| 【発明の名称】 |
動物用注射針 |
| 【発明者】 |
【氏名】中 渡 瀬 進
【氏名】金 蔵 利 男
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| 【要約】 |
【課題】豚などの動物に注射を施している際に、注射針が折れても、該注射針が豚などの体内に入るのを防止できる動物用注射針を提供すること。
【解決手段】針部材1の後端側に注射器のシリンダCの先端部に装着する取付筒2を一体に形成するか、又は、前記シリンダCの先端部に取付筒2を強制圧入し、該針部材1の取付筒2との接合部近傍に、その針部材1の太さより大きい球状,リング状,鍔状等をなし折損した針部材1が動物の体内に進入するのを防止する進入防止部材3を当該針部材1に一体に設けると共に、前記針部材1における進入防止部材3の後方を細目の易折損部1bに形成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 針部材の後端側に注射器のシリンダの先端部に装着する取付筒を一体に形成するか、又は、前記シリンダの先端部に取付筒を強制圧入し、該針部材の取付筒との接合部近傍に、その針部材の太さより大きい球状,リング状,鍔状等をなし折損した針部材が動物の体内に進入するのを防止する進入防止部材を設けたことを特徴とする動物用注射針。 【請求項2】 針部材の後端側に注射器のシリンダの先端部に装着する取付筒を一体に形成するか、又は、前記シリンダの先端部に取付筒を強制圧入し、該針部材の取付筒との接合部近傍に、その針部材の太さより大きい球状,リング状,鍔状等をなし折損した針部材が動物の体内に進入するのを防止する進入防止部材を当該針部材に一体に設けると共に、前記針部材における進入防止部材の後方を細目の易折損部に形成したことを特徴とする動物用注射針。 【請求項3】 進入防止部材は、適宜の色に着色したものである請求項1又は2に記載の動物用注射針。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、動物用特に豚や牛に注射を施す際に使用して有用であり、他の動物に注射を施す際に用いても安全性の高い動物用注射針に関するものである。 【0002】 【従来の技術】動物の飼育に際しては、該動物が病気にかかるのを防止するためや、病気にかかったときに薬液を注射することが広く行われており、特に、養豚場にあっては、その肉を食用に供するため、細心の注意を払って病気に対処している。また、薬液の注射に際しては、注射針が折損しないように注意深く薬液の注入作業を行っているが、豚は注射針を刺されると痛いために暴れて屡々注射針を折損するという事故が起こっている。 【0003】而して、注射針が折損すると、該注射針は動物の体内に進入して体内を移動するので、そのままに食用に供すると極めて危険なため、食用に供することなく、屠殺処理しているのが現状である。従って、養豚業者にとって、折角育てた豚を食用に供することなく屠殺処理することは大きな損失となるので、何らかの対策が採られることを切望している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のような従来技術に鑑み、豚などの動物に注射を施している際に、注射針が折れても、該注射針が豚などの体内に入るのを防止できる動物用注射針を提供することを、その課題とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決することを目的としてなされた本発明動物用注射針の構成は、針部材の後端側に注射器のシリンダの先端部に装着する取付筒を一体に形成するか、又は、前記シリンダの先端部に取付筒を強制圧入し、該針部材の取付筒との接合部近傍に、その針部材の太さより大きい球状,リング状,鍔状等をなし折損した針部材が動物の体内に進入するのを防止する進入防止部材を当該針部材に一体に設けるか、又は、前記針部材における進入防止部材の後方を細目の易折損部に形成したことを特徴とするものである。 【0006】即ち、本発明注射針は、針部材を動物の所要個所に刺して注射を施している最中に動物が暴れて、針部材が折損しそうになると、針部材が進入防止部材の後方、又は、易折損部から折損し、進入防止部材が動物の肌に接した状態で針部材のそれ以上の進入を防止できるようにしたもので、折損後は進入防止部材を摘んで針部材を動物から引き抜けば、針部材が動物の体内に進入して体内を移動するようなおそれはおよそ皆無となる。 【0007】また、前記進入防止部材は、これを適宜の色に着色した合成樹脂製のものとすれば、本発明動物用注射針の製造上のみならず、取扱上も便利なものとなる。 【0008】 【発明の実施の形態】次に、本発明動物用注射針の実施の形態を図により説明する。図1は本発明注射針を注射器のシリンダに装着した状態の一例の正面図、図2は易折損部の拡大正面図である。 【0009】図において、1は針部材で、先端部1aを被注射体に刺し入れるように尖鋭に形成し、後端部に注射器のシリンダCの先端部に装着する取付筒2を一体的に設けると共に、前記取付筒2との接合部を針部材本体より細身にして易折損部1bに形成してある。3は前記針部材1の易折損部1bの先に該針部材1と一体的に取付けた球状の進入防止部材で、通常、適宜の着色や模様を付した合成樹脂製とする。図中、Pは前記シリンダCのピストンロッド又はプランジャである【0010】なお、上記例においては、進入防止部材3の後に易折損部1bを設けがた、本発明では易損折部1bを設けず、この部を針部材本体と同じ太さに形成してもよい。また、進入防止部材3の形状を球状としたが、球状に限られること無く、リング状,鍔状等であってもよい。要は、針部材1が進入防止部材3の後方、或は、易折損部1bから折損した場合、該針部材1が被注射体の内部に進入するのを防止できる形状のものであればよい。また、前記進入防止部材3は適宜の色に着色したり模様を付しておけば、作業者の目に付きやすいので、取扱上極めて便利である。 【0011】上記のように構成される本発明動物用注射針は、注射器のシリンダCの先端部に取付筒2により装着して前記シリンダC内に注射用の薬液を入れ、針部材1の先端部1aを注射を施すべき動物の所要個所に突き刺し、ピストンロッド又はプランジャPを押してシリンダC内の薬液を前記動物の体内に注入するのに用いるのであるが、注入時に動物が暴れた場合、その力がある程度を超えると、針部材1は進入防止部材3の後方、或は、易折損部1bから折損して該針部材1が動物の体内に進入しようとしても、進入防止部材3が動物の肌に接したところで、それ以上の進入を阻止するので、針部材1が動物の体内に入り込むおそれは無く、しかも進入防止部材3を摘んで引張すれば、針部材1を簡易に抜去することができる。 【0012】従って、動物が豚や牛であっても、従来のように屠殺廃棄処理する必要はなくなるので、養豚場などでは経営上極めて有利となる。 【0013】 【発明の効果】本発明は上述のとおりであって、針部材の後端側に注射器のシリンダの先端部に装着する取付筒を一体に形成するか、又は、前記シリンダの先端部に取付筒を強制圧入し、該針部材の取付筒との接合部近傍を、易折損部として機能するように進入防止部材を設けるか、又は、前記接合部近傍を細目の易折損部に形成すると共に、該易折損部より先端側に、針部材の太さより大きい球状,リング状,鍔状等をなし折損した針部材が動物の体内に進入するのを防止する進入防止部材を針部材に一体に設けて構成したから、これを使用すれば、注入時に動物が暴れて針部材が折損しそうになった場合、針部材は易折損部から折損し、該針部材が動物の体内に進入しようとしても、進入防止部材が動物の肌に接したところで、それ以上の進入を阻止するので、針部材が動物の体内に入り込むおそれはないし、折損後は、進入防止部材を摘んで引張すれば、針部材を動物から簡易に抜去することができる。 【0014】従って、本発明は、養豚場などで飼育している豚に注射を施す際に用いる注射針として好適であり、従来屡々起こっていた針部材の折損に起因する屠殺廃棄処理の必要が無くなるので、経営上極めて有利である。なお、本発明注射針は豚に限られることなく、他の動物にも使用して極めて有用である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】595041970 【氏名又は名称】東京エンプラ商事株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)7月25日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】樋口 盛之助 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−42243 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)2月16日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−213872 |
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