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【発明の名称】 眼科測定システム
【発明者】 【氏名】水草 豊

【要約】 【課題】安価で設置スペースを節約できる眼科測定システムを提供する。

【解決手段】検査室10に配置されたモニタ6の画面をタッチすることにより眼科測定装置1で測定された画像の取り込みが指示される。この指示命令はケーブル7を介して診察室12に配置された画像取り込み装置2に伝達され、画像の取り込みが行われる。取り込まれた画像はキーボードあるいはマウスを操作することにより診断室5のモニタ5に表示して確認できるとともに、検査室のモニタ6の画面6aの所定部分をタッチすることによってもモニタ6上に表示でき確認することができる。このような構成では、検査室に高価な画像取り込み装置を配置することなく、単にパネルタッチ式のモニタを配置するだけで眼科測定装置の画像を画像取り込み装置に取り込むことができるとともに、取り込まれた画像がどのようなものかをモニタ6上で確認することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 眼科測定装置と、眼科測定装置からの画像を取り込む画像取り込み装置と、画面をタッチすることにより画像取り込み装置を操作できるとともに取り込まれた画像を表示できる第1のモニタと、前記画像取り込み装置と接続され取り込まれた画像を表示できる第2のモニタとから構成され、眼科測定装置と第1のモニタを第1の眼科室に、画像取り込み装置と第2のモニタを第2の眼科室に設置し、眼科測定装置並びに第1のモニタをケーブルを介して前記画像取り込み装置と接続することを特徴とする眼科測定システム。
【請求項2】 前記第2のモニタの画面をタッチすることにより画像取り込み装置を操作できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の眼科測定システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼科測定システム、更に詳細には、眼科検査と診断をシステム化できる眼科測定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】眼科病室には、通常診断室と検査室が設けられており、各室にはそれぞれモニタを設けたコンピュータによる画像処理システムがあって眼科診断および検査が可能になっている。その場合、検査室では、眼底カメラのような眼科測定装置から測定された画像が取り込まれてコンピュータにより画像処理されてモニタに表示できるようになっている。また、この取り込まれた画像は診断室に設けられた画像処理システムに取り込まれ、その画像が診断室のモニタにも表示できるようになっており、患者を前にして効果的な診断が可能になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような眼科システムでは、診断室と検査室の両方に高価なコンピュータを備えた画像処理装置が必要になるので、システムコストが増大するだけでなく、装置を設置するスペースも必要になる、という問題があった。
【0004】従って、本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、安価で設置スペースを節約できる眼科測定システムを提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を解決するために、眼科測定装置と、眼科測定装置からの画像を取り込む画像取り込み装置と、画面をタッチすることにより画像取り込み装置を操作できるとともに取り込まれた画像を表示できる第1のモニタと、前記画像取り込み装置と接続され取り込まれた画像を表示できる第2のモニタとから構成され、眼科測定装置と第1のモニタを第1の眼科室に、画像取り込み装置と第2のモニタを第2の眼科室に設置し、眼科測定装置並びに第1のモニタをケーブルを介して前記画像取り込み装置と接続する構成を採用している。
【0006】このような構成では、検査室に高価な画像取り込み装置を配置することなく、単にパネルタッチ式のモニタを配置するだけで眼科測定装置の画像を画像取り込み装置に取り込むことができるとともに、取り込まれた画像がどのようなものかをモニタ上で確認することが可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施形態を参照して本発明を詳細に説明する。
【0008】図1には、本発明の一実施形態になる眼科測定システムの構成が図示されており、同図において符号1で示すものは、眼科測定装置であり、例えば画像取り込み機能を有するスリットランプや眼底カメラを示している。この眼科測定装置1は検査室10に設置され、この検査室とは別室の診察室12に配置された画像取り込み装置2とケーブル3a、3bを介して接続される。画像取り込み装置2は、コンピュータ制御の画像取り込み装置であり、眼科測定装置1からの測定画像を取り込むとともに、取り込まれた画像を処理したり、その他種々のデータ処理を行うことが可能である。この画像取り込みと画像処理及びデータ処理はキーボード4あるいはマウス8によるコマンド入力より行われ、入力あるいは処理されたデータ、取り込まれた画像並びに画像処理された画像などは第1のRGBモニタ5に表示させることができる。
【0009】また、検査室10にはタッチパネル式の第2のRGBモニタ6が配置され、このRGBモニタ6はケーブル7a、7bを介して画像取り込み装置2と接続される。RGBモニタ6の画面6aはタッチ式のパネルとなっており、画面6aの所定部分をタッチすることにより、種々のデータ入力及び処理、画像取り込み並びに画像処理を画像取り込み装置2に指示できるとともに、画像取り込み装置2に取り込まれた画像、処理画像並びに入力あるいは処理されたデータを画面6aに表示させることができる。この場合、RGBモニタ6から画像取り込み装置2にコマンドを伝達するケーブル7bには、例えば光ファイバーケーブルが用いられ、最大40m延長可能となっている。
【0010】なお、診察室12のRGBモニタ5も、検査室のRGBモニタ6と同様にタッチパネル式のモニタとすることもでき、この場合では、キーボードあるいはマウスを省略することができる。
【0011】図2は、図1の構成の詳細な構成を示すブロック図で、診察室12に配置される画像取り込み装置2は、CPU、記録部(メモリ)、データベース部、画像処理演算部から構成される処理部2aと画像取り込み部2bから構成されている。処理部2aは、入力あるいは処理された種々のデータ、取り込まれた画像ないし画像処理された画像などをビデオ信号として出力する。このビデオ信号はRGB分配器20を用いケーブル9aを介して診察室12のRGBモニタ5に送られるとともに、ケーブル7aを介して検査室10のRGBモニタ6に送られ、両RGBモニタ5、6に同じビデオ画像を表示させることができる。
【0012】また、各RGBモニタ5、6でのタッチによるコマンド(モニタ5がタッチパネルで構成されている場合、そうでない場合は、キーボード4あるいはマウス8によるコマンド)はRS232端子5b、6bからケーブル9b、7bを介してRS232切替器21に入力され、この切替器21を介して画像取り込み装置2に入力される。
【0013】各RGBモニタ5、6からのコマンドが画像取り込み命令である場合には、画像取り込み部2bからケーブル3aを介して画像取り込みトリガーが出力され、このトリガーに応じて眼科測定装置1で測定された画像がビデオ信号としてケーブル3bを介して画像取り込み部2bに取り込まれる。なお、診察室12にも、検査室の眼科測定装置1と同様な眼科測定装置(一点鎖線で図示)を追加で配置することもでき、同様にトリガーをかけて測定画像を画像取り込み部2bに取り込むことができる。
【0014】図3は、RGBモニタ6の画面6aを示すもので、画面の右端部6cには、複数のボタンからなる操作タッチパネル6cが配置され、それぞれ操作コマンドを入力することができ、また下方端部6dには複数のボタンからなる画像処理タッチパネル6dが配置され、取り込まれた画像を処理することができる。
【0015】このような構成において、検査室10の検者は、患者を登録する場合は、モニタ6の画面6aの操作タッチパネル6cの関連するボタンを操作することによりコマンドを入力する。このコマンドはケーブル7bを介して画像取り込み装置2に入力され、図3(A)に示したような入力画面が現れる。検者は患者をID番号を付して登録することができる。このデータは、画像取り込み装置2のデータベース部に登録される。
【0016】また、検者は、操作タッチパネル6cの関連するボタンを操作することにより眼科測定装置1で測定された画像(例えば眼底像)の取り込みに指示を与えることができる。例えばあらかじめケーブル7bを介して患者ID番号などの患者情報、入力モードなどを画像取り込み装置2に伝え、そして眼下測定装置で発生する取り込み用トリガー信号をケーブル3aを介して画像取り込み装置2に伝達することにより、所定の入力モードでの画像の取り込みや、所定の情報を付して画像を取り込むことができる。この取り込まれた画像は、ケーブル9a、7aを介して診断室12のモニタ5に表示して確認できるとともに、検査室10のモニタ6にも表示でき確認することができる。また、取り込まれた画像は画像処理タッチパネル6dを操作することによりエッジ強調、ノイズ除去などの画像処理をすることができる。このように取り込まれた画像あるいは処理された画像(眼底像)6eが図3(B)に図示されている。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、検査室に配置されるモニタがタッチパネル式のモニタになっており、このモニタがケーブルを介して診察室に配置された画像取り込み装置と接続され、検査室の眼科測定装置からの画像の取り込み並びに取り込まれた画像ないし画像処理された画像を表示することができるので、検査室に高価な画像取り込み装置を配置することなく、単にパネルタッチ式のモニタを配置するだけで、眼科測定装置の画像を画像取り込み装置に取り込むことができるとともに、取り込まれた画像がどのようなものかを検査室に配置のモニタで確認することができる。
【出願人】 【識別番号】000163006
【氏名又は名称】興和株式会社
【出願日】 平成9年(1997)10月16日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 卓
【公開番号】 特開平11−113844
【公開日】 平成11年(1999)4月27日
【出願番号】 特願平9−282457