| 【発明の名称】 |
内視鏡洗浄用アダプタ |
| 【発明者】 |
【氏名】荻野 隆之
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| 【要約】 |
【課題】洗浄の際に、手元側に洗浄液や消毒液が逆流して溢れ出ることがなく、また、吸引管内の汚物が送気管や送水管内に侵入しないようにすること。
【解決手段】内視鏡2の操作部4内において、吸引管路22と鉗子挿入管路16は合流管26となり、また、送気管路18と送水管路20は合流管30となり、合流管26、30は単一の合流管34となっている。ライトガイドケーブル8内の送気管42と送水管44は送気送水用シリンダ12に連結され、吸引管46は吸引用シリンダ14に連結されている。内視鏡洗浄用アダプタ60は、シリンジ62に連結される第1洗浄液供給路64と、送気送水口金52と第1洗浄液供給路64を接続する第2洗浄液供給路66と、吸引口金54と第1洗浄液供給路64を接続する第3洗浄液供給路68とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 操作部と、操作部の先部に連結された挿入部と、操作部の基部に連結されたライトガイドケーブルと、操作部内に設けられた送気送水用シリンダと、操作部内に設けられた吸引用シリンダと、操作部内において前記送気送水用シリンダから挿入部側に延在する送気管路及び送水管路と、操作部内において前記吸引用シリンダから挿入部側に延在する吸引管路と、ライトガイドケーブル内を延在し前記送気送水用シリンダに連結される送気管及び送水管と、ライトガイドケーブル内を延在し前記吸引用シリンダに連結される吸引管を備え、前記送気管路及び送水管路並びに吸引管路は操作部内において合流して単一の合流管とされ、この合流管が挿入部中を延在する内視鏡の洗浄用アダプタであって、洗浄液供給手段に連結される第1洗浄液供給路と、前記ライトガイドケーブルの端部に設けられた前記送気管及び送水管の口金部と前記第1洗浄液供給路を接続する第2洗浄液供給路と、前記ライトガイドケーブルの端部に設けられた前記吸引管の口金部と第1洗浄液供給路を接続する第3洗浄液供給路とを備える、ことを特徴とする内視鏡洗浄用アダプタ。 【請求項2】 前記内視鏡洗浄用アダプタは、筒状に所定の長さ延在する筒状部材と、前記筒状部材の延在方向の中間部から突設された可撓性チューブとを備え、前記筒状部材の内部通路により前記第1洗浄液供給路と第2洗浄液供給路が形成され、前記可撓性チューブの内部により前記第3洗浄液供給路が形成されている請求項1記載の内視鏡洗浄用アダプタ。 【請求項3】 前記内部通路は、前記筒状部材の断面のほぼ中心を通って筒状部材の延在方向に直線上に形成され、これにより前記第1洗浄液供給路と第2洗浄液供給路が同一直線上に形成され、前記筒状部材が延在する方向で第2洗浄液供給路が開口する側の端部は、前記ライトガイドケーブルの端部に設けられた前記送気管及び送水管の口金部に着脱可能に結合される請求項2記載の内視鏡洗浄用アダプタ。 【請求項4】 前記筒状部材は金属製である請求項2または3記載の内視鏡洗浄用アダプタ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は体腔内の検査や治療などに使用される内視鏡を洗浄するアダプタに関する。 【0002】 【従来の技術】内視鏡は、操作部と、挿入部と、操作部内に設けられた送気送水用シリンダと、操作部内に設けられた吸引用シリンダと、操作部内において前記送気送水用シリンダから挿入部側に延在する送気管路及び送水管路と、操作部内において前記吸引用シリンダから挿入部側に延在する吸引管路などを備える。操作部にはライトガイドケーブルが連結され、ライトガイドケーブルには、操作部から挿入部に延設される光ファイバが収納され、また、前記送気送水用シリンダに連結される送気管及び送水管が収納され、更に、前記吸引用シリンダに連結される吸引管が収納されている。このような内視鏡が体腔内の検査や治療などに使用された後は、体腔内に挿入される挿入部の外表面だけではなく、挿入部や操作部の内部に組み込まれた管路やライトガイドケーブル内の管類、特に、吸引管路と吸引用シリンダ、吸引管内に汚物が付着するため、これら管類やシリンダも洗浄及び消毒する必要がある。 【0003】内視鏡の洗浄及び消毒は、一般に、ライトガイドケーブルの端部において、送気管、送水管、吸引管に洗浄液(本発明において洗浄液とは消毒液を含む)を挿入部の先端に向けて流すことで行われている。一方、内視鏡には種々の種類があり、送気管路及び送水管路並びに吸引管路が操作部内において合流して単一の合流管とされ、この合流管が挿入部中を延在するものもある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この種の内視鏡では、洗浄時、送気管や送水管、あるいは吸引管から洗浄液を挿入部の先端に向けて流した場合、合流箇所からライトガイドケーブルの端部に、すなわち、洗浄の際の手元側に洗浄液が逆流し溢れ出ることになり、洗浄がしにくい不具合があった。また、吸引管から洗浄液を流した場合、合流箇所から洗浄液が逆流し、吸引管や吸引用シリンダ、吸引管内の汚物が、汚物が通らない送気管や送水管内に侵入することになり好ましくない。本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、洗浄の際に、手元側に洗浄液や消毒液が逆流して溢れ出ることがなく、洗浄が簡単に行なえ、また、吸引管や吸引用シリンダ、吸引管路内の汚物を、汚物が通らない送気管や送水管内に侵入することがないようにした内視鏡洗浄用アダプタを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため本発明の内視鏡洗浄用アダプタは、操作部と、操作部の先部に連結された挿入部と、操作部の基部に連結されたライトガイドケーブルと、操作部内に設けられた送気送水用シリンダと、操作部内に設けられた吸引用シリンダと、操作部内において前記送気送水用シリンダから挿入部側に延在する送気管路及び送水管路と、操作部内において前記吸引用シリンダから挿入部側に延在する吸引管路と、ライトガイドケーブル内を延在し前記送気送水用シリンダに連結される送気管及び送水管と、ライトガイドケーブル内を延在し前記吸引用シリンダに連結される吸引管を備え、前記送気管路及び送水管路並びに吸引管路は操作部内において合流して単一の合流管とされ、この合流管が挿入部中を延在する内視鏡の洗浄用アダプタであって、洗浄液供給手段に連結される第1洗浄液供給路と、前記ライトガイドケーブルの端部に設けられた前記送気管及び送水管の口金部と前記第1洗浄液供給路を接続する第2洗浄液供給路と、前記ライトガイドケーブルの端部に設けられた前記吸引管の口金部と第1洗浄液供給路を接続する第3洗浄液供給路とを備えることを特徴とする。また、本発明は、前記内視鏡洗浄用アダプタが、筒状に所定の長さ延在する筒状部材と、前記筒状部材の延在方向の中間部から突設された可撓性チューブとを備え、前記筒状部材の内部通路により前記第1洗浄液供給路と第2洗浄液供給路が形成され、前記可撓性チューブの内部により前記第3洗浄液供給路が形成されていることを特徴とする。また、本発明は、前記内部通路が、前記筒状部材の断面のほぼ中心を通って筒状部材の延在方向に直線上に形成され、これにより前記第1洗浄液供給路と第2洗浄液供給路が同一直線上に形成され、前記筒状部材が延在する方向で第2洗浄液供給路が開口する側の端部は、前記ライトガイドケーブルの端部に設けられた前記送気管及び送水管の口金部に着脱可能に結合されることを特徴とする。また、本発明は、前記筒状部材が金属製であることを特徴とする。 【0006】本発明の内視鏡洗浄用アダプタを用いれば、ライトガイドケーブルの端部において、送気管及び送水管並びに吸引管に同時に洗浄液が供給されるので、操作部内において送気管路及び送水管路並びに吸引管路が合流していても、該合流箇所から洗浄液が逆流することはない。 【0007】 【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について説明する。図1は内視鏡洗浄時における内視鏡洗浄用アダプタ及び内視鏡の概略断面図を示す。内視鏡2は、操作部4と、挿入部6と、ライトガイドケーブル8などを備えている。前記挿入部6は可撓管から構成され、操作部4の先部に連結されている。前記操作部4には鉗子挿入口10が設けられ、また、送気送水用シリンダ12及び吸引用シリンダ14が設けられている。前記鉗子挿入口10からは挿入部6に向けて鉗子挿入管路16が延設され、前記送気送水用シリンダ12からは挿入部6に向けて送気管路18及び送水管路20が延設され、前記吸引用シリンダ14からは挿入部6に向けて吸引管路22が延設されている。前記操作部4において吸引管路22と鉗子挿入管路16は合流箇所24を介して合流し、合流管26となり、また、送気管路18と送水管路20は合流箇所28を介して合流管30となり、これら合流管26、30が操作部4内において合流箇所32を介して合流し、単一の合流管34となり、この合流管34が挿入部6中をその先端まで延在している。 【0008】前記ライトガイドケーブル8は操作部4の基部に連結され、ライトガイドケーブル8内には光ファイバ(不図示)が延設され、この光ファイバは操作部4を通り挿入部6の先端まで延在し、ライトガイドケーブル8の端部にはコネクタ部36が設けられている。また、ライトガイドケーブル8内には送気管42、送水管44、吸引管46が延設され、送気管42と送水管44は前記送気送水用シリンダ12に連結され、吸引管46は前記吸引用シリンダ14に連結されている。前記ライトガイドケーブル8の端部には、送気管42及び送水管44への接続用の送気送水口金52(特許請求の範囲の送気管及び送水管の口金部に相当)が突設され、また、吸引管46への接続用の吸引口金54(特許請求の範囲の吸引管の口金部に相当)が突設されている。なお、内視鏡2の使用時に、鉗子挿入口10から鉗子が挿入され、前記送気送水用シリンダ12に送気送水切り換え弁が配設され、吸引用シリンダ14には開閉弁が配設されるが、洗浄時には図1に示すように、鉗子挿入口10には鉗子栓48が装着され、送気送水用シリンダ12と吸引用シリンダ14にはシリンダ栓50が装着され、鉗子挿入口10と各シリンダ12,14の開口部が閉塞されている。 【0009】本実施の形態に係る内視鏡洗浄用アダプタ60は、上記のように操作部4の内部で送気管路18と送水管路20と吸引管路22が合流する形式の内視鏡2を洗浄するもので、シリンジ62などの洗浄液供給手段に連結される第1洗浄液供給路64と、前記送気送水口金52と前記第1洗浄液供給路64を接続する第2洗浄液供給路66と、前記吸引口金54と第1洗浄液供給路64を接続する第3洗浄液供給路68とを備える。 【0010】より具体的には、図2に示すように、内視鏡洗浄用アダプタ60は、筒状に所定の長さ延在する筒状部材70と、筒状部材70の延在方向の中間部から突設された可撓性チューブ72とを備え、前記筒状部材70は金属製であり、その耐久性に優れている。前記筒状部材70は、その断面のほぼ中心を通って筒状部材70の延在方向に直線上に延在する内部通路を備え、この内部通路により前記第1洗浄液供給路64と第2洗浄液供給路66が同一直線上に形成されている。前記可撓性チューブ72はニップル7202を介して筒状部材70に取着され、前記可撓性チューブ72の内部は前記筒状部材70の内部通路に連通しており、可撓性チューブ72の内部により前記第3洗浄液供給路68が形成されている。前記筒状部材70が延在する方向で第2洗浄液供給路66が開口する側の端部に、前記コネクタ部36の送気送水口金52に係合するための口金用係合部74が形成され、筒状部材70の延在方向の他方の端部に、シリンジ62に係合するためのシリンジ用係合部76が形成されている。前記口金用係合部74はその外周にOリング7402やスナップリング7404が装着され、Oリング7402が送気送水口金52の内周部に弾接することで水密性を保持して送気送水口金52に連結され、また、スナップリング7404が送気送水口金52の内周溝に係合することで送気送水口金52に対して位置決めされると共に着脱可能に連結されるように構成されている。 【0011】本実施の形態に係る内視鏡洗浄用アダプタ60を用いて内視鏡2を洗浄する場合、まず、鉗子挿入口10を鉗子栓48により閉塞し、送気送水用シリンダ12と吸引用シリンダ14をシリンダ栓50により閉塞しておく。次に、ライトガイドケーブル8の端部において、吸引口金54に可撓性チューブ72の端部を装着し、筒状部材70の口金用係合部74を送気送水口金52に係合させ、シリンジ用係合部76にシリンジ62の先端を係合し、シリンジ62の操作により洗浄液を筒状部材70内に供給する。これにより洗浄液は、第1洗浄液供給路64から第2洗浄液供給路66へ、同時に、第1洗浄液供給路64から前記第3洗浄液供給路68へ流動する。 【0012】そして、洗浄液は、送気送水口金52から送気管42、送水管44、送気送水用シリンダ12、送気管路18、送水管路20、合流管30、34を経て挿入部6の先端から排出される。また、同時に洗浄液は、吸引口金54から吸引管46、吸引用シリンダ14、吸引管路22、合流管26、34を経て挿入部6の先端から排出される。そして、送気管42、送水管44、吸引管46に同時に洗浄液が流されるので、合流箇所32から合流管26方向への逆流や、合流箇所32から合流管30方向への逆流が阻止され、ライトガイドケーブル8の端部から洗浄液が排出されることはなく、内視鏡2の内部の管路類の清掃が簡単に効率良くなされる。また、合流管26から合流管30への逆流が阻止されるので、吸引管路22及び吸引管46並びに吸引用シリンダ14内の汚物が、送気管路18や送水管路20、送気送水用シリンダ12、送気管42、送水管44に逆流せず、吸引管路22や吸引用シリンダ14、吸引管46内の汚物が、汚物が通らない送気管路18や送水管路20、送気送水用シリンダ12、送気管42、送水管44に侵入するといった不具合が解消される。 【0013】なお、実施の形態では、洗浄液供給手段の一例としてシリンジを用いた場合について説明したが、洗浄液供給手段としてシリンジ以外の形式のものを用いる場合にも本発明は無論適用される。 【0014】 【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明の内視鏡洗浄用アダプタは、操作部と、操作部の先部に連結された挿入部と、操作部の基部に連結されたライトガイドケーブルと、操作部内に設けられた送気送水用シリンダと、操作部内に設けられた吸引用シリンダと、操作部内において前記送気送水用シリンダから挿入部側に延在する送気管路及び送水管路と、操作部内において前記吸引用シリンダから挿入部側に延在する吸引管路と、ライトガイドケーブル内を延在し前記送気送水用シリンダに連結される送気管及び送水管と、ライトガイドケーブル内を延在し前記吸引用シリンダに連結される吸引管を備え、前記送気管路及び送水管路並びに吸引管路は操作部内において合流して単一の合流管とされ、この合流管が挿入部中を延在する内視鏡の洗浄用アダプタであって、洗浄液供給手段に連結される第1洗浄液供給路と、前記ライトガイドケーブルの端部に設けられた前記送気管及び送水管の口金部と前記第1洗浄液供給路を接続する第2洗浄液供給路と、前記ライトガイドケーブルの端部に設けられた前記吸引管の口金部と第1洗浄液供給路を接続する第3洗浄液供給路とを備える構成とした。そのため、本発明の内視鏡洗浄用アダプタを用いれば、洗浄の際に、手元側に洗浄液が逆流して溢れ出ることがなく、洗浄が簡単に行なえ、また、吸引管路や吸引用シリンダ、吸引管内の汚物が送気管や送水管内に侵入することがなくなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000527 【氏名又は名称】旭光学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月30日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】野田 茂
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| 【公開番号】 |
特開平11−104076 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月20日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−283055 |
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