| 【発明の名称】 |
細氷粒噴射美顔装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】林田 眞人
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| 【要約】 |
【課題】細氷粒と冷気を顔に噴射して冷感刺激と顔肌の活性化を図れる美顔装置を提供する。
【解決手段】冷気冷水造成圧送部Aと細氷粒噴射部Bとから成る。冷水冷気造成部Aは、コンプレッサ−1により圧送されたエア−を5℃に冷却する第一の冷却機3と、その冷気を二股4a,4bに分岐する分岐管4を介してその一方4aを−30℃に冷却する第二の冷却機5と、この第二の冷却機5に至るよりも以前に設けられたドライフィルタ6と、水を5℃の冷水にして圧送する冷水機8とから成る。細氷粒噴射部Bは、冷水機8から送られる冷水を第一の冷却機3から送られる冷気の噴射により霧を発生させる噴霧部10と、その霧を第二の冷却機5から送られる−30℃の冷気により瞬間結氷させる製氷部11と、製氷部11の結氷室Hにモ−タ14で回転する砕氷爪16を設け、製氷部11の噴出口に細氷粒と冷気とを混合噴射させるノズル12を一体的に設けて成る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 冷気と冷水を造成して圧送する冷気冷水造成圧送部(A)とその冷気と冷水により細氷粒を得て噴射する細氷粒噴射部(B)とから成り、前記冷水冷気造成部(A)は、エア−を取り込んで圧送するコンプレッサ−(1)と、そのコンプレッサ−(1)から送気管(2)を介して圧送されたエア−を約5℃に冷却する第一の冷却機(3)と、その冷気を二股(4a),(4b)に分岐する分岐管(4)を介してその一方側分岐管(4a)のエア−をさらに約−30℃に冷却する第二の冷却機(5)と、この第二の冷却機(5)に至るよりも以前の送気路中に設けられたエア−を乾燥させるドライフィルタ(6)と、水を取入れて約5℃の冷水にして送水管(9)を介して圧送する冷水機(8)とから成り、前記細氷粒噴射部(B)は、前記送水管(9)と前記送気管(4b)とが連結され、送気管(4b)から送られる冷気の噴射エア−によって前記送水管(9)から送られる冷水を霧にする噴霧室(F)を有する噴霧部(10)と、前記噴霧室(F)に連通し、前記送気管(7)が連結され、その送気管(7)から送られる冷気の吐出口(13)が開口する結氷室(H)を有し、前記噴霧室(F)で噴霧された霧を前記冷気の吐出口(13)から吐出する約−30℃の冷気と接触させて瞬間結氷させる製氷部(11)と、前記吐出口(13)附近の結氷室(H)の空間に浮遊状態に配設され、前記製氷部(11)の外部に設けたモ−タ(14)により伝達手段(15)を介して回転駆動される砕氷爪(16)と、前記結氷室(H)の噴出口(17)に連通し、結氷した細氷粒と約−30℃の冷気とが混合状態に噴射されるノズル(12)とを一体的に形成して成る細氷粒噴射美顔装置。 【請求項2】 冷気と冷水を造成して圧送する冷気冷水造成圧送部(C)とその冷気と冷水により細氷粒を得て噴射する細氷粒噴射部(D)とから成り、前記冷水冷気造成部(C)は、エア−を取り込んで圧送するコンプレッサ−(1)と、そのコンプレッサ−(1)から送気管(2)を介して圧送されたエア−を約5℃に冷却する第一の冷却機(3)と、その冷気を二股(4a),(4b)に分岐する分岐管(4)を介してその一方側分岐管(4a)のエア−をさらに約−5℃に冷却する第二の冷却機(5)と、この第二の冷却機(5)に至るよりも以前の送気路中に設けられたエア−を乾燥させるドライフィルタ(6)と、水を取入れて約5℃の冷水にして送水管(9)を介して圧送する冷水機(8)とから成り、前記細氷粒噴射部(D)は、前記送水管(9)と前記送気管(4b)とが連結され、送気管(4b)から送られる冷気の噴射エア−によって前記送水管(9)から送られる冷水を霧にする噴霧室(F)を有する噴霧部(10)と、前記噴霧室(F)に連通し、前記送気管(7)が連結され、その送気管(7)から送られる冷気の吐出口(13)が開口する結氷室(H)を有し、前記噴霧室(F)で噴霧された霧を前記冷気の吐出口(13)から吐出する約−5℃の冷気と接触させて瞬間結氷させる製氷部(11)と、前記結氷室(H)の噴出口(17)に連通し、結氷した細氷粒と冷水と約−5℃の冷気とが混合状態に噴射されるノズル(12)とを一体的に形成して成る細氷粒噴射美顔装置。 【請求項3】 第一の冷却機(3)と第二の冷却機(5)が、循環冷媒液(22),(23)を冷却する冷却部(24),(25)と槽内の冷媒液(26),(27)内に冷気を圧送する冷気管(28),(29)と前記循環冷媒液(22),(23)を循環させる冷却管(30),(31)とを近接通管した熱交換部(32),(33)とから成る請求項1又は2記載の細氷粒噴射美顔装置。 【請求項4】 細氷粒噴射部(B),(D)の噴霧部(10)が、二流体ノズル噴霧機構(10a)から成る請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の細氷粒噴射美顔装置。 【請求項5】 細氷粒噴射部(B),(D)に、手元操作スイッチ(18)を付設して成る請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の細氷粒噴射美顔装置。 【請求項6】 細氷粒噴射部(B),(D)に、流量を調節する調節弁(19)を設けて成る請求項1乃至5のうちいずれか一項に細氷粒噴射美顔装置。 【請求項7】 細氷粒噴射部(B),(D)を断熱材(20)で被覆して成る請求項1乃至6のうちいずれか一項記載の細氷粒噴射美顔装置。 【請求項8】 製氷部(11)の噴出口(17)にノズル(12)の着脱手段(21)を設けて成る請求項1乃至7のうちいずれか一項記載の細氷粒噴射美顔装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、顔を冷却して顔肌を美しくするための美顔装置に関する。 【0002】 【従来の技術】人体の皮膚の一部を冷却すると他の周囲の体温よりも冷却部分の体温が上がって皮膚細胞が活性化することが知られている。そこで、その原理を顔に利用すれば顔肌を美しくできるとの発想から美顔用の冷却装置が各種提案されている。 【0003】それらの冷却装置には、直接肌に冷却体を接触させるタイプと、肌に冷気を顔に噴き付けるタイプとがあり、また冷却する方法としては、液体ガス方式、電子的冷却方式、氷中通風冷却方式が提案されている。例えば、特開昭63−257556公報には前記電子的冷却方式であるベルチェ素子を用いて冷却し、冷却された冷却部を接触させるタイプと、冷却された空気を噴き付けるタイプの両方を備えた装置が示されている。 【0004】ベルチェ素子を使用する場合には、温度が低温域が5゜C〜10゜C程度であり、最低でも5゜Cまでの低温を得られるに過ぎない。まして冷気噴付けタイプとする場合にはその程度の温度さえ得ることができない。そのためこの程度の冷却では皮膚細胞の活性化効果があまり期待できない難点がある。そのために温熱部を40゜C〜60゜Cにしてその温度差を大きくして交互に使用して効果を高めようとする工夫がなされている。しかし、本来的には冷却温度によって細胞活性化効果がでるので、温度差の利用による効果もあまり期待できるものではない。 【0005】また前記液体ガス方式として、特開平4−265146公報を示すことができる。これには液体空気又は液体窒素を気化させ、−180゜Cという超低温の極めて冷たい空気を噴き付けることが可能な装置が提案されている。そしてその使用可能な範囲は−180゜C〜−30゜Cに設定できることが示されている。この装置の場合、液体空気の入手が一般には容易ではない上に購入コストが高く、また管理面おいてに安全のために専門的知識が必要な欠点があり、また装置が大掛かりなものとなってしまう難点がある。さらに、空気は超低温にして皮膚に噴き付けてもその超低温の冷気が瞬間的に空中に逃げてしまい皮膚に感じ取れる冷たさが乏しく、その冷たい感じが長続きしない欠点がある。 【0006】また、前記氷中通風冷却方式は、砕いた氷の粒の中にパイプを通し、パイプ中に空気を循環させて冷却させ、その冷却した空気を高速ジェットで噴き付けるものであり、冷却温度は氷の温度(0゜C程度)以下には下がらず皮膚刺激感が乏しい欠点がある。またこの装置も大掛かりなものとなってしまいまた経済性にも難点があった。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、顔肌の皮膚細胞の活性化が期待できる低温刺激を、細氷粒又は細氷粒と冷水を顔面に付着させるとともに同時に低温又は超低温の冷気を吹き付けることによって本格的な冷却感が得られ、且つ手持ち部分が軽量且つコンパクトで扱い易い吹付け式の美顔装置を提供するものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明には、冷気と冷水により細氷粒を得てノズル12から噴射するものであり、結氷した細氷粒と約−30℃の冷気とを混合状態に噴射するもの(霧氷タイプ)と、結氷した細氷粒と冷水と約−5℃の冷気とを混合状態に噴射するもの(霙タイプ)との二種類のタイプがある。 【0009】霧氷タイプの装置は、冷気と冷水を造成して圧送する冷気冷水造成圧送部Aとその冷気と冷水により細氷粒を得て細氷粒と約−30℃の冷気とを噴射する細氷粒噴射部Bとから成る。 【0010】前記冷水冷気造成部Aは、エア−を取り込んで圧送するコンプレッサ−1と、そのコンプレッサ−1から送気管2を介して圧送されたエア−を約5℃に冷却する第一の冷却機3と、その冷気を二股4a,4bに分岐する分岐管4を介してその一方側分岐管4aのエア−をさらに約−30℃に冷却する第二の冷却機5と、この第二の冷却機5に至るよりも以前の送気路中に設けられたエア−を乾燥させるドライフィルタ6と、水を取入れて約5℃の冷水にして送水管9を介して圧送する冷水機8とから成る。 【0011】前記細氷粒噴射部Bは、前記送水管9と前記送気管4bとが連結され、送気管4bから送られる冷気の噴射エア−によって前記送水管9から送られる冷水を霧にする噴霧室Fを有する噴霧部10と、前記噴霧室Fに連通し、前記送気管7が連結され、その送気管7から送られる冷気の吐出口13が開口する結氷室Hを有し、前記噴霧室Fで噴霧された霧を前記冷気の吐出口13から吐出する約−30℃の冷気と接触させて瞬間結氷させる製氷部11と、前記吐出口13附近の結氷室Hの空間に浮遊状態に配設され、前記製氷部11の外部に設けたモ−タ14により伝達手段15を介して回転駆動される砕氷爪16と、前記結氷室Hの噴出口17に連通し、結氷した細氷粒と約−30℃の冷気とが混合状態に噴射されるノズル12とを一体的に形成して成るものである。 【0012】また、霙タイプの装置は、冷気と冷水を造成して圧送する冷気冷水造成圧送部Cとその冷気と冷水により細氷粒を得て細氷粒と冷水と約−5℃の冷気とを噴射する細氷粒噴射部Dとから成る。 【0013】前記冷水冷気造成部Cは、エア−を取り込んで圧送するコンプレッサ−1と、そのコンプレッサ−1から送気管2を介して圧送されたエア−を約5℃に冷却する第一の冷却機3と、その冷気を二股4a,4bに分岐する分岐管4を介してその一方側分岐管4aのエア−をさらに約−5℃に冷却する第二の冷却機5と、この第二の冷却機5に至るよりも以前の送気路中に設けられたエア−を乾燥させるドライフィルタ6と、水を取入れて約5℃の冷水にして送水管9を介して圧送する冷水機8とから成る。 【0014】前記細氷粒噴射部Dは、前記送水管9と前記送気管4bとが連結され、送気管4bから送られる冷気の噴射エア−によって前記送水管9から送られる冷水を霧にする噴霧室Fを有する噴霧部10と、前記噴霧室Fに連通し、前記送気管7が連結され、その送気管7から送られる冷気の吐出口13が開口する結氷室Hを有し、前記噴霧室Fで噴霧された霧を前記冷気の吐出口13から吐出する約−5℃の冷気と接触させて瞬間結氷させる製氷部11と、前記結氷室Hの噴出口17に連通し、結氷した細氷粒と冷水と約−5℃の冷気とが混合状態に噴射されるノズル12とを一体的に形成して成るものである。 【0015】また、上記両タイプの各構成において、前記第一の冷却機3と第二の冷却機5が、循環冷媒液22,23を冷却する冷却部24,25と槽内の冷媒液26,27内に冷気を圧送する冷気管28,29と前記循環冷媒液22,23を循環させる冷却管30,31とを近接通管した熱交換部32,33とから成るものである。 【0016】さらに、上記各構成において、前記細氷粒噴射部B,Dの噴霧部10が、二流体ノズル噴霧機構10aから成るものである。 【0017】さらにまた、上記各構成において、前記細氷粒噴射部B,Dに、手元操作スイッチ18を付設して成るものである。 【0018】またさらに、上記各構成において、前記細氷粒噴射部B,Dに、流量を調節する調節弁19を設けて成るものである。 【0019】また、上記各構成において、前記細氷粒噴射部B,Dを断熱材20で被覆して成るものである。 【0020】さらに、上記各構成において、前記製氷部11の噴出口17に断熱材製のノズル12の着脱手段21を設けて成るものである。 【0021】 【発明の実施の形態】本発明は冷気と冷水により細氷粒を得てノズル12から噴射するものであり、その実施の形態には、結氷した細氷粒と約−30℃の冷気とを混合状態に噴射するもの(霧氷タイプ)と、結氷した細氷粒と冷水と約−5℃の冷気とを混合状態に噴射するもの(霙タイプ)との二種類のタイプがある。それらの各実施の形態を以下図で説明する。 【0022】先ず、霧氷タイプの装置について説明すると、図1に示すように、冷気と冷水を造成して圧送する冷気冷水造成圧送部Aと、図2及び図3に示すように、その冷気と冷水により細氷粒を得て噴射する細氷粒噴射部Bとから構成される。 【0023】前記冷水冷気造成部Aは、図1に示すように、エア−を取り込んで圧送するコンプレッサ−1と、そのコンプレッサ−1から送気管2を介して圧送されたエア−を約5℃に冷却する第一の冷却機3と、その冷気を二股4a,4bに分岐する分岐管4を介してその一方側分岐管4aのエア−をさらに約−30℃に冷却する第二の冷却機5と、この第二の冷却機5と第一の冷却機3とを繋ぐ分岐管4の途中に設けられたエア−を乾燥させるドライフィルタ6と、水を取入れて約5℃の冷水にして送水管9を介して圧送する冷水機8とで構成する。 【0024】前記第一の冷却機3と第二の冷却機5は、図1に示すように、循環冷媒液22,23を冷却する冷却部24,25と槽内の冷媒液26,27内に冷気を圧送する冷気管28,29と前記循環冷媒液22,23を循環させる冷却管30,31とを近接通管した熱交換部32,33とから成る。 【0025】前記ドライフィルタ6によりエア−に含まれる水分を除去して、エア−を冷却しても結露が発生しないようにし、結露水が管内に溜まるのを防止する。結露水が管内に溜まると、冷却能力が低下し、またその結露水の抜取り手段を設けなければならない。 【0026】前記細氷粒噴射部Bは、図2に示すように、全体がピストル状を成し、その銃筒部には噴霧室Fを有する噴霧部10と、結氷室Hを有する製氷部11が一体的に連結され、さらにその銃口部には、前記製氷部11の噴出口17にノズル12が着脱可能に連結され、そのノズル12の先端の噴射口12aの大小などの各種形態の断熱材製のノズル12を交換使用できるようにする。前記ノズル12は発泡樹脂などの断熱材で形成する。しかし金属系などの熱伝導性の高い素材を用いると、その内壁表面に細氷粒が付着するので好ましくない。 【0027】そしてグリップ部34の下端部には前記第二の冷却機5に接続された送気管7と前記第一の冷却機3に接続された送気管4bと前記冷水機8に接続された送水管9がそれぞれに連結される。そのグリップ部34の基端部には手元操作スイッチ18(図中に回路配線を省略)が設けられる。この手元操作スイッチ18によって、片手で握ったままでノズル12からの噴射開始・停止の制御行なうことができる。また銃筒の後部には、前記送気管4bからのエア−の流量を調節する調節弁19を設ければ、噴射の強弱、細氷粒の大小などの調節を行なうことが可能である。また、約−30℃の冷気が流れるので、剥き出し状態で細氷粒噴射部Bを持つことはできないので、前記グリップ部34と銃筒部部分の全体を断熱材20で被覆する。 【0028】前記噴霧部10は、図3に示すように、送気管4bから送られる冷気の噴射エア−によって前記送水管9から送られる冷水を霧にする噴霧室Fを有する二流体ノズル噴霧機構10a方式で形成される。前記製氷部11は、同図3に示すように、前記噴霧室Fに連通し、前記送気管7が連結され、その送気管7から送られる冷気の吐出口13が開口する結氷室Hを有し、前記噴霧室Fで噴霧された霧を前記冷気の吐出口13から吐出する約−30℃の冷気と接触させて瞬間結氷して細氷粒ができるようにする。 【0029】瞬間結氷させるためには前記第二の冷却機5における冷却温度は約−30℃よりも低温でも可能ではあるが、さらに冷却温度を下げると電力消費も急増するので、その温度は不必要に下げることはない。また、冷却温度を約−30℃よりも高温にすると瞬間結氷させることが困難になる。したがって、前記第二の冷却機5における冷却温度は約−30℃(−25〜−35℃程度が好ましい。そして、前記結氷室Hでの安定した瞬間結氷を得るために、噴霧室Fに噴霧される霧の温度も第一の冷却機3と冷水機8とによって約5℃に一定にしておく。この温度が高いと、第二の冷却機5での温度が約−30℃では瞬間結氷が得にくくなる。 【0030】結氷室Hの吐出口13には、放置すると直ちに細氷が付着し吐出口13と吹出し口を塞いでしまう。この氷着を防止するために、回転砕氷爪16による氷着防止手段を設ける。その砕氷爪16は、前記吐出口13附近の結氷室Hの空間に浮遊状態に配設され、前記製氷部11の外部に設けたモ−タ14により結氷室Hの管壁に設けた貫通孔35を貫通するフレキシブルワイヤ−36による伝達手段15を介して回転駆動される。その砕氷爪16の材質は、冷気の吐出口13と結氷室Hの管壁を損傷しない樹脂製とすることが好ましい。 【0031】なお、上記図中、コンプレッサ−1の制御機構、冷気の量の制御を行なうために送気管や送水管等に設ける電磁弁などの各種制御弁、その各制御弁の開閉制御する各制御機構及び制御回路は省略した。 【0032】次に、霙タイプの装置について説明する。このタイプの装置は、図1に示すように、冷気と冷水を造成して圧送する冷気冷水造成圧送部Cとその冷気と冷水により細氷粒を得て細氷粒と冷水と約−5℃の冷気とを噴射する細氷粒噴射部Dとから成る。 【0033】そして、前記冷水冷気造成部Cは、図1に示すように、エア−を取り込んで圧送するコンプレッサ−1と、そのコンプレッサ−1から送気管2を介して圧送されたエア−を約5℃に冷却する第一の冷却機3と、その冷気を二股4a,4bに分岐する分岐管4を介してその一方側分岐管4aのエア−をさらに約−5℃に冷却する第二の冷却機5と、この第二の冷却機5に至るよりも以前の送気路中に設けられたエア−を乾燥させるドライフィルタ6と、水を取入れて約5℃の冷水にして送水管9を介して圧送する冷水機8とで構成する。即ち、この前記冷水冷気造成部Cは、上記霧氷タイプの装置と殆ど同じ構成であるが、冷気冷水造成圧送部Cにおける第二の冷却機5の冷却設定温度が、霧氷タイプの装置では約−30℃であって超低温であるのに対して、霙タイプの装置では約−5℃の低温である点が異なる。 【0034】そして、前記細氷粒噴射部Dについては、図1に示すように、前記送水管9と前記送気管4bとが連結され、送気管4bから送られる冷気の噴射エア−によって前記送水管9から送られる冷水を霧にする噴霧室Fを有する噴霧部10と、前記噴霧室Fに連通し、前記送気管7が連結され、その送気管7から送られる冷気の吐出口13が開口する結氷室Hを有し、前記噴霧室Fで噴霧された霧を前記冷気の吐出口13から吐出する約−5℃の冷気と接触させて瞬間結氷させる製氷部11と、前記結氷室Hの噴出口17に連通し、結氷した細氷粒と冷水と約−5℃の冷気とが混合されて霙状態に噴射されるノズル12とを一体的に形成する。 【0035】即ち、この前記細氷粒噴射部Dは、上記霧氷タイプの装置と似ている構成であるが、冷気冷水造成圧送部Cにおける第二の冷却機5の冷却設定温度が約−5℃である。上記霧氷タイプの装置の細氷粒噴射部Bでは約−30℃なので水の殆どが急激に凍って結氷室Hの吐出口13に細氷が付着するが、この霙タイプの細氷粒噴射部Dでは吐出口13から吐出する冷気が約−5℃なので水の一部が凍るだけで全部凍ることはない。このため結氷室Hの吐出口13には細氷が付着するに至らず、このために霧氷タイプの装置と異なって氷着を防止するための回転砕氷爪16を設けることは不要となる。 【0036】 【使用方法】使用方法は、冷気冷水造成圧送部A,Cをセットし、細氷粒噴射部B,Dを持ってそのノズル12の先端を顔肌に3〜10cmの至近距離に近づける。上記霧氷タイプの装置では、手元操作スイッチ18をオン、オフして前記霧氷タイプの装置では細氷粒噴射部Bのノズル12から細氷粒と−30℃の冷却エア−を顔肌に向けて噴出及びその停止を行なう。その噴出する−30℃の冷却エア−は、周囲の気温との混合により上昇して顔肌に達するまでにその距離(3〜10cm)と使用する室内の気温(15〜30℃)に応じて−20〜−5℃程度にまで上昇する。したがって、顔肌に達する距離の調節で低温の程度を感じながら冷たさの調整を行なう。 【0037】また、上記霙タイプの装置では、手元操作スイッチ18をオン、オフして前記霧氷タイプの装置では細氷粒噴射部Dのノズル12から結氷した細氷粒と冷水と約−5℃の冷気とが混合されて霙状態に顔肌に向けて噴出及びその停止を行なう。その噴出する−5℃の冷却エア−は、周囲の気温との混合により上昇して顔肌に達するまでにその距離(3〜10cm)と使用する室内の気温(15〜30℃)に応じて約−0℃程度にまで上昇する。 【0038】その温度の冷気の温度でも充分冷たくはなるが、気体のみの場合では、直に周囲に拡散するので冷却感が長持ちしない。上記霧氷タイプと霙タイプの各装置とも、同時に噴出される細氷粒が顔面に付着してその肌の体温ですぐに溶け、水滴となり肌を伝わって落下する。このときの細氷粒が顔肌から溶解熱を奪うので大変冷たく感じられ、さらに顔肌に付着しているので、ノズル12からの噴出を停止してもしばらくの間は冷却感が持続される。 【0039】 【発明の作用並びに効果】本発明は以上のようで、ドライフィルタ6を配することでエア−を−30℃又は−5℃に冷却エア−したときの結露の発生がなくなり、結露水を排出するための機構は不要となる。そして、霧氷タイプの装置では、噴霧部10の噴霧室で約5℃のエア−と約5℃の冷水とで約5℃の霧を発生させて、さらに結氷室Hでその霧に約−30℃の乾燥冷却エア−を吹掛けてこれまで作り出すことが不可能とされていた細氷粒を得ることが可能となった。 【0040】従来の装置による冷気のみの場合には超低温冷気としても気体なので刺激が少なく、冷たさも乏しい。しかし、本発明では、細氷粒と約−30℃の冷気とが同時に顔に直接当り、細氷粒は体温で溶ける。そして溶けて濡れた皮膚にさらに細氷粒と冷気と吹掛かり体感温度を大きく低下させる。この本格的な冷感刺激を感覚神経が感じることにより脳神経を刺激し皮膚細胞が活性化する。 【0041】また、当った部分は細氷粒と冷気によるマツサ−ジを行なうことによって顔面皮膚の活性化をより高めることができる。装置全体としてはコンプレッサ−1や冷却機を含めれば大きくなるが、常時使用部分は極めて簡潔な構造で極めてコンパクトなので、持ちやすく操作取扱も大変容易である。 【0042】また、霙タイプの装置では、噴霧部10の噴霧室で約5℃のエア−と約5℃の冷水とで約5℃の霧を発生させて、さらに結氷室Hでその霧に約−5℃の乾燥冷却エア−を吹掛けて細氷粒が得られ、その細氷粒と結氷に至らない冷水と吹込まれた約−5℃の冷気とが混合されて霙状態でノズル12から噴出され、上記霧氷タイプの装置と殆ど同様の効果が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】594189408 【氏名又は名称】大進電機工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)6月3日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】福田 尚夫
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| 【公開番号】 |
特開平11−342149 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)12月14日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−172295 |
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