| 【発明の名称】 |
浴水循環装置における水用紫外線殺菌装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】久武 通夫
【氏名】浅井 浩一
|
| 【要約】 |
【課題】24時間風呂等の浴水循環装置内の水用紫外線殺菌装置のUVランプの保護管が割れた場合に早期に湿度センサーが動作するようにして安全性を高めるようにすること。
【解決手段】UVランプ4と、該UVランプ4を覆い且つ浴水浸入を遮断する保護管5と、UVランプ4と保護管5を収納し且つ浴水を通す殺菌ユニット3と、前記保護管5とUVランプ4を固定し,前記殺菌ユニット3に対して着脱自在に構成したランプベース7付き保護管ベース8と、前記ランプベース7に設けた湿度センサー12とからなること。該湿度センサー12取付箇所は前記保護管5とランプベース7とに設けた隙間9と連通してなること。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 UVランプと、該UVランプを覆い且つ浴水浸入を遮断する保護管と、UVランプと保護管を収納し且つ浴水を通す殺菌ユニットと、前記保護管とUVランプを固定し,前記殺菌ユニットに対して着脱自在に構成したランプベース付き保護管ベースと、前記ランプベースに設けた湿度センサーと、保護管と前記ランプベースの下部取付体との隙間と前記湿度センサー取付箇所の隙間とが連通状態としてなることを特徴とする浴水循環装置における水用紫外線殺菌装置。 【請求項2】 請求項1において、前記隙間は、前記保護管と前記ランプベースの下部取付体との間とし、前記ランプベースの回路体の底部面と前記回路体収納ケースの底部との間に形成された隙間と、前記湿度センサー取付箇所に形成された微小隙間とが形成され、前記隙間及び微小隙間とが連通状態としてなることを特徴とする浴水循環装置における水用紫外線殺菌装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、24時間風呂等の浴水循環装置内の水用紫外線殺菌装置のUVランプの保護管が割れた場合に早期に湿度センサーが動作するようにして安全性を高めるようにする浴水循環装置における水用紫外線殺菌装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の浴水循環装置の水用紫外線殺菌装置のUVランプの保護管が破損した場合にも、湿度センサーが設けられていた。該湿度センサーは、ベースとハウジングとの略密閉した箇所に備えられていた。具体的には、UVランプ上部の大きな皿状の開放空間に湿度センセー(又は割れ検知センサー)が設けられていた。この場合、湿度センサーが水を確実に検知するには皿の部分が水で一杯になり、湿度センサーが水没する必要がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】そのUVランプを保護している保護管が割れた等の場合、その割れた箇所の水が浸透して、その湿度増加によって湿度センサーが動作しているが、割れたときの水に浸されるようにすると、保護管が割れた時間と、湿度センサーが動作する時間とにタイムラグが生じ、保護管が割れたときのガラス片の浴槽への流出のおそれがあったり、或いは感電するおそれもあり、このように安全性の点で問題視されていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】そこで発明者は、前記課題を解決することを目的とし、鋭意,研究を重ねた結果、その発明を、UVランプと、該UVランプを覆い且つ浴水浸入を遮断する保護管と、UVランプと保護管を収納し且つ浴水を通す殺菌ユニットと、前記保護管とUVランプを固定し,前記殺菌ユニットに対して着脱自在に構成したランプベース付き保護管ベースと、前記ランプベースに設けた湿度センサーと、保護管と前記ランプベースの下部取付体との隙間と前記湿度センサー取付箇所の隙間とが連通状態としてなる浴水循環装置における水用紫外線殺菌装置としたことにより、保護管が割れた場合に、ポンプ圧によって吹き出してきた水を瞬時に検知し、早期に湿度センサーが動作するようにし、保護管が割れたときのガラス片の浴槽への流出のおそれや感電をなくし、安全性を高めることができ、前記課題を解決したものである。 【0005】 【実施の形態】まず、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明すると、浴水循環装置は、浴水を循環させる循環ポンプPと、浴水を清浄化する浄化フィルタ1と、浴水を加熱するヒータ2と、浴水を殺菌する紫外線殺菌装置Aにて基本的に構成されている。該紫外線殺菌装置Aは、図1のように、上部側に浴水の流入口3aと下部側に流出口3bとを有する殺菌ユニット3と、該殺菌ユニット3の内部に収納されるUVランプ4と、該UVランプ4を保護するための保護管5と、前記UVランプ4及び保護管5はそれぞれの上端が固定された,前記殺菌ユニット3の上部に設けた回路体収納ケース6とで構成されている。該回路体収納ケース6には、前記UVランプ4の点灯を制御する制御回路なるインバータ回路を備えたランプベース7の回路体7aが収納可能に構成されている。 【0006】前記UVランプ4の上端には、図2乃至図4に示すように、ランプベース7の下部取付体7bが設けられている。また、前記保護管5の上端を抱持する保護管ベース8が前記殺菌ユニット3の上部で且つ回路体収納ケース6の下部箇所に取付けられている。その保護管5と前記ランプベース7の下部取付体7bとの間は適宜の隙間9が生ずるように構成されている。さらに、前記回路体7aの底部面には、板片状の突部7a1 が放射状に複数設けられ(図3では3箇所等分)、そのランプベース7の回路体7aを、前記回路体収納ケース6に挿入したときに、その突部7a1 の存在ゆえに、その回路体7aの底部面と前記回路体収納ケース6の底部との間に隙間10が形成され、該隙間10は前記隙間9に連通するように構成されている。 【0007】前記隙間10を形成するために、図示しないが、単なる突起状の突部7a1 として形成することもあり、その回路体7aの底部面と前記回路体収納ケース6の底部との間に隙間10が形成されるならば、実施の態様に限定されない。また、その回路体7aの側面には、湿度センサー12が縦形タイプとして設けられている。この場合にも、回路体7aの側面と前記回路体収納ケース6の側面とは極めて少ないが微小隙間11が設けられている。この微小隙間11も前記隙間10に連通している。 【0008】前記ランプベース7の回路体7aの外皮ケースは、図3及び図4に示すように、略円形に形成され、この円形部の一部カットした箇所に前記湿度センサー12が設けられ、内部は凹み状部が形成されるが、ここに一部をカットしたインバータ基板を収納されている。これによって、前記ランプベース7の回路体7aは出っ張りのない部位にでき、メンテナンスの際の着脱作業が良好にできる。 【0009】また、図4(A)及び(C)に示すように、前記回路体7a箇所におけるコネクタ13の各接触子間においてリブが設けられて区分されている。また、コネクタ13の側面に筒状のコネクタパッキンが嵌められ、インバータ蓋の突起部で押しつけ、水がコネクタ側面を経由してインバータ回路部へ浸入するのを防止するように構成されている。これによって、一般ユーザーがメンテナンス時に、うっかり紫外線殺菌装置Aに水をかけても、逆さまにして接触子部の水を出しさえすれば(接触子の緑青対策)多少接触子部に水分が残っていても隣の接触子との間でリーク電流が流れず、又、この水分もインバーター回路の熱で乾燥してしまい問題はなくなる。そして、コネクタ側面にコネクタパッキンをつけてインバータ蓋の突起部で押えているので、インバータ回路内に水が入らず動作に支障は生じないものである。 【0010】 【作用】何らかの原因にて保護管5が割れて、ひび等が入った場合には、その保護管5箇所から浴水が浸入する。すると、浴水は、前記保護管5と前記ランプベース7の下部取付体7bとの隙間9,10及び微小隙間11を介して湿度センサー12に達し、直ぐに湿度センサー12をONさせ、前記循環ポンプPの駆動を停止させるものである。 【0011】 【発明の効果】請求項1に係る発明においては、UVランプ4と、該UVランプ4を覆い且つ浴水浸入を遮断する保護管5と、UVランプ4と保護管5を収納し且つ浴水を通す殺菌ユニット3と、前記保護管5とUVランプ4を固定し,前記殺菌ユニット3に対して着脱自在に構成したランプベース7付き保護管ベース8と、前記ランプベース7に設けた湿度センサー12と、該湿度センサー12取付箇所は前記保護管5とランプベース7とに設けた隙間9と連通してなる浴水循環装置における水用紫外線殺菌装置としたことにより、第1に湿度センサー12の検知速度が飛躍的に向上し、保護管5を構成するガラス片が浴槽20内に流出するおそれを確実に防止することができるし、第2に感電しにくくできるし、第3に構成が簡単で且つ故障の危険もないものを提供できる利点がある。 【0012】その効果を詳述すると、湿度センサー12取付箇所は前記保護管5とランプベース7とに設けた隙間9と連通していることにより、保護管5が割れて、ひび等が入った場合には、そのひび箇所より浴水が浸入し、浴水は、前記保護管5と前記ランプベース7との隙間9を介して湿度センサー12に達して、直ぐに湿度センサー12をONさせ、前記循環ポンプPの駆動を停止させる。したがって、湿度センサー12の検知性能がアップし、保護管5が割れたにもかかわらず検知できなかったということがなくなるのみならず、保護管5を構成するガラス片が浴槽20内に流出するおそれを確実に防止できる最大の利点がある。さらに、直ぐに湿度センサー12が動作することで、従来危険視されていた感電事故のおそれも生ぜず安全対策上良好にできる。さらに、本発明では、構造が単純で安価に提供できる。 【0013】請求項2の発明においては、請求項1において、前記隙間9は、前記保護管5と前記ランプベース7の下部取付体7bとの間とし、前記ランプベース7の回路体7aの底部面と前記回路体収納ケース6の底部との間に形成された隙間10と、前記湿度センサー12取付箇所に形成された微小隙間11とが形成され、前記隙間9,10及び微小隙間11とが連通状態としてなる浴水循環装置における水用紫外線殺菌装置としたことにより、その隙間9,10及び微小隙間11とを介して確実に浴水が浸入し、保護管5が割れた略瞬間に湿度センサー12をONして循環ポンプPの駆動を停止させることができ、保護管5割れによる危険性を回避でき、請求項1と同等の効果を奏する。即ち、本発明では、保護管5割れの際に、保護管5からの湿度センサー12までの確実な水の通り道なる隙間9,10及び微小隙間11を確保してポンプ圧によって吹き出してきた浴水を瞬時に湿度センサー12にて検知でき、安全性を格段と向上させ得る。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000002244 【氏名又は名称】蛇の目ミシン工業株式会社
|
| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月7日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】岩堀 邦男
|
| 【公開番号】 |
特開平11−313874 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月16日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−124490 |
|