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【発明の名称】 シメチコン/無水燐酸カルシウム組成物
【発明者】 【氏名】ジヨセフ・アール・ラバー

【氏名】グレン・マデイソン

【氏名】ジエラード・マクナリー

【要約】 【課題】シメチコン/無水燐酸カルシウム組成物。

【解決手段】本発明は粒状の無水三塩基性燐酸カルシウムもしくは二塩基性燐酸カルシウムのいずれか一方または両方とシメチコンの混和物を含む自由流れする粒状組成物から生じさせた消泡用調剤の固体状経口投薬形態に関し、ここでは、上記混和物を、圧縮で経口投与用固体状投薬形態にするに適した1000ミクロン以下の粒子サイズを有する均一な粒状組成物にする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 (a)シメチコンと(b)粒状の無水三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムまたはそれらの混合物の混和物を含む自由流れする粒状組成物から生じさせた消泡用シメチコン調剤の固体状経口投薬形態であって、該シメチコン/燐酸カルシウムの混和物が1000ミクロン以下の粒子サイズを有する均一な粒状組成物である固体状経口投薬形態。
【請求項2】 (a)シメチコンと(b)粒状の無水三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムまたはそれらの混合物の混和物を含む自由流れする粒状組成物であって、該シメチコン/燐酸カルシウムの混和物が1000ミクロン以下の粒子サイズを有する均一な粒状組成物である自由流れする粒状組成物。
【請求項3】 圧縮で固体状の経口投薬形態にするに適した自由流れする粒状のシメチコン消泡剤組成物を製造する方法であって、粒状の無水三塩基性および/または二塩基性燐酸カルシウムとシメチコン消泡剤と任意に捕捉剤、例えば二酸化ケイ素または無水燐酸カルシウム粉末などの混和物を該シメチコンを該粒状の無水三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムおよび任意の二酸化ケイ素または無水燐酸カルシウム粉末に添加することで生じさせ、均一になるまで乾燥ブレンドしそして自由流れする均一な粒状組成物を確保する目的でせん断することを含む方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の分野】本発明は、シメチコン(simethicone)と無水の三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムの混和物を含む固体状の抗ガス/抗膨満薬剤経口投薬形態、上記投薬形態の調製で用いるに適した自由流れする粒状組成物、およびそれの製造方法に関する。
【0002】
【背景】シメチコンは、ポリジメチルシロキサンの繰り返し単位を含んでいてトリメチルシロキシ末端ブロッキング(end−blocking)単位で安定化している完全メチル化(fully methylated)線状シロキサン重合体と二酸化ケイ素の混合物である。シメチコンはポリジメチルシロキサンを90.5−99%および二酸化ケイ素を4−7%含有する。シメチコンに存在するポリジメチルシロキサンは14,000−21,000の分子量を有する実際上不活性な重合体である。上記混合物は水に不溶な粘性のある灰色で半透明な流体である。
【0003】シメチコンは、膨満、機能的な胃の鼓張そして手術後に起こるガスによる痛み症状を治療する時の補助として経口投与で用いられる。シメチコンはそれが示す消泡特性を基にして臨床で用いられる。シリコン消泡剤が水性液体の表面に広がって表面張力が低い膜を形成することで気泡を崩壊させる。このように、店頭売り調剤における自己治療の場合のシメチコンは、ガス(gas)と通常呼ばれる症状を和らげる抗膨満薬として用いられており、そのような症状には上方GI鼓腸(upper GI bloating)、圧迫感、満腹感または詰まった感じが含まれる。これはしばしば他の胃腸用薬剤、例えば制酸薬、抗痙攣薬または消化酵素などと組み合わせて用いられていて、いろいろなシメチコン調剤が従来技術に開示されている。
【0004】シメチコンは液体調剤または固体形態、例えばカプセル、かみ砕き可能(chewable)または飲み込み可能(swallowable)錠剤などの形態で経口投与可能である。投与が容易な好適な形態は飲み込み可能錠剤である。錠剤の方が液剤よりも有利な点は携帯の容易さである。飲み込み可能錠剤の方がかみ砕き可能錠剤よりも有利な点には、摂取が容易なことと味が無いことが含まれる。飲み込み可能錠剤では膜被覆またはゼラチン被覆錠剤が好適である。
【0005】歴史的には、固体状シメチコン投薬形態の調製で錠剤を製造しようとする時、最終的な固体状のブレンド物に液状のシメチコンを実質的量で添加する試みで困難さに直面していた。錠剤がさらなる処理、即ち膜被覆、ゼラチン浸漬、印刷、包装などの激しさに耐えるように、圧縮、特に直接的な圧縮錠剤製造の場合の成形体で充分な固着力を達成しようとする時に困難さに直面していた。同様に、粘性のある液状シメチコンが固体状調剤の全体に渡って均一に分布しかつ投与後迅速に分散するのを確保しようとする時に困難さに直面していた。
【0006】従って、本発明の目的は、乾燥ブレンド/直接的圧縮工程で製造するに適した固体状錠剤調合物に液状のシメチコンを実質的量で添加することを可能にする組成物および方法を提供することにある。
【0007】米国特許第4,906,478号には、粒状のケイ酸カルシウムとシメチコンを粉末状にした組み合わせ(combinate)を含むシメチコン調剤が開示されている。米国特許第5,073,384号には、凝集させた水溶性マルトデキストリンとシメチコンの組み合わせを含むシメチコン調剤が開示されている。米国特許第5,458,886号には、シメチコンとの組み合わせで特定の粒子サイズおよび表面積を有する二酸化チタンを含む自由流れする(free−flowing)粒状組成物が開示されている。このような方法は乾燥ブレンド/直接的圧縮製造工程で用いるに適したシメチコン組成物の達成である程度の利点を示しはするが、本発明は、飲み込み可能またはかみ砕き可能で効力のある錠剤に容易かつ安価に調合可能な組成物を提供する本目的の達成でさらなる改良を提供するものである。
【0008】
【発明の要約】本発明は、粒状の無水三塩基性燐酸カルシウムもしくは二塩基性燐酸カルシウムのいずれか一方または両方とシメチコンの混和物を含む自由流れする粒状組成物から生じさせた消泡用調剤の固体状経口投薬形態に関し、ここでは、上記混和物を、圧縮で経口投与用固体状投薬形態にするに適した1000ミクロン以下の粒子サイズを有する均一な粒状組成物にする。上記粒状の無水三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムが上記混和物組み合わせの約30−90%w/wを構成するようにする。上記シメチコンが上記混和物組み合わせの約10−70%w/wを構成するようにする。好適な態様では、上記組み合わせに更に二酸化ケイ素を0.5から4%w/w含めるか或は無水燐酸カルシウム粉末を1.0−30.0%w/w含める。この自由流れする粒状組成物を通常の錠剤用結合剤および賦形剤と一緒に混合して圧縮することで固体状の経口投薬形態にする。好適には、上記シメチコンが最終的な圧縮用ブレンド物の約8%以上から約20%w/w以下を構成するようにする。
【0009】本発明の別の面では、圧縮で固体状の経口投薬形態にするに適した自由流れする粒状のシメチコン消泡剤組成物を製造する方法を提供し、この方法は、粒状の無水三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムとシメチコン消泡剤と任意に二酸化ケイ素または無水燐酸カルシウム粉末の混和物を上記シメチコンを上記粒状の三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムおよび任意の二酸化ケイ素または無水燐酸カルシウム粉末に添加することで生じさせ、均一になるまで乾燥ブレンド(dry blending)しそして均一な粉末を確保する目的でせん断する(shearing)ことを含む。本方法のさらなる面では、上記粒状組成物を、その後、賦形剤材料または他の活性材料と一緒にして圧縮することで固体状の経口投薬形態、好適には圧縮錠剤形態にし、そしてそれを水性フィルムコーティング(film coating)またはエンテリックコーティング(enteric coating)で被覆しそして/またはゼラチン浸漬および印刷を行うことでそれにさらなる処理を受けさせることも可能である。
【0010】本発明の無水燐酸カルシウム/シメチコン組み合わせが上述した従来技術組成物よりも有利な点は、凝集マルトデキストリン/シメチコン含有組成物よりも自由流れする度合が高くかつ安定度がより高い混和物であることと、シメチコンと基質の分離が起こる傾向がない点である。米国特許第4,906,478号の組成物よりも有利な点は、U.S.Pharmacopia標準(USP 23、1411頁(シメチコン錠剤モノグラフ))で測定した時に上記無水燐酸カルシウム/シメチコン組み合わせの方が有意により良好な消泡活性を示す点である。
【0011】
【詳細な説明】上記したように、本発明の投薬形態はシメチコンの如き消泡剤を活性材料として含有する。このシメチコンは、好適には、米国のPharmacopoeia(USP XXII)定義に従う、即ち式(−(CH32SiO−)nで表される繰り返し単位を含んでいて式(−(CH33−SiO−)で表されるトリメチルシロキシ末端ブロッキング単位で安定化している完全メチル化線状シロキサン重合体と二酸化ケイ素の混合物である。他の有機ポリシロキサン消泡剤も本技術分野で公知であり、またそれらを本発明で活性材料として用いることも可能である。そのような有機ポリシロキサン消泡剤が例えば米国特許第5,458,886号などに開示されており、上記特許に考察されている参照は引用することによって本明細書に組み入れられる。このような消泡剤は典型的に粘性のある液体またはペースト状の材料である。シメチコンは標準的な温度および圧力で水白色から灰色の半透明な粘性油状液体であると記述されており、それの密度は1立方センチメートル当たり0.965−0.970グラムであり、そしてこれは水およびアルコールに混和しない。従って、本発明は、そのような粘性のある油状液体またはペースト状消泡剤から自由流れする粒状組成物を製造する方法を提供するものであり、上記粒状組成物は、圧縮で固体状の経口投薬形態にするに適切である。 この固体状経口投薬形態に含めるシメチコンまたは他の有機ポリシロキサン消泡剤の量は、ガスまたは膨満および関連した症状に苦しんでいる患者に治療投薬するに充分でなければならない。シメチコンの場合の好適な投薬範囲は投薬単位当たり約20mgから約125mgの範囲であり、一般に500mg/日を越えないようにする。この投薬範囲は患者の年令および体重ばかりでなく症状のひどさで変わり得る。
【0012】上記三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムは本質的に無水形態である。市販形態の無水三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムはRhone−Poulenc;MendellおよびFMC Corp.から入手可能である。
【0013】本発明に従い、上記シメチコンを粒状の無水三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムと混合して自由流れする均一な粒状組成物を生じさせる。一般的には、この混和物に含めるシメチコン消泡剤と粒状の無水燐酸カルシウムの比例量を自由流れする粒状組成物が生じるような比例量にするのが望ましい。上記粒状混和物組成物に含める材料の比例量を、好適には、約10−70%w/wのシメチコンと約30−90%w/wの粒状無水三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムにする。上記材料をブレンドし、せん断した後、ふるい分けすることで、粒子サイズが約1000ミクロン以下の自由流れする粒状組成物を確保する。この粒状組成物に任意にまた二酸化ケイ素または無水の燐酸カルシウム粉末をある量で含めてもよく、好適にはSilicon Dioxide NFを上記粒状組成物の約0.5−4%w/wの量で含めるか或は無水の燐酸カルシウム粉末を約1.0−30.0%w/wの量で含める。
【0014】このシメチコン/粒状無水燐酸カルシウム混和組成物の調製を便利には乾燥ブレンド手順で行う。最初に、無水の三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムを乾式圧縮固化または湿式粒状化/乾燥、好適には乾式圧縮固化で粒状にする。次に、シメチコンが均一に分配されかつ上記粒状無水燐酸カルシウムの粒子サイズが本質的に変化しないまま保持されるようにシメチコン化合物を粒状無水三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムの流動床(moving bed)に添加する。上記床を低せん断ミキサーで流動状態に保持する。微細な粒状組成物を保持しながらシメチコンを上記粒状無水三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムの床に吸収させた後、二酸化ケイ素または無水の燐酸カルシウム粉末を加えてもよい。次に、この粒状物を米国標準No.20スクリーン(約840ミクロン)でふるい分けしてもよい。
【0015】本発明の固体状経口投薬形態は、錠剤、カプレット、ゲルカップ(gelcaps)、カプセル、かみ砕き可能錠剤、ロゼンジ、迅速に溶解するカシェ剤、および他の有効な公知搬送様式の形態に調製可能である。この自由流れする粒状のシメチコン/無水三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウム組成物は、薬学的に受け入れられる多様な賦形剤と混合可能であり、そのような賦形剤には、充填材、結合剤、甘味料、人工甘味料、潤滑剤、滑剤(glidants)、崩壊剤(disintegrants)、着色剤、吸着剤、酸性化剤(acidifying agents)および風味剤などが含まれる。賦形剤の選択は、用いる固体状の経口投薬形態(即ち錠剤、カプレットまたはカプセル)そして上記投薬形態がかみ砕き可能調剤であるか或は飲み込み可能調剤であるかに依存する。直接的な圧縮で調製した飲み込み可能経口錠剤が好適である。直接的な圧縮による錠剤調製に適合し得る賦形剤が好適である。例えば、下記のリストから選択される賦形剤を用いることができる:a) 希釈剤、例えばラクトース、カオリン、マンニトール、結晶性ソルビトール、追加的な三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムなど;
b) 結合剤、例えば糖類、微結晶性セルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドンなど;
c) 潤滑剤、例えばステアリン酸マグネシウム、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸、水添植物油、ロイシン、グリセリド類およびステアリルフマル酸ナトリウムなど;
d) 崩壊剤、例えば澱粉、クロスカルメロース(croscarmellose)ナトリウム、メチルセルロース、寒天、ベントナイト、アルギニン酸、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドンなど;
e) 捕捉剤、例えば炭、二酸化ケイ素、無水燐酸カルシウムなど;
f) 風味剤、例えばマンニトール、デキストロース、フルクトース、ソルビトールなど;そしてg) 着色剤。
【0016】他の適切な賦形剤を、American Pharmaceutical Associationが出版している「Handbook of Pharmaceutical Excipients」(引用することによって本明細書に組み入れられる)に見ることができる。
【0017】下記に従って、本発明の典型的な投薬形態の配合にいろいろな成分を含めることができる:自由流れするシメチコン混和物 10%〜99%無水の三塩基性燐酸カルシウム 45%〜80%シメチコンUSP 10%〜50%捕捉剤、例えば二酸化ケイ素、NF 1%〜10%または無水燐酸カルシウム粉末賦形剤 1%〜90%希釈剤 0%〜40%結合剤 0%〜10%潤滑剤 0%〜1.5%捕捉剤 0%〜10%風味剤/着色剤 0%〜5%好適には、最終的な錠剤配合のシメチコン含有量が最終ブレンド物の約8から約20%w/wを構成するようにする。本発明の経口投薬形態の製造を本技術分野で知られる方法で実施し、例えば無水の三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムを乾式圧縮固化または湿式粒状化技術で粒状にし;自由流れするシメチコン/粒状無水三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウム混和物を生じさせ;この自由流れするシメチコン/粒状無水三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウム組成物を賦形剤と混合した後、この組成物を本技術分野で知られる方法、例えば直接的な圧縮、乾式顆粒などで投薬形態に成形する。適切な固体状経口投薬形態製造方法が、Mack Publishing Companyが出版している「Remington’s Pharmaceutical Sience」の18版(引用することによって本明細書に組み入れられる)に開示されている。好適には、この製造手順は、一般に、この上に記述した如き自由流れするシメチコン/粒状無水三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウム混和物を生じさせ、低せん断でブレンドしながら追加的賦形剤である結合剤/希釈剤/崩壊剤を加え、潤滑剤を加えた後、直接的な圧縮で錠剤を生じさせることを伴う。
【0018】任意に、上記投薬形態に、胃腸障害、例えば胸焼け、潰瘍または下痢などの治療で用いるに適切な1種以上の追加的活性材料を含めることも可能である。胃腸障害の治療で用いるに適切な活性剤には、胸焼けもしくは抗潰瘍剤、例えばスクラルフェート(sucralfate)、H2受容体拮抗薬であるシメチジン、ラニチジン、ファモチジンまたはニザチジンなど、プロトンポンプ抑制剤(proton pump inhibitors)、例えばオメプラゾールまたはランソプラゾールなど、下痢止め薬、例えばロペラミドおよびジフェノキシレートなど;胃腸運動薬(gastrointestinal motility agents)、例えばシサプリドなど、そして制酸薬、例えば水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウムなどが含まれる。シメチコンと組み合わせて用いる上記追加的活性材料の量は、治療すべき胃腸障害で苦しんでいる患者に治療投薬するに充分な量であるべきである。
【0019】本発明のさらなる説明で下記の実施例を示す。
【0020】
【実施例】
実施例1シメチコン/粒状無水三塩基性燐酸カルシウム混和物の調製1. Kitchen Aidミキサーの混合用ボウルに粒状の燐酸トリカルシウム[Tritab(商標)、Rhone−Poulenc、Shelton、Ct]を700グラム加える。
【0021】2. 低速で混合しながら5分間かけてシメチコン、USPを200グラム加える。
【0022】3. 混合を低速で更に5分間継続する。
【0023】4. 二酸化ケイ素を2.5グラム加えて混合を更に5分間行う。
【0024】この中間体は自由流れする粒状物であり、大きな凝集物を全く含まない。
【0025】実施例2シメチコン/粒状無水二塩基性燐酸カルシウム混和物の調製1. Kitchen Aidミキサーの混合用ボウルに粒状の無水二塩基性燐酸カルシウム[Emcompress(商標)無水、Mendell、Paterson、NJ]を700グラム加える。
【0026】2. 低速で混合しながら5分間かけてシメチコン、USPを200グラム加える。
【0027】3. 混合を低速で更に5分間継続する。
【0028】4. 二酸化ケイ素を7.5グラム加えて混合を更に5分間行う。
【0029】この中間体は自由流れする粒状物であり、大きな凝集物を全く含まない。
【0030】比較実施例2シメチコン/粒状二塩基性燐酸カルシウム二水化物混和物の調製1. Kitchen Aidミキサーの混合用ボウルに粒状の燐酸ジカルシウム二水化物[Emcompress(商標)、Mendell、Paterson、NJ]を700グラム加える。
【0031】2. 低速で混合しながら5分間かけてシメチコン、USPを200グラム加える。
【0032】3. 混合を低速で更に5分間継続する。
【0033】4. 二酸化ケイ素を30グラム加えて混合を更に5分間行う。
【0034】この中間体は自由流れする粒状物ではない。これは大きな凝集物を数多く含有する。
【0035】実施例3シメチコン/粒状無水三塩基性燐酸カルシウム混和物を含有するかみ砕き可能錠剤の調製1. 実施例1で得た自由流れする粒状中間体89グラムを、次に、98グラムのDextrates、7.5グラムの粒状ソルビトール、0.6グラムのペパーミント風味剤および0.5グラムのステアリン酸と一緒にブレンドした。
【0036】2. このブレンド物を最終的に5/8”のFFBE工具で圧縮した。
【0037】この錠剤の重量は1300mgであった。この錠剤の物性は下記であった:硬度:8−10kp脆さ:100個落下で0.1%未満水に入れた時の崩壊速度:1分以内消泡速度:5秒実施例4シメチコン/粒状無水三塩基性燐酸カルシウム混和物を含有するかみ砕き可能錠剤の調製1. 1500グラムの燐酸トリカルシウム粉末に500psiのロール圧下のローラー圧縮で乾式粒状化を受けさせた。
【0038】2. この成形体を0.093”のスクリーンが備わっているFitz Millに通して、ナイフを前方に動かした。
【0039】3. この粉にした材料をふるい分けして、−30から+80メッシュの画分を生成物として集めた。
【0040】4. この圧縮固化を受けさせて粒状にした燐酸トリカルシウムをKitchen Aidミキサーの混合用ボウルに700グラム加えた。
【0041】5. 低速で混合しながら5分間かけてシメチコン、USPを200グラム加える。
【0042】6. 混合を低速で更に5分間継続する。
【0043】7. 燐酸トリカルシウム粉末を20グラム加えて混合を更に5分間行う。
【0044】この中間体は自由流れする粒状物であり、大きな凝集物を全く含まない。
【0045】8. 上記中間体91グラムを、次に、98グラムのDextrates、7.5グラムの粒状ソルビトール、0.6グラムのペパーミント風味剤および0.5グラムのステアリン酸と一緒にブレンドした。
【0046】9. このブレンド物を最終的に5/8”のFFBE工具で圧縮した。
【0047】この錠剤の重量は1300mgであった。この錠剤の物性は下記であった:硬度:11−12kp脆さ:100個落下で0.1%未満N/10のHClに入れた時の崩壊速度:1.5分以内消泡速度:7秒実施例5シメチコン/粒状無水三塩基性燐酸カルシウム混和物を含有するかみ砕き可能錠剤の調製1. Kitchen Aidミキサー内で500グラムの燐酸トリカルシウム粉末と50グラムのプレゲル(pregel)澱粉を乾燥ブレンドした。
【0048】2. 混合を継続しながら上記ミキサーに310グラムの精製水をゆっくり加えた。
【0049】3. この湿っている粒状物を#12メッシュのスクリーンに通した後、50℃で5時間乾燥させた。
【0050】4. この乾燥させた粒状物を#18メッシュのスクリーンに通しそして#70メッシュ未満の材料を除去した。
【0051】5. 段階1−4を繰り返した。
【0052】6. 次に、粒状にした燐酸トリカルシウム/プレゲル澱粉粒状物をKitchen Aidミキサーの混合用ボウルに700グラム加える。
【0053】7. 低速で混合しながら5分間かけてシメチコン、USPを200グラム加える。
【0054】8. 混合を低速で更に5分間継続する。
【0055】この中間体は自由流れする粒状物であり、大きな凝集物を全く含まない。
【0056】9. 上記中間体89グラムを、次に、98グラムのDextrates、7.5グラムの粒状ソルビトール、0.6グラムのペパーミント風味剤および0.5グラムのステアリン酸と一緒にブレンドした。
【0057】10. このブレンド物を最終的に5/8”のFFBE工具で圧縮した。
【0058】この錠剤の重量は1300mgであり、これの物性は下記であった:硬度:8−9kp脆さ:100個落下で0.1%未満N/10のHClに入れた時の崩壊速度:1分以内消泡速度:5秒実施例6シメチコン/粒状無水三塩基性燐酸カルシウム混和物を含有していて膜で覆われている飲み込み可能錠剤の調製【0059】
【表1】

【0060】パート1)粒状の無水三塩基性燐酸カルシウムと粉末状の無水燐酸カルシウムとシメチコンを含む濃縮物の調製を、シメチコンがむらなく分布しかつ粒状燐酸カルシウムの粒子サイズが本質的に変化しないままであるように、シメチコン化合物、USPを粒状三塩基性燐酸カルシウムの流動床に加えることで行う。この床を低せん断ミキサー、例えば強調バー(intensifier bar)を伴わない流動床であるNauta、PK、ピンミキサーまたはリボンミキサーなどで流動状態に保持する。上記シメチコンが上記床に吸着された後、無水の三塩基性燐酸カルシウム粉末を加える。次に、この粒状物を米国標準No.20スクリーン(〜840ミクロン)でふるい分けしてもよい。
【0061】パート2)圧縮で最終的なブレンドが望まれる場合には、パート1の濃縮物に燐酸カルシウム粉末を追加的量で加えてブレンドする。
【0062】パート3)次に、限定された組成範囲の結合用マトリックス内に活性剤が均一に分布するように低せん断でブレンドしながら賦形剤(崩壊剤を包含)を加える。
【0063】パート4)最終の添加段階は潤滑剤を加える段階である。
【0064】パート5)このブレンド物を回転錠剤プレスで圧縮して錠剤にする。
【0065】パート6)次に、錠剤を膜で覆いそして/またはゼラチンに浸漬する。
【0066】典型的な膜被覆錠剤の特徴:硬度範囲:6−14kp錠剤の重量(コア):約1000mgUSP崩壊時間、水中:7分以内、酸媒体中:6分以内USP消泡活性時間:9秒本発明の特徴および態様は以下のとうりである。
【0067】1. (a)シメチコンと(b)粒状の無水三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムまたはそれらの混合物の混和物を含む自由流れする粒状組成物から生じさせた消泡用シメチコン調剤の固体状経口投薬形態であって、該シメチコン/燐酸カルシウムの混和物が1000ミクロン以下の粒子サイズを有する均一な粒状組成物である固体状経口投薬形態。
【0068】2. 上記投薬形態が飲み込み可能であるか或はかみ砕き可能である単位用量の圧縮錠剤、カプレット、ゲルカップ、カプセル、ロゼンジまたは迅速に溶解するカシェ剤の形態である第1項記載の固体状経口投薬形態。
【0069】3. 上記自由流れする粒状組成物に加えて更に1種以上の賦形剤を含む第1項記載の固体状経口投薬形態。
【0070】4. 上記賦形剤が1種以上の充填材、結合剤、甘味料、人工甘味料、潤滑剤、滑剤、崩壊剤、着色剤、吸着剤、酸性化剤および風味剤から選択される第3項記載の固体状経口投薬形態。
【0071】5. 該投薬形態のシメチコン含有量が約8%から約20%w/wを構成する第1項記載の固体状経口投薬形態。
【0072】6. 該シメチコンと粒状の無水三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムを含む自由流れする粒状組成物に加えて更に結晶性ソルビトール、微結晶性セルロースおよび無水の三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムを賦形剤として含む第5項記載の固体状経口投薬形態。
【0073】7. 胃腸障害の治療で用いるに適した1種以上の追加的活性材料を更に含む第1項記載の固体状経口投薬形態。
【0074】8. 該追加的活性材料が下記:H2受容体拮抗薬、プロトンポンプ抑制剤、下痢止め薬、胃腸運動薬および制酸薬の1種以上から選択される第7項記載の固体状経口投薬形態。
【0075】9. (a)シメチコンと(b)粒状の無水三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムまたはそれらの混合物の混和物を含む自由流れする粒状組成物であって、該シメチコン/燐酸カルシウムの混和物が1000ミクロン以下の粒子サイズを有する均一な粒状組成物である自由流れする粒状組成物。
【0076】10. 該粒状混和物組成物に含まれる材料の比例量が約10−70%w/wのシメチコンと約30−90%w/wの粒状無水三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムである第9項記載の自由流れする粒状組成物。
【0077】11. 更に二酸化ケイ素を該粒状組成物の約0.5−4%w/wの量で含有するか或は無水燐酸カルシウム粉末を約1−30%w/wの量で含有する第9項記載の自由流れする粒状組成物。
【0078】12. 圧縮で固体状の経口投薬形態にするに適した自由流れする粒状のシメチコン消泡剤組成物を製造する方法であって、粒状の無水三塩基性および/または二塩基性燐酸カルシウムとシメチコン消泡剤と任意に捕捉剤、例えば二酸化ケイ素または無水燐酸カルシウム粉末などの混和物を該シメチコンを該粒状の無水三塩基性もしくは二塩基性燐酸カルシウムおよび任意の二酸化ケイ素または無水燐酸カルシウム粉末に添加することで生じさせ、均一になるまで乾燥ブレンドしそして自由流れする均一な粒状組成物を確保する目的でせん断することを含む方法。
【出願人】 【識別番号】591024694
【氏名又は名称】マクニール−ピーピーシー・インコーポレーテツド
【氏名又は名称原語表記】MCNELL−PPC,INCORPORATED
【出願日】 平成10年(1998)7月14日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】小田島 平吉 (外1名)
【公開番号】 特開平11−92387
【公開日】 平成11年(1999)4月6日
【出願番号】 特願平10−213446