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【発明の名称】 人工補綴挿入器
【発明者】 【氏名】クリステル・ヴルフ

【氏名】グンナル・トレ・フリヴィク

【氏名】ジョン・アンドリュー・ストラー

【要約】 【課題】片手で簡単に操作できる人工補綴挿入器を提供する。

【解決手段】人工補綴と共に使用する人工補綴挿入器は、人工補綴が、骨の開口にセメントによって所定の位置に保持されるとともに、移植すべき人工補綴を固定し保持する取り付け手段4を備え、この取り付け手段4は、切断された骨に関して所定の位置に配置されるとき、人工補綴の位置および深さを制御する手段を有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 骨の開口にセメントによって所定の位置に保持される人工補綴と共に使用する人工補綴挿入器であって、移植すべき人工補綴を固定し保持する取り付け手段を備え、該取り付け手段は、切断された骨に関して所定の位置に配置されるとき、前記人工補綴の位置及び深さを制御する手段を有する人工補綴挿入器。
【請求項2】 密封手段に接触する圧力手段を有し、前記密封手段は、前記人工補綴が切断された骨に関して所定の位置に配置されたとき、骨の開口の口部分に人工補綴を包囲するセメントに圧力が逃げることを防止し、維持するために移植すべき人工補綴の外周の少なくとも一部を包囲する請求項1の人工補綴挿入器。
【請求項3】 前記密封手段及び前記セメントに圧力を維持するために前記密封手段に接触する手段を支持するようにされる請求項1の人工補綴挿入器。
【請求項4】 前記挿入すべき人工補綴の位置と深さを制御する手段は、弾性シールを有し、当該弾性シールは、前記セメントを圧縮するだけではなく、その形状によって、人工補綴の位置を制御し、その厚さによって人工補綴の深さを制御する請求項1,2又は3の人工補綴挿入器。
【請求項5】 前記密封手段は、前記圧力手段に固定される請求項1乃至4のいずれかの人工補綴挿入器。
【請求項6】 前記密封装置は、前記圧力手段から着脱可能である請求項1乃至4のいずれかの人工補綴挿入器。
【請求項7】 前記密封手段は、前記圧力手段には取り付けられない請求項1乃至4のいずれかの人工補綴挿入器。
【請求項8】 前記圧力手段は、前記挿入器の本体部分に支持されたバッキングプレートの形態である請求項5乃至7のいずれかの人工補綴挿入器。
【請求項9】 前記密封手段は、前記バッキングプレートに支持される請求項8の人工補綴挿入器。
【請求項10】 前記密封手段は、所定の位置にあるとき人工補綴を包囲するほぼ平坦なパッドの形態である請求項1乃至9のいずれかの人工補綴挿入器。
【請求項11】 前記圧力手段は、前記取り付け手段が外されたときに、圧力前記密封装置に維持することができるように取り付けられる請求項1乃至10のいずれかの人工補綴挿入器。
【請求項12】 取り付け手段から離れるように配置され、前記挿入器の挿入軸線に関して軸線方向及び角度の運動を防止するように人工補綴に係合する位置決め手段を含む請求項11の人工補綴挿入器。
【請求項13】 位置決め手段を再処理する解放手段を有する請求項12の人工補綴挿入器。
【請求項14】 前記取り付け手段を解放する解放手段を有する請求項12の人工補綴挿入器。
【請求項15】 前記取り付け手段及び位置決め手段の双方を解放するようにされいる解放手段を有する請求項12の人工補綴挿入器。
【請求項16】 前記解放手段は、片手で操作できる請求項13乃至15のいずれか1項の人工補綴挿入器。
【請求項17】 移植負荷は、前記挿入器に加えられ、取り付け装置を介して移植すべき人工補綴に伝達される請求項12の人工補綴挿入器。
【請求項18】 前記挿入器に加えられる移植負荷は、位置決め手段を介して移植すべき人工補綴に伝達される請求項12の人工補綴挿入器。
【請求項19】 前記取り付け手段は、移植すべき前記人工補綴のヘッド栓に取り付けられる請求項1乃至15のいずれか1項の人工補綴挿入器。
【請求項20】 前記取り付け手段は、移植すべき前記人工補綴のヘッド栓を包囲する形状の弾性アダプタと、前記弾性アダプタを把持する係合手段とを有する請求項19の人工補綴挿入器。
【請求項21】 前記弾性アダプタは、前記係合手段に配置された係合爪を有する請求項20の人工補綴挿入器。
【請求項22】 前記弾性アダプタは、移植すべき前記人工補綴のヘッド栓の下に係合するフランジと、前記コレットを所定の位置に配置する後退可能な手段とを有する請求項20の人工補綴挿入器。
【請求項23】 前記コレットは分割されている請求項22の人工補綴挿入器。
【請求項24】 前記後退可能な保持手段及び後退可能な位置決め手段を同時に作動させる作動手段を有する請求項22又は23の人工補綴挿入器。
【請求項25】 前記取り付け手段は、前記大腿骨要素のヘッド栓に取り付けられ、前記位置決め手段を受ける取り付け手段を有する請求項12乃至19のいずれか1項の人工補綴移植挿入器。
【請求項26】 前記取り付け素子は、挿入器に堅く取り付け手段を有する請求項25の人工補綴移植挿入器。
【請求項27】 前記取り付け素子は、前記人工補綴の栓と協働するような寸法のテーパソケットと、前記位置決め手段に隣接した前記挿入器の適当な部分と協働するテーパソケットとを有する請求項26の人工補綴移植挿入器【請求項28】 前記取り付け素子は、移植すべき大腿骨要素の近位肩部に係合するようにされる請求項10乃至12の人工補綴移植挿入器。
【請求項29】 前記取り付け素子は、合成プラスティック材料からつくられる請求項25乃至28のいずれかの人工補綴移植挿入器。
【請求項30】 前記合成プラスティック材料は、ポリカーボネートである請求項29の人工補綴移植挿入器。
【請求項31】 前記取り付け素子は、骨の所定の位置に配置されたとき人工補綴の位置及び深さを制御する手段を解放可能に取り付けられる手段を支持する請求項25乃至30の人工補綴移植挿入器。
【請求項32】 前記取り付け素子は、一対の支持体を備えており、前記支持体上に、前記人工補綴の位置及び深さを制御する手段が支持される請求項31の人工補綴移植挿入器。
【請求項33】 前記人工補綴の位置及び深さを制御するために前記手段の位置を調整する手段を有する請求項1乃至32のいずれかの人工補綴移植挿入器。
【請求項34】 前記人工補綴の位置及び深さを制御する手段は、前記人工補綴位置及び深さを制御する手段が適合されるとき、絞められるクランプによって提供される請求項32又は33の人工補綴移植挿入器。
【請求項35】 前記クランプは、前記支持体の間にクランプされる位置決め部材を有する請求項34の人工補綴移植挿入器。
【請求項36】 前記後退可能な位置決め手段は、移植すべき前記人工補綴で位置決め特徴部に係合する請求項12乃至35のいずれか1項の人工補綴移植挿入器。
【請求項37】 前記位置決め特徴部は、人工補綴の側面によって提供される請求項36の人工補綴移植挿入器。
【請求項38】 前記位置決め手段は、人工補綴の側面に係合する後退可能な二股に分かれた部分を有する請求項37の人工補綴移植挿入器。
【請求項39】 前記位置決め手段は、人工補綴の位置決め開口に係合する後退可能なピンを有する請求項36の人工補綴移植挿入器。
【請求項40】 挿入軸線に沿って伸びる本体部分と、ハンドルと、解放手段を作動するトリガを有する請求項12乃至39のいずれかの人工補綴移植挿入器。
【請求項41】 後退位置で前記着脱可能な位置決め手段を保持する手段を有する請求項13乃至40のいずれか1項の人工補綴移植挿入器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工補綴挿入器に関し、特に(但し、これには限定されない)大腿骨のステム人工補綴を挿入するために適用できる人工補綴挿入器に関する。
【0002】
【従来の技術】骨の空洞へある種の人工補綴を挿入するとき、骨の中の人工補綴の位置と深さを判断することは困難であり、これは特にカラーのないタイプの大腿骨の人工補綴を挿入するときは特に顕著である。
【0003】大腿骨ステム人工補綴が骨に準備されたソケットのセメント質に挿入されるとき、それを設定する間、セメント質に圧力を維持することは重要である。また、整列および深さにおいて意図した位置にステムを配置することは重要である。セメント質に圧力を維持するために、カラーレスステムは、一時的な近位シールを必要とする。
【0004】多数の種類の人工補綴挿入器があるが、通常、それらは、人工補綴を準備された開口に移植する際に外科医を補助するために人工補綴を保持するために使用される。
【0005】特に、ステムを損傷させずに全体の臀部人工補綴の大腿骨要素を把持するのは困難である。ネックの領域における大腿骨要素の損傷は、その要素の疲労寿命を減少させる要素がある。その損傷が割れ目を発生させることがあるからである。さらに、モジュラ(基準寸法)の差込み部(spigot)、すなわち、異なる寸法または形状のヘッドを差込み部に取り付けることのできるステム要素が損傷すると、ステム上の人工補綴大腿骨ヘッドの係合についての問題が生じることがある。そのため、ステムの差込み部およびネックの保護に使用するステム導入器具の多くの設計がある。
【0006】また、ステムに差込み部のみをクランプするような従来の設計においては、挿入器を差込み部にきつくクランプできるが、回転運動が生じることがある。回転運動は挿入中に害を及ぼし、不適切で不整合の挿入を生じさせる虞れがある。回転運動を阻止するように、差込み部をクランプするために使用される力を改善することも、差込み部の損傷を生じ易い。
【0007】多くの場合、ディンプルやくぼみのような特色構造(feature)をステムに設けて、ステム導入器具をこの構造に係合させ、導入器へのステムの固定取り付けを提供する必要があることが判明した。このような設計のステム導入器具では、普通、ステムと係合する取り付け素子を前進させることにより、ステム上への係合を達成する。従来の設計において、この前進方法では、医師がステムを固定するために両手を使って取り付け素子を前進させる必要があり、更に重要なことには、解放を行うのに両手を使う必要があった。両手の使用は、係合方法が複雑であることを意味し、セメント付けされるステムに対しては、ステム導入器具を係合解除する動作は、部分的に硬化したセメントマントルを崩壊させて、移植の長期間効果に害を及ぼす虞れがある。それ故、セメントマントルの妨害を最小限に押さえた状態でステムを片手で解放できる人工補綴挿入器具の設計を達成するのが望ましい。
【0008】本発明は種々のステム導入期とともに使用することができるが、片手で使用するとき、特に有効であり、それを挿入すべき人工補綴から除去することなく、挿入器の取り付け装置を解放することができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、人工補綴とともに使用する人工補綴挿入器において、前記人工補綴は、骨の開口にセメントによって所定の位置に保持されるとともに、移植すべき人工補綴を固定し保持する取り付け手段を備え、前記取り付け手段は、切断された骨に関して所定の位置に配置されるとき、人工補綴の位置および深さを制御する手段を有する好ましくは、挿入器は、密封手段に接触する圧力手段を有し、前記密封手段は、前記人工補綴が切断された骨に関して所定の位置に配置されたとき、骨の開口の口部分に人工補綴を包囲するセメントに圧力が逃げることを防止し、維持するために移植すべき人工補綴の外周の少なくとも一部を包囲する。
【0010】また、挿入器は、密封手段および前記セメントに圧力を維持するために前記密封手段に接触する手段を支持するもし、この密封手段が挿入器に取り付けられ、ソケットの開口部で切断された骨に対応する方法に整列される場合には、当該弾性シールは、前記セメントを圧縮するだけではなく、それが切断された骨と結合されるときステム位置を制御する。弾性シールの異なる厚さによって、ステムの挿入厚さが制御される。
【0011】1つの好ましい実施例において、密封手段は、前記圧力手段に固定されるが、他の好ましい実施例において、密封装置は、圧力手段から着脱可能である。
【0012】他の好ましい実施例において、密封手段は、前記圧力手段には取り付けられない。
【0013】好ましくは、圧力手段は、前記挿入器の本体部分に支持されたバッキングプレートの形態であり、密封手段は、前記バッキングプレートに支持されている。
【0014】密封手段は所定の位置にあるとき人工補綴を包囲するほぼ平坦なパッドの形態である。
【0015】圧力手段は、前記取り付け手段が外されたときに、圧力前記密封装置に維持することができるように取り付けられる。これにより、外科医が取り付け手段を取り外すことができるが、挿入器を通してセメントに圧力を維持することができる。
【0016】好ましい構造において、挿入器は、取り付け手段から離れるように配置された位置決め手段を含み、取り付け手段または位置決め手段またはその双方を解放するように配置された解放手段および前記挿入器の挿入軸線に関して軸線方向および角度の運動を防止するように人工補綴に係合する。
【0017】この解放手段は片手で操作できる。構造は、挿入器に加えられる移植負荷が取り付け装置を介して移植すべき人工補綴に伝達されるように構成され、別の例として、構造は、挿入器に加えられる移植負荷が後退可能な位置決め手段を介して移植すべき人工補綴に伝達されるようにすることもできる。
【0018】取り付け手段は、挿入すべき大腿骨要素のヘッド差込み部に取り付けられており、移植すべき前記人工補綴のヘッド差込み部を包囲する形状の弾性アダプタと、前記弾性アダプタを把持する係合手段とを有する。
【0019】弾性アダプタは、係合手段に配置された係合爪を有する。他の実施例において、取り付け手段は、大腿骨要素のヘッド差込み部に取り付けられ、前記位置決め手段を受ける取り付け手段を有する。
【0020】取り付け素子は、挿入器に堅く取り付ける手段を有し、取り付け素子は、人工補綴の差込み部と協働するような寸法のテーパソケットと、位置決め手段に隣接した前記挿入器の適当な部分と協働するテーパソケットとを有する。
【0021】取り付け素子は、移植すべき大腿骨要素の近位肩部に係合するようになっているかそれは、そこから離れている。
【0022】前記素子は適当な材料からつくることができ、例えば、ポリカーボネートのような合成プラスティック材料でつくられる。
【0023】従来の構造において、取り付け素子は、骨の所定の位置に配置されたとき人工補綴の位置および深さを制御する手段を解放可能に取り付けられる手段を支持する。この構成によれば、取り付け素子は、一対の支持体を備えており、前記支持体上に、前記人工補綴の位置および深さを制御する手段が支持されている。
【0024】人工補綴挿入器は、人工補綴の位置および深さを制御するために前記手段の位置を調整する手段を有し、上述したような取り付け素子を使用するとき、人工補綴の位置および深さを制御する手段は、前記人工補綴位置および深さを制御する手段が適合されるとき、絞められるクランプによって提供される。
【0025】クランプは、支持体の間にクランプされる位置決め部材を有する。他の構造において、弾性アダプタは、移植すべき人工補綴のヘッド差込み部の下に係合するフランジと、コレットを所定の位置に保持する手段とを有するコレットの形であり、所望ならばコレットは分割される。
【0026】この構成によって、作動手段は、着脱可能なコレット手段と、着脱可能な位置決め手段とを同時に作動する作動手段が含まれる。
【0027】着脱可能な位置決め手段は、移植すべき人工補綴で位置決め特徴部に係合する。
【0028】このような位置決め特徴部は、人工補綴の側面によって提供される。この構成によれば、位置決め手段は、人工補綴の側面に係合する後退可能な二股に分かれた部分を有する。
【0029】別の例として、または追加の例として、位置決め手段は、人工補綴の位置決め開口に係合する後退可能なピンを有する。
【0030】本装置は、挿入軸線に沿って伸びる本体部分と、ハンドルと、後退可能な位置ぎめ手段を作動させるトリガを有する。
【0031】解放可能な位置決め手段は、回転を防止するために、人工補綴を所定の位置に固定するように作用し、装置は、接続部分をすべて取り外すように作用する作動トリガの簡単な動作によって挿入されるとき、人工補綴から容易に除去することができる。
【0032】したがって、この構成によれば、取り付け手段を解放することができるが、圧力が移植部分および密封手段に連続して加えられるように、移植部分の所定の位置に挿入器を保持することができる。
【0033】上述した従来の構造において、弾性アダプタは、爪を有し、動作は、一回の操作である。なぜならば、この位置決め手段は、引くことができ、取り付け手段は、簡単に分解することができるからである。
【0034】所望ならば、装置は、解放可能な位置決め手段を引っ込み位置に保持し、取り外しを補助する。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0036】図1ないし図5に示すように、本発明による人工補綴挿入器は、長手方向の軸線を備え、点線で指示された挿入軸線である主本体要素1を有する。主本体要素1は、クランク形状の延長部3を含み、この延長部3に鎖線5によって指示される大腿骨人工補綴要素を保持する取り付け手段4が取り付けられている。主本体要素1は、円筒形支持体6を有し、この円筒形支持体6の上に円筒形支持体6に取り付けられるスライディングカラー8に対する圧力ばね7が支持されている。カラー8には円周方向の溝9が設けられており、作動ロッド10に接続されている。
【0037】ばね7は、ケーシング11内に収容されており、ケーシング11は、円筒形支持体6に支持することができるように円筒形穴12を有し、この支持体の端部は、矩形の断面部分33と、ねじ山延長部33aとを有し、このねじ山延長部33aには、回転可能な位置決めディスク13とねじが形成あれた固定ノブ14とを有する。穴12の端部は、支持体6の矩形の断面部分33に配置される矩形の断面である。
【0038】ケーシング11の下方部分は延長され、ハンドル15を形成し、トリガ17を包囲するようにハンドルとケーシングの主部分との間にガイドスロット16が設けられる。このトリガは、直立したアバットメント18を有し、このアバットメント18は、環状溝9に配置され、延長部19を備えており、この延長部19は、ディスク13の外周に設けられた開口20に適合される。
【0039】ハンドル15から間隔をおいたロッド10の端部は、延長部3の突出ボス部分21に配置された延長ボア31に案内され、ロッド10の外端22は、この例において、先端が切られた円錐形の形をしており、人工補綴5の位置決め開口23の形の位置決め特徴部分に緊密に適合される。
【0040】異なる寸法または形状へッドが差込み部24に適合されるステム要素である人工補綴はモジュラー設計である。
【0041】差込み部に損傷を与えることを防止するために、図4および図5に示されるアダプタ25が設けられている。このアダプタは、適当な材料からつくられ、例えば、金属、弾性ポリカーボネートのようなプラスティック材料からつくられ、開口27を提供するように一方の側が分割されているカラー26の形態である。図5に示すように、一対の爪28が開口27の各側に延びており、それらの外面29は面取りされている。
【0042】カラーの内側の穴30は、それが圧力ばめされ、材料の自然の弾性でカラーを所定の位置に配置することができるようにテーパを有する差込み部24の外周よりわずかに小さい。
【0043】取り付け手段4は、図2に最もよく示すようにほぼ矩形のトレイの形である。このトレイは、3つの直立した側壁34を有し、その上方部分は35で面取りされている。残りの側面は、バー36から離れており、このバー36は、2つの平行な側壁34の間に延びており、その開口37の下を出て、トレイの平坦なフロア38に出る。
【0044】トレイのベースの角度は、挿入すべき人工補綴のステムに対してネックの角度において適当である。
【0045】挿入すべき大腿骨の要素をカラー25に取り付けるために、カラー25が差込み部24上に配置される。次に爪28はトレイに押され、それらが開口部37に延長されるようにバー36の周りで回転される。爪の寸法およびそれらの前面からカラー25の外周までの距離は、大腿骨の要素とともにカラーがバー36と室35の下の壁の部分内の対向端壁34との間に固定されるように配置される。さらに、平行な壁34の間の幅と面取り面29と2つの平行な壁35に関して爪の壁の残りの部分との間の距離は、大腿骨要素の差込み部がきつくクランプされるようにカラーのギャップを閉鎖する収縮傾向があるように配置される。
【0046】取り付け手段に配置された大腿骨要素によれば、参照符号40によって指示される大腿骨要素の中心線および挿入器のチェインライン2は軸線方向に整列することが分かった。説明したこの構造において、整列はわずかに移動するが、移動または整列は、所望のようにできる。
【0047】もし、これが挿入器に人工補綴を保持する手段のみである場合には、クランピング効果にもかかわらず、差込み部がコレットで回転する可能性がある。しかしながら、本発明は、人工補綴の肩部に位置決め開口23の形の位置決め特徴部分を備えている。人工補綴が取り付け手段に回転するとき、トリガ18は、後退し、ばね7を圧縮し、ロッド10を後方に移動させる。固定ピンが所定位置にあるとき、トリガを解放することができ、わずかな動きによって係合固定ピンを所定の位置に移動することができる。よって、人工補綴は、取り付け手段4によって保持され、ピン10によって提供された後退可能な位置決め手段は取り付け手段から間隔をおいた点で人工補綴に係合し、挿入器の挿入軸線2に関して軸線方向および角度的な動きを防止する。
【0048】ピン10は、位置決め開口23に偏寄されるので、医師によって下方への挿入負荷は、人工補綴が移植される間、ロッド10によって支持されないが、人工補綴の肩部に当接するボス21の端部32によって支持され、クランクステム3によって一部が支持され、これは、取り付け手段4を通して人工補綴に負荷が伝達される。ピン10は、単に軸線方向および傾斜運動を防止するように作用する。
【0049】一旦、外科医は、挿入を完了し、セメントに負荷を提供すると、挿入器は片手によって、単にトリガを作動させ、ロッド10を位置決め開口23から取り外し、位置決め手段を解放し、挿入器をピン36の周りで挿入器を回転することによって、移植された人工補綴を妨害することなく、両手を使用することなく取り付け手段が解放される。
【0050】図6,7,8は、位置決め手段を提供するために種々の代替構造を示し、これは、この明細書で説明したいずれの構造にも使用することができる。よって、図6は、ロッドの端部がシングルテーパ42と、人工補綴5のほぼ成形された開口とかみあう丸い端部43とを有する。
【0051】図7は、ロッドの端部が人工補綴5の適当な開口部を備えた円形状44を有する構造を示し、図8は、ロッド10の端部が二つに別れたヘッド45を備え、これは、人工補綴5の肩部46上に適合する形状および寸法である。この場合、位置決めの特徴部分は、人工補綴の側面47および48によって形成される。
【0052】クランクの延長部3に関してハンドル15の傾斜位置が支持体6の正方形の断面部分33にそれを再び配置することによって交換することができる。異なる角度部分に対してハンドルを回転するために、固定ノブ14は、それを巻き戻すことによって、ケーシング11を支持体6に関して十分に移動させ、矩形部分から外す。このハンドルは、所望の角度位置に移動され、ロックノブ14によって所定の位置に連続してクランプされる。
【0053】また、挿入器は、密封装置51に対して当接する圧力手段50を備えている。この密封手段51は、人工補綴が所定の位置に配置されたとき、骨の開口の口で人工補綴を包囲するセメント(図示せず)に圧力が逃げるのを防止し、それを維持するように移植すべき人工補綴5の外周の少なくとも一部を包囲するようになっている。患者の大腿骨は、参照符号52によって指示されており、弾性材料の平坦なパッドの形態である密封装置は、大腿骨の一部が切除された端面53を押し、人工補綴5の周りにシールを形成する。図3で分かるように、圧力手段50は、中央スロット55を有するU形状のプレート54の形態である。この合成プレートは、傾斜した支持支柱56によってボス21に保持され、さらに支柱57によってクランク延長部3の端部に保持される。これらの支柱および圧力プレートは、図面に示す構成をさらに明瞭に示すために図2には示されない。圧力プレート54は、シールの場所を提供するためにシール53に面する表面に隆起した側壁58を有する。
【0054】パッド53の形のシールは、圧力手段として平面で同じ形状であり、参照符号59に示すようにスロット55の長さに等しい長さの部分に沿って分割している。パッド53は、例えば、のりによって圧力プレート54に固定することができるか、またはそれが容易に交換することができるように側壁58によって単に配置することができる。もし所望ならば、それは、圧力プレートに取り付けられることはない。よって、それを所定の位置に配置されることはなく、プレートが外科医によって圧力が加えられるとき、プレートがそれに適用される。
【0055】図示した構造は、挿入された人工補綴の周りでセメントを密封し、加圧するためにのも使用されるのではなく、大腿骨のネックが正確に切開されたとき、人工補綴ステムの位置を制御するために使用される。シールは、ネックの周りの開口からセンントが逃げることを防止し、セメントの加圧を補助し、切開された大腿骨の次の弾性シールの異なる厚さを使用することによって人工補綴の挿入の意図した府かあが達成できる。したがって弾性シールは、骨の人工補綴の位置と深さを制御する手段として作用することができる。
【0056】挿入器にステムを配置するとき、それはスロット55の下に摺動し、スロット59は、人工補綴の側面の周りにきつい適合を維持する。
【0057】人工補綴が挿入されたとき、所望ならば、外科医はトリガ17を作動するが、挿入器を使用して挿入軸線に沿って単に押し続けることによってセメントに圧力を維持し、移植した人工補綴の周囲の大部分に強い圧力を維持することができる。挿入器は、上述したような方法で人工補綴から取り外すことができる。
【0058】図9ないし図14は、スプリットコレットの形に差込み部アダプタを所定の位置に保持するために後退可能な手段が含まれ、後退可能な差込み部アダプタ保持手段および後退可能な位置決め手段を同時に作動させる作動手段が含まれる本発明の他の構造を示す。
【0059】この構造において、装置は、摺動ロッド101が取り付けられる開放したフレーム本体100を有する。挿入軸線を構成するロッド101の軸線は、参照符号102によって支持される。ロッドは、固定されるように取り付けられるカラー103を支持しており、その一方の側には、圧縮ばね104が配置されており、その他端は、ロッドが図面で見て右の方向に偏寄されるように主本体100のフレームに接触している。カラー103の他の側には短いばね105がゆるく取り付けられており、その動作は以下に説明する。
【0060】また、第3の圧縮ばね106がロッドに支持され、その一端がフレーム部材107に対して接触し、その他端がアクチュエータ108に対して作用し、アクチュエータ108はロッドに支持され、プレートの形態であり、その上端には、スロット109が設けられ、このスロット109は本体フレームの上方部分のガイド110に沿ってスライドすることができる。第1の作動トリガ113は、ピボット114によって下方フレーム112に支持されている。第1のトリガ113の下方部分は、作動レバー115として形成され、上方部分116は、アクチュエータ108の下方部分に係合するように構成される。
【0061】フレーム112の下方部分の延長部は、ハンドル117を形成する形状であり、このハンドル117上には第2の作動レバー118が回転し、その上方部分は、固定部材120の下方部分に係合するフック119の形である。この固定部材はロッド101に自由に取り付けられ、上方部分は、ヨーク121が設けられ、ヨーク121は、主本体100に保持リッジ122の双方の側面に係合する。
【0062】ロッド101が通過する後方のフレーム部材124と固定部材120の間のロッド101に第4の圧縮ばね123が支持されている。
【0063】ロッド101は、管状の延長部分125を貫通し、位置決め手段を提供する位置決めピン126として現れる。
【0064】延長部125の端部にブラケット127が支持されており、取り付け手段の部分を形成するソケットを有する。
【0065】取り付け手段の構成は、図10および図11にはっきりと示されている。ソケット128の側面は、切断されてスロット129が形成され、このスロット129は、ブラケット127に延びており、参照符号130によって指示されるように円筒形延長部125に延びている。
【0066】コレット保持手段はスロット129に配置され、ピン132によって回転される平坦な固定プレート131によってコレットロックの形で提供される。固定プレートは、符号133で二つに別れ、ロッド101の小径部分134の各側を通過する一対のアームを提供する。小径部分134は、一端が当接リッジ135で終了しており、他端で図10にもっともはっきりと示すように拡径部分136で終結している。また、固定プレート131は、(図10に最もはっきり示す)拡径面138および係合壁140を備えている固定フック137を支持している。
【0067】ソケット128は、図12,13及び図14に示す種類のスプリットコレットを受ける寸法である。
【0068】このコレットは、2つのコレット部分66および67を含み、これらは、弾性プラスティック材料、例えば、ポリプロピレンでつくられている。部分66,67の各々は、ほぼ半円形であり、上壁68によって設けられた閉鎖端部と半円形のキャビティ69とを有する。キャビティは、図9,10および図11に示すモジュラ型の人工補綴72のネック70およびヘッド71に対応する形状である。コレット部分67は一方の側に平坦部分73を有し、図面から分かるように、コレット部分の各々は、差込み部の全周の半分の周りには延びていないが、それらの間に空隙74を残す。コレットおよびソケット128は、コレットおよび差込み部が圧力ばめでソケットに押し込まれ、これは差込み部を所定の位置にしっかりと固定し、保持するには十分であるが、差込み部およびコレットを容易に引くことができる。
【0069】ロッド101の成形された端部126は、図1に示す構造と同様の方法で人工補綴72の肩部の位置決め開口に係合するが、この構造において、人工補綴の軸線79とは軸線方向には整列しないが、所望である場合には整列することが図9から分かる。
【0070】図9,10および11において、位置決めピン126および固定プレート131の双方は、人工補綴が挿入器に取り付けられるとき、それらがとる後退位置にある位置で示され、すなわち、差込み部13は、ソケット128の所定の位置に配置されるが、位置決めピン126は、移植部分の肩部には配置されていない。この位置において、ロッド101は、本体部分100の右手位置にあり、第1の圧縮ばね104は圧縮されない。また、固定プレートの2つに別れた部分133は、ロッド101の当接隆起部にあり、固定フック137の係合面は、ソケット128の端部でクリヤである。
【0071】図9において、第2のばね105がロッド101で自由な後退位置において、第3のばね106は圧縮されず、トリガ113に対してプレート108を保持している。第4のばね123は、固定部材120に対して作用している。
【0072】固定部材120の開口は。作動ロッドの直径よりわずかに大きい。なぜならば、ばね123は、レバーをフレーム部材124から離れるようにレバーを押すからである。レバーは、開口がロッド101に対してつまり、動きをとめるように保持隆起部122の周りに回転する傾向がある。第2の作動レバー118が作動するとき、それが回転し、フック119は、それがばね123の作動に対して回転し、ロッド101を自由にするように固定レバーの下端に対して押す。ロッドが固定部材から自由にされることによって、圧縮ばね104は圧縮されたとき、カラー103に対して作動ロッド101を図9に示すように右に、後退位置に押すように作動させる。この位置は、ロッド101が固定プレートの二つに別れた端部133に係合するときに、拡径部分136によって決定され、これは、フック137および係合壁140がソケット128から出る後退位置まで固定プレートを経典するだけでなく、ロッド101の後退運動を保持するように作用する。図面において、ロッドは、二つに分かれた部分133に係合っしている当接隆起部分135が固定プレートに作用する準備をし、その固定プレートを固定位置に回転するようにこの位置から右に移動される。
【0073】アクチュエータプレート108は、それが、トリガ113の作動によって傾斜することができるが、ロッド101に固定し、第3のばね106の作動に対して移動するように作用する。よって、トリガは、作動プレートを移動させ、寸動(inching)運動として位置決めピン126が人工補綴72の位置決め開口50に係合することができる作動位置にロッドを前進させる1つまたは分離運動を提供する。トリガの各運動の後に、トリガを緩和されるときに、第3のばね106は、プレートがロッド101の位置に無関係にトリガを使用した後この位置に戻るように図9の位置に戻るまで作動プレートを押す。また、このロッド101の動きは、当接隆起部135を固定ピン131に係合させ、それを固定位置まで回転させ、フック137は重なり、コレットの端部に係合し、それを所定位置に保持する。それは、係合壁140をソケットの全体の曲率まで、わずかに拡張して、コレット部分68に平坦部分73に係合し、コレットを圧縮し、それをソケット128の所定の位置にしっかりと保持する。
【0074】図9,10および図11に示す挿入器を使用するために、2つの部分のコレット68は、人工補綴のネックおよびテーパを有する差込み部の所定の位置に配置される。図面に示すように、後退位置にロッド101があることによって、コレットおよび人工補綴は、ソケット128に挿入される。第1のトリガ113は、ロッド101をその作動位置に移動するように作動し、位置決めピンは、人工補綴の肩部の位置決め開口23に入り、フック137は、コレットの端部に係合し、同時に、コレットをわずかに圧縮してそれをソケットにしっかりと保持する。人工補綴は、ハンドルを保持した外科医によって挿入され、挿入が一旦完了すると、挿入器は、挿入器は、レバー118を作動することによって手によて除去され、このレバー118は、コレットに作動する固定フック137および壁140によって提供される位置決め手段および取り付け手段の双方を解放する。これらの解放によって、挿入器は容易に除去され、全体の動作が一方の手によって実行される。
【0075】この構造において、また挿入器は図1および図3に示すものと同様の圧力手段を備え、同様の部品を画定するために同じ参照符号が使用される。密封手段51に接触する圧力手段50は、移植すべき人工補綴72の外周の少なくとも位置部分を包囲するように人工補綴が所定の位置に配置されたとき、穴の開口の口部分で人工補綴を包囲するセメント(図示せず)に圧力が逃げることおよび維持することを防止する。患者の大腿骨は、参照符号52によって支持され、それは、弾性材料の平坦なパッドの形である密封手段は、例えば、ポリウレタンフォームが人工補綴72の周りに密封を形成するように人工補綴の切断された端面に対して接触することができる。圧力手段50は、図3に示す形態であり、中央スロット55を有するU形状プレート54を有する。この剛性のプレートは、延長部125に対して傾斜した支持支柱56によって、支柱57によってブラケット127に保持される。
【0076】パッド51の形のシールは、スロット55の長さに等しい長さの一部に沿って圧力手段と平面において同じ形状であり、参照符号59で指示されるように分割されている。
【0077】挿入器に人工補綴を配置するとき、それはスロット55を下に摺動させ、スロット59は、人工補綴の側面の周りにきつい適合を維持する。
【0078】人工補綴が挿入されるとき、外科医は、第2のトリガ118を作動させ、取り付け位置決め手段を解放するが、挿入器を使用して挿入軸線に沿ってそれ自身を単に押し続けることによって大部分の移植体の周りで安定した圧力を維持することができる。
【0079】取り付けおよび位置決め手段が解放されるので、セメントの圧力を維持することができ、骨のセメントの人工補綴の場所を妨害する可能性がある。
【0080】この挿入器は、ソケット128から差込み部およびコレットを単に引き出すことによって、続いて分割したコレットを除去することによって挿入された人工日轍から挿入器を分離することができる。
【0081】繰り返しになるが、取り外しは片手で行うことができる。図15は、図9ないし図11に示すものと同様の本発明による他の構造を示すが、位置決め手段は後退しない。同じ参照符号は、図9ないし図11に示すものと同様の部品を指示するために使用され、図12ないし図13に示す部品と同様のスプリットコレットが使用される。
【0082】この構造において、ロッド101は溝150を備えており、ロッドの外端151は、ハウジング153に設けられたブラインド穴152に支持されている。このハウジングは、管状の延長部125の外端に参照符号154でねじがねじこまれている。
【0083】ハウジングは、人工補綴の位置決め開口23に係合する形状の位置決めピン155を提供する。この位置決め手段の形状は、図6,7および8に示す形態であることは理解できよう。
【0084】この構造によって、アームのついを提供する固定プレートの二股に分かれた部分133は、溝150に係合し、溝の一方の側によって形成される当接隆起部分135によって作動される。第2の当接隆起部分156は、溝の他の側によって提供される。
【0085】トリガ113および117は、図9ないし図11に関して説明したものと同様の方法で作動されるが、ロッド101が前進したとき、固定プレート131上で作動し、ロッド101の外端151は、ブラインド穴152内で摺動することが分かる。固定プレート131の後退は、図9ないし図11で示される構造の動作と同様に達成されるが、この場合、第2の当接隆起部156は二股に分かれた部分133に体して作用し、固定プレート131をその後退位置に移動させる。
【0086】この構造は、図9ないし図11に関して説明したものと同様の方法で使用されるが、この場合、位置決めピン155によって提供された位置決めピンは、所定の位置に押され、トリガ113は、差込み部を取り付け手段に固定するように作動する。挿入器を除去するために、トリガ118は、挿入器を除去することができるように固定プレート131を解放するように作動する。
【0087】すべての動作が片手で実行されること、およびこの構造が、解放手段が位置決め手段にのみ作用する装置を示すことが理解されるであろう。
【0088】例えば、図6,7および図8に示すように、位置決め手段の種々の形態を使用することができるが、他の形態も等しく有効である。例えば、本装置は、挿入すべき人工補綴の1つの側壁にのみ係合する位置決め手段を使用することができ、差込み部の周りで双方に人工補綴の回転を有効に防止するために十分な長さを有する平面を使用する。
【0089】図16ないし図19に示す構造において、本発明による他の人工補綴は、人工補綴ホルダを有し、この人工補綴ホルダは、挿入軸線と同軸の長手方向軸線を有する管状の主本体要素201を有し、この遠位端は、固定ねじ215によって固定され、このねじは、小径部分216の一部分で作動ハンドルに接触する。ハンドル202は、回転レバー203を包囲し、この回転レバー203は、ピボット214の周りで回転し、その一端部分が挿入軸線に沿って移動することができる作動ロッド204の一端に当接する。作動ロッド204は、穴の主本体要素201と同軸に取り付けられ、作動ロッド204の遠位端と主本体201の遠位端との間にロッド204を休止位置に偏寄するばね205が設けられている。作動ロッドアーム204の近位端は、大腿骨の人工補綴207への制限された挿入において小径部の鋭い端部206を有する。主本体要素201の近位端は、取り付け要素209のテーパソケット210に挿入されるとき、テーパ効果を生じるようにテーパ平坦部208を有し、この平坦部は、取り付け要素209内の主本体のねじれ運動を妨げる。
【0090】テーパソケット210は、作動ロッド204の完全な通路を可能にしながら、主本体要素の制限された入口が可能になる。また、取り付け要素209は、追加のテーオアソケット211を有し、このソケット211は、それらとともに協働し、それらの上にしっかりと配置するために大腿骨の人工補綴207の傾斜差込み部に適合される。
【0091】係合したとき、もし組立体全体が剛性に保持されるように、作動ロッド204の成形端部を位置決めするために人工補綴の係合特徴部213が設けられる。
【0092】この構造によれば、また取り付けエレメント209は、この明細書で説明した従来の構造に関する説明と同様に圧力手段250を支持する。この密封手段は、人工補綴を所定の位置に配置したとき、骨の開口の口部分で人工補綴を包囲するセメント(図示せず)の圧力を逃がし、それを維持することを防止するために人工補綴207の外周の少なくとも部分を包囲するようになっている。密封装置は、弾性材料、例えば、ポリウレタンフォームの平坦なパッドの形である。圧力手段250は、中央スロット255を有するU形状のプレート254である。この剛性プレートは、取り付け素子209と一体の支持体を提供する傾斜支持支柱256によって保持される。それが切断した骨に関して所定の位置に配置されたとき、人工補綴の位置および深さを制御する手段として作用することは理解できよう。取り付け素子209は、従来の材料、例えば、ポリカーボネートのような合成プラスティック材料からつくられる。
【0093】パッド253の形であるシールの構造は、図1に示す構造に関して説明したものと同様の構造であり、もし所望ならば、側壁(図示せず)は、上述したものを提供できる。
【0094】部品は、最初に大腿骨の要素209のテーパソケット211に人工補綴207のテーパ差込み部212に挿入することによって、次に、管状の主本体要素のテーパ端部208を取り付け要素209のテーパソケット210および作動ロッド204の鋭い端部206におよび人工補綴207の係合特徴部分213にしっかりと挿入することによって組み立てられる。
【0095】大腿骨の人工補綴207を解放するために、回転レバー203は、ピボット214の周りで回転し、このピボット214は、レバーの一端を作動ロッドの遠位端に接触させる。これは、ばね205を圧縮し、作動ロッド204を管状の主本体要素201内で移動させることができる。作動ロッド204の鋭い端部206は、大腿骨の人工補綴207に接触するようにし、管状の主本体要素201を取り付け要素209から解放し、取り付け素子209を大腿骨人工補綴207のテーパ差込み部212から解放される。
【0096】図20および図21は、取り付け素子の2つの部分の構造を示す。この構造において、同じ参照符号は図16ないし図19に示すものと同じ部品を示すために使用されるが、この構成において、テーパソケット210および211は、可撓性のわずかな量を有するブリッジ231によって相互に接続される。よって、部品が組み立てられ、人工補綴207の所定の位置にあるとき、わずかな量のたわには、ソケット210を提供する部分の前面が人工補綴の肩部に対して接触することができるようにし、ロッド204が解放されて移動されたとき、解放を容易にする。
【0097】図20および図21に示す構造は、それが取り外し可能なU形状の圧力プレート234の形に挿入され、プレート234は図16ないし図19に示す構造に関して上述したような圧力プレート254と同様の形状であるとき、接続手段が人工補綴の位置および深さを制御する接続手段を可能にすることができる一対の間隔をおいた支持体233を備えている。しかしながら、このプレート234は、各々が溝236を備えた一対の間隔をおいたレール235を支持している。支持体233の各々は、リップ237を有し、このリップは、支持体233が互いに向かって圧縮されるとき、溝236に摺動し、溝236に摩擦グリップをつくる。このグリップは、プレート234を所定の位置に保持するために十分であり、必要である場合には停止部分(図示せず)が提供される。
【0098】この構造は、上述したものと同じ方法で使用することができる。図21は、参照符号240で示される取り付け要素の他の構造であり、これは、図20および図21で示されたものと同様であるが、ソケット210の閉鎖端部が削除されている。よって、ソケットは、主本体要素201の端部がそれを通過し、人工補綴212の肩部に直接係合するようにテーパ穴241と交換される。ある要求において、主本体成分201を通してハンドルによって加えられる軸線方向の力が人工補綴の肩部に直接転移されるというこの構造に関する利点がある。固定および取り外しのために、装置は、他の構造に関して説明したものと同様に方法で作動する。
【0099】図23は、図20および図21に示すものと同様の構造を示し、もし所望ならば、図22は、この構成において、圧力プレートの位置を調整することによって、人工補綴の位置および深さを制御するために装置の位置を調整する手段が提供される。
【0100】取り付け素子は、ブリッジ231によって相互に接続されるテーパソケットを有し、この構造において、テーパソケット211は、わずかに隆起したリム261を有するボス260に設けられている。ボスは取り付けクリップ262と協働する寸法であり、取り付けクリップ262は、湾曲した内面264を有する一対の間隔を置いた支持体263を有する。これらの内面は、のこぎり刃265を備えている。クリップの他端は、参照符号266によって支持されるような円筒形であり、端部開口267を有する。支持部分263の端部の各々は、係合縁部268を支持している。
【0101】この構造を組み立てるためにクリップ262は、ボス上に押され、リム261はのこぎり刃に係合する。プレート234は、図20に関して説明したものと同様の方法で隆起部に接続される。図20および支持体263の端部のレール235のスクイーズ効果は、ボス260の所望の位置に支持体をクリップするために作用し、支持体の圧縮効果は、クランプとして作用する。よって、圧力プレート234の位置は、調整することができ、外科医によって署も得な位置に設定される。ボス260およびそのリム261は、プレート234の位置決め部材として作用する。
【0102】本装置は、他の図面に関して上述したような方法で使用することができる。
【出願人】 【識別番号】596124760
【氏名又は名称】ベノワスト・ジラール・エ・コンパニー
【氏名又は名称原語表記】BENOIST GIRARD & Cie
【出願日】 平成11年(1999)3月2日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】社本 一夫 (外5名)
【公開番号】 特開平11−313842
【公開日】 平成11年(1999)11月16日
【出願番号】 特願平11−54675