| 【発明の名称】 |
貼付剤 |
| 【発明者】 |
【氏名】宇田川 弘子
【氏名】根釜 務
【氏名】坪井 誠
【氏名】熊谷 良洋
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| 【要約】 |
【課題】剥離紙を剥がす操作、皮膚に対して貼付する操作等の取扱性に優れ、また、貼付剤の裏表及び背割り位置の識別性に優れる貼付剤を提供する。
【解決手段】支持体の片面に、ニトログリセリンを含有する粘着剤からなる膏体層を設け、更に上記膏体層の片面に、剥離紙を設けることにより構成された貼付剤であって、上記剥離紙は、その周縁の少なくとも一部が上記支持体及び上記膏体層の周縁から延出することにより上記剥離紙を上記膏体層から剥離する際のつかみ部となるドライエッジ部分が形成されたものであり、更に、上記ドライエッジ部分を分割するような少なくとも1つの背割りが設けられたものである貼付剤。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 支持体の片面に、ニトログリセリンを含有する粘着剤からなる膏体層を設け、更に前記膏体層の片面に、剥離紙を設けることにより構成された貼付剤であって、前記剥離紙は、その周縁の少なくとも一部が前記支持体及び前記膏体層の周縁から延出することにより前記剥離紙を前記膏体層から剥離する際のつかみ部となるドライエッジ部分が形成されたものであり、更に、前記ドライエッジ部分を分割するような少なくとも1つの背割りが設けられたものであることを特徴とする貼付剤。 【請求項2】 ドライエッジ部分の少なくとも一部が、支持体及び膏体層の周縁の一部が前記支持体及び前記膏体層の中央部に向かう凹部を形成することによりなるものである請求項1記載の貼付剤。 【請求項3】 ドライエッジ部分の少なくとも一部が、支持体及び膏体層の周縁から2〜20mmの幅を有するものである請求項1又は2記載の貼付剤。 【請求項4】 剥離紙が、背割りの位置を認識するのを助けるための模様が前記背割りに沿って印刷されているものである請求項1、2又は3記載の貼付剤。 【請求項5】 支持体及び膏体層の少なくとも一方が、不透明なものである請求項1、2、3又は4記載の貼付剤。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、取扱性が改善された貼付剤に関する。 【0002】 【従来の技術】支持体、粘着剤を有する膏体層及び剥離紙からなる貼付剤は、上記の支持体、膏体層及び剥離紙を3層に積層してなるシートを、必要な面積となるようにそのまま同じ形にカットしてできる形状が最も単純である。しかし、このような形状の貼付剤は、実際に使用する際に剥離紙を剥がしにくい。このため様々な工夫が提案されている。以下に一般的な例を示す。 【0003】(1)剥離紙に波形等の背割りを設け、この背割りの凸部分から剥離紙の一片を剥がし、皮膚に固定した後残りの剥離紙を剥がす。 (2)支持体の周縁の一部に膏体層が積層されていないつかみ部を設け、このつかみ部から剥離紙を剥がす。 (3)シート状の剥離紙上に、ドライエッジ部分を有する1枚又は複数枚の支持体及び膏体層からなる製剤を積層し、このドライエッジ部分をつかんでシート状の剥離紙から剥がす。 【0004】ここで、ニトログリセリン貼付剤は、狭心症又は心不全が主たる適応症であるため、高齢者による使用が大半を占める。また、パップ剤や同じ狭心症用の硝酸イソソルビド貼付剤等と比較して、小面積の製剤である。このような状況での使い勝手を考えた場合、上記のような形状の貼付剤に関しては、以下のような問題点がある。 【0005】上記(1)のような形状の貼付剤は、背割りの位置がわかりにくい。また、比較的大きな面積の製剤であれば問題ないが、ニトログリセリン貼付剤のような小面積の製剤の場合、波形の大きさも小さくなるため、かえって剥離紙をつかみにくくなる。上記(2)のような形状の貼付剤は、つかみ部をめくる操作が特に高齢者にとっては困難を伴いがちである。上記(3)のような形状の貼付剤は、複数の製剤を一括包装する場合には有効であるが、ニトログリセリン貼付剤のように1回使用量ごとの包装が必要なものに対しては適用することができない。また、シート状の剥離紙から製剤を剥がす場合に製剤の縁を摘んで剥がし取らねばならず、使いやすいとはいえない。 【0006】特開昭61−288860号公報、実用新案登録2519222号公報においても、剥離紙に対して様々な工夫を施すことにより取扱性を改善したとする貼付剤が開示されているが、ニトログリセリン貼付剤のような小面積の製剤においては工夫の効果が得られず、かえって取扱いが煩雑になる場合が多い。 【0007】また、高齢者が使用するという観点からは、識別性が重要となるが、従来の貼付剤はいずれも、貼付剤を手に取った際にどちらの面が剥離紙側なのか、剥離紙のどの部分をつかめはよいのか等が見分けにくい。剥離紙に説明文を印刷して識別を促す等の方法がとられているが、ニトログリセリン貼付剤のような小面積の製剤においては印刷することができる文字の大きさに制限があり、充分な対策とはいえない。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑み、剥離紙を剥がす操作、皮膚に対して貼付する操作等の取扱性に優れ、また、貼付剤の裏表及び背割り位置の識別性に優れる貼付剤を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、支持体の片面に、ニトログリセリンを含有する粘着剤からなる膏体層を設け、更に上記膏体層の片面に、剥離紙を設けることにより構成された貼付剤であって、上記剥離紙は、その周縁の少なくとも一部が上記支持体及び上記膏体層の周縁から延出することにより上記剥離紙を上記膏体層から剥離する際のつかみ部となるドライエッジ部分が形成されたものであり、更に、上記ドライエッジ部分を分割するような少なくとも1つの背割りが設けられたものである貼付剤である。以下に本発明を詳述する。 【0010】本発明の貼付剤は、支持体、膏体層及び剥離紙を積層してなるものである。上記支持体としては、貼付剤の成分を安定に保持し、貼付時に皮膚に追従する柔軟性を持つものであれば特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニル共重合体、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、レーヨン、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体等の合成ポリマー;セルロース等からなるフィルム、織布、不織布、発泡体等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を積層して用いてもよい。また、バリアー性を向上させる目的で、アルミ箔積層体、アルミ蒸着体等を用いることもできる。 【0011】上記膏体層としては、ニトログリセリンを安定に保持し、貼付時にニトログリセリンの放出性を良好に保つとともに、皮膚に対して刺激性の少ないものであれは特に限定されず、例えば、ニトログリセリンを粘着剤の中に溶解させたもの;ニトログリセリンを保持するリザーバー層を設けた上に放出制御膜を積層し、その一部若しくは全面又は周囲に粘着剤層を施したもの;ニトログリセリンをマイクロカプセル、織維等に封入、含浸してマトリックス中に分散又は局在化させたもの等が挙げられる。 【0012】上記膏体層を構成する粘着剤としては特に限定されず、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコン系粘着剤等が挙げられる。これらのうち、薬物に対する溶解性、粘着物性調節の容易性等の観点から、アクリル系粘着剤が好適に用いられる。 【0013】上記アクリル系粘着剤としては特に限定されず、例えば、(メタ)アクリル酸アルキルエステル重合体、(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、(メタ)アクリル酸アルキルエステルとその他の官能性モノマーとの共重合体等が挙げられる。 【0014】上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸ジメチルブチル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸トリメチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソデシル等が挙げられる。 【0015】上記その他の官能性モノマーとしては、例えば、水酸基を有するモノマー、カルボキシル基を有するモノマー、アミド基を有するモノマー、アミノ基を有するモノマー等が挙げられる。 【0016】上記水酸基を有するモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル等が挙げられる。上記カルボキシル基を有するモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、マレイン酸ブチル等が挙げられる。上記アミド基を有するモノマーとしては、例えば、アクリルアミド、エトキシメチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等が挙げられる。上記アミノ基を有するモノマーとしては、例えば、アクリル酸ジメチルアミノエチル等が挙げられる。また、上記その他の官能性モノマー以外に必要に応じて、ジ(メタ)アクリレート、トリ(メタ)アクリレート等の多官能性モノマーを用いることもできる。 【0017】上記ゴム系粘着剤としては特に限定されず、例えば、天然ゴム、スチレン−イソプレンブロック共重合体(SIS)、ポリイソプレン、ポリブテン、ポリイソブチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等に、必要に応じて粘着付与樹脂、軟化剤等を添加してなるもの等が挙げられる。上記シリコン系粘着剤としては特に限定されず、例えば、ポリジアルキルシロキサン等を主成分とするもの等が挙げられる。 【0018】上記粘着剤に対しては、必要に応じて、安定化剤、充填剤、架橋剤等の添加剤を添加することもできる。 【0019】本発明の貼付剤においては、上記支持体及び上記膏体層の両方又はいずれか一方は、不透明なものであることが好ましい。上記支持体及び上記膏体層の少なくとも一方を不透明なものとすることにより、本発明の貼付剤の裏表の識別性、及び、背割り部分の識別性が向上する。 【0020】上記支持体を不透明とする場合には、例えば、使用する素材に対して顔料、酸化チタン等を配合して着色する方法;背面に印刷を施す方法等を採用することができる。また、不織布やアルミの様に素材自体が不透明なものを用いても目的を達成することもできる。また、上記支持体を着色する場合には、後述する剥離紙及び剥離紙に施した模様と識別しやすい色、模様とすることが好ましい。なお、上記膏体層が不透明である場合、上記支持体は特に不透明化する必要はない。 【0021】上記剥離紙としては、貼付剤の成分を安定に保持し、上記膏体層から容易に剥がすことのできるものであれば特に限定されず、例えば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、上質紙、グラシン紙、アルミニウム等からなるもの挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を積層して用いてもよい。上記剥離紙としては、透明な素材からなるものが、本発明の貼付剤の表裏を識別しやすくなるので好ましい。 【0022】上記剥離紙の上記膏体層と接触する面に対しては、シリコン等の離型剤を積層させるか、又は、共有結合等で素材の表面を改質させることにより離型面を形成させることが好ましい。 【0023】上記剥離紙は、その一部が上記支持体及び上記膏体層の周縁から延出することにより上記剥離紙を上記膏体層から剥離する際のつかみ部となるドライエッジ部分を形成するものである。上記剥離紙をこのような構成とすることにより、本発明の貼付剤の表裏の識別性が向上し、更には、使用時における取扱性が向上する。 【0024】上記ドライエッジ部分の少なくとも一部は、上記支持体及び上記膏体層の周縁の一部が上記支持体及び上記膏体層の中央部に向かう凹部を形成することによりなるものであることが好ましい。このような構成とすることにより、つかみ部である上記ドライエッジ部分をより広く設けることが可能となり、より優れた効果を発揮させることができる。 【0025】上記ドライエッジ部分の少なくとも一部は、上記支持体及び上記膏体層の周縁から2〜20mmの幅を有するものであることが好ましい。2mm未満であると、つかみ部としての機能を果たさず、20mmを超えると、製造効率が著しく低下する一方で、取扱性の改善効果は変わらない。より好ましくは、3〜10mmである。 【0026】上記剥離紙は、上記ドライエッジ部分を分割するような少なくとも1つの背割りが設けられているものである。すなわち、上記背割りは、つかみ部である上記ドライエッジ部分を2分する形で上記剥離紙の周緑部から発し、上記支持体及び上記膏体層の上に積層される上記剥離紙を分割する形で設けられる。 【0027】上記剥離紙は、上記背割りの位置を認識するのを助けるための模様が上記背割りに沿って印刷されているものであることが好ましい。上記模様としては特に限定されず、例えば、連続的又は間欠的な帯状の模様等が挙げられる。また、上記模様に付される色彩としては、上記支持体、上記膏体層及び上記剥離紙から区別することができる色彩であれば特に限定されない。 【0028】上記模様は、本発明の貼付剤を上記支持体側から観察した際に、視認することができるように施されていることが好ましい。このようにするためには、例えば、上記模様を上記剥離紙の上記膏体層と接する面側に印刷したり、上記剥離紙として透明なものを用いること等により達成することができる。いずれにしても、上記剥離紙の上記膏体層と接する面側には上記模様を印刷することが好ましい。 【0029】本発明の貼付剤の表面積は、3〜25cm2 が好ましい。3cm2 未満であると、つかみやすいドライエッジ部分を形成することが難しく、25cm2 を超えると、上記剥離紙を剥がす時及び剥がした後における上記支持体及び上記膏体層のコシが不充分となり、貼付時の使用感が低下する。 【0030】本発明の貼付剤の製造方法としては特に限定されず、従来一般的に実施されている方法により製造することができ、例えば、以下の方法により製造することができる。 【0031】支持体又は剥離紙上に、膏体層を、溶剤塗工法、ホットメルト法等により形成させる。薬剤であるニトログリセリンは、予め他の膏体成分と均一混合してから展延したり、膏体層を形成した後、道当な溶解剤と一緒に膏体層表面に塗布したりすることにより膏体層に含有させることができる。更に、剥離紙又は支持体をラミネートし、更に、ダイカットやスリッター等を用いて所望の形状に加工することにより、背割りやドライエッジ部分を形成し、貼付剤とする。 【0032】 【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。 【0033】実施例1サンプルの作製表1及び図5〜8に示す構成のサンプルを調製した。なお、官能試験に際してはニトログリセリンを配合する必要がないので、代替の可塑化剤を添加してプラセボを作製した。 【0034】実施例1(1)アクリル系粘着剤の作製ドデシルメタクリレート1580g、2−エチルヘキシルメタクリレート9820g、2−エチルヘキシルアクリレート1140g、1,6−ヘキサングリコールジメタクリレート1.6g、及び、酢酸エチル4640gを重合装置に入れ、過酸化ラウロイル86gを添加したシクロヘキサン1800ml及び酢酸エチル3800mlの混液を逐次添加して20時間かけて重合を行い、重合完了時に酢酸エチル8000gを加えて取り出し、アクリル系粘着剤溶液を得た。得られたアクリル系粘着剤溶液は、不揮発分:40%、20%溶液粘度:2310cpsのものであった。 【0035】(2)膏体組成の配合、混合アクリル系粘着剤溶液5.0kg(粘着剤重量として2.0kg)をとり、ミリスチン酸イソプロピル(医薬品添加物規格、クローダジャパン社製)0.24kg及び酢酸エチル1.5kgを加え、均一になるまで混合して塗工液を得た。 【0036】(3)塗工・乾燥・ラミネート塗工液を、コンマコーターを用いて図1に示す印刷を施した厚さ50μmのポリエステルフィルムの離型処理面上に展延し、60℃で30分間乾燥させた。これに白色のポリオレフィン不織布(目付70g/m2 )と厚さ15μmのポリエチレンフィルムとを熱ラミネートしたものを圧着しながら巻き取り、膏体層厚み約100μmの原反を得た。ラミネート体は、ポリエチレン側を膏体層に接するようにラミネートした。 【0037】(4)上記原反に対して、打ち抜き装置を用いて背割り及びドライエッジを設け、図5のAに示す形状に加工し、貼付剤を得た。 【0038】実施例2図2に示す印刷を剥離紙に施し、支持体を0.5%酸化チタン含有ポリエチレンフィルムとし、図5のBに示す形状に加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。 【0039】実施例3図3に示す印刷を剥離紙に施し、支持体をポリエチレン発泡体(ボラーラH1501、積水化学工業社製)とし、図5のCに示す形状に加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。 【0040】実施例4図4に示す印刷を剥離紙に施し、図5のDに示す形状に加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。 【0041】実施例5図1に示す印刷をポリエチレンコートグラシン紙剥離紙の両面に施し、図5のEに示す形状に加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。 【0042】実施例6図6のAに示す形状に加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。 【0043】実施例7図2に示す印刷を剥離紙に施し、支持体を0.5%酸化チタン含有ポリエチレンフィルムとし、図6のBに示す形状に加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。 【0044】実施例8図3に示す印刷を剥離紙に施し、支持体をポリエチレン発泡体(ボラーラH1501、積水化学工業社製)とし、図6のCに示す形状に加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。 【0045】実施例9図4に示す印刷を剥離紙に施し、図6のDに示す形状に加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。 【0046】実施例10図1に示す印刷をポリエチレンコートグラシン紙剥離紙の両面に施し、図6のEに示す形状に加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。 【0047】実施例11図7のAに示す形状に加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。 【0048】実施例12図2に示す印刷を剥離紙に施し、支持体を0.5%酸化チタン含有ポリエチレンフィルムとし、図7のBに示す形状に加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。 【0049】実施例13図3に示す印刷を剥離紙に施し、支持体をポリエチレン発泡体(ボラーラH1501、積水化学工業社製)とし、図7のCに示す形状に加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。 【0050】実施例14図4に示す印刷を剥離紙に施し、図7のDに示す形状に加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。 【0051】実施例15背割り位置の印刷がない剥離紙を用い、図8のAに示す形状に加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。 【0052】実施例16図8のBに示す形状に加工し、支持体を厚さ80μmの無添加ポリエチレンフィルム(透明)としたこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。 【0053】 【表1】
【0054】官能試験55〜75歳のボランティア10名を対象に、以下の官能評価試験を行った。 (1)実施例1、実施例6、実施例12、実施例15及び実施例16のサンプルをそれぞれ袋に入れ、袋に入れたサンプルを1つずつ被験者に手渡し、袋から出して剥離紙を剥がし、各自の胸部に1枚ずつ貼る操作を行った後、下記の設問■〜■について評価してもらった。なお、実施例1については下記の設問■、■及び■のみつにいて評価した。評価は下記の基準の4段階とし、1〜4点の評点の平均値を求めた。結果を表2に示した。 【0055】(2)新たなサンプルを6枚ずつ手渡し、上記官能試験(1)と同じ操作を毎日1回行った後、1週間後に同じ評価を再度行った。結果を表1に示した。 【0056】設問■支持体、剥離紙の識別性(どちらの面が皮膚に貼る側か、わかりやすいですか) ■剥離部分の識別性(どこから剥離紙を剥がしたらよいか、わかりやすいですか) ■剥離操作性(剥離紙は製剤から剥がしやすいですか) ■貼付操作性(皮膚に貼りやすいですか) ■総合評価(全体的な使い勝手はどうですか) 【0057】評価基準4:◎ 非常によい3:○ 特に問題はない2:△ やや問題あり1:× 非常に問題あり【0058】表2 【0059】表3 【0060】以上の結果に示される通り、実施例における貼付剤は、識別性が高く、貼付手順が簡便なため、操作性の評価も高く、繰り返し使うことで更に向上した。また、支持体として不透明なものを用い、かつ、背割りに沿って模様を印刷した実施例15及び16以外の貼付剤は、特に優れた効果を発揮した。 【0061】 【発明の効果】本発明の貼付剤は、上述の構成からなるので、剥離紙を剥がす操作、皮膚に対して貼付する操作等の取扱性に優れ、また、貼付剤の裏表や背割り位置の識別性等に優れている。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002174 【氏名又は名称】積水化学工業株式会社 【識別番号】000144577 【氏名又は名称】株式会社三和化学研究所
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月9日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】安富 康男
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| 【公開番号】 |
特開平11−1432 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月6日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−168018 |
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