| 【発明の名称】 |
浴湯用セラミックス |
| 【発明者】 |
【氏名】吉沼 博史
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| 【要約】 |
【課題】粉末入浴剤に比較して取り扱いが容易で、且つ従前に無い入浴効果を得ることができる浴湯への投入物質並びに浴湯循環路への介在物質を提供する。
【解決手段】温泉成分粉末と、トルマリン(電気石)微粉末と、ガラス粉その他のバインダー粉を混合し、焼結して多孔質体とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 温泉成分粉末と、トルマリン(電気石)微粉末と、ガラス粉その他のバインダー粉を混合し、焼結して多孔質体としたことを特徴とする浴湯用セラミックス。 【請求項2】 温泉成分粉末30〜50重量%と、トルマリン(電気石)微粉末5〜20重量%と、ガラス粉その他のバインダー粉30〜65重量%を混合し、焼結して多孔質体とした請求項1記載の浴湯用セラミックス。 【請求項3】 大きさを4〜10mmの球形状、短円柱形状等の多孔質体とした請求項1又は2記載の浴湯用セラミックス。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、浴湯内に沈下させて温泉効果を奏する浴湯用セラミックスに関するものである。 【0002】 【従来の技術】浴湯に温泉効果を付与する手段として通常自然抽出した温泉成分(湯の花)や、化学的に合成した各種の入浴剤を使用している。また浴湯内に墨(活性炭)や、植物(菖蒲等)を入れる風習も知られている。さらに水を活性化する手段としてトルマリンを利用することが知られている(特開平5−15872号)。即ちトルマリンは、所謂電気石の一種で電解質液(空気中の水蒸気等)中で自己の歪みに基づく自発分極によって、表面結晶に微弱電荷が表れ、水のイオン化を促進して、水や空気中の水蒸気を活性化する特異な機能を具備していることが知られている。この特異機能を有効利用する手段として、トルマリンを含有したセラミックス体の製造も知られている(特開平9−110552号)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記のトルマリンセラミックス体は、トルマリンの効果のみを備えたもので、浴槽内に沈下させたとしても、単に浴湯の活性化を促進するにすぎない。また入浴剤は、温泉効果を備えているが、入れ過ぎると沈殿して無駄になる他、浴湯の交換毎に投入調整が必要である等の手間が掛かる。そこで本発明は、前記のトルマリンの特異機能を簡単に有効利用する新規な手段を実現できる浴湯用セラミックスを提案したものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明に係る浴湯用セラミックスは、温泉成分粉末と、トルマリン(電気石)微粉末と、ガラス粉その他のバインダー粉を混合し、焼結して多孔質体としたことを特徴とするものである。 【0005】従って前記の浴湯用セラミックスを浴槽内に入れると、温泉成分が浴湯に溶け出し、浴湯を温泉湯とし、更にトルマリン効果によって浴湯の浄化作用が行われる。 【0006】 【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態について説明する。実施形態に示す浴湯用セラミツクスは、天然湯の花粉末(含有成分等:酸化ケイ素3.355%、酸化アルミニウム0.75%、酸化第二鉄1.39%、酸化チタン0.01%、酸化カルシウム52.14%、酸化カリウム0.14%、強熱処理減量分42.22%)50重量%と、平均1ミクロンのトルマリン微粉末10%、ガラス粉末や粘土等のバインダー粉40%を混合し、10mm程度の球形に成形して700℃で焼成してペレット状に製出したものである。 【0007】前記の浴湯用セラミックス体は、バインダー粉の水分の蒸発や、内部ガスの存在によって多孔質体に焼成されるものである。 【0008】而して前記の浴湯用セラミックス体は、適宜量を布や不織布等の透水性の袋、網箱のような透水性の容器等に収納して浴槽内に配置しておき、浴湯と接触させるものである。そうすると浴湯用セラミックス体の温泉成分は、その飽和量以下分だけ溶出し、浴湯を温泉湯と同様として、温泉入浴効果を奏することになる。勿論無駄な量は当然溶け出さないので、不要な沈殿も生じない。更にトルマリンによる活水効果も奏することになり、浴湯の汚れを清浄化(水質改善効果)も当然実現するものである。 【0009】また本発明に係る浴湯用セラミックスは、浴槽内沈下せしめて使用する他、浴湯の加熱循環路や清浄用循環路に、適宜なフィルターを介在せしめて介装しても同様の効果を得ることができるものである。 【0010】尚温泉成分として天然湯の花を使用したが、他の成分を含有した湯の花でも或は十分な耐熱性質を有するものであれば、その他に温泉成分(イオウ分、食塩等)を人工的に添加したり、人工的に組み合わせたものでも良い。またその混合比率についても、浴湯用セラミックス体が十分な塊体となるように所定量のバインダー量(30%以上)を確保し、且つトルマリン量の比率を抑える(20%以下)必要がある。 【0011】更に焼成温度もトルマリンの誘電性質を変えないように、少なくとも900℃以下とする必要があるが、焼成温度は、各粉末の混合比率並びにバインダー粉の性質等から、塊体が十分な安定度(破壊しない)並びに多孔質を具備する温度を選択するものである。 【0012】またバインダー粉については、水質改善機能や、温泉成分が含有しているとされる各種の自然石の粉末を混合使用すると、当該成分に基づく有効性も期待できるものである。 【0013】 【発明の効果】以上のように本発明は、温泉成分粉末と、トルマリン(電気石)微粉末と、バインダー粉を混合し、焼結して多孔質体とした浴湯用セラミックス体で、浴湯内に沈めておくと、温泉成分の有効量のみの溶け出しによって、浴湯を効率的に温泉湯とし、且つトルマリン効果によって浴湯の浄化作用を行なうもので、入浴剤や湯の花を使用するものに比較して、その取り扱いが容易であると共に、トルマリンという付加価値をも有するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】596045591 【氏名又は名称】吉沼 博史
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月24日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】近藤 彰
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| 【公開番号】 |
特開平11−89906 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月6日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−278073 |
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