| 【発明の名称】 |
紙おむつ |
| 【発明者】 |
【氏名】佐藤 まり子
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| 【要約】 |
【課題】便が脇からはみださないような紙おむつを提供することを目的としている。
【解決手段】身体に接する側の表面材として、表面に微細な凹凸を有し、かつ、吸水性を有する織物又は不織布を使用したことを特徴とするものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 使い捨て用の紙おむつにおいて、身体に接する側の表面材として、表面に微細な凹凸を有し、かつ、吸水性を有する織物又は不織布を使用したことを特徴とする紙おむつ。 【請求項2】 身体に接する側の表面材として、20番〜90番の太さの織糸を80本/インチ〜200本/インチの密度で織り込んだ織物を使用したことを特徴とする請求項1記載の紙おむつ。 【請求項3】 身体に接する側の表面材として、20番〜90番の太さの織糸を80本/インチ〜200本/インチの密度で織り込んだ織物と同程度の表面凹凸を有する不織布を使用したことを特徴とする請求項1記載の紙おむつ。 【請求項4】 請求項2又は3において、織物又は不織布の吸水性がJIS1018,バイレック法による測定値が10cm〜30cmであることを特徴とする紙おむつ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は使い捨て用の紙おむつに関するものである。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】従来の紙おむつは、身体に接する側の表面材としては一般的なポリエステル不織布等が使用されている。この場合は不織布が多孔質であるので、尿は不織布を通過し、より外側に配設した高吸収ポリマーに吸収されるが、排泄物が便の場合は、平滑で、かつ、不織布そのものが吸水能を全く有しないことにより、便は不織布上を広くのびて、ついにはおむつの脇からはみだすことになる、等の難点があった。 【0003】この発明は前記従来の難点を解消するために開発されたもので、便が脇からはみださないような紙おむつを提供することを目的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するためにこの発明では、身体に接する側の表面材として、表面に微細な凹凸を有し、かつ、吸水性を有する織物又は不織布を使用したことを特徴とするものである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、図示した実施の形態例に基いて説明する。図1はこの発明のおむつの断面図を示したものである。1は不織布による芯材を示し、この芯材1を囲んで綿状バルブ2が配設してあり、綿状バルブ2内には高吸収ポリマー3が散在してある。綿状バルブ2全体を薄く柔らかい紙4が被覆してあり、さらに、外側方向を被覆してポリエチレンフィルム等による表面材5が、又、身体に接する側を被覆して表面材6が配設してある。 【0006】身体に接する側の表面材6は、吸収性を有し、かつ、微細な凹凸を有する多孔質の素材とした綿織物を使用する。この綿織物は織糸の番手が20番〜90番のものを80本/インチ〜200本/インチの密度で形成されている。又、吸水性はJIS1018、B法(バイレック法)による垂直上昇距離が10cm〜30cmの数値をとり得るものを使用する。 【0007】表面材6が不織布を使用する場合も前記綿織物と同程度の太さ、密度及び吸水性を有するものを使用する。 【0008】又、表面材6は、前記条件に適合する範囲において、前記綿織物を使用する他、織物としてセルロース繊維、綿と樹脂との混合物、綿と樹脂繊維との混合物、セルロース繊維と樹脂との混合物及びセルロース繊維と樹脂繊維とする場合があり、あるいは、不織布の素材として綿、セルロース繊維、綿と樹脂との混合物、綿と樹脂繊維との混合物、セルロース繊維と樹脂との混合物及びセルロース繊維と樹脂繊維との混合物とする場合がある。 【0009】次に、綿織物を表面材6として使用したフラットタイプの紙おむつを3枚組として、老人施設で特定の軟便性老人を対象にして、便が紙おむつの中からはみ出すか、はみ出さないか及び表面材6の破損がないかを、前記本発明の条件に適合した実施例と、それとの比較として比較例を対象として(表1に示す)観察した。その評価結果を表2に示す。 【0010】この結果、比較例では便のはみ出しが見られたのに対し、本発明の紙おむつの実施例では便のはみ出しが全く見られず、本発明の有効性が確認された。 【0011】 【表1】
【0012】 【表2】
【0013】なお、この発明はパットタイプ、オープンタイプ及びパンツタイプ等、いずれの紙おむつにも適用可能である。 【0014】 【発明の効果】以上、この発明は、身体に接する側の表面材が、表面に微細な凹凸を有し、かつ、吸水性のある多孔質の素材からなるので、便の付着が良好であり、脇からもれることがないために、布おむつを使用する必要がなくなり、布おむつの洗濯が不要となり介護現場の作業を大幅に低減できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591200302 【氏名又は名称】多比良株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月23日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】鈴木 一元 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−299831 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−128078 |
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