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【発明の名称】 縁側板付ベッド
【発明者】 【氏名】畠 義則

【要約】 【課題】

【解決手段】上半身側と下半身側に分割可能とする上半身側ベッド1Aにおいて、臀部部分の床板21の一端側と側面一端側に、折り畳み式に蝶番31、32を装着し縁側板41、42を開閉自在として、例えば、縁側板41を浴槽5の縁部6に架設し、前記縁側板41に並置する連絡板7を着脱自在に備え、移送手段として、下部に首振り阻止の止め具17を備え自在車輪15を装着し支柱8を前記上半身側ベッド1Aに対応して四辺に配置し、その上辺を枠組みしてベッドを横切る梁9を設け昇降部材11および、足上げ部材12を備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上半身側と下半身側に分割可能とするベッドにおいて、上半身側ベッド(1A)上部の床板(21)の臀部部分の一端側と該床板(21)の側面の一端側に、折り畳み式に蝶番(31、32)を装着して縁側板(41、42)を開閉自在として、該縁側板(41、42)に並置する連絡板(7)を自在に備えたことを特徴とする縁側板付ベッド。
【請求項2】 上半身側と下半身側が一体のベッド(1B)において、ベッド上部の床板の臀部付近の側面の一端側に、折り畳み式に蝶番(33)を装着して縁側板(43)を開閉自在として、該縁側板(43)に並置する連絡板(7)を自在に備えたことを特徴とする縁側板付ベッド。
【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の縁側板付ベッドに対応する離間して、四辺に支柱(8)を配置し、該支柱(8)上辺を枠組みに形成し、該枠組み間にベッドを横切る梁(9)を設けて、該梁(9)に吊り上げ部材(10)を着脱自在とする昇降部材(11)を備え、且つ足上げ部材(12)を備えて、前記支柱(8)下部には自在車輪(15)を装着し、且つ該自在車輪(15)外縁部に孔(16)を開口し、該孔(16)に止め具(17)を着脱自在として備えたことを特徴とする縁側板付ベッドに付随した移送車。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝たきり病弱者をベッドから浴槽や車椅子、簡易便器などへ移送する縁側板付ベッドおよび該縁側板付ベッドに付随した移送車に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、寝たきり病弱者をベッドから浴槽や車椅子、簡易便器などへ移送する場合には人手によって抱え上げて移送するか、または、持ち上げる種々のリフト装置で移送するようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のベッドから人手による抱え上げの移送は、介護者に多大の労力を強いていた。また、リフト装置を利用した移送では、充分な吊り上げと、例えば、ベッドと浴槽の間には空間があり病弱者は不安と吊り帯などによる苦痛を伴う欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を解決するために、上半身側と下半身側に分割可能とするベッドにおいて、上半身側ベッド上部の床板の臀部部分の一端側と該床板の側面の一端側に、折り畳み式に蝶番を装着して縁側板を開閉自在とし、該縁側板に並置する連絡板を自在に備えたことを特徴とするものである。
【0005】また、上半身側と下半身側が一体のベッドにおいて、ベッド上部の床板の臀部付近の側面の一端側に、折り畳み式に蝶番を装着して縁側板を開閉自在とし、該縁側板に並置する連絡板を自在に備えたことを特徴とするものである。
【0006】また、上記縁側板付ベッドに対応する離間して、四辺に支柱を配置し、該支柱の上辺を枠組みに形成し、該枠組み間にベッドを横切る梁を設けて、該梁に吊り上げ部材を着脱自在とする昇降部材を備え、且つ足上げ部材を備えて、前記支柱下部には自在車輪を装着し、且つ該自在車輪外縁部に孔を開口し、該孔に止め具を着脱自在として備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面について説明すると、図1〜図2において、身体の上半身側と下半身側に分割可能とする上半身側ベッド1Aの上面に仰向けに寝たときの腰部付近で床板21、22に折り畳み式に蝶番35を設ける床板21の臀部部分の一端側と該床板21の側面の一端側の下面に折り畳み式により蝶番31、32を装着して縁側板41、42を開閉自在として、例えば、縁側板41を浴槽5の縁部6に架設する。また、前記縁側板41、42に並置する樹脂製の連絡板7を自在に備えるようにしている。なお、本実施例の前記縁側板41、42および並置する連絡板7の上面には、図示はしないが滑り部材を施して病弱者の安定移送を図ることにしている。また、前記縁側板付ベッドに対応する離間して、四辺に支柱8を配置し、その上辺を枠組みに形成し、該枠組み間にベッドを横切る梁9を設けて、該梁9に背凭れを有するブランコ状の吊り上げ部材10を着脱自在とする手動の昇降部材11を備え、且つ帯状の足上げ部材12を備えている。
【0008】図3〜図4に示す実施例では、前記支柱8下部には、玉13を狭んで回転させる下部と不動の上部の外縁部14を1対に補足して自在車輪15の直進走行と90゜回転する2ヶ所に貫通の孔16を開口し、且つ該孔16に挿入して前記自在車輪15の首振り阻止にピン状の止め具17を着脱自在に備えて一方向にのみ走行可能にしている。
【0009】上述の実施例の使用について、例えば、臀部部分の縁側板41から真直ぐに浴槽へ移送する場合においては、先ず、身体の上半身側と下半身側に分割可能とするベッド上面で仰向けに寝たきりの病弱者の膝裏に足上げ部材12を着け、例えば、滑車とロープを使って足を持ち上げ、少し浮かせた臀部下に吊り上げ部材10を挿入する。そして、下半身側ベッドを足元へ除き、代りに浴槽5を入れ、その縁部6に縁側板41を架設する。そこで、吊り上げ部材10をハンガーに装着し、昇降部材11を手動して、背を起し臀部を少し持ち上げ縁側板41に並置して連絡板7を挿入し、その上面に臀部下辺を接した状態にして移送車の支柱8を手動して浴槽5へ移送する。また、これを臀部付近の側面の縁側板42より浴槽5への移送の場合には、先ず、上半身側ベッド1Aを囲むように支柱8を所定の滑りシート上面に位置させ、自在車輪15の止め具17を抜き90゜回転させ移送方向にして、前記同様に足上げ部材12、吊り上げ部材10を着け、昇降部材11で臀部を少し上げて連絡板7を挿入し、身体を上半身側ベッド1Aの上面に移しかえながら正面が移送側に向くようにして下半身側ベッドを足元へずらせる。そして介護者側へ浴槽5を備え、その縁部6に、縁側板42を架設し、連絡板7上面に臀部下辺を接した状態で移送車は上半身側ベッド1Aを横切るように浴槽5へ移送する。なお、前記使用方法では、縁側板41、42に対して浴槽5を縦置きとしたが、これを横置きにしてもよい。
【0010】

上部部分の一端側に、前記実施例の縁側板42と同様に、折り畳み式により蝶番33を装着して縁側板43を開閉自在に構成して、病弱者の臀部部分のマットレス19とベッド1Bの間に着脱自在に備えて該マットレス19のマチ巾に対応できるようにしている。
【0011】図6に示す請求項2発明の実施例では、四角状の板体18の一端側に、前記実施例の縁側板42と同様に、折り畳み式により蝶番33を装着して縁側板43を開閉自在に構成して、病弱者の臀部部分のマットレス19とベッド1Bの間に着脱自在に備えて床板不備のベッドに対応できるようにしている。
【0012】図7に示す請求項2発明の実施例では、四角状の板体18の一端側に、前記実施例の縁側板42と同様に、折り畳み式により蝶番33を装着して縁側板43を開閉自在に構成して、該縁側板43をマットレス19とベッド1Bの間に着脱自在に複数備えて病弱者を寝たままでベッドから浴槽などへ移送できるようにしている。
【0013】上述の請求項2の実施例の使用について、例えば、病弱者を浴槽へ移送させる場合には、先ず、自在車輪15を移送方向にして、支柱8を介護者側のベッド側面へ近接させ、上部の梁9に備える吊り上げ部材10を着脱自在とする昇降部材11を枠組みに近接して備えて、前記同様に足上げ部材12、吊り上げ部材10を着け、昇降部材11で背を起し臀部を少し上げ連絡板7を備え、ベッドに並行して浴槽を備え側面縁部20に縁側板43を架設し、支柱8を手前に移動させることで臀部下辺を連絡板7に接した状態で浴槽へ移送する。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成されているので、介護者側からみれば、身体を抱え上げて移送するという重労働を伴うことなく一人で簡単に、しかも、小部屋にも対応して病弱者を移送することができ、また、病弱者側からみれば、少しの持ち上げで移送できたり、段差を解消する連絡板と縁側板の上面に接して不安や苦痛を伴わず円滑に移送できる。しかも、構造は極めて簡単であって安価にできるなどの効果がある。
【出願人】 【識別番号】593197710
【氏名又は名称】畠 義則
【出願日】 平成9年(1997)12月19日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−178862
【公開日】 平成11年(1999)7月6日
【出願番号】 特願平9−370089