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【発明の名称】 皮膚洗浄剤、その製造方法および使用
【発明者】 【氏名】ダニエル, ギュンター

【氏名】ローゼンベルガー, フォルカー

【氏名】ブルュヒア, ビートリス

【要約】 【課題】従来の皮膚洗浄剤と洗浄作用が同等かまたは改善され、洗浄効果を高める作用を有し、さらに皮膚科学的な適合性が改善された溶剤を含む皮膚洗浄剤およびその製造方法を提供すること、並びに原料混合物の加熱を省略することができる皮膚洗浄剤の製造方法を提供すること。

【解決手段】本発明は、洗浄活性物質としてのアニオン性および/または両性および/または非イオン性の界面活性剤、増粘剤、少なくとも1種の研磨剤、ならびに場合により、コンシステンシー、外観、臭気および安定性を調整する助剤、例えば顔料、芳香剤、安定剤および防腐剤を含有してなり、付着の強固な汚れを取る、液状、ペースト状またはクリーム状の含水皮膚洗浄剤であって、溶剤として専らジ−イソプロピルアジペートを含有することを特徴とする該洗浄剤。これらの洗浄剤は、成分を(場合により加熱下で)均一に混合することにより得られる。コンシステンシー調整剤として作用するC8 〜C16の脂肪アルコールを添加すると、成分混合物の加熱を省略することができ、しかも洗浄作用が向上する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】洗浄活性物質としてのアニオン性および/または両性および/または非イオン性の界面活性剤、粘度形成剤、少なくとも1種の研磨剤、ならびに場合により、コンシステンシー、外観、臭気および安定性を調整する助剤および防腐剤を含有してなる、付着の強固な汚れを取るための液状、ぺ一スト状またはクリーム状の含水皮膚洗浄剤(但し、ジラウリルリン酸トリエタノールアミンを含有する洗浄剤を除く)であって、溶剤としてジ−イソプロピルアジペートを該洗浄剤に対して1〜25重量%含有することを特徴とする前記洗浄剤。
【請求項2】請求項1の液状、ぺ一スト状またはクリーム状の含水皮膚洗浄剤であって、一般式R−OH(ここで、RはC8〜C16、好ましくはC8〜C12のアルキル基を表す)で示される脂肪アルコールを少なくとも1種含有することを特徴とする該洗浄剤。
【請求項3】請求項1〜2のいずれか1項の液状、ぺ一スト状またはクリーム状の含水皮膚洗浄剤であって、溶剤の含有量が、洗浄剤に対して5〜20重量%であることを特徴とする該洗浄剤。
【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項の液状、ぺ一スト状またはクリーム状の含水皮膚洗浄剤であって、脂肪アルコールの含有量が、洗浄剤に対して0.1〜10.0重量%、好ましくは0.1〜5.0重量%であることを特徴とする該洗浄剤。
【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項の液状、ぺ一スト状またはクリーム状の含水皮膚洗浄剤であって、非イオン性界面活性剤としてC8〜C16、好ましくはC8〜C10のアルキル基を有し、オリゴマー化度1.1〜1.7、好ましくは1.2〜1.3のオリゴグリコキシド残基を有するアルキルポリグリコシド、さらにナトリウム脂肪アルコールエーテルサルフェートおよび漂白したくるみ殻の微粉を含有することを特徴とする該洗浄剤。
【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項の液状、ぺ一スト状またはクリーム状の含水皮膚洗浄剤であって、洗浄活性物質の含有量が、洗浄剤に対して5〜40、好ましくは10〜30重量%であることを特徴とする該洗浄剤。
【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項の液状、ぺ一スト状またはクリーム状の含水皮膚洗浄剤であって、研磨剤の含有量が1〜30、好ましくは10〜20重量%であることを特徴とする洗浄剤。
【請求項8】請求項1〜7のいずれか1項の液状、ぺ一スト状またはクリーム状の含水皮膚洗浄剤であって、水の含有量が、10〜50、好ましくは20〜40重量%であることを特徴とする該洗浄剤。
【請求項9】請求項1〜8のいずれか1項の液状、ぺ一スト状またはクリーム状の含水皮膚洗浄剤であって、溶剤としてさらにジ−n−ブチルアジペートを含有し、ジ−n−ブチルアジペートとジ−イソプロピルアジペートとの合計量が該洗浄剤に対して1〜25重量%であることを特徴とする前記洗浄剤。
【請求項10】請求項1〜9のいずれか1項で定義された皮膚洗浄剤の製造方法であって、最初に溶剤を用意し、次に顔料、粘度形成剤/増粘剤および部分量の界面活性剤を添加し、こうして得られた混合物を70℃までの温度好ましくは40〜60℃に加熱し、それから成分の残る部分、特に界面活性剤、無機電解質、pH調整剤、芳香剤、防腐剤および研磨剤を添加し、次に均質化および最終的冷却を行うことを特徴とする該製造方法。
【請求項11】請求項10の製造方法であって、脂肪アルコールを成分に用いる場合には、成分の混合および均質化を加熱しないで行うことを特徴とする該製造方法。
【請求項12】請求項1〜9のいずれか1項の皮膚洗浄剤の使用法であって、洗浄中、最初に洗浄剤を皮膚の上に出す(好ましくは無水または少量の水とともに出す)こと、及び洗浄操作を水でリンスしながら終えることを特徴とする該使用方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄作用の改善された、皮膚に対する刺激の強くない皮膚洗浄剤に関する。本発明は、さらに、その製造方法、ならびに流動性の手洗浄剤および強力な手洗浄剤としての該洗浄剤の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】手の洗浄剤が 特に堅固に付着した汚れを落とすためのものが、工業分野において、すでに長い間使用されている。特許出願 No.WO91/14420 には、イオン性および/または非イオン性界面活性剤に加えて、通常の研磨剤、カルボン酸エステルの状態の有機溶剤、特に一定のアセテート(例えば、好ましくはn−ブトキシ−2−エトキシ−エチル−アセテートおよび脂肪酸アルカノールアミド)、脂肪酸ポリアルカノールアミド、そのエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド付加物、さらにリグリース剤(re−greasing agent )として脂肪酸モノグリセリドからなる洗浄剤が記載されている。これらの手洗浄剤中に好んで追加して用いられる別の溶剤はリモネンであるが、これは皮膚適合性がなく、皮膚が過敏になる危険を伴うことが知られている。WO91/14420による該洗浄剤を効率よいやり方で製造するためには、原料を混合した後、混合物を50℃より高い温度に加熱することが必要であり、これには加熱のエネルギーを追加することが必要であり、かつ製造時間の長期化が伴う。
【0003】さらに、溶剤成分として天然油、例えばオリーブ油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、およびブドウ種油を含有する手の洗浄剤が知られている。これらの洗浄剤の洗浄特性に限界があるのは、油分と洗浄剤部分との相互作用によるため、および天然油は汚れを落とす能力が低いためである。
【0004】化粧品においては、アジピン酸の特別のエステルを使用することが知られている。例えば、ジ−n−ブチルアジペートが、そのグリース(greasing)特性が弱いという理由により、軟化成分または過脂肪の状態を得る薬剤として、ヘヤ−スプレーおよびセットローションに使われるばかりでなく、デイクリームおよび乳液にも使われる。
【0005】英国特許 No.1 06 45 には、毛髪洗浄用の水性シャンプー配合物が記載されている。それらは、脂肪分の溶剤として二塩基性カルボン酸、フタル酸またはアジピン酸のアルキルエステルを含有する。洗髪および整髪では、ジメチルフタレートを使用すると、特に良好な結果が得られるが、皮膚洗浄、特に異物でひどく汚れた皮膚の洗浄に関する記載はない。欧州特許公報229 616 A2 には、皮膚に付着する油成分としてジイソプロピルアジペートを含有する浴用添加剤が記載されている。欧州特許公報513 832 A1 には、治療薬剤が皮膚に浸透するのを改善または調整するために、ジブチルアジペートまたはジブチルアジペートとイソプロピルミリステートとの組み合わせを含有する医薬品が記載されている。
【0006】ジイソプロピルアジペートは、さらに、アルコールローションに潤滑剤として、ヘヤーエアゾールに軟化剤として、およびヘヤートニックに脂肪成分として、ならびに香料の可溶化剤として使用される。
【0007】PCT 出願No. WO92/09 265 には、溶剤としてDBE 2 、ジメチルアジペート、ジメチルグルタレートおよびジメチルスクシネートを洗浄剤100 部当たり54部まで含有し、さらに必要とされるリグリース剤としてイソオクチルステアレートおよび軽研磨剤として漂白した穀粒(kernel)または殻(shell )の微粉を含有する、溶剤入り手洗浄ペーストが記載されている。
【0008】欧州特許公報No. 0166522 A2 には、マニキュア(nail vanish )を落とすための化粧配合品が記載され、この化粧品は、皮膚を洗浄する性質も有し、マニキュア(nail enamel )の溶剤としてジカルボン酸エステル、好ましくはジオールのジエステルまたはエステル、好ましくはジオールジエステルを含有する。ジカルボン酸のエステルとしては、炭素原子を6個まで有するジカルボン酸のジエチルエステルが好ましく、ジオールのエステルとしては、炭素原子を2〜6個有するジオールのジアセテートが好ましい。さらに、こうして得られる配合品には、ラノリンまたは他のリグリース成分を含有し、研磨材は含有しない。このため、既知の溶剤を皮膚洗浄剤に使用するときは、今までは、皮膚に対して強すぎるそれらの効果をリグリース剤の作用により相殺する必要があった。しかし、該リグリース成分は 界面活性剤の洗浄作用にわずかに影響を及ぼす。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、洗浄作用が同等かまたは改善され、その結果洗浄効果を高める作用を有し、さらに皮膚科学的な適合性が改善された溶剤を含む皮膚洗浄剤およびその製造方法を提供するという目的が生じた。さらに、原料混合物の加熱を省略することができる皮膚洗浄剤の製造方法を見出すという目的も生じた。
【0010】
【課題を解決するための手段】これらの目的は 専用の溶剤としてジイソプロピルアジペートを含有し、これと同時に、主成分としての洗浄活性物質、コンシステンシー、外観、臭気および貯蔵安定性を改善するための成分、さらに、少なくとも1種の研磨剤および水を含有する皮膚洗浄剤、ならびに洗浄作用および製造条件を改善するために一定の脂肪アルコールを使用して該洗浄剤を製造することにより達成された。
【0011】本発明の主題は、洗浄活性物質としてのアニオン性および/または両性および/または非イオン性の界面活性剤、増粘剤、少なくとも1種の研磨剤、ならびに場合により、コンシステンシー、外観、臭気および安定性を調整する助剤(例えば顔料、芳香剤、安定剤)および防腐剤を含有してなる、付着の強固な汚れを取るための液状、ペースト状またはクリーム状の含水皮膚洗浄剤(但し、ジラウリルリン酸トリエタノールアミンを含有する洗浄剤を除く)であって、溶剤として専らジイソプロピルアジペートを含有することを特徴とする該洗浄剤である。但し、該洗浄剤は、溶剤としてジイソプロピルアジペートのほかにジ−n−ブチルアジペートは必要に応じて含有してもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。洗浄活性物質としては、既知の洗浄剤が使用され、特にアニオン性および/または両性および/または非イオン性界面活性剤、例えばアルキルサルフェート、アルキルスルフォネート、アルキルエーテルサルフェートおよび脂肪アルコールポリグリコールスルフォスクシネート(これらは専らナトリウム塩の状態で使用される)、さらにアルカノール、アルカン酸のアルキレンオキシド付加物に基づく既知の非イオン性界面活性剤(これらは、末端でキャップされてもよい)、そして好ましくはアルキルポリグリコシドが使用される。
【0013】好ましい界面活性剤としては、ナトリウム−ラウリルエーテルサルフェート、ヒマシ油のスルホネート、ジ−ナトリウム−ラウリルポリグリコールエーテルスルフォスクシネート、ココアミド(cocoamido )プロピルベタイン、ならびにC8 〜C16、好ましくはC8 〜C10のアルキル基、およびオリゴマー化度が1.1 〜1.7 、好ましくは1.2 〜1.3 のオリゴグリコシド残基を有するアルキルポリグリコシドが挙げられる。活性洗浄剤の分量は、本発明の皮膚洗浄剤に対して、5〜40重量%、好ましくは10〜30重量%である。
【0014】本発明の洗浄剤におけるジイソプロピルアジペートの分量(ジ−n−ブチルアジペートが併用される場合にはジイソプロピルアジペートとジ−n−ブチルアジペートとの合計の分量)は、1〜25重量%、好ましくは5〜20重量%、特に好ましくは10〜20重量%である。
【0015】好ましく用いられる研磨剤は、WO92/09265による漂白した穀粒/殻の微粉、特にクルミ殻の微粉またはオリーブ種 (粒)の微粉である。本発明の洗浄剤における研磨剤の分量は、1〜30重量%、好ましくは10〜20重量%である。
【0016】本発明の洗浄剤は、さらに、粘度形成剤、例えばベントナイトのような親有機性および/または親水性フィロシリケート、多糖類、例えばセルロースおよびグアルの微粉、変性多糖類、例えばセルロースエーテル、カルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム、ならびに無機電解質、例えば塩化ナトリウムおよび硫酸マグネシウムを含有する。さらに、二酸化チタンなどのクロマトフォア顔料、プロピレンカーボネートなどの安定剤、pH調整剤、芳香剤、および防腐剤を含有する。皮膚洗浄剤の水分は、10〜50重量%、好ましくは20〜40重量%である。
【0017】本発明によれば、本発明の皮膚洗浄剤を製造する際には、リグリース剤を省略することができる。該皮膚洗浄剤は、液状もしくはクリーム状の洗浄剤として、または流動性を有する粘稠なペーストとして得るのが好ましい。
【0018】別の好ましい実施態様によれば、本発明の皮膚洗浄剤は、さらに、一般式R−OH(ここで、RはC8 〜C16、好ましくはC8 〜C12のアルキル基を表す)で示される脂肪アルコールを少なくとも1種含有する。該洗浄剤内の脂肪アルコールの量は、0.1 〜10.0重量%、好ましくは0.1 〜5.0 重量%である。上述の原料成分は 通常、原料のある種の組み合わせとして使用してもよく、すなわち、種々の界面活性剤、粘度形成剤、研磨剤、安定剤などの混合物として使用してもよい。
【0019】流動性の皮膚洗浄剤は、バッチ式または連続式方法による既知の装置を用いることにより、製造される。好適な装置は、攪拌器、ミキサーおよび押出機を備えた加熱可能な容器、例えば「消費製品の界面活性剤」(J.Falbe,Springer Verlag ,1987,399ff 頁) に記載のものである。
【0020】本発明は、さらに該皮膚洗浄剤の製造方法に関するものであり、その製造方法において、諸成分は、通常のように攪拌下で一緒にされ、場合により原料の一部が混ぜ合わされる。ここで、好ましくは最初にアジピン酸エステル溶剤が用意され、次に、顔料、粘度形成剤/増粘剤、および界面活性剤の一部が添加され、その後、この混合物が加熱され、好ましくは、70℃まで(好ましくは40〜60℃)の温度に調節され、次いで残りの原料の全量、特に界面活性剤の全量、無機電解質、pH調整剤および芳香剤、防腐剤、ならびに研磨剤が添加される。こうして得られた均質混合物が、次に冷却され、カンなどの通常の容器、ディスペンサーなどのポンプ付き容器、広口ビン、およびチューブに詰め込まれる。
【0021】本発明の特別な製造方法によれば、洗浄剤を製造するのに、コンシステンシー調整剤として脂肪アルコールが添加される。非常に驚いたことには、脂肪アルコールを添加すると、原料を加熱する必要がなく、室温、すなわち、5〜30℃で、原料を(例えば、上述したように連続して)混合して均質な製品(product )を調製できることがわかった。加熱段階の省略ならびにそれに関係するエネルギーおよび時間の節約は、製造方法にとって利点となる。さらに、脂肪アルコールを添加すると、皮膚洗浄剤の使用上良好な効果が得られる。なぜなら、例えば洗浄効果が増進するからである。
【0022】本発明の皮膚洗浄剤は、皮膚に堅固に付着するひどい汚れ、例えば油脂、油およびほかの潤滑剤、染料、ワニス、タール、グラファイト、すす、着色顔料、ならびに産業および公益事業で、熟練工の職業で、または農業および家庭で発生する同様の物質を落とすために使うのに、特に適している。
【0023】本発明の皮膚洗浄剤の使用は、最初に洗浄剤を水なしでまたは少量の水とともに皮膚の上に分与し、水で洗浄を続け、そして水でリンスして仕上げるのが好ましい。少量の水は、皮膚の汚れたところを水または水性液体で濡らしたりまたは湿らせたりして付与する。例えば、汚れた手の場合には、この量は、一つの手のひらに対しておよそ1〜3mlでよい。
【0024】
【実施例】本発明を、以下の実施例により説明する:配合物Ιジ−n−ブチルアジペート 10.00 重量%二酸化チタン 1.00 重量%親有機性ベントナイト 2.10 重量%カルボキシメチルセルロース 1.20 重量%硫酸化カストール油(70%) 10.53 重量%プロピレンカーボネート 0.50 重量%ナトリウム脂肪アルコールエーテルサルフェート(C12−C15)28% 47.00 重量%水 0.19 重量%ジ−ナトリウム−ラウリルポリグリコールエーテルスルホンスクシネート(32−35%) 10.00 重量%普通の食塩 2.00 重量%クエン酸 0.20 重量%芳香剤 0.20 重量%防腐剤 0.08 重量%漂白したクルミ殻の微粉 15.00 重量% 100.00 重量%【0025】
配合物IIジ−イソプロピルアジペート 10.00 重量%二酸化チタン 1.00 重量%親有機性ベントナイト 2.00 重量%親水性ベントナイト 3.00 重量%アルキルポリグリコシド(C8−C10) 55% 20.00 重量%市水 1.89 重量%クエン酸 0.23 重量%防腐剤 0.08 重量%ボイル塩(boiled salt ) 2.50 重量%ナトリウム脂肪アルコールエーテルサルフェート(C12−C15), 28% 44.00 重量%漂白したクルミ殻の微粉 15.00 重量%芳香剤 0.30 重量% 100.00 重量%【0026】
配合物III溶剤a 〜g 10.00 重量%二酸化チタン 1.00 重量%親水性ベントナイト 1.00 重量%親有機性ベントナイト 4.00 重量%アルキルポリグリコシド(C8−C10) 55% 20.00 重量%脂肪アルコール(C8−C12) 55% 1.50 重量%市水 2.47 重量%防腐剤 0.08 重量%芳香剤 0.30 重量%クエン酸 0.15 重量%普通の食塩 2.50 重量%ナトリウム脂肪アルコールエーテルサルフェート(C12−C15), 28% 44.00 重量%漂白したクルミ殻の微粉 13.00 重量% 100.00 重量%【0027】*)
IIIa : ジ−n−ブチルアジペートIIIb : 無溶剤IIIc : n−パラフィンIIId : ブドウ種油IIIe : DBE2IIIf : ジ−イソプロピルアジペートIIIg : ジ−n−ブチルアジペート(脂肪アルコール(C8−C12)なし)
【0028】
配合物IVジ−n−ブチルアジペート 10.00 重量%二酸化チタン 1.00 重量%親水性ベントナイト 1.00 重量%親有機性ベントナイト 3.00 重量%アルキルポリグリコシド(C8−C10) 55% 20.00 重量%脂肪アルコール(C8−C12) 4.00 重量%市水 0.97 重量%防腐剤 0.08 重量%芳香剤 0.30 重量%クエン酸 0.15 重量%普通の食塩 2.50 重量%ナトリウム脂肪アルコールエーテルサルフェート(C12−C15), 28% 44.00 重量%漂白したクルミ殻の微粉 13.00 重量% 100.00 重量%【0029】
配合物Vジ−n−ブチルアジペート 7.00 重量%二酸化チタン 1.00 重量%親水性ベントナイト 1.00 重量%親有機性ベントナイト 2.50 重量%アルキルポリグリコシド(C8−C10) 55% 20.00 重量%脂肪アルコール (C8−C12) 55% 8.00 重量%市水 0.47 重量%防腐剤 0.08 重量%芳香剤 0.30 重量%クエン酸 0.15 重量%普通の食塩 0.50 重量%ナトリウム脂肪アルコールエーテルサルフェート(C12−C15), 28% 44.00 重量%漂白したクルミ殻の微粉 15.00 重量% 100.00 重量%【0030】これら配合物の洗浄効率を、ドイツ27 36 970 A1に記載の方法に従って手洗浄テストで試験をした。該洗浄剤は、主に油、ワックス、ワセリン、グラファイト、ランプの黒い汚れおよび酸化鉄からなる汚れのモデルに対して、ならびに合成樹脂、魚油およびペイント用顔料からなるワニスのモデルに対して、かなり改善された洗浄作用を示すことがわかった。
【0031】皮膚への適合性を、ダーリングチャンバーテスト [Frosch,P.J. ligman .M. :ダーリングチャンバーならびに刺激性のおよびアレルギー性の反応を外表皮試験する技術の改善 Contact Derm.5,73−81(1979) ;Frosch P.J.,Kligman,A.M.:ソープチャンバーテスト 石鹸の刺激性を評価する新規な方法 J.Am.Acad.Derm.1 5−41(1979)] で試験した。その結果、本発明の洗浄剤の皮膚に対する適合性も、従来商業的に知られている製品に比べて改善されていることがわかる。
【0032】手洗浄試験【表1】

【0033】
【表2】

【0034】
【表3】

【0035】IIIa : ジ−n−ブチルアジペートを含む配合物IIIb : 無溶剤の配合物IIIc : n−パラフィンを含む配合物IIId : ブドウ種を含む配合物IIIe : DBEを含む配合物IIIf : ジ−イソプロピルアジペートを含む配合物IIIg : ジ−n−ブチルアジペートを含むが脂肪アルコール(C8−C12)を含まない配合物試験品の量: 1.2g汚れの量: 0.5g【0036】結果ジ−n−ブチルアジペートを含む配合物Iおよびジ−イソプロピルアジペートを含む配合物IIは、両方とも、洗浄作用がIIIc およびIIId より優れるが、IIIeより若干悪い。洗浄試験では、無溶剤のもの( IIIb)、ジ−n−ブチルアジペートを用いたもの( IIIg)、n−パラフィンを用いたもの( IIIc)、ブドウ種油を用いたもの( IIId)と比べると、ジ−n−ブチルアジペートおよび脂肪アルコール(C8 〜C12)を含有する配合物IIIa の優位性が、はっきりわかる。DEB 2( ジメチルアジペート、ジメチルスクシネート、ジメチルグルタレートの混合物) を含有する配合物(IIIe )およびジ−イソプロピルアジペートを含有する配合物(IIIf )と比べて、IIIa は、洗浄作用が同等か、または、より優れている。さらに、ジ−イソプロピルアジペートを含有する配合物(IIIf )は、ブドウ種油を含有するもの(IIId )より洗浄効果が優れるが、 DEB2を用いた配合物(IIIe )より若干悪い。
【0037】ダーリングチャンバー試験【表4】

【0038】
【表5】

【0039】IIIa : ジ−n−ブチルアジペートを含む配合物IIIb : 無溶剤の配合物IIIc : n−パラフィンを含む配合物IIId : ブドウ種を含む配合物IIIe : DBEを含む配合物IIIf : ジ−イソプロピルアジペートを含む配合物IIIg : ジ−n−ブチルアジペートを含むが脂肪アルコール(C8−C12)を含まない配合物【0040】

【0041】結果ダーリングチャンバーテストでは、本発明の配合物I、II、IV、IIIa 、IIIf、IIIg の皮膚との適合性が、この製品クラスとしては良好であることが証明されている。これに比べて、n−パラフィンを用いた配合物 (IIIc) およびDBE2を用いた配合物 (IIIe)は、皮膚との適合性がかなり悪いことがわかる。
【0042】
【発明の効果】本発明の洗浄剤は、洗浄中、皮膚の上に容易に分布させることができる。それらは起泡力が良好であり、洗浄作用が従来の製品と比較してより優れ、水で汚れを皮膚から容易に取り除くことができる。本発明の洗浄剤は、汚れを取り除く能力が優れていることに加えて、皮膚科学的な適合性が改善されている。適切な原料を使用しているので、該洗浄剤は生分解性であり、そのため生態系との適合性が良好であるという特徴を有する。
【出願人】 【識別番号】599016327
【氏名又は名称】ケミッシェ・ファブリク・シュトックハウゼン・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
【出願日】 平成6年(1994)10月20日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】岩見谷 周志
【公開番号】 特開平11−286437
【公開日】 平成11年(1999)10月19日
【出願番号】 特願平11−26672