| 【発明の名称】 |
内視鏡流体制御装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】高橋 一昭
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| 【要約】 |
【課題】ピンチバルブの洗浄性の利点を生かしながら消費電力の低下、低コスト化を図ると共に、管路の取外しをなくして水抜き作業を簡便にする。
【解決手段】内視鏡の各管路の開閉制御をする電磁弁ユニット20で、送水管12CにピンチバルブV3 を配置し、送気管13Cと13Dには、ダイヤフラムバルブV1 ,V2 を配置し、上記送気管13Cには逆止弁29,30を設ける。また、上記送水管12Cに送気管13Eを接続し、ダイヤフラムバルブからなる補助バルブV4 を配置すると共に逆止弁31を取り付ける。そして、水抜きスイッチ32の操作にに基づき制御部24が上記バルブV1 ,V2 を閉、バルブV3及び補助バルブV4 を開とすれば、上記送水管12へ空気を供給でき、これによって水抜きが可能となる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内視鏡に配置された各種管路の開閉を制御する内視鏡流体制御装置において、空気を送るための送気管路の開閉弁としてダイヤフラムバルブを配置すると共に、液体を送るための液体管路の開閉弁としてピンチバルブを配置し、この液体管路に逆止弁を介して上記送気管路を接続し、この送気管路から当該液体管路へ空気を供給するためのダイヤフラムバルブからなる補助開閉弁を配置したことを特徴とする内視鏡流体制御装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡流体制御装置、特に内視鏡内に配設された送気管、送水管及び吸引管等における流体の送給制御をする制御装置の構成に関する。 【0002】 【従来の技術】内視鏡装置では、先端部の対物レンズ窓等に送気や送水を行うための送気/送水管が設けられており、この送気/送水によって対物レンズ窓の汚れ等を除去することができる。また、内視鏡内には、吸引管が設けられており、この吸引管によれば、被観察体内の内容物等を吸引・排出することが可能となる。 【0003】そして、上記の各管路における流体の制御は、電磁弁ユニット等の流体制御装置により行われ、この流体制御装置では、電磁弁としてピンチバルブ等が用いられる。このピンチバルブは、バルブ内に配置された各管路の軟性管部分を押し潰すことにより管路を閉状態とし、この押し潰し状態を解除して開状態にする。このようなピンチバルブによれば、開閉部分に汚れ等が詰ったりすることがなく、またバルブ部分にも洗浄ブラシを通すことができ、管路内の洗浄が容易になる。また、管路の交換も簡単に行えるという利点がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のピンチバルブにおいては、軟性管を押し潰すことから、軟性管に潰れ癖がついて流量減少が生じたり、軟性管の劣化を早めるという問題があった。また、このピンチバルブは、ダイヤフラムバルブと比較すると、押し潰し方式であるから消費電力が高く、上記の軟性管の劣化に伴う交換作業等を考慮するとコスト高となる。 【0005】ところで、内視鏡の各種管路の中でも送気管においては、液体等が侵入することがなければ、特に定期的な洗浄の対象とする必要性が薄い。従って、送気管を洗浄の対象から外し、これについてのピンチバルブの配置をなくせば、上記の不都合が低減できることになる。 【0006】また、内視鏡の送水管や吸引管においては、内視鏡使用後或いは管路洗浄後に送気による水抜きが行われるが、例えば従来においては、電磁弁ユニットに取り付けられている送水管及び送気管を外して、接続状態を変えることにより、送水管の送気が行われていた。このため、水抜き作業が煩雑となって時間もかかり、簡便さに欠けるという問題があった。 【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ピンチバルブの洗浄性の利点を生かしながら、消費電力の低下、低コスト化を図ると共に、水抜き作業を簡便にすることができる内視鏡流体制御装置を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は、内視鏡に配置された各種管路の開閉を制御する内視鏡流体制御装置において、空気を送るための送気管路の開閉弁としてダイヤフラムバルブを配置すると共に、液体を送るための液体管路の開閉弁としてピンチバルブを配置し、この液体管路に逆止弁を介して上記送気管路を接続し、この送気管路から当該液体管路へ空気を供給するためのダイヤフラムバルブからなる補助開閉弁を配置したことを特徴とする。 【0009】上記の構成によれば、洗浄が必要な送水管路或いは吸引管路にのみピンチバルブを配置し、送気管路にダイヤフラムバルブを配置すれば、洗浄ブラシを通せる等、洗浄性に関する利点が享受できると同時に、電力消費の低下及び低コスト化が図れることになる。また、補助開閉弁を開ければ送水管に送気管が接続され、送水管への送気が可能となり、水抜き作業を簡単に行うことができる。 【0010】 【発明の実施の形態】図1には、実施形態例に係る内視鏡流体制御装置である電磁弁ユニットの構成が示され、図2には、この電磁弁ユニットを接続する内視鏡の管路系の構成が示されている。まず図2において、内視鏡(電子内視鏡)10には、先端部10Aから操作部10Bまで、送水管12A,送気管13A,吸引管(処置具挿通チャンネルでもある)14Aが配設される。上記先端部10Aの先端には、着脱自在となるキャップ15が取り付けられており、このキャップ15に観察窓(対物光学系のレンズ窓)へ送気/送水するためのノズル等が設けられる。 【0011】上記操作部10Bには、図示されるように、二段スイッチである送気/送水(A/W)スイッチ16、吸引スイッチ17や撮影釦18が設けられており、このスイッチ16,17の操作制御信号は、不図示の信号線により図1の電磁弁ユニット20へ供給される。また、上記操作部10Bとこの電磁弁ユニット20を連結するように、送水管12B,送気管13Bがケーブル内に設けられる。そして、上記操作部10Bの後側には、管路ユニット10Cが設けられ、この管路ユニット10Cの接続時に形成される折り返し部によって、上記の送水管12Aと12B、送気管13Aと13Bが連結される。 【0012】上記の管路ユニット10Cには、上記電磁弁ユニット20まで延びた吸引管14Bが取り付けられ、この吸引管14Bには、途中から分離して鉗子口21が設けられる。なお、上記の送水管12Aに接続された図示の部材22は、観察窓レンズ面の汚れ度合が高い場合にシリンジ等を装着して送気/送水をするためのレンズ面フラッシュ口である。 【0013】図1の電磁弁ユニット20には、電磁弁の開閉制御等を行う制御部24、ポンプ25が設けられ、外部に送水タンク26、吸引タンク27が配置されており、上記のポンプ25には、上記送気管13Bに連通する送気管13Cが設けられ、この送気管13Cには、逆止弁29(ユニット20の出口)とダイヤフラムバルブ(電磁弁)V1 が配置される。この送気管13Cには、ダイヤフラムバルブV2 を配置した大気開放管13Dが接続されると共に、上記送水タンク26へ導かれる送気管13Eが接続され、この送気管13Eのユニット20の出口には逆止弁30が設けられる。これら逆止弁29,30は、電磁弁ユニット20の内部の送気管13C,D,Eに外部から水等が侵入することを防止しており、これによって洗浄の対象から送気管13を除外できることになる。 【0014】更に、電磁弁ユニット20には、送水タンク26から送水管12Bまで接続する送水管12Cが配置され、この送水管12Cにピンチバルブ(電磁弁)V3 が設けられる。そして、この送水管12Cの途中には、図示されるようにポンプ25に繋がる送気管13Fが接続されており、この送気管13Fにダイヤフラムバルブからなる補助バルブ(水抜き用バルブ)V4 が配置されると共に、逆止弁31が設けられる。 【0015】一方、上記吸引管14Bには、上記吸引タンク27へ接続される吸引管14Cとこれに分岐する大気開放管14Dが設けられ、上記吸引管14CにピンチバルブV5 、上記大気開放管14DにピンチバルブV6 が配置される。なお、上記吸引タンク27は図示しない別のポンプへ接続される。 【0016】上述したように、当該例では、送気管13C〜EにダイヤフラムバルブV1 ,V2 ,V4 を配置し、送水管12Cと吸引管14C,DにピンチバルブV3 ,V5 ,V6 を配置しているが、このピンチバルブV3 ,V5 ,V6 は、駆動軸に取り付けられた押圧部Pを電磁ソレノイド等を用いて駆動し、これによりバルブ内に配置された各管の軟性部を潰して(例えばV6 のように)、管路を閉状態とすることができる。 【0017】また、この電磁弁ユニット20の操作パネル等には、水抜き作業のための水抜きスイッチ32が配置され、この操作スイッチ32の信号は上記制御部24へ与えられる。 【0018】実施形態例は以上の構成からなり、図2の操作部10Bの送気/送水スイッチ16により送水操作をすると、図1の電磁弁ユニット20では、ポンプ25を作動させた状態で、バルブV1 ,V2 ,V4 が閉、バルブV3 が開となって、送水管12C,12B,12Aを介して送水が行われる。また、上記スイッチ16で送気操作をすると、バルブV2 ,V3 ,V4 が閉、バルブV1 が開となって、送気管13C,13B,13Aを介して送気が行われる。なお、この送気/送水の待機中では、バルブV2 のみが開となり、ポンプ25からの空気は大気開放管13Dから大気へ放出される。 【0019】そして、当該例では、上記の送水管12に対し送気を実行することができる。即ち、上記水抜きスイッチ32をオン操作すると、制御部24はバルブV1 ,V2 が閉、バルブV3 が開となると共に、補助バルブV4 が開となり、これによってポンプ25からの空気が送水管12C,12B,12Aへ供給される。これによれば、送水管12内の水抜きがスイッチ32の押し操作で簡単に行え、従来のように各管を着脱したりする作業が不要となる。なお、上記の動作では、逆止弁31によって送気管13Fへの水の逆流が防止される。 【0020】更に、上記操作部10Bの吸引スイッチ17を操作すると、図1に示されるように、バルブV5 が開、バルブV6 が閉となり、吸引管14C〜14Aを介して吸引が行われる。この吸引の待機中では、バルブV6 のみが開となり、大気吸引管14Dから空気が吸引される。 【0021】上記例では、送水管についての水抜きについて説明したが、同様の構成を吸引管に適用することも可能である。 【0022】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、送気管路の開閉弁としてダイヤフラムバルブを配置し、液体管路の開閉弁としてピンチバルブを配置すると共に、この液体管路に逆止弁を介して送気管路を接続し、この送気管路にもダイヤフラムバルブからなる補助開閉弁を配置したので、ピンチバルブの洗浄性の利点を生かしながら、消費電力の低下、低コスト化が図られると共に、管路を取り外さずに水抜き作業を簡便にすることが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005430 【氏名又は名称】富士写真光機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月30日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】緒方 保人
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| 【公開番号】 |
特開平11−104069 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月20日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−282542 |
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