| 【発明の名称】 |
空圧式マッサージ機 |
| 【発明者】 |
【氏名】小栗 愼一
【氏名】藤代 光明
|
| 【要約】 |
【課題】筋肉や骨に悪影響を及ぼすことなくソフトな揉みマッサージや指圧マッサージが行え、且つ、十分なマッサージ効果を付与することのできる空圧式マッサージ機を提供する。
【解決手段】本体1に流体給排手段3を内装すると共に両側に一対の施療溝11・11を形成し、各施療溝11・11には内部に空気袋2・2を具備させた揉み部材5・5を各々両側に対向配備させると共に、底部には空気袋2を具備させた押圧部材6を5を配設し、各空気袋2・2・2と前記流体給排手段3間に各々連通管31を介設し、前記流体給排手段3で給排される流体を流通管31を介して各空気袋2・2・2に連通させ、各揉み部材5・5及び押圧部材6を夫々膨縮させるように構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体に流体給排手段を内装すると共に両側に一対の施療溝を形成し、各施療溝には内部に空気袋を具備させた揉み部材を各々対向配備させると共に各空気袋と前記流体給排手段間に連通管を介設し、前記流体給排手段で給排される流体を流通管を介して各空気袋に連通させ、各揉み部材を夫々膨縮させるようにすることを特徴とする空圧式マッサージ機。 【請求項2】 前記各施療溝の底部に、内部に空気袋を具備させた押圧部材を配設すると共に各空気袋と前記流体給排手段間に連通管を介設し、前記流体給排手段で給排される流体を流通管を介して各空気袋に連通させ、各押圧部材を夫々膨縮させるようにすることを特徴とする請求項1記載の空圧式マッサージ機。 【請求項3】 前記揉み部材と押圧部材が同時又は交互に膨縮するよう構成することを特徴とする請求項2記載の空圧式マッサージ機。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、本体に流体給排手段を内装した本体の両側に該流体供給手段と連通して膨張及び収縮を繰り返す空気袋を配備し、該空気袋の膨縮により局部をマッサージし得るようにした空圧式マッサージ機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の局部用マッサージ機としては、複数のローラ群を可回転ローラに周設して、この可回転ローラの回転によるローラ群を足裏部や脚部等の局部に当接させて、該局部にローリングマッサージを行なえるようにしたものが一般的であり、広く使用されている。 【0003】また近年では、前記局部用マッサージ機の中央に更に一対の揉輪を偏心するよう配備し、可回転ローラの回転によるローラ群を足裏部や脚部等の局部に当接させて、該局部にローリングマッサージを行なえるようにすると共に、一対の揉み輪間に局部を挟持させて、該局部に揉みマッサージを行えるようにしたものものあり、一台で二種のマッサージを行えるということから、該マッサージ機が主流を占めるようになってきている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来の局部マッサージ機においては、それぞれ使用者の所望する局部に対してローリングマッサージや揉みマッサージが行えるため、比較的重宝されているのであるが、本格的な揉みマッサージを行いたい場合には不向きであり、近年特にこのような揉みマッサージが行えるような携帯用のマッサージ機が要望されている。 【0005】本発明は、上記要望に応え、筋肉や骨に悪影響を及ぼすことなくソフトな揉みマッサージが行え、且つ、十分なマッサージ効果を付与することのできる空圧式マッサージ機を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の空圧式マッサージ機は、本体に流体給排手段を内装すると共に両側に一対の施療溝を形成し、各施療溝には内部に空気袋を具備させた揉み部材を各々対向配備させると共に各空気袋と前記流体給排手段間に連通管を介設し、前記流体給排手段で給排される流体を流通管を介して各空気袋に連通させ、各揉み部材を夫々膨縮させるようにすることを特徴とするものである。 【0007】また本発明は、前記各施療溝の底部に、内部に空気袋を具備させた押圧部材を配設すると共に各空気袋と前記流体給排手段間に連通管を介設し、前記流体給排手段で給排される流体を流通管を介して各空気袋に連通させ、各押圧部材を夫々膨縮させるようにすることを特徴とするものでもある。 【0008】更に本発明は、前記揉み部材と押圧部材が同時に膨縮するよう構成することを特徴とするものであり、また、前記揉み部材と押圧部材が交互に膨縮するよう構成することをも特徴とするものでもある。 【0009】 【作用】本発明の空圧式マッサージ機は、上記のように構成することにより次のような作用をもたらす。すなわち本発明は、本体の両側に設けられた施療溝の両側に各々配設した揉み部材の空気袋に、流体供給手段から連通菅を介して圧空を供給し、両揉み部材を膨縮させるように構成しているため、使用者の施療部位を施療溝に嵌入させるだけで、該施療部位を両側から挟持圧迫し、筋肉や骨に悪影響を及ぼすことなく心地よい揉みマッサージが行える。 【0010】また本発明は、前記各施療溝の底部に、内部に空気袋を具備させた押圧部材を配設すると共に各空気袋と前記流体給排手段間に連通管を介設し、前記流体給排手段から給排される流体を流通管を介して押圧部材の各空気袋に供給して、これらの押圧部材を夫々膨縮させるように構成しているため、使用者の施療部位を施療溝に嵌入させるだけで、該施療部位を底部から押上げて、筋肉や骨に悪影響を及ぼすことなく心地よい指圧マッサージが行える。 【0011】更に本発明は、前記揉み部材と押圧部材が同時に膨縮するよう構成することで使用者の施療部位に対する両側からの挟持圧迫と底部からの押上げを同時に行わせることができ、施療部位に対する揉みマッサージと指圧マッサージとが同時に行える。 【0012】更にまた本発明は、前記揉み部材と押圧部材が交互に膨縮するよう構成することで使用者の施療部位に対する両側からの挟持圧迫と底部からの押上げを交互に行わせることができ、施療部位に対する揉みマッサージと指圧マッサージとが交互に行える。 【0013】 【発明の実施の態様】以下、本発明の空圧式マッサージ機を、図面に示す一実施例に基づきこれを詳細に説明する。図1乃至図2は、本発明の空圧式マッサージ機の一実施例を示すものであり、該マッサージ機は、図1に示すように、本体1に流体給排手段3を内装すると共に両側に一対の施療溝11・11を形成し、各施療溝11・11には内部に空気袋2・2を具備させた揉み部材5・5を各々対向配備させると共に各空気袋2・2と前記流体給排手段3間に連通管31を介設し、前記流体給排手段3で給排される流体を流通管31を介して各空気袋2・2に連通させ、各揉み部材5・5を夫々膨縮させるようにしている。 【0014】すなわち、前記本体1には、両側に逆ハ字状の対向状一対の施療溝11・11が設けられており、各施療溝11・11には、例えば樹脂や木材或は金属等で板状に形成された壁部4・4が上面が開口するよう傾斜状に配設されている。 【0015】また、前記本体1の中央部適所には、圧空等の流体を給排気させるための例えばコンプレッサー等で構成される流体給排手段3が設けられており、この流体給排気手段3には、前記各空気袋2・2に流体を供給し得る連通管31が接続されている。 【0016】前記揉み部材5は、前述したように壁部4と該壁部4内面側に配備される空気袋2で構成されているが、この空気袋2へ流体を吸排気するための連通管31は、前記壁部4を貫通するよう配設している。 【0017】6は、前記各施療溝11・11の底部に配設された押圧部材であり、該押圧部材6は、前記揉み部材5と同様に、内部に空気袋2を具備させると共に、各空気袋2・2に流体を吸排気すべく、流体給排手段3に接続されて連通する連通管31が介設されており、前記流体給排手段3から給排される流体を流通管31を介して各空気袋2・2に連通させ、各押圧部材6・6を夫々膨縮させるようにしている。 【0018】尚、前記流体供給手段3から連通管31を介して揉み部材5及び押圧部材6の空気袋2・2への流体の給排気は、揉み部材5及び押圧部材6へ同時に行うことで、両側からの挟持圧迫と底部からの押上げを同時に行わせることができ、また、これら揉み部材5及び押圧部材6の空気袋2・2への流体の給排気を交互に行うことで、両側からの挟持圧迫と底部からの押上げを交互に行わせることができるようにしている。 【0019】また、前記揉み部材5及び押圧部材6は、その外皮を弾性のカバーで被覆しており、使用者の施療部位に対する当接を比較的ソフトになるようにしている。 【0020】更に、前記流体供給手段3には、図示しないが、前記各空気袋2・2・2に対する給排気を制御する制御手段を接続したり、また給排気速度やタイマーを記憶させたプログラムと接続することもでき、これにより、流体供給手段3から給排気される各空気袋2・2・2への給排気量や給排気速度及び給排気時間を適宜に設定することができ、変化のある空圧式マッサージ機を提供することができるのである。 【0021】次に、本発明の空圧式マッサージ機の使用状態について説明する。上記のように構成する本発明を使用するにあっては、図3に示したように、使用者が仰臥した状態で本体1両側の各施療溝11・11に、施療部位の例えば足部を嵌入させて作動させるだけ良く、これにより流体供給手段3から各連通管31・31・31を介して、流体が揉み部材5及び押圧部材6の各空気袋2・2・2に給排され、施療部位である足部を両側から挟持圧迫すると共に、ふくらはぎを底部から指圧施療し、施療部位に対する揉みマッサージと指圧マッサージとを行わせることことができるのである。 【0022】また、図4に示したように、使用者が椅子等に着座した状態で、本体1両側の各施療部嵌用溝11・11の底部に両足裏部分を嵌入載置するだけで、流体供給手段3から各連通管31・31・31を介して、流体が揉み部材5及び押圧部材6の各空気袋2・2・2に給排され、両足のくるぶし部分を挟持圧迫して揉みマッサージすると共に、土踏まず部分を底部から指圧施療して指圧マッサージを行わせることができるのである。 【0023】尚、この使用できる施療部位は、足部に限るものではなく、腕部や手部及び首部であっても、適応させることができるものである。 【0024】また、この施療動作は、流体供給手段3から揉み部材5及び押圧部材6に供給される流体が同時であるか交互であるかによっても異なるものであり、これを任意に設定することで、多種のマッサージ効果が得られるものである。 【0025】 【発明の効果】よって、本発明の空圧式マッサージ機においては、流体を順次給排することによって、揉み部材や押圧部材を適宜に膨張・収縮させることができるようにしているため、可回転ローラの回転によるローラ群を足裏部や脚部等の局部に当接させて、該局部にローリングマッサージを行なるようにしたものや、可回転ローラによる局部用マッサージ機の中央に更に一対の揉輪を偏心するよう配備し、可回転ローラの回転による局部に対するローリングマッサージと、一対の揉み輪間による局部に対する挟持揉みマッサージを行うようにした従来のものとは異なり、筋肉や骨に悪影響を及ぼすことなくソフトで本格的な揉みマッサージや指圧マッサージが行え、十分なマッサージ効果を付与することのできる。 【0026】よって本発明は、使用者の安全性と使用感を高め得ることのできる画期的なものである。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000136491 【氏名又は名称】株式会社フジ医療器
|
| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月29日 |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開平11−342167 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)12月14日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−165963 |
|