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【発明の名称】 車椅子のフレーム
【発明者】 【氏名】伊藤 孝

【要約】 【課題】種々の利用方法に対応した車椅子とすることができるフレームとする。

【解決手段】車輪15を取付ける本体フレーム1に座部フレーム20を上下揺動自在に取付け、その両者間に亘って第1伸縮機構50を連結して座部フレーム20を上下揺動調整できるようにする。前記座部フレーム20に背部フレーム30を前後揺動自在に取付け、その両者間に亘って第2伸縮機構60を連結して背部フレーム30を前後揺動調整できるようにする。これによって、座部の高さ及び背部の角度を調整できる車椅子とすることができるフレームとなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車輪が取付けられる本体フレーム1と、この本体フレーム1に上下揺動自在に取付けられシートを装着することで座部を形成する座部フレーム20と、この座部フレーム20と本体フレーム1とに亘って連結した伸縮自在な第1伸縮機構50と、前記座部フレーム20の後部寄りに前後揺動自在に取付けられシートを装着することで背部を形成する背部フレーム30と、この背部フレーム30と座部フレーム20とに亘って連結した伸縮自在な第2伸縮機構60で構成したことを特徴とする車椅子のフレーム。
【請求項2】 左右一対の主パイプ21を横パイプで連結して座部フレーム20とし、左右一対の縦パイプ31を横パイプで連結して背部フレーム30とし、前記本体フレーム1の後部寄り左右両端部にブラケット12をそれぞれ固着し、前記各ブラケット12と各主パイプ21と各縦パイプ31を貫通したボルト42にナット43を螺合して揺動自在に連結した請求項1記載の車椅子のフレーム。
【請求項3】 本体フレーム1の左右方向中央部と座部フレーム20の左右方向中央部とに亘って第1伸縮機構50を連結した請求項1記載の車椅子のフレーム。
【請求項4】 座部フレーム20の左右方向中央部に第2伸縮機構60の一端部を上下揺動自在に連結し、背部フレーム30の左右方向中央部に第2伸縮機構60の他端部を着脱自在に連結した請求項1記載の車椅子のフレーム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病人、身体障害者等、体を自由に動かせない者が使用する車椅子のフレームに関する。
【0002】
【従来の技術】車椅子のフレームとしては、実開平2−13528号公報や特公平6−61351号公報に示すように、車輪を取付ける本体フレームに、座席部を形成する座席部フレームを上下揺動自在に取付けたものが知られている。座席部フレームは座部を形成する座部フレームと背部を形成する背部フレームを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車椅子の利用方法としては座席部に座った人が車輪を手で回転して走行したり、他の人が押して走行するものが一般的である。
【0004】また、車椅子の利用方法として身体機能の回復、つまりリハビリとして用いられることがある。例えば車椅子の座席部に座った人が足で床をけって走行することがある。
【0005】車椅子は前述のように種々の利用方法があり、それらの利用方法に対応した車椅子が要求される。例えば、座席部に座った人が車輪を手で回転して走行する場合には、背部が垂直姿勢に近い角度の車椅子が要求され、他の人が押して走行する場合には背部が垂直姿勢よりも後側に傾斜した角度の車椅子が要求される。また、前述のそれぞれの車椅子であっても座席部に座った人の好み等によって背部の角度が異なる車椅子が要求される。
【0006】また、車椅子の座席部に座った人が足で床をけって走行する場合には、足が床に余裕をもって接し、スムーズに床をけることができるようにすることが必要であり、座席部に座った人の身長等に応じた座席部の高さの車椅子が要求されるし、この場合にも座席部に座った人の好み等で背部の角度が異なる車椅子が要求される。
【0007】従来の車椅子のフレームであれば、本体フレームに対して座席部フレームを上下に揺動することで座部フレームの高さ、つまり座部の高さが異なるので座席部に座った人の身長等に応じた座席部の高さの車椅子とすることができるが、座部フレームと背部フレームが一体であり、座部フレームとともに背部フレームが前後に揺動するので、座部フレームの角度を同一として背部フレームの角度を変更できない。
【0008】このようであるから、従来の車椅子のフレームを用いて種々の利用方法に対応した車椅子とすることはできない。
【0009】そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにした車椅子のフレームを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、車輪が取付けられる本体フレーム1と、この本体フレーム1に上下揺動自在に取付けられシートを装着することで座部を形成する座部フレーム20と、この座部フレーム20と本体フレーム1とに亘って連結した伸縮自在な第1伸縮機構50と、前記座部フレーム20の後部寄りに前後揺動自在に取付けられシートを装着することで背部を形成する背部フレーム30と、この背部フレーム30と座部フレーム20とに亘って連結した伸縮自在な第2伸縮機構60で構成したことを特徴とする車椅子のフレームである。
【0011】第2の発明は、第1の発明において、左右一対の主パイプ21を横パイプで連結して座部フレーム20とし、左右一対の縦パイプ31を横パイプで連結して背部フレーム30とし、前記本体フレーム1の後部寄り左右両端部にブラケット12をそれぞれ固着し、前記各ブラケット12と各主パイプ21と各縦パイプ31を貫通したボルト42にナット43を螺合して揺動自在に連結した車椅子のフレームである。
【0012】第3の発明は、第1の発明において、本体フレーム1の左右方向中央部と座部フレーム20の左右方向中央部とに亘って第1伸縮機構50を連結した車椅子のフレームである。
【0013】第4の発明は、第1の発明において、座部フレーム20の左右方向中央部に第2伸縮機構60の一端部を上下揺動自在に連結し、背部フレーム30の左右方向中央部に第2伸縮機構60の他端部を着脱自在に連結した車椅子のフレームである。
【0014】
【作 用】第1の発明によれば、第1伸縮機構50を伸び縮み作動することで座部フレーム20が本体フレーム1に対して上下に揺動するし、第2伸縮機構60を伸び縮み作動することで背部フレーム30が座部フレーム20に対して前後に揺動する。このようであるから、座部フレーム20の高さを調整できるし、背部フレーム30の垂直姿勢に対する角度を調整できる。
【0015】したがって、このフレームを用いた車椅子であれば、座部に座った人の身長に応じて座部の高さを調整してスムーズに床をけることができるし、背部の垂直姿勢に対する角度を車椅子の使用方法及び使用者の好み等に応じた角度とすることができる。
【0016】第2の発明によれば、ブラケット12と座部フレーム20と背部フレーム30にボルト42を貫通してナット43を螺合することで座部フレーム20、背部フレーム30を本体フレーム1に揺動自在に取付けできるから、その取付けが容易でフレームを容易に組立てできる。
【0017】第3の発明によれば、1つの第1伸縮機構50を伸縮操作することで、座部フレーム20を上下に揺動できるから、座部フレーム20を簡単な操作で上下に揺動できるし、1つの第1伸縮機構50を連結すれば良いからフレームの組立てが容易である。
【0018】第4の発明によれば、1つの第2伸縮機構60を伸縮操作することで背部フレーム30を前後に揺動できるから、背部フレーム30を簡単な操作で前後に揺動できるし、1つの第2伸縮機構60を連結すれば良いからフレームの組立てが容易である。
【0019】また、第2伸縮機構60の他端部を背部フレーム30から外すことで背部フレーム30を倒伏姿勢に揺動できるし、第2伸縮機構60の他端部を背部フレーム30に連結することで背部フレーム30を垂直姿勢に保持できる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1、図2、図3に示すように、本体フレーム1と座席部フレーム2でフレームとしてある。本体フレーム1は図4に示すように左右一対の主パイプ3,3を前部横パイプ4、後部横パイプ5で平行に連結した主フレーム6と、補助フレーム7を備えている。この補助フレーム7は各主パイプ3の後部寄りにそれぞれ固着した左右一対の前部縦パイプ8、後部縦パイプ9と、各前部縦パイプ8と後部縦パイプ9間に固着した補助パイプ10と、左右の補助パイプ10間に固着した補助横パイプ11で形成してある。主パイプ3と補助パイプ10は前後方向に向うと共に、平行としてある。補助パイプ10は主パイプ3よりも短尺である。
【0021】前記各補助パイプ10の後部寄りにはブラケット12が上向きにそれぞれ固着してある。前記後部横パイプ5の左右両側寄りに矩形状の脚取付用パイプ13がそれぞれ斜め下向きに固着してある。なお、前記各パイプは円形としてある。
【0022】前記各主パイプ3と各補助パイプ10とに亘って車輪取付部材14が取付けてあり、この各車輪取付部材14に車輪15が取付けてある。前記各主パイプ3の前部寄りに前部補助車輪16を備えた脚16aが取付けてある。前記各脚取付用パイプ13には後部補助車輪17を備えた脚17aが挿入されてロックピン18で固着してある。
【0023】前記座席部フレーム2は座部を形成する座部フレーム20と背部(背もたれ部)を形成する背部フレーム30を備えている。前記座部フレーム20は図5に示すように、左右一対の主パイプ21を前部横パイプ22と中間部横パイプ23と後部横パイプ24で平行に連結してあり、前部横パイプ22と中間部横パイプ23はほぼ下向きU字状に折り曲がっている。前部横パイプ22の左右方向中央部にブラケット25が主パイプ21よりも下方に突出して固着してある。
【0024】前記各主パイプ21は前縦向部21aと後横向部21bでほぼくの字形状に折曲し、その前縦向部21aの下部に足乗せ台26が図1に示すように取付けてある。この足乗せ台26は横向姿勢と縦向姿勢とに移動可能としてある。
【0025】前記背部フレーム30は左右一対の縦パイプ31を平面形状ほぼコ字状の上横パイプ32と下横パイプ33で連結したもので、その各縦パイプ31の上部寄りに肘掛け34が上下揺動自在に取付けてある。前記縦パイプ31の上部には補助縦パイプ35が着脱自在に取付けてある。
【0026】例えば、図6に示すように縦パイプ31の上部にネジ孔31aを形成し、補助縦パイプ35の下部にネジ部35aを設け、ネジ部35aをネジ孔31aに螺合して取付けてある。
【0027】このように、補助縦パイプ35を取付ければ背部フレーム30が高くなるので、座部に座った人が安定した姿勢となる。また、補助縦パイプ35を外すことで背部フレーム30が低くなるので、座部に座った人が動く際に背部フレーム30(背部)が邪魔にならないから活動的に車椅子を利用する場合に好ましい。
【0028】前記本体フレーム1には手押し用フレーム36が着脱自在に取付けてある。具体的には手押し用フレーム36の下部に上下一対の連結用パイプ37を固着し、この連結用パイプ37を主パイプ3、補助パイプ10に差し込んでピン38で固着してある。
【0029】図7、図8、図9に示すように前記座部フレーム20の各主パイプ21の後部寄りと背部フレーム30の各縦パイプ31の下部寄りが本体フレーム1の各補助パイプ10に固着した各ブラケット12に上下揺動、前後揺動自在にそれぞれ連結されて車椅子のフレームとしてある。左右一対の主パイプ21に亘って図1に示すようにシート27が装着されて座部を形成し、左右一対の縦パイプ31に亘ってシート39が装着されて背部を形成している。なお、シート27は上横パイプ32まで延長して装着してある。
【0030】次に前述の連結構造を説明する。ブラケット12、主パイプ21、縦パイプ31に図10に示すように、穴40がそれぞれ形成してあり、主パイプ21の両側面及び縦パイプ31の両側面に摺動子41の円弧状凹面41aをそれぞれ接して設け、各穴40及び各摺動子41の穴41bにボルト42を挿通してナット43を螺合してブラケット12、主パイプ21、縦パイプ31を摺動子41の平坦面41cを介して締付け連結してある。摺動子41は樹脂などの摺動抵抗が小さい材質である。
【0031】このようであるから、主パイプ21はブラケット12に対して摺動子41を介してスムーズに摺動すると共に、主パイプ21と縦パイプ31は摺動子41相互を介してスムーズに相互に摺動するし、縦パイプ31はナット43に対して摺動子41を介してスムーズに摺動する。したがって、主パイプ21は縦パイプ31とブラケット12に対してスムーズに上下揺動するし、縦パイプ31は主パイプ21とナット43に対してスムーズに前後揺動する。しかも、ボルト42とナット43を強く締め付けてブラケット12、主パイプ21、縦パイプ31を左右にガタつきなく連結できる。
【0032】また、補助パイプ10は主パイプ3よりも短尺で後部寄りに位置しているし、ブラケット12は補助パイプ10よりも上方に突出しているから、主パイプ3と補助パイプ10を左右方向同一位置で、座部フレーム20の一対の主パイプ21が補助パイプ10と左右方向同一位置でフレームの左右方向寸法を小さくできるし、座部フレーム20を上下に揺動しても主パイプ21が補助パイプ10と干渉することがない。
【0033】前記本体フレーム1の左右方向中央部と座部フレーム20の左右方向中央部とに亘って第1伸縮機構50が連結され、この第1伸縮機構50を伸び作動すると座部フレーム20が上方に揺動し、縮み作動すると座部フレーム20が下方に揺動する。
【0034】前記第1伸縮機構50は、図11に示すようにシリンダチューブ51にピストンロッド52を伸縮自在に嵌合し、かつガス圧で伸び方向に付勢してあると共に、レバー53でロックを解除するガススプリングで、そのシリンダチューブ51が前記ブラケット25にピン54で上下揺動自在連結され、ピストンロッド52が前部横パイプ4の左右方向中央部に固着したブラケット55に上下揺動自在に連結してある。このブラケット55は一対の縦杆55aと横杆55bでコ字状で、その一対の縦杆55aを図12のように前部横パイプ4に挿通して一対のナット56で固着してあり、その横杆55bにピストンロッド52が連結してある。
【0035】このようであるから、レバー53を人が手により操作してロックを解除するとピストンロッド52が伸び作動して座部フレーム20が前記ボルト42を中心として本体フレーム1に対して上方に揺動し、座部に人が座ると体重でピストンロッド52が縮み作動して下方に揺動する。この時、背部フレーム30は座部フレーム20と一定の角度を保ちながら一緒に連動する。そして、ロックレバー53から人が手を離すとピストンロッド52がロックされる。
【0036】したがって、座部フレーム20の左右中央部に設けた1つの第1伸縮機構50を操作することで座部フレーム20を上下に揺動でき、その操作が容易である。
【0037】前記座部フレーム20と背部フレーム30とに亘って第2伸縮機構60が連結してあり、この第2伸縮機構60を伸び作動すると背部フレーム30が前部に向けて揺動し、縮み作動すると背部フレーム30が後部に向て揺動する。
【0038】前記第2伸縮機構60は図11に示すようにジョイントナット61と第1ネジ杆62と第2ネジ杆63で成るターンバックル64と、第1ネジ杆62に固着した第1連結具65と、第2ネジ杆63に固着した第2連結具66を有する。前記第1連結具65は中間部横パイプ23の長手方向中央部に嵌合したほぼU字状の本体67にプレート68をボルト止めした形状で、その本体67を中間部横パイプ23に上から嵌合し、プレート68をボルト止めして中間部横パイプ23の下面に当接して中間部横パイプ23の長手方向中央部に上下揺動自在に連結される。
【0039】前記第2連結具66は背部フレーム30の下横パイプ33に下から嵌合したほぼU字状の本体69とロック機構70を有する。ロック機構70は本体69に出入り自在に設けたロックピン71をスプリング72で下横パイプ33の上面に押しつけた形状である。
【0040】このようであるから、ジョイントナット61を一方向に回転すると伸び作動して背部フレーム30がボルト42を中心として前部に向て揺動し、ジョイントナット61を他方向に回転すると縮み作動して背部フレーム30が後部に向けて揺動する。
【0041】また、ロックピン71をスプリング72に抗して引張ることで下横パイプ33の上面から離すことで第2連結具66が下横パイプ33から離脱し、背部フレーム30をボルト42を中心として前方に揺動することで座部20と重ね合った水平姿勢とすることができる。
【0042】また、ロックピン71の先端部はテーパ形状であるから、第2連結具66を上方に揺動して下横パイプ33の下面に当接することでスプリング72に抗して引き込み作動するので、第2連結具66を下横パイプ33に簡単に連結して背部フレーム30を垂直姿勢とすることができる。
【0043】したがって、背部フレーム30を水平姿勢と垂直姿勢とに簡単に揺動できるから、車椅子を自動車などに乗せる際に簡単にコンパクトにできるし、自動車などから降ろして簡単に使用状態とすることができる。なお、この場合に手押し用フレーム36を簡単に脱着できる。
【0044】前記車輪取付部材14は図13に示すように、一側縦板80と他側縦板81を備え、一側縦板80の上縁部に円弧状の凹部82を有し、下縁部に半円形状の凹部83を有し、上下中間部には複数の車輪取付孔84が上下方向に間隔を置いて有している。他側縦板81の上縁部に円弧状の凹部85を有し、下縁部に半円形の凹部86を有し、上下中間部には開口部87を有している。
【0045】本体フレーム1の補助パイプ10、主パイプ3の左右一側面に一側縦板80の凹部82、凹部83をそれぞれ嵌め込み、左右他側面に他側縦板81の凹部85、凹部86をそれぞれ嵌め込み、一側縦板80から他側縦板81にボルト88を締付けて補助パイプ10、主パイプ3を狭持して取付けてある。
【0046】図9に示すように、前記1つの車輪取付孔84に主軸90が着脱自在に挿入してある。つまり、スリット付きの中空軸91が挿入され、この中空軸91に車輪15の支軸92が挿入されて主軸90としてあり、中空軸91にナット93を締付けることで中空軸91を変形して支軸92に圧着してある。94は抜け止めピンである。
【0047】このようであるから、抜け止めピン94を抜くと共に、ナット93を若干弛めることで中空軸91と支軸92を車輪取付孔84から抜き出し、他の車輪取付孔84に挿入してナット93を締付けると共に、抜け止めピン94を挿入することで、車輪15の取付け高さを三段階に調整できる。
【0048】また、ボルト88を弛めることで一側縦板80と他側縦板81を主パイプ3と補助パイプ10に沿って前後に摺動可能となるから、車輪15の前後方向位置を無段階に調整できる。
【0049】しかも、一側縦板80の凹部82、他側縦板81の凹部85が補助パイプ10の左右両側面に嵌合し、一側縦板80の凹部83、他側縦板81の凹部86が主パイプ3の左右両側面に嵌合しているから、ボルト88を若干弛めることで一側縦板80、他側縦板81、つまり車輪取付部材14を補助パイプ10、主パイプ3に沿ってスムーズに前後に移動できる。
【0050】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、第1伸縮機構50を伸び縮み作動することで座部フレーム20が本体フレーム1に対して上下に揺動するし、第2伸縮機構60を伸び縮み作動することで背部フレーム30が座部フレーム20に対して前後に揺動する。このようであるから、座部フレーム20の高さを調整できるし、背部フレーム30の垂直姿勢に対する角度を調整できる。
【0051】したがって、このフレームを用いた車椅子であれば、座部に座った人の身長に応じて座部の高さを調整してスムーズに床をけることができるし、背部の垂直姿勢に対する角度を車椅子の使用方法及び使用者の好み等に応じた角度とすることができる。
【0052】請求項2に係る発明によれば、ブラケット12と座部フレーム20と背部フレーム30にボルト42を貫通してナット43を螺合することで座部フレーム20、背部フレーム30を本体フレーム1に揺動自在に取付けできるから、その取付けが容易でフレームを容易に組立てできる。
【0053】請求項3に係る発明によれば、1つの第1伸縮機構50を伸縮操作することで、座部フレーム20を上下に揺動できるから、座部フレーム20を簡単な操作で上下に揺動できるし、1つの第1伸縮機構50を連結すれば良いからフレームの組立てが容易である。
【0054】請求項4に係る発明によれば、1つの第2伸縮機構60を伸縮操作することで背部フレーム30を前後に揺動できるから、背部フレーム30を簡単な操作で前後に揺動できるし、1つの第2伸縮機構60を連結すれば良いからフレームの組立てが容易である。
【0055】また、第2伸縮機構60の他端部を背部フレーム30から外すことで背部フレーム30を倒伏姿勢に揺動できるし、第2伸縮機構の他端部を背部フレーム30に連結することで背部フレーム30を垂直姿勢に保持できる。
【出願人】 【識別番号】000006828
【氏名又は名称】ワイケイケイ株式会社
【出願日】 平成9年(1997)12月10日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】浜本 忠 (外1名)
【公開番号】 特開平11−169410
【公開日】 平成11年(1999)6月29日
【出願番号】 特願平9−339607