| 【発明の名称】 |
固定ベルト折り返し用リングの取り付け固定構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】権守 亜紀
|
| 【要約】 |
【課題】経時的に固定ベルトに浮きや弛みが生じることがないと共に、固定ベルトによる強い固定圧迫作用が安定的に得られる固定ベルト折り返し用リングの取り付け固定構造。
【解決手段】非伸縮性部材に伸縮性部材の伸縮方向に沿って撓み部が形成されるように非伸縮性部材とそれより短かい伸縮性部材を介してリングを対象部材に取り付けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 非伸縮性部材に伸縮性部材の伸縮方向に沿って撓み部が形成されるように非伸縮性部材とそれより短かい伸縮性部材を介してリングを対象部材に取り付けたことを特徴とする固定ベルト折り返し用リングの取り付け固定構造。 【請求項2】 リングへの巻回取り付けが非伸縮性部材のみで行われていることを特徴とする請求項1記載の固定ベルト折り返し用リングの取り付け固定構造。 【請求項3】 リング及び対象部材への取り付け手段が縫着である請求項1又は2記載の固定ベルト折り返し用リングの取り付け固定構造。 【請求項4】 対象部材がサポーター又は腰痛帯である請求項1〜3の何れか1項記載の固定ベルト折り返し用リングの取り付け固定構造。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、面ファスナー付きベルト等の固定ベルトを挿通反転せしめて止着固定する際に用いられる折り返し用リングの取り付け固定構造に関する。 【0002】 【従来の技術】斯かる折り返し用リングは一般にD鐶と称され、サポーターや腰痛帯を初めとしてかばん類や梱包用具等にも広く使用されている。而して、従来のD鐶は何れも単に非伸縮性部材にて対象部材に取り付け固定されていたに過ぎなかった。 【0003】そのため、当該D鐶に固定ベルトの先端を通して反転の上、該ベルト同士を止着固定せしめても経時的に固定ベルトに浮きや弛みが生じ易いと云う問題があった。一方、D鐶を伸縮性部材にて対象部材に取り付け固定した場合には、固定ベルトの浮きや弛みの発生はこれを防止し得るものの、D鐶部の伸びにより当該固定ベルトによっては強い固定圧迫作用が得られないため、特に強く安定した抑制力が要求される医療用のサポーターや腰痛帯等に於ては用をなさないと云う問題があった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の如き従来の問題に鑑みてなされたものであり、経時的に固定ベルトに浮きや弛みが生じないと共に、固定ベルトによる強い固定圧迫作用が安定して得られる固定ベルト折り返し用リングの取り付け固定構造を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明固定ベルト折り返し用リングの取り付け構造は、上記目的を達成するために、非伸縮性部材に伸縮性部材の伸縮方向に沿って撓み部が形成されるように非伸縮性部材とそれより短かい伸縮性部材を介してリングを対象部材に取り付けて構成したものである。 【0006】本発明に於て、リング及び対象部材への非伸縮性部材と伸縮性部材の取り付けは、何れも両部材を併用して行うこともできるが、少なくともリングへの取り付けは非伸縮性部材のみによる巻回取り付けとするのが、より強固な固定圧迫作用を得る上で望ましい。 【0007】また、リング及び対象部材への非伸縮性部材と伸縮性部材の取り付けはその具体的手段の如何を問わないが、縫着が簡便で実用性に優れる。 【0008】本発明に於て、非伸縮性部材及び伸縮性部材の具体的材質はその如何を問わないと共に、その具体的形態も帯状、紐状等その如何を問わず、またその長さも対象部材の目的等に応じて適宜選定される。尚、リングの具体的形状も特に制限されず、従来と同様長方形状、円形状、楕円形状等のものが適宜選択使用される。 【0009】 【発明の実施の形態】以下本発明の一実施の形態を図面と共に説明する。図1は固定ベルト折り返し用リングの取り付け構造例を示すもので、該図に於て10は長方形状の固定ベルト折り返し用リング(D鐶)であり、このリング10には、帯状の非伸縮性部材20の一方の端部21を該リング10に挿通巻回せしめて、同じく帯状の伸縮性部材30の一方の端部31を当該非伸縮性部材20で挾持する状態にて縫着Xすることにより、非伸縮性部材20と伸縮性部材30が取り付け固定されている。また、この非伸縮性部材20の他方の端部22は、非伸縮性部材20より短かい伸縮性部材30の他方の端部32と共に、縫着Yによりサポーター等の対象部材Pに取り付け固定され、当該縫着X,Y間には、伸縮性部材30の伸縮方向(図中矢印)に沿って非伸縮性部材20による撓み部23が形成されている。 【0010】図2は本発明固定ベルト折り返し用リングの取り付け固定構造の使用例を示すもので、まず該図(1)に於て前記の如く、非伸縮性部材20とそれより短かい伸縮性部材30を介して取り付け固定されたリング10に、同じく対象部材Pに縫着Zにより基端が取り付け固定された面ファスナー付きの固定ベルト40の先端を通して図中矢印方向に反転せしめ、強く引きつければ伸縮性部材30が伸び、これと共に非伸縮性部材20の撓み部23がなくなるので、その状態で同図(2)に示す如く、固定ベルト40同士を面ファスナーにより面接合止着すれば、例えば対象部材Pが関節用サポーターの如き場合であっても伸縮性部材30の伸びにより関節の曲げ伸ばし運動に大きな障害とはならないと共に、その収縮力により固定ベルト40に浮きや弛みが経時的に発生することを防止することができ、しかも当該伸縮性部材30の最大伸びは非伸縮性部材20の長さによって制限されるため、不必要な伸び遊びが生じず、固定ベルト40による強い固定圧迫作用が安定的に得られる。 【0011】 【発明の効果】本発明固定ベルト折り返し用リングの取り付け固定構造を用いれば、経時的に固定ベルトに浮きや弛みが生じることがないと共に、固定ベルトによる強い固定圧迫作用が安定的に得られるので、医療用サポーターや腰痛帯等、特に強く安定した抑制力が要求される分野に於て好適に使用される。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000228866 【氏名又は名称】日本シグマックス株式会社
|
| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月7日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】有賀 三幸 (外4名)
|
| 【公開番号】 |
特開平11−313846 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月16日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−124451 |
|