| 【発明の名称】 |
超音波処置装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】本田 吉隆
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| 【要約】 |
【課題】本体の構成がコンパクトになるとともに、駆動状態に関する情報を表示するときの視認性を高めることができる超音波処置装置を提供する。
【解決手段】超音波振動を発生する超音波振動子と、発生された超音波振動を生体組織を処置する処置部に伝達するプローブとが内在されたハンドピース4と、超音波振動子に予め設定された一定電流が流れるように制御する定電流制御機構を含む超音波振動子の駆動回路ユニット2と、ハンドピース4と駆動回路ユニット2との間を電気的に中継せしめるように着脱自在に接続可能な接続部を有し、超音波振動子に供給される信号を検出する駆動状態モニター検出器34と、検出された信号をモニター結果として表示するバーグラフ表示部47とを含む駆動状態モニターユニットを具備することを特徴とする超音波処置装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 超音波振動を発生する超音波振動子と、この超音波振動子によって発生された超音波振動を、生体組織を処置する処置部に伝達するプローブとが内在されたハンドピースと、前記超音波振動子に、予め設定された一定電流が流れるように制御する定電流制御機構を含む前記超音波振動子の駆動回路ユニットと、前記ハンドピースと前記駆動回路ユニットとの間を電気的に中継せしめるように着脱自在に接続可能な接続部を有し、前記超音波振動子に供給される信号を検出する信号検出手段と、この信号検出手段により検出された信号をモニター結果として告知する告知手段とを含む駆動状態モニターユニットと、を具備することを特徴とする超音波処置装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、超音波振動によって生体組織を処置する超音波処置装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、超音波振動の応用技術として従来から超音波凝固切開、超音波クリップ溶着、超音波トラカールなどの超音波を利用した各種の手術装置が考えられている。この種の超音波手術装置では生体組織を処置する処置部を備えたハンドピースの内部に、超音波振動を発生する超音波振動子と、この超音波振動子からの超音波振動を前記処置部に伝達するプローブとが内蔵されている。 【0003】そして、超音波手術装置の使用時には処置部を生体組織の処置対象部位(被処置部)に当接させた状態で、超音波振動子からの超音波振動をプローブを介して処置部に伝達し、この超音波振動によって生体組織を処置するようになっている。 【0004】特願平9−168924号明細書は超音波処置装置としての超音波凝固切開装置に関して図12に示すような構成を提案している。すなわち図12において、超音波処置装置1は、超音波処置装置本体(以下、単に本体と呼ぶ)2と、この本体2に接続されて超音波出力のON/OFF制御を行うためのフットスイッチ3と、生体に対して実際に処置を施す超音波処置具としてのハンドピース4とから構成される。本体2はフロントパネル7を具備し、このフロントパネル7には超音波処置装置の電源のON/OFFを制御する電源スイッチ18と、各種の表示部及びスイッチを具備する表示パネル19と、本体2に対してハンドピース4を着脱可能にする超音波処置装置側の着脱手段としての本体接続部8とが設けられている。 【0005】ハンドピース4の本体は、超音波振動子が内在された操作部10と、超音波振動子からの超音波振動を処置部に機械的に伝達する部材であるプローブ11が内在された中空部材としてのシース9とからなる。操作部10はシース9に対して着脱自在である。処置部12はプローブ11の先端部に相当し、超音波振動が生体に接触して処置を行う端部である。把持部13はプローブ11の先端部に対して軸回転するものであり、処置するべき生体組織をプローブ11との間に把持する部材である。 【0006】操作部10には操作部10に固定された固定ハンドル14aと、この固定ハンドル14aに対して閉操作することで把持部13がプローブ11に対して閉じる方向に駆動される可動ハンドル14bとが設けられている。 【0007】6は本体2に対してハンドピース4を着脱可能にする超音波処置具側の着脱手段としてのハンドピースコネクタである。このハンドピースコネクタ6は本体2からの電気的エネルギーをハンドピース4に伝達する接続ケーブル5の一端に接続されており、接続ケーブル5の他端は操作部10に接続されている。 【0008】図13は図12に示す本体2においてフロントパネル7周辺の様子を詳細に示す図である。表示パネル19は超音波振動の大きさを設定した値を表示するため設定表示部20と、超音波振動の大きさを設定するスイッチであり、設定値を増加させるためのスイッチ21aと、設定値を減少させるためのスイッチ21bとを具備する設定部21と、プローブ11の駆動状態を最大駆動量に対する割合で表示するためのバーグラフ表示部22とを具備する。 【0009】図14は駆動回路ユニットを含む本体2の詳細な構成を示す図である。図14において、駆動回路23は、超音波振動子に超音波信号を生成、増幅してハンドピース4に供給するものであり、超音波振動子に供給する超音波信号の電圧と電流の位相差をなくして効率よく超音波信号を供給する位相追尾回路24と、この位相追尾回路24から入力された信号に超音波振動子に供給する電圧の大きさを乗算器により掛け合わせて電力増幅器の基信号を決定する電圧制御アンプ25と、この電圧制御アンプ25からの信号を電力増幅する電力増幅器26と、この電力増幅器26から出力された超音波信号の電圧もしくは電流の位相または大きさを検出する電圧電流検出部(DET)27と、電力増幅器26にて増幅された超音波信号の昇圧を行う出力トランス28と、設定部21を介しての超音波出力設定に従った値と、電圧電流検出部27にて検出された電流値の大きさとを差動増幅し、電圧制御アンプ25にフィードバックすることで定電流制御を行う差動増幅器29と、設定部21にて入力された超音波設定に従った電流値で定電流制御を行えるような電圧を生成して差動増幅器29に入力する電圧生成部30と、判断部32や設定部21、フットスイッチ(FSW)3の信号に基づいて各種回路を制御する制御部31と、定電流制御が行われているかどうかを監視し、制御部31や表示部22に監視結果を伝達する判断部32と、この判断部32に入力されるアナログ信号をデジタル変換して制御部31に伝達するA/Dコンバータ33とを具備する。 【0010】上記した構成において、差動増幅器29からの出力信号は判断部32に入力される。この判断部32ではバーグラフ表示部22に表示するべき駆動状態を表す信号を生成する。ここで、出力トランス28からの出力電圧の大きさは電圧制御アンプ25の乗算器の入力に比例するので、この電圧制御アンプ25の乗算器への入力信号が電気的インピーダンスの大きさを示している。したがって、判断部32では差動増幅器29の出力、すなわち、電圧制御アンプ25への入力信号の変化を基にして、駆動状態をバーグラフ表示部22でバーグラフ表示するようにしている。 【0011】このように、上記した構成では、超音波振動子に関して検出される電気的インピーダンスが超音波振動に対する機械的負荷に比例することを利用して、本体内部の制御信号から電気的インピーダンスに関する情報を抽出し、この情報を表示したり音声出力することによりユーザに対して超音波振動子の駆動状態を告知している。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】ところで、トラカールや、凝固手術装置では生体組織を処置する処置部を生体組織に当接させた際に、処置部によって生体組織を押圧する押圧力の力量が超音波振動子への負荷になる。そのため、超音波手術装置の使用時に力を入れすぎると、生体組織を押圧する押圧力の力量が大きくなるので、超音波振動子への負荷が上昇しすぎて振動できなくなり、かえって超音波手術装置の通常の超音波処置機能が働かないことになる。そのため、本出願人は特願平9−168924号明細書にて超音波振動による各処置機能を適切に利用できるとともに、生体組織への過剰なエネルギー供給を制限することができる超音波手術装置を発明したが、上記した従来の超音波処置装置においては、本体2の内部に駆動状態に関する情報を抽出して表示するための構成を設けているので、本体2の構成がその分大型になってしまう。また、表示位置も本体2が置かれている場所に限られてしまうので超音波処置時における視認性は必ずしも良好なものではなかった。 【0013】本発明の超音波処置装置はこのような課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、本体の構成をコンパクトにしてかつ駆動状態に関する情報を表示するときの視認性を高めることができる超音波処置装置を提供することにある。 【0014】 【課題を解決するための手段】上記した目的を達成するために、本発明に係る超音波処置装置は、超音波振動を発生する超音波振動子と、この超音波振動子によって発生された超音波振動を、生体組織を処置する処置部に伝達するプローブとが内在されたハンドピースと、前記超音波振動子に、予め設定された一定電流が流れるように制御する定電流制御機構を含む前記超音波振動子の駆動回路ユニットと、前記ハンドピースと前記駆動回路ユニットとの間を電気的に中継せしめるように着脱自在に接続可能な接続部を有し、前記超音波振動子に供給される信号を検出する信号検出手段と、この信号検出手段により検出された信号をモニター結果として告知する告知手段とを含む駆動状態モニターユニットとを具備する。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る超音波処置装置の構成を示す図である。図1に示す構成は上記した従来の構成からバーグラフ表示部22を除去するとともに、本体2とハンドピース4とを電気的に中継し、ハンドピース4に供給される電圧信号及び電流信号の大きさを検出する信号検出手段としての駆動状態モニター検出器34と、この駆動状態モニター検出器34に着脱自在に接続可能であり、検出された信号をモニター結果としてそれぞれ異なる表示形態で表示する告知手段としての駆動状態モニター表示器39、40とを追加したことを特徴とする。駆動状態モニター表示器39は前記した従来装置におけるバーグラフ表示部22に対応するものであり、表示回路での信号に従って点灯消灯によりバーグラフ表示を行うバーグラフ表示部47を有する。また、駆動状態モニター表示器40はパソコンなどにより構成され、検出したデータの経時的変化を表示するものである。 【0016】上記駆動状態モニター検出器34はその外部に本装置34の電源のON/OFFを制御する電源スイッチ35と、ハンドピースコネクタ6が接続可能な駆動状態モニター接続部36と、中継コード142を介して本体2の本体接続部8に接続可能な駆動状態モニターコネクタ37と、駆動状態モニター検出器34により検出されたデータを出力するための出力接続部38、38’とを具備する。出力接続部38には、表示器コネクタ41及び中継コード42を介して、駆動状態モニター表示器39が接続可能である。また、出力接続部38’には、表示器コネクタ41’及び中継コード42’を介して、駆動状態モニター表示器40が接続可能である。ここで駆動状態モニター検出器34と駆動状態モニター表示器39、40とは駆動状態モニターユニットを構成する。 【0017】上記したような構成によれば、本体2の構成がコンパクトになるとともに、駆動状態モニター表示器39及び40を任意の位置に配置できるので駆動状態表示の視認性が良くなる。 【0018】なお、上記した構成ではバーグラフ表示部47は駆動状態モニター表示器39のみに設けられているが、視認性をさらに良くしたい場合には本体2及び/又は駆動状態モニター検出器34にもバーグラフ表示部を設けるようにしてもよい。また、中継コード142は、駆動状態モニター検出器34を本体2に隣接して、例えば本体2の上に重ねて配置する場合には短いコードが用いられるが、駆動状態モニター検出器34を本体2から離れた任意の位置に配置したい場合には比較的長いコードが用いられる。 【0019】図2は本発明の第1実施形態に係る駆動状態モニター検出器34の詳細な構成を示す図であり、本体2からハンドピース4に供給される超音波信号の電圧を分圧する分圧回路43と、この分圧回路43からの電圧信号を絶縁するための絶縁トランス44と、この絶縁トランス44にて検出される電圧信号を整流平滑して直流化する整流平滑回路45とを具備する。整流平滑回路45の直流電圧は検出結果としてアナログのデータ転送により出力接続部38を介して駆動状態モニター表示器39に供給されてバーグラフ表示がなされる。同時に整流平滑回路45の直流電圧は、シリアル通信を行うための変換手段としての通信回路48により処理された後、出力接続部38’を介して駆動状態モニター表示器40に供給されてデータの経時的変化が表示される。49は電源スイッチ35の操作により通信回路48へ電源を供給する手段としての電源回路であり、商用電源またはバッテリーが用いられる。バッテリーを用いた場合には患者を保護するための絶縁手段が不要になり駆動状態モニター検出器34を商用電源のある場所から離れた任意の位置に配置することができる利点がある。 【0020】図15は図2に示す通信回路48の構成を示している。この通信回路48にはA/D(アナログ・デジタル)変換手段62と、通信手段63とが設けられている。さらに、通信手段63には通信バッファー手段64とパラレル/シリアル変換手段65とが内蔵されている。 【0021】そして、この通信回路48の動作時には整流平滑回路45から通信回路48に入力される直流電圧をA/D変換手段62にてデジタル変換し、通信手段63により出力接続部38’を介して外部に出力される。ここで、A/D変換手段62におけるデジタル変換結果がシリアルデータであった場合には、通信手段63は通信バッファー手段64となる。また、A/D変換手段62におけるデジタル変換結果がパラレルデータであった場合には、通信手段63はパラレル/シリアル変換手段65を有する通信手段となる。 【0022】また、図示しないが通信回路48のA/D変換手段62の変換結果がパラレルデータであり、通信手段63が通信バッファー手段64にて構成することで通信回路48がパラレル通信を行うための変換手段となっても上記と同様な効果が得られることは言うまでもない。 【0023】また、電源スイッチ35の操作により電源回路49が遮断されて通信回路48が動作しなかったとしても、本体2からハンドピース4に供給される超音波信号は中継され、電源スイッチ35のON/OFFに超音波信号は左右されない。 【0024】図3は図2に示す構成の変形例として、駆動状態モニター検出器34と駆動状態モニター表示器39とを一体化したときの構成を示しており、図2の構成に加えて、整流平滑回路45の直流電圧からバーグラフ表示部47の点灯消灯を決定する表示回路46と、表示回路46での信号に従って点灯消灯を行うバーグラフ表示部47とが組み込まれている。また、表示回路46には電源回路49からの電源が供給される。 【0025】図4は上記した表示回路46及びバーグラフ表示部47の詳細な構成を示す図である。表示回路46は抵抗群50とコンパレータ群51とからなる。抵抗群50は、コンパレータ群51の入力端子に対する基準電圧(分解能)を決定するためのものである。また、コンパレータ群51は一方の入力端子を抵抗群50からの基準電圧とし、他方の入力端子を整流平滑回路45からの検出データとし、次段のバーグラフ表示部47のLED群52の各LEDの点灯消灯を決定する手段である。すなわち、検出データの大きさに応じてLED群52のうちの選択されたLEDが点灯されることにより、超音波振動子の駆動状態がバーグラフ状に表示される。 【0026】図5は図4に示す表示回路46の変形例を示す図であり、上記したコンパレータ群51の他に、基準電圧(分解能)がそれぞれ異なっている抵抗群50a、50b、50cと、これらの抵抗群50a、50b、50cから任意の1つを選択するべく切り替える切り替え回路53と、この切り替え回路53に対してどの抵抗群を選択するかをつまみ54aを廻すことにより決定する選択回路54とを具備する。なお、図5では3つの抵抗群50a、50b、50cのみ図示しているが、これに限定されず任意の数の抵抗群とすることができる。 【0027】図5に示す構成によれば、設定部21における設定と合わせて選択回路54で抵抗群を適宜選択することにより、所望の分解能を維持しながらバーグラフ表示のダイナミックレンジを大きくすることができる。 【0028】図6は本発明の第2実施形態に係る駆動状態モニター検出器34の構成を示す図である。第2実施形態では図2に示す構成に加えて、ハンドピース4に供給される電流エネルギーを絶縁して検出するための絶縁トランス55と、この絶縁トランス55にて検出される電流信号を整流平滑して直流化する整流平滑回路56と、整流平滑された電流信号と、整流平滑回路45からの電圧信号とを受けて、電圧信号を電流信号で割り算する割り算回路57とが追加されている。 【0029】割り算回路57での割り算結果は検出結果としてアナログのデータ転送により出力接続部38を介して駆動状態モニター表示器39に供給されてバーグラフ表示がなされる。同時に割り算結果はシリアル通信を行うための変換手段としての通信回路48により処理された後、出力接続部38’を介して駆動状態モニター表示器40に供給されてデータの経時的変化が表示される。 【0030】このように本実施形態では、電圧検出に加えてハンドピース4に供給される電流をも検出し、検出した電圧信号を電流信号で割り算している。これによって、大きな電流値が設定された場合、V(電圧)=I|Z|(電流×電気インピーダンス)の関係式より結果的に電圧信号が大きくなったとしても、V/Iの割り算により得られる値は大体同じになるのでほぼ一定のダイナミックレンジになる。これによって、ユーザが設定値を設定部21で設定した電流値を調整することなしにそのままの状態でバーグラフ表示を行わせることができる。また、ダイナミックレンジがほぼ一定になるので、割り算した結果を表示する場合における表示回路46の抵抗群は1個で済み構成をより小さくすることができる。 【0031】図7は図6に示す構成の変形例として、駆動状態モニター検出器34と駆動状態モニター表示器39とを一体化したときの構成を示しており、図6の構成に加えて、割り算回路57の割り算結果からバーグラフ表示部47の点灯消灯を決定する表示回路46と、表示回路46での信号に従って点灯消灯を行うバーグラフ表示部47とが組み込まれている。また、表示回路46には電源回路49からの電源が供給される。 【0032】図8はパソコン等からなる駆動状態モニター表示器40の表示内容の一例を示す図である。図8において、縦軸58は電気インピーダンス|Z|(駆動状態の大きさに比例)の大きさを示す軸であり、横軸59は時間的経過を示す軸である。60は駆動状態の経時的モニター結果である。 【0033】図9は駆動状態モニター表示器40の表示内容の他の例を示す図である。この例では駆動状態がスレッシホールドを越えたときに初めて表示を開始するようにしている。61はそのためのスレッシホールドラインである。このようなスレッシホールドラインを付加することにより駆動状態をよりよく把握することができる。なお、図8、図9における時間軸の時間幅の設定は変更可能である。また、図9におけるスレッシホールドライン61の画面位置も変更可能である。 【0034】なお、上記した実施形態では、検出されたデータをアナログ転送するときの出力接続部38は1つとして説明したが、図2、図3、図6、図7の点線で示すように、これと同様の接続部をさらに1個、又は複数個追加して駆動状態モニター表示器39を各々の出力接続部38に配置することによりバーグラフ表示の視認性をさらに高めることができる。 【0035】また、図10に示すように、2つの出力接続部38の一方に駆動状態モニター表示器39を接続し、他方には上記した通信回路48と同様の通信処理を行う機能と、A/D変換機能とを備えた通信回路48’を接続し、この通信回路48’にパソコン等の駆動状態モニター表示器40を接続するようにしてもよい。この場合、駆動状態モニター検出器34に設けられた通信回路48と出力接続部38’とは不要となる。このような構成によれば、パソコン側にA/D変換機能を持たせる必要がなくなる利点がある。 【0036】また、図11に示すように、アナログ転送用の出力接続部38を1つとし、これに上記した通信回路48’を接続して、この通信回路48’に駆動状態モニター表示器39及び40をそれぞれ接続するようにしてもよい。 【0037】また、上記した実施形態では超音波凝固切開装置を例に説明したが、他の超音波処置装置、例えば超音波吸引装置にも適用することができる。さらに、超音波振動子の駆動状態を駆動状態モニター表示器39、40により視覚的に表示するようにしたが、検出された電圧信号を周波数変換手段により周波数に変換し、この周波数変換手段からの信号の変化に従って発音手段により音質の変化として告知するようにしてもよい。 【0038】さらに、図16に示すように駆動状態モニター検出器34の出力接続部38に接続される通信回路48に無線送信機71を設けるとともに、駆動状態モニター表示器39、40側に無線受信機72を設け、検出された電圧信号を変換手段によって無線の通信信号に変換し、この通信信号を通信回路48の無線送信機71と、駆動状態モニター表示器39、40側の無線受信機72との間で無線にて通信する構成にしても良い。 【0039】さらに、図17に示すように駆動状態モニター検出器34の出力接続部38に接続される通信回路48に赤外線送信機73を設けるとともに、駆動状態モニター表示器39、40側に赤外線受信機74を設け、検出された電圧信号を変換手段によって赤外線の通信信号に変換し、この通信信号を通信回路48の赤外線送信機73と、駆動状態モニター表示器39、40側の赤外線受信機74との間で赤外線にて通信する構成にしても良い。さらに、無線や、赤外線といった通信手段を図示しない光信号による通信手段に変更しても良く、この場合も同様の効果が得られることは言うまでもない。 【0040】なお、上記した具体的実施形態には以下に示すような構成を有する発明が含まれている。 1.超音波振動を発生する超音波振動子と、この超音波振動子によって発生された超音波振動を、生体組織を処置する処置部に伝達するプローブとが内在されたハンドピースと、前記超音波振動子に、予め設定された一定電流が流れるように制御する定電流制御機構を含む前記超音波振動子の駆動回路ユニットと、前記ハンドピースと前記駆動回路ユニットとの間を電気的に中継せしめるように着脱自在に接続可能な接続部を有し、前記超音波振動子に供給される信号を検出する信号検出手段と、この信号検出手段により検出された信号をモニター結果として告知する告知手段とを含む駆動状態モニターユニットと、を具備することを特徴とする超音波処置装置。 1−1.構成1の信号検出手段が、上記超音波振動子に供給される電圧信号の大きさを検出する電圧検出手段と、所定の基準電圧を決定する基準電圧決定手段と、この基準電圧決定手段で決定された電圧と、検出された電圧信号とを比較して、最大値に対する割合を判別する、複数のコンパレータを具備する判別手段と、から構成され、前記告知手段は、前記判別手段によって判別された最大値に対する割合を複数の発光ダイオードによってレベル表示する発光手段にて構成されたことを特徴とする超音波処置装置。 1−1−1.構成1−1の基準電圧決定手段が少なくとも一種類以上あって、この一種類以上の基準電圧決定手段を切り替えるスイッチ手段をさらに具備することを特徴とする超音波処置装置。 1−2.構成1の信号検出手段が、上記超音波振動子に供給される電圧信号の大きさを検出する電圧検出手段と、検出された電圧信号をアナログ/デジタル変換するA/D変換手段にて構成され、前記告知手段が、前記A/D変換手段によって得られるデジタルデータをリアルタイムに処理するマイクロプロセッサ手段と、このマイクロプロセッサ手段によって処理されたデータを経時的に液晶やCRT画面に表示する表示手段にて構成されていることを特徴とする超音波処置装置。 1−3.構成1の信号検出手段が、上記超音波振動子に供給される電圧信号の大きさを検出する電圧検出手段と、検出された電圧信号を電圧/周波数変換する周波数変換手段とから構成され、前記告知手段が、前記周波数変換手段からの信号の変化を音質の変化として出力する発音手段により構成されていることを特徴とする超音波処置装置。 1−4.構成1の信号検出手段が、上記超音波振動子に供給される電圧信号の大きさを検出する電圧検出手段と、検出された電圧信号を通信信号に変換する変換手段と、この変換手段によって変換されたデータを有線もしくは無線にて通信する通信手段とから構成されていることを特徴とする超音波処置装置。 1−5.構成1の超音波処置装置において、前記信号検出手段は、前記超音波振動子に印加される電流の大きさを示す信号を検出する電流検出手段と、前記超音波振動子に印加される電圧の大きさを示す信号を検出する電圧検出手段と、前記電流検出手段と前記電圧検出手段とにより検出された2つの信号に基づいて所定の演算を行う演算手段とから構成され、前記告知手段は、この演算手段により得られた演算結果を駆動状態のモニター結果として表示する表示手段からなることを特徴とする超音波処置装置。 1−6.構成1の超音波処置装置において、前記告知手段は、検出した信号をモニター結果としてバーグラフ表示する第1の駆動状態モニター表示器と、検出した信号の経時的変化をモニター結果として表示する第2の駆動状態モニター表示器とから構成されることを特徴とする超音波処置装置。 1−7.構成1−6において、前記信号検出手段はアナログのデータ転送のための第1の接続部と第2の接続部とを有し、前記第1の駆動状態モニター表示器は前記第1の接続部に接続され、前記第2の駆動状態モニター表示器はA/D変換機能を有する通信回路を介して前記第2の接続部に接続されていることを特徴とする超音波処置装置。 1−8.構成1−6において、前記信号検出手段はアナログのデータ転送のためのアナログ接続部を有し、前記第1の駆動状態モニター表示器と前記第2の駆動状態モニター表示器とはA/D変換機能を有する通信回路を介して前記アナログ接続部に接続されていることを特徴とする超音波処置装置。 1−9.構成1の超音波処置装置において、前記信号検出手段は、前記超音波振動子に供給される信号に対して絶縁し信号検出する絶縁手段を有することを特徴とする超音波処置装置。 1−10.構成1の超音波処置装置において、前記信号検出手段と、前記告知手段との少なくとも一方は該手段を動作させる電源を供給する電源手段を有することを特徴とする超音波処置装置。 1−10−1.構成1−10において、前記電源手段は、少なくとも商用電源に対して絶縁された2次電源手段であることを特徴とする超音波処置装置。 2.超音波振動を発生する超音波振動子と、この超音波振動子によって発生された超音波振動を、生体組織を処置する処置部に伝達するプローブとが内在されたハンドピースと、前記超音波振動子に、予め設定された一定電流が流れるように制御する定電流制御機構を含む前記超音波振動子の駆動回路ユニットと、前記ハンドピースと前記駆動回路ユニットとの間を電気的に中継せしめるように着脱自在に接続可能な接続部を有し、前記超音波振動子に供給される信号を検出する信号検出手段と、この信号検出手段により検出された信号をモニター結果として告知する告知手段とを含む駆動状態モニターユニットに対して検出された信号を出力するための出力手段とを具備したことを特徴とする超音波処置装置。 【0041】 【発明の効果】本発明によれば、本体の構成がコンパクトになるとともに、駆動状態に関する情報を表示するときの視認性を高めることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000376 【氏名又は名称】オリンパス光学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)6月16日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−267130 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)10月5日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−168652 |
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