| 【発明の名称】 |
パンツ型使いすておむつ |
| 【発明者】 |
【氏名】津幡 勝
【氏名】宮田 桂子
【氏名】坂野 賀津士
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| 【要約】 |
【課題】トップシートとバックシートと両シート間に配置された吸収体とを有する吸収性本体と、吸収性本体を着用者にあてて保持する外装部材とを有するパンツ型使いすておむつ。
【解決手段】外装部材は、不織布シートからなる内層及び外層間に伸縮弾性部材を挟持して接合した積層体からなり、該外装部材の少なくとも一対の脚周り開口部領域は、前記外装部材の外層シートと内層シートの間に配置された伸縮弾性部材を挟んで、前記外層シートと内層シートのどちらか一方のシートの前記伸縮弾性部材に沿う領域に横縞状に塗布された接着剤層により前記内外層シート及び伸縮弾性部材が接着固定されていることを特徴とするパンツ型使いすておむつ。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これら両シート間に配置された吸収体とを有する吸収性本体と、着用時に着用者の腹から腰周り及び脚周りを囲んで該吸収性本体を着用者にあてて保持する外装部材とを接合し、該外装部材の前身頃と後身頃の相対する両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成したパンツ型使いすておむつであって、前記外装部材は、不織布シートからなる内層と外層とを積層し、かつ両層間の前記脚周り開口部を形成する領域に伸縮弾性部材を伸長状態で配置してなり、少なくとも該伸縮弾性部材を配置している領域を含んで、前記内外層シートのいずれか一方のシートに横縞状に塗布した接着剤によって前記内外層シート間を接着固定していることを特徴とするパンツ型使いすておむつ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、予めパンツ型に形成されている使いすておむつに関する。また、本発明は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これら両シート間に配置された吸収体とを有する吸収性本体を着用者にあてて保持する外装部材に接合し、該外装部材の前身頃と後身頃の相対する両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成し、該開口部に沿って伸縮弾性が付与したパンツ型使いすておむつに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、使いすておむつとしては、例えば、特開昭57−77304号公報に開示されているような、フラットタイプのおむつのサイドフラップにおいて着用時に左右の側腹部に当たる部分を予め接合固定させておき、ウエスト周り開口部と脚周り開口部を設けたいわゆるパンツ型おむつが提案されている。また、このようなパンツ型使いすておむつにおいて、両脚周りの開口部、ウエスト周り開口部、更に腰周り両側部に装着者へのおむつの追従性やフィット性を高めるために伸縮弾性が付与されているものが実開平3−16920号公報、特開平4−28363号公報、特開平4−166150号公報及び特開平4−289201号公報に記載されている。このようなパンツ型使いすておむつは、着用者による着脱が可能で、幼児のおむつ離れの時期、又は失禁者等の成人用としても需要が増大してきている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記実開平3−16920号公報及び特開平4−28363号公報に記載されているようなパンツ型使いすておむつでは、ウエスト周りの開口部と両脚周りの開口部には伸縮自在な伸縮弾性部材が配置されていて、これらの伸縮弾性部材が開口部を絞り、吸収体を着用者にフィットさせ、また開口部からの漏れを防ぐ機能をおむつに付与している。 【0004】このように、伸縮弾性部材を伸長状態で開口部に沿って配置固定する方法としては、上記各公報に記載されているように、2枚のシートの向かい合った少なくとも一方の面にホットメルト接着剤を塗工し、2枚のシートの間に伸縮弾性部材を挟持する方法が一般に広く用いられている。 【0005】この方法の場合、脚周り開口部に沿って伸縮弾性部材を湾曲させて配置し、接着固定するためには、少なくとも脚周り開口部に沿った所定の幅の領域にホットメルト接着剤を伸長状態にある伸縮弾性部材の収縮力により剥がれないように接着固定することが求められるが、そのために接着剤量を増すことは貼り合わせたシートの風合いを損なうばかりでなく、使いすて製品の製造コストアップにつながり好ましくない。 【0006】また、ホットメルト接着剤の塗工形状として、接触型のコーターで塗工させてベタ塗工してしまうとシートの風合いを損なうと共に、シートに通気性素材を用いた場合に折角の通気性を阻害することとなって好ましくない。 【0007】この他に、ホットメルト接着剤の塗工形状として、非接触型のスパイラルスプレーコーターやカーテンスプレーコーターを用いて塗工する方法も知られており、これらの方法では、ホットメルト接着剤は加熱された空気により随伴されて細かい網目状若しくは霧状となってシートに付着され、接着剤間に細かな間隙があるためベタ塗工と違ってシートの通気性を阻害することは無いが、伸長状態にある伸縮弾性部材の収縮力により剥がれないように接着固定するには相応の量のホットメルト接着剤の塗工量が必要となり、この場合シートの接着に関してはベタ塗工とさして変わらない風合いとなってしまう問題点があった。 【0008】また、接触型のコーターを用いると、伸縮弾性部材の配置位置の近傍に所定の幅をもって塗工させることも可能であるが、伸縮弾性部材を配置していない部位のシート間の接着には、風合いを損なわないように更に別のコーターを設置しなければならない。 【0009】本発明の目的は、パンツ型使いすておむつを吸収性本体と外装部材によって形成し、外装部材を不織布積層体から形成させ、積層不織布の間に脚周り開口部を締める伸縮弾性部材をホットメルト接着剤によって固定することにより、良好な風合いと極めて優れた通気性を有するパンツ型使いすておむつを提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これら両シート間に配置された吸収体とを有する吸収性本体と、着用時に着用者の腹から腰周り及び脚周りを囲んで該吸収性本体を着用者にあてて保持する外装部材とを接合し、該外装部材の前身頃と後身頃の相対する両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成したパンツ型使いすておむつであって、前記外装部材は、不織布シートからなる内層と外層とを積層し、かつ両層間の前記脚周り開口部を形成する領域に伸縮弾性部材を伸長状態で配置してなり、少なくとも該伸縮弾性部材を配置している領域を含んで、前記内外層シートのいずれか一方のシートに横縞状に塗布した接着剤によって前記内外層シート間を接着固定していることを特徴とするパンツ型使いすておむつに関する。 【0011】また、本発明は、前記横縞状(ストライプ状)の接着剤層が、前記外装部材の両側縁にわたる連続した平行の線状又は帯状の層として長手方向全域に配置されていることを特徴とする前記パンツ型使いすておむつに関する。また、本発明は、前記横縞状の接着剤層が、前記外装部材の長手方向に沿う中央部を除く両側縁部の長手方向に配置されていることを特徴とする前記パンツ型使いすておむつに関する。 【0012】本発明は、前記横縞状の接着剤層が、前記外装部材の両側縁にわたる連続した平行の線状又は帯状の層として、前記外装部材の長手方向両端部から中央方向への一定幅の帯状領域を除く長手方向全域に配置されていることを特徴とする前記パンツ型使いすておむつに関する。また、本発明は、前記横縞状の接着剤層が、前記外装部材の長手方向両端部から中央側への一定幅の部分及び両側縁から中央側への一定幅の部分に配置されており、前記外装部材の中央部領域には配置されていないことを特徴とする前記パンツ型使いすてておむつに関する。 【0013】 【発明の実施の形態】本発明のパンツ型使いすておむつは、使いすておむつに求められる排泄物を吸収体の内外において保持する機能を吸収性本体に与え、外装部材には吸収性本体を担時し、着用者の体に吸収性本体を密着させ、また着用者の動きに対しても吸収性本体のずれを抑える機能を与えているとともに、外装部材には一対の脚周りの開口部、ウエスト周りの開口部、腰周りの側部に伸縮弾性が付与されていて優れた着用感を有しており、さらに外装部材を形成する外層シート及び内層シートは不織布シートから成るために良好な通気性を有し、着用中に汗が使いすておむつ内部に滞留することなく、下着を着用した感覚に似た極めて良好な着用感が得られる。 【0014】本発明のパンツ型使いすておむつにおいては、脚周り開口部に伸縮弾性を付与させる手段として、伸縮弾性部材を外装部材の外層シートと内層シートの間に伸長状態で配置し、これらを一体化させるために、外層シート又は内層シートの向かい合った面のどちらか一方に、接着剤を塗工するという方法を採用している。その際、外層シートと内層シートと、それらの間に挟持された伸縮弾性部材を伸長状態で一体化し、弾性部材が外層シート又は内層シートから剥がれないようにするためには、伸縮弾性部材との粘着力が高いホットメルト接着剤を選定することが好ましい。また、上記目的のためには、接着剤の使用量をある程度増やすことも有効な手段であるが、この場合、外層シートに加え内層シートにまで不織布シートを用いて下着に近い着用感と良好な通気性を確保しようとしている外装部材の特性を損なわない範囲で使用することが必要である。 【0015】本発明のパンツ型使いすておむつの場合、良好な着用感を得るために、脚周り開口部に沿って外層シートと内層シートの間に伸縮弾性部材を湾曲させて配置することが有効である。そして、伸縮弾性部材を湾曲させて接着固定する際に外装部材全体の風合いを損なわないためには、外層シートと内層シートの間の脚周り開口部に沿った所定の幅の領域に横縞状(平行ストライプ状)にホットメルト接着剤を十分に塗工して、外層シートと内層シート及び伸縮弾性部材を一体化させる必要がある。しかし、単に外層シートと内層シートとの間を接着するだけで伸長状態の伸縮弾性部材を固定する必要がない部分について、接着剤量を増やすことは、貼り合わせたシートの風合いを損なうばかりでなく、使いすて製品の製造コストアップにつながることから好ましくない。 【0016】ホットメルト接着剤の塗工形状としては、接触型のコーターで塗工させる際にもベタ塗工せずに、横縞状に塗工して線状又は帯状の塗工部と非塗工部とを交互に有する塗工領域を設け、塗工領域全体として伸縮弾性部材を伸長状態のまま保持するのに必要な単位面積当たりの接着剤量を塗工しておけば、同じ単位面積あたりの量の接着剤をベタ塗工した場合に対して同等に伸縮弾性部材の保持力を得ることが可能である上に、良好な風合いを保ち、また不織布シートの通気性を損なうことのない着用感に優れた外装部材を得ることが可能となるのである。 【0017】本発明のパンツ型使いすておむつの場合、外装部材を形成する不織布シートからなる外層シート又は内層シートのどちらか一方にホットメルト接着剤を塗工すれば足りるものである。ホットメルト接着剤は横縞状(平行ストライプ状)に塗工されていて、伸縮弾性部材の存在領域では伸縮弾性部材を挟んで外層シート、伸縮弾性部材及び内層シートが一体化され、また伸縮弾性部材の非存在領域では外層シート及び内層シートが一体化されており、いずれの領域においても接着剤非存在部分を有して一体化されていて、通気性が確保されている外装部材を与えている。 【0018】本発明のパンツ型使いすておむつに使用される外装部材の場合、脚周りの伸縮弾性部材は通常、湾曲させて配置されているが、ホットメルト接着剤を横縞状に塗工すると、各々の線状又は帯状の接着剤部は、殆どの脚周りの伸縮弾性部材に対してある角度をもって交差するため、脚周りの伸縮弾性部材が接着剤の非塗工部分に配置されることは少なく、確実に接着固定できるのである。 【0019】脚周りの伸縮弾性部材は脚周り開口部に沿って配置され、開口部を締め付けることによっておむつを着用者に固定させる機能を有しているが、この目的を達成させるための伸縮弾性部材の脚周り開口部近傍への配置方法やその形状はいろいろなものが考えられ、その伸縮弾性部材の配置形状によっては、ごく少ない部分において接着剤塗工部(線)と伸縮弾性部材とが平行になり、伸縮弾性部材の一部に比較的長い部分にわたって内外層シートに固定されない部分が生じることも考えられる。しかし、少なくとも脚周り開口部に沿った部分ではこのような状態は生起しないから、大きな問題とはならない。必要であれば、両者が平行となった部分のみについてベタ塗工や非接触型のコーターでの塗工を別途行うこともできるが、外装部材の風合いと通気性を保つことからいうと、可能な限りストライプ状の塗工を行うことのみで対応することが好ましい。 【0020】本発明のパンツ型使いすておむつの場合、外装部材を形成する外層シートと内層シートのどちらか一方にホットメルト接着剤を横縞状に塗工して接着剤の塗工部と非塗工部を形成している。そして、この塗工部により脚周りの伸縮弾性部材を伸長状態で内外層シートに固定保持しても、非塗工部においては外層シートと内層シートが接着固定されていないために、伸縮弾性部材が収縮した場合、この互いに固定されていない外層シートと内層シート部分が不織布本来の柔軟さ、通気性を保持して収縮することから、風合いや通気性は保持される。 【0021】外装部材の形成方法や脚周りの伸縮弾性部材の配置手段や形状によっては、横縞状に配置した線状又は帯状の接着剤層を連続層ではなく、不連続の線状層又は帯状層として形成することもできる。特に、外装部材における脚周り開口部の伸縮弾性部材の配置領域から離れた位置である、外装部材の中央領域などにおいては、非接触型のコーターを用いることにより、ホットメルト接着剤の塗工量を外層シートと内層シートの貼り合わせに最低限必要な量に抑えて塗工することも可能である。 【0022】また、パンツ型使いすておむつの場合、ウエスト周り開口部にも伸縮弾性部材を配置させることが必要であるが、ウエスト周りの伸縮弾性部材は、直線状に配置させることが有効であるため、ここでの伸縮弾性部材のホットメルト接着剤による固定に関しては、伸縮弾性部材の配置の方向に沿って、該伸縮弾性部材に直角にストライプ状に塗工部と非塗工部を交互に設ける塗工方法や、非接触型のスパイラルスプレーコーターやカーテンスプレーコーターによる塗工方法を用いて、外層シートと内層シートの間に伸縮弾性部材を挟持固定させることが可能である。 【0023】本発明のパンツ型使いすておむつの吸収性本体は、液透過性トップシートと、液不透過性バックシートと吸収体からなる。液透過性のトップシートとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる液体透過性不織布が好ましく用いられる。 【0024】吸収体は、通常、乳児用、失禁者用のおむつのような吸収性物品に使用されるものであれば使用できるが、綿状パルプと高吸水性材料である高吸収性ポリマーが混合されており、さらに親水性シ−トによりくるまれているものが好ましい。また、綿状パルプに対して3〜60重量%の熱融着性物質を混合して熱圧着したものであってもよい。前記吸収体の構成は特に制限されるものではないが、例えば、綿状パルプを主成分とする単独層でも良いし、綿状パルプに高吸収性ポリマー(SAP)のような高吸収性材料を配合した層状のものであっても良い。また綿状パルプを主成分とする2つの単独層により高吸水性材料からなる均一な層を挟み込むような構成のものであっても良い。 【0025】SAPの配合量は、綿状パルプの乾燥状態で全重量の10〜500%、好ましくは15〜300%であり、かかる量のSAPが綿状パルプに実質的に均一に分布している吸収体が好ましい。このような吸収体では、SAPが吸収し膨潤したとき、その粒子は相互の干渉が最小にとどめられ、連続的に接触して透過障壁を形成することが少なく、尿や体液を3次元方向に透過、吸収する。吸収体の上下、又は全体を覆って配置される親水性シートを使用することができる。親水性シートは、親水性であるシートであれば良く、例えば、ティシュ、吸収紙、親水性不織布等が挙げられる。 【0026】液不透過性のバックシートとしては、液体不透過性のポリエチレンシート、好ましくは微孔を設けたポリエチレンシート、熱可塑性樹脂にフィラーを加えて延伸した透湿性のある液体不透過性シート、又はこれらの液不透過性のシートと不織布とを貼り合わせたものであっても良く、このように透湿性を付与したものは蒸れる心配がなくなりより快適である。 【0027】前記吸収性本体の形状としては、砂時計型、矩形型、T字型等があるが、特に制限はなく、股下領域において広過ぎず、また狭過ぎない適度の形状であればよい。 【0028】本発明のパンツ型使いすておむつの外装部材は、不織布からなる外層シートと不織布からなる内層シートを、伸縮弾性部材を挟んで積層接着して形成されている。外層シート及び内層シートはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる不織布を用いることができる。 【0029】外層シートと内層シートの間に挟持される脚周り開口部伸縮弾性部材、及びウエスト周り開口部伸縮弾性部材は、ウレタン糸、糸ゴム等の通常の使いすておむつに使用される伸縮弾性体をそのまま使用することができ、これらの伸縮弾性部材はそれぞれ伸長状態で脚周り開口部、ウエスト周り開口部において横縞状(ストライプ状)接着剤により所定の領域に接着固定されている。 【0030】接着剤としては、ホットメルト接着剤が有利に用いられるが、その他にも澱粉系又はCMC(カルボキシメチルセルロース)などの水溶性の糊又は、流動性の高い接着剤なども用いることができる。ホットメルト接着剤としては、合成ゴム系のホットメルト接着剤であるスチレン−ブタジェン−スチレン系共重合体や、スチレン−イソプレン−スチレン系共重合体を用いることができる。 【0031】横縞状の接着剤層は、塗工部の幅が1〜3mm程度であることが好ましく、塗工部間の非塗工部の幅は1〜2mm程度であることが好ましい。 塗工部の幅を1mmよりも狭くすることは安定した塗工が困難となることから好ましくなく、逆に3mmよりも広くすることはベタ状の塗工に類することから外装部材の風合い低下につながり好ましくない。また、非塗工部の幅を1mmよりも狭くすることはベタ状の塗工と実質的に変わらなくなることから好ましくなく、逆に2mmよりも広くすることは伸長状態の伸縮弾性部材の保持がしにくくなることから好ましくない。 【0032】 【実施例】以下に本発明の実施例を示す図面を参照にして本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の実施例におけるパンツ型使いすておむつの斜視図である。図1に示した本発明のパンツ型使いすておむつ1は、脚周り開口部2、ウエスト周り開口部3を有し、左右の前記脚周り開口部の間に延びて形成された前身頃4と後身頃5はサイドシーム6により接着閉鎖されている。サイドシーム6の接着閉鎖は前身頃4と後身頃5を重ね合わせ、両側縁を外側に突き出した状態、又は両側縁を内側に突き出した状態で両側縁の最外部に沿ってホットメルト接着剤、加圧溶融、超音波溶融等を単独またはそれらを組み合わせることにより接合する。 【0033】図2は、図1で示した本発明のパンツ型使いすておむつ1のサイドシーム6を開放展開した伸長状態を示す斜視図で、外装部材7の左右の脚周り開口部2の近傍には、前身頃4に設けられた複数本の伸縮弾性材料から成る第1の伸縮弾性部材8と、後身頃5に設けられた複数本の伸縮弾性材料から成る第2の伸縮弾性部材9により伸縮弾性が付与されていると共に、ウエスト周り開口部の近傍にはウエスト周り伸縮弾性部材10により伸縮弾性が付与されている。 【0034】図3は、本発明の実施例におけるパンツ型使いすておむつの図1とは別の実施例を示した斜視図である。図3に示した本発明のパンツ型使いすておむつ1は、脚周り開口部2、ウエスト周り開口部3を有し、左右の前記脚周り開口部の間に延びて形成された前身頃4と後身頃5はサイドシーム6により接着閉鎖されている。サイドシーム6の接着閉鎖は前身頃4と後身頃5を重ね合わせ、両側縁を外側に突き出した状態、又は両側縁を内側に突き出した状態で両側縁の最外部に沿ってホットメルト接着剤、加圧溶融、超音波溶融等を単独またはそれらを組み合わせることにより接合する。 【0035】図4は、図3で示した本発明のパンツ型使いすておむつ1の別の実施例をサイドシーム6を開放展開した伸長状態を示す斜視図で、外装部材7の左右一対の脚周り開口部の近傍には、一方の脚周り開口部11に設けられた複数本の伸縮弾性材料から成る第1の伸縮弾性部材8と、もう一方の脚周り開口部12に設けられた複数本の伸縮弾性材料から成る第2の伸縮弾性部材9により伸縮弾性が付与されていると共に、ウエスト周り開口部の近傍にはウエスト周り伸縮弾性部材10により伸縮弾性が付与されている。 【0036】図5は、図1〜図4に示した本発明のパンツ型使いすておむつをおむつの股下中央部において切断した状態を示す横断面図で、パンツ型使いすておむつ1は吸収性本体13と外装部材7とから構成され、外装部材7は外層シート14と内層シート15からなっており、これら両シートの間に一対の脚周り開口部に沿って配置された伸縮弾性部材として、図1〜2に示した場合は第2の伸縮弾性部材9が、また図3〜図4に示した場合は第1の伸縮弾性部材8と第2の伸縮弾性部材9が挟持されて配置されている。 【0037】図6は、本発明のパンツ型使いすておむつを外装部材7側から眺めた平面図で、図2における第1の伸縮弾性部材8、第2の伸縮弾性部材9と、ウエスト周り伸縮弾性部材10の配置の例を示したもので、それぞれの弾性部材は複数本の糸状の伸縮弾性材料から成り、これらの伸縮弾性により吸収体を着用者に密着させる働きを有している。 【0038】図7は、本発明のパンツ型使いすておむつの別の実施例を外装部材7側から眺めた平面図で、図4における第1の伸縮弾性部材8、第2の伸縮弾性部材9と、ウエスト周り伸縮弾性部材10の配置の例を示したもので、それぞれの弾性部材は複数本の糸状の伸縮弾性材料から成り、これらの伸縮弾性により吸収体を着用者に密着させる働きを有している。 【0039】図8は、本発明のパンツ型使いすておむつにおいて、図6及び図7に示したような一対の脚周り開口部に配置された第1の伸縮弾性部材8及び第2の伸縮弾性部材を9を、図5に示したように外層シートと内層シートのとの間に挟持して接着固定するために、外層シート又は内層シートにホットメルト接着剤を横縞状(ストライプ状)に塗工した例を示したものであり、ホットメルト接着剤はおむつの長手方向に沿って塗工部16と非塗工部17とを有するように、両側縁にわたる連続した平行線状に塗工されている。 【0040】図9は、本発明のパンツ型使いすておむつにおいて、図6及び図7に示したような一対の脚周り開口部に配置された第1の伸縮弾性部材8及び第2の伸縮弾性部材9を図5に示したように外層シートと内層シートとの間に挟持して接着固定するために、外層シート又は内層シートにホットメルト接着剤を横縞状(ストライプ状)に塗工した図8とは別の例を示したものであり、ホットメルト接着剤はおむつの長手方向に沿って塗工部16と非塗工部17とを有するように塗工されており、おむつの長手方向に沿う中央部の所定の幅においてホットメルト接着剤が塗工されていない。 【0041】図10は、本発明のパンツ型使いすておむつにおいて、図6に示したような一対の脚周り開口部に配置された第1の伸縮弾性部材8及び第2の伸縮弾性部材9を図8に示したように、外層シート又は内層シートにホットメルト接着剤をストライプ状に塗工して挟持することにより接着固定した例を示したものである。 【0042】図11は、本発明のパンツ型使いすておむつにおいて、図6に示したような一対の脚周り開口部に配置された第1の伸縮弾性部材8及び第2の伸縮弾性部材9を図9に示したように、外層シート又は内層シートにホットメルト接着剤をストライプ状に塗工して挟持することにより接着固定した例を示したものである。 【0043】図12は、本発明のパンツ型使いすておむつにおいて、図7に示したような一対の脚周り開口部に配置された第1の伸縮弾性部材8及び第2の伸縮弾性部材9を図8に示したように、外層シート又は内層シートにホットメルト接着剤をストライプ状に塗工して挟持することにより接着固定した例を示したものである。 【0044】図13は、本発明のパンツ型使いすておむつにおいて、図7に示したような一対の脚周り開口部に配置された第1の伸縮弾性部材8及び第2の伸縮弾性部材9を図9に示したように、外層シート又は内層シートにホットメルト接着剤をストライプ状に塗工して挟持することにより接着固定した例を示したものである。 【0045】 【発明の効果】本発明のパンツ型使いすておむつによれば、使いすておむつに元来求められる排泄物を吸収体の内外において保持する機能を吸収性本体に与え、外装部材には吸収性本体を担時し、着用者の体に吸収性本体を密着させ、また着用者の動きに対しても吸収性本体のずれを抑える機能を与えているが、外装部材には一対の脚周りの開口部、ウエスト周りの開口部、腰周りの側部に伸縮弾性が付与されていて優れた着用感を有しており、さらに外装部材を形成する外層シート及び内層シートは不織布シートから成り、両層の間をストライプ状に塗布したホットメルト接着剤により接着固定してあるために良好な通気性を有し、着用中に汗が使いすておむつ内部に滞留することなく、下着を着用した感覚に似た極めて良好な着用感が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000122298 【氏名又は名称】王子製紙株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月2日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】中本 宏 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−216160 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月10日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−33530 |
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