| 【発明の名称】 |
自力応急手当用綿棒保持具 |
| 【発明者】 |
【氏名】下阪 節子
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| 【要約】 |
【課題】独力で他人の手を借りず手の届かない箇所(背中)の外用処置や疼み止めの手当てができる綿棒と孫の手が任意に使える伸縮自在の用具にして、旅行、出張、家庭でも携行や保管に支障のない安全、清潔、軽量、省力化などの諸効果を目標に親切設計を試みる.
【解決手段】伸縮自在で延伸時は制止する把手Hの一側に、綿棒Aが把手に対し傾斜方向に挿脱できる曲杆26を螺着し、他側に指形片つきキャップ7を着脱自在に螺着した。また、把手の一側に綿棒が挿脱できる指形曲杆を、他側には蓋をともに着脱自在に螺着した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】伸縮自在で延伸時は制止する把手の一側に、綿棒が把手に対し傾斜方向に挿脱できる曲杆を螺着し、他側に指形片つきキャップを着脱自在に螺着したことを特徴とする自力応急手当用綿棒保持具。 【請求項2】把手の一側に綿棒が挿脱できる指形曲杆を、他側には蓋をともに着脱自在に螺着してなる請求項1記載の自力応急手当用綿棒保持具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、手の届かない人体の背中に生じた発疹や害虫などによる疼みの応急手当に、自力で局所摩擦や塗薬などの処置ができる伸縮自在の綿棒保持具に関するものである。 【0002】 【従来技術】従来、背中掻き(孫の手)は古来より慣用されている常備品の一つとして重宝されてきたが、所詮局所を自力で摩擦して一時的に疼みを緩和することはできても塗薬まではできず、かつ長尺のため旅行や出張などには携行に不便で使用上の制約が難点となっていた。したがって、手の届かない背中における発疹や出物などの手当に際し、特に塗薬となると、他人の手を借りないと処置ができず問題点となっていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】不測に発生した疼みや腫れ物などの位置が手の届かない箇所(背中)では、他人の手を借りるか、孫の手のような長尺棒に頼らないと患部の手当ができないうえ、塗薬となると独力では到底処置できない不備となっていた。また、老人性皮膚病の慢性疾患者の旅行や外出(遠出)の場合、応急手当用に孫の手を携行するのは、少からぬ抵抗があり他人の介護が必要となって周辺の人に迷惑をかけていたので、携行に支障なく、かつ独力で躯のどの部分でも外用手当ができる応急用具の開発が要望課題となっていた。 【0004】 【発明の目的】独力で、他人の手を借りず手の届かない箇所に外用処置や疼み止めの手当ができるよう、綿棒と指形片(孫の手)などが任意に使用できる伸縮自在の用具にして、旅行、出張、家庭でも携行や保管に嵩張らないような配慮のもと、安全、堅牢 廉価、清潔、省力などの諸効果が得られることを目標に親切設計を試みた. 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明における自力応急手当用保持具は、伸縮自在で延伸時は制止する把手の一側に、綿棒が把手に対し傾斜方向に挿脱できる曲杆を螺着し、他側に指形片つきキャップを着脱自在に螺着したものである。上記手段において、把手の一側に綿棒が挿脱できる指形曲杆を、他側には蓋をともに着脱自在に螺着してなる実施の態様を有する。 【0006】 【作用】本発明の自力応急手当用保持具は、常時は縮小して携行や保管に備えているが、延伸して手の届かない箇所の手当を独力で行えることが究極のメリットである。延伸手段は、基筒を握り収縮状態に挿入された最も細径の直杆に螺着された曲杆を引張れば、直杆は摺接する中間筒の縮径孔より基筒外に延伸し、直杆端部の円錐部が中間筒のテーパー孔に当接するが、牽引力が続いているため前記円錐部がスリットにより二つ割れしているため、内方に若干傾動し前記テーパー孔に喰いつくように圧接し、強力な摩擦力が発生の直杆は中間筒に緊合状に係止する。そして、中間筒も直杆に追動し、その円錐部が基筒内のテーパー孔に強く圧接して緊合状に係止し、延伸は終了する。つぎに、曲杆の孔に綿棒を挿入すると、孔の奥部はテーパー孔に形成されているので綿棒は圧接して制止し、外用手当中に綿棒が脱落することはない。また、綿棒は把手に対して傾斜状(くの字形)になって突出しているから、先端の綿帽子は患部に頗る接し易い状態のもとで外用手当ができるものである。また、基筒には指形片つきキャップを併設したので、患部を摩擦して一旦、発疹の疼みを緩和させた後、綿棒側綿帽子に軟膏をつけて外用の応急手当てが、独力でできるから、疾患にとっては、頗る利便で省力的な外用処置が得られる。上記の手当が終れば、つぎに備えて綿棒は再使用か廃棄か自己判断により、曲杆よりとり離し、曲杆および中間筒を基筒内に押しこんで没入し短尺化すればよい。つぎに、別の実施例として把手の一側に指形曲杆を螺着したものは、先ず指形曲杆で患部の疼みを鎮めておき、この指形曲杆の端部に形成した孔に綿棒を挿入して奥部のテーパー孔で圧接を計り、綿帽子によって外用手当ができるように構成したもので、孫の手と綿棒が同一箇所で兼用できるように試みたものである。収納できる把手の延伸方法も全く同じであり、把手側端の指形片つきキャップが不要のため蓋に代っている程度で、作用は何等変らない。 【0007】 【実施例】本発明の実施例について、図面に基き説明する。第1図は、本発明による自力応急手当用綿棒保持具の延伸時における概略の全体正面図で、詳細には第4図示の中央断面図のとおり、基筒1の一側は螺部5を形成し、別の指形片9を突設したキャップ7を着脱自在に螺着し、かつ他側は中空孔2よりテーパー孔3を経て細径の縮径孔4が段違いに形成され、別の中間筒11が摺動自在に挿嵌されて、前記縮径孔4より出没し、さらに最大進出時は中間筒11の一端側に膨径した円錐部15を二つ割りにして対向側に傾動させるスリット16による弾性化に伴って、基筒1側のテーパー孔3に端縁17がくいつくため強く圧接した中間筒11は一旦係止するようになっている(第6図参照)。また、中間筒11でも、中空孔12よりテーパー孔13を経て細径の縮径孔14が段違いに形成され、別の直杆21が摺動自在に挿嵌されて縮径孔14より出没し、最大進出時は直杆21の一端側に膨形した円錐部25が対向状に形成したスリット23により二つ割り状による弾力発生に伴って、中間筒11側のテーパー孔13に喰いつくように強く圧接して一旦係止する。そして、直杆21の他端側に設けられた螺孔24には、別の曲杆26の螺軸29が螺着され、かつへの字形の端部に設けられた孔27に綿棒Aの軸部を挿入すれば奥部のテーパー孔28に圧接して綿棒Aが下向きでも脱落せずに保持することが度重なる実験でも実証されたものである。なお、前記曲杆26は把手Hを組みこむ際基筒1の中空孔2内に、中間筒および直杆がすべて挿入され、直杆21が基筒1より進出(延伸)した後でないと螺着してはいけないことになる。つぎに、別の実施例として提供する綿棒保持具は、第3図示の如く把手Hの一側は、上記曲杆26に代えて指形曲杆31の螺軸34を直杆21の螺孔24に螺着させ、綿棒Aを該指形曲杆31の先端に穿設した孔32に挿入し、そのテーパー孔33による圧接により落下防止態勢の保持を計り使用に供するものである。そして、他側は指形片9つきキャップに代えて蓋35を螺着し、中間筒11の脱離を防止することにしてある。また、把手Hの伸縮手段は第5図示の如き構成でも一旦係止か延伸時に確実に達成することが実験でも充分に証明された。詳細には、拡大した第7図示の如く、鍔46を端部に形成した中間筒41は、クッション49を介して基筒40の中空孔50に摺動自在に挿入されるが、該中間筒41は端部に埋体44が埋設され螺子47により固着されると共に、球42が発条43で埋体中心軸線に対し直角側に弾力付勢され、ビス44Aにより内填されているため、基筒40の縮径孔48側に形成した丸溝45に係合したとき、中間筒41は係止することになる.したがって、延伸した中間筒41から前記と同じように直杆51を引き出し、該直杆51に付設した球42を中間筒41の丸溝52に係合したときは係止し、最大限延長して使用に供することができる。 【0008】 【発明の効果】本発明によれば、手が届かない人体の背部で特に背中の中央近傍に発生した発疹や腫れ物または虫さされなどによる疼みを抑止するに際し、他人の力を借りる必要もなく、独力で患部を先ず指形曲杆で適宜摩擦して疼みを押止し、つぎに綿棒に外用薬をつけて患部に塗りつける応急手当が至って容易にできるため、独居老人やプライベートで独力により手当を優先したい者には好適な専用具となる。そして、使用後はコンパクトに縮小できるように試みた結果、旅行や出張などの携帯にも嵩張らず、かつ安全、軽量、清潔など利便性に富み、併せて省力化も存分に発揮できる福祉的効果が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598082019 【氏名又は名称】下阪 節子
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月30日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−309173 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月9日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−173790 |
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