| 【発明の名称】 |
内視鏡洗滌消毒装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】黒島 尚士
【氏名】鈴木 英理
【氏名】中西 信之
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| 【要約】 |
【課題】本発明は消毒液タンクの消毒液を交換する時の作業性を向上し、ユーザーの負担を軽減すると共に、ユーザーに対する衛生管理上の改善も図ることができる内視鏡用洗滌消毒装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、内視鏡を自動的に洗滌消毒する内視鏡洗滌消毒装置において、装置内の消毒液タンク33に消毒液ボトル39を接続する消毒液注入管路36と、この管路36を通じて消毒液ボトル39の消毒液を上記消毒液タンク33ヘ注入させる消毒液注入ポンプ37を具備し、消毒液タンク33へ消毒液ボトル39の消毒液を自動的に注入させるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】内視鏡を自動的に洗滌消毒する内視鏡洗滌消毒装置において、装置内の消毒液タンクに消毒液ボトルを接続する消毒液供給管路と、この消毒液供給管路を通じて消毒液ボトルの消毒液を上記消毒液タンクヘ注入させる送液手段とを具備し、消毒液タンクへ消毒液ボトルの消毒液を自動的に注入させる工程を選択できるようにしたことを特徴とする内視鏡洗滌消毒装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡を洗滌・消毒する内視鏡用洗滌消毒装置に関する。 【0002】 【従来の技術】現在、内視鏡は特に体腔内の検査や治療の目的で頻繁に使用されている。内視鏡を洗滌消毒するための内視鏡用洗滌消毒装置が特願平7−189210号の出願等において知られている。この種の内視鏡用洗滌消毒装置は洗滌槽内に内視鏡をセットした後、洗滌槽内に洗滌水を溜め、流液または超音波等により内視鏡の洗滌を行うとともに、内視鏡のチャンネル内へ送液することにより、内視鏡を洗滌する。その後、コンプレッサーからの圧縮空気を内視鏡の各チャンネル内に送気し、そのチャンネル内の液を除去する。その後、洗滌槽内へ消毒液を供給して消毒液中に内視鏡を浸漬し、また内視鏡の各管路内に消毒液を送液することにより内視鏡の消毒を行い、内視鏡の各チャンネル内へ圧縮空気を送気することにより各チャンネル内から消毒液を排出する。さらに清浄水によりすすぎを行い、最後に内視鏡のチャンネル内へ送気を行ってチャンネル内の除水を行うようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 (従来の問題点)ところで、上記従来の内視鏡用洗滌消毒装置において、洗滌された内視鏡を消毒するために使用する消毒液は、通常、装置本体内に設置された消毒液タンクに貯留されている。そして、内視鏡を消毒する際に洗滌槽内へ供給し、内視鏡消毒後は消毒液タンク内に回収するようにしている。 【0004】しかし、消毒液は化学薬品であり、使用頻度に限界があり、また、使用期限を過ぎると、新たなものと交換する必要がある。このために、使用頻度または使用期間がオーバーした場合、消毒液タンク内の消毒液を新しいものと交換するようにしている。 【0005】消毒液タンク内の消毒液を新しいものと交換する場合、従来の方法では消毒液タンク内の消毒液を排出した後、ユーザー自身が新しい消毒液の入った消毒液ボトルを手で持ち上げて、消毒液タンクの注入口から直接に流し込んで注入していた。通常、消毒液は3〜5リットルの消毒液ボトルに納められており、その消毒液ボトルはかなり重い。したがって、消毒液の入った消毒液ボトルを手で持ち上げて消毒液の注入作業を行うことは、その作業性が非常に悪く、かつユーザーにとって消毒液注入作業は重労働であった。また、消毒液注入時に作業者が消毒液の飛散を浴びたり蒸気成分を吸引したりすることも有り得、また、そのため、細心の注意を持って行わなければならず、管理作業の難しいものとなっていた。 【0006】(本発明の目的)本発明は前述した従来の問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは消毒液タンクの消毒液を交換する時の作業性を向上し、ユーザーの負担を軽減すると共に、ユーザーに対する衛生管理上の改善も図ることができる内視鏡用洗滌消毒装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段および作用】 (手段)本発明は、内視鏡を自動的に洗滌消毒する内視鏡洗滌消毒装置において、装置内の消毒液タンクに消毒液ボトルを接続する消毒液供給管路と、この消毒液供給管路を通じて消毒液ボトルの消毒液を上記消毒液タンクヘ注入させる、ポンプまたはコンプレッサー等の送液手段とを設け、消毒液タンクへ消毒液ボトルの消毒液を自動的に注入させる工程を選択できるようにしたものである。 【0008】(作用)ポンプまたはコンプレッサー等の送液手段を作動させることにより、消毒液供給管路を通じて、消毒液ボトルより消毒液を自動的に消毒液タンクに注入させることができる。 【0009】 【発明の実施の形態】 (第1の実施形態)図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る内視鏡用洗滌消毒装置について説明する。図1はその内視鏡用洗滌消毒装置全体の構成を概略的に示す説明図である。 【0010】図1中、1は洗滌槽であり、この洗滌槽1の中には内視鏡2が設置されるようになっている。図1中、3は洗滌槽1の蓋である。洗滌槽1の底面部には例えばランジュバン型の超音波振動子の振動板4が取り付けられている。超音波振動子により振動板4を振動させることにより洗滌槽1内の洗滌液に超音波振動を与えて、洗滌液中の内視鏡1を超音波洗滌するようになっている。さらに洗滌槽1内の中央部にはその洗滌槽1内の液量を削減するための塔5が設けられている。この塔5の内側には洗滌槽1内の液体を加保温するためのヒータ6が設けられている。 【0011】また、洗滌槽1には流液噴出口7と循環液吸引口8が設けられている。流液噴出口7と循環液吸引口8には装置本体内に設けた流液洗滌用管路9が接続されている。流液洗滌用管路9の途中には流液洗滌用ポンプ10が設けられている。流液洗滌用ポンプ10は循環液吸引口8から洗滌槽1内の洗滌液を吸引し、この洗滌液を高圧にして流液噴出口7から洗滌槽1内に噴射させる。 【0012】装置本体内にはスコープ管路内洗滌用管路11が設けられている。スコープ管路内洗滌用管路11の途中にはスコープ管路内洗滌用ポンプ12と逆止弁13が設けられている。そして、スコープ管路内洗滌用管路11の一端は上記循環液吸引口8に接続されており、スコープ管路内洗滌用管路11の他端側は電磁開閉弁14を介してチャンネル接続口15に通じる管路16と、電磁開閉弁17を介して天井面洗滌ノズル18に通じる管路19とに分岐している。 【0013】チャンネル接続口15に通じる管路16と天井面洗滌ノズル18に通じる管路19には逆止弁21を介してコンプレッサー22に通じるエアー供給管路23が接続されている。そして、コンプレッサー22からの圧縮空気をチャンネル接続口15と天井面洗滌ノズル18に送り、内視鏡2のチャンネル内と洗滌槽1の天井面の除水を行うようになっている。 【0014】また、エアー供給管路23から分岐して設けられた管路24には電磁弁25を介して、図示していないエアーガンを接続する、逆止弁付きのコネクター26が接続されている。 【0015】チャンネル接続口15には内視鏡管路洗滌用チューブ27を接続するようになっており、このチューブ27は洗滌槽1内において図示しない内視鏡操作部保持部材上に設置された内視鏡2の各種チャンネルの口部に接続される。 【0016】一方、洗滌槽1の上部には給水口を兼ねた消毒液注入口31が設けられ、また、洗滌槽1の底部には排液口32が設けられている。さらに、装置本体内には消毒液タンク33が設置されている。消毒液タンク33の底部には管路切換え手段としての、電磁式の3方弁34を介して消毒液供給管路35と消毒液注入管路36とが接続されている。消毒液供給管路35の途中には、ローラーポンプ等の少なくとも自給式の消毒液注入ポンプ37が設けられている。消毒液供給管路35の他端は逆止弁38を介して、上記消毒液注入口31に接続されている。 【0017】消毒液注入管路36はこれを接続するための、3方弁34の口部に対して着脱自在なチューブ等からなり、これの他端には消毒液ボトル39を接続できるようになっている。 【0018】消毒液注入口31には逆止弁41を介して給水管路42が接続されている。給水管路42は給水弁43を介して、例えば水道系等の給水源44に接続される。給水管路42の途中には給水フィルタ45が設けられている。逆止弁38,41は給水と消毒液が逆流しないように各管路に設置されている。 【0019】上記洗滌槽1の排液口32には管路切換え弁46を介して消毒液タンク33に通じる戻し管路47と排液管路48が接続されている。管路切換え弁46は排液口32を閉塞遮断する状態と、排液口32を戻し管路47に連通させる状態と、排液口32を排液管路48に連通させる状態のいずれかに、制御部からの指令によって切り換えられるようになっている。 【0020】上記排液管路48はその途中に排液ポンプ49を設け、管路切換え弁46を排液管路48側に切り換えて排液ポンプ49を駆動させることにより洗滌槽1内の液体を装置外へ強制的に排出するようになっている。 【0021】次に、上記構成の作用について説明する。洗滌消毒装置を使用するときには、まず洗滌槽1に内視鏡2をセットし、内視鏡管路洗滌用チューブ27の一端を内視鏡2のチャンネル口に接続すると共に、内視鏡管路洗滌用チューブ27の他端をチャンネル接続口15に連結する。その後、図示しない各種操作スイッチの操作を行って、洗滌消毒装置の運転を行う。これに伴い、以下の如くの、洗滌、消毒、すすぎ、送気の各工程が行われる。 【0022】まず、洗滌工程では、初めに給水弁43が開き、例えば水道水等の給水源44からの洗滌水を、給水管路42および給水フィルタ45を通して給水口を兼ねた消毒液注入口31から洗滌槽1内に供給する。一定時間後、流液洗滌が開始され、給水は一定の水位になると自動的に停止する。この工程では内視鏡2に付着した大きな汚れ、柔らかい汚れ、軽い汚れ等が洗滌される。すなわち洗滌槽1内で渦巻いている液流や噴出口から噴出された流液の衝撃力によって汚れが落とされる。 【0023】予め設定された流液洗滌の工程時間が過ぎると、続いて、超音波洗滌が行われる。この超音波洗滌では内視鏡2に付着した堅い汚れや、複雑形状部の汚れ等が強力に落とされる。超音波洗滌工程が終了すると、再び流液洗滌が行われる。この工程では超音波洗滌によって、ふやけて内視鏡2から剥がれかかった汚れが落とされる。 【0024】洗滌工程が終了すると、管路切換え弁46を排液側に切り換えると同時に排液ポンプ49が駆動され、洗滌槽1内の洗滌液を排液管路48を通じて外部へ排出する。その後、再び、給水弁43が開いて新しい水が洗滌槽1内に供給されると共に、流液洗滌用ポンプ10及びスコープ管路内洗滌用ポンプ12が駆動され、すすぎが行われる。このすすぎ工程の間に、予め設定された時間及び回数で電磁開閉弁14,17の開閉を逆にして、天井面洗滌管路ノズル18にすすぎ水を送り、洗滌槽2内の天井面を洗浄する工程を行う。 【0025】このすすぎ工程の後半ではスコープ管路内洗滌用ポンプ12が停止されると共に、コンプレッサー22がONされ、チャンネル接続口15を介して内視鏡2の各種チャンネル内へエアーが送り込まれ、内視鏡2のチャンネル内の水切りを行う。また、この工程の間に、予め設定された時間及び回数で電磁開閉弁14,17の開閉を逆にすることで、天井面洗滌ノズル18にエアーを送り込み、その天井面の水切りが行われる。 【0026】すすぎ工程が終了した後、続いて消毒工程が行われる。この消毒工程では初めに消毒液タンク33の中に収納されている消毒液が、注入ポンプ37を運転することにより消毒液供給管路35を介して、注入口31から洗滌槽1内に供給される。内視鏡2の全体は洗滌槽1内に溜められた消毒液に完全に浸漬されるとともに、スコープ管路内洗滌用ポンプ12のオン操作により洗滌槽1内の一部の消毒液がチャンネル接続口15に供給され、内視鏡2のチャンネル内の消毒が行われる。この消毒工程により、装置内の、汚れる管路全てに消毒液が回るため、装置内も自動的に消毒することができる。そして、所定時間が経過すると、管路切換え弁46が消毒液回収側に開き、消毒液は消毒液タンク33内に回収される。 【0027】消毒工程の終了後、続いて再びすすぎ工程が行われる。その後、コンプレッサー22の運転により内視鏡2のチャンネル内の水切りが完全に行われる。さらに一定時間経過した後、排液ポンプ49が停止する。 【0028】また、洗滌槽1や内視鏡2のチャンネル内の残液の除水方法として、コンプレッサー22を作動させ、装置に具備された逆止弁付きのコネクター26に図示していないエアーガンを接続することで、そのエアーガンの先端より噴射される高圧エアーより行ってもよい。 【0029】以上の内視鏡洗滌消毒工程を何度か繰り返しているうちに、その際に使用されてきた消毒液はその消毒効果を次第に失ってくる。このため、消毒液タンク33内の消毒液を定期的に交換する必要がある。 【0030】そこで、消毒液タンク33内の消毒液を交換する場合について述べる。まず、消毒液タンク33内の消毒液を廃棄する。この消毒液の廃棄を次のようにして行う。つまり、3方弁34に消毒液注入管路36を接続し、この消毒液注入管路36の他端に空の廃棄用消毒液ボトル39を接続する。この廃棄用消毒液ボトル39を消毒液タンク33の下方に位置させて、3方弁34を消毒液タンク33側に切り換えて、消毒液タンク33と消毒液注入管路36を連通する状態とする。すると、消毒液タンク33内の消毒液は自重落下により消毒液注入管路36を通じて空の消毒液ボトル39内に流入する。消毒液タンク33内の消毒液が全て排出された後、その消毒液ボトル39を消毒液注入管路36から取り外す。 【0031】ついで、図1で示す如く、消毒液注入管路36の他端に、新しい消毒液が入った消毒液ボトル39を接続する。そして、3方弁34を、消毒液供給管路35と消毒液注入管路36が連通する状態に切り換え、消毒液注入ポンプ37を運転すると、消毒液ボトル39内の消毒液は、自吸式の消毒液注入ポンプ37により消毒液注入管路36及び消毒液供給管路35を通じて一旦、洗滌槽1内に注入される。この後、管路切換え弁46を戻し管路47側に切り換えて、洗滌槽1内の消毒液を戻し管路47を通じて消毒液タンク33内に注入する。 【0032】ここで、電磁式3方弁34と、消毒液供給管路35または消毒液注入管路36との接続、及び消毒液注入管路36と消毒液ボトル39との着脱はワンタッチ式の構造にすれば、その接続の作業性を上げることが可能であり、また、ワンタッチで着脱できれば、消毒液のユーザーに対する安全性の向上にもなる。 【0033】尚、消毒液タンク33内の古い消毒液を廃棄する場合、洗滌槽1内に一旦、送り込み、これを消毒液タンク33内に回収せず、管路切換え弁46を排液管路48側に切り換えて排液ポンプ49を運転することにより排液管路48を通じて古い消毒液を排出するようにしてもよい。 【0034】以上の如く、装置内の消毒液タンク33に消毒液ボトル39を接続する供給管路系を構成し、さらに、この管路系を通じて消毒液ボトル39の消毒液を上記消毒液タンク33ヘ注入させる送液手段を構成したから消毒液ボトル39の消毒液を消毒液タンク33へ注入させる動作を自動的に逐行させることも可能である。従って、消毒液タンク39内の消毒液の交換作業が簡略化され、消毒液交換作業性を向上し、ユーザーの負担を軽減すると共に、ユーザーに対する衛生管理上の改善も図ることができる。また、ユーザーへの消毒液の飛び散り、消毒液の蒸気成分を吸引したりすることがなく、ユーザーに対する衛生管理上の改善も図ることができる。 【0035】(第2の実施形態)図2を参照して、本発明の第2の実施形態に係る内視鏡用洗滌消毒装置について説明する。この内視鏡用洗滌消毒装置の前提的構成は前述した第1の実施形態のものと同様である。 【0036】前述した第1の実施形態における消毒液注入ポンプ37は自吸式のポンプが用いられていた。一般に、自吸式のポンプは流量が得られない。このため、通常の消毒工程における消毒液の注入には時間がかかり、消毒工程に時間が余計にかかることになる。 【0037】そこで、この第2の実施形態のものでは消毒液タンク33の底部に消毒液供給管路35を接続し、この消毒液供給管路35の途中に消毒液供給用ポンプ51を設け、さらに消毒液供給管路35の途中にあって、消毒液供給用ポンプ51より下流側の途中部分には消毒液電磁式の3方弁52を設ける。そして、3方弁52は消毒液タンク33に通じる接続端と、洗滌槽1に通じる接続端の他、消毒液ボトル53に通じる接続端を設けるものとする。消毒液ボトル53に通じる接続端には消毒液ボトル53に通じる排液管路54を接続してある。消毒液ボトル53は図示しないボトル収納室内に着脱自在に装填できるようになっており、ボトル収納室には新たな消毒液を入れた消毒液ボトル53と、廃棄する消毒液を入れる空の消毒液ボトル53のいずれかを選択して装填するようになっている。 【0038】また、消毒液タンク33には消毒液注入管路55を接続し、この消毒液注入管路55の途中には自吸式の消毒液注入用ポンプ56を設ける。消毒液注入管路55の他端は上記消毒液ボトル53に接続されている。消毒液注入用ポンプ56は特に自吸式のものとする。一方、上記消毒液供給用ポンプ51はそれよりも大量の送液流量が得られるものとする。 【0039】通常の消毒工程時において、消毒液タンク33から洗滌槽1に消毒液を注入するときは消毒液供給用ポンプ51が作動し、これにより、洗滌槽1に消毒液を供給するので、その供給時間を短縮し、消毒工程時間を短縮させることができる。 【0040】また、消毒液タンク33と3方弁52の間に消毒液供給用ポンプ51を設置してあるので、消毒液タンク33から消毒液を排出するとき、消毒液の自重のみではなく、その消毒液供給用ポンプ51を作動させることにより、消毒液を強制的に排出させることができるので、このようにすれば、消毒液の排出時間をより短縮することができる。 【0041】消毒液ボトル53から消毒液タンク33への消毒液を注入するときは自吸式の消毒液注入用ポンプ56を用いる。自吸式のポンプを用いても、この注入作業はポンプ消毒工程が始まるまでに終わっていれば良いので、時間の制約がなく問題はない。 【0042】また、この第2の実施形態では図示しないボトル収納室内に、廃棄する消毒液を入れる空の消毒液ボトル53または新たな消毒液を入れた消毒液ボトル53を着脱自在に装填できるようになっており、ボトル収納室内に装填した状態でワンタッチで管路に接続するように構成する。また、排液回収もボトルごと捨てられるようにする。 【0043】(第3の実施形態)図3を参照して、本発明の第3の実施形態に係る内視鏡用洗滌消毒装置について説明する。この内視鏡用洗滌消毒装置の前提的構成は前述した第1の実施形態のものと同様である。 【0044】この実施形態では前述した第1の実施形態においての流液洗滌系を利用して新たな消毒液を消毒液タンク33に供給するようにしたものである。洗滌槽1の循環液吸引口8に装着可能な、少なくとも密閉性が高いコネクター61を具備したホース62を設け、このホース62の他端を、新しい消毒液の入った消毒液ボトル63に、差し込むなどにより接続するようにする。さらに装置本体内の上記流液洗滌系の流液洗滌用ポンプ10を自吸式のものとする。 【0045】そこで、新しい消毒液を消毒液タンク33に注入する場合、予め、前述したような方法で消毒液タンク33内の古い消毒液を廃棄しておく。その後、洗滌槽1の循環液吸引口8にコネクター61を装着し、ホース62の他端を消毒液ボトル63に接続し、流液洗滌用ポンプ10を作動させることで、その消毒液ボトル63内の消毒液を洗滌槽1内に供給する。管路切換え弁46を消毒液タンク33側に切り換えることにより洗滌槽1内に供給された消毒液を消毒液タンク33内に注入する。 【0046】以上の如く、装置本体内の流液洗滌系を利用して、装置内の消毒液タンク33に消毒液ボトル63を接続する管路系を構成し、さらに、流液洗滌系を利用して消毒液ボトル63の消毒液を上記消毒液タンク33ヘ注入させるようにしたから消毒液注入の簡易化を一層、促進できる。 【0047】(第4の実施形態)図4及び図5を参照して、本発明の第4の実施形態に係る内視鏡用洗滌消毒装置について説明する。この内視鏡用洗滌消毒装置の前提的構成は前述した第1の実施形態のものと同様である。 【0048】前述した第1の実施形態の構成において、そのコンプレッサー22に通じる新たなエアー供給管路71を設け、このエアー供給管路71の途中には電磁開閉弁72を設ける。エアー供給管路71の先端にはエアーガン73を設ける。また洗滌槽1のチャンネル接続口15に通じる管路16にも電磁開閉弁74を設ける。さらに前述した第1の実施形態における消毒液タンク33に接続される消毒液注入管路75を設ける。 【0049】そして、エアーガン73と、消毒液注入管路75を着脱自在に消毒液ボトル76に接続できるようにする。図5はその接続構造の一例を示すものである。すなわち消毒液ボトル76の口部に気密的に着脱可能なキャップ77を取り付ける。このキャップ77には2つの管路78,79を設け、その1つの管路78は装置本体内の消毒液タンク33に連通させる消毒液注入管路75を接続するものであり、もう片方の管路79はエアーガン73の高圧エアー吐出口部81を接続するものである。 【0050】そこで、消毒液タンク33に新しい消毒液を注入する場合、予め消毒液タンク33内の古い消毒液を廃棄して空にする。その後、装置本体のコンプレッサー22を作動させると共に、チャンネル接続口15に通じる管路16にある電磁開閉弁74を閉じ、エアー供給管路71にある電磁開閉弁72を開くことで、消毒液ボトル76内にはエアー供給管路71を介して高圧エアーが注入され、その圧力で、消毒液ボトル76内の消毒液が消毒液注入管路75を通じて消毒液タンク33内に自動的に注入される。 【0051】ここで、図5で示す様に、キャップ77をゴムキャップとして、消毒液注入管路75の他端部を消毒液ボトル76に着脱可能に接続するようにしても良い。また、エアーガン73の高圧エアー吐出口81はゴムキャップの孔部82に押し込むように接続し、キャップ77と消毒液ボトル76、キャップ77と消毒液注入管路75、及びエアー供給管路71とエアーガン73の高圧エアー吐出口部81との、それぞれの接続は少なくとも密閉性を保ち、且つ簡単に接続できるようにする。 【0052】尚、上記エアーガン73としては前述した第1の実施形態のコンプレッサー22に通じるエアー供給管路23から分岐して設けた逆止弁付きのコネクター26に接続して使用する形式のものでもよい。 【0053】前述した説明によれば少なくとも以下のような事項が得られる。また、選択的に複数の事項を組み合わせることも可能である。 <付記>1.内視鏡を自動的に洗滌消毒する内視鏡洗滌消毒装置において、装置内の消毒液タンクに消毒液ボトルを接続する消毒液供給管路と、この消毒液供給管路を通じて消毒液ボトルの消毒液を上記消毒液タンクヘ注入させる送液手段とを具備し、消毒液タンクへ消毒液ボトルの消毒液を自動的に注入させる工程を選択できるようにしたことを特徴とするもの。 【0054】2.送液手段は装置内の自吸式のポンプまたはコンプレッサーの作用により送液するものであることを特徴とする内視鏡洗滌消毒装置。 3.消毒液タンク内の消毒液を洗滌槽内に注入する消毒液ポンプを具備した内視鏡洗滌消毒装置において、少なくとも自吸式の消毒液ポンプと消毒液ポンプの吸い込み側に設けた分岐部と、この分岐部から装置外部にまで連通した管路と、この管路に着脱でき、且つ消毒ボトルにも着脱できる消毒液注入管路を設置し、消毒液ボトル及び前記分岐部へ消毒液注入管路を接続し、消毒液ポンプの作用により、消毒液ボトル内の消毒液を装置内の消毒液タンクに注入するようにしたことを特徴とするもの。 【0055】4.前記第2項の内視鏡洗滌消毒装置において、少なくとも装置内の自吸式ポンプの吸い込み口と消毒液ボトルを接続できる消毒液注入管路と、自吸式ポンプの出口側が消毒液タンクに連通された管路を設置することで、自吸式ポンプの吸い込み口と消毒液ボトルを消毒液注入管路で接続し、この自吸式ポンプの作動により、消毒液を装置内の消毒液タンクに注入することを特徴とするもの。 【0056】5.前記第2項の内視鏡洗滌消毒装置において、少なくともコンプレッサーと、コンプレッサーからの管路が形成されているコネクターと、前記コネクターに接続できる圧縮空気吐出手段と、前記圧縮空気吐出手段の圧縮空気吐出口と消毒液ボトルを接続する管路と、消毒液ボトルから装置内の消毒液タンクヘ接続できる消毒液注入管路を設置することで、消毒液ボトルへの接続管路をそれぞれ接続し、コンプレッサーを作動させることで、消毒液ボトル内の消毒液を装置内の消毒液タンクヘ注入することを特徴とするもの。 【0057】 【発明の効果】本発明によれば、消毒液タンク内の消毒液の交換作業が簡略化され、消毒液交換作業性を向上し、ユーザーの負担を軽減すると共に、ユーザーに対する衛生管理上の改善も図ることができる。また、ユーザーへの消毒液の飛び散り、消毒液の蒸気成分を吸引したりすることがなく、ユーザーに対する衛生管理上の改善も図ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000376 【氏名又は名称】オリンパス光学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月14日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−113840 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−280618 |
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