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【発明の名称】 立体視検査方法、立体視検査装置および立体視検査プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
【発明者】 【氏名】竹本 賢史

【氏名】山田 晃弘

【氏名】池田 貴司

【氏名】磯野 春雄

【要約】 【課題】この発明は、新規なランダムドットテストを行なえる立体視検査方法を提供することを目的とする。

【解決手段】立体視検査方法において、ランダムドットパターンのみからなる動画像と、ランダムドットパターン画像からなる背景画像上にランダムドットパターンから構成された指標画像が立体的に表示された3次元画像とを、3次元表示装置に切り替えて表示させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ランダムドットパターンのみからなる動画像と、ランダムドットパターン画像からなる背景画像上にランダムドットパターンから構成された指標画像が立体的に表示された3次元画像とを、3次元表示装置に切り替えて表示させる立体視検査方法。
【請求項2】 パターンが互いに異なるランダムドットパターン画像から構成された少なくとも2種類のコマ画像と、ランダムドットパターンから構成された背景画像とランダムドットパターンから構成された立体指標画像とからなる少なくとも1種類のコマ画像とからなり、各コマ画像は値が0である画素データと1つのビット位置のみ値が1である画素データとによって表現され、かつ値が1であるビット位置が各コマ画像間でそれぞれ異なるもの、を重畳して1つの重畳画像を生成しておき、重畳画像から出力画像を得るための複数種類の変換テーブルを切り替えることにより、ランダムドットパターンのみからなる動画像と、立体指標画像を含む3次元画像とを切り替えて3次元表示装置に表示する立体視検査方法。
【請求項3】 ランダムドットパターンから構成された背景画像とランダムドットパターンから構成された立体指標画像とからなり、背景画像のランダムドットパターンが互いに異なるとともに立体指標画像のランダムドットパターンが互いに異なる少なくとも2種類のコマ画像と、パターンが互いに異なるランダムドットパターン画像から構成された少なくとも2種類のコマ画像とからなり、各コマ画像は値が0である画素データと1つのビット位置のみ値が1である画素データとによって表現され、かつ値が1であるビット位置が各コマ画像間でそれぞれ異なるもの、を重畳して1つの重畳画像を生成しておき、重畳画像から出力画像を得るための複数種類の変換テーブルを切り替えることにより、ランダムドットパターンのみからなる動画像と、立体指標画像を含む3次元画像とを切り替えて3次元表示装置に表示する立体視検査方法。
【請求項4】 各変換テーブルは、入力画素データの各ビットのうち、変換テーブルごとに定められた1つのビット位置の値が1であるときのみに、1に対応するデータを出力するものである請求項2および3のいずれかに記載の立体視検査方法。
【請求項5】 各変換テーブルは、入力画素データの各ビットのうち、変換テーブルごとに定められた1つのビット位置の値が1であるときに所定の第1の色データを出力し、変換テーブルごとに定められた1つのビット位置の値が1でないときには第1の色データとは異なる所定の第2の色データを出力するものである請求項2および3のいずれかに記載の立体視検査方法。
【請求項6】 ランダムドットパターンのみからなる動画像を所定時間、3次元表示装置に表示させる第1表示手段、ランダムドットパターン画像からなる背景画像上にランダムドットパターンから構成された指標画像が立体的に表示された3次元画像を所定時間、3次元表示装置に表示させる第2表示手段、ならびに第1表示手段による動画像表示と第2表示手段による3次元画像表示とを切り替える手段、を備えている立体視検査装置。
【請求項7】 パターンが互いに異なるランダムドットパターン画像から構成された少なくとも2種類のコマ画像と、ランダムドットパターンから構成された背景画像とランダムドットパターンから構成された立体指標画像とからなる少なくとも1種類のコマ画像とからなり、各コマ画像は値が0である画素データと1つのビット位置のみ値が1である画素データとによって表現され、かつ値が1であるビット位置が各コマ画像間でそれぞれ異なるもの、が重畳されてなる1つの重畳画像をフレームメモリに格納する手段、ならびに重畳画像から出力画像を得るための複数種類の変換テーブルを切り替えることにより、ランダムドットパターンのみからなる動画像と、立体指標画像を含む3次元画像とを切り替えて3次元表示装置に表示させる手段、を備えている立体視検査装置。
【請求項8】 ランダムドットパターンから構成された背景画像とランダムドットパターンから構成された立体指標画像とからなり、背景画像のランダムドットパターンが互いに異なるとともに立体指標画像のランダムドットパターンが互いに異なる少なくとも2種類のコマ画像と、パターンが互いに異なるランダムドットパターン画像から構成された少なくとも2種類のコマ画像とからなり、各コマ画像は値が0である画素データと1つのビット位置のみ値が1である画素データとによって表現され、かつ値が1であるビット位置が各コマ画像間でそれぞれ異なるもの、が重畳されてなる1つの重畳画像をフレームメモリに格納する手段、ならびに重畳画像から出力画像を得るための複数種類の変換テーブルを切り替えることにより、ランダムドットパターンのみからなる動画像と、立体指標画像を含む3次元画像とを切り替えて3次元表示装置に表示させる手段、を備えている立体視検査装置。
【請求項9】 各変換テーブルは、入力画素データの各ビットのうち、変換テーブルごとに定められた1つのビット位置の値が1であるときのみに、1に対応するデータを出力するものである請求項7および8のいずれかにに記載の立体視検査装置。
【請求項10】 各変換テーブルは、入力画素データの各ビットのうち、変換テーブルごとに定められた1つのビット位置の値が1であるときに所定の第1の色データを出力し、変換テーブルごとに定められた1つのビット位置の値が1でないときには第1の色データとは異なる所定の第2の色データを出力するものである請求項請求項7および8のいずれかに記載の立体視検査方法。
【請求項11】 パターンが互いに異なるランダムドットパターン画像から構成された少なくとも2種類のコマ画像と、ランダムドットパターンから構成された背景画像とランダムドットパターンから構成された立体指標画像とからなる少なくとも1種類のコマ画像とからなり、各コマ画像は値が0である画素データと1つのビット位置のみ値が1である画素データとによって表現され、かつ値が1であるビット位置が各コマ画像間でそれぞれ異なるもの、が重畳されてなる1つの重畳画像をフレームメモリに格納するステップ、ならびに重畳画像から出力画像を得るための複数種類の変換テーブルを切り替えることにより、ランダムドットパターンのみからなる動画像と、立体指標画像を含む3次元画像とを切り替えて3次元表示装置に表示させるステップ、を実行させるための立体視検査プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項12】 ランダムドットパターンから構成された背景画像とランダムドットパターンから構成された立体指標画像とからなり、背景画像のランダムドットパターンが互いに異なるとともに立体指標画像のランダムドットパターンが互いに異なる少なくとも2種類のコマ画像と、パターンが互いに異なるランダムドットパターン画像から構成された少なくとも2種類のコマ画像とからなり、各コマ画像は値が0である画素データと1つのビット位置のみ値が1である画素データとによって表現され、かつ値が1であるビット位置が各コマ画像間でそれぞれ異なるもの、が重畳されてなる1つの重畳画像をフレームメモリに格納するステップ、ならびに重畳画像から出力画像を得るための複数種類の変換テーブルを切り替えることにより、ランダムドットパターンのみからなる動画像と、立体指標画像を含む3次元画像とを切り替えて3次元表示装置に表示させるステップ、を実行させるための立体視検査プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項13】 各変換テーブルは、入力画素データの各ビットのうち、変換テーブルごとに定められた1つのビット位置の値が1であるときのみに、1に対応するデータを出力するものである請求項11および12のいずれかに記載の立体視検査プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項14】 各変換テーブルは、入力画素データの各ビットのうち、変換テーブルごとに定められた1つのビット位置の値が1であるときに所定の第1の色データを出力し、変換テーブルごとに定められた1つのビット位置の値が1でないときには第1の色データとは異なる所定の第2の色データを出力するものである請求項11および12のいずれかに記載の立体視検査プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、日常視において近見で両眼融像による立体視を得ているかどうかを検査するための立体視検査方法、立体視検査装置および立体視検査プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、日常視において近見で両眼融像による立体視を得ているかどうかを検査する方法として、ランダムドットテストと呼ばれる方法を既に開発している(特開平9−98949号公報参照)。なお、立体視とは、概念的には、両眼の融像によって物体を立体的にとらえる能力をいう。具体的には、両眼の融像によって2点間の奥行きのわずかな違いを感じ取る能力として表される。
【0003】ランダムドットテストでは、たとえば、背景がランダムドット画像であり、ランダムドットからなる立体指標画像が背景から飛び出したり、引っ込んだりする。あるいは、ランダムドットからなる立体指標画像が背景から浮き上がった状態で水平方向に移動せしめられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、新規なランダムドットテストを行なえる立体視検査方法、立体視検査装置および立体視検査プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0005】また、この発明は、ランダムドットのみからなる背景画像とランダムドットからなる立体指標画像を有する3次元画像との切替えがスムーズにかつ短時間に行なえる立体視検査方法、立体視検査装置および立体視検査プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による第1の立体視検査方法は、ランダムドットパターンのみからなる動画像と、ランダムドットパターン画像からなる背景画像上にランダムドットパターンから構成された指標画像が立体的に表示された3次元画像とを、3次元表示装置に切り替えて表示させることを特徴とする。
【0007】この発明による第2の立体視検査方法は、パターンが互いに異なるランダムドットパターン画像から構成された少なくとも2種類のコマ画像と、ランダムドットパターンから構成された背景画像とランダムドットパターンから構成された立体指標画像とからなる少なくとも1種類のコマ画像とからなり、各コマ画像は値が0である画素データと1つのビット位置のみ値が1である画素データとによって表現され、かつ値が1であるビット位置が各コマ画像間でそれぞれ異なるもの、を重畳して1つの重畳画像を生成しておき、重畳画像から出力画像を得るための複数種類の変換テーブルを切り替えることにより、ランダムドットパターンのみからなる動画像と、立体指標画像を含む3次元画像とを切り替えて3次元表示装置に表示することを特徴とする。
【0008】この発明による第3の立体視検査方法は、ランダムドットパターンから構成された背景画像とランダムドットパターンから構成された立体指標画像とからなり、背景画像のランダムドットパターンが互いに異なるとともに立体指標画像のランダムドットパターンが互いに異なる少なくとも2種類のコマ画像と、パターンが互いに異なるランダムドットパターン画像から構成された少なくとも2種類のコマ画像とからなり、各コマ画像は値が0である画素データと1つのビット位置のみ値が1である画素データとによって表現され、かつ値が1であるビット位置が各コマ画像間でそれぞれ異なるもの、を重畳して1つの重畳画像を生成しておき、重畳画像から出力画像を得るための複数種類の変換テーブルを切り替えることにより、ランダムドットパターンのみからなる動画像と、立体指標画像を含む3次元画像とを切り替えて3次元表示装置に表示することを特徴とする。
【0009】各変換テーブルとしては、たとえば、入力画素データの各ビットのうち、変換テーブルごとに定められた1つのビット位置の値が1であるときのみに、1に対応するデータを出力するものが用いられる。
【0010】各変換テーブルとしては、たとえば、入力画素データの各ビットのうち、変換テーブルごとに定められた1つのビット位置の値が1であるときに所定の第1の色データを出力し、変換テーブルごとに定められた1つのビット位置の値が1でないときには第1の色データとは異なる所定の第2の色データを出力するものが用いられる。
【0011】この発明による第1の立体視検査装置は、ランダムドットパターンのみからなる動画像を所定時間、3次元表示装置に表示させる第1表示手段、ランダムドットパターン画像からなる背景画像上にランダムドットパターンから構成された指標画像が立体的に表示された3次元画像を所定時間、3次元表示装置に表示させる第2表示手段、ならびに第1表示手段による動画像表示と第2表示手段による3次元画像表示とを切り替える手段を備えていることを特徴とする。
【0012】この発明による第2の立体視検査装置は、パターンが互いに異なるランダムドットパターン画像から構成された少なくとも2種類のコマ画像と、ランダムドットパターンから構成された背景画像とランダムドットパターンから構成された立体指標画像とからなる少なくとも1種類のコマ画像とからなり、各コマ画像は値が0である画素データと1つのビット位置のみ値が1である画素データとによって表現され、かつ値が1であるビット位置が各コマ画像間でそれぞれ異なるもの、が重畳されてなる1つの重畳画像をフレームメモリに格納する手段、ならびに重畳画像から出力画像を得るための複数種類の変換テーブルを切り替えることにより、ランダムドットパターンのみからなる動画像と、立体指標画像を含む3次元画像とを切り替えて3次元表示装置に表示させる手段を備えていることを特徴とする。
【0013】この発明による第3の立体視検査装置は、ランダムドットパターンから構成された背景画像とランダムドットパターンから構成された立体指標画像とからなり、背景画像のランダムドットパターンが互いに異なるとともに立体指標画像のランダムドットパターンが互いに異なる少なくとも2種類のコマ画像と、パターンが互いに異なるランダムドットパターン画像から構成された少なくとも2種類のコマ画像とからなり、各コマ画像は値が0である画素データと1つのビット位置のみ値が1である画素データとによって表現され、かつ値が1であるビット位置が各コマ画像間でそれぞれ異なるもの、が重畳されてなる1つの重畳画像をフレームメモリに格納する手段、ならびに重畳画像から出力画像を得るための複数種類の変換テーブルを切り替えることにより、ランダムドットパターンのみからなる動画像と、立体指標画像を含む3次元画像とを切り替えて3次元表示装置に表示させる手段を備えていることを特徴とする。
【0014】各変換テーブルとしては、たとえば、入力画素データの各ビットのうち、変換テーブルごとに定められた1つのビット位置の値が1であるときのみに、1に対応するデータを出力するものが用いられる。
【0015】各変換テーブルとしては、たとえば、入力画素データの各ビットのうち、変換テーブルごとに定められた1つのビット位置の値が1であるときに所定の第1の色データを出力し、変換テーブルごとに定められた1つのビット位置の値が1でないときには第1の色データとは異なる所定の第2の色データを出力するものが用いられる。
【0016】この発明による第1の立体視検査プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、パターンが互いに異なるランダムドットパターン画像から構成された少なくとも2種類のコマ画像と、ランダムドットパターンから構成された背景画像とランダムドットパターンから構成された立体指標画像とからなる少なくとも1種類のコマ画像とからなり、各コマ画像は値が0である画素データと1つのビット位置のみ値が1である画素データとによって表現され、かつ値が1であるビット位置が各コマ画像間でそれぞれ異なるもの、が重畳されてなる1つの重畳画像をフレームメモリに格納するステップ、ならびに重畳画像から出力画像を得るための複数種類の変換テーブルを切り替えることにより、ランダムドットパターンのみからなる動画像と、立体指標画像を含む3次元画像とを切り替えて3次元表示装置に表示させるステップを実行させるための立体視検査プログラムを記録していることを特徴とする。
【0017】この発明による第2の立体視検査プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ランダムドットパターンから構成された背景画像とランダムドットパターンから構成された立体指標画像とからなり、背景画像のランダムドットパターンが互いに異なるとともに立体指標画像のランダムドットパターンが互いに異なる少なくとも2種類のコマ画像と、パターンが互いに異なるランダムドットパターン画像から構成された少なくとも2種類のコマ画像とからなり、各コマ画像は値が0である画素データと1つのビット位置のみ値が1である画素データとによって表現され、かつ値が1であるビット位置が各コマ画像間でそれぞれ異なるもの、が重畳されてなる1つの重畳画像をフレームメモリに格納するステップ、ならびに重畳画像から出力画像を得るための複数種類の変換テーブルを切り替えることにより、ランダムドットパターンのみからなる動画像と、立体指標画像を含む3次元画像とを切り替えて3次元表示装置に表示させるステップを実行させるための立体視検査プログラムを記録していることを特徴とする。
【0018】各変換テーブルとしては、たとえば、入力画素データの各ビットのうち、変換テーブルごとに定められた1つのビット位置の値が1であるときのみに、1に対応するデータを出力するものが用いられる。
【0019】各変換テーブルとしては、たとえば、入力画素データの各ビットのうち、変換テーブルごとに定められた1つのビット位置の値が1であるときに所定の第1の色データを出力し、変換テーブルごとに定められた1つのビット位置の値が1でないときには第1の色データとは異なる所定の第2の色データを出力するものが用いられる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
【0021】図1は、立体視検査装置の外観を示している。
【0022】立体視検査装置は、検査者によって操作されるパーソナルコンピュータ1と、被検査者に立体視検査のための画像を提供する3次元ディスプレイ装置(3Dディスプレイ装置)2とから構成されている。パーソナルコンピュータ1としては、この例では、2次元ディスプレイ(2Dディスプレイ)19を備えているいわゆるノート型パソコンが用いられている。3Dディスプレイ装置2としては、パララックスバリア方式のものが用いられている。
【0023】図2は、立体視検査装置の構成を示している。
【0024】パーソナルコンピュータ1は、CPU11によって制御される。CPU11には、そのプログラム等を記憶するハードディスク12および必要なデータを記憶するメモリ13が接続されている。また、CPU11には、マウスを含む入力装置14が接続されている。
【0025】さらに、CPU11には、第1のフレームメモリ15および第2のフレームメモリ16が接続されている。第1のフレームメモリ15は、D/A変換器17を介して2Dディスプレイ19に接続されている。第2のフレームメモリ16は、カラーパレット部18およびD/A変換器20を介して3Dディスプレイ装置2に接続されている。
【0026】図3は、3Dディスプレイ装置2の表示部の構成を示している。
【0027】3Dディスプレイ装置2には、図4に示すように、パーソナルコンピュータ1から、元となる左目用画像が水平方向に1/2に縮小された左目用縮小画像30Lと、元となる右目用画像が水平方向に1/2に縮小された右目用縮小画像30Rとからなる画像情報30が送られる。3Dディスプレイ装置2は、送られてきた左目用縮小画像および右目用縮小画像をそれぞれ縦長の短冊状の画像に分解し、図3および図4に示すように、液晶パネル21に左目用の短冊状画像31Lと右目用の短冊状画像31Rとを水平方向に交互に並べて表示させる。
【0028】図3に示すように、液晶パネル21の背面側には、バックライト22が配されている。液晶パネル21の前側には、開口部23aと遮光部23bとが水平方向に交互に配されたパララックスバリア23が配されている。被検査者がパララックスバリア23を介して液晶パネル21上の画像を観察することにより、左目Lには左目用の短冊状画像のみが見え、右目Rには右目用の短冊状画像のみが見える。
【0029】以下、この立体視検査装置によって行われるランダムドットテストについて説明する。
【0030】ランダムドットテスト時においては、図5に示すように、ランダムドットパターンのみからなる動画像100と、ランダムドットパターン画像からなる背景画像上にランダムドットパターンから構成された立体指標画像201が立体的に表示された3次元画像200とが、3Dディスプレイ装置に切り替えられて表示せしめられる。そして、被検査者が立体指標画像を認識できたか否かによって被検査者の立体視能力が正常であるか否かが判断される。図5においては、立体指標画像201が識別できるように立体指標画像201に輪郭線が入れられているが、立体指標画像201は実際は輪郭線無しのランダムドットから構成されている。
【0031】立体指標画像としては、この例では、図6に示すように英文字のE(以下、右向き立体指標画像という:図6(a))、Eを時計方向に90°回転させた文字(以下、下向き立体指標画像という:図6(b))、Eを時計方向に180°回転させた文字(以下、左向き立体指標画像という:図6(c))が用いられる。これらの各立体指標画像は、ランダムドットパターンで構成されている。
【0032】ランダムドットの動画像を3Dディスプレイ装置2に所定時間表示した後、ランダムドットからなる右向き立体指標画像を3Dディスプレイ装置2に所定時間表示するために、図7に示すように重畳画像GMが予め作成されてハードディスク12に格納されている。
【0033】つまり、まず、予め8枚のコマ画像G1〜G8を用意する。各コマ画像G1〜G8は、それぞれ左目用縮小画像Lと右目用縮小画像Rとから構成されている。以下の説明において、第1〜第12のランダムドットパターンP1〜P12は、互いにパターンが異なるランダムドットパターンを意味する。
【0034】第1のコマ画像G1の左目用縮小画像Lおよび右目用縮小画像Rは、ともに第1のランダムドットパターンP1から構成されている。第2のコマ画像G2の左目用縮小画像Lおよび右目用縮小画像Rは、ともに第2のランダムドットパターンP2から構成されている。第3のコマ画像G3の左目用縮小画像Lおよび右目用縮小画像Rは、ともに第3のランダムドットパターンP3から構成されている。第4のコマ画像G4の左目用縮小画像Lおよび右目用縮小画像Rは、ともに第4のランダムドットパターンP4から構成されている。
【0035】第5のコマ画像G5の左目用縮小画像Lは、第5のランダムドットパターンP5から構成された背景画像と、第9のランダムドットパターンP9から構成された左目用の縮小立体指標画像との合成画像から構成されている。ここで、合成画像とは、背景画像のうち、縮小立体指標画像の表示位置が縮小立体指標画像に置き換えられた画像をいう。第5のコマ画像G5の右目用縮小画像Lは、第5のランダムドットパターンP5から構成された背景画像と、第9のランダムドットパターンP9から構成された右目用の縮小立体指標画像との合成画像から構成されている。
【0036】第6のコマ画像G6の左目用縮小画像Lは、第6のランダムドットパターンP6から構成された背景画像と、第10のランダムドットパターンP10から構成された左目用の縮小立体指標画像との合成画像から構成されている。第6のコマ画像G6の右目用縮小画像Lは、第6のランダムドットパターンP6から構成された背景画像と、第10のランダムドットパターンP10から構成された右目用の縮小立体指標画像との合成画像から構成されている。
【0037】第7のコマ画像G7の左目用縮小画像Lは、第7のランダムドットパターンP7から構成された背景画像と、第11のランダムドットパターンP11から構成された左目用の縮小立体指標画像との合成画像から構成されている。第7のコマ画像G7の右目用縮小画像Lは、第7のランダムドットパターンP7から構成された背景画像と、第11のランダムドットパターンP11から構成された右目用の縮小立体指標画像との合成画像から構成されている。
【0038】第8のコマ画像G8の左目用縮小画像Lは、第8のランダムドットパターンP8から構成された背景画像と、第12のランダムドットパターンP12から構成された左目用の縮小立体指標画像との合成画像から構成されている。第8のコマ画像G8の右目用縮小画像Lは、第8のランダムドットパターンP8から構成された背景画像と、第12のランダムドットパターンP12から構成された右目用の縮小立体指標画像との合成画像から構成されている。
【0039】第5〜第8のコマ画像G5〜G8において、左目用縮小画像Lにおける縮小立体指標画像の水平位置は、右目用縮小画像Rにおける縮小立体指標画像の水平位置より右側に所定量だけずれている。このずれ量(視差量に応じた値)は、第5〜第8のコマ画像G5〜G8において、すべて同じである。
【0040】第1〜第8のランダムドットパターンP1〜P8および各縮小立体指標画像を構成するランダムドットパターンの各ドットは、この例では8ビットデータで表される。つまり、黒ドットは、”0”〔00000000〕であり、白ドットは”255”〔11111111〕である。〔〕で囲まれた数字は、8ビットの2進数を表している。
【0041】第1のコマ画像G1の白ドットのデータを”128”〔10000000〕に変換する。第2のコマ画像G2の白ドットのデータを”64”〔01000000〕に変換する。第3のコマ画像G3の白ドットのデータを”32”〔00100000〕に変換する。第4のコマ画像G4の白ドットのデータを”16”〔00010000〕に変換する。第5のコマ画像G5の白ドットのデータを”8”〔00001000〕に変換する。第6のコマ画像G6の白ドットのデータを”4”〔00000100〕に変換する。第7のコマ画像G7の白ドットのデータを”2”〔00000010〕に変換する。第8のコマ画像G8の白ドットのデータを”1”〔00000001〕に変換する。
【0042】このように白ドットデータが変換された後の、8種類のパターンを加算することにより、右向き立体指標画像に関する重畳画像GMを生成する。同様にして、下向き立体指標画像に関する重畳画像および左向き立体指標画像に関する重畳画像GMを生成する。このようにして得られた3つの重畳画像がハードディスク12に格納される。
【0043】画素位置を(x,y)で表し、第1のコマ画像G1の画素データをG1(x,y)、第2のコマ画像G2の画素データをG2(x,y)、第3のコマ画像G3の画素データをG3(x,y)、第4のコマ画像G4の画素データをG4(x,y)、第5のコマ画像G5の画素データをG5(x,y)、第6のコマ画像G6の画素データをG6(x,y)、第7のコマ画像G7の画素データをG7(x,y)、第8のコマ画像G8の画素データをG8(x,y)で表すと、重畳画像GMの画素データG(x,y)は、次の数式1で表される。
【0044】
【数1】

【0045】カラーパレット部18には、後述するように、CPU11によって、第1〜第8のカラーパレット(変換テーブル)Q1〜Q8が順次転送される。
【0046】図9は、図8の各位置の入力データに対して、第1カラーパレットQ1から出力される出力データを示している。第1カラーパレットQ1は、入力データが”0”〔00000000〕〜”127”〔01111111〕であれば”0”〔00000000〕を出力し、入力データが”128”〔10000000〕〜”255”〔11111111〕であれば”255”〔11111111〕を出力する。つまり、入力データの最上位桁(8ビット目)が〔0〕であれば〔00000000〕を出力し、入力データの最上位桁が〔1〕であれば〔11111111〕を出力する。したがって、重畳画像GMが第1カラーパレットQ1に入力された場合には、第1のコマ画像G1と同じデータが出力される。
【0047】図10は、図8の各位置の入力データに対して、第2カラーパレットQ2から出力される出力データを示している。第2カラーパレットQ2は、入力データが”0”〔00000000〕〜”63”〔00111111〕である場合または入力データが”128”〔10000000〕〜”191”〔10111111〕である場合”0”〔00000000〕を出力する。また、入力データが”64”〔01000000〕〜”127”〔01111111〕である場合または入力データが”192”〔11000000〕〜”255”〔11111111〕である場合には、”255”〔11111111〕を出力する。つまり、入力データの7ビット目が〔0〕であれば〔00000000〕を出力し、入力データの7ビット目が〔1〕であれば〔11111111〕を出力する。したがって、重畳画像GMが第2カラーパレットQ2に入力された場合には、第2のコマ画像G2と同じデータが出力される。
【0048】図11は、図8の各位置の入力データに対して、第3カラーパレットQ3から出力される出力データを示している。第3カラーパレットQ3は、入力データの6ビット目が〔0〕であれば〔00000000〕を出力し、入力データの6ビット目が〔1〕であれば〔11111111〕を出力する。したがって、重畳画像GMが第3カラーパレットQ3に入力された場合には、第3のコマ画像G3と同じデータが出力される。
【0049】図12は、図8の各位置の入力データに対して、第4カラーパレットQ4から出力される出力データを示している。第4カラーパレットQ4は、入力データの5ビット目が〔0〕であれば〔00000000〕を出力し、入力データの5ビット目が〔1〕であれば〔11111111〕を出力する。したがって、重畳画像GMが第4カラーパレットQ4に入力された場合には、第4のコマ画像G4と同じデータが出力される。
【0050】図13は、図8の各位置の入力データに対して、第5カラーパレットQ5から出力される出力データを示している。第5カラーパレットQ5は、入力データの4ビット目が〔0〕であれば〔00000000〕を出力し、入力データの4ビット目が〔1〕であれば〔11111111〕を出力する。したがって、重畳画像GMが第5カラーパレットQ5に入力された場合には、第5のコマ画像G5と同じデータが出力される。
【0051】図14は、図8の各位置の入力データに対して、第6カラーパレットQ6から出力される出力データを示している。第6カラーパレットQ6は、入力データの3ビット目が〔0〕であれば〔00000000〕を出力し、入力データの3ビット目が〔1〕であれば〔11111111〕を出力する。したがって、重畳画像GMが第6カラーパレットQ6に入力された場合には、第6のコマ画像G6と同じデータが出力される。
【0052】図15は、図8の各位置の入力データに対して、第7カラーパレットQ7から出力される出力データを示している。第7カラーパレットQ7は、入力データの2ビット目が〔0〕であれば〔00000000〕を出力し、入力データの2ビット目が〔1〕であれば〔11111111〕を出力する。したがって、重畳画像GMが第7カラーパレットQ7に入力された場合には、第7のコマ画像G7と同じデータが出力される。
【0053】図16は、図8の各位置の入力データに対して、第8カラーパレットQ8から出力される出力データを示している。第8カラーパレットQ8は、入力データの最下位桁(1ビット目)が〔0〕であれば〔00000000〕を出力し、入力データの最下位桁が〔1〕であれば〔11111111〕を出力する。したがって、重畳画像GMが第8カラーパレットQ8に入力された場合には、第8のコマ画像G8と同じデータが出力される。
【0054】図17は、CPU11によるランダムドットテスト時の全体的な処理手順を示している。
【0055】まず、2Dディスプレイ19に、立体指標画像の提示時間Tを検査者に設定させるための画面が表示される(ステップ1)。ここでは、たとえば、3種類の時間T1、T2、T3(T1>T2>T3)を設定することが可能となっているものとする。たとえば、T1は1.0秒であり、T2は0.5秒であり、T3は0.1秒である。視力検査において、大きい文字から順番に認識対象文字が指定される場合と同様に、通常は、立体指標画像の提示時間の長いものから順に、表示時間が設定される。
【0056】この画面に基づいて、検査者が立体指標画像の提示時間を設定すると(ステップ2)、その設定値がメモリ13に記憶される(ステップ3)。
【0057】次に、右向きの立体指標画像に関する重畳画像に基づいて、設定時間に応じた第1の検査用画像表示処理が行なわれる(ステップ4)。被検査者は、この第1の検査用画像表示処理において、立体指標画像を認識できた場合には、認識した立体指標画像を検査者に伝える。
【0058】第1の検査用画像表示処理が終了すると、下向きの立体指標画像に関する重畳画像に基づいて、設定時間に応じた第2の検査用画像表示処理が行なわれる(ステップ5)。被検査者は、この第2の検査用画像表示処理において、立体指標画像を認識できた場合には、認識した立体指標画像を検査者に伝える。
【0059】第2の検査用画像表示処理が終了すると、左向きの立体指標画像に関する重畳画像に基づいて、設定時間に応じた第3の検査用画像表示処理が行なわれる(ステップ6)。被検査者は、この第3の検査用画像表示処理において、立体指標画像を認識できた場合には、認識した立体指標画像を検査者に伝える。
【0060】第1の検査用画像表示処理、第2の検査用画像表示処理および第3の検査用画像表示処理は、フレームメモリ16に転送される重畳画像が異なるだけであるので、第1の検査用画像表示処理のみについて詳細に説明する。
【0061】図18は、図17のステップ4の第1の検査用画像表示処理の全体的な手順を示している。
【0062】まず、所定時間の間、たとえば、1〜2秒間、ランダムドットパターンのみからなる動画像を3Dディスプレイ装置2に表示するためのランダムドット動画像表示処理が行なわれる(ステップ11)。
【0063】次に、設定された提示時間に応じた時間だけ、立体指標画像を含む3次元画像を3Dディスプレイ装置2に表示するための立体指標画像表示処理が行なわれる(ステップ12)。
【0064】ステップ11およびステップ12からなる一連の表示処理が、予め定められた所定回数Nだけ実行されると(ステップ13でYES)、今回の第1の検査用画像表示処理は終了する。
【0065】図19は、図18のステップ11のランダムドット動画像表示処理の詳細な手順を示している。
【0066】まず、ハードディスク12から右向きの立体指標画像に関する重畳画像GMがフレームメモリ16に転送される(ステップ21)。
【0067】次に、第1カラーパレットQ1がカラーパレット部18に転送される(ステップ22)。これにより、フレームメモリ16に格納されている重畳画像GMと第1カラーパレットQ1とによって、第1のコマ画像G1と同じデータがカラーパレット部18から出力され、D/A変換器20を介して3Dディスプレイ装置2に送られる。したがって、第1のコマ画像G1、つまり第1のランダムドットパターンのみからなる画像が表示される。
【0068】次に、第2カラーパレットQ2がカラーパレット部18に転送される(ステップ23)。これにより、第2のコマ画像G2、つまり第2のランダムドットパターンのみからなる画像が表示される。
【0069】次に、第3カラーパレットQ3がカラーパレット部18に転送される(ステップ24)。これにより、第3のコマ画像G3、つまり第3のランダムドットパターンのみからなる画像が表示される。
【0070】次に、第4カラーパレットQ4がカラーパレット部18に転送される(ステップ25)。これにより、第4のコマ画像G4、つまり第4のランダムドットパターンのみからなる画像が表示される。
【0071】上記ステップ22〜25の一連の処理の実行回数が予め定められた所定回数Mに達するまで上記ステップ22〜25の一連の処理が繰り返し行なわれると、ステップ26でYESとなり、ランダムドット動画像表示処理は終了する。
【0072】図20は、時間T1が設定されている場合の図18のステップ12の立体指標画像表示処理の詳細な手順を示している。
【0073】まず、第5カラーパレットQ5がカラーパレット部18に転送される(ステップ31)。これにより、フレームメモリ16に格納されている重畳画像GMと第5カラーパレットQ5とによって、第5のコマ画像G5と同じデータがカラーパレット部18から出力され、D/A変換器20を介して3Dディスプレイ装置2に送られる。したがって、第5のコマ画像G5、つまり第5のランダムドットパターンからなる背景上に、第9のランダムドットパターンP9から構成される第1の立体指標画像が浮かんだ画像が表示される。
【0074】次に、第6カラーパレットQ6がカラーパレット部18に転送される(ステップ32)。これにより、第6のコマ画像G6、つまり第6のランダムドットパターンからなる背景上に、第10のランダムドットパターンP10から構成される第2の立体指標画像が浮かんだ画像が表示される。
【0075】次に、第7カラーパレットQ7がカラーパレット部18に転送される(ステップ33)。これにより、第7のコマ画像G7、つまり第7のランダムドットパターンからなる背景上に、第11のランダムドットパターンP11から構成される第3の立体指標画像が浮かんだ画像が表示される。
【0076】次に、第8カラーパレットQ8がカラーパレット部18に転送される(ステップ34)。これにより、第8のコマ画像G8、つまり第8のランダムドットパターンからなる背景上に、第12のランダムドットパターンP12から構成される第4の立体指標画像が浮かんだ画像が表示される。
【0077】上記ステップ31〜34の一連の処理の実行回数が予め定められた所定回数L、たとえば2回に達するまで上記ステップ31〜34の一連の処理が繰り返し行なわれると、ステップ35でYESとなり、立体指標画像表示処理は終了する。
【0078】提示時間T2が設定されている場合には、所定回数Lが1となる。つまり、上記ステップ31〜34の一連の処理が1回だけ実行される。
【0079】提示時間T3が設定されている場合には、立体指標画像表示処理は、上記ステップ31の処理のみからなる。つまり、提示時間T3が設定されている場合の立体指標画像表示処理においては、第5カラーパレットQ5がカラーパレット部18に転送される。したがって、この場合には、第5のコマ画像G5、つまり第5のランダムドットパターンからなる背景上に、第9のランダムドットパターンP9から構成された立体指標画像が浮かんだ1フレーム分の画像が表示されるだけとなる。
【0080】以上のように、第1の検査用画像処理においては、CPU11によって、カラーパレットを切り替えられることにより、ランダムドット動画像のみからなる画像(ランダムドット動画像)と、ランダムドット動画像からなる背景上にランダムドットから構成された立体指標画像が浮かび上がった画像(立体指標画像)とを切り替えて表示させることができる。つまり、この実施の形態では、フレームメモリの内容を書き換えずに、カラーパレット部の内容を書き換えるだけで、ランダムドット動画像と立体指標画像とを切り替えて表示させることができる。この結果、ランダムドット動画像と立体指標画像との切替えがスムーズにかつ高速に行えるようになる。また、CPU11の負担も軽減される。
【0081】なお、ランダムドットテストにおいて、背景および立体指標画像をランダムドット画像としているのは、3Dディスプレイ装置2に表示された画像を片目のみで観察したときに、立体指標画像が認識されないようにするためである。
【0082】上記実施の形態では、3Dディスプレイ装置として、パララックスバリア方式のディスプレイ装置が用いられているが、レンティキュラ方式等の他のメガネを用いない3Dディスプレイ装置を用いてもよい。また、3Dディスプレイ装置として、偏光メガネ、液晶シャッタメガネを併用する3Dディスプレイ装置を用いてもよい。
【0083】上記実施の形態では、コマ画像G1〜G8に対応する表示画像は白黒表示であったが、第1〜第8のカラーパレットQ1〜Q8の内容を変更することにより、コマ画像G1〜G8に対応する表示画像をカラー表示させることもできる。
【0084】つまり、図9〜図16に示す第1〜第8のカラーパレットQ1〜Q8の代わりに、図21〜図28に示す第1〜第8のカラーパレットS1〜S8を用いることにより、コマ画像G1〜G8に対応する表示画像をカラー表示させることができる。
【0085】図21〜図28に示す第1〜第8のカラーパレットS1〜S8は、図9〜図16に示す第1〜第8のカラーパレットQ1〜Q8のデータ”0”が色Aに対応するRGB各8ビットからなるRGBデータに置き換えられ、データ”255”が色Bに対応するRGB各8ビットからなるRGBデータに置き換えられたものである。
【0086】色Aおよび色Bは、R、G、Bをそれぞれ”0”〜”255”の範囲内で指定することにより、自由に設定することが可能である。たとえば、色Aは青色(R=”0”、B=”255”、G=”0”)に設定され、色Bは黄色(R=”255”、B=”0”、G=”255”)に設定される。
【0087】重畳画像GMが第1カラーパレットS1に入力された場合には、第1のコマ画像G1における黒ドットが色Aに対応するデータに、白ドットが色Bに対応するデータにそれぞれ置き換えられたデータが出力される。
【0088】重畳画像GMが第2カラーパレットS2に入力された場合には、第2のコマ画像G2における黒ドットが色Aに対応するデータに、白ドットが色Bに対応するデータにそれぞれ置き換えられたデータが出力される。
【0089】重畳画像GMが第3カラーパレットS3に入力された場合には、第3のコマ画像G3における黒ドットが色Aに対応するデータに、白ドットが色Bに対応するデータにそれぞれ置き換えられたデータが出力される。
【0090】重畳画像GMが第4カラーパレットS4に入力された場合には、第4のコマ画像G4における黒ドットが色Aに対応するデータに、白ドットが色Bに対応するデータにそれぞれ置き換えられたデータが出力される。
【0091】重畳画像GMが第5カラーパレットS5に入力された場合には、第5のコマ画像G5における黒ドットが色Aに対応するデータに、白ドットが色Bに対応するデータにそれぞれ置き換えられたデータが出力される。
【0092】重畳画像GMが第6カラーパレットS6に入力された場合には、第6のコマ画像G6における黒ドットが色Aに対応するデータに、白ドットが色Bに対応するデータにそれぞれ置き換えられたデータが出力される。
【0093】重畳画像GMが第7カラーパレットS7に入力された場合には、第7のコマ画像G7における黒ドットが色Aに対応するデータに、白ドットが色Bに対応するデータにそれぞれ置き換えられたデータが出力される。
【0094】重畳画像GMが第8カラーパレットS8に入力された場合には、第8のコマ画像G8における黒ドットが色Aに対応するデータに、白ドットが色Bに対応するデータにそれぞれ置き換えられたデータが出力される。
【0095】
【発明の効果】この発明によれば、新規なランダムドットテストを行なえるようになる。また、この発明によれば、ランダムドットのみからなる背景画像とランダムドットからなる立体指標画像を有する3次元画像との切替えがスムーズにかつ短時間に行なえるようになる。
【出願人】 【識別番号】000001889
【氏名又は名称】三洋電機株式会社
【識別番号】000004352
【氏名又は名称】日本放送協会
【出願日】 平成9年(1997)8月25日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】香山 秀幸
【公開番号】 特開平11−56780
【公開日】 平成11年(1999)3月2日
【出願番号】 特願平9−228409