| 【発明の名称】 |
下着解放車椅子 |
| 【発明者】 |
【氏名】田賀喜一
|
| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】スカート状に下半身を囲むフードを取り付け、内部を換気して、下着を無くし局部を露出して使用する下着解放車椅子。 【請求項2】起立時に背もたれに取り付けた脇支えにより、上体を支持する、下着解放車椅子。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は介護の清潔、健全化、人の尊厳の維持を計る介護福祉機器である。 【0002】 【従来の技術】排泄はオムツによって処理され、後で非常に冷えて不快であり、非衛生的であり、人の尊厳や、人権を軽視する傾向にある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】排泄の始末は介護で最も厄介であり、しかも労力も要し、かつ介護人も不快であり、そのため虐待問題も起こっている。かつ被介護本人は最も尊厳を傷つけられ、人権無視が起こっている。ある健常者が自分の親の紙オムツの感触を実感したいと行なった実験結果では、被介護者には排泄の直後は温かいが、すぐに冷えて来て冷感があり、極めて不快になることが判明している。結局多量の吸収された冷たい尿の層で冷やされているのである。能力の高い吸水樹脂の厚い層が存在するためである。 【0004】 【課題を解決するための手段】このような問題を起こすのは結局、オムツや下着が存在するため、排泄物が溜る事によるもので、下半身の局部を暴露して、自由に洗浄乾燥できるようにする。かつこの露出部を快適に保つため、適当な空気調和をし、かつこの部分を人目から遮断するよう、バレーのスカートのように、広がりのある傘状のフードでカバーする。これの下端も閉じてフード内を一つの閉じた空間とする。この内部だけを適当に空気調和すれば夏冬なく露出でも快適である。この空調も乾燥した空気を送れば夏季には冷房までする必要はなく、冬季には適当に昇温するもので良い。また洗浄が自由にできるよう車椅子を座席姿勢から起立姿勢に変換し、しかも局部の前部と後部が隙間ができて解放されるように、椅子の背もたれから少し距離を置くように脇下を支持して起立姿勢を保持する。このような車椅子姿勢の転換はロボット式のパワーシリンダーの装附により容易に達成される。 【0005】 【実施例】実施例について説明すると、図1は本発明の起立時の全体構成図を示す。1は車椅子背もたれ部、であり起立状態を示す。2は車椅子座席部、であり起立時を示す。3は車椅子脚部、である。4は車椅子足置、である。5は脇支え、でありマジックテープ(登録商標)などで保持した脇下を、空気圧バルーンで少し前方に、突き出して支える。これにより体が背もたれ部から少し離れて支持される。これで下半身の局部の後方にもスペースの余裕ができて、排泄汚物の洗浄が容易に出来る。6はフード、であり下半身を被い、下端も閉じて内部に乾燥適温空気を循環せしめる。外面は水密なプラスチックのフイルムで構成し、内面は吸水性がありかつ乾燥の早い化繊で構成する。これにより排泄物を、ある程度吸収しながら洗浄乾燥も容易となる。この構造でシャワー式洗浄のみならず、下半身をお湯に入れる下半身入浴が可能で、健康的でかつ快適で汚物の洗浄も容易である。入浴の温水の水圧も外面の防水フイルムで充分対応できるからである。乾燥時も下半身を暖める日本古来のヤグラコタツと同様であり、暖房としても省エネとなる。7は排水口、である。8は給湯口、であり下半身入浴のときに使用する。9はシャワー口、であり洗浄シャワーノズルが局部の近傍に配置され、温水ジェツトが有効にとどくよう配慮する。ノズルがフード6内に突出した形となる。これらの操作は本人の自覚による押ボタンにより行なわれるが、そのような状態でない時は介護者の操作によるが、いずれにしても不快な労力の作業は解消され、介護者の腰痛などのトラブルも無い。フード6は腰部に装着するが、上半身は普通の衣服又はパジャマの上着などを着用するものとする。10はパワーシリンダー、でありロボットなどに使用される物を利用し、座席部を起こす。その他、背もたれ部の角度変更もサーボモータを利用して自動化できるが、場合によっては介護者の手動に頼ることも出来、製品の形式を需要により多様化することも考える。さらに本車椅子は脚部も伸ばして、フラットなベッド姿勢にも出来て、このためのサーボモータも装着できる。場合によっては手動でもよい。11は調和空気給気口、である。12は排気口、であり活性炭などの脱臭器を通して排出し臭気の発生を防ぐ。13は空気調和機、であり簡単なものはフアンヒータ式のもので充分であるが、高度のものは脱湿器を設ける。14はアウトリガー、であり建設機械と同様に、起立姿勢のときに伸ばして安定性を高める。つぎに本発明の座席状態を示すのが図2であり、普通は、このような座り状態の時間が長く、この状態での排泄も起こるものとする。ただ局部の清掃をする時は起立姿勢として洗浄を容易にする。また車椅子でも長時間になると床づれを起こす問題があるので、定期的に起立姿勢をとり腰部の血液循環を改善して防止する。一般的に起立姿勢をとることはリハビリにも有効なことが判明して来ている。 【0006】 【発明の効果】人間の尊厳の尊重が計られ、不快な不潔作業が解消され、介護の労力が軽減される。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000216254 【氏名又は名称】田賀 喜一
|
| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月19日 |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開平11−262505 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月28日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−69585 |
|