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【発明の名称】 しゃ血装置
【発明者】 【氏名】デイル・ロバート・ブレーキー

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体と、ベースと、ベース内の開口と、停止位置と突き刺し準備位置を有する、尖端部を備えた鋭利部材と、前記の突き刺し準備位置から前記停止位置に前記鋭利部材を迅速に付勢するための付勢手段と、突き刺し準備位置に前記鋭利部材を保持するためのロック手段とを備え、前記開口の範囲に保持された皮膚を刺すために、前記ロック手段のロック解除により、鋭利部材が前記停止位置に移動するように構成されていることを特徴とするしゃ血装置。
【請求項2】 開口がスリーブを備え、このスリーブが開口内に装着され、好ましくはベースの下方へ延びていることを特徴とする請求項1記載のしゃ血装置。
【請求項3】 装置が指の突き刺しに使用されるときに、スリーブの内径が好ましくは0.35〜0.70cm、特に0.50〜0.60cmであることを特徴とする請求項1記載のしゃ血装置。
【請求項4】 スリーブの下端が凹部を備え、皮膚を鋭利部材に接近させるように、指をスリーブの方へ押すときに、凹部がスリーブ内で皮膚を膨らませることを特徴とする請求項1記載のしゃ血装置。
【請求項5】 装置の使用時に停止位置からヒンジ回りに回転させるためにスリーブが設けられていることを特徴とする請求項1記載のしゃ血装置。
【請求項6】 使用済表示手段が、スリーブとベースの間で延びる1個以上の壊れやすいブリッジを備え、使用中スリーブがヒンジ回りに回転させられるときにこのブリッジが破壊されることを特徴とする請求項1記載のしゃ血装置。
【請求項7】 使用済表示手段が停止位置へのスリーブの戻りを防止するラッチを備えていることを特徴とする請求項1記載のしゃ血装置。
【請求項8】 付勢手段がベースから延びる弾性アームを備えていることを特徴とする請求項1記載のしゃ血装置。
【請求項9】 鋭利部材が取外し可能なカバーを備え、このカバーが取扱い操作時に使用者が誤って突き刺されないようにし、鋭利部材の一部を形成する穿孔尖端部を殺菌状態に保つことを特徴とする請求項1記載のしゃ血装置。
【請求項10】 尖った金属針からなる鋭利部材の殺菌が、射出成形機を用いて針を合成樹脂内の適所に鋳込み、同時にカバーを適所に成形することによって達成され、針が合成樹脂内でほぼ取り囲まれ、それによって射出成形プロセスの熱が鋭利部材を殺菌する働きをすることを特徴とする請求項1記載のしゃ血装置。
【請求項11】 対向支持部が針の周りに成形された合成樹脂に設けられ、ベースに取付けられた対応する対向支持部に係合し、ロック手段として作用することを特徴とする請求項1記載のしゃ血装置。
【請求項12】 ロック手段が、スリーブを上方に押しかつ対向支持部をベースに取付けた範囲においてベースを下方に押すことによりロック解除可能であるように形成されていることを特徴とする請求項1記載のしゃ血装置。
【請求項13】 ロック手段がロック解除されたときに針の移動を制限するためにおよびまたは突き刺し準備位置への鋭利部材の操作を容易にするための指グリップを設けるために、1個または複数の二次の対向支持部が、針の周りに成形された合成樹脂に設けられていることを特徴とする請求項1記載のしゃ血装置。
【請求項14】 鋭利部材が停止位置にあるときに鋭利部材の尖端部がスリーブによって取り囲まれるように、装置が構成されていることを特徴とする請求項1記載のしゃ血装置。
【請求項15】 装置が金属針と協働して射出成形された一体の合成樹脂からなっていることを特徴とする請求項1記載のしゃ血装置。
【請求項16】 付勢手段がベースから延びる弾性アームを備え、鋭利部材がこの弾性アームに取付けられた鋭利部材ホルダー内に収納されていることを特徴とする請求項1記載のしゃ血装置。
【請求項17】 添付の図のいずれか一つに関連して説明したしゃ血装置。
【請求項18】 本出願の明細書およびまたは特許請求の範囲で個別的にまたは集合的に言及または示した手段、特徴、構成要素および化合物と、この手段または特徴のいずれかおよびすべての組み合わせまたはいずれか2つ以上の手段または特徴。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する分野】本発明はしゃ血装置に関する。
【0002】
【発明の背景】血液のサンプルを採取する必要があり、これは一般的に鋭利な尖端で指を突き刺すことによって行われる。しかし、これは、自己採取または採取が嫌になるほど血液が出るため、かなりの痛みおよびまたは心配を伴う。更に、鋭利尖端部の配置に関連する少なからぬ問題がある。
【0003】
【先行技術】血液を出すためのにいろいろな装置が知られているが、それらのすべてがいろいろな欠点を有する。
【0004】
【発明の概要】本発明は、本体と、ベースと、ベース内の開口と、停止位置と突き刺し準備位置を有する、尖端部を備えた鋭利部材と、前記の突き刺し準備位置から前記停止位置に前記鋭利部材を迅速に付勢するための付勢手段と、突き刺し準備位置に前記鋭利部材を保持するためのロック手段とを備え、前記開口の範囲に保持された皮膚を刺すために、前記ロック手段のロック解除により、鋭利部材が前記停止位置に移動するように構成されているしゃ血装置を提供する。
【0005】
【発明の好ましい実施形】開口はスリーブを備え、このスリーブは開口内に装着され、好ましくはベースの下方へ延びている。装置が指の突き刺しに使用されるときに、スリーブの内径は好ましくは0.35〜0.70cm、特に0.50〜0.60cmである。
【0006】スリーブの下端は好ましくは凹部を備え、皮膚を鋭利部材に接近させるように、指をスリーブの方へ押すときに、凹部がスリーブ内で皮膚を膨らませる。好ましくは、装置の使用時に停止位置からヒンジ回りに回転させるためにスリーブが設けられている。使用済表示手段は、スリーブとベースの間で延びる1個以上の壊れやすいブリッジを備え、使用中スリーブがヒンジ回りに回転させられるときにこのブリッジは破壊される。
【0007】使用済表示手段は上記の代わりに、停止位置へのスリーブの戻りを防止するラッチを備えていてもよい。付勢手段はベースから延びる弾性アームを備えていてもよい。鋭利部材は取外し可能なカバーを備え、このカバーは取扱い操作時に使用者が誤って突き刺されないようにし、鋭利部材の一部を形成する穿孔尖端部を殺菌状態に保つ。
【0008】尖った金属針からなる鋭利部材の殺菌が、射出成形機を用いて針を合成樹脂内の適所に鋳込み、同時にカバーを適所に成形することによって達成され、それによって針は合成樹脂内でほぼ取り囲まれ、射出成形プロセスの熱が鋭利部材を殺菌する働きをする。対向支持部が針の周りに成形された合成樹脂に設けられ、ベースに取付けられた対応する対向支持部に係合し、ロック手段として作用する。
【0009】ロック手段は、スリーブを上方に押しかつ対向支持部をベースに取付けた範囲においてベースを下方に押すことによりロック解除可能であるように形成されている。ロック手段がロック解除されたときに針の移動を制限するためにおよびまたは突き刺し準備位置への鋭利部材の操作を容易にするための指グリップを設けるために、1個または複数の二次の対向支持部が、針の周りに成形された合成樹脂に設けられている。
【0010】鋭利部材が停止位置にあるときに鋭利部材の尖端部がスリーブによって取り囲まれるように、装置が構成されていることが好ましい。装置は好ましくは、金属針と協働して射出成形された一体の合成樹脂からなっている。付勢手段はベースから延びる弾性アームを備え、鋭利部材はこの弾性アームに取付けられた鋭利部材ホルダー内に収納されている。
【0011】本発明を具体的に示すために、添付の図によって、本発明によるしゃ血装置を例示的に説明する。
【0012】
【図に関連する詳細な説明】図1〜4において、全体を1で示したしゃ血(瀉血)装置は適当な材料で形成してもよいが、この材料は好ましくは射出成形可能な合成樹脂材料である。射出成形は好ましくは、鋭利部材を形成する針を除いて一体ユニットとして行われる。この針は別個の構成要素を形成することができる。
【0013】しゃ血装置はベース2を備え、このベースはセレーション2aのような、掴みを補助する手段を備えていてもよい。穴4を有するスリーブ3はベースに形成された開口5内に配置されている。このスリーブは好ましくは環状の凹部6を備え、この凹部はしゃ血操作を補助するように成形されている。
【0014】従って、凹部6は次のように形成されている。すなわち、被検査人の指または他の部分を穴4の方へ上方に向けて押すときに、凹部が穴内の皮膚部分を容易に膨らませ、突き刺しのために容易に接近可能であるように形成されている。ヒンジ7はスリーブ3をベース2に連結するブリッジだけから構成することができる。このヒンジは好ましくはしゃ血装置を形成する合成樹脂の成形時に一体に形成される。好ましい合成樹脂は弾性的な材料であり、ヒンジは、指によってスリーブが押圧されるときに、スリーブ3とベース2との弾性的な相対運動を可能にする。
【0015】ベース2の端部にアーム9が形成され、このアームの範囲においてベースに第1の対向支持部21が取付けられている。弾性的なアーム22がベース2から延びている。このアームは好ましくは図示のようにベース2と一体である。この弾性的なアームはその端部が、一体に形成された鋭利部材ホルダー24に接続している。
【0016】鋭利部材ホルダーは図示のように、指掴み用成形部25を備えていてもよい。最も下側の指グリップ25aは、操作中の鋭利部材ホルダーの下向きの運動を制限するために、第1の対向支持部21と協働する対向支持部として作用することができる。金属針からなっていてもよい鋭利部材26は、鋭利部材ホルダー24内に収納されている。鋭利部材は鋭利部材ホルダーに一体的に取付けられた取外し可能なカバー28に収納された尖端部27を備えている。
【0017】鋭利部材が射出成形機で成形することによって合成樹脂内で囲まれると、射出成形プロセスで使用される合成樹脂の熱は、鋭利部材27の尖端部を殺菌するのに充分であり、従って取外し可能なカバー28が破断されるまで、尖端部を殺菌状態に保つ。鋭利部材と鋭利部材ホルダーからの取外し可能なカバーの取外しを容易にするために、破断個所29を形成する薄肉の合成樹脂領域を設けることができる。
【0018】第2の対向支持部30が設けられている。この第2の対向支持部30が第1の対向支持部21上の載置部よりも高くなるように、鋭利部材ホルダーが上方へ引っ張られるときに、この第2の対向支持部は鋭利部材ホルダーを突き刺し準備位置(上向き位置)でロックする。ベース2とスリーブ3はそれぞれラッチ要素42,43を備えている。このラッチ要素は次のように相互作用するよう形成されている。すなわち、スリーブ3が上方へ押されるときに、ラッチ要素43がラッチ要素42に載り、スリーブが元の位置に戻るのを阻止するように形成されている。それによって、装置が使用されていることが視覚的に示される。
【0019】装置を操作するために、使用者は取外し可能なカバー28をねじり、破断個所29からカバーを破断し、シャフト26の尖端部27からカバーを下方に引っ張る。それに続いて、使用者が指グリップ25を上方に引張り、対向支持部30のレベルを第1の対向支持部21のレベルの上方にもたらす。それによって、装置は突き刺し準備位置にロックされる。
【0020】そして、上向きの指の押圧力がスリーブに加えられる。同時に、下向きの押圧力がアーム9に加えられる。それにより、指の皮膚が穴4に押し込まれ、同時に対向支持部30,21の相互作用によるロックが解除される。従って、鋭利部材ホルダーが急に解放され、下方へ急に移動して鋭利部材の尖端部を使用者の皮膚に押込む。最も下側の指グリップ25aは、尖端部27の下方への移動を制限する。
【0021】使用者の指に穴があけられると、尖端部はスリーブ3によって囲まれた開口の範囲内の図示したその停止位置に戻る。廃棄中装置が人に当たっても安全であり、傷つけることがない。同時に、スリーブ3はラッチ要素42,43の相互作用によってねじれた位置にロックされ、装置が使用されたことを示す。
【0022】更に、カバーがないことも、装置が使用されたことを視覚的に示す。装置が使用されたことを示すために、他の表示手段を用いてもよい。この手段は図示していない壊れやすい複数のブリッジの形をしていてもよい。このブリッジはスリーブ3との連結のために、開口5の側部の周りにおいてベースの間で延びている。
【0023】特許請求の範囲、図示、写真および図面は、もしあれば、関連する仮明細書または親の明細書あるいは優先権書類の記載、特許請求の範囲、図示、写真および図がなすようなこの明細書の開示の一部を形成している。もしあれば、この開示のすべてが、その記録の一部としてここに編入される。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、いろいろな代替、変形およびまたは追加を、いろいろな構造および配置または部品に取り込むことができる。
【出願人】 【識別番号】598024189
【氏名又は名称】デイル・ロバート・ブレーキー
【出願日】 平成10年(1998)2月23日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】江崎 光史 (外2名)
【公開番号】 特開平11−244262
【公開日】 平成11年(1999)9月14日
【出願番号】 特願平10−40679