| 【発明の名称】 |
体温計 |
| 【発明者】 |
【氏名】西村 金治
【氏名】岩本 全益
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| 【要約】 |
【課題】複数の被測温者の体温測定デ−タを自動的に記録することができる体温計を提供することを課題とする。
【解決手段】体温計は、体温が測定されるそれぞれの被測温者を識別するための識別手段と、前記識別手段で識別された各被測温者の体温測定デ−タを自動的に記録する記録手段とを備えることである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 体温が測定されるそれぞれの被測温者を識別するための識別手段と、前記識別手段で識別された各被測温者の体温測定デ−タを自動的に記録する記録手段とを備えたことを特徴とする体温計。 【請求項2】 前記体温は、鼓膜から放射される赤外線を検出することにより測定されることを特徴とする請求項1に記載の体温計。 【請求項3】 前記識別手段は、前記各被測温者に付与した識別番号を入力する操作キ−を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の体温計。 【請求項4】 前記識別手段は、前記各被測温者の識別番号が予め書き込まれたカ−ドから同識別番号を読み取るカ−ド読取部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の体温計。 【請求項5】 前記記録手段に記録された前記体温測定デ−タを外部に転送する転送手段を備えたことを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の体温計。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複数の被測温者の体温測定デ−タを自動的に記録可能な体温計に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば病院等における入院患者の日常的な体温測定は、院内放送で検温時刻を通知すると、予めそれぞれの患者に配付された体温計で患者自らが測温し、一定時間後に看護婦が巡回して各患者から体温値を聞き取ったうえ記録簿に記入するということが行われている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の体温測定手段によれば、看護婦による患者の体温値記録作業時間が長いため、看護婦は医療において大切な患者の状態把握や、患者とのコミュニケ−ション等の時間が十分に取れないという問題がある。 【0004】そこで本発明では、複数の被測温者の体温測定デ−タを自動的に記録することが可能な体温計を提供することを解決すべき課題とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、体温が測定されるそれぞれの被測温者を識別するための識別手段と、前記識別手段で識別された各被測温者の体温測定デ−タを自動的に記録する記録手段とを備えることである。 【0006】請求項2の発明は、請求項1の体温計において、前記体温は、鼓膜から放射される赤外線を検出することにより測定されることである。 【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2の体温計において、前記識別手段は、前記各被測温者に付与した識別番号を入力する操作キ−を有することである。 【0008】請求項4の発明は、請求項1又は2の体温計において、前記識別手段は、前記各被測温者の識別番号が予め書き込まれたカ−ドから同識別番号を読み取るカ−ド読取部を有することである。 【0009】請求項5の発明は、請求項1,2,3又は4の体温計において、前記記録手段に記録された前記体温測定デ−タを外部に転送する転送手段を備えることである。 【0010】請求項1〜4の体温計によれば、複数の被測温者の体温測定デ−タを、それぞれの被測温者毎に自動的に記録することができる。 【0011】請求項5の体温計によれば、記録手段に記録された体温測定デ−タを外部のコンピュ−タ等に転送することができる。 【0012】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態について説明する。図1は、赤外線検出式体温計1の全体的な構成を示した斜視図である。図1に示すように、赤外線検出式体温計1は本体部2と測温部3とから成り、本体部2と測温部3とはカ−ルコ−ド4で電気的に接続されている。本体部2の表面には、液晶表示部5、操作キ−部6、磁気カ−ド読取部7、及び測温部3を収納する収納部8などが設けられている。 【0013】上記測温部3の先端には、耳の孔に挿入されたときに鼓膜から放射される赤外線を検出する赤外線センサ3Aが取り付けられている。また、測温部3の中間部には測温時に押下される測定スイッチ3Bが取り付けられている。上記赤外線センサ3Aにより鼓膜から放射される赤外線が検出されると、赤外線センサ3Aから赤外線の強さに対応した信号が出力される。尚、赤外線検出式体温計1は、鼓膜から放射される赤外線を検出して体温を測定するものであり、一人当たりの体温測定時間が数秒という極めて短時間であるため、多数の人の体温を短い時間で測定することができる。 【0014】本体部2に内蔵されたマイクロコンピュ−タ11と、測温部3に内蔵された赤外線センサ回路12とは前記カ−ルコ−ド4を介して電気的に接続されており、赤外線センサ3Aの出力信号は、測定スイッチ3Bが押下されたとき測温部3の赤外線センサ回路12から本体部2のマイクロコンピュ−タ11に伝送される。 【0015】本体部2のマイクロコンピュ−タ11は、体温が測定される被測温者それぞれに付与した識別番号が前記操作キ−部6で入力されたとき、あるいは被測温者それぞれに配付された磁気カ−ド式診察券が前記磁気カ−ド読取部7にセットされ予め磁気カ−ド式診察券に書き込まれている識別番号が読み取られたときに被測温者それぞれの識別番号を認識するプログラムや、赤外線センサ回路12の出力信号に基づいて体温値を演算したうえ、その体温値、識別番号、測定日、測定時刻を体温測定デ−タとして記憶回路に記録するプログラム、及び記憶回路に記録された体温測定デ−タを外部のパ−ソナルコンピュ−タ等に転送するプログラムなどを有する。尚、磁気カ−ド式診察券を磁気カ−ド読取部7にセットすることによって識別番号を認識する手段に代えて、ICカ−ドに記憶された識別番号をカ−ドリ−ダで読み取らせるように構成してもよい。 【0016】本体部2のマイクロコンピュ−タ11は、上記のように体温値、識別番号、測定日、測定時刻を体温測定デ−タとして記憶回路に記録するため、カレンダ−機能及び時計機能を有する。また、記憶回路に記録された体温測定デ−タを外部のパ−ソナルコンピュ−タ等に転送するために本体部2にはデ−タ転送端子10が設けられている。尚、本体部2には内蔵した電池、あるいは商用電源からの100ボルトを電源とする電源部9が設けられている。 【0017】本体部2の表面に設けられた液晶表示部5には、被測温者の体温値がリアルタイミングで表示されるとともに、所定のキ−操作により前述の記憶回路に記録された識別番号、体温値、測定時刻などを呼び出して表示することができる。 【0018】次に、赤外線検出式体温計1の体温測定制御について説明する。 (1)電源投入後、操作キ−部6の操作により被測温者の識別番号が入力されるか、前記磁気カ−ド式診察券が磁気カ−ド読取部7にセットされると本体部2のマイクロコンピュ−タ11は被測温者の識別番号を認識する。 (2)同マイクロコンピュ−タ11は、認識した識別番号を液晶表示部5に表示させる。 (3)同マイクロコンピュ−タ11は、本体部2の電源部9から測温部3に電源を供給させる。 (4)同マイクロコンピュ−タ11は、測温部3の赤外線センサ回路12に測定開始信号を送信する。 (5)測温部3の赤外線センサ3Aが耳穴に挿入された状態で鼓膜から放射される赤外線が検出され、前記測定スイッチ3Bが押されると赤外線センサ回路12から赤外線の強さに対応した体温値信号が出力される。 (6)測温部3の赤外線センサ回路12からの体温値信号が本体部2のマイクロコンピュ−タ11に入力されると、同マイクロコンピュ−タ11は、その体温値を液晶表示部5に表示させる。 (7)同マイクロコンピュ−タ11は、当該被測温者の識別番号と、体温値と、測定日時とを記憶回路に記録させる。 (8)同マイクロコンピュ−タ11は、測温部3に対する電源の供給を停止させる。 (9)次の識別番号の入力を待つ。 【0019】赤外線検出式体温計1は、複数の被測温者の体温を短時間で測定し、それぞれの被測温者の体温測定デ−タを記憶回路に記録することができる。そのため、例えば病院のように多数の患者の体温を看護婦が測定するような場合、看護婦の省力上、極めて有効であり、看護婦は患者の体温測定にかかる時間が短くなる分、患者とのコミニュケ−ションの時間を多く取ることができる。また、例えば病院等では従来のように体温計を予めそれぞれの患者に1本づつ配付する必要がないため、少ない数の赤外線検出式体温計1を用意すればよい。 【0020】赤外線検出式体温計1は、また、記憶回路に記録された複数の被測温者の体温測定デ−タを、病院等で電子カルテとして用いられるパ−ソナルコンピュ−タ等に転送することができるため、多数の患者の体温測定デ−タを容易に収集することができる。 【0021】尚、以上の実施の形態では赤外線検出式体温計1の例を示したが、これ以外に例えばサ−ミスタ式の体温計でも、それ以外の体温計でもよい。 【0022】 【発明の効果】請求項1,2,3,又は4の体温計によれば、複数の被測温者の体温測定デ−タを、それぞれの被測温者毎に自動的に記録することができるため体温測定デ−タの記録作業が省力化されるという効果がある。 【0023】請求項5の体温計によれば、記録手段に記録された体温測定デ−タを外部のコンピュ−タ等に転送することができるため、例えば病院等における多数の患者の体温測定デ−タを容易に収集することができるという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】392013718 【氏名又は名称】株式会社ニシトモ
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月16日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】岡田 英彦 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−113856 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−283787 |
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