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【発明の名称】 化粧料
【発明者】 【氏名】朝戸 純子

【氏名】沢田 均

【氏名】柘植 晴予

【要約】 【課題】4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタンを安定に配合した紫外線吸収効果の高い油中水型乳化化粧料を提供すること【解決手段】4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタンとゼオライトの配合比が5:1〜1:5であることを特徴とする油中水型乳化化粧料

【解決手段】4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタンとゼオライトの配合比が5:1〜1:5であることを特徴とする油中水型乳化化粧料
【特許請求の範囲】
【請求項1】下記の成分(A)及び(B)を含有することを特徴とする油中水型乳化化粧料。
(A)4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタン(B)ゼオライト【請求項2】請求項1記載の化粧料において、前記成分(A)4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタンの配合量は(A)と(B)の配合比が5:1〜1:5であることを特徴とする油中水型乳化化粧料。
【請求項3】(A)と(B)の配合比が5:1〜1:5であり、且つ(B)の配合量が10重量%以下であることを特徴とする請求項1の油中水型乳化化粧料。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧料に関し、詳しくはUV−A領域の紫外線吸収効果、経時安定性に優れる油中水型乳化化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紫外線は皮膚に様々な影響を及ぼすことが知られている。紫外線は400〜320nmの長波長紫外線(UV−A)と320〜290nmの中波長紫外線(UV−B)と290nm以下の短波長紫外線(UV−C)に分類される。このうちUV−Cはオゾン層において吸収され、地上に殆ど到達しない。
【0003】地上に到達する紫外線のうちUV−Bは皮膚の紅斑や水泡を形成し、メラニン形成を促進する。一方、UV−Aは皮膚への浸透性が高く、皮膚の褐色化を起こし、皮膚中の蛋白質であるコラーゲンの架橋形成を促進、コラーゲンの弾力性や保水力を低下させ、シワの形成や皮膚弾力性の低下を促進させる。さらにUV−Aは皮膚ガンの原因になることも知られている。このような紫外線の有毒性から皮膚を保護する目的でこれまでベンゾフェノン類、ケイ皮酸エステル類、ベンゾトリアゾール類、ジベンゾイルメタン類等の各種紫外線吸収剤が開発されてきているが、安定性、安全性、コスト等の問題から、実際使用されているものは限られている。
【0004】その中で、4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタンはUV−Aに対する非常に優れた吸収物質である。しかしながら、これは油中水型乳化化粧料に配合した場合、微量の金属イオンの存在下で経時的に褐変することがあり、外観面からも商品価値を損なう欠点があった。本発明は、このような従来の技術の課題に鑑み成されたものであり、その目的は4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタンを油中水型乳化化粧料に配合し、且つ経時安定性に優れ、安全性や耐水性も兼ね備えた、紫外線吸収効果の高い油中水型乳化化粧料を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、かかる実情に鑑み鋭意検討した結果、ゼオライトを配合することにより4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタンの褐変を防ぎ、経時安定性に優れた紫外線吸収効果の高い油中水型乳化化粧料を生成しうることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタンとゼオライトを配合した、経時安定性に優れた紫外線吸収効果の高い油中水型乳化化粧料を提供するものである。
【0007】以下、本発明の実施の形態について詳述する。本発明でいう4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタンは、約330〜360nmに最大吸収を有する優れたUV−A吸収剤であり、例えば、特開昭55−66535号に記載の方法に従って製造することができ、また市販品としては、例えばパルソール1789(ジボダン社製)等を使用することができる。4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタンの配合量は期待する紫外線吸収効果に応じて適宜選択されるので特に制限されないが通常は化粧料全量中に4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタンとゼオライトの配合比が5:1〜1:5であることが好ましい。
【0008】本発明において用いられるゼオライトとは、主として含水ケイ酸アルミニウムナトリウムからなる合成ゼオライトをいう。ゼオライトの配合量は、クリーム、乳液等の剤形により異なり、特に限定されないが、10%以上では使用感が重くなり、好ましくない。
【0009】本発明の油中水型乳化化粧料の製造方法は、特に限定されず常温でも加熱乳化も可能である。本発明に用いられる非イオン界面活性剤としては、HLB値が2〜16の範囲に存し、3〜12のものが好適である。例えば、モノオレイン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、ペンタ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2- エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類; モノステアリン酸グリセリル、ヤシ油脂肪酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、ジステアリン酸グリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル、モノオレイン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸ジグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、モノステアリン酸ヘキサグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル; モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類; ステアリン酸メチルグルコシド、ステアリン酸エチルグルコシド、ステアリン酸プロピルグルコシド、オレイン酸メチルグルコシド等の脂肪酸アルキルグルコシド; 硬化ヒマシ油誘導体; グリセリンアルキルエーテル; POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンモノステアレート、POE-ソルビタンモノオレート、POE-ソルビタンテトラオレエート等のPOE-ソルビタン脂肪酸エステル類; POE-ソルビットモノラウレート、POE-ソルビットモノオレエート、POE-ソルビットペンタオレエート、POE-ソルビットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類; POE-グリセリンモノステアレート、POE-グリセリンモノイソステアレート、POE-グリセリントリイソステアレート等のPOE-グリセリン脂肪酸エステル類; POE-モノオレエート、POE-ジステアレート、POE-モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等のPOE-脂肪酸エステル類; POE-ラウリルエーテル、POE-オレイルエーテル、POE-ステアリルエーテル、POE-ベヘニルエーテル、POE2-オクチルドデシルエーテル、POE-コレスタノールエーテル等のPOE-アルキルエーテル類; POE-オクチルフェニルエーテル、POE-ノニルフェニルエーテル、POE-ジノニルフェニルエーテル等のPOE-アルキルフェニルエーテル類; POEPOPのブロック重合等のプルロニック型類; POE・POP-セチルエーテル、POE・POP2-デシルテトラデシルエーテル、POE・POP-モノブチルエーテル、POE・POP-水添ラノリン、POE・POP-グリセリンエーテル等のPOE・POP-アルキルエーテル類;テトロニック等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類; POE-ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE-硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOE-ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体; POE-ソルビットミツロウ等のPOE-ミツロウ・ラノリン誘導体; ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミド; POE-プロピレングリコール脂肪酸エステル; POE-アルキルアミン; POE-脂肪酸アミド; ショ糖モノステアレート、ショ糖ジステアレート、ショ糖トリステアレート等のショ糖脂肪酸エステル; POE-ノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物; アルキルエトキシジメチルアミンオキシド; トリオレイルリン酸; ポリエーテル変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、メチルポリシロキサン・セチルメチルポリシロキサン・ポリ(POE・POP)メチルポリシロキサン共重合体等のシリコーン系界面活性剤等が挙げられる。こららの界面活性剤は、一種または二種以上組み合わせて用いることができるが、特にジイソステアリン酸トリグリセリル、メチルポリシロキサン・セチルメチルポリシロキサン・ポリ(POE・POP)メチルポリシロキサン共重合体、 POE-硬化ヒマシ油トリイソステアレートを一種または二種以上組み合わせて用いることが好ましい。本発明の油中水型乳化化粧料に使用される成分の油性物質としては、油脂、ロウ類、炭化水素油、エステル類、シリコーン油、フルオロシリコン油、パーフルオロポリエーテル油等、公知の皮膚化粧用油性物質であれば、どんなものでもよく、例えば、液体油脂としては、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等がある。固体油脂としては、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等がある。ロウ類としては、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ等がある。炭化水素油としては、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等がある。合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ-2- エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ-2- ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ-2- エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ-2- エチルヘキサン酸ペンタンエリスリトール、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ-2- ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、セトステアリルアルコール、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル -L-グルタミン酸 -2-オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ-2- ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバチン酸ジ−2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバチン酸ジイソプロピル、コハク酸2-エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル等がある。シリコーン油としては、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン; デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルポリシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンポリシロキサンなどの環状ポリシロキサン; 3次元網目構造を形成しているシリコン樹脂、シリコンゴム等が油として挙げられる。本発明の乳化型化粧料には、前記成分以外に必要に応じ、本発明の効果を失わない範囲で、通常化粧料に用いられる各種原料を使用できる。例えば、低級アルコールとしては、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等がある。保湿剤として又水相の界面張力を下げる目的で使用する多価アルコールは、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、ジグリセリン等がある。その他保湿剤としてソルビトール、キシリトール、マルチトール、マルトース、D-マンニット、エリスリトール、トレハロース、水アメ、ブドウ糖、果糖、乳糖、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アデノシンリン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸塩、グルコサミン、シクロデキストリン等がある。水溶性高分子としては、アラビアゴム、トラガカント、ガラクタン、キャロブガム、グァーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、アルゲコロイド(褐藻エキス)、ローカストビーンガム等の植物系高分子; キサンタンガム、ジェランガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子; コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子; カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子; メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系高分子; アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子; ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子; ポリオキシエチレン系高分子; ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子; ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子;ポリエチレンイミン; カチオンポリマー; ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無機系水溶性高分子が等がある。薬剤(遊離物、酸または塩基の塩の型、エステル型も含む)としては、ビタミンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、酢酸レチノール、イノシット、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸 dl-α- トコフェロール、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、ビタミンD2 (エルゴカシフェロール)、ビタミンD3 、dl- α- トコフェロール、酢酸dl- α- トコフェロール、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類、エストラジオール、エチニルエストラジオール等のホルモン、アルギニン、アスパラギン酸、シスチン、システイン、メチオニン、セリン、ロイシン、トリプトファン等のアミノ酸、アラントイン、グリチルレチン酸、アズレン等の坑炎症剤、アルブチン、アスコルビン酸マグネシウム、アスコルビン酸ナトリウム等の美白剤、酸化亜鉛、タンニン酸、ミョウバン等の収斂剤、L−メントール、カンフル等の清涼剤やイオウ、塩化リゾチーム、塩酸ピリドキシン、γ−オリザノール等がある。各種の抽出液としては、ドクダミエキス、オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サクラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエキス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキス、タイムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカンバーエキス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッサエキス、ニンジンエキス、キャロットエキス、マロニエエキス、モモエキス、桃葉エキス、クワエキス、ヤグリマギクエキス、ハマメリス抽出液、プラセンタエキス、胸線抽出物、シルク抽出液等がある。その他、安息香酸塩、パラオキシ安息香酸エステル、サリチル酸、フェノキシエタノール等の防腐剤、α-トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤、アラニン、エデト酸ナトリウム塩、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、リン酸等のキレート剤、安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、ケイ皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、2-フェニル-5- メチルベンゾキサゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニル) ベンゾトリアゾール 、等紫外線吸収剤、2-アミノ-2- メチル-1- プロパノール、2-アミノ-2- メチル-1,3- プロパンジオール、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、dl- リンゴ酸、およびこれらの塩、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等のpH調整剤、体質顔料、着色顔料、光揮性顔料、有機粉体、疎水化処理粉体、親水化処理粉体、タール色素、油性ゲル化剤、香料、殺菌剤等を使用できる。これらはそれぞれ単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。
【0010】本発明の紫外線吸収効果の高い化粧料は通常の方法によって従って製造することができ、例えば基礎化粧料、薬用化粧料、ファンデーション、下地クリームなどのメイクアップ化粧料、あるいは医薬外用剤などとしても適用することができる。
【0011】
【実施例】以下に本発明を、実施例と比較例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。例中、%は重量%である。
実施例1 W/Oサンスクリーンクリーム(1)パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル 6.0%(2)4-tert-フ゛チル-4´-メトキシヘ゛ンソ゛イルメタン 2.0(3)2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン 1.0(4)ゼオライト 2.0(5)ベヘニルアルコール 0.2(6)微粒子酸化チタン 4.0(7)流動パラフィン 27.0(8)ポリオキシエチレン・メチルシロキサン共重合体 2.8(9)ホホバ油 3.1(10)ジステアリン酸グリセリン 0.1(11)パラオキシ安息香酸メチル 0.2(12)香料 0.5(13)グリセリン 5.4(14)アロエエキス 0.1(15)精製水 残 余水相部(13)から(15)は70℃に加熱して溶解した。油相部は(4)、(6)以外の成分を溶解させた後で、(4)、(6)を十分に分散させた。ホモジナイザー処理を行いながら、油相部に水相部を添加し、乳化物を冷却し、W/Oサンスクリーンクリームを得た。
実施例2 W/Oサンスクリーンクリーム(1)スクワラン 30.0%(2)ラノリン 1.0(3)ミツロウ 1.0(4)イソステアリン酸トリグリセライド 3.0(5)パラオキシ安息香酸ブチル 0.3(6)香料 0.1(7)4-tert-フ゛チル-4´-メトキシヘ゛ンソ゛イルメタン 3.0(8)ゼオライト 5.0(9)コンドロイチン硫酸ナトリウム 0.1(10)1,3−ブチレングリコール 7.0(11)精製水 残 余(1)〜(7)を加熱溶解し、(8)を添加して均一に分散し、(9)〜(11)を徐々に添加して乳化し、充分攪拌してから30℃まで冷却してW/Oサンスクリーンクリームを得た。
実施例3 W/O下地クリーム (1)スクワラン 20.0%(2)オクタン酸イソセチル 8.5(3)ジイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 2.5(4)4-tert-フ゛チル-4´-メトキシヘ゛ンソ゛イルメタン 5.0(5)香料 0.1(6)ゼオライト 2.0(7)酸化チタン 4.0(8)パラオキシ安息香酸エチル 0.3(9)プロピレングリコール 5.0(10)精製水 残 余(1)〜(5)を加熱溶解し、(6)、(7)を添加して均一に分散し、(8)〜(10)を徐々に添加して乳化し、充分攪拌してから30℃まで冷却してW/O下地クリームを得た。
実施例4 W/Oファンデーション(1)流動パラフィン 16.8%(2)オクタン酸イソセチル 1.0(3)ポリオキシエチレン(12)オレイルエーテル 3.0(4)4-tert-フ゛チル-4´-メトキシヘ゛ンソ゛イルメタン 5.0(5)香料 0.5(6)パラオキシ安息香酸ブチル 0.2(7)酸化チタン 15.0(8)カオリン 5.0(9)タルク 3.0(10)ゼオライト 1.5(11)着色顔料 1.0(12)グリセリン 4.0(13)精製水 残 余(1)〜(4)を70℃で混合分散し、あらかじめ油相を製造しておく。(6)〜(13)を70℃で分散混合してから油相へ撹拌しながら徐々に加え、充分均一に混合攪拌してから(5)を添加してさらに混合して目的のファンデーションを得た。
実施例5 W/Oサンスクリーンクリーム (1)スクワラン 23.0%(2)メチルポリシロキサン 20.0(3)マイクロクリスタンワックス 2.0(4)ゼオライト 2.3(5)イソステアリン酸ポリグリセリル 2.5(6)ドデカメチルシクロヘキサシロキサン 1.0(7)パラオキシ安息香酸ブチル 0.2(8)4-tert-フ゛チル-4´-メトキシヘ゛ンソ゛イルメタン 6.0(9)酸化チタン 1.0(10)着色顔料 0.1(11)ジプロピレングリコール 5.0(12)精製水 残 余実施例3に準じて目的のW/Oサンスクリーンクリームを得た。
実施例6 サンスクリーンローション (1)オキシベンゾン 3.0%(2)デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0(3)ゼオライト 1.0(4)イソステアリン酸ポリグリセリル 2.0(5)セトキシメチルポリシロキサン 1.5(6)パラオキシ安息香酸エチル 0.2(7)4-tert-フ゛チル-4´-メトキシヘ゛ンソ゛イルメタン 3.1(8)香料 0.1(9)メチルハイドロジェンポリシロキサン処理微粒子酸化チタン 5.0(10)1,3−ブチレングリコール 5.0(11)硫酸マグネシウム 1.0(12)精製水 残 余(1)〜(9)を均一に分散し、(10)〜(12)を徐々に添加して乳化し、目的のサンスクリーンローションを得た。
【0012】実施例1〜6は経時安定性に優れた化粧料であった。
【0013】
【発明の効果】本発明の油中水型乳化化粧料は、従来の4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタンを配合した油中水型乳化化粧料に比較して経時安定性の著しく向上したものであって、各種香・化粧料に好適に使用可能なものである。以下に実験によって詳しく説明する。
【0014】実験例1実施例1の処方中のゼオライトを精製水(比較例1)、タルク(含水ケイ酸マグネシウム;比較例2)、セリサイト(含水ケイ酸アルミニウムカリウム;比較例3)、ケイ酸アルミニウムマグネシウム(比較例4)に変更してベースを調製して1ヶ月後の温度安定性、経時安定性を目視にて判断した。その結果を【表1】に示す。
以下余白【0014】
【表1】

【表1】に示す通り、比較例1〜4はいずれも金属イオンによる4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタンの変色(褐色に変化)が観察された。実施例1のゼオライトを配合したW/O紫外線吸収クリームは経時安定性の優れた化粧料であった。
【0016】実験例2実施例2の処方中のゼオライトを0.2〜10%の量で調製し、常温、40℃、5℃における1ヶ月後のベース状態を観察した。尚精製水により100に調整した。
以下余白【0017】
【表2】

【表2】に示す通り、4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタンとゼオライトの配合比が1:5〜5:1であるW/O紫外線吸収クリームは経時安定性及び温度安定性に優れたな結果を得た。ゼオライトの配合量が0.5重量%のものは、4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタンとゼオライトの配合比が1:5〜5:1であり、金属イオンによる4−tert−ブチル−4´−メトキシジベンゾイルメタンの変色(褐色に変化)が観察された。尚ゼオライトを10重量%配合したものは、ベースがクリームの状態でなく使用性に欠けるものであった。
【出願人】 【識別番号】000249908
【氏名又は名称】有限会社野々川商事
【出願日】 平成10年(1998)1月28日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−217323
【公開日】 平成11年(1999)8月10日
【出願番号】 特願平10−32037