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【発明の名称】 検眼装置
【発明者】 【氏名】小早川 嘉

【要約】 【課題】光学系を小型化してコンパクトな構成とする。

【解決手段】角膜測定用光源21a〜21dは光分割部材1の外側から光束を角膜に投影する。エリアセンサ7に映った光源21a〜21dの角膜反射像の映像を演算手段に取り込み、これらの角膜反射像の位置を演算して角膜の曲率半径を求め、また位置合わせ情報を得る。屈折測定光学系においては、測定光学系の対物レンズ8と視標光学系の対物レンズ2から被検眼Eまでの距離が光学系全体の大きさに影響するが、角膜測定光源21a〜21dからの光束を光分割部材1の外側から投影することにより、光源21a〜21dを測定光学系と重層的に配置することができるので、対物レンズ2、8から被検眼Eまでの距離を短くすることができ、全体として光学系を小型化することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 光束を被検眼の角膜に投影しその反射光を光電検出して角膜の形状を求める角膜測定光学系と、光束を眼底に投影しその反射光を光電検出して屈折値を求める屈折測定光学系とを備えた検眼装置において、検眼光軸の周囲の所定経線方向に分離した少なくとも3経線を含む方向に設けた角膜測定用光源と、前記測定光学系に設けた光路を分割する光分割部材とを有し、該光分割部材により光路を前記角膜測定用光源の分離した経線方向に反射し、前記分割した測定光学系と前記角膜測定用光源を重層的に配置したことを特徴とする検眼装置。
【請求項2】 光束を被検眼の角膜に投影しその反射光を光電検出して角膜の形状を求める角膜測定光学系と、光束を眼底に投影しその反射光を光電検出して屈折値を求める屈折測定光学系とを備えた検眼装置において、検眼光軸の周囲の所定経線方向に分離した少なくとも3経線を含む方向に設けた角膜測定用光源と、前記測定光学系の光路を分割する光分割部材とを有し、該光分割部材により光路を前記角膜測定用光源の分離した経線方向に反射し、該反射面内で前記光分割部材の外側から角膜測定光を被検眼の角膜に投影することを特徴とする検眼装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡店や眼科病院で使用されるオートレフラクトメータやオートケラトメータ等の検眼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オートレフラクトメータとオートケラトメータの複合機においては、角膜測定用光源は測定受光光学系の前に配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従来例においては、オートレフラクトメータとオートケラトメータの複合機能を有するために、光学系が大型化し全体的に構成が複雑化するという問題点がある。
【0004】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、光学系を小型化してコンパクトな検眼装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための本発明に係る検眼装置は、光束を被検眼の角膜に投影しその反射光を光電検出して角膜の形状を求める角膜測定光学系と、光束を眼底に投影しその反射光を光電検出して屈折値を求める屈折測定光学系とを備えた検眼装置において、検眼光軸の周囲の所定経線方向に分離した少なくとも3経線を含む方向に設けた角膜測定用光源と、前記測定光学系に設けた光路を分割する光分割部材とを有し、該光分割部材により光路を前記角膜測定用光源の分離した経線方向に反射し、前記分割した測定光学系と前記角膜測定用光源を重層的に配置したことを特徴とする。
【0006】また、本発明に係る検眼装置は、光束を被検眼の角膜に投影しその反射光を光電検出して角膜の形状を求める角膜測定光学系と、光束を眼底に投影しその反射光を光電検出して屈折値を求める屈折測定光学系とを備えた検眼装置において、検眼光軸の周囲の所定経線方向に分離した少なくとも3経線を含む方向に設けた角膜測定用光源と、前記測定光学系の光路を分割する光分割部材とを有し、該光分割部材により光路を前記角膜測定用光源の分離した経線方向に反射し、該反射面内で前記光分割部材の外側から角膜測定光を被検眼の角膜に投影することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。図1は実施例の検眼装置の光学系の平面図、図2は側面図、図3は正面図を示し、被検眼Eの前方の光路O1上には、平面内で光路を分割する光分割部材1、対物レンズ2、可視光を反射するダイクロイックミラー3、テレセントリック絞り4、レンズ5、ダイクロイックミラー6、撮像手段であるエリアセンサ7が順次に配列され、エリアセンサ7は光路O1を介して前眼部と共役とされている。
【0008】光路O1は光分割部材1により平面内で分割され、分割された光路O2上には対物レンズ8、ミラー9、孔あきミラー10、前眼部と共役な小開口絞り11、レンズ12、赤外LEDの屈折測定用光源13が順次に配列されており、ダイクロイックミラー6と孔あきミラー10の間の光路上には、孔あきミラー10側から、前眼部に共役な6孔絞り14、分離プリズム15、レンズ16が配列され、エリアセンサ7は光路O3を介して正視眼底に共役とされている。
【0009】また、ダイクロイックミラー3の入射方向の光路O3上には、レンズ17、ミラー18、レンズ19、屈折測定及び角膜測定共通の視標20が配列されており、光分割部材1の近傍には、赤外LEDから成る角膜測定用光源21a〜21dが光路O1に対して斜め45度の径線方向にそれぞれ配置されている。即ち、角膜測定用光源21a〜21dは、光分割部材1により平面内で光路分割された測定光学系の上下に重層的に配置されている。
【0010】視標20はレンズ19、ミラー18、レンズ17、ダイクロイックミラー3、対物レンズ2、光分割部材1を介して、被検眼Eに視標光束を投影する。屈折測定用光源13はレンズ12、小開口絞り11、孔あきミラー10、ミラー9、対物レンズ8、光分割部材1を介して、被検眼Eの眼底にスポット光束を投影する。その反射光は同じ光路を戻り、孔あきミラー10で反射され、6孔絞り14、分離プリズム15により6個のスポット光に分離され、レンズ16、ダイクロイックミラー6を介して、エリアセンサ7に6光束として受光し、それらの光束位置を演算して屈折値を求める。
【0011】角膜測定用光源21a〜21dは光分割部材1の外側から光束を被検眼Eの角膜に投影する。エリアセンサ7に映った光源21a〜21dの角膜反射像の映像を演算手段に取り込み、これらの角膜反射像の位置を演算して角膜の曲率半径を求め、また位置合わせ情報を得る。
【0012】屈折測定光学系においては、測定光学系の対物レンズ8と視標光学系の対物レンズ2から被検眼Eまでの距離が光学系全体の大きさに影響するが、角膜測定光源21a〜21dからの光束を光分割部材1の外側から投影することにより、光源21a〜21dを測定光学系と重層的に配置することができるので、対物レンズ2、8から被検眼Eまでの距離を短くすることができ、全体として光学系を小型化することができる。
【0013】なお、角膜測定用光源21a〜21dは異なる経線方向に少なくとも3個あれば乱視角度を演算できる。また、光源21aと21dの間の上方及び光源21bと21cの間の下方にそれぞれ別の角膜測定用光源を配置して、合計6個の光源像により測定を行ってもよく、更に光源21dと21cの間以外の4つの光源を連続した円弧状の1つの光源としてもよい。なお、視標光学系を測定光学系の被検眼E側の光分割部材1で分割する構成にしてもよい。ただし、この場合には光源21aと21bも別々に分離した光源とする。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る検眼装置は、光分割部材により光路を角膜測定用光源の分離した経線方向に反射し、分割した測定光学系と角膜測定用光源を重層的に配置することにより、光学系を小型にすることができ、屈折力測定と角膜曲率測定の機能を有するコンパクトな複合機とすることができる。
【0015】また、本発明に係る検眼装置は、光分割部材により光路を角膜測定用光源の分離した経線方向に反射し、その反射面内で光分割部材の外側から角膜測定光を被検眼の角膜に投影することにより、光学系を小型にすることができ、屈折力測定と角膜曲率測定の機能を有するコンパクトな複合機とすることができる。
【出願人】 【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
【出願日】 平成10年(1998)5月22日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】日比谷 征彦
【公開番号】 特開平11−332829
【公開日】 平成11年(1999)12月7日
【出願番号】 特願平10−158463