| 【発明の名称】 |
毛髪化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】綿木 勲
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| 【要約】 |
【課題】薄毛、傷んだ髪、切れ毛、枝毛等を正常な黒髪にし、頭皮のフケ、痒みを抑制する。業務用に使用しても使用者の手指の荒れを起こさない。
【解決手段】本発明の毛髪化粧料は、水分と洗浄成分とリンス成分又は水分とリンス成分とトリートメント成分を除いた洗浄剤成分として、キチンを85〜95%脱アセチル化したキトサン0.3〜1.0重量%と、エラスチン0.3〜1.0重量%と、プラセンタエキス1〜10重量%と、ヒアルロン酸1〜10重量%と、コラーゲン1〜10重量%と、甘草エキス10〜60重量%とを含み、これらの成分の相乗効果を利用する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 水分と洗浄成分とリンス成分又は水分とリンス成分とトリートメント成分を除いた毛髪化粧料成分として、キチンを85〜95%脱アセチル化したキトサン0.3〜1.0重量%と、エラスチン0.3〜1.0重量%と、プラセンタエキス1〜10重量%と、ヒアルロン酸1〜10重量%と、コラーゲン1〜10重量%と、甘草エキス10〜60重量%とを含むことを特徴とする毛髪化粧料。 【請求項2】 水分と洗浄成分とリンス成分又は水分とリンス成分とトリートメント成分を除いた毛髪化粧料成分として、キチンを85〜95%脱アセチル化したキトサン0.3〜1.0重量%と、エラスチン0.3〜1.0重量%と、プラセンタエキス1〜10重量%と、ヒアルロン酸1〜10重量%と、コラーゲン1〜10重量%と、甘草エキス10〜60重量%と、アラントイン0.3〜1.0重量%と、ピロリドンカルボン酸ナトリウム10〜30重量%と、混合植物エキス7〜25重量%を含むことを特徴とする毛髪化粧料。 【請求項3】 混合植物エキスがアルニカ、キューカンバー、セイヨウキズタ、セイヨウニワトコ、ゼニアオイ、パリエタリア、オランダカラシ、サボンソウ、ゴボウ、セージ、レモン、オトリギソウ、ハマメリス、ブドウ葉、マロニエ、オドリコソウ、ニンニク、マツ、ローズマリー及びローマカミツレからなる群より選ばれた2種以上の植物のエキスである請求項2記載の毛髪化粧料。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、キトサンを配合した洗髪剤、養毛剤、整髪剤等に適する毛髪化粧料に関するものである。 【0002】 【従来の技術】カニ、エビなどの甲殻類の殻や昆虫などの外骨格、或いは菌、藻類の細胞壁などに存在するキチンを部分アセチル化したキトサンは、保湿作用及び毛髪保護作用に優れ、天然由来の高分子物質として毛髪化粧料の原料に有望視されている。従来、この種のキトサンを配合してなる毛髪化粧料として、脱アセチル化度40〜60%のキトサンのような水溶性キチン誘導体を0.001〜10重量%と、ポリフェノール誘導体を0.00001〜10重量%の割合で含有した毛髪化粧料が提案されている(特開平4−308525)。この毛髪化粧料は、毛髪に良好なハリ、コシ及びボリューム感を与え、優れたスタイリング性を有する特長がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記毛髪化粧料は、毛髪に良好なハリ、コシ及びボリューム感を与える利点はあるものの、傷んだ髪、切れ毛、枝毛、薄毛等に対してこれらを改良するものではなかった。また頭皮にフケや痒みが発生してもこれを抑える効果はなかった。本発明の目的は、紫外線等の外的刺激で傷んだ髪、切れ毛、枝毛、薄毛等を正常な黒髪にする毛髪化粧料を提供することにある。本発明の別の目的は、頭皮のフケ、痒みを抑制する毛髪化粧料を提供することにある。本発明の更に別の目的は、洗髪剤として業務用に使用しても使用者の手指の荒れを起こさない毛髪化粧料を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、水分と洗浄成分とリンス成分又は水分とリンス成分とトリートメント成分を除いた毛髪化粧料成分として、キチンを85〜95%脱アセチル化したキトサン0.3〜1.0重量%と、エラスチン0.3〜1.0重量%と、プラセンタエキス1〜10重量%と、ヒアルロン酸1〜10重量%と、コラーゲン1〜10重量%と、甘草エキス10〜60重量%とを含むことを特徴とする毛髪化粧料である。牛や羊などの胎盤から抽出されるプラセンタエキスを配合することにより、活性酸素除去作用を生じ、キトサンによる毛根を含む頭皮細胞の活性化作用及び傷んだ毛髪の修復作用が増強される。またキトサンとともにエラスチン、ヒアルロン酸及びコラーゲンを配合することにより、頭皮の細胞に活性が賦与される。更に甘草エキスを配合することにより頭皮及び毛髪の保湿作用を生じる。上記6成分の相乗効果により、本発明の目的を達成し得る。 【0005】請求項2に係る発明は、水分と洗浄成分とリンス成分又は水分とリンス成分とトリートメント成分を除いた毛髪化粧料成分として上記請求項1に係る毛髪化粧料の成分に加えて、アラントイン0.3〜1.0重量%と、ピロリドンカルボン酸ナトリウム10〜30重量%と、混合植物エキス7〜25重量%を含むことを特徴とする毛髪化粧料である。アラトインを配合することにより、紫外線等による頭皮及び毛髪の外的炎症に対して消炎作用を生じ、ピロリドンカルボン酸ナトリウムを配合することにより、頭皮及び毛髪の保湿作用が増強される。また混合植物エキスを配合することにより、頭皮細胞の活性化が増強され、切れ毛、枝毛等が解消される。 【0006】請求項3に係る発明は、上記請求項2に記載した混合植物エキスがアルニカ、キューカンバー、セイヨウキズタ、セイヨウニワトコ、ゼニアオイ、パリエタリア、オランダカラシ、サボンソウ、ゴボウ、セージ、レモン、オトリギソウ、ハマメリス、ブドウ葉、マロニエ、オドリコソウ、ニンニク、マツ、ローズマリー及びローマカミツレからなる群より選ばれた2種以上の植物のエキスである毛髪化粧料である。上記に例示する植物のエキスを混合したものが、頭皮細胞の活性化を促進し、かつ切れ毛、枝毛等の解消に効果的である。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明に使用されるキトサンは、毛髪化粧料の水分と洗浄成分とリンス成分又は水分とリンス成分とトリートメント成分を除いた成分のうち、0.3〜1.0重量%含まれる。脱アセチル化度が85%未満であったり、含有量が0.3重量%未満では頭皮細胞の活性化及び傷んだ毛髪の修復作用に乏しく、1.0重量%を越えると毛髪を損傷する恐れがある。好ましくは0.4〜0.6重量%である。またエラスチンは、毛髪化粧料の水分と洗浄成分とリンス成分又は水分とリンス成分とトリートメント成分を除いた成分のうち、0.3〜1.0重量%含まれる。0.3重量%未満では頭皮細胞の活性化に乏しい。好ましくは0.4〜0.6重量%である。プラセンタエキスは、毛髪化粧料の水分と洗浄成分とリンス成分又は水分とリンス成分とトリートメント成分を除いた成分のうち、1〜10重量%含まれる。1重量%未満では頭皮細胞の活性化及び傷んだ毛髪の修復作用に乏しく、10重量%を越えると栄養過剰となる。好ましくは1.5〜4.0重量%である。またヒアルロン酸は、毛髪化粧料の水分と洗浄成分とリンス成分又は水分とリンス成分とトリートメント成分を除いた成分のうち、1〜10重量%含まれる。1重量%未満では頭皮細胞の活性化に乏しい。好ましくは2〜5重量%である。コラーゲンは、毛髪化粧料の水分と洗浄成分とリンス成分又は水分とリンス成分とトリートメント成分を除いた成分のうち、1〜10重量%含まれる。1重量%未満では頭皮細胞の活性化に乏しい。甘草エキスは、毛髪化粧料の水分と洗浄成分とリンス成分又は水分とリンス成分とトリートメント成分を除いた成分のうち、10〜60重量%含まれる。10重量%未満では頭皮と毛髪の保湿作用に乏しく、60重量%を越えるとべたつき感が強くなりすぎる。好ましくは12〜40重量%である。 【0008】更にアラントインは、毛髪化粧料の水分と洗浄成分とリンス成分又は水分とリンス成分とトリートメント成分を除いた成分のうち、0.3〜1.0重量%含まれる。0.3重量%未満では頭皮及び毛髪の外的炎症に対する消炎作用に乏しく、1.0重量%を越えると副作用を生じる恐れがある。好ましくは0.4〜0.6重量%である。ピロリドンカルボン酸ナトリウムは、毛髪化粧料の水分と洗浄成分とリンス成分又は水分とリンス成分とトリートメント成分を除いた成分のうち、10〜30重量%含まれる。10重量%未満では頭皮及び毛髪の保湿作用に乏しく、30重量%を越えるとべたつき感が強くなりすぎる。好ましくは15〜25重量%である。混合植物エキスは、毛髪化粧料の水分と洗浄成分とリンス成分又は水分とリンス成分とトリートメント成分を除いた成分のうち、7〜25重量%含まれる。7重量%未満では頭皮細胞が活性化されずかつ切れ毛等が解消されない。25重量%を越えると上記成分との相乗効果を損う。好ましくは10〜20重量%である。 【0009】本発明の毛髪化粧料は、液状、ジェル状、ペースト状などいろいろな形態を有する毛髪用洗浄剤、毛髪用化粧品に使用される。例示すれば、シャンプー、ヘアリンス等の洗髪剤や、ヘアトニック、ヘアコンディショナー等の養毛剤や、ヘアクリーム、ヘアリキッド、ヘアトリートメント、ヘアローション等の整髪剤や、毛髪補修剤等に用いられる。 【0010】 【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに説明する。 <実施例1>次の表1に示す組成からなるリンス入りのシャンプーを用意した。キトサンはキチンを90%脱アセチル化したものを使用した。また混合植物エキスAは、アルニカ、キューカンバー、セイヨウキズタ、セイヨウニワトコ、ゼニアオイ、バリエタリアの混合エキスであり、混合植物エキスBは、オランダカラシ、サボンソウ、ゴボウ、セイヨウキズタ、セージ、レモンの混合エキスである。また混合植物エキスCは、アルニカ、オトギリソウ、セイヨウキズタ、ハマメリス、ブドウ葉、マロニエの混合エキスであり、混合植物エキスDは、アルニカ、オドリコソウ、オランダカラシ、ゴボウ、セイヨウキズタ、ニンニク、マツ、ローズマリー、ローマカミツレの混合エキスである。 【0011】 【表1】
【0012】<比較例1>実施例1の毛髪化粧料成分を含んでない以外は実施例1と同一の、表2に示す組成からなる市販のリンス入りのシャンプーを比較例1とした。 【0013】 【表2】
【0014】傷んだ毛、抜け毛、細い毛、フケ、痒みの症状のある男女それぞれ10名からなる20人のモニターに上記組成のリンス入りのシャンプーで30日間、洗髪して貰い、毛髪の改良具合及び頭皮のフケ、痒みの程度を評価して貰った。評価は表3に示すように−2点〜+2点の5段階評価で行い、20人の総合点を表4に示す。 【0015】 【表3】
【0016】 【表4】
【0017】表4から明らかなように実施例1のリンス入りシャンプーは、比較例1のリンス入りシャンプーと比べて、傷んだ毛の修復、切れ毛、枝毛の解消、フケ、痒みの解消、艶、ボリューム感において、優れていることが判った。 【0018】<実施例2>次の表5に示す組成からなるヘアトリートメントを用意した。キトサン、混合植物エキスA、B、C及びDは実施例1と同じものを使用した。 【0019】 【表5】
【0020】上記組成の実施例2のヘアトリートメントを男女それぞれ10名からなる20人のモニターに30日間使用して貰った。即ち、洗髪後、毛髪に適度の潤いを与える程度に上記ヘアトリートメントを塗布して貰った。その結果、傷んだ毛が修復され、切れ毛、枝毛、薄毛が解消された。 【0021】<実施例3>上記比較例1の市販のリンス入りシャンプーを理髪店で入店後6カ月間、一日当り合計1時間程度使用して、手指が荒れたため、業務ができなくなった新人の理髪店員に、その手指が自然治癒した後、理髪店員として、実施例1のリンス入りシャンプーを使用して貰った。最初は毎日10分間使用し、1週間経過した時点で、手指の状態を観察した。手指の荒れが現れないため、引き続き従前と同様に一日当り合計1時間程度使用して貰った。その結果、1カ月経過してもその理髪店員の手指の荒れは再発せず、その後継続しても、再び手指が荒れることがなくなり、理髪店員として復帰することができた。 【0022】 【発明の効果】以上述べたように、本発明の毛髪化粧料は、キトサン、エラスチン、プラセンタエキス、ヒアルロン酸、コラーゲン、甘草エキス等の成分の相乗効果により、薄毛、傷んだ髪、切れ毛、枝毛等を正常な黒髪にし、頭皮のフケ、痒みを抑制する。また業務用に使用しても使用者の手指の荒れを起こさない優れた効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】597106806 【氏名又は名称】日本バイオ株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)7月28日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】須田 正義
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| 【公開番号】 |
特開平11−43422 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)2月16日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−201203 |
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