| 【発明の名称】 |
吸収性物品 |
| 【発明者】 |
【氏名】中澤 幸子
【氏名】朝井 欣哉
【氏名】城戸 博幸
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| 【要約】 |
【課題】従来の吸収性物品は、立体ギャザーが吸収体から確実に立ち上がらず、あらゆる位置からの漏れを防止し得ない。
【解決手段】液透過性のトップシート13と液不透過性のバックシート12との間に配置される吸収体の長手方向に沿って配置され、かつその幅方向外側の側縁部がトップシート13またはバックシート12に接合されるポケットシート15を有する展開型おむつ11であって、ポケットシート15の長手方向一端部が少なくともトップシート13の長手方向一端部に接合され、ポケットシート15の幅方向中央部には、その長手方向他端部からその一端側に亙って延びるスリットが形成され、このスリットの開口縁部を相互に離間した開口部25がポケットシート15に形成され、このポケットシート15の長手方向に沿って開口部25の内側に一対の立体ギャザー31を配置した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これらトップシートとバックシートとの間に配置される吸収体と、この吸収体の長手方向に沿って配置され、かつその幅方向外側の側縁部が前記トップシートか、あるいは前記バックシートに接合されるポケットシートとを具えた吸収性物品であって、前記ポケットシートの長手方向一端部は、少なくとも前記トップシートの長手方向一端部に接合され、前記ポケットシートの幅方向中央部には、このポケットシートの長手方向他端部からその一端側に亙って延びるスリットが形成され、このスリットの開口縁部を相互に離間した開口部が前記ポケットシートに形成され、前記ポケットシートの長手方向に沿って前記開口部の内側に一対の立体ギャザーが配置されていることを特徴とする吸収性物品。 【請求項2】 前記スリットを境に前記ポケットシートをその幅方向外側にそれぞれ折り返して相互に接合した接合部がそれぞれ設けられ、前記開口部は、これら接合部によって形成されるものであることを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。 【請求項3】 前記開口部に沿って前記ポケットシートの前記スリットの前記開口縁部に弾性部材を配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の吸収性物品。 【請求項4】 前記ポケットシートは、伸縮性部材にて形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の吸収性物品。 【請求項5】 前記ポケットシートの長手方向一端部に重ね合わされる補助シートをさらに具えたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の吸収性物品。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、排泄物を分離した状態で保持すると共にこれらの漏れを防止し得る吸収性物品に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、尿、経血や便などの排泄物を処理するための吸収性物品において、吸収体の吸収速度以上に排泄物が排出された場合や、便など粘性が高く吸収されにくいものが排泄された場合、吸収体がこれを吸収できず、吸収性物品の中央部または背側部から漏れてしまうことがあった。 【0003】これらの漏れを解消するため、吸収性物品の長手方向両端部に伸縮性のあるバリアーカフスを配置したものが特公平6−93901号公報で提案されている。この吸収性物品は、吸収体の側縁部から立ち上がる、いわゆる立体ギャザーを有し、この立体ギャザーによって排泄物の漏れを防止している。 【0004】また、特開昭64−26701号公報には、吸収性物品の背腹部からの漏れを解消するため、背腹部にフラップを設けた構造が開示されている。 【0005】さらに、特開平3−59号公報には、立体ギャザーの一部を吸収体の側縁部に接着することにより、立体ギャザーを確実に立ち上がらせるようにした構造のものが開示されている。この吸収性物品の立体ギャザーは、その自由縁に配置された弾性体の伸縮のみならず、立体ギャザーと吸収体との長手方向の寸法の差によっても吸収体から立ち上がり、吸収性物品の長手方向中央部からの漏れを防止している。 【0006】一方、特開平4−300543号公報には、吸収性物品の中央部および背部からの漏れを防止するため、吸収性物品の上部にU字状の開口部を有する第二トップシートを配置したものが開示されている。この吸収性物品は、いわゆるポケット構造を有し、第一トップシートに排泄された排泄物が外に漏れ出さないように、吸収体から立ち上がる一体型の第二トップシートがバリヤーの役目を果たしている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】特公平6−93901号公報に開示されたものは、吸収性物品の幅方向からの漏れを防止するだけでしかない。また、着用者の姿勢によっては吸収性物品の立体ギャザーがつぶれて吸収体から立ち上がらず、漏れの防止効果が不十分となることが考えられる。 【0008】また、特開昭64−26701号公報に開示されたものは、フラップが吸収性物品の背腹部からの漏れ防止にしか効果がなく、その中央部からの漏れを防止することができない。しかも、着用者の姿勢によってはフラップがつぶれてしまい、排泄物がフラップを越えて漏れてしまうおそれがある。 【0009】さらに、特開平3−59号公報に開示されたものは、吸収性物品の背側部からの排泄物の漏れを防止することが困難である。 【0010】一方、特開平4−300543号公報に開示されたものでは、第二トップシートを吸収体上方に立ち上がらせるために、この第二トップシートの下方に浮き上げ手段を有する必要がある。また、第二トップシートの立ち上がりを良くするため、U字状のポケットの全周に亙って弾性体を配置することが望ましいが、この弾性体をポケットに沿ってU字状に配置しようとすると、吸収性物品の製造速度が低下してしまい、その生産コストが高くなってしまう。逆に、吸収性物品の長手方向にのみ弾性体を配置した場合には、その製造が容易となる反面、背側部の第二トップシートの立ち上がりが不十分となる。また、第二トップシートのポケット部分のシートの切断および除去に伴う製造速度の低下を招来する。 【0011】 【発明の目的】本発明の目的は、排泄物を分離した状態で保持すると共にこれらの漏れを防止することにより、皮膚炎などの発生を未然に防止し得る製造が容易な吸収性物品を提供することにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明による吸収性物品は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これらトップシートとバックシートとの間に配置される吸収体と、この吸収体の長手方向に沿って配置され、かつその幅方向外側の側縁部が前記トップシートか、あるいは前記バックシートに接合されるポケットシートとを具えた吸収性物品であって、前記ポケットシートの長手方向一端部は、少なくとも前記トップシートの長手方向一端部に接合され、前記ポケットシートの幅方向中央部には、このポケットシートの長手方向他端からその一端側に亙って延びるスリットが形成され、このスリットの開口縁部を相互に離間した開口部が前記ポケットシートに形成され、前記ポケットシートの長手方向に沿って、前記開口部の内側に一対の立体ギャザーが配置されていることを特徴とするものである。 【0013】本発明によると、ポケットシートの幅方向外側の側縁部が長手方向に沿ってトップシートか、あるいはバックシートに接合され、さらにこれらの長手方向一端部が少なくともトップシートの長手方向一端部に接合され、このポケットシートの長手方向他端からその一端側に亙って延びるスリットがその幅方向中央部に形成され、このスリットの開口縁部が相互に離間して開口部を形成し、これが吸収体の周縁部から立ち上がって堰を形成しているため、吸収体はポケット構造を形成するポケットシートの堰によって三方から囲まれた状態となる。 【0014】また、開口部の内側、つまり堰の内側に一対の立体ギャザーが配置されており、この堰の存在によって立体ギャザーの外側への倒れが抑制され、トップシートから立ち上がった状態となる。 【0015】従って、着用者の姿勢に拘らず、着用者の排泄物が開口部から吸収体に受け止められ、上述したポケット構造および立体ギャザーによって股間部のみならず、背側部からの排泄物の漏れも確実に阻止され、これら排泄物が分離した状態で保持される。 【0016】 【発明の実施の形態】本発明による吸収性物品において、ポケットシートのスリットを境にポケットシートをその幅方向外側に折り返して相互に接合した接合部をそれぞれ設け、これら接合部によって開口部を形成するようにしてもよい。この場合、接合部は、トップシートおよびポケットシートの長手方向に沿ったこれらの接合領域と非接合領域との境界部分、すなわちポケットシートがトップシートから離間する際の起立部分よりも幅方向内側のポケットシート上に形成してもよいし、起立部分の位置に形成してもよく、あるいは起立部分よりも幅方向外側に形成することも可能である。 【0017】このように、接合部を設けることにより、トップシートやバックシートの長手方向の長さとポケットシートの幅方向内側の長さが同じであっても、ポケットシートのスリットの開口縁部がその長手方向一端部から他端部に向かって湾曲して配置された状態となるため、ポケットシートがトップシートやバックシートに引きつられる結果、吸収体の周縁部からポケットシートのスリットの開口縁部が確実に立ち上がる。 【0018】また、開口部に沿ってポケットシートのスリットの開口縁部に伸長状態で弾性部材を配置したり、あるいはポケットシートを伸縮性部材にて形成することも有効である。この場合も同様に、弾性部材や伸縮性部材の縮む力を利用して吸収体の周縁部からのスリットの開口縁部の立ち上がり傾向がより強めることができる。 【0019】さらに、ポケットシートの長手方向一端部に重ね合わされる補助シートをさらに設けるようにしてもよい。 【0020】 【実施例】本発明による吸収性物品を展開型おむつに応用した複数の実施例について、図1〜図12を参照しながら詳細に説明するが、本発明はかかる展開型おむつに限定されるものではない。 【0021】第1の実施例の外観を表す図1およびその平面形状を表す図2およびその III−III 矢視断面構造を表す図3に示すように、第1の実施例における展開型おむつ11は、液不透過性のバックシート12と、このバックシート12の上に重ね合わされる液透過性のトップシート13と、これらトップシート13とバックシート12との間に配置される吸収体14と、この吸収体14を覆うように配置され、その幅方向外側の側縁部と長手方向一端部とがトップシート13に接合されるポケットシート15と、前記吸収体14の幅方向両側縁から外側へ延出するトップシート13とバックシート12とで形成される一対のサイドフラップ部16, 17と、吸収体14の長手方向一端側から延出するトップシート13とバックシート12との間に挟持され、着用時にウエスト周りのフィット性を良好にするウエストギャザー18を形成するためのウエスト周り弾性部材19と、吸収体14の幅方向両側縁に沿ってトップシート13とバックシート12との間に挟持され、着用時の脚周りのフィット性を良好にするレッグギャザー20を形成するための脚周り弾性部材21と、背側部となる一端側のサイドフラップ部16の幅方向両側縁に取り付けられ、他端側のサイドフラップ部17に重ね合わせてこれらをつなぐための左右一対のファスニングテープ22とを有する。 【0022】ポケットシート15の幅方向中央部には、その長手方向他端から一端側に向けて延びるスリット23(図4参照)が形成され、このスリット23を境にポケットシート15をその幅方向外側にそれぞれ折り返して相互に接合した接合部24R , 24L がそれぞれ設けられ、これら接合部24R , 24L によって、ポケットシート15のスリット23の開口縁部が相互に離間して三方がポケットシート15で囲まれた開口部25を形成している。 【0023】本実施例では、接合部24R , 24L をポケットシート15の長手方向中央部から腹側部に亙って連続した直線状に形成しているが、曲線や間欠的な破線状に配置しても良く、この展開型おむつ11の全長に亙って設けるようにしてもよい。 【0024】本実施例におけるウエスト周り弾性部材19は、吸収体14の長手方向一端側にのみ配置されているが、さらに長手方向他端側にも配置するようにしてもよい。また、脚周り弾性部材21は吸収体14の両側縁の外側の長手方向に沿っておむつの幅方向に沿う中央部にのみ設けられており、さらに、サイドフラップ部16, 17の間には、着用時に脚周り開口部を形成するための一対の繰り抜き部26が形成されている。 【0025】さらに、ファスニングテープ22は、トップシート13上に接合されたベーステープ27に対して繰り返し剥離できるようになっている。 【0026】上述したトップシート13は、親水性あるいは疎水性の不織布, 織布, 多孔性プラスチックフィルムなどで形成され、ポリプロピレン, ポリエチレン, ポリエステル, ナイロンなどの繊維や、あるいはポリエステル, ポリプロピレン, ポリエチレン, ナイロンなどを2種類以上組み合わせた複合繊維などで構成することができる。特に、低融点ポリエステル/ポリエステル, ポリエステル/ポリエチレン, ポリプロピレン/ポリエチレンの複合繊維が強度の面から好ましいけれども、これらに限定されるものではない。このトップシート13を単一のシートで構成する必要はなく、吸収体14に重ね合わされるセンタートップシート13C(図10参照)と、サイドフラップ部16, 17を形成する一対のサイドトップシート13S(図10参照)とでトップシート13を構成するようにしてもよい。この場合、センタートップシート13Cとサイドトップシート13Sとで別の素材を使ってもよいが、同一の素材で構成することも可能である。 【0027】前記バックシート12は、ポリエチレンなどの液不透過性フィルムで形成したり、液不透過性フィルムと不織布あるいは織布とを貼り合わせたもので形成することができ、通気性もしくは透湿性を持った材料を採用することが好ましい。 【0028】吸収体14は、すでに周知の吸収性物品に使用される公知の吸収性材料で形成される。すなわち、綿状パルプやレーヨンなどの吸収性繊維をマット状にして高吸水性ポリマー(以下SAPと記述する)を均一に分散あるいは層状に配設し、これを親水性シートでくるんだものや、SAPを親水性シートでくるんだものを採用することができる。綿状パルプを有する吸収体14の場合には、綿状パルプに対して3〜60重量%の熱融着性物質を混合し、これらを熱圧着するようにしてもよい。 【0029】上述した綿状パルプは、化学パルプシートや機械パルプシートを粉砕機で解繊することにより得られる5mm以下の繊維長のものが好ましい。また、パルプ原料としては、針葉樹に限らず、広葉樹, わら, 竹, ケナフの他、古紙パルプなども使用することができる。この綿状パルプの使用量は、吸収体14の構造、例えば、綿状パルプを単独で用いるか、これを複数積層して用いるか、あるいはSAPなどの他の材料を併用するかなどによって異なるが、一般的には50〜400g/m2が適当である。 【0030】また、SAPとしては、デンプン系, セルロース系, 合成ポリマー系のものを採用することができる。具体的には、デンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合体, デンプン−アクリル酸エチルグラフト共重合体のケン化物, デンプン−メタクリル酸メチルグラフト共重合体のケン化物, デンプン−アクリロニトリルグラフト共重合体のケン化物, デンプン−アクリルアミドグラフト共重合体のケン化物, デンプン−アクリロニトリル−2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸グラフト共重合体のケン化物, アクリル酸(塩)重合体, アクリル酸で架橋されたポリエチレンオキシド, ナトリウムカルボキシメチルセルローズの架橋物, ポリビニールアルコール−無水マレイン酸反応物の架橋物などである。特に、ポリアクリル酸ナトリウム系のものが、その自重の20倍以上の尿や体液および水を吸収することから、最も適当である。SAPの使用量は、乾燥状態の綿状パルプに対して全重量の10〜500重量%、好ましくは15〜300重量%であり、綿状パルプ中に実質的に均一に分布していることが有効である。この吸収体14を圧縮成形する場合、密度が均一となるように表面を平滑に成形したり、あるいは尿や体液を縦方向および斜め方向に導くエンボス加工をその表面に施し、密度が部分的に異なるようにしてもよい。 【0031】さらに、上述した親水性シートとしては、ティシュ, 吸収紙, 親水性不織布などを採用することができる。 【0032】なお、トップシート13と吸収体14との間に親水性で液透過性の不織布, 織布, 多孔性プラスチック, 綿状パルプなどで形成した拡散層を設けてもよい。この拡散層を設けることによって、尿や体液などの吸収速度を低下させることなく、これらの漏れを防止することができる。この拡散層は、ポリプロピレン, ポリエチレン, ポリエステル, レーヨン, パルプなどの繊維で構成したり、あるいはこれらの複合繊維で構成することが可能であり、接着剤などを用いて吸収体14に接着固定される。 【0033】上述したように、前記ポケットシート15は、その長手方向一端部がトップシート13に接合されているが、バックシート12に接合されていても良く、この場合には液透過性のトップシート13からの液漏れを防止することができる。また、ポケットシート15の接合部24R , 24L は、ポケットシート15の中央にあらかじめ形成されるスリット23の開口縁部、つまり自由端部28側をその幅方向外側にそれぞれ折り返し、相互に重なり合う表面の一部を長手方向に沿って線状に接合することによって形成される。これら接合部24R , 24L によってポケットシート15に開口部25が設けられ、ポケットシート15の長手方向寸法が吸収体14の長手方向寸法よりも短く設定されて、吸収体14が円弧状に付勢される。その結果、ポケットシート15が吸収体14から立ち上がって堰29が形成される。 【0034】ポケットシート15の折り返し部分には、弾性部材30が伸長状態で接合され、これによってトップシート13から立ち上がる立体ギャザー31を堰29の内側に形成している。この場合、ウエストギャザー18と反対側(展開型おむつ11の腹側)に位置する立体ギャザー31の長手方向一端部か、あるいは両端部をトップシート13に接合するようにしてもよい。同様に、堰29の長手方向一端部を立体ギャザー31側に内倒しするか、あるいはサイドフラップ部17側に外倒ししてトップシート13に接合するようにしてもよい。 【0035】弾性部材30は、吸収体14の長手方向に対し、その1/5〜9/10の範囲に亙って配置することが好ましく、本実施例ではそれぞれ1本の弾性部材30を立体ギャザー31の先端、つまりポケットシート15の左右の接着部24RO, 24RI, 24LO, 24LI(図4参照)からそれぞれ等距離の位置に接合しているが、これを立体ギャザー31の基端側、つまり接合部24R , 24L 側に近づけて配置したり、あるいはこれを複数本配置するようにしてもよい。 【0036】ポケットシート15の自由端部28には、弾性部材32が伸張状態で弾性部材固定用テープ33と共に接合されている。この弾性部材32によって吸収体14の長手方向一端部と他端部との距離が短くなり、吸収体14が円弧状に付勢される結果、ポケットシート15の自由端部28が吸収体14からさらに急峻に立ち上がることとなり、堰29の形成を確実なものとしている。 【0037】上述した弾性部材32を省略することも可能であるが、本実施例のように弾性部材32を採用する場合には、開口部24を形成するポケットシート15の自由端部28の全域に亙って配置することが好ましく、本実施例ではそれぞれ1本の弾性部材32をポケットシート15の自由端部28に接合しているが、複数本の弾性部材32を弾性部材固定用テープ33と共に接合することも可能である。なお、弾性部材固定用テープ33は、ポケットシート15と同材質のものを使用することができる。 【0038】さらに、上述した弾性部材固定用テープ33を使用せず、弾性部材32のみを開口部25の周囲に配置することも可能である。この場合、弾性部材32は、ポケットシート15の自由端部28を内側または外側に折り返してポケットシート15に挟持され、その挟持部分に全面的または部分的に接合することにより、弾性部材32をポケットシート15の自由端部28に固定する。 【0039】このようにして、ポケットシート15に形成されたスリット23により、ポケットシート15の一端部、すなわち背側部を除いてその幅方向に沿う中央部から自由端部28が相互に引き離され、さらにトップシート13の表面からも離間して三方がポケットシート15で囲まれた開口部25ならびにこの開口部25を縁取る堰29が形成される。 【0040】この開口部25は、排泄物が開口部25を通して吸収体14の上面に排泄されるだけの大きさであれば良く、特に限定されない。ただし、好ましくはスリット23は、吸収体14の長手方向に沿った寸法の3/5〜9/10程度の長さが一般的である。スリット23の長さが、吸収体14の長手方向に沿った寸法の3/5未満の場合には、開口部25が小さくなり過ぎて排泄物が開口部25内に入らず、逆にスリット23の長さが吸収体14の長手方向に沿った寸法の9/10を越える場合には、背側からの漏れ防止効果を得ることが不十分となることがある。 【0041】このような本実施例の構造を容易に実現する方法として、接合部24R , 24L を形成する前の外観を表す図4およびそのV−V矢視断面構造を表す図5に示すように、ポケットシート15の幅方向に沿う中央部からその他端側、すなわち腹側部にかけてスリット23を形成し、このスリット23とポケットシート15の幅方向両側端との幅方向中央部に弾性部材30を伸長状態でそれぞれ接合し、この弾性部材30と平行にその幅方向に並ぶ一対の接着部24RO, 24RI, 24LO, 24LIを弾性部材30から等間隔の距離に設け、これら接着部24RO, 24RI, 24LO, 24LIを相互に重ね合わせて接合し、上述した接合部24R , 24L を形成することにより、開口部25と堰29と立体ギャザー31とを同時に形成することができる。 【0042】この場合、開口部25に沿ってこれを湾曲状態で囲む弾性部材32は、この展開型おむつ11の製造時に後述するポケットシートの連続体15Cの搬送方向に沿って一直線状に接合することができ、開口部25に沿って湾曲するための特別な配慮を行う必要がない。 【0043】すなわち、ポケットシート15の長手方向一端部およびその幅方向外側の側縁部をトップシート13と接合し、このポケットシート15に接合部24R , 24L を形成することにより、スリット23の開口縁部が長手方向に沿って外側に湾曲して配置されることとなり、ポケットシート15は立体ギャザー31を形成した分だけ、トップシート13などに対して長手方向に引きつられるため、吸収体14はポケットシート15に対して円弧状に湾曲し、ポケットシート15の自由端部28が吸収体14から立ち上がった状態となる。さらに、これらポケットシート15の自由端部28に弾性部材32を伸長状態で配置することにより、吸収体14の長手方向一端部と他端部との直線距離が短くなるように、吸収体14が円弧状に付勢される結果、ポケットシート15の自由端部28を吸収体14から急峻に立ち上げることができる。 【0044】接合部24R , 24L から立ち上がるポケットシート15の自由端部28の堰29の高さは、5mm〜100mmの範囲内、好ましくは20mm〜60mmの範囲で設定することが好ましい。堰29の高さは、着用者の体型や吸収性物品の種類によっても異なるが、着用者の股間部での漏れを防止したり、あるいは立体ギャザー31を外側(吸収体14と反対側)に倒れにくくするために適度な高さが必要である。堰29の高さが5mm未満の場合には、立体ギャザー31の外側への倒れを抑制する効果を得ることが困難となり、逆に100mmより高くなると着用者の装着方法や姿勢によっては、堰29の部分が吸収体14と着用者との間に介在してしまい、吸収体14の機能を発揮させることができなくなる虞がある。 【0045】同様に、股間部における立体ギャザー31の高さは、5mm〜100mmの範囲内、好ましくは20mm〜60mmの範囲で設定することが好ましい。この立体ギャザー31の高さは、着用者の体型や吸収性物品の種類によっても異なるが、着用者の股間部での漏れを防止するための高さが必要である。立体ギャザー31の高さが5mm未満の場合には、股間部での漏れを防止することが困難となり、逆に100mmより高くなると着用者の装着方法や姿勢によっては、立体ギャザー31が吸収体14と着用者との間に介在してしまい、吸収体14の機能を発揮させることができなくなる虞がある。 【0046】上述した実施例では、弾性部材30をポケットシート15の上に接合するようにしたが、幅広の弾性部材固定用テープ33を用い、この弾性部材固定用テープ33の上に弾性部材30, 32を接合するようにしてもよい。 【0047】このような本発明における吸収性物品の他の実施例における図5同様の断面構造を図6に示すが、先の実施例と同一機能の要素には、これと同一符号を記すに止め、重複する説明は省略するものとする。すなわち、弾性部材30, 32は、幅広の弾性部材固定用テープ33とポケットシート15との間に挟持された状態で配置されている。従って、接合部24R , 24L を形成することにより、立体ギャザー31はポケットシート15の折り返し部分と弾性部材固定用テープ33とで三重構造となり、堰29はポケットシート15と弾性部材固定用テープ33で二重構造となる。 【0048】この場合、接合部24R , 24L の接合が何らかの原因で不十分であったとしても、弾性部材30が予めポケットシート15と弾性部材固定用テープ33により挟持された状態となっているため、弾性部材30がポケットシート15との接着力が不十分となって、弾性部材30がポケットシート15から剥離してしまうような不具合を未然に防止することができる。図示例では、1枚の幅広な弾性部材固定用テープ33を用いて左右一対の弾性部材32, 33をそれぞれ固定しているが、左右の弾性部材に対応して2枚の弾性部材固定用テープ33を用い、これら弾性部材固定用テープ33に対して左右の弾性部材を独立にそれぞれ接合するようにしてもよい。 【0049】本実施例では、立体ギャザー31を形成するポケットシート15の折り返し部分を密着状態で接合しているが、図6に示すように弾性部材30を弾性部材固定用テープ33とポケットシート15の間で挟持するようにした場合は、ポケットシート15の折り返し部分全域を密着状態で接合する必要はなく、折り返し部分に空隙が形成されるようにしてもよい。 【0050】本発明に使用されるポケットシート15や弾性部材固定用テープ33は、親水性あるいは疎水性の不織布, 織布, 多孔性プラスチックフィルムなどの他、液不透過性のフィルムやこれらを貼り合わせたもので形成することができる。また、親水性の不織布や織布などは、このままでも使用することができるが、撥水処理を施すことがより好ましく、これによって防漏効果を高めることができる。不織布, 織布を構成する繊維としては、ポリプロピレン, ポリエチレン, ポリエステル, ナイロンなどの繊維や、あるいはポリエステル, ポリプロピレン, ポリエチレン, ナイロンなどを2種類以上組み合わせた複合繊維などで構成することができる。特に、低融点ポリエステル/ポリエステル, ポリエステル/ポリエチレン, ポリプロピレン/ポリエチレンの複合繊維が強度の面から好ましいけれども、これらに限定されるものではない。また、伸縮性の材料を使用することも可能である。 【0051】また、上述したウエスト周り弾性部材19, 脚周り弾性部材21, 弾性部材30, 32としては、天然ゴム, 合成ゴム, ウレタンなどを糸状, ひも状, テープ状に成形したのものを用い、澱粉系, CMC(カルボキシメチルセルロース)などの水溶性の接着剤で固定するが、熱融着や超音波溶着などで固定するようにしてもよい。 【0052】本実施例では、堰29の内側に左右一対の立体ギャザー31を形成するようにしたが、これを複数対形成することも可能である。この場合、立体ギャザー31をポケットシート15の自由端部28の外側、つまり堰29の幅方向外側に形成するようにしてもよい。 【0053】上述した接合部24R , 24L および立体ギャザー31は、この展開型おむつ11の製造中に効率よく製造することも可能であり、このような展開型おむつ11の製造手順の一例を図7〜図9に示す。すなわち、二点鎖線で示す切断線Dに沿って切断される図4に示した状態の展開型おむつの連続体11Cの一部を構成するポケットシートの連続体15Cには、予めスリット23を挟んで一対の弾性部材32が伸長状態で弾性部材固定用テープ33と共に接合されている。また、ポケットシートの連続体15Cの左右両側縁とスリット23との幅方向中央部には、弾性部材30が伸長状態で接合されている。さらに、ポケットシートの連続体15Cには、これら弾性部材30の両側に当該弾性部材30から等距離の位置に接着部24RO, 24LO, 24RI, 24LIが設定されており、これら接合部の何れか一方(図示例では幅方向外側の接着部24RO, 24LO)にのみ接着剤を塗布し(図7参照)、ポケットシートの連続体15Cの一方の接着部24RO, 24RIから等距離に設定した図7中、一点鎖線で示す折り返し線LR 、つまりポケットシートの連続体15C上の一方の弾性部材30に沿って展開型おむつの連続体11Cの片側(図中、右側)を谷折りで折り重ねる。これによって、ポケットシートの連続体15Cの片方の接合部24R および立体ギャザー31が自動的に形成される(図8参照)。 【0054】同様にして、展開型おむつの連続体11Cの他の片側(図中、左側)をポケットシートの連続体15Cの他方の接着部24LO, 24LIから等距離に設定した図8中、一点鎖線で示す折り返し線LL 、つまりポケットシートの連続体15C上の他方の弾性部材30に沿って谷折りで折り重ね、ポケットシートの連続体15Cの他方の接合部24L および立体ギャザー31を自動的に形成し、図9に示す如き3つ折り状態の展開型おむつの連続体11Cとし、これを切断線Dに沿って切断して展開型おむつ11を得た後、さらにこれをその長手方向に2つ折り、もしくは3つ折りにして梱包し、出荷する。 【0055】この際、展開型おむつの連続体11Cの長手方向に沿って隣り合う展開型おむつ11が同方向に配列する形態でもよいが、図示の如く展開型おむつの連続体11Cの長手方向に沿って隣り合う展開型おむつ11の向きが交互に逆向きに配置された形で、背側部と背側部、腹側部と腹側部とが連続した形態となることが好ましい。本実施例のように、隣り合う展開型おむつ11を長手方向に交互に逆向きに配置した場合には、隣り合う展開型おむつ11の接着部24R , 24L やスリット23の縁端部を各展開型おむつ11の切断部Dとぴったり合うようにする必要がなく、接合部24R , 24L やスリット23の位置が製造時に多少ずれても不良品が発生することがないため、高速での製造が可能となる。 【0056】このような方法でポケットシート15を形成すると、ポケットシート15の弾性部材32を製造ラインの流れ方向に沿って直線上に配置しても形成される開口部25はU字型となり、実質的に開口部25全体が3次元的に湾曲し、製造が容易でありながらも堰29や立体ギャザー31を吸収体14の幅方向側縁部から確実に立ち上げることができる展開型おむつ11の製造が可能である。 【0057】上述した実施例では、トップシート13とポケットシート15との接合領域に上述した接合部24R , 24L を形成したが、この接合部24R , 24L を脚周り弾性部材21の上やトップシート13とポケットシート15との接合領域よりも内側のポケットシート15上に形成することも可能である。 【0058】このような本発明による吸収性物品の他の実施例における図3同様の断面構造を図10に示すが、先の実施例と同一機能の要素には、これと同一符号を記すに止め、重複する説明は省略するものとする。すなわち、吸収体14を覆うセンタートップシート13Cの幅方向外側の側縁部には、一対のサイドトップシート13Sの幅方向内側の側縁部が重ね合わされ、一体的に接合されてトップシート13を形成している。レッグギャザー20を形成するための脚周り弾性部材21は、バックシート12とサイドトップシート13Sとの間に接合固定される。ポケットシート15の幅方向外側縁部は、サイドトップシート13Sに接合され、本実施例ではさらにその外側に接合部24R , 24L (図10では、一方の接合部24R のみ示している)を形成している。 【0059】このように、接合部24R , 24L の位置を吸収体14から離すことにより、開口部25をより広げることができ、ここを排泄物の溜め部として利用することができる。 【0060】上述した実施例では、ポケットシート15の接合部24R , 24L をトップシート13またはサイドトップシート13S上に形成したが、これら接合部24R, 24L をトップシート13またはサイドトップシート13Sから離して形成することも可能である。 【0061】このような本発明による吸収性物品のさらに別の実施例の断面構造を図11に示すが、先の実施例と同一機能の要素には、これと同一符号を記すに止め、重複する説明は省略するものとする。すなわち、図11は、先の実施例における図3と対応した断面図であり、トップシート13の幅寸法を短く設定し、ポケットシート15の幅方向外側部とバックシート12とでサイドフラップ部16, 17を形成すると共に脚周り弾性部材21を狭持している。立体ギャザー31の基端部、すなわちポケットシート15の接合部24R , 24L (図11では、一方の接合部のみを示している)は、トップシート13とポケットシート15との接合領域よりも、ポケットシート15の幅方向内側にずらして形成され、これによって立体ギャザー31と堰29の一部とが構成され、この立体ギャザー31とトップシート13との間のポケットシート15によって、ここを溜め部として利用することができる。 【0062】上述した図3, 図10, 図11に示す3つの実施例の構造は、接合部24R ,24L の形成位置をポケットシート15の幅方向に沿って単にずらすだけで任意に選択可能であり、製造設備の改造をほとんど行うことなく、かかる構成のおむつを製造することができる。 【0063】なお、展開型おむつ11の背側部からの漏れ防止効果をより高めるため、補助シートをポケットシート15の長手方向一端部に重ね合わせることも有効である。このような本発明による別な実施例の外観を図12に示すが、先の実施例と同一機能の要素には、これと同一符号を記すに止め、重複する説明は省略するものとする。 【0064】すなわち、ポケットシート15の長手方向一端部には、補助シート34が重ね合わされ、これらと一体的に接合されている。このように、補助シート34を設けたことにより、展開型おむつ11の背側部からの漏れをより確実に防止することができる。 【0065】補助シート34は、ポケットシート15と同一材質のものを使用することが可能であるが、別な材料を使用してもよい。この場合、伸縮性材料あるいは非伸縮性材料であってもよい。伸縮性材料を使用した場合には、これを伸長状態で配設することにより、ウエスト周り弾性部材19を省略することも可能である。 【0066】また、吸収体14の長手方向に沿った補助シート34の長さは、吸収性物品の種類や大きさによっても異なるが、一般的には10mm〜200mmの範囲内に設定され、好ましくは30mm〜150mmの範囲である。補助シート34の長さが10mm未満になると、背側部からの漏れの防止効果が発揮されなくなり、逆に200mmよりも大きくなると、開口部25が塞がれて吸収体14を覆ってしまい、吸収体14の吸収性能を阻害してしまう。 【0067】このように、補助シート34を設けることにより、展開型おむつ11の背側部からの漏れをより確実に防止することができる。さらに、スリット23が設計した寸法以上に大きくなってしまった場合、スリット23部分から裂けが生じてポケットが形成できなくなった場合でも、背側部からの漏れを確実に防止することが可能になる。 【0068】なお、この補助シート34をサイドフラップ部16の全域に亙って配設するようにしてよい。本実施例では、補助シート34をポケットシート15の上に重ねるようにしたが、トップシート13とポケットシート15との間に介装するようにしてもよい。トップシート13とポケットシート15との間に補助シート34を介装した場合でも、補助シート34をポケットシート15に接合し、トップシート13、つまり吸収体14と補助シート34との間に隙間が形成できるようにすることが望ましい。本実施例では、補助シート34が吸収体14の幅方向に対して一部のみに配置されているけれども、全幅に亙って配置されていてもよい。 【0069】 【発明の効果】本発明の吸収性物品によると、ポケットシートの長手方向一端部を少なくともトップシートの長手方向一端部に接合し、その幅方向両側縁部をトップシートか、あるいはバックシートに接合し、ポケットシートの長手方向他端からその一端側に亙って延びるスリットをこのポケットシートの幅方向中央部に形成し、このスリットの開口縁部を相互に離間して開口部および堰を形成し、さらにこの開口部の内側に立体ギャザーを形成するようにしたので、着用者の姿勢に拘らず、着用者の排泄物が開口部から吸収体に受け止められ、堰および立体ギャザーによって股間部のみならず、背側部からの排泄物の漏れも確実に阻止され、これら排泄物を分離した状態で保持することができる。この結果、皮膚炎などの発生を未然に防止することが可能である。 【0070】しかも、ポケットシートの幅方向中央部にその長手方向に沿って延びるスリットを形成し、このスリットの開口縁部を相互に離間して開口部を形成するようにしたので、複数枚のシートを貼り合わせてポケットシート形成する必要がない上、そのためのシートの切除除去も必要なくなり、生産速度を低下させず、しかも製造コストを向上させることができる。 【0071】また、スリットを境にポケットシートをその幅方向外側にそれぞれ折り返して相互に接合した接合部を形成した場合には、吸収体の周縁部からのスリットの開口縁部の立ち上がり傾向がより強められ、堰を確実に形成することができる。 【0072】同様に、ポケットシートのスリットの開口縁部に沿って伸長状態で弾性部材を配置したり、あるいはポケットシート自体を伸縮性部材にて形成した場合にも、弾性部材や伸縮性部材の縮む力を利用して吸収体の周縁部からのスリットの開口縁部の立ち上がり傾向がより強められる結果、堰を確実に形成することができる。 【0073】さらに、ポケットシートの長手方向一端部に重ね合わされる補助シートを設けた場合には、吸収体の背側部からの漏れをより確実に防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000122298 【氏名又は名称】王子製紙株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月16日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】谷 義一 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−226052 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月24日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−33132 |
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