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【発明の名称】 造瘻装置用連結装置及び該連結装置を備えた造瘻装置
【発明者】 【氏名】アンリ オルタルマン

【要約】 【課題】2つの要素のみからなり、収集バッグ及びバッグホルダーを互いに結合及び解除する造瘻装置用の連結装置を提供する。

【解決手段】互いに移動可能に結合され得る2つの要素10、20を備え、各要素が、中央に開口部を備えたベース11、21と、該開口部を囲む管状の結合片12、22とを備え、第1の要素10の結合片12は、内面に、弾性変形可能な環状リップ18を備え、該リップの自由端19が第1の要素のベース平面に向けられており、第2の要素20の結合片22は、外面に、前記リップの自由端の軸方向の保持手段44を備える造瘻装置用連結装置であって、該連結装置は、固定用部材43を備え、前記リップの自由端の軸方向の保持手段は、第2の要素の結合片の周縁部分を占め、前記保持手段の中間点が、前記連結装置の前記2つの要素を組立て及び分解する状態において、前記固定用部材に正反対に位置する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 互いに移動可能に結合され得る第1の要素及び第2の要素の2つの要素を備え、前記各要素が、中央に開口部を備えたベースと、該開口部を囲む管状の結合片とを備え、前記第1の要素の結合片は、その内面に、弾性変形可能な環状リップを備え、該リップの自由端が前記要素のベース平面に向けられており、前記第2の要素の結合片は、その外面に、前記リップの自由端の軸方向の保持手段を備える造瘻装置用連結装置であって、該連結装置は、固定用部材を備え、前記リップの自由端の軸方向の保持手段は、前記第2の要素の結合片の周縁部分を占め、前記保持手段の中間点が、前記連結装置の前記2つの要素を組立て及び分解する状態において、前記固定用部材に正反対に位置することを特徴とする連結装置。
【請求項2】 前記環状リップの自由端の軸方向の保持手段は、前記第2の要素の結合片の約180°と320°との間の角度に相当する周縁の部分を占めることを特徴とする請求項1に記載の連結装置。
【請求項3】 前記環状リップの自由端の軸方向の保持手段は、前記第2の要素の結合片の外面から、該結合片の外方に向かって径方向に延びるフランジからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の連結装置。
【請求項4】 前記フランジは、幅が減少するフランジであり、該フランジの占める部分の中間点において、その幅が最大となり、該部分の端部に向かって徐々に減少することを特徴とする請求項3に記載の連結装置。
【請求項5】 固定状態において、前記固定用部材を移動不能にする手段を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の連結装置。
【請求項6】 前記固定用部材は、前記連結装置の前記2つの要素のうちの一方の要素に結合され、該一方の要素に結合された制御機構の作動に応じて、前記連結装置の前記2つの要素のうちの他方の要素の結合片に形成された支持面と協働するように設計されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の連結装置。
【請求項7】 前記固定用部材及び前記制御機構は、前記第2の要素に結合され、該固定用部材は、前記第1の要素の結合片の外面から、該要素の外方へ向かって径方向に延びる支持面と協働するように設計されていることを特徴とする請求項6に記載の連結装置。
【請求項8】 前記固定用部材と協働するように設計された前記支持面は、前記第1の要素のベースに対向して位置し、該第1の要素の結合片の外面から突出するベベル面(傾斜面)を備えたリブの面として形成されていることを特徴とする請求項7に記載の連結装置。
【請求項9】 前記第1の要素の結合片の外面から突出するベベル面を備えたリブが、該結合片の周縁全体に亘って延びることを特徴とする請求項7に記載の連結装置。
【請求項10】 前記固定用部材は、制御機構を備えた一片の部材であり、該固定用部材は、ベベル面を備えた少なくとも1つのリブからなり、前記ベベル面の1つは、支持面として機能するように設計された前記第1の要素の結合片のリブの面に対応し、前記第2の要素の結合片に対向して位置する前記制御機構の面から突出することを特徴とする請求項8又は9に記載の連結装置。
【請求項11】 前記制御機構は、アームを備え、該アームは、該アームが備えるピンによって形成された軸の周りを回動するように取り付けられ、前記ピンは、前記第2の要素のベースに形成されたオリフィスに嵌合されていることを特徴とする請求項6から10のいずれかに記載の連結装置。
【請求項12】 前記第2の要素は、前記アームを、該要素のベース平面に平行な平面内に保持し、案内する手段を備えることを特徴とする請求項11に記載の連結装置。
【請求項13】 前記アームを保持し、案内する手段は、前記第2の要素のベースに対向して位置する前記アームの面から突出する少なくとも1つのスタッドを備え、該スタッドは、支持面を形成する自由端を有し、前記第2の要素のベースに形成された長方形のスロットを通るように形成され、前記支持面は、前記アームに対向する側に位置する前記ベース面上を摺動することを特徴とする請求項12に記載の連結装置。
【請求項14】 前記アームは、前記第2の要素のベースに対向して位置する面において、少なくとも1つの突出片を備え、該突出片は、固定状態において、前記固定用部材を確実に移動不能にするべく、前記ベースの外縁に形成されたノーズと協働するように形成されていることを特徴とする請求項11から13のいずれかに記載の連結装置。
【請求項15】 前記連結装置の前記第2の要素は、該連結装置の前記2つの要素が互いに結合されたとき、前記第1の要素の結合片の方向に、環状リップの底部の径方向の移動を制限し得る手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載の連結装置。
【請求項16】 前記固定用部材及び前記制御機構は、前記連結装置の前記第1の要素に結合され、前記固定用部材は、前記第2の要素の結合片の外面から、該結合片の内側に向かって径方向に延びる支持面と協働するように設計されていることを特徴とする請求項1から5に記載の連結装置。
【請求項17】 前記固定用部材と協働するように設計された支持面は、前記第2の要素の結合片の厚さに形成された凹部の、該第2の要素のベースに対向して位置する壁によって形成されていることを特徴とする請求項16に記載の連結装置。
【請求項18】 前記第2の要素の結合片の厚さに形成された凹部は、該結合片の周縁全体に亘って延びることを特徴とする請求項17に記載の連結装置。
【請求項19】 前記第2の要素のベースは、前記連結装置の前記2つの要素が互いに結合されたとき、一方の要素の他方の要素に対する回転を制限することができる2つのストッパーを備えることを特徴とする請求項16から18のいずれかに記載の連結装置。
【請求項20】 前記固定用部材は、作動機構を備えた一片の部材であり、該固定用部材は、前記第1の要素の結合片を通る円筒形の開口部に配置されたロッドからなり、該ロッドの一方の端部は、前記第2の要素の結合片の厚さで形成された凹部内に留まり、該ロッドの他方の端部は、前記作動機構と一体に形成されていることを特徴とする請求項17から19のいずれかに記載の連結装置。
【請求項21】 前記ロッドは、全長又はその一部に亘ってねじが施され、前記作動機構は、前記ロッドが配置された円筒形の開口部内で、該ロッドが回転変位することを可能にする刻み付きホイール又はこれと同種のものによって形成されていることを特徴とする請求項20に記載の連結装置。
【請求項22】 使用者の体における人工的開口部の周りに固定するように設計されたバッグホルダーと、該バッグホルダーに脱着可能に結合することができ、排泄物質を収集するバッグとを備えた造瘻装置であって、前記請求項1から21のいずれかに記載の連結装置を備えることを特徴とする造瘻装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、造瘻装置(ostomy appliance)の構造の一部を形成し得る連結装置、及び該連結装置を備えた造瘻装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大便や小便等、身体からの排泄物質(bodily matter)を収集するための装置として極めて多くのものがすでに提案されている。前記物質は、回腸造瘻(ileostomy)又は人工肛門形成(colostomy)の種類である胃腸管(gastrointestinaltract)の手術や、尿管造瘻(urostomy)の種類である尿路(urinary tract)の手術や、腹膜(peritoneal)又は腹膜下(sub-peritoneal)のドレナージ(drainage)の種類である創傷(wounds)又は腹腔(intra-abdominal cavities)のドレナージを必要とする手術を受ける人間が排泄するものである。これらの装置は、以下に示す2つの装置に区別される。
【0003】第1に、「ワンピース」と呼ばれる装置である。なぜなら、これらの装置は、収集バッグからなり、該収集バッグは、感圧性接着材を具備する皮膚保護具を備え、該皮膚保護具のみによって使用者の皮膚に固定されるように設計されているからである。
【0004】第2に、「ツーピース」と呼ばれる装置である。これらの装置は、使用者の皮膚に固定されるように設計され、このため、粘着パッドを備える正面シート又は「バッグホルダー」と、結合片によって該正面シートに脱着可能に取り付けられた収集バッグとを備える。
【0005】「ツーピース」タイプの造瘻装置は、所定の条件を満足する必要があり、これらの条件のいくつかは、本来的に矛盾するものである。例えば、収集バッグをバッグホルダーに確実に固定することは、特に、前記バッグに満たされた排泄物質の重量による圧力の影響下において、該バッグの不注意による分離を防止するために必須である。さらに、前記排泄物質に対する装置の完全な耐漏れ性(leaktightness)を保証することが必須である。しかしながら、しばしば年輩者である造瘻患者が、看護職員による訓練期間の後、一方では、自分自身でバッグホルダーを所定の位置に置き、他方では、バッグホルダーに収集バッグを置くことが可能であるということが望まれている。これは、バッグとバッグホルダーとの結合及び解除の操作が、できる限り単純で簡易でなければならないことを意味する。
【0006】このため、極めて多くの形態のツーピース装置が提案されてきた。該装置において、収集バッグ及びバッグホルダーは、患者によって付加される力の影響の下、圧力嵌め(force-fitting)により互いに結合している。結合片は、シール用の環状リップを備え、好適にはバッグ上に位置する。前記結合片は、該結合片に対応する形状と寸法を有し、好適にはバッグホルダーに位置する他の2つの結合片によって形成された溝内に位置する。これらの装置は、例えば、英国特許出願公開第1571657号公報及び欧州特許出願公開第0171255号公報に開示されており、単一の係合動作で、一方では、バッグ及びバッグホルダーの取付けを確実にし、他方では、装置の耐漏れ性を保証するという利点を有する。しかしながら、実際に良好な結果を得るには、これらの装置は、バッグホルダーに取り付ける際、患者がバッグに、したがって結果的に、通常極めて敏感で時に極めて痛い瘻を周回する領域に、かなりの圧力を加えることを必要とする。したがって、これらの装置の使用は、あまり満足できるものではない。
【0007】この問題を解決するため、英国特許出願公開第2237993号公報及び英国特許出願公開第2237995号公報において、前記タイプの装置を改良することが提案されている。それは、収集バッグ及びバッグホルダーの結合片が、圧力嵌めではなく、バッグホルダーの2つの結合片の間にバッグの結合片をスナップすることにより互いに結合するように両者の結合片を形成することによって改善しようとするものである。前記結合片の取付けは、バッグの結合片のシール用環状リップの端部が、これと同様に環状で、且つバッグホルダーの結合片の一つに位置するリブを押圧することによって確実にされている。これらの装置は、確かに、瘻の周囲領域に圧力を付加することなく、バッグ及びバッグホルダーを互いに結合させるものの、他の問題を呈する。すなわち、これらの結合を解除するために、かなりの引き抜く力を前記バッグに付加しなければならず、これにより、瘻の周囲の領域が敏感であるため痛みを生じる。また、患者の皮膚からバッグホルダーを部分的に又は全体的に引き剥がすため、さらなる使用に不適切である。
【0008】収集バッグ及びバッグホルダーを互いに結合させるための装置であって、2つの結合片と、円形リングタイプの部材とを備えたツーピース装置も提案されている。前記2つの結合片の一方は、バッグ上に位置する。一方、他方の結合片は、バッグホルダーに固定されている。それらの結合片を、互いに接触させるとき、シール用リップ若しくはシール用ジョイントの存在によって、又はそれらの形状及び/若しくはそれらの寸法が合致するという性質によって、装置の耐漏れ性を保証するように2つの結合片は設計されている。前記円形リングタイプの部材は、前記2つの結合片の一方に全体的に接続され、異なる機構(カム効果、クランピング効果等)により、バッグホルダーへバッグを確実に取り付ける。該取付けは、バッグに適切な押圧力を加えることによってバッグホルダーとバッグを互いに結合し、適切な引張り力を加えることによって両者の結合を解除することができるようになされている。このような装置は、例えば、英国特許出願第0255310号公報及び国際出願第91/01118号公報に記載されている。
【0009】前記後者のタイプの装置は、以下の点で、十分に満足できるものではない。すなわち、これらの装置は、ツーピース装置のタイプに属するにもかかわらず、収集バッグをバッグホルダーに結合するため、実際には少なくとも3つの要素を備えている。装置が組立てられる種々の構成部品の製造及び該構成部品の組立ての両方によって装置の実現が著しく複雑にされ、実質的に製造コストを増加させているという事実がある。これに反し、瘻患者による装置の長期間の使用は、これらの装置が比較的安価なものであることを必要とする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の目的は、以下の造瘻装置を利用可能にすることである。すなわち、収集バッグ及びバッグホルダーを互いに結合及び解除する装置を2つの要素のみから作成する。これは、比較的低い製造コストである一方、このような装置に必要とされる条件、特に、使用が容易で、取扱いが容易で、バッグのバッグホルダーへの取付が確実で、排泄物質に対する耐漏れ性の全てを同時に満足するように作成される。また、前記装置は、瘻を囲む領域に押圧力を付加することなく、バッグホルダー上へのバッグの位置決めを可能にするだけでなく、かなりの引張り力を付加する必要なく前記バッグを取り除くことができる。
【0011】本発明の他の目的は、いったん収集バッグ及びバッグホルダーが互いに結合されれば、患者は、バッグホルダーに対するバッグの位置を単純な方法で且つ危険を伴わずに変更することができるような装置を提供することである。かかる変更は、例えば、患者の活動の作用としてバッグの向きを変えたり、より容易に空にし得るためになされる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目的は、造瘻装置の構造の一部を形成し得る連結装置によって達成される。すなわち、本発明は、互いに移動可能に結合され得る第1の要素及び第2の要素の2つの要素を備え、前記各要素が、中央に開口部を備えたベースと、該開口部を囲む管状の結合片とを備え、前記第1の要素の結合片は、その内面に、弾性変形可能な環状リップを備え、該リップの自由端が前記要素のベース平面に向けられており、前記第2の要素の結合片は、その外面に、前記リップの自由端の軸方向の保持手段を備える造瘻装置用連結装置であって、該連結装置は、固定用部材を備え、前記リップの自由端の軸方向の保持手段は、前記第2の要素の結合片の周縁部分を占め、前記保持手段の中間点が、前記連結装置の前記2つの要素を組立て及び分解する状態において、前記固定用部材に正反対に位置することを特徴とする連結装置を提供するものである。
【0013】本発明によれば、連結装置の2つの要素を互いに結合するべく、使用者は、固定用部材を確実に解除位置にする。その後、第1の要素の環状リップが、固定用部材と正反対の領域に第2の要素を軸方向に保持する手段に支持されるよう、位置決めを始める。次に、2つの要素の結合片が互いに十分に係合するまで、一方の要素を他方の要素に対して回動する。次に、連結装置の2つの要素を固定するように、固定用部材をロックする。したがって、2つの要素を互いに結合するのに、いかなる押圧力も必要としない。
【0014】連結装置の2つの要素の結合を解除するには、前記と反対の手順を行えばよい。すなわち、固定用部材を解除し、連結装置の2つの要素を互いに遠ざけるように固定用部材に対して直角に移動させる。該移動は、環状リップが、固定用部材と正反対の領域に保持する手段に支持された状態で、連結部材の一方の要素を他方の要素に対して回動するようにして行う。したがって、前記回動により、いかなる引張り力も必要とせず、単純な幾何学的効果によってリップを完全に外すことができる。
【0015】本発明に係る連結装置の好ましい配置によれば、前記環状リップの自由端の軸方向の保持手段は、前記第2の要素の結合片の約180°と320°との間の角度に相当する周縁の部分を占める。前記角度は、前記結合片の直径に依存し、その直径自体は、好適には、約25mmと100mmとの間である。したがって、結合片が50mm未満又は50mmに略等しい直径を有する場合、環状リップの端部を軸方向に保持する手段は、好適には、180°と275°との間の角度部分を占める。一方、より大きな直径の結合片の場合、前記手段は、好適には、240°と320°との間の角度部分に亘って延びる。
【0016】本発明に係る連結装置の好適な配置によれば、前記環状リップの自由端の軸方向の保持手段は、前記第2の要素の結合片の外面から、該結合片の外方に向かって径方向に延びるフランジからなる。
【0017】特に好適には、前記フランジは、幅が減少するフランジであり、該フランジの占める部分の中間点において、その幅が最大となり、該部分の端部に向かって徐々に減少する。
【0018】連結装置の2つの要素の固定を確実にするには、該連結装置は、固定状態において、前記固定用部材を移動不能にする手段を備える。
【0019】本発明に係る連結装置の他の好ましい配置によれば、前記固定用部材は、前記連結装置の前記2つの要素のうちの一方の要素に結合され、該一方の要素に結合された制御機構の作動に応じて、前記連結装置の前記2つの要素のうちの他方の要素の結合片に形成された支持面と協働するように設計されている。
【0020】本発明に係る連結装置の好ましい第1の実施形態によれば、前記固定用部材及び前記制御機構は、連結装置の前記第2の要素に結合され、該固定用部材は、前記第1の要素の結合片の外面から、該要素の外方へ向かって径方向に延びる支持面と協働するように設計されている。
【0021】前記第1の好ましい実施形態の有利な特徴によれば、固定用部材と協働するように設計された支持面は、前記第1の要素のベースに対向して位置し、前記第1の要素の結合片の外面から突出するベベル面(傾斜面)を備えたリブの面によって形成される。
【0022】好ましくは、前記第1の要素の結合片の外面から突出するベベル面を備えたリブが、該結合片の周縁全体に亘って延びる。したがって、造瘻装置が使用される状態において、バッグホルダーに対する収集バッグの位置に関係なく、連結装置の2つの要素は確実に固定される。このため、患者は、バッグホルダー上で前記バッグを回転することにより、前記要素が外れる危険を伴うことなく、望むように位置を変更することができる。
【0023】前記第1の好ましい実施形態の他の有利な特徴によれば、前記固定用部材は、制御機構を備えた一片の部材であり、該固定用部材は、ベベル面を備えた少なくとも1つのリブからなり、前記ベベル面の1つは、支持面として機能するように設計された前記第1の要素の結合片のリブの面に対応し、前記第2の要素の結合片に対向して位置する前記制御機構の面から突出する。
【0024】好ましくは、前記制御機構は、アームを備え、該アームは、該アームが備えるピンによって形成された軸の周りを回動するように取り付けられ、前記ピンは、前記第2の要素のベースに形成されたオリフィスに嵌合されている。
【0025】この場合、前記第2の要素は、好適には、前記アームを、該要素のベース平面に平行な平面内に保持し、案内する手段を備える。
【0026】前記アームを保持し、案内する手段は、好適には、前記第2の要素のベースに対向して位置する前記アームの面から突出する少なくとも1つのスタッドを備え、該スタッドは、支持面を形成する自由端を有し、前記第2の要素のベースに形成された長方形のスロットを通るように形成され、前記支持面は、前記アームに対向する側に位置する前記ベース面上を摺動する。
【0027】この場合も、好適には、前記アームは、前記第2の要素のベースに対向して位置する面において、少なくとも1つの突出片を備え、該突出片は、固定状態において、前記固定用部材を確実に移動不能にするべく、前記ベースの外縁に形成されたノーズと協働するように形成されている。
【0028】この第1の好ましい実施形態のさらに他の有利な特徴によれば、前記連結装置の前記第2の要素は、該連結装置の前記2つの要素が互いに結合されたとき、前記第1の要素の結合片の方向に、環状リップの底部の径方向の移動を制限し得る手段をさらに備える。
【0029】本発明に係る連結装置の他の好ましい実施形態によれば、前記固定用部材及び前記制御機構は、前記連結装置の前記第1の要素に結合され、前記固定用部材は、前記第2の要素の結合片の外面から、該結合片の内側に向かって径方向に延びる支持面と協働するように設計されている。
【0030】この好適な実施形態の有利な特徴によれば、前記固定用部材と協働するように設計された支持面は、前記第2の要素の結合片の厚さに形成された凹部の、該第2の要素のベースに対向して位置する壁によって形成されている。
【0031】好ましくは、前記第2の要素の結合片の厚さに形成された凹部は、該結合片の周縁全体に亘って延びる。しかしながら、本実施形態において、固定用部材が連結装置の第1の要素に結合し、該第1の要素の環状リップの端部を軸方向に保持する手段が、連結装置の第2の要素上に位置するとすれば、該第2の要素のベース上に、前記連結装置の前記2つの要素が互いに結合されたとき、一方の要素の他方の要素に対する回転を制限することができる2つのストッパーを設けるのが好適である。これは、固定用部材が、前記軸方向の保持手段が占める角度部分に位置する凹部の部分と協働するようになるのを防止するように設けられる。これにより、連結装置の2つの要素の結合片が、確実に固定し得る手段無しで、且つ環状リップの自由端を軸方向に保持し得る手段なしで、一度に且つ同時に存在する領域が生成されるのを防止する。さらに、不注意でこれら2つの要素が外れるのに十分な角度的伸長を呈することを防止する。
【0032】この好適な実施形態の他の有利な特徴によれば、前記固定用部材は、作動機構を備えた一片の部材であり、該固定用部材は、前記第1の要素の結合片を通る円筒形の開口部に配置されたロッドからなり、該ロッドの一方の端部は、前記第2の要素の結合片の厚さで形成された凹部内に留まり、該ロッドの他方の端部は、前記作動機構と一体に形成される。
【0033】好ましくは、前記ロッドは、全長又はその一部に亘ってねじが施され、前記作動機構は、前記ロッドが配置された円筒形の開口部内で、該ロッドが回転変位することを可能にする刻み付きホイール又はこれと同種のものによって形成される。
【0034】本発明は、回腸造瘻、人工肛門形成若しくは尿管造瘻用の装置、又は、腹膜若しくは腹膜下のドレナージの種類である腹腔の後外科的ドレナージ(post-surgical drainage)用の装置のような造瘻装置にも関係する。すなわち、本発明に係る造瘻装置は、使用者の体における人工的開口部の周りに固定するように設計されたバッグホルダーと、該バッグホルダーに脱着可能に結合することができ、排泄物質を収集するバッグとを備え、前述した連結装置を備えることを特徴とする。
【考案の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、本考案の好ましい一実施形態について説明する。
【0035】図1〜図8は、本発明に係る造瘻装置(ostomy appliance)の連結装置の第1の実施形態を示す。連結装置は、2つの要素10及び20を備え、要素10は、前記連結装置の収集バッグ上に固定され、要素20は前記連結装置のバッグホルダー上に固定されるように設計されている。また、これらの要素は、以下に説明するように、互いに移動可能に設計されている。
【0036】図1(a)及び図1(b)に示す連結装置の第1の要素、すなわち、要素10は、回転軸Aを有する環状のベース11を備え、該ベースの内縁に、管状の結合片12が設けられている。前記結合片は、ベース11と同軸で該ベースに垂直に設けられた円筒状の壁13を備えている。前記壁は、その外面から突出し、2つのベベル面(傾斜面)14a及び14bを有する環状リブ14を備えている。該リブは、前記ベースと共に、環状溝16を形成している。円筒壁13は、さらに、その内面から突出し、弾性変形可能なリップ18を備えている。前記リップは、前記壁の自由端から、ベース11が位置する平面の方向に向かって斜めに延び、造瘻装置を使用する状況において、収集された身体からの排泄物質(bodily matter)に対する連結装置の耐漏れ性(leaktightness)を保証するように設計されている。
【0037】部品を図2〜図7に示す連結装置の第2の要素、すなわち、要素20も、回転軸Bを有する環状のベース21を備え、該ベースの内縁に、管状の結合片22を有する。該結合片は、前記ベースに垂直に設けられ該ベースと同軸である円筒状の壁23を備えている。結合片22は、2つの要素10及び20を互いに結合する際、要素10の結合片12に係合するように設計されている。さらに、前記結合の際、結合片12の環状リップ18の自由端19が、図8に示すように、前記円筒壁23の外面に当接し、シール用部材としての機能を果たし得るように設計されている。このため、結合片22の円筒壁23の外径は、結合片12の円筒壁13の内径よりも僅かに小さくなり、2つの結合片12及び22が係合していないときには、結合片12の環状リップ18がその自由端19の領域で有する内径よりも僅かに大きくなるように選択されている。
【0038】要素20は、全体的に曲面形状を有し、矩形断面を有するアーム24を備えている。図5に示すように、前記アームは、ベース21の外縁から短い距離で該ベース内に形成されたオリフィス26内に設けられたピン25で回動するように取り付けられている。前記アームが作動すれば、後述するように設けられたリブによって、連結装置の2つの要素10及び20の固定及び解除を確実に行うことができる。
【0039】前記アーム24は、ベース21に対向する面に、3つのスタッド(stud)27、28及び29を備えている。第1のスタッド27は、ピン25の近くに配置され、他の2つのスタッド28、29は、前記アームの自由端30の近くに配置されている。スタッド27、28及び29は、それぞれ、ベース21に形成され適合する形状を有する長方形のスロット31、32及び33内に収容されている。これらのスタッド27、28及び29の機能は、アーム24が回動する際、ベース21の平面に平行な平面内に該アームを保持すること、及び、特に図2及び図4に示す解除位置と、図5に示す固定位置との間に、前記同じ平面内の回動の振幅を制限することにより、前記アームを確実に案内することである。この機能を果たすため、図6及び図7に示すように、スタッド27、28及び29の各々は、その自由端において、長方形のスロット31、32及び33の各々の壁のうち一方の壁に対向するように配置された当接面27a、28a及び29aを有する。当接面27a、28a及び29aは、それぞれ、面31a、32a及び33a上を摺動する。図6及び図7に示すように、面27a、28a、29a、31a、32a及び33aは、都合良く平坦な面とされている。
【0040】さらに、図5に示すように、アーム24は、ベース21に対向する面上において、スタッド29と該アームの自由端30との間に、円筒状スタブ(stub)40を有する。該スタブは、固定位置を通過した後に前記アームが矢符fの方向に確実に移動できないようにすることができる。さらに、アーム24は、ベース21の外縁に位置し、該アームの前記自由端30の把持を容易にするように内向きの曲面42に形成された前記ベースの部分の端部において、ノーズ41を有する。
【0041】前述したように、アーム24は、結合片22に対向する面の中央部から突出するリブ43を有する。リブ43は、結合片12の環状リブ14と同様に、2つのベベル面43a及び43bを有する。そのうち、面43bは、結合片22を結合片12に係合させ、アーム24を固定位置に位置決めした後、前記環状リブ14と同じ長さの部分の協働により、要素10を要素20に確実に固定するよう、前記環状リブの面14bに適合している。
【0042】図3から明らかなように、結合片22の円筒壁23は、その外面で且つ自由端の領域において、フランジ44を有する。該フランジは、ベース21に略平行であり、該ベースの外縁に向かって径方向に延びている(図3では、明確にするべく伸長部を強調している)。
【0043】前記フランジ44の機能は、結合片12及び22が係合しているとき、結合片12の環状リップ18の自由端19を軸方向に保持することである。本発明によれば、フランジ44は、結合片22の全周に亘って存在しないが、略250°に等しい角度に対応する周縁領域を占め、その中間点45は、径方向に向かって、アーム24が有するリブ43の中央に対向する位置にある。
【0044】さらに、前記フランジ44は、幅が減少するフランジであり、フランジが占める円形領域の中間点45でその幅が最大となっている。この幅は、結合片22の直径に依存し、好適には0.5mmと2mmとの間である(このとき結合片22の直径は、好適には25mmと100mmとの間である)。フランジの幅は、前記領域の端部46及び47の方向に向かって徐々に減少する。
【0045】図3及び図8から明らかなように、結合片22の円筒壁23は、さらに、略矩形の断面を有し、前記壁の外面から突出する環状のビード48を有する。この環状ビードは、造瘻装置を使用する状況において、結合片12の環状リップ18の底部に対する支持部(abutment)の役割を果たすように設計されている。すなわち、収集バッグに収集された排泄物質の重量の影響により、結合片12が結合片22の円筒壁23に向けて押し潰されることを防止する。結合片12が押し潰されれば、前記リップの自由端19は、前記壁から離れ、耐漏れ性の低下をもたらし、或いは、フランジ44から外れて、バッグ及びバッグホルダーを分離させる。
【0046】本発明に係る連結装置のこの第1の実施形態の作用は、前記内容から直接的に生じる。要素10及び20を互いに結合するため、これらの2つの要素は、最初にアーム24を確実に解除位置にした後、互いに向き合って導かれる。前記2つの要素は、要素10の結合片12が有する環状リップ18が、要素20の結合片22のフランジ44の中間点の領域において、該フランジに向くように位置決めされる。次に、結合片22は、一方の要素を他方の要素に対して回動することにより、結合片12に係合される。環状リップ18には弾性変形能力が与えられているため、前記係合は、実際に如何なる圧力の付加も必要とせずに生じている。前記リップの自由端19は、前述したように、結合片22の円筒壁23の外径よりも小さい内径を有し、前記壁の外面を支持するようになる前に、前記壁が有するフランジ44を越えなければならないという事実にも関わらずに、前記係合は生じている。結合片22が結合片12に十分に係合されているとき、次に、アーム24が、スタブ40がノーズ41を越えて移動するまで矢符fの方向に回動され、前記ノーズ41によって移動不能になる。これにより、図8に示すように、前記アームのリブ43は、環状溝16の対向する部分に貫入し、当該溝の部分を制限する結合片12の環状リブ14の部分が、前記リブ43を支持することにより、結合片12及び22の分離が生じなくなる。
【0047】したがって、この状態において、連結装置の2つの要素10及び20の取付けは、確実となっている。一方では、結合片22のフランジ44が存在する周縁の部分において、結合片12が軸方向に移動させられる場合(例えば、造瘻装置を使用する状況において、収集バッグに収集された物質の重量の影響によって)に、前記フランジが、結合片12の環状リップ18の自由端19を機械的に移動不能にすることを保証する。他方、結合片22のフランジ44が存在しない周縁の部分において、アーム24が有するリブ43は、結合片12の環状リブ14と同じ長さの部分と協働して、前記要素10及び20の固定を確実にする。
【0048】しかしながら、この状態では、造瘻装置を使用する状況において、特にバッグホルダーに対してバッグの位置を変更するため、連結装置の一方の要素を他方の要素に対して、引き抜きではなく軸周りの回転によって動かすことが可能である。しかも、前記要素を不注意で分離する危険を冒すことなく動かすことが可能である。
【0049】連結装置の2つの要素10及び20を分離するには、アーム24を矢符fで示す方向と反対方向に回動し、ノーズ41からスタブ40を解放することが必要である。前記回動により、リブ43を、該リブが位置していた結合片12の環状溝16の部分から自由にすることができ、これにより、前記リブが協働していた環状リブ14の部分を自由にすることができる。次に、例えば、要素20のベース21に形成された内向きの曲面42に対向して位置する要素10のベース11の部分において、2つの要素の一方を基部として他方を僅かに引くことにより、リブ43に沿って結合片12及び22の結合を解除することができる。この解除は、困難を伴うことなくなされる。なぜなら、前記リブの領域において、結合片22には、結合片12の環状リップ18の自由端19を軸方向に保持し得るフランジが無いからである。次に、環状リップ18の自由端19をフランジ44から解放するべく、一方の要素を他方の要素に対して回動すれば十分である。このようにして、連結装置の2つの要素を分離することができる。
【0050】このように、本連結装置の作用は、極めて単純で、信頼性があり、本連結装置の2つの要素を互いに結合するため及び結合を解除するために、極めて適度の力(第1に押圧する力、第2に引き抜く力)を付加することが必要とされるのみである。
【0051】すでに述べたように、本発明に係る連結装置の実施形態に係る要素10及び20は、造瘻装置の収集バッグ上及びバッグホルダー上に固定されるように設計されている。これは、2つのブラケット49及び50が、図2に示すように、要素20のベース21の外縁に設けられているからである。ブラケット49及び50は、互いに正反対に配置され、前記ベースから径方向外方に突出している。これらのブラケットは、各々孔を備え、患者が望むなら、革ひもによって補強される瘻(stoma)を囲む領域にバッグホルダーを固定することができる。
【0052】要素10は、該要素のベース11を、収集バッグの壁の1つに形成された開口部の周りに直接溶接又は接着結合することによって、前記バッグに固定することができる。これにより、瘻を経て排泄される身体からの排泄物質が、バッグホルダーによって前記バッグ内に流入することが可能である。一方、要素20は、それ自体既知の方法で、ベース21の内縁から該ベースの中心に向かって径方向に延びる円形のカラー(図2〜図7には図示せず)により、バッグホルダーに好適に固定される。前記カラーは、使用の際に瘻を周回するように設計された開口部の周りにおいて、アーム24が前記バッグホルダーの上部領域に配置されるよう、溶接、接着結合又はその他の手段により、患者の身体に固定されるように設計された面と反対の前記バッグホルダーの面に固定される。
【0053】或いは、逆に、要素10を備えたバッグホルダー及び要素20を備えた収集バッグとされた造瘻装置を提供することが可能である。この場合、ブラケット49及び50は、要素10のベース11の外縁に存在することになる。もちろん、要素10も要素20もブラケットを備えない装置を提供することも可能である。
【0054】図9は、本発明に係る連結装置の他の実施形態を示す。前述した実施形態と同様に、固定部材及びその制御機構は、本連結装置の第1の要素10に結合され、第2の要素20には結合されない。
【0055】このため、第1の要素の結合片12の円筒壁13は、前述の実施形態と同様に、その内面から突出し、造瘻装置の使用の際に収集される排泄物質に対する結合の耐漏れ性を確実にするように設計された弾性変形可能な環状リップ18を備えるにも関わらず、その外面に環状リブを備えていない。これと対照的に、第2の要素の結合片22の円筒壁23は、外面からの厚さの点で径方向に延び、以下に説明する3つの壁によって形成された環状溝51を備えている。前記3つの壁は、ベース21に略平行である第1の壁51aと、前記ベースに略垂直で前記溝の底部を形成する第2の壁51bと、ベース21自体によって形成される第3の壁である。
【0056】さらに、第1の要素10の結合片12の円筒壁13には、環状リップ18の基部領域において、好適にねじ切りされた円筒形の開口部52が横断している。前記開口部内には、ねじを施された円筒形のロッド53が配置されている。前記ロッドは、その内側の端部、すなわち、円筒壁23から現れる前記ロッドの端部が、結合片22の環状溝51に貫入し得るように形成されている。ねじを施されたロッド53の外側の端部、すなわち、円筒壁13の外面から現れる端部は、部分的に刻み付きホイール(knurled wheel)54を備えている。前記ホイールは、結合片22が結合片12に係合した後、固定解除位置と固定位置との間において、開口部52内で前記ロッドを回転することによる移動を可能にし得る。図9に示すように、環状溝51部分を形成する壁51aの部分に、ねじを施されたロッド53が支持されることによって、結合片12及び22が分離しないように、ロッド53の内側の端部は、環状溝51の部分に留まっている。
【0057】したがって、図9から分かるように、この状態において、連結装置の2つの要素10及び20は、確実に固定されている。一方では、結合片22のフランジ44が存在する周縁の部分において、結合片12が軸方向に移動させられる場合に、前記フランジが、結合片12の環状リップ18の自由端19を機械的に移動不能にすることを保証する。他方、結合片22のフランジ44が存在しない周縁の部分において、結合片12が有するねじを施されたロッド53の内側の端部は、結合片22の環状溝51の部分と協働して、前記要素10及び20の固定を確実にする。
【0058】この場合もまた、造瘻装置の使用の際、バッグホルダーに対してバッグの部分を修正するため、連結部材の一方の要素を他方の要素に対して回転させることができる。しかしながら、本実施形態においては、2つの要素が互いに結合されたとき、予め決められた角度領域で一方の要素の他方の要素に対する回転を制限し得る2つのストッパーをベースに設けるのが良い。これは、ねじが施されたロッド53が、結合片22のフランジ44が占める角度領域に位置する環状溝51の部分と協働するようになるのを防止するためである。また、結合片12及び22が一度に且つ同時に、環状リップ18の端部19を軸方向に保持し得る手段、並びに要素10及び20を確実に固定し得る手段無しで存在する領域が生成されるのを防止するためである。さらに、不注意でこれら2つの要素が外れるのに十分な角度的伸長を呈することを防止するためである。
【0059】したがって、フランジ44が約250°の角度領域を占める場合、前記ストッパーは、要素20のベース21に、以下のように好適に配置される。すなわち、他方の要素に対する一方の要素の回転を約90°の角度領域に制限し、その中間点が、前記フランジ44が占める角度領域の中間点45と正反対となるように配置される。
【0060】本発明に係る連結装置の実施形態に関係なく、好適には、要素10及び20は、ポリエチレン、ポリプロピレン、熱可塑性ポリエステル、ポリアミド又は構造的な補強がなされていないABS共重合体を備えた種類の比較的硬質(好ましくは、40と86との間のショアD硬度を有する)のプラスチックから形成される。
【0061】なお、連結装置の2つの要素を確実に固定するため、固定用部材として且つ作動機構としての多くの他のデバイスを使用することが可能である。それらは、例えば、レバー、押ボタン又は関節リンク機構から構成される。
【出願人】 【識別番号】597044874
【氏名又は名称】ベ. ブラウン ブヨトロル
【出願日】 平成11年(1999)3月12日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】三枝 英二 (外9名)
【公開番号】 特開平11−309167
【公開日】 平成11年(1999)11月9日
【出願番号】 特願平11−67101