| 【発明の名称】 |
使用済注射針廃棄装置における係止構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】奥脇 久男
【氏名】逸見 博文
【氏名】竹内 栄二郎
【氏名】目黒 正明
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| 【要約】 |
【課題】使用済の注射針を注射器外筒より取り外し,廃棄する作業を安全且つ迅速に行なうことができる使用済注射針廃棄装置において、その使用済の注射針のチップ部がいずれのタイプであっも確実に挟持すること。
【解決手段】外周側面に複数の側部貫通孔部7cを等間隔に形成した回転中空軸7と、該回転中空軸7の軸周方向に回動自在に装着する被駆動部材8と、該被駆動部材8に揺動自在に枢支するとともに先端部を回転中空軸7の側部貫通孔部7cに貫通させ回転中空軸7の内部にて相互に近接して使用済の注射針の装着用チップ部30aを挟持するための複数の係止爪部材Aとからなる使用済注射針廃棄装置とし、係止爪部材Aの揺動自由端部A1 には使用済の注射針のチップ部30aを抱持するための抱え部20と、その先端より適宜に離れた箇所で且つ係止爪部材Aが近接する側から鋭角に突出し,チップ部30aの周囲に形成したリブ30a1 に係止するための係止突起21を形成してなること。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外周側面に複数の側部貫通孔部を等間隔に形成した回転中空軸と、該回転中空軸の軸周方向に回動自在に装着する被駆動部材と、該被駆動部材に揺動自在に枢支するとともに先端部を前記回転中空軸の側部貫通孔部に貫通させ回転中空軸の内部にて相互に近接して使用済の注射針の装着用チップ部を挟持するための複数の係止爪部材とからなる使用済注射針廃棄装置において、前記係止爪部材の揺動自由端部には使用済の注射針のチップ部を抱持するための抱え部と、該抱え部先端より適宜に離れた箇所で且つ係止爪部材が近接する側から鋭角に突出し,前記チップ部の周囲に形成したリブに係止するための係止突起を形成してなることを特徴とする使用済注射針廃棄装置における係止構造。 【請求項2】 請求項1において、前記係止突起と抱え部とのなす隅角箇所は、略直角状としてなることを特徴とする使用済注射針廃棄装置における係止構造。 【請求項3】 請求項1又は2において、前記係止突起の先端は鋭利状としてなることを特徴とする使用済注射針廃棄装置における係止構造。 【請求項4】 請求項1,2又は3において、前記抱え部は、前記チップ部の抱持面を略円弧状に形成してなることを特徴とする使用済注射針廃棄装置における係止構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、使用済の注射針を注射器外筒31より取り外し,廃棄する作業を安全且つ迅速に行なうことができる使用済注射針廃棄装置において、その使用済の注射針のチップ部30aがいずれのタイプであっも確実に挟持することができる使用済注射針廃棄装置における係止爪に関する。 【0002】 【従来の技術】 【0003】現在使用されている多くの注射器の注射針は、一回のみ使用する使い捨てタイプのものであり、図9(A)乃至(D)等に示すように、注射針のみ使い捨てタイプのもので、使用済の注射針30のチップ部30aの内部側には、円周状の複数の溝が連続的に形成されている。また、注射器外筒31のノズルには外螺子が形成されており、チップ部30aの内部側に形成した前記溝に注射器外筒31のノズルをねじ込むようにして係止装着するものである。また、前記チップ部30aの内部側に形成した溝は、内螺子として形成されることもある。 【0004】その使用済の注射針のチップ部30aの周囲には、リブ30a1 ,30a1 ,…が形成されている。そのリブ30a1 の数も種々存在している。新しい注射針30は、封印されたケースに収納されて出荷され、使用するときに、封印が解かれてキャップが開かれ、収納された注射針30が取り出され注射器外筒31に装着される。 【0005】そして、使用済の注射針30は、注射器外筒31のノズルより外されて、元のケースに収納され、キャップを被せ、そのケースごと廃棄する。また、注射針のチップの外周には複数本のリブが形成されている。またケースの収納口内周面には、同様にリブが形成されているので、使用済の注射針が注射器外筒31に装着したままで、ケースを使用済の注射針に被せると、リブ同士が掛かり合い、ケースを回転させると使用済の注射針は、ノズルより外すことができる。 【0006】上記の使用済の注射針を注射器外筒31より取り外し廃棄する作業において、その作業中に、誤って使用済の注射針が皮膚に刺さり、そこから重大な感染症を引き起こす危険性のあることが従来より指摘されている。そこで、上記のように注射針のケースに使用済の注射針を注射器外筒31のノズルより取り外すことができるようにしたものが存在している。 【0007】しかし、注射針を収納しているケース自体が、極めて小径な筒状体のものであり、作業員は、種々の状況のもとでこのような作業を行なう場合には、ときとして誤って、使用済の注射針が皮膚に刺さることがありうる。そこで、特開平9−224985号では、使用済の注射針の処分装置が開示されている。上記発明には種々の実施形態が含まれているが、その実施形態の中に以下に示す内容のものが記載されている。 【0008】即ち、注射器が受け口位置で進入停止した後、モータ或いは重錘を付設した注射針固定用駆動手段を注射針空間部分と仕切る中空軸を介して回転操作することによって、針外し操作の前或いは略同時に作動して、注射針装着部を握持または挟着して固定する一対の歯付き平板を設けた固定具を針外し具に構成されたものである。 【0009】この装置では、まず針外し具の中央部に注射針が差し込まれたときに、モータ或いは重錘を付設した注射針固定用駆動手段が回転することで、注射針固定用駆動手段により固定された使用済の注射針も回転し、注射器外筒31のノズルより外れ、該使用済の注射針は落下し、そのまま収納具に納まる。 【0010】このようにして、収納具内に使用済の注射針が溜まると一括して収納具ごと廃棄する。上記の手順によれば、作業員は、使用済の注射針部分には一切,手を触れることなく、注射器外筒31から使用済の注射針を外し、該使用済の注射針をそのまま収納具に収納させることができ、作業員の安全を十分に確保することができるものであるとされている。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平9−224985号に開示された発明において、添付された図面の図5に示された実施形態では、上記注射針固定用駆動手段の一対の歯付き平板の先端形状はのこぎり歯状に多数の歯が形成されている。実際にこのような刃先をもって、使用済の注射針のチップ部30aを挟持する場合に、以下に示すような問題が生じる。 【0012】まず、チップ部30aの軸周方向に沿って形成された複数のリブは、その本数が各製造会社によって異なる。そして、図9(A),(C),(D)等に示すように、4本,6本,8本等としたものが多い。従って、隣接するリブ間の間隔もそれぞれ異なる。そこで、歯付き平板の先端の歯が、のこぎり状歯cであると、チップ部30aのリブの本数が多くなるにしたがい、歯付き平板の先端におけるのこぎり状歯cがチップ部30aのリブに不完全に引っ掛かり、歯付き平板がチップ部30aを挟持して、そのチップ部30aを注射器外筒31から取り外すべく回転させようとしても、歯付き平板とチップ部30aとが空回りしてしまうことがある〔図10(A)参照〕。 【0013】そして、最悪の場合には、そのチップ部30aのリブ30a1 ,30a1 ,…が歯付き平板の回転時空回りによって、のこぎり状歯cによって削り取られてしまい、チップ部30aが単なる円筒形状となってしまうことになる〔図10(B)参照〕。また、リブが太い場合には、上記のこぎり状歯cではかみ合うことができないし〔図10(C)参照〕、隣接するリブの間隔が狭い場合にも、のこぎり状歯cではかみ合うことができないことがある〔図10(D)参照〕。 【0014】このようになると、もはや、歯付き平板の挟持圧程度では、そのチップ部30aを回転させることができず、使用済の注射針30を注射器外筒31から作業員の手作業にて取り外さなくてはならない。そこで、前述したような使用済の注射針が作業員の指等に刺さるような事故の危険性が出てくる。 【0015】 【課題を解決するための手段】そこで、発明者は上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、外周側面に複数の側部貫通孔部を等間隔に形成した回転中空軸と、該回転中空軸の軸周方向に回動自在に装着する被駆動部材と、該被駆動部材に揺動自在に枢支するとともに先端部を前記回転中空軸の側部貫通孔部に貫通させ回転中空軸の内部にて相互に近接して使用済の注射針の装着用チップ部を挟持するための複数の係止爪部材とからなる使用済注射針廃棄装置において、前記係止爪部材の揺動自由端部には使用済の注射針のチップ部を抱持するための抱え部と、該抱え部先端より適宜に離れた箇所で且つ係止爪部材が近接する側から鋭角に突出し,前記チップ部の周囲に形成したリブに係止するための係止突起を形成してなる使用済注射針廃棄装置における係止構造としたことにより、使用済の注射針のチップ部のリブに係止し易くなり、且ついずれのタイプのものでも良好に係止させることができ、上記課題を解決したものである。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を本発明の係止爪部材が使用される使用済注射針廃棄装置とともに図面に基づいて説明する。本体ケース1は、図7に示すように、頂面部1aを有する円筒容器形状をなし、その頂面部1aの中心箇所に注射針挿入口部材2が設けられている。該注射針挿入口部材2は、中央に挿入孔2aが形成され使用済の注射針30を注射器外筒31のノズルに装着したままの状態で挿入するものである。 【0017】そして、使用済の注射針30が取り付けられた状態の注射器外筒31を使用済の注射針30側から挿入し易いようにするために開口部は広口で、内周面は、略球面状をなしている。その注射針挿入口部材2は、本装置における使用済の注射針30を注射器外筒31から取り外す動作を始めるための駆動用スイッチ4に連動し、ONにする役目を兼ねることもある。 【0018】本体ケース1の頂面部1aの裏面側には、軸支部材5が装着されている(図1,図2参照)。該軸支部材5は、前記注射針挿入口部材2を頂面部1aの裏面側より上下方向にスライド自在で、且つコイルスプリングにより常時は上方に弾性的に付勢されるようにして支持固定するとともに、後述する回転中空軸7の上端箇所を支持する軸受の役目をなす。その軸支部材5の下面側にはベアリング収納部が形成され、該ベアリング収納部には回転中空軸7を鉛直方向に支持するためのベアリング6が収納されている(図7参照)。 【0019】その回転中空軸7は、本体ケース1内で鉛直方向とし、且つ前記注射針挿入口部材2と同軸線にして本体ケース1内に装着される。該回転中空軸7は、軸長方向に沿って中空とした管状体であり、その中空内部7aは、注射器から取り外した使用済の注射針30が落下する通路となる。その回転中空軸7には、軸周方向に突出する略円板形状とした鍔状部7bが形成されている(図2,図3参照)。さらに、その回転中空軸7の上下方向における上端箇所には複数の側部貫通孔部7c,7c,…が形成されている〔図1(A),図2参照〕。 【0020】その回転中空軸7には、被駆動部材8が装着されている。該被駆動部材8は、回転中空軸7の軸周方向に回動自在に装着されているものであり、具体的には回転中空軸7と被駆動部材8との間にベアリング9が装着され、該ベアリング9に装着した被駆動部材8が回転中空軸7に対して滑らかに回動する構造となっている。そのベアリング9は、回転中空軸7に圧入され、前記鍔状部7b箇所にて位置的支持がなされている。また、前記側部貫通孔部7c,7c,…は、被駆動部材8の上方に位置する〔図1(A),図2参照〕。 【0021】該被駆動部材8は、前述したようにモータ等の動力源19から回転運動を受けるものであり、その被駆動部材8は、具体的には外周に歯部8aが形成された歯車となっている。そして、動力源19から歯車機構を介して被駆動部材8に回転運動が伝達される構造となっている〔図4(A),(B)参照〕。 【0022】その被駆動部材8には、複数の係止爪部材A,A,…が揺動自在に装着されている〔図1(A),(B)参照〕。各係止爪部材Aは、腕形状をなし、その長手方向一端側を揺動自由端部A1 とし、該揺動自由端部A1 に抱え部20と係止突起21が形成されている。その揺動自由端部A1 は、前記回転中空軸7の上方に形成した側部貫通孔部7cに遊挿し、回転中空軸7の中空内部7aに位置する。また、枢支端部22は、係止爪部材Aの揺動中心となるもので、その枢支端部22,22,…が被駆動部材8上にて回転中空軸7を中心とし、その周囲を円周状に囲むようにして等間隔に被駆動部材8上に枢支される。 【0023】その抱え部20は、使用済の注射針30のチップ部30aを抱持する側面であり、円弧状に形成され、チップ部30aのリブ30a1 ,30a1 ,…に沿って比較的良好な当接ができるようになっている。また、係止突起21は、抱え部20先端より適宜に離れた箇所で,且つ係止爪部材A,A,…が近接する側から突出形成されている(図4,図5等参照)。 【0024】該係止突起21は、チップ部30aのリブ30a1 ,30a1 ,…に係止するように形成されている。その抱え部20と係止突起21とのなす隅角箇所は、略直角状とするのが好適である。この略直角状としたことにより、抱え部20と係止突起21とがリブ30a1 を最も確実な状態で係止することができる。 【0025】また、抱え部20は、略円弧状に形成されるのが好適である。該抱え部20を略円弧状とすることで、リブ30a1 ,30a1 ,…の本数が多いタイプのチップ部30aに対して、そのリブ30a1 ,30a1 ,…の先端に均一に当接することができるようになる〔図6(B)参照〕。 【0026】さらに、係止突起21の先端は、鋭利な形状に形成されることが好適である。係止突起21を鋭利な形状にすることにより、リブ30a1 ,30a1 ,…の本数が多いタイプで、その間隔が狭い場合であっても、その係止突起21がリブ30a1 ,30a1 間に食い込み易くなり、係止力をより一層強固なものにすることができる。 【0027】全ての係止爪部材A,A,…は、前記被駆動部材8が回転中空軸7に対して回動すると、その揺動自由端部A1 が側部貫通孔部7c,7c,…に遊挿しているので、各係止爪部材Aは、側部貫通孔部7c箇所により枢支端部22を中心とした揺動運動を行なうことになる。そして、回転中空軸7の内壁側に寄っている全ての揺動自由端部A1 ,A1 ,…は、回転中空軸7の軸芯に向かって近接する〔図4(A),(B)参照〕。また、上記とは反対に被駆動部材8が逆回転すると、全ての揺動自由端部A1 ,A1 ,…は、近接した状態から同時に離散して回転中空軸7の中空内部7aの内壁側に寄ってゆく動作を行なう。 【0028】前記回転中空軸7は、本体ケース1内に装着された支持板材11により回動自在に支持される。該支持板材11は、本体ケース1の頂面部1a裏面側より適宜に離れた位置に水平状に固定することができるようになっている(図1参照)。該支持板材11には、回転中空軸7が貫通する貫通孔部11aが形成され、該貫通孔部11aに回転中空軸7が挿入され、鍔状部7b箇所で回転中空軸7の上下方向の位置的固定が行なわれる。また、前述の注射針挿入口部材2の下端と回転中空軸7の上端との間は、適宜の間隔をおいて離れており、注射針挿入口部材2の上下動が行なえるようになっている。 【0029】その支持板材11と回転中空軸7との間には、回転制動手段12が存在し、該回転制動手段12により、回転中空軸7の回転運動に抵抗する負荷が与えられる仕組となっている。その回転制動手段12により回転中空軸7と被駆動部材8との間に回転の角度差を生じる。この角度差は、係止爪部材Aが側部貫通孔部7cによって枢支端部22を中心にして揺動することによるものであり、全部の揺動自由端部A1 ,A1 ,…が回転中空軸7の内部で近接又は離散動作が完了するとともに、回転中空軸7が被駆動部材8とともに回転を始める〔図5(A),(B)参照〕。 【0030】その回転制動手段12は、具体的には、コイルスプリング12aと押え部材12bとから構成される〔図2及び図3(A),(B)参照〕。そのコイルスプリング12aは、圧縮コイルスプリングが使用される。その押え部材12bは、座金形状のものが使用される。該押え部材12bは、回転中空軸7の軸長方向の中心より下方に止め輪等により固定される。 【0031】そして、その押え部材12bと支持板材11との間にコイルスプリング12aが装着され、回転中空軸7の鍔状部7bが支持板材11に常時,押圧状態となり、回転中空軸7には支持板材11に対して回転方向に抵抗力が与えられるようになっている。該抵抗力により回転中空軸7と被駆動部材8との回転の始動時に角度差を生じさせることができる。 【0032】被駆動部材8に回転運動を伝達する動力源19は、具体的には電動モータが使用される。電動モータとした動力源19には、駆動歯車17が該駆動歯車17と外周に歯部8aを形成した被駆動部材8との間に中間歯車部18を設けて動力源19より被駆動部材8に回転運動を与えるものである〔図1(A)乃至(C)参照〕。 【0033】回転中空軸7,被駆動部材8,支持板材11及び回転制動手段12等を内装した本体ケース1は、回収用容器25と上下方向に連結するようになっている(図7参照)。該回収用容器25は、本体ケース1側で注射器外筒31から取り外された使用済の注射針30を回収貯蔵する容器である。その回収用容器25の上面の中央には回収孔25aが形成され、該回収孔25aは回転中空軸7の下端と位置的に一致している(図7参照)。 【0034】そして、回転中空軸7の中空内部7aを落下してくる使用済の注射針30がその回収孔25aを通過して回収用容器25の内部に収容される(図7参照)。回収用容器25の上面には回収孔25aのキャップが装着されており、回収用容器25内に使用済の注射針30が満杯になったときに、その回収孔25aを閉じるためのものである。 【0035】 【作用】注射器から使用済の注射針30を取り外す手順について述べる。図8は、その手順を示している。まず、本体ケース1の頂面部1aに配置した注射針挿入口部材2より使用済注射器を使用済の注射針30側から差し込む。注射針挿入口部材2は、始動スイッチに連動し、ここに使用済の注射針30を押し込むことにより動力源19が始動し、被駆動部材8に回転運動が伝達される。該被駆動部材8は、回転するとともにその係止爪部材A,A,…の枢支端部22が回転方向に移動する。 【0036】その揺動自由端部A1 ,A1 ,…は、回転中空軸7の側部貫通孔部7c,7c,…に貫通している。そこで、揺動自由端部A1 ,A1 ,…は、離散した状態から互いに近接し、使用済の注射針30のチップ部30aを挟持する。 【0037】そして、係止爪部材A,A,…の揺動自由端部A1 ,A1 ,…が使用済の注射針30のチップ部30aを掴んだままで、被駆動部材8とともに回転方向に移動し、係止爪部材A,A,…が回転中空軸7に回転運動を伝達することになる。被駆動部材8及び係止爪部材A,A,…とがチップ部30aを回転させ、注射器外筒31から使用済の注射針30のチップ部30aを取り外す。 【0038】次に、その被駆動部材8が動力源19が逆転し、チップ部30aの挟持状態を解除することができる。そして、チップ部30aは係止爪部材A,A,…から回転中空軸7の内部を落下し、そのまま、回収用容器25の回収孔25aを通過して内部に回収される。そして、使用済の注射針30が満杯になると、回収孔25aを本体ケース1より取り外し、付属のキャップ26で回収孔25aを塞ぎ、回収用容器25ごとに処分する。 【0039】 【発明の効果】請求項1の発明は、外周側面に複数の側部貫通孔部7c,7c,…を等間隔に形成した回転中空軸7と、該回転中空軸7の軸周方向に回動自在に装着する被駆動部材8と、該被駆動部材8に揺動自在に枢支するとともに先端部を前記回転中空軸7の側部貫通孔部7cに貫通させ回転中空軸7の内部にて相互に近接して使用済の注射針のチップ部30aを挟持するための複数の係止爪部材A,A,…とからなる使用済注射針廃棄装置において、前記係止爪部材Aの揺動自由端部A1には使用済の注射針のチップ部30aを抱持するための抱え部20と、該抱え部20先端より適宜に離れた箇所で且つ係止爪部材A,A,…が近接する側から鋭角に突出し,前記チップ部30aの周囲に形成したリブ30a1 ,30a1 ,…に係止するための係止突起21を形成してなる使用済注射針廃棄装置における係止構造としたことにより、リブ30a1 ,30a1 ,…の本数の異なる種々のチップ部30aからなる使用済の注射針30に対応して、これらを廃棄処分することができる。 【0040】上記効果を詳述すると、係止爪部材Aは、揺動自由端部A1 に抱え部20と係止突起21とを形成しているので、その抱え部20がチップ部30aのリブ30a1 ,30a1 ,…外端に略当接状態になり、係止突起21がいずれかのリブ30a1 ,30a1 ,…に係止するためのガイドの役目をすることになるので、係止爪部材A,A,…がチップ部30aを挟持する一連の動作を極めて円滑に行なうことができる。 【0041】次に、請求項2の発明は、請求項1において、前記係止突起21と抱え部20とのなす隅角箇所は、略直角としてなる使用済注射針廃棄装置における係止構造としたことにより、係止突起21が各リブ30a1 に係止するときに、抱え部20と係止突起21とがリブ30a1 を確実に抱持する状態となり、チップ部30aに対する挟持状態をより一層,安定したものにできる。 【0042】次に、請求項3の発明は、請求項1において、前記係止突起21の先端は鋭利状としてなる使用済注射針廃棄装置における係止構造としたことにより、係止突起21は、チップ部30a周囲のリブ30a1 ,30a1 ,…に対してより一層,食い込み易くすることができるし、その食い込みまでの動作時間を短縮することができる。 【0043】次に、請求項4の発明は、請求項1において、前記抱え部20は、チップ部30aを抱持するための面は、円弧状に形成してなる使用済注射針廃棄装置における係止構造としたことにより、チップ部30aに係止するための良好なガイドを行なうことができる。即ち、抱え部20は円弧状としているので、チップ部30aのリブ30a1 ,30a1 ,…に対して略連続的な当接状態とすることができ、係止突起21によるリブ30a1 ,30a1 ,…への食い込みがより一層良好になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000115935 【氏名又は名称】イースタン技研株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月24日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】岩堀 邦男
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| 【公開番号】 |
特開平11−178867 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月6日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−355409 |
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