| 【発明の名称】 |
電子内視鏡光量制御装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】樋口 充
【氏名】竹内 信次
【氏名】山中 一浩
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| 【要約】 |
【課題】全画素読出し方式を実行する際の遮光期間設定のための構成が簡略化され、コストの低減を図ることができるようにする。
【解決手段】絞り制御回路39により、画像の明るさが所定値となるように絞り35を制御すると共に、この絞り35を完全に閉じて遮光期間を設定し、この遮光期間を利用しながら全画素読出し方式により静止画を形成し、一方動画については撮像素子出力時画素混合読出し方式で画像信号を形成する。即ち、静止画では、1/60秒の期間内の1回の露光でCCD12にて得られた全画素につき、上記の絞り35で設定された遮光期間を利用し、この期間で奇数ラインの信号を読み出し、次の期間で偶数ラインの信号を読み出す。その後、これらのライン信号を混合回路26で画素混合してフィールド信号とすることにより、高画質の静止画が形成される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 1回の露光で撮像素子に蓄積された全画素の信号を遮光期間を利用して読み出す全画素読出し方式を実行する電子内視鏡の光量制御装置であって、光源からの光量を調節するための絞りと、画像の明るさが所定値となるように上記絞りを可変駆動すると共に、上記遮光期間を得るために当該絞りを閉じて完全な遮光状態とする絞り制御回路と、を備えた電子内視鏡光量制御装置。 【請求項2】 上記撮像素子に蓄積された画素を上下ライン間で混合して出力し、動画を形成する撮像素子出力時画素混合読出し方式と、1回の露光で上記撮像素子に蓄積された全画素の信号を上記遮光期間を利用して読み出し、静止画を形成する全画素読出し方式を備えた電子内視鏡に適用したことを特徴とする上記請求項1記載の電子内視鏡光量制御装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電子内視鏡光量制御装置、特に撮像素子に蓄積される全画素を読み出す全画素読出し方式を実行するために、遮光期間を設定することができる光源部等の光量制御装置の構成に関する。 【0002】 【従来の技術】電子内視鏡装置では、固体撮像素子として例えばCCD(Charge Coupled Device)が用いられており、このCCDにおいては光電変換素子により画素単位で蓄積される電荷を読み出すことにより、画像信号(ビデオ信号)が得られるように構成される。そして、例えば同時式の電子内視鏡光量制御装置では、上記CCDの上面に、画素単位で色フィルタが配置され、これによってカラー画像が得られる。 【0003】図5には、上記の色フィルタの配列状態が示されており、図示されるように、CCD1の撮像面には、例えば偶数ラインにMg(マゼンタ)、Cy(シアン)の画素、奇数ラインにG(グリーン)、Ye(イエロー)の画素が配列される。このCCD1では、これらの色フィルタを介して画素単位の蓄積電荷(画素信号)が得られることになる。 【0004】そして、従来の色差線順次混合読出し方式によれば、上下ラインの画素の蓄積電荷が加算混合されて読み出される。例えば、1回目の露光時に0ラインと1ラインの混合信号、2ラインと3ラインの混合信号、…というような奇数(Odd)フィールドのビデオ信号が読み出され、2回目の露光時に1ラインと2ラインの混合信号、3ラインと4ラインの混合信号、…というような偶数(Even)フィールドのビデオ信号が読み出される。従って、CCD1の2ラインの混合信号がフィールド画像の1ラインの信号となり、1回の露光で奇数又は偶数の1フィールドのデータが得られることになる。 【0005】図6には、上記CCD1から読み出される信号の動作が示されており、電子内視鏡装置では、図(A)に示されるように、1/60秒(垂直同期期間)毎のO(Odd)/E(Even)信号(フィールド信号)に基づいて奇数フィールドと偶数フィールドを形成している。このため、図(B)に示されるように、上記1/60秒の期間中の電子シャッタの蓄積(露光)時間Tにより信号蓄積が行われ、次の1/60秒の期間で蓄積混合信号の読出しが行われる。この結果、図(C)に示されるように、奇数(Odd)フィールド信号、偶数(Even)フィールド信号が得られることになり、例えばn−1番目の奇数フィールド信号は、図5の左側に示した(0+1)ライン,(2+3)ライン,(4+5)ライン…の混合信号となり、n番目の偶数フィールド信号は、図5の右側に示した(1+2)ライン,(3+4)ライン…の混合信号となる。 【0006】そして、これらの奇数フィールド信号と偶数フィールド信号は、インターレース走査されて1フレームの画像として形成され、この画像がモニタ上に動画として表示される。また、内視鏡装置では、操作部にフリーズスイッチが配置されており、このフリーズスイッチが押されたときには、そのときの静止画が形成、表示される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記同時式の電子内視鏡装置においては、上記図6(C)で示されるように、1フレーム画像を形成するための奇数フィールド画像と偶数フィールド画像との間に、1/60秒の時間のずれがあり、この間に内視鏡自体のブレや被観察体の動き等があると、特に静止画を表示する場合は画質(解像度、色ずれ等)が低下するという問題があった。 【0008】そこで、本出願人は遮光期間を設け、この遮光期間を利用して1回の露光で得られた全画素のデータを読み出す全画素読出し方式を採用することとしたが、この遮光期間を設定するためには、光源部に設けた遮光板を所定のタイミングで駆動し、光源部を完全に遮光することが必要となる。しかし、この遮光板及び当該遮光板の駆動機構等は新たな付加部材となるため、構成が複雑になると共に、コストもかかってしまう。 【0009】本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、全画素読出し方式を実行する際の遮光期間設定のための構成が簡略化され、コストの低減を図ることができる電子内視鏡光量制御装置を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1の発明に係る電子内視鏡光量制御装置は、1回の露光で撮像素子に蓄積された全画素の信号を遮光期間を利用して読み出す全画素読出し方式を実行する電子内視鏡の光量制御装置であって、光源からの光量を調節するための絞りと、画像の明るさが所定値となるように上記絞りを可変駆動すると共に、上記遮光期間を得るために当該絞りを閉じて完全な遮光状態とする絞り制御(駆動制御)回路と、を備えたことを特徴とする。請求項2に係る発明は、上記撮像素子に蓄積された画素を上下ライン(水平ライン)間で混合して出力し、動画を形成する撮像素子出力時画素混合読出し方式と、1回の露光で上記撮像素子に蓄積された全画素の信号を遮光期間を利用して読み出し、静止画を形成する全画素読出し方式を備えた電子内視鏡に適用したことを特徴とする。 【0011】次に、上記全画素読出し方式を静止画形成時にのみ実行する場合の上記構成の作用を説明する。即ち、通常時では撮像素子出力時画素混合読出し方式が選択され、従来と同様に撮像素子から画素混合信号を直接読み出すことにより動画が形成されるが、フリーズスイッチが押されたときには、全画素読出し方式に切り替えられて静止画が形成される。 【0012】例えば、所定(1番目とする)の1/60秒の期間(垂直同期期間)内での露光(露光時間は任意)により蓄積された電荷は、2番目の期間(1/60秒)で撮像素子(CCD)の奇数ラインが読み出されて(転送ラインから読み出す)所定のメモリに記憶され、3番目(次の露光時)の期間で残りの偶数ラインが読み出され、これも所定メモリに記憶される。そうして、この偶数ラインを読み出せるようにするために、上記2番目の期間の光源光を遮光する。 【0013】即ち、上記奇数ラインの蓄積電荷を順次読み出す2番目の期間に、従来のように次の露光で電荷が蓄積されると、残りの偶数ラインの読み出しができない。そのため、2番目の期間を遮光期間として3番目の期間で偶数ラインの蓄積電荷を読み出し、これにより1回の露光で得られた撮像素子の全画素分の信号が読み出せるようにする。 【0014】そして、本発明では、上記の遮光期間の設定が明るさ調整のために配置される絞り駆動機構で行われる。即ち、本来なら絞りを完全に閉じることはあり得ないが、絞り全閉パルスを出力して上記の2番目の期間に絞りを全閉することにより、完全な遮光期間が設定される。 【0015】次に、上記のメモリに最初に記憶された例えば奇数ラインのビデオ信号は、更に位相調整メモリに格納されて、1/60秒だけ遅延され、その後に、混合回路により、奇数ラインと偶数ラインのデータとの間で画素混合処理が行われる。即ち、この画素混合処理は、結果としては撮像素子からの信号出力時に行われる撮像素子出力時画素混合読出し方式と同等の信号を形成するが、1回の露光で得られた情報に基づいて画素混合を行うという点で、撮像素子出力時画素混合読出し方式と区別されるものである。 【0016】そして、この画素混合信号により奇数フィールドと偶数フィールドのビデオ信号が形成され、これらのビデオ信号に基づいて静止画が表示される。従って、静止画は1回の露光で得られた全画素の信号に基づいて形成されることになり、高画質の画像となる。 【0017】 【発明の実施の形態】図1には、実施形態の一例としての光量制御装置を用いた電子内視鏡装置の構成が示されており、この例の電子内視鏡は静止画につき全画素読出し方式を実行するものである。図1において、当該装置はスコープ(電子内視鏡)10を、画像処理回路を有するプロセッサ装置や光源を備えた光源装置(又はこれらの装置を一体化した装置)に接続する構成となる。このスコープ10には、その先端部に図5で説明したものと同様の色フィルタを備えたCCD12が設けられると共に、光源14の光を先端部まで導くためのライトガイド15が配設される。また、スコープ10の操作部には、静止画表示のためのフリーズスイッチ16が設けられる。 【0018】上記CCD12には、これを駆動するためのCCD駆動回路18が接続され、この駆動回路18にはタイミングジュネレータ19、マイコン(マイクロコンピュータ)20が接続され、このマイコン20には上記フリーズスイッチ16の動作信号が入力される。上記CCD駆動回路18は、マイコン20の制御に基づきタイミング信号を入力し、動画のためのCCD出力時画素混合読出し方式と、静止画のための全画素読出し方式の駆動制御をする。 【0019】例えば、この全画素読出し方式の場合は、1回の露光でCCD12に蓄積された全画素分の蓄積データを、奇数ラインと偶数ラインに分け時間的にもずらして読み出すための2種類のパルスを上記CCD駆動回路18から供給し、これに基づいてCCD12から上記奇数ラインの信号と偶数ラインの信号を別々に順次読み出すための制御を行う。なお、CCD出力時画素混合読出し方式では1種類の読出しパルスを各ラインに与える。 【0020】また、上記CCD12の出力信号を入力するA/D変換器22が設けられ、このA/D変換器22の後段には、全画素読出しのために、上記奇数ラインの画像データを記憶する第1メモリ23、偶数ラインの画像データを記憶する第2メモリ24、上記第1メモリ23のデータをそのまま記憶し、読出しのタイミングを1/60秒だけ遅らせるための位相調整用の第3メモリ25、静止画用混合回路26が設けられる。即ち、CCD12で得られた全画素信号は、奇数ラインのデータ(ビデオ信号)と偶数ラインのデータに分けられた状態で、それぞれのメモリ23,24に一旦格納されるが、第1メモリ23の奇数ラインデータは1/60秒遅らせることにより、第2メモリ24に格納された偶数ラインデータと同一位相とする。 【0021】これにより、両方の画像データが同時に読み出せることになり、次段の混合回路26では、第3メモリ25の奇数ラインの画素データと第2メモリ24の偶数ラインの画素データを加算混合(静止画用画素混合処理)することができる。従って、静止画の場合は、この混合回路26で従来の色差線順次混合読出し方式と同等の画素混合信号が形成される。 【0022】図2には、上述したCCD12から混合回路26までの回路で形成される静止画データの内容が示されている。図(A)に示されるように、CCD12では、走査線数に対応して、0ラインからNラインまで水平ラインが設けられ、この水平ラインの画素データを転送ラインに転送して読み出すように構成される。そして、上記CCD12の奇数ライン(1,3,5…ライン)のデータが図(B)の第1メモリ23(及び第3メモリ25)に格納され、偶数ライン(2,4,6…ライン)のデータが図(C)の第2メモリ24に格納される。 【0023】これらメモリ25,24のデータは、上述したように混合回路26によって、図(B)と図(C)のライン同士で画素混合が行われ、図(D)に示されるように、0ライン+1ライン,2ライン+3ライン,4ライン+5ライン…の加算演算データが奇数(Odd)フィールドデータとして出力される。また、図(C)の読出しラインを下側に1ラインずらした状態で(図示C1 の位置から読み出す)、図(B)とライン同士で画素混合が行われ、図(E)に示されるように、1ライン+2ライン,3ライン+4ライン,5ライン+6ライン…の加算演算データが偶数(Even)フィールドデータとして出力される。なお、当該例ではCCD12のラインの奇数をODD、偶数をEVEN、インターレース走査の対象となるフィールドの奇数をOdd、偶数をEvenとして区別する。 【0024】図1において、上記混合回路26の後段には、動画と静止画を切替える画像切替え回路28が設けられ、この画像切替え回路28は、上記フリーズスイッチ16が押された時、マイコン20の制御によりa端子からb端子へ切り替える。この画像切替え回路28には、DVP(デジタルビデオプロセッサ)29が接続されており、このDVP29では、従来と同様の画素混合読出し方式でのカラー信号処理が施され、例えば色差信号や輝度信号が形成され、像位置の制御、拡大処理等も行われる。 【0025】このDVP29の後段には、奇数フィールドデータを記憶する第4メモリ30、偶数フィールドデータを記憶する第5メモリ31、切替え回路32及びD/A変換器33が設けられる。即ち、上記の第4メモリ30には、図2(D)のデータが色差信号等に変換された奇数(Odd)フィールドデータが記憶され、第5メモリ31には、図2(E)のデータが色差信号等に変換された偶数(Even)フィールドデータが記憶される。 【0026】一方、上記スコープ10に配設されたライトガイド15に光を供給する光源部(又は光源装置)には、上記ハロゲンランプ等からなる光源14とライトガイド15の入射端との間に、絞り35が配置される。また、この絞り35には絞り制御(駆動制御)回路39、ランプ14にはランプ駆動回路40が接続されており、この絞り制御回路39は上記DVP29で得られる輝度信号に基づいて絞り35を駆動し、光源14の出力光量を調整する。また、この絞り制御回路39は、上記フリーズスイッチ16が押されたとき、所定の1/60秒間だけ絞り35を完全な遮光状態にする。 【0027】図3には、上記絞り35の構成が示されており、この絞り35は例えば光源14の光束(又はアパーチャ)35Aを遮るように絞り羽根35Bが35Cを中心として回動するようになっている。そして、図(A)に示されるように、通常の画像の明るさを制御するアイリス制御においては、例えば最小開口位置A1 から全開位置Anまで20段階の開口量制御ができる。また、図(B)に示されるように、全画素読出し方式の選択時では、光束35Aを完全に遮断する位置AO まで絞り羽根35Bを駆動させる。 【0028】当該例は以上の構成からなり、その作用を図4を参照しながら説明する。図4(B)に示されるように、フィールドO(Odd)/E(Even)信号として、従来と同様に、1/60秒で1フィールド画像を形成するタイミング信号が用いられる。まず、通常状態では動画処理、即ちCCD出力時画素混合読出し方式を実行するように設定されており、光源14からの光はライトガイド15を介して先端部から被観察体内へ照射される。 【0029】この光照射により、先端部のCCD12では被観察体内の像が捉えられ、CCD12には、像光に対応した電荷が蓄積される。この蓄積電荷は、CCD駆動回路18からの駆動パルスにより水平ライン間の画素が加算されて読み出され、図5で説明した画素混合信号が出力される。そして、このCCD12の出力信号は、A/D変換器22からスルーラインLを介して画像切替え回路28へ供給される。このとき、画像切替え回路28はマイコン20により端子a側へ切り替えられており、CCD出力信号はDVP29へ供給される。 【0030】このDVP29では、色差信号と輝度信号が形成され、この輝度信号はマイコン20へ供給され、このマイコン20から輝度調整の制御信号が絞り制御回路39へ供給される。この絞り制御回路39ではこの輝度制御信号に基づいて絞り35の開口量を可変し、これによって画像の明るさが所定値に維持される。また、このDVP29で処理されたビデオ信号は、第4及び第5メモリ30,31へ供給され、第4メモリ30に格納された奇数フィールド信号と第5メモリ31に格納された偶数フィールド信号に基づいて動画がモニタに表示される。 【0031】一方、スコープ10のフリーズスイッチ16が押し操作されたときは、マイコン20により、上記画素混合読出し方式から静止画のための全画素読出し方式に切り替えられる。例えば、図4(A)に示されるように、フリーズスイッチ16によるトリガーTr1(又はTr2)が与えられたとすると、図4(C)に示されるように、次のO/E信号の立上がり時t1 からt2 までの1/60秒間だけ絞り全閉のパルスPcを形成する絞り駆動パルスが出力されることになる。この結果、図3(B)に示されるように、絞り羽根35Bが光束35Aを完全に塞ぎ、上記の期間(t1 〜t2 )が遮光状態となる[図4(D)]。 【0032】そして、全画素が読み出される画像データは、図4(D)に示されるように、遮光された期間より一つ前の1/60秒の期間の光出力LtでCCD12により蓄積された電荷となる。この電荷は、図4(G)の電子シャッタの露光g1 で得られたものであり、この全画素の電荷(データ)がCCD駆動回路18によって読み出される。 【0033】即ち、図4(E)が図2(B)で示した奇数ラインの読出しパルスP1 、図4(F)が図2(C)で示した偶数ラインの読出しパルスP2 であり、図示のようにt2 時のパルスをなくした読出しパルスP1 及びt1 時のパルスをなくした読出しパルスP2 により、CCD12から奇数(ODD)ラインデータと偶数(EVEN)ラインデータが順に読み出される。従って、奇数ラインの読出しは、上記の遮光期間(t1 〜t2 )に行われ、偶数ラインの読出しは次の期間(t2 〜t3 )の間に行われる。なお、図4(G)に示される電子シャッタ動作では、上記t1 からt2 の間に電荷の掃出しパルス(期間)が存在しない。 【0034】そして、上記奇数ラインデータはマイコン20の制御に基づき、図4(H)のように第1メモリ23へ書き込まれ、偶数ラインデータは図4(I)のように第2メモリ24へ書き込まれる。次に、図4(J),(K)に示されるように、第1メモリ23の奇数ラインデータ及び第2メモリ24の偶数ラインデータが2回ずつ読み出され、奇数ラインデータについては、1/60秒の位相調整をするために第3メモリ25へ格納される。従って、図4の(K)と(L)から理解されるように、奇数ラインと偶数ラインのデータは同一位相(タイミング)に揃うことになる。 【0035】このようにして上記メモリ25,24から読み出された各データは、混合回路26により画素混合されるが、当該例ではこれを可能とするために、図4(M)のように、第1メモリ23と第2メモリ24を書込み禁止とする。そして、これと同一期間に画素混合変換が行われ[図4(N)]、まず図2(D)に示した、0ライン+1ライン,2ライン+3ライン,4ライン+5ライン…の加算データが出力され、これが奇数(Odd)フィールドデータとして第4メモリ30に記憶される[図4(O)]。次に、図2(E)に示した、1ライン+2ライン,3ライン+4ライン,5ライン+6ライン…の加算データが出力され、これが偶数(Even)フィールドデータとして第5メモリ31に記憶される[図4(P)]。 【0036】そうして、これらの奇数フィールドデータと偶数フィールドデータは上記第4及び第5メモリ30,31から切替え回路32を介して交互に読み出され、これらフィールドデータは、D/A変換器33を介してモニタへ出力され、このモニタにインターレース走査により画像表示される。この結果、静止画については、同一露光時に得られた全画素データに基づいて画像表示されることになり、高画質の画像が得られることになる。従って、1/60秒間に内視鏡自体のブレ、或いは被観察体に動きがあったとしても、その影響が小さい鮮明な静止画の観察が可能となる。 【0037】また、当該例では、動画につきCCD1における混合読み出し方式を採用することにより、逆に被写体の動き等を忠実に再現できるという利点がある。もちろん、動画においてもブレのない鮮明な画像を追及する場合は、動画についても、上記の絞り35及び絞り制御回路39を用いた全画素読出し方式を採用することができる。 【0038】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、1回の露光で得られた全画素の信号を遮光期間を利用して読み出す全画素読出し方式を実行する電子内視鏡装置で、絞り及び絞り制御回路を用い、画像の明るさが所定値となるように絞りを可変駆動すると共に、上記遮光期間を得るために当該絞りを閉じて完全な遮光状態とするので、全画素読出し方式を実行する際の遮光期間設定のための構成が簡略化され、コストの低減を図ることができるという利点がある。 【0039】また、請求項2に係る発明によれば、絞りを利用した遮光期間の設定により、静止画についてはブレのない高画質の画像が得られ、一方動画については動きを忠実に再現した滑らかな画像が形成できることになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005430 【氏名又は名称】富士写真光機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月5日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】緒方 保人
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| 【公開番号】 |
特開平11−244232 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月14日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−71324 |
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