| 【発明の名称】 |
ボディー用化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】相良 圭祐
【氏名】染谷 高士
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| 【要約】 |
【課題】肌に塗布した時に清涼感およびさらさら感があり、粉体の白さが目立たず、また、適度な粘度があり使用性に優れ、かつ、経時での粉体のケーキングがなく安定性が非常に良好なボディ用化粧料を提供する。
【解決手段】エタノール25〜60重量%、デンプン粉末及び/又は平均一次粒子径が1μm以上の無水ケイ酸10〜40重量%、平均一次粒子径が0.1μm未満の無水ケイ酸1〜5重量%、常温で液状のHLBが12以上のノニオン性界面活性剤0.5〜3重量%及び常温で液状の油剤10〜40重量%を含有し、かつ実質的に水分を含まないボディー用化粧料。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 次の成分(A)〜(E); (A)エタノール 25〜60重量%(B)デンプン粉末及び/又は平均一次粒子径が1μm以上の無水ケイ酸 10〜40重量%(C)平均一次粒子径が0.1μm未満の無水ケイ酸 1〜5重量%(D)常温で液状のHLBが12以上のノニオン性界面活性剤 0.5〜3重量%(E)常温で液状の油剤 10〜40重量%を含有し、かつ実質的に水分を含有しないことを特徴とするボディー用化粧料。 【請求項2】 成分(B)のデンプン粉末が、トウモロコシデンプンであることを特徴とする請求項1記載のボディー用化粧料。 【請求項3】 (E)成分が、脂肪酸エステル及び/又は多価アルコール脂肪酸エステルであることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のボディー用化粧料。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はボディー用化粧料に関し、更に詳しくは、肌に塗布した時に清涼感及びさらさら感があり、粉体の白さが目立たず、また、適度な粘度があり使用性に優れ、かつ、経時での粉体のケーキングがなく安定性が良好なボディー用化粧料に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、ボディーパウダーにおいては、滑らかな感触を有するタルクや吸湿性を有するデンプンを混和した粉末形態のものが用いられていた。また、近年、スターチ粉末と揮発性シクロメチコーンとを含み、かつタルク非含有の水性リキッドパウダー(特表平8−505845号)や、低級アルコールと多孔質及び/又は吸水性の粉体を配合したボディー用パウダー化粧水(特開平9−48721号)、更に液状油分を配合したもの(特開平9−48722号)等が提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述したボディー用パウダー化粧水は、製品系の粘度が低いために肌上に塗布した際に液だれを生じ、使用性に難点を有していた。また、長期保存中に粉体が凝集固化(ケーキング)し、再分散性が悪くなるため安定性に問題があった。従って、肌に塗布した時に清涼感およびさらさら感があり、粉体の白さが目立たず、また、適度な粘度があり使用性に優れ、かつ、経時での粉体のケーキングがなく安定性が良好なボディー用化粧料の開発が望まれていた。 【0004】 【課題を解決するための手段】かかる実情において、本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定量のエタノール、デンプン粉末及び/又は平均一次粒子径が1μm以上の無水ケイ酸、平均一次粒子径が0.1μm未満の無水ケイ酸、常温で液状のHLBが12以上のノニオン性界面活性剤及び常温で液状の油剤を含有し、かつ実質的に水分を含まないことにより、肌に塗布した時に清涼感およびさらさら感があり、粉体の白さが目立たず、また、適度な粘度があり使用性に優れ、かつ、経時での粉体のケーキングがなく安定性が非常に良好なボディー用化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。 【0005】すなわち本発明は、次の成分(A)〜(E); (A)エタノール 25〜60重量%(B)デンプン粉末及び/又は平均一次粒子径が1μm以上の無水ケイ酸 10〜40重量%(C)平均一次粒子径が0.1μm未満の無水ケイ酸 1〜5重量%(D)常温で液状のHLBが12以上のノニオン性界面活性剤 0.5〜3重量%(E)常温で液状の油剤 10〜40重量%を含有し、かつ実質的に水分を含まないことを特徴とするボディー用化粧料である。以下、詳細に説明する。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明に用いられる成分(A)のエタノールは、肌に塗布した際に清涼感を与えるもので、その配合量は全組成中25〜60重量%(以下、単に「%」と記す)であり、より好ましくは35〜50%である。25%未満では充分な清涼感が得られず、また、60%を超えて配合すると肌がひりひりする等の刺激を感じるため好ましくない。 【0007】本発明において、成分(B)のデンプン粉末及び/又は平均一次粒子径が1μm以上の無水ケイ酸は、肌にさらさら感をあたえる効果がある。 【0008】本発明に用いられるデンプン粉末としては、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、ライスデンプン等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。この中でも好ましくは、トウモロコシデンプンである。平均一次粒子径が1μm以上の無水ケイ酸としては、例えば、富士シリシア化学社製のSYLYSIAシリーズ等の市販品を使用することができる。 【0009】成分(B)の配合量は、全組成中10〜40%、より好ましくは20〜30%である。10%未満では充分なさらさら感が得られず、また、40%を超えて配合すると肌上に白さが残り好ましくない。 【0010】本発明において、成分(C)の平均一次粒子径が0.1μm未満の無水ケイ酸は、使用性に適した良好な粘度を付与する効果があり、市販品としては、日本アエロジル社製のAEROSIL130、同200、同300、同380等が挙げられる。成分(C)の配合量は、全組成中1〜5%、より好ましくは2〜3%である。1%未満では充分な粘度が得られず、5%を超えて配合すると肌上できしみを感じ、さらさら感の低下をまねく。 【0011】本発明において、成分(D)の常温で液状のHLBが12以上のノニオン性界面活性剤は、前述した成分(C)の分散性を良好にし、相乗的に系に充分な粘度をもたせる効果がある。 【0012】本発明において用いられる(D)成分の常温で液状のHLBが12以上のノニオン性界面活性剤は、通常化粧料に使用されるものであれば特に限定はされず、例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノラウリン酸ヘキサグリセリル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、モノリノール酸デカグリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセリル、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビット、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、ポリオキシエチレンヒマシ油、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等が挙げられる。これらの中でも、特にモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50E.O.)が好ましい。成分(D)の配合量は、全組成中0.5〜3%であり、より好ましくは1〜2%である。配合量が0.5%未満では成分(C)の分散性を充分に良好なものとすることができず、また、3%を超えて配合すると肌上でのべたつきを生じ、さらさら感の低下をまねいてしまう。 【0013】本発明において、成分(E)の常温で液状の油剤は、肌へ塗布した時に粉体の白さを低減する働きがある。 【0014】本発明において用いられる成分(E)の常温で液状の油剤としては、通常化粧料に使用されるものであれば特に限定はされない。その中でも、脂肪酸エステル及び/又は多価アルコール脂肪酸エステルが好ましく、具体的には、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、2−エチルヘキサン酸セチル等の脂肪酸エステル、ジカプリン酸プロピレングリコール、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリカプリン酸グリセリル等の多価アルコール脂肪酸エステル等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を適宜選択して配合することができる。就中、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、ジカプリン酸プロピレングリコールが好ましい。成分(E)の配合量は、全組成中10〜40%であり、より好ましくは20〜30%である。配合量が10%未満では、肌塗布時に粉体の白さを低減することができず、40%を超えて配合すると肌上でべたつき、さらさら感の低下をまねく場合がある。 【0015】本発明のボディー用化粧料においては、上記成分(A)〜(E)を各々特定量配合するとともに、実質的に水を含有しないことが必須となる。但し、ここで、実質的というのは、水を加えないという意味であり、成分(A)や成分(B)中に含まれる水分は問題としない。本発明において、実質的に水を加えないことにより、粉体のケーキング現象が抑えられ、経時での安定性が向上する。 【0016】本発明のボディー用化粧料は、上記必須成分に加え、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的、質的範囲において、上述した以外の粉体や界面活性剤、ゲル化剤、保湿剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、キレート剤、着色剤、香料、ボディーケア用の美容成分など、ボディ用化粧料等において汎用である他の成分の配合が可能である。 【0017】 【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。なお、これらは本発明を何ら限定するものではない。 【0018】実施例1〜8及び比較例1〜8 ボディー用化粧料表1に示す組成及び下記製法にてボディー用化粧料を調製し、使用感、使用性並びに経時安定性について評価した。 【0019】 【表1】
【0020】(製法) A.成分(1)〜(8)を室温で均一に混合する。 B.Aを容器に充填して、ボディー用化粧料を得る。 【0021】(評価方法) 1.使用感及び使用性10名の専門パネルにより、上記ボディー用化粧料を使用試験し、各々に対して使用感(清涼感、さらさら感、白さのなさ)及び使用性(液だれしない適度な粘度)の各評価項目について、下記の評価基準に基づき7段階評価した。さらに、その平均点より判定した。
【0022】2.経時安定性上記各試料の原液を室温、5℃及び40℃の条件下に3カ月間静置した後の粉体の状態を肉眼にて観察し、下記評価基準を用いて安定性を評価した。 [評価] [内容] ◎:変化なし。 ○:ややケーキングしているが、再分散性良好。 △:ケーキングが観察され、再分散性やや不良。 ×:明らかにケーキングしており、再分散性不良。 上記評価方法により得られた結果を表1に併せて示す。 【0023】表1の結果から明らかなように、本発明のボディー用化粧料は比較例1〜8のものと比較して、肌に塗布した時の清涼感、さらさら感、粉体の白さのなさ、使用性(液だれしない適度な粘度)、経時での安定性(粉体のケーキング現象のなさ)において優れた効果を示すものであった。 【0024】 実施例9 ボディー用化粧料 (成分) (%) 1.エタノール 45.0 2.バレイショデンプン 15.0 3.無水ケイ酸(平均粒子径5μm) 10.0 4.無水ケイ酸(平均粒子径0.01μm) 2.0 5.イソステアリン酸ポリオキシエチレン 1.0 硬化ヒマシ油(50E.O.) 6.ジカプリン酸プロピレングリコール 27.0【0025】(製造方法)成分1〜6を室温で均一に混合する。実施例9は、肌に塗布した時の清涼感、さらさら感、粉体の白さのなさ、使用性(液だれしない適度な粘度)、経時での安定性(粉体のケーキング現象のなさ)において優れた効果を有するボディー用化粧料であった。 【0026】 【発明の効果】以上詳述した如く、本発明のボディー用化粧料は、肌に塗布した時に清涼感およびさらさら感があり、粉体の白さが目立たず、また、適度な粘度があり使用性に優れ、かつ、経時での粉体のケーキングがなく安定性が非常に良好なものであり、ボディ用化粧料として優れた品質を有するものである。 【表2】
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| 【出願人】 |
【識別番号】000145862 【氏名又は名称】株式会社コーセー
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月13日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−5717 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月12日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−173182 |
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