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【発明の名称】 内視鏡
【発明者】 【氏名】石井 広

【要約】 【課題】組立の作業性を損なうことなく小型化を図ることが可能な内視鏡を提供する。

【解決手段】対物光学系を内蔵している先端固定枠32と、この先端固定枠32に連設された湾曲管を構成する複数の関節の内の最先端側に配設された第1関節40と、を挿入部の軸方向に突き当てて接続固定してなる内視鏡において、前記先端固定枠32に複数形成されている軸方向に細長の切欠46と、前記第1関節40の先端側に突設されていて前記切欠46の1つに係合して第1関節40と先端固定枠32との周方向の位置決めを行う凸部44と、前記第1関節40の周面中程に突設されていて前記先端固定枠32の後端面に係合して第1関節40と先端固定枠32との軸方向の位置決めを行う突起45とを備えた内視鏡。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 対物光学系を内部に固定している先端構成部を構成する円筒形状の先端固定枠と、前記先端構成部に連設された湾曲管を構成する複数の円筒形状の関節部材の内の最先端側に配設された第1の関節部材と、を挿入部の軸方向に突き当てて接続固定してなる内視鏡において、前記先端固定枠に少なくとも1つ以上形成されている切欠と、前記第1の関節部材に設けられていて、前記切欠の少なくとも1つに係合して該第1の関節部材と前記先端固定枠との位置決めを行う位置決め部と、を具備したことを特徴とする内視鏡。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先端構成部を構成する先端固定枠と湾曲管を構成する関節部材とを接続固定してなる内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば医療用の内視鏡は、胃・十二指腸・大腸等の消化管用の太径のものと、気管支や膵胆管用の細径のものとに分類される。
【0003】これらの内の細径の内視鏡においては、挿入部の細径化を図ることが必須の要件となっているために、太径の内視鏡において一般的に行なわれているような先端構成部と湾曲管とをビス固定して接続するスペースを確保するのが困難である。
【0004】このために従来より提案されている細径の内視鏡は、円筒形状の先端構成部に角度・深さを規制する孔等を有する湾曲管を嵌合させていた。
【0005】また、こうした細径の内視鏡についても近年では電子内視鏡化が進んできているために、従来の、対物レンズに接続されていた円形のイメージガイドに替わって、CCD等の撮像素子が先端構成部の内部に配設されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述したような従来の内視鏡の構成では、非常に細径(小型)であるために、前記孔等を顕微鏡等を用いて観察しながら組立作業を行わなければならず、作業性が良いとはいえなかった。
【0007】また、上述したような従来の電子内視鏡では、光軸方向から見たときに四角形状をなすCCDを、同方向から見たときに円形をなす挿入部内に配置しなければならないために、CCDの大きさによっては細径化を阻害する可能性が生じていた。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、組立の作業性を損なうことなく小型化を図ることが可能な内視鏡を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、本発明による内視鏡は、対物光学系を内部に固定している先端構成部を構成する円筒形状の先端固定枠と、前記先端構成部に連設された湾曲管を構成する複数の円筒形状の関節部材の内の最先端側に配設された第1の関節部材と、を挿入部の軸方向に突き当てて接続固定してなる内視鏡において、前記先端固定枠に少なくとも1つ以上形成されている切欠と、前記第1の関節部材に設けられていて前記切欠の少なくとも1つに係合して該第1の関節部材と前記先端固定枠との位置決めを行う位置決め部とを備えたものである。
【0010】従って、本発明による内視鏡は、先端固定枠と第1の関節部材との接続固定を行う際に、第1の関節部材の位置決め部が、先端固定枠に形成されている切欠の少なくとも1つに係合して位置決めを行う。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1から図5は本発明の第1の実施形態を示したものであり、図1は電子内視鏡装置の全体構成を示す斜視図、図2は先端構成部の構成を示す縦断面図、図3は先端構成部の先端側の構成を示す平断面図、図4は前記図2のA−A断面図、図5は先端固定枠と第1関節の接続状態を示す斜視図である。
【0012】この電子内視鏡装置は、被検体内に挿入して撮像を行う電子内視鏡1と、この電子内視鏡1により撮像した画像の処理を行うカメラコントロールユニット(CCU)2と、前記電子内視鏡1に照明用の光を供給するための光源装置3と、上記カメラコントロールユニットにより処理された画像を表示するモニタ4とを有して構成されている。
【0013】前記電子内視鏡1は、いわゆる細径用の内視鏡であり、手元側の操作部10から先端側に向かって細径の挿入部6を延設している。
【0014】前記挿入部6は、先端側から順に、対物光学系や後述するCCDチップ17等が内蔵された先端構成部7と、この先端構成部7を所望の方向に向けるために湾曲を行う湾曲管部8と、この湾曲管部8に連設された柔軟性を有する軟性部9とを有して構成されている。
【0015】また、前記操作部10には、前記挿入部6の湾曲管部8を上下2方向に湾曲操作するための湾曲操作ノブ11と、各種操作用の電気スイッチ12とが設けられている。
【0016】前記操作部10の側面からは、後述するライトガイドバンドルや信号ケーブルが内蔵されたユニバーサルコード13が延設されていて、スコープコネクタ14を介して前記光源装置3に接続されている。
【0017】前記スコープコネクタ14の側部には電気接点部15が設けられており、この電気接点部15から延出される接続ケーブル5を介して、前記電子内視鏡1はCCU2に接続されている。
【0018】次に、上述したような先端構成部7は、図2に示すように構成されている。
【0019】すなわち、この先端構成部7は、先端側から順に、撮像光学系と、CCDパッケージ16とを有してなり、このCCDパッケージ16に接続された信号ケーブル21が、先端構成部7から湾曲管部8を介して、上記操作部10やCCU2に接続されるようになっている。
【0020】前記撮像光学系は、第1レンズ27と、この第1レンズ27の光軸後方に配設された第2レンズ28と、さらにその光軸後方に配設された第3レンズ29とを有し、上記第1レンズ27の光軸後方側の面には明るさ絞り30が形成されるとともに、上記第3レンズ29の光軸前方側の凸面にはフレア防止用のフレア絞り31が形成されている。
【0021】上記第1レンズ27および第2レンズ28は第1レンズ枠25に、上記第3レンズ29は金属製の第2レンズ枠26にそれぞれ保持されていて、上記第1レンズ枠25は、第3レンズ29が接着固定された後の第2レンズ枠26に対して、その内周面に嵌合して位置決めされた後に固定されている。
【0022】上記第2レンズ枠29の光軸後方には、カバーガラス18が受光面に接着して固定されているCCDチップ17が配設されていて、前記カバーガラス18の光軸前方側の面が上記第2レンズ枠29に対して貼り合わされている。
【0023】前記CCDチップ17は、受光面の外の一辺に端子列を備えており、この端子列がTABテープ19のインナーリード19aにバンプボンディング19bによって接続されている。
【0024】前記TABテープ19は、CCDチップ17の背面に回り込むように約20°の角度をなして折り曲げ固定されていて、その一面には、例えば2つのチップコンデンサ20が実装されており、この実装面と反対側の面にはケーブル接続用のパッド19cが設けられている。
【0025】上述したようなカバーガラス18からチップコンデンサ20までが組み合わされて、上記CCDパッケージ16が構成されている。
【0026】前記信号ケーブル21は、複数の同軸線22が撚り合わされて構成されており、これらの同軸線22の芯線23やシールド線24は、前記チップコンデンサ20に直接接続され、あるいは上記パッド19cを介してTABテープ19に接続されている。
【0027】上述したようなCCDパッケージ16および撮像光学系により構成される撮像ユニットは、先端固定枠32により外側から被覆されていて、後述する切欠46等を介して充填された接着剤35,36,37,38により固定されている。なお、これらの内の接着剤36は、遮光用の黒色の接着剤となっている。
【0028】前記先端固定枠32は、図5に示すように、円筒形状をなす筒状部材であり、後端面から前記CCDパッケージ16が配置される位置よりやや前となる位置までを切り欠いて形成された細長の切欠46を4つ有している。これらの切欠46は、図4に示すように、光軸方向から見て矩形形状をなすCCDパッケージ16の4隅に対応して設けられたものであり、組立時に該CCDパッケージ16の4隅をこれらの切欠46内に配設することにより、先端構成部7の可能な限りの細径化を図ったものである。より詳しくは、CCDパッケージ16の4隅は、切欠46内の、先端固定枠32の内径よりも外側で外径よりも内側となる範囲に配設されている。
【0029】前記先端固定枠32には、図5に示すように、湾曲管部8を構成する第1番目の関節部材である略円筒形状の第1関節40が接続されていて、この第1関節40は、前記切欠46の1ヶ所(例えば右上)に対応して前端部に該切欠46の幅よりも狭くなるように形成された凸部44と、この凸部44が前記切欠46に嵌入する際に前記切欠46以外(例えば下)に突き当たって位置規制するために中程に形成された突起45とを有している。なお、これら凸部44や突起45の高さは、前記先端固定枠32の内径よりも高いが外径を越えることはないように構成されている。こうして、第1関節40の先端面から突起45の前端部までの長さが、先端固定枠32と第1関節40の嵌合長となっている。
【0030】さらに第1関節40には、図2に示すようなワイヤ止部50が上下2ヶ所に設けられており、このワイヤ止部50に湾曲ワイヤ43の先端部がロウ付けして固定されている。
【0031】このような第1関節40は、回転軸42を介して、前記湾曲管部8を構成する第2番目の関節部材である第2関節41と回動自在に接続されている。
【0032】上述したような先端固定枠32や第1関節40等の外周は、先端ゴム33により被覆されていて、その先端部は固定糸39を巻回することにより固定されている。
【0033】さらに、前記第1レンズ27の先端面は、上述したような先端固定枠32、先端ゴム33および第1レンズ枠25よりも前となるように配置されており、該第1レンズ27の外周から前記先端ゴム33の固定糸39までは、透明接着剤34が充填されて固定されている。
【0034】また、図3は、上記図2に示した先端構成部の先端側を、該図2の断面とは直交する方向に切断したときの様子を示している。
【0035】上記撮像ユニットの両側には、一対の成形されたライトガイド(LG)バンドル55が配置されており、その先端面には中心から外側に向けて約10°の傾斜面をなすように前記透明接着剤34が成形配置されている。
【0036】このような第1の実施形態によれば、先端固定枠32の切欠46と第1関節40の凸部44の周方向の位置を合わせて、第1関節40の突起45が先端固定枠32の後端面に突き当たるまで軸方向に押し込むだけで、先端固定枠32と第1関節40を組み付けることができるために、作業性が向上する。
【0037】また、先端固定枠32の外径に対して第1関節40の外径が大きくなっていないために、小型化を損なうこともない。
【0038】さらに、先端固定枠32に切欠46を設けてそこにCCDパッケージ16の4隅を配置したために、効率良く小型化を図ることができるとともに、CCDパッケージ16の位置決めもしやすいという利点がある。
【0039】そして、先端固定枠32の外側から該切欠46を通して接着剤36等を充填することができるために、作業性も良好となる。
【0040】加えて、第3レンズ29に直接フレア絞り31を設けたために、構成部材を一つ減らすことができ小型化を図ることが容易となる。さらに別部材としての絞り等を貼設するための接着剤等も不要となるために、より確実にフレアーを防止することができる。
【0041】また、LGバンドル55の前に角度をつけて透明接着剤34を形成したために、照明光に指向性を持たせることが可能となる。これにより、従来のようなレンズを設ける必要がなくなり、小型化に寄与することができる。
【0042】図6は本発明の第2の実施形態を示したものであり、先端固定枠と第1関節の接続状態を示す斜視図である。この第2の実施形態において、上述の第1の実施形態と同様である部分については説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
【0043】先端固定枠32の切欠46の内の一つには、中程に係止部47が設けられている。この係止部47は、第1関節40の凸部44の長さと同じ幅で形成されており、切欠46の長手方向と直交する周方向に切り欠いて設けられている。
【0044】また、この第1関節40には、上述した第1の実施形態における突起45は設けられていない。
【0045】次に、このように構成された第2の実施形態において、先端固定枠32と第1関節40を接続する際には、次のように行う。
【0046】まず、係止部47を有する切欠46に凸部44を合わせて嵌入させ、その後、凸部44の先端面を係止部47の前側の突当面56に突き当てるようにして第1関節40を周方向に回転させる。
【0047】これにより、凸部44の全体が係止部47内に納まった状態となり、先端固定枠32と第1関節40を固定することができる。
【0048】このような第2の実施形態によれば、上述した第1の実施形態とほぼ同様の効果を奏することができる。
【0049】図7から図9は本発明の第3の実施形態を示したものであり、図7は先端固定枠と第1関節の接続状態を示す斜視図、図8は切欠とバルジ部の接続時の様子を示す先端固定枠と第1関節の断面図であって図9のB−B断面図、図9は先端固定枠と第1関節の接続状態を示す横断面図である。
【0050】この第3の実施形態において、上述の第1,第2の実施形態と同様である部分については説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
【0051】図7に示すように、先端固定枠32の4つの切欠46は、その後端部に幅広の突当部切欠48をそれぞれ有しており、この突当部切欠48により構成される段部の面が突当面57となっている。
【0052】一方、第1関節40には、突当部切欠48の幅に対応したバルジ部49が4つ設けられている。このバルジ部49の高さは、図8,図9に示すように、先端固定枠32の外径を越えることがないように構成されている。
【0053】そして、先端固定枠32と第1関節40を接続した際には、バルジ部49が突当部切欠48に当接した位置でそれ以上の嵌入を規制されるために、切欠46による孔が構成される。この孔に上記CCDパッケージ16の4隅が上述した実施形態と同様に配設される。
【0054】次に、このように構成された第3の実施形態において、先端固定枠32と第1関節40を接続する際には、突当部切欠48とバルジ部49の周方向位置を合わせて、該バルジ部49の先端面が前記突当面57に突き当たるまで押し込むだけでよい。
【0055】なお、切欠46は、CCDパッケージ16の4隅が納まる幅であればよく、一方、突当部切欠48の幅は、バルジ部49の先端面が確実に突き当たって係止されるように大きめにとるのがよい。
【0056】また、上述では突当部切欠48とバルジ部49を4ヶ所設けたが、これに限るものではなく、例えば対角の2ヶ所のみに設けても良いし、あるいは1ヶ所だけであっても同様の効果を得ることは可能である。
【0057】このような第3の実施形態によれば、上述した第1,第2の実施形態とほぼ同様の効果を奏することができる。
【0058】図10は本発明の第4の実施形態を示したものであり、先端固定枠と第1関節の接続状態を示す縦断面図である。この第4の実施形態において、上述の第1から第3の実施形態と同様である部分については説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
【0059】第1関節40は、内径方向に突設したワイヤ止部50を上下2ヶ所(なお、図10は、上記図9のB−B断面と同様に、中心で曲折された線により切断したときの様子を示しているために、図面ではワイヤ止部50は1ヶ所にしか現れていない。)に有しており、上述した第1の実施形態のような凸部44や突起45等は有していない。
【0060】また、先端固定枠32の外径は、第1関節40の外径よりも小さく、かつ第1関節40の内径よりも大きくなるように形成されている。この先端固定枠32には、上述した第3の実施形態と同様な形状を有する突当部切欠48と突当面57が、第1関節40のワイヤ止部50に対応する位置の上下2ヶ所に設けられていて、前記突当部切欠48の幅は、ワイヤ止部50の幅よりもやや広くなるように形成されている。
【0061】次に、このように構成された第4の実施形態において、先端固定枠32と第1関節40を接続する際には、突当部切欠48とワイヤ止部50の周方向位置を合わせて、該ワイヤ止部50の先端面が前記突当面57に突き当たるまで押し込むだけでよい。
【0062】このとき、先端固定枠32の外径が第1関節40の内径よりも大きいが、先端固定枠32には2ヶ所の突当部切欠48が設けられていて、該先端固定枠32の弾性によりこの突当部切欠48以外の部分が撓むために、第1関節40の内径に嵌入させることができる。
【0063】このような第4の実施形態によれば、先端固定枠のばね効果を利用して、上述した第1から第3の実施形態とほぼ同様の効果を奏することができるとともに、通常のものと同様に構成された第1関節を使用することが可能となり、製作が容易である。
【0064】図11は本発明の第5の実施形態を示したものであり、先端固定枠と第1関節の接続状態を示す斜視図である。この第5の実施形態において、上述の第1から第4の実施形態と同様である部分については説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
【0065】先端固定枠32は、1ヶ所にのみ切欠46を有している。
【0066】また、第1関節40は、前記切欠46に対応した位置に半円形状をなすピン用切欠51が形成されているとともに、このピン用切欠51に対して周方向に略120°の角度を有しかつ先端面から中程に入った位置に貫通孔でなるピン用孔52が設けられている。
【0067】次に、このように構成された第5の実施形態において、先端固定枠32と第1関節40を接続する際には、次のように行う。
【0068】まず、ピン用切欠51に位置決めピン53を取り付けるとともに、ピン用孔52にも位置決めピン54を取り付けておく。
【0069】この状態で、切欠46と位置決めピン53の周方向位置を合わせて、該切欠46に沿って位置決めピン53を挿入して行き、位置決めピン54が先端固定枠32の後端面に突き当たったところで押し込む動作が停止する。
【0070】この状態で切欠46を通して接着剤36等を充填することにより、先端固定枠32と第1関節40とを固定する。こうして先端固定枠32と第1関節40とが固定された後に、位置決めピン53と位置決めピン54を取り除く。
【0071】このような第5の実施形態によれば、先端固定枠と第1関節とを位置決めピンを用いて所定の位置関係に接続し、接着材等を用いて固定した後にこれらの位置決めピンを取り去るようにしたために、小型化を保ったまま、作業性を向上させることが可能である。
【0072】なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0073】[付記]以上詳述したような本発明の上記実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができる。
【0074】(1) 対物光学系を内部に固定している先端構成部を構成する円筒形状の先端固定枠と、前記先端構成部に連設された湾曲管を構成する複数の円筒形状の関節部材の内の最先端側に配設された第1の関節部材と、を挿入部の軸方向に突き当てて接続固定してなる内視鏡において、前記先端固定枠に少なくとも1つ以上形成されている切欠と、前記第1の関節部材に設けられていて、前記切欠の少なくとも1つに係合して該第1の関節部材と前記先端固定枠との位置決めを行う位置決め部と、を具備したことを特徴とする内視鏡。
【0075】(2) 付記(1)において、前記内視鏡は電子内視鏡である。
【0076】(3) 付記(1)または付記(2)において、前記第1の関節部材は、前記先端固定枠の後端面に当接して前記第1の関節部材と先端固定枠との位置決めを行う位置決め部をさらに有している。
【0077】(4) 付記(1)、付記(2)、または付記(3)において、前記切欠は、前記挿入部の軸方向に細長の形状を有して構成されている。
【0078】(5) 付記(4)において、前記切欠は、その長手方向の途中から、周方向に形成された切欠部位を有している。
【0079】(6) 付記(4)において、前記切欠は、その後端部に幅広の切欠部位を有している。
【0080】(7) 付記(3)において、前記位置決め部は、凹部または凸部をなして構成されている。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明の内視鏡によれば、組立の作業性を損なうことなく小型化を図ることが可能となる。
【出願人】 【識別番号】000000376
【氏名又は名称】オリンパス光学工業株式会社
【出願日】 平成9年(1997)8月26日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 進
【公開番号】 特開平11−56760
【公開日】 平成11年(1999)3月2日
【出願番号】 特願平9−229597