| 【発明の名称】 |
眼底検査装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】沖西 覚
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| 【要約】 |
【課題】受光素子の受光状態を自動的に適正化する。
【解決手段】一次元CCD42とフォトマルチプライヤ46a、46bの出力電圧の情報は受光状態制御部50に送られ、受光状態制御部50はこれらの各受光素子の適正受光感度を計算し、CCD受光感度制御回路51、フォトマルチプライヤ受光感度制御回路52を介し、各受光素子を独立に受光感度の調整を行う。また、一次元CCD42とフォトマルチプライヤ46a、46bの出力電圧情報から受光状態制御部50はレーザーダイオード36、トラッキング用光源38の適正光量を計算し、レーザーダイオード駆動回路53、トラッキング用光源駆動回路54を通じて、それぞれ独立にレーザーダイオード36、トラッキング用光源38の光量制御を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 異なる波長の光を発生する2個以上の光源と、該光源から発生する各波長の光を被検眼の眼底の同一対象部位に照射する照射光学系と、該対象部位からの反射光を受光する受光光学系と、該受光光学系からの出力に基づいて前記対象部位からの所定情報を測定する測定手段とを有する眼底検査装置において、前記受光光学系は前記対象部位からの反射光を各波長の光に分光する分光手段と、該分光手段により分光した各波長の反射光をそれぞれ独立に受光する少なくとも2個の受光手段と、該受光手段の受光状態に基づいて受光条件をそれぞれ独立かつ自動的に調整する受光条件自動調整手段とを有することを特徴とする眼底検査装置。 【請求項2】 前記受光条件自動調整手段は前記受光手段の受光感度調整を行う請求項1に記載の眼底検査装置。 【請求項3】 前記受光条件自動調整手段は前記光源の出力調整を行う請求項1に記載の眼底検査装置。 【請求項4】 緑色光の近傍の波長光とラインセンサを用いて血管形状を測定し、赤色光の近傍の波長光と光量計を用いて血流速度を測定する請求項2又は3に記載の眼底検査装置。 【請求項5】 前記照射光学系において異なる波長の光束を同一光軸に混合して眼底上に照射する請求項2又は3に記載の眼底検査装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、眼科医療分野において特に眼底部の検査に使用する眼底検査装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来から血管の同一部位にそれぞれ異なる波長の光を照射し、それらの反射光をそれぞれを別々に受光する受光素子を使用して眼底上の血管形状の測定を行い、ドップラ信号等を利用して、その血管内の血流速度を測定する眼底血流計が、特開昭63−288133号公報等に開示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従来例においては、血流量を決定するために必要なパラメータも同時に測定することができるが、実際に被検眼を測定する際には、被検眼は個人差が大きいために、それによって測定を行う条件を変更しなければならない。特に、被検眼の網膜反射率や透明度が異なると、受光素子の受光状態が変化して測定値に大きく影響を与える。このために、受光素子の受光状態が適正でないと、得られる信号によって血管の形状などの計測が不正確になり、S/Nが悪化してドップラ信号が不明確になり、血流速度の値が不安定になる。 【0004】従って、常に適正な情報を得るためには、各受光素子の受光状態を最適化する必要があり、複数の受光素子の感度調整や照射光量を、被検眼毎や測定部位毎に調整し直すことが重要である。しかしながら、これらの調整は複雑で時間が掛かる作業となるので、被検眼への照射光量が大きくなり、同時に測定値が不安定になるという問題がある。 【0005】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、受光素子の受光状態を自動的に適正化して、被検者の負担と測定者の技術水準向上の負荷を減少させた眼底検査装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための本発明に係る眼底検査装置は、異なる波長の光を発生する2個以上の光源と、該光源から発生する各波長の光を被検眼の眼底の同一対象部位に照射する照射光学系と、該対象部位からの反射光を受光する受光光学系と、該受光光学系からの出力に基づいて前記対象部位からの所定情報を測定する測定手段とを有する眼底検査装置において、前記受光光学系は前記対象部位からの反射光を各波長の光に分光する分光手段と、該分光手段により分光した各波長の反射光をそれぞれ独立に受光する少なくとも2個の受光手段と、該受光手段の受光状態に基づいて受光条件をそれぞれ独立かつ自動的に調整する受光条件自動調整手段とを有することを特徴とする。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。図1は実施例の眼底血流計の構成図を示し、白色光を発するタングステンランプ等から成る観察用光源1から、被検眼Eと対向する対物レンズ2に至る照明光路上には、コンデンサレンズ3、例えば黄色域の波長光のみを透過するバンドパスフィルタ付フィールドレンズ4、被検眼Eの瞳孔Epとほぼ共役な位置に設けられたリングスリット5、被検眼Eの水晶体とほぼ共役な位置に設けられた遮光部材6、リレーレンズ7、光路に沿って移動自在な固視標表示用素子である透過型液晶板8、リレーレンズ9、被検眼Eの角膜近傍と共役に設けられた遮光部材10、孔あきミラー11、黄色域の波長光を透過し他の光束を殆ど反射するバンドパスミラー12が順次に配列されている。 【0008】孔あきミラー11の背後には眼底観察光学系が構成されており、光路に沿って移動自在なフォーカスレンズ13、リレーレンズ14、スケール板15、光路中に挿脱自在な光路切換ミラー16、接眼レンズ17が順次に配列され、検者眼eに至っている。光路切換ミラー16が光路中に挿入されているときの反射方向の光路上には、テレビリレーレンズ18、CCDカメラ19が配置されており、CCDカメラ19の出力は液晶モニタ20に接続されている。 【0009】バンドパスミラー12の反射方向の光路上には、イメージローテータ21、紙面に垂直な回転軸を有する両面研磨された一部切欠き形状を有し、被検眼Eの瞳孔Epと共役関係にあるガルバノメトリックミラー22が配置され、ガルバノメトリックミラー22の下側反射面22aの反射方向には第2のフォーカスレンズ23が配置され、上側反射面22bの反射方向にはレンズ24、光路に沿って移動自在なフォーカスユニット25が配置されている。なお、レンズ24の前側焦点面はガルバノメトリックミラー22にある。 【0010】また、ガルバノメトリックミラー22の上方には光路長補償半月板26、光路中に遮光部を有する黒点板27、凹面ミラー28が光路上に同心に配置され、かつ共働してガルバノメトリックミラー22の上側反射面22bと下側反射面22aとを−1倍で結像し、ガルバノメトリックミラー22の下側反射面22aで反射されず通過する光束を、ガルバノメトリックミラー22の上側反射面22bに導くリレー光学系が構成されている。なお、光路長補償半月板26はガルバノメトリックミラー22の上側反射面22b、下側反射面22aの位置が、そのミラー厚によって生ずる図面の上下方向へのずれを補正するためのものであり、イメージローテータ21へ向かう光路中にのみ作用するようになっている。 【0011】フォーカスユニット25においては、レンズ24と同一光路上に、ダイクロイックミラー29、集光レンズ30が順次に配列され、ダイクロイックミラー29への入射方向の光路上にはマスク31、ミラー32が配置されており、このフォーカスユニット25は一体的に矢印で示す方向に移動ができるようになっている。 【0012】集光レンズ30の入射方向の光路上には、固定ミラー33、光路から退避可能な光路切換ミラー34が平行に配置され、光路切換ミラー34の入射方向の光路上には、コリメータレンズ35、コヒーレントな例えば赤色光を発する測定用のレーザーダイオード36が配列されている。更に、ミラー32の入射方向の光路上には、シリンドリカルレンズ等から成るビームエクスパンダ37、高輝度の他の光源と異なる例えば緑色光を発するトラッキング用光源38が配列されている。 【0013】ガルバノメトリックミラー22の下側反射面22aの反射方向の光路上には、光路に沿って移動自在なフォーカスレンズ23、ダイクロイックミラー39、フィールドレンズ40、拡大レンズ41、イメージインテンシファイヤ付一次元CCD42が順次に配列され、血管検出系が構成されている。また、ダイクロイックミラー39の反射方向の光路上には、結像レンズ43、共焦点絞り44、被検眼Eの瞳孔Epとほぼ共役に設けたミラー対45a、45bが配置され、これらのミラー対45a、45bの反射方向にはそれぞれフォトマルチプライヤ46a、46bが配置され、測定用受光光学系が構成されている。なお、図示の都合上、全ての光路を同一平面上に示したが、ミラー対45a、45bの反射光路、トラッキング用光源38の出射方向の測定光路、レーザーダイオード36からマスク31に至る光路はそれぞれ紙面に直交している。 【0014】更に、装置のシステムを制御するシステム制御部47が設けられ、システム制御部47には検者が操作する入力手段48、フォトマルチプライヤ46a、46bが接続され、システム制御部47の出力はガルバノメトリックミラー22を制御するガルバノメトリックミラー制御回路49、光路切換ミラー34に接続され、制御回路49の出力はガルバノメトリックミラー22に接続されている。 【0015】また、レーザー光の状態を制御する受光状態制御部50が設けられ、受光状態制御部50の出力は、一次元CCD42の受光感度を調整するCCD感度調整回路51を介して一次元CCD42に接続され、またフォトマルチプライヤ46a、46bの受光感度を調整するフォトマルチプライヤ感度調整回路52を介してフォトマルチプライヤ46a、46bに接続されている。更に、受光状態制御部50の出力は、レーザーダイオード駆動回路53を介してレーザーダイオード36に接続され、トラッキング用光源駆動回路54を介してトラッキング用光源38に接続されている。また、一次元CCD42の出力は血管位置検出回路55を介してガルバノメトリックミラー制御回路49に接続されている。 【0016】このような構成において、観察用光源1から発した白色光はコンデンサレンズ3を通り、バンドパスフィルタ付のフィールドレンズ4により黄色の波長光のみが透過し、リングスリット5、遮光部材6、リレーレンズ7を通って、透過型液晶板8を背後から照明し、リレーレンズ9、遮光部材10を通って孔あきミラー11で反射し、黄色域の波長光のみがバンドパスミラー32を透過し、対物レンズ2を通り、被検眼Eの瞳孔Ep上で眼底照明光光束像として一旦結像した後に、眼底Eaをほぼ一様に照明する。このとき、透過型液晶板8には固視標が表示されており、照明光により被検眼Eの眼底Eaに投影され、視標像として被検者に呈示される。なお、リングスリツト25、遮光部材6、10は、被検眼Eの前眼部において眼底照明光と眼底観察光を分離するためのものであり、必要な遮光領域を形成するものであればその形状は問題とならない。 【0017】眼底Eaからの反射光は同じ光路を戻り、瞳孔Ep上から眼底観察光光束として取り出され、孔あきミラー11の中心の開口部、フォーカスレンズ13、リレーレンズ14を通り、スケール板15で眼底像Ea' として結像した後に、光路切換ミラー16に至る。ここで、光路切換ミラー16が光路から退避しているときは、検者眼eにより接眼レンズ17を介して眼底像Ea' が観察可能となる。また、光路切換ミラー16が光路に挿入されているときは、スケール板15上に結像した眼底像Ea' がテレビリレーレンズ18によりCCDカメラ19上に再結像され、液晶モニタ20に映出される。 【0018】検者はこの眼底像Ea' を観察しながら、接眼レンズ17又は液晶モニタ20により装置のアライメントを行う。このとき、適切な目的に応じて観察方式を採用することが好適であり、接眼レンズ17による観察の場合は、一般的に液晶モニタ20等よりも高解像かつ高感度なので、眼底Eaの微細な変化を読み取って診断する場合に適している。一方、液晶モニタ20による観察の場合は、視野を制限しないので検者の疲労を軽減することができ、更にCCDカメラ19の出力を外部のビデオテープレコーダやビデオプリンタ等に接続することにより、眼底像Ea' 上の測定部位の変化を逐次に電子的に記録することが可能となるので、臨床上極めて有効である。 【0019】レーザーダイオード36を発した測定光は、コリメータレンズ35によりコリメートされ、光路切換ミラー34が光路に挿入されている場合には、光路切換ミラー34、固定ミラー33でそれぞれ反射され、集光レンズ30の下方を通過する。また、光路切換ミラー34が光路から退避している場合には、直接集光レンズ30の上方を通過し、ダイクロイックミラー29を透過する。 【0020】一方、トラッキング用光源38から発したトラッキング光は、ビームエクスパンダ37により縦横異なる倍率でビーム径が拡大され、ミラー32で反射された後に、整形用マスク31で所望の形状に整形された後に、ダイクロイックミラー29に反射され、集光レンズ30によってマスク31の開口部中心と共役な位置にスポット状に結像している測定光と重畳される。 【0021】更に、これら測定光とトラッキング光はレンズ24を通り、ガルバノメトリックミラー22の上側反射面22bで一度反射し、黒点板27を通った後に凹面鏡48で反射し、再び黒点板27、光路長補償半月板26を通り、ガルバノメトリックミラー22の方へ戻される。このとき、測定光とトラッキング光は、ガルバノメトリックミラー22の上側反射面22b内で反射して再び戻されるときは、対物レンズ2の光路から偏心した状態でガルバノメトリックミラー22に入射する。ここで、切換ミラー34を光路中に挿入/退避することにより、ガルバノメトリックミラー22の裏面で反射された光束は、ガルバノメトリックミラー22の切欠き部位置に戻されることになり、ガルバノメトリックミラー22に反射されることなくイメージローテータ21へ向かう。そして、イメージローテータ21を経て、バンドパスミラー32により対物レンズ2の方向に偏向された測定光とトラッキング光は、対物レンズ2を介し被検眼Eの眼底Eaに照射される。 【0022】眼底Eaでの散乱反射光は再び対物レンズ2で集光し、バンドパスミラー32で反射してイメージローテータ21を通り、ガルバノメトリックミラー22の下側反射面22aで反射し、フォーカスレンズ23を通り、ダイクロイックミラー39において測定光とトラツキング光とが分離される。 【0023】ここで、トラッキング光はダイクロイックミラー39を透過し、フィールドレンズ40、結像レンズ41により一次元CCD42上で眼底観察光学系による眼底像Ea' よりも拡大された血管像として結像する。そして、一次元CCD42で撮像された血管像に基づいて、血管位置検出回路55において血管像の中心への移動量が作成され、ガルバノメトリックミラー制御回路49に出力される。制御回路49はこの移動量を補償するようにガルバノメトリックミラー22を駆動する。 【0024】このとき、バンドパスミラー12の分光特性のために、観察用光源1からの照明光は一次元CCD42には到達しないので、一次元CCD42にはトラッキング光による血管像Ev' のみが撮像される。また、血中ヘモグロビンと色素上皮上メラニンとは、緑色の波長域においてその分光反射率が大きく異なるために、トラッキング光を緑色光にすることにより血管像Ev' をコントラスト良く撮像することができる。 【0025】図2は一次元CCD42の血管像Ev' とインジケータTを示し、インジケータTの一部分を測定血管Evに直交状態で重ねるようにすると、トラッキング光の長手方向に配列した血管検出系のラインセンサから成る一次元CCD42には、トラッキング光(インジケータT)で指示、照明された血管像Ev' が拡大して撮像されている。 【0026】眼底Ea上に投影されたトラッキング光(インジケータT)の反射光は、ローテータ41、ガルバノメトリックミラー42を経て−n倍で一次元CCD42に投影される。従って、インジケータTの見掛け上の動きに拘わらず、一次元CCD42上では静止しており、インジケータTが長手方向に動いた場合には、血管像Ev' だけが一次元CCD42上を移動することになる。 【0027】血管位置検出回路55において、一次元CCD42の受光信号に基づき、血管像Ev' の一次元CCD42の基準位置42aからの移動量Xが算出される。そして、ガルバノメトリックミラー制御回路49によりこの移動量Xに基づいてガルバノメトリックミラー22が駆動して、一次元CCD42上の血管像Ev' の受像位置が一次元CCD42の基準位置42aになるように制御される。 【0028】一方、測定光はダイクロイックミラー39により反射され、共焦点絞り44の開口部を経てミラー対45a、45bで反射され、それぞれフォトマルチプライヤ46a、46bに受光される。フォトマルチプライヤ46a、46bの出力はそれぞれシステム制御部47に出力され、この受光信号は従来例と同様に周波数解析されて眼底Eaの血流速度が求められる。 【0029】一次元CCD42とフォトマルチプライヤ46a、46bの出力電圧の情報は受光状態制御部50に送られる。受光状態制御部50はこれらの各受光素子の適正受光感度を計算し、CCD受光感度制御回路51、フォトマルチプライヤ受光感度制御回路52を通じて、各受光素子を独立に受光感度の調整を行う。 【0030】例えば、適正受光感度は先ず一次元CCD42が受光感度であるゲインG1、光量I1の条件下で、図3の曲線aに示すような単位時間内に出力したとすると、曲線aのピーク出力V1を、曲線bに示すようなピーク出力V2の出力が得られるように、ゲイン調整を行う。 【0031】次に、図4に示すような光量I0の下で、一次元CCD42のゲインG対電圧V特性の近似曲線F(X) 上で、ゲインG1に対応する出力V01 に対し、V1:V2=V01:V02 となるような出力V02 を決定する。そして、V02 に対応するゲインG2となるように、一次元CCD42の受光感度を調整する。そして、フォトマルチプライヤ46a、46bの場合も同様な方法で行う。 【0032】また、上述の各受光素子を感度調整の代りに光量計として使用して、レーザーダイオード36とトラッキング用光源38の各出力光量を自動調整し、一次元CCD42とフォトマルチプライヤ46a、46bの各受光素子が適正な出力を行うようにすることも可能である。 【0033】一次元CCD42とフォトマルチプライヤ46a、46bの出力電圧情報は、受光状態制御部50に送られ、受光状態制御部50はレーザーダイオード36、トラッキング用光源38の適正光量を計算し、レーザーダイオード駆動回路53、トラッキング用光源駆動回路54を通じて、それぞれ独立にレーザーダイオード36、トラッキング用光源38の光量制御を行う。 【0034】この場合の適正光量の計算は、図4に近似の図5に示すような光量I対電圧V特性の近似曲線F’(X) を使用して、上述の適正受光感度の計算と同じ方法で行うことができる。 【0035】このように、それぞれの受光素子の受光状態を自動的に適正化することにより、正確な測定出力を非常に簡単に得ることができる。従って、同一部位の異なる情報の同時又は連続的な測定が可能となり、測定目的や測定対象に最も適した波長の光源と受光素子を自由に組合わせることができる。そして、これらの組合わせを複数用いての独立な制御が容易に可能になり、測定値の安定化及び精度向上、被検者に対する安全性向上、検査時間の短縮化等の複合的に測定の効果を高めることができる。更に、受光光学系だけでなく照射光学系においても、眼底Eaに入射する前に各波長の光を同一光路となるように混合しておくことにより、測定光のフォーカスやエイミングが同一機構で可能になり、操作を一層簡略化することができる。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように本発明に係る眼底検査装置は、対象部位からの反射光を各波長光に分光してそれぞれ独立に受光手段で受光し、その受光状態に基づいてそれぞれ独立かつ自動的に受光条件を調整することにより、被検者の人種や年齢や病状の違いによる眼底反射率の大きな変動を抑え、S/Nを良好に保って被検者の負担と測定者の技術水準向上の負荷を減少させることができる。従って、特殊な検査技能を必要とせずに誰にでも容易な被検眼検査が可能となり、検査技術の簡易化により検査時間が短縮されるので、被検者の苦痛を大幅に軽減することができ、医療機関の経費節減に寄与する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001007 【氏名又は名称】キヤノン株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月15日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】日比谷 征彦
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| 【公開番号】 |
特開平11−113849 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−297785 |
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