のエラストマ−材料は、拡大金属頭部を被覆し、且つ貫通孔またはステムを被覆することなく、隆起カラ−を囲む。接着剤は、金属頭部の表面とプラスチック材料との間に配置され、プラスチック材料を化学的且つ機械的に金属面に接着する。またプラスチック材料は、拡大金属頭部の側面から周囲に延在する。 【0019】頭部を被覆する軟質のエラストマ−材料は、低圧室または接続区域に通じる頂部、オリフィス、またはノズルに対して着座する。 【0020】特定の金属複合物、好ましくは真鍮鍍金のニッケルは、バルブ部材の本体を形成するために使用される。Oリング密閉部に対して金属ステムが軸方向へ移動することにより、移動の間生じる摩擦が少ない。 【0021】支持座金、好ましくはステンレススチ−ルの支持座金は、ステム肩部と摩擦で係合し、または押し付けられる。支持座金は、高圧の頂部またはオリフィスに対して可動バルブ部材を斜向させる高圧スプリングを支持する。同時に、支持座金は、拡大頭部のプラスチック材料を機械的に保持し、且つ支持して、着座の間伸長することを防止する。また、その支持座金は、高圧にさらされる時、プラスチック材料が、拡大頭部から層剥離することを防止する。 【0022】新しい可動バルブ部材の製造方法もまた提供される。 【0023】新しい可動バルブ部材は、従来の技術のバルブ部材と比較して、密閉、信頼性および耐久年限が改良されていることを示している。 【0024】本発明は、添付図面とともに下記の説明を参照すれば、さらに明白となる。 【0025】 【発明の実施の形態】さて、図について、特に図1および図3について説明すると、そこには調整器の器体10を見ることができる。その調整器の器体10は、真鍮、ステンレススチ−ルまたは他の材料など種々の材料で作ることができ、それらの材料は、成型または機械加工が容易にでき、またその材料は、調整するガスまたは複数のガスに対して抵抗力がある。 【0026】ヨ−ク12は、調整器10を高加圧ガスのタンクまたはシリンダ−に固着する(図示せず)。ヨ−ク12は、回転可能なねじ付き軸16と接続するヨ−クねじ14を有する。ヨ−クねじ14は、回転可能な軸16に固着される取っ手18で形成される。回転可能な軸16は、ねじ山20によってヨ−ク12にねじ止めされる。これにより、表面24に対し方向26へ向かう高圧ガスを調整器へ流入させるようにバルブの出口を駆動するため、尖った端部22を加圧ガスタンクのバルブの出口に対してねじ止めすることができる。 【0027】調整器の器体10は、高圧室28を備え、その高圧室28は、高圧ガスの流れをその入口30で加圧ガスタンクまたはシリンダ−から受容する。高圧室28は、その反対側の端部すなわち出口34で、低いまたは低減された圧力ゾ−ンまたは室32に機能的に作用するように接続される。低圧ゾ−ンまたは室32は、図示しない需要調整器に流体が流入するように接続されることができる。 【0028】第1段階の調整器すなわちバルブ36を収容する高圧室28は、概ね円筒形の外形を有する。第1段階の調整器36は、本発明の可動バルブ部材44を頂部またはオリフィス46に対して斜向させるためのスプリングブロック38並びにスプリング40および42を備え、調整器の器体10内で高圧ガスを高圧室28から小直径孔または低圧室32へ弁で調整する。 【0029】図2および図4でわかるように、本発明の可動バルブ部材44は、ステムすなわち直立部材または部分50に取り付けられる拡大された平らな円形の頭部48を備える。頭部48およびステム50は、真鍮鍍金されたニッケルまたは他のの耐腐食性、耐酸性のある強固な金属で作ることが好ましい。中央の孔すなわち軸方向の通路52は、拡大頭部48を貫通し、またステム50を貫通して延在する。内部的には、軸方向孔52は、拡大頭部48から直立部分まで延在する大直径部分54と、その大直径部分の下に延在する小直径部分56とを有する。 【0030】拡大頭部48内の貫通孔すなわち軸方向孔52に通じる開口部を取り囲んでいるのが隆起カラ−58であり、そのカラ−58は、エラストマ−プラスチック材料60を適当な位置にしっかりと固定し、また同時に、オリフィスまたは頂部46に対して着座する間中、軸方向孔52の中へそれが移動することを防止するのに役立つ。 【0031】接着剤59は、可動バルブ頭部48の表面と成型プラスチックまたはエラストマ−材料60との間に配設され、且つそれらを化学的に接合し、高圧ガスにさらされる間、層剥離を阻止する。 【0032】ステム50と頭部48との間の接合点において、ステム50の直径よりも僅かに大きい直径を持つ肩部62が形成される。その肩部62は、ステム50に隣接して傾斜する、すなわち斜めになった表面64を有する。その肩部62は、支持座金66を保持し、その支持座金66は、斜めになった表面64および肩部62の上に押し付けられる。座金66の1側面は、プラスチック成型材料60を支持し、一方反対側の面は、斜向スプリング40を支持する。 【0033】支持座金66は、ステンレススチ−ルで作ることが好ましいが、他の強固な金属がステンレススチ−ルの代わりをすることもできる。肩部66と良好な摩擦係合するために、支持座金66を形成する金属は、肩部66を形成する金属よりも硬質であることが好ましい。 【0034】ステム50の基部68は、その先導縁部70が斜めに切断されて、スプリングブロック38に包含されるO−リング72内に容易に挿入できる。 【0035】平らな円形の頭部48を取り巻くものは、エラストマ−またはプラスチックゴム状の材料60で成型される。頭部48の上に配置されるプラスチック材料は、頭部48によって支持される台座面61を形成する。成型エラストマ−プラスチック材料60は、平らな円形の頭部48の側方拡張部74を形成するように、周囲に延在し、平らな側面78と丸い隅部80を持つ概ね方形の部材76を形成することが好ましい。また、他の外形として、三角形、クロ−バ−の葉形、ドッグボ−ン形、多角形などを使うこともできる。 【0036】プラスチック材料60で被覆する時、頭部48の台座区域82を、頂部またはオリフィス46の上に完全に配置するために充分な大きさで作ることが重要である。同時にその外形は、束縛されることなく、円筒形室28内で容易に軸方向移動ができなければならない。この理由から滑らかで丸い側面が好ましい。 【0037】また、高圧の空気またはガスが、オリフィスまたは頂部46と隣接する区域に自由に流入できるように、プラスチック成型の頭部の側方拡張部74の外形と高圧室28の側面との間には、充分な空間がなければならない。 【0038】円筒形の高圧室28が示されており、それが好ましいが、他の高圧室の外形としては、楕円形またはプラスチック成型頭部の外形に適合する他の外形などを使用してもよい。 【0039】支え面は、束縛を避けるために、滑らかでなければならず、またその外形は、高圧室28の中で、自由に軸方向移動ができなければならないことに留意しなければならない。 【0040】プラスチック材料または樹脂は、耐久性のために充分に硬質であり、しかも下に配置されている頭部48の金属材料に良好な密閉を与え、且つそれと接着するに足る軟らかさもあるという望ましい性質を提供するものを使用するとよい。エラストマ−、特に熱可塑性エラストマ−は、熱可塑性ポリオレフィン、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、熱可塑性ポリウレタンおよび共ポリエステルなどが好ましい。プラスチックは、90ショア−A硬さを有するポリウレタンエラストマ−であることが好ましい。接着剤59は、使用されるプラスチックまたはエラストマ−プラスチックと適合するものでなければならない。 【0041】可動バルブ部材44の頭部48の上面、側面および底面を被覆する成型プラスチック材料60は、調整器の器体10において高圧室28から低圧室32へ開口するオリフィスまたは頂部46に対して着座し、または密閉する。 【0042】図に示す可動バルブ部材44は、約0.5mm(約0,02インチ)の厚さを持つ頭部48の上下に配置される約0.5mm(約0,02インチ)のプラスチック材料の層を有する。接着剤59は、約0.001mm(約0,0005インチ)から約0.005mm(約0,002インチ)までの範囲の厚さを有する。プラスチック材料60、頭部48および接着剤59の全体の厚さは、約1.6mm(約0,063インチ)である。支持座金66は、同様に約0.5mm(約0,02インチ)の厚さを有する。他の厚さは、オリフィスまたは頂部46の寸法および高圧室28の寸法に左右されて利用されることを理解すべきである。 【0043】加圧ガスシリンダ−から高圧室28への入口30には、フィルタ−84がある。フィルタ−84は、焼結金属で作られることが好ましく、Cクリップ86で適当な位置に保持されるとよい。その他の手段としては、刻み目88まで拡張してCクリップ86の代わりをさせる。フィルタ−84は、ガスが高圧室28に入る時、ガスを濾過することが好ましい。 【0044】高圧室28内において、スプリングブロック38は、フィルタ−84の下に配置される。そのスプリングブロック38は、空洞部または開口部92を備える円筒形部材90で形成される。その円筒形部材90を囲む肩部94は、スプリング40の一端部96を受容し、一方、スプリング40の他端部98は、可動バルブ部材44の支持座金66と係合する。スプリングブロック38の肩部94の下方に延在する円筒形部材90の一部分100は、スプリング42の一端部102で囲まれて接触し、一方、スプリング42の他端部104は、フィルタ−84と接触している。 【0045】スプリングブロック38は、高圧室28の壁にある段状部すなわち棚部106と係合するスプリングブロックの肩部94で移動を抑制される。 【0046】可動バルブ部材44のステム50は、スプリングブロック38内の空洞部または開口部92内に受容され、0リング72および補助リング108で密閉される。この方法でリングがステム50の周囲の区域を密閉するので、高圧室28からの高圧ガスの流れは、スプリングブロック38内の空間すなわち空洞部92へ流入できない。同時に、可動バルブ部材44は、高圧室28の中でスプリング40および42に対して上向きにまたは下向きに移動することができるので、圧力を調節することができる。 【0047】ステム50は、作動中、0−リング72を通り抜けなければならないので、スプリングブロック38の空洞部または開口部92の底部に0−リング72が束縛されることや押し出しの可能性を避けるために、補助リング108が利用される。補助リング108は、テフロン(登録商標)で形成されることが望ましい。O−リング72に対してステム50が容易に移動するよう改良するため、軽潤滑油を使用するとよい。 【0048】ピン110の一端部が、可動バルブ部材44の頭部の中心開口部すなわち軸方向孔内に受容される。ピン110の他端部は、ピン支持体112内に受容される。そのピン支持体112は、拡大湾曲面114と、ピン110を中に受容する開口部118を備えたステム116とを有する。ピン支持体112は、真鍮または他の適当な材料で作るとよい。 【0049】ピン支持体112の拡大面114は、器体10の空洞部120内に配設され、一方、ステム116は、器体10の中間または低圧室32の中に延在する。 【0050】周囲の圧力にさらされる仕切り板122は、空洞部120内のピン支持体112の拡大面114の上に配置される。ガスケット124は、仕切り板122の上に配置される。その仕切り板122は、例えば織物を2層のゴムで被覆して形成されるエラストマ−ゴムまたはプラスチック材料で作るとよい。しかしながら、仕切り板122は、調整器10のその他の部分との関連で、仕切り板としての可撓性を提供する限り任意の他の材料で作ってもよい。 【0051】仕切り板122の上に配置されるものには、スプリングパッドまたはスプリング支持体126があり、そのスプリング支持体126は、直立部分130の周りにスプリングを据え付けることにより仕切り板スプリング128を受容する。 【0052】器体10内に仕切り板スプリング128を保持するため、据付けに関連して、仕切り板スプリング保持部すなわち蓋132が利用される。その仕切り板スプリング保持部すなわち蓋132は、器体10と仕切り板スプリング保持蓋132とを連結するねじ山134で器体10にねじ止めされる。 【0053】仕切り板スプリング128に対して調節ねじ136を設けて調節する。その調節ねじ136は、ねじ山138にねじ止めすることにより、仕切り板スプリング保持部すなわち蓋132内に位置させられる。露出する刻み目140は、ねじ回しまたは他の調節工具を受容することができ、ねじ山138内でそれを回転させ、仕切り板スプリング128に与える圧力を増大または減少さすことができる。 【0054】流路すなわち導管142は、器体10内に形成され、その導管142は、高圧室28とポ−トすなわち開口部143との間で周囲の圧力を連絡する。ポ−ト143は、栓144によって閉鎖される。 【0055】図示しない高圧力計を、ねじ山145でポ−トすなわち開口部143に取り付けることができ、加圧呼吸用ガスタンクに残存する圧力を測定する。代わりに、ポ−ト143は、栓をされたり、除去されたりしてもよい。 【0056】器体10内の拡大流路すなわち導管146は、仕切り板122と、高圧室28に対して開口するオリフィスまたは頂部46との間に低圧ゾ−ンまたは区画32を形成する。 【0057】低圧ゾ−ン146からの流路148は、外方向に延在し、図示しない第2段階の需要調整器と接続するための内部ねじ山152を有するポ−ト150に対して開口する。流路148からの小さい側方流路154は、空洞部120に対して開口し、ベンチュリィ管のような効果を提供し、呼吸が開始された時、需要調整器を通じて呼吸を助ける。 【0058】第2段階の需要調整器を通じて吸入する使用者が、低下した圧力を低圧ゾ−ン32の中で感知する時、本発明の調整器10が作動する。これにより、呼吸用ガスの需要を生み、第1段階の調整器36が機能し始める。 【0059】第1段階の調整器36は、低下する低圧ゾ−ン32の圧力によって機能し、それにより、次に、仕切り板122が内方へ湾曲する。これにより、付随的にピン支持体112がピン110を動かすことができる。ピン110が動くにつれて、ピン110は、可動バルブ部材44の内部本体との連結部でスプリング40および42に対して押し進む。 【0060】これにより、可動バルブ部材44の平らな台座面61の台座区域82がオリフィス46から離れる。これにより、ガスがオリフィスまたは頂部46を越えて低圧区域またはゾ−ン32に流入することができる。圧力が低圧ゾ−ン32内で仕切り板122を押すように充分増大し、可動バルブがオリフィス46に対して再び着座するほど台座面61の台座区域82に対する力が減少するまで、ガスの流れは継続する。 【0061】新しい可動バルブ部材44の製造方法は、ステムと接続する拡大頭部を有し、且つ頭部に隣接するステムに肩部を有する金属バルブ部材を提供することからなる。次に、軸方向の孔を、拡大頭部およびステムを貫通して穿孔する。次いで、頭部の上面または表面を砂吹きにより磨く。 【0062】次に、接着剤、好ましくは熱活性化接着剤を、任意の都合のよい方法で、例えば噴霧により、頭部の上面または表面に塗布する。次に、接着剤を塗布した磨いた金属バルブ部材を型に入れる。型の内部の可動バルブ部材を正確に配置するため軸方向孔を便利に使用するとともに、成型の間、プラスチック材料が、軸方向孔に通じる開口部に入ることを防止する。 【0063】次に、プラスチックまたはエラストマ−材料を、拡大頭部の周囲で成型する。熱活性化接着剤を使用すると、型の熱が同時に接着剤を活性化し、金属面と成型プラスチック材料との間に強い結合を形成する。 【0064】好ましい実施例によれば、接着剤は彩色され、成型プラスチック材料は、充分に透明または半透明であり、接着剤の色彩を、成型プラスチック材料を通して見ることができる。型から取り外した後、座金、好ましくはステンレススチ−ルの座金を、摩擦で保持される金属ステムの金属肩部に押し付ける。その後、可動バルブ部材を、上述のように調整器に配置すればよい。 【0065】このように説明してきた発明は、上述の第1段階の調整器、または任意の他のガス圧力調整装置で使用するための新しい可動バルブ部材を提供する。 【0066】本発明の種々の変形態様は、当業者に対して明らかであり、またそれらは、請求の範囲によって規定される本発明の精神と範囲にもとることなく遂行できるものであることが予想される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592019888 【氏名又は名称】ユー・エス・ダイバース・カンパニー・インコーポレーテッド
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月10日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−4899 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月12日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−58397 |
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