| 【発明の名称】 |
薬剤吸引パイプ |
| 【発明者】 |
【氏名】高橋 克禮
【氏名】上原 英人
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| 【要約】 |
【課題】収納した薬剤の密封性が高く、且つ容易に開封することが可能であると共に、パイプ本体の先端に開封されるおそれがない状態で薬剤収納体を装着して、パイプ本体と共に携行することが出来、使用に際しては簡単に薬剤収納体の開封が出来るようにした薬剤吸引パイプを提供することを課題とする。
【解決手段】薬剤を密封状態で収納保持した薬剤収納体を、パイプ本体の先端部に開封を阻止する状態で保持し、使用に際して薬剤収納体を開封状態に移行可能としたことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】薬剤を密封状態で収納保持した薬剤収納体を、パイプ本体の先端部に開封を阻止する状態で保持し、使用に際して薬剤収納体を開封状態に移行可能としたことを特徴とする薬剤吸引パイプ。 【請求項2】薬剤収納体が、筒状のカートリッジ容器からなり、一端の開口部を破断容易な蓋体で閉止したことを特徴とする請求項1記載の薬剤吸引パイプ。 【請求項3】薬剤収納体が、破断容易なカプセル体からなることを特徴とする請求項1記載の薬剤吸引パイプ。 【請求項4】互いに係合する突条とスリット又は凹状溝とを非合致状態にして、薬剤収納体の開封を阻止し、合致により薬剤収納体の開封を可能としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の薬剤吸引パイプ。 【請求項5】パイプ本体の先端との間にストッパー部材を介して薬剤収納体を開封状態に移行させうる押込部材を配置し、ストッパー部材の除去により押込部材をパイプ本体内に押し込み可能として、薬剤収納体を開封可能としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の薬剤吸引パイプ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する分野】この発明は、喫煙の代用として、清涼感を醸し出すメンソール等の薬剤を吸入することが出来る薬剤吸引パイプ、特に薬剤をカートリッジに密封して保持し、使用時に開封して吸引することが出来るようにした薬剤吸引パイプに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、喫煙の代用として、タバコの形状、寸法とほぼ同様の外観を有するパイプに、清涼感を得ることの出来るメンソール等の薬剤を充填して、喫煙に代って吸引するようにした禁煙パイプと称せられる薬剤吸引パイプは公知であり、例えば特開昭62−198379号公報、実開昭48−30185号公報、実開昭48−51683号公報、実開昭56−66345号公報等に開示されている。 【0003】これらの公報に開示されたパイプの一つは、薬剤をカートリッジ容器に収納、密封し、使用に際してカートリッジ容器の蓋を外して薬剤の放出を許容する状態でパイプ内に装着し、吸引するようになっている。又、他のパイプでは、パイプ本体内にカートリッジ容器開封用の突起や切断刃を用意して、カートリッジ容器をパイプ本体内に押入して開封するようになっている。カートリッジ容器は交換可能であるものと、パイプ本体と共に使い捨てするものとがある。蓋を取り去ることによりカートリッジ容器を開封するものは、取り去った蓋を廃棄しなければならず、充填した薬剤の放出を防止するために、アルミ製の収納容器に封入してあり、使い捨てタイプのものと同様に廃棄する資材が多量に発生する問題があった。パイプ本体内に開封用の手段を設けたものでは、カートリッジ容器をパイプ本体に装着すると開封されてしまうため、携行に際してはカートリッジ容器とパイプ本体とを別個にしておかなければならず、携行が不便である問題があった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、収納した薬剤の密封性が高く、且つ容易に開封することが可能であると共に、パイプ本体の先端に開封されるおそれがない状態で薬剤収納体を装着して、パイプ本体と共に携行することが出来、使用に際しては簡単に薬剤収納体の開封が出来るようにした薬剤吸引パイプを提供することを課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するためにこの発明が採った手段は、薬剤を密封状態で収納保持した薬剤収納体を、パイプ本体の先端部に開封を阻止する状態で保持し、使用に際して薬剤収納体を開封状態に移行可能としたことを特徴とする。 【0006】又、薬剤収納体が、筒状のカートリッジ容器からなり、一端の開口部を破断容易な蓋体で閉止したことを特徴とし、或いは、薬剤収納体が、破断容易なカプセル体からなることを特徴とする。 【0007】更に、互いに係合する突条とスリット又は凹状溝とを非合致状態にして、薬剤収納体の開封を阻止し、合致により薬剤収納体の開封を可能としたことを特徴とする。 【0008】更に、パイプ本体の先端との間にストッパー部材を介して薬剤収納体を開封状態に移行させうる押込部材を配置し、ストッパー部材の除去により押込部材をパイプ本体内に押し込み可能として、薬剤収納体を開封可能としたことを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】この発明の好ましい実施の形態を、以下に詳細に説明する。この発明の薬剤吸引パイプは、ほぼタバコの形状と寸法に一致するパイプ本体と、薬剤を収納し、密封した状態で薬剤を収納、保持し得る薬剤収納体とから成り、薬剤収納体はストッパー手段でパイプ本体の先端部に開封されるおそれがない状態で装着して保持しておくことが出来、ストッパー手段を解除して、薬剤収納体をパイプ本体内に押入して、パイプ本体内に設けた開封手段で開封して、収納した薬剤の吸引を可能としたことを特徴とする。薬剤収納体は、カートリッジ容器或いはカプセルの形態を有する。カートリッジ容器は、一端を開放した筒体から成り、開放部は人体に無害なフィルム状の蓋体で密封される。開封によりカートリッジ容器から流出した薬剤は、パイプ本体内に配設された繊維質の含浸材に一旦含浸され、含浸材の他端から徐々に放出され、パイプのマウスピースから吸引することが出来る。カプセルは、内部に薬剤を収納したゼラチンの如き幕体で形成した球体であり、突起や針等を刺通して開封する。 【0010】薬剤収納体に収納される薬剤は、従来のこの種パイプに用いられているメンソール、シナモン、はっか等の清涼剤は勿論のこと、甜茶エキスやハーブエキス、或はその他所望の薬剤を単独で或は混合して充填することが出来る。この発明の実施形態において用いられた薬剤の一例は、メンソール15%、ペパーミントオイル10%、シナモンミントオイル50%、甜茶エキス5%、エチルアルコール20%の混合液であり、液状で薬剤収納体内に収納され、密封される。 【0011】 【実施例1】図1〜8を参照して、(1)はパイプ本体であり、タバコの形状と寸法を模した円筒形状を有し内部に繊維質の含浸体が充填されており、一端にはマウスピース(2)が取り付けられる。(3)は、カートリッジ容器の形態に形成された薬剤収納体であり、一端を薄い膜状の蓋体(4)で閉止された円筒体からなり、内部に薬剤が密封状態で収納される。カートリッジ容器(3)の先端部外周面には、容器の軸方向に延び途中で終端する突条(5)が形成される。該突条(5)は、図示の実施例では等間隔に4本形成したが、これに限られるものではなく、1本であっても良い。パイプ本体(1)の先端部には、該突条(5)を受け入れる所定の長さを有したスリット(6)が形成される。又、パイプ本体の先端には、ストッパーとなる突起(7)が突設されている。突条(5)の端部をパイプ本体(1)の先端面に当接し、突起(7)に当接した状態で、カートリッジ容器(3)は、本体(1)の先端に保持され、内部への押入が阻止される。カートリッジ容器を回転して、突条(5)をスリット(6)に合致させるとき、カートリッジ容器(3)はパイプ本体(1)内に押入することが可能となる。 【0012】パイプ本体(1)内には、カートリッジ容器(3)が押入されたとき、カートリッジ容器(3)の蓋体(4)を突き破ることが出来る破断突起(8)が立設される。破断突起(8)で蓋体(4)が突き破られると、カートリッジ容器(3)に収納された薬剤が流出し、パイプ本体(1)内に装填されている含浸体にしみこみ、マウスピース(2)から吸引することが出来る。破断突起(8)は、その存在が薬剤の移動を阻害しないように構造となっており、図示の実施例では中心孔を有すると共に、枠体(9)で破断突起(8)をパイプ本体(1)内に支持している。 【0013】この実施例1によれば、薬剤を収納したカートリッジ容器(3)をパイプ本体(1)の先端に密封状態を保持して装着しておくことが出来、使用に際してはカートリッジ容器を回転して内方に押入し、開封することが出来るため、薬剤を収納したカートリッジ容器(3)をパイプ本体(1)に組み付けた状態で携行することが出来、携行に極めて便利であると共に、カートリッジ容器の交換も簡単に行うことが出来る利点がある。 【0014】 【実施例2】図9〜12を参照して、実施例2は薬剤収納体をカプセル体(10)とし、パイプ本体(1)内に挿入して配置し、押込部材(11)で押入するとき、破断突起(8)で破断されて収納した薬剤の流出を許容するようにしたものである。押込部材(11)は、パイプ本体(1)の先端と押込部材(11)のフランジ(12)との間に介挿されたストッパーバンド(13)によって、押入が阻止されている。ストッパーバンド(13)を取り去ることにより、押込部材(11)の押入が可能となり、押入によりカプセル体(10)が破断突起(8)によって破断される。 【0015】図13〜15は、実施例2の一変形を示し、押込部材(11)は、前記実施例1と同様の突条(14)をその外周面に有し、該突条(14)を受け入れる凹状溝(15)をパイプ本体(1)の内周面に形成し、突条と凹状溝とを合致させるとき押込部材(11)の押入を可能として、カプセル体(10)を破断する。 【0016】 【発明の効果】この発明によれば、収納した薬剤の密封性が高く、且つ容易に開封することが可能であると共に、パイプ本体の先端に開封されるおそれがない状態で薬剤収納体を装着して、パイプ本体と共に携行することが出来、使用に際しては簡単に薬剤収納体の開封が出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】398029474 【氏名又は名称】フカシロ商事株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)6月1日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】竹内 裕
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| 【公開番号】 |
特開平11−342204 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)12月14日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−151719 |
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