トップ :: A 生活必需品 :: A61 医学または獣医学;衛生学




【発明の名称】 カロリー表示システム
【発明者】 【氏名】高橋 豊和

【要約】 【課題】弁当などの商品に詰め合わせる各調理済食品の品目や重量を変更しても、それに伴って変わる商品の総カロリーなどを容易に算出して表示することのできるカロリー表示システムを提供する。

【解決手段】料理を構成する各調理済食品を各料理に対応させて記憶した第1の記憶手段ME1と、各調理済食品のカロリーを記憶した第2の記憶手段ME2と、料理の種類を指定入力する入力手段4と、入力された料理の種類から、その料理を構成する調理済食品を第1の記憶手段ME1から読み出し、各調理済食品のカロリーを第2の記憶手段ME2から読み出して、入力された料理の総カロリーを算出する演算手段1と、算出された総カロリーを表示出力する出力手段9,11,12とを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 客に提供する料理のカロリーを計算して表示するカロリー表示システムであって、料理を構成する各調理済食品を各料理に対応させて記憶した第1の記憶手段と、前記各調理済食品のカロリーを記憶した第2の記憶手段と、料理の種類を指定入力する入力手段と、入力された料理の種類から、その料理を構成する調理済食品を前記第1の記憶手段から読み出し、各調理済食品のカロリーを前記第2の記憶手段から読み出して、入力された料理の総カロリーを算出する演算手段と、算出された総カロリーを表示出力する出力手段とを備えたカロリー表示システム。
【請求項2】 請求項1において、さらに、前記調理済食品毎にそれぞれに使用する食材とその重量とを記憶した材料記憶手段と、前記各食材の単位重量当たりのカロリーを記憶した基礎カロリー記憶手段とを備え、前記演算手段は、前記各材料記憶手段および基礎カロリー記憶手段に記憶された情報に基づいて、各調理済食品のカロリーを求め、求めた各カロリーをそれぞれの調理済食品に対応させて前記第2の記憶手段に登録する登録手段を備えたカロリー表示システム。
【請求項3】 客に提供する料理のカロリーを計算して表示するカロリー表示システムであって、料理を構成する各調理済食品とその盛りつけ量とを各料理に対応させて記憶した第3の記憶手段と、前記各調理済食品の単位重量当たりのカロリーを記憶した第4の記憶手段と、料理の種類を指定入力する入力手段と、入力された料理の種類から、その料理を構成する各調理済食品の盛りつけ量と単位重量当たりのカロリーとを前記各記憶手段から読み出して各調理済食品のカロリーをそれぞれ算出し、この算出したカロリーに基づいて料理の総カロリーを算出する演算手段と、算出された調理済食品毎のカロリーおよび/または料理の総カロリーを表示出力する出力手段とを備えたカロリー表示システム。
【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、さらに、前記入力手段により指示された料理の各調理済食品を画面表示する表示手段と、表示された各調理済食品の種類または重量を必要に応じて変更する変更手段とを備え、前記演算手段は、変更された調理済食品に基づいて前記入力手段で指定された料理の総カロリーを算出するものであるカロリー表示システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複種類の調理済食品を組み合わせた料理、例えば弁当の総カロリーまたは調理済食品毎のカロリーを、ラベルやレシートへの印字または画面表示などにより表示するカロリー表示システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年では、日々の食事の管理による健康志向への関心が高まっている。このような点からも、弁当のような料理にはその詰め合わせた調理済食品の各々のカロリーを合計した総カロリーなどを表示するようにすれば、その弁当を食べることによるカロリー摂取量がわかるので、顧客へのサービス向上や販売促進を図ることができる。さらに、調理済食品個々のカロリーが表示されていれば、例えば、ダイエット中の人は、食べる調理済食品の適宜選択や量の加減によりカロリー摂取量を自身で調整することができ、健康管理にも役立つ。従来、料理のカロリーを表示する手段としては、食堂やレストランなどにおいて、トレイに乗せた各食器に付したマークをレジでスキャンすることにより各食器内の食品の栄養価を読み取り、この栄養価の合計を算出してレシートなどに印字するシステム(特開平5-334563号公報参照)、食堂やレストランなどで個々のメニューのカロリーを予め登録しておき、精算時に顧客が飲食したメニューのカロリーを合計してシレートに印字する装置(特開平5-128127号公報参照)などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の料理のカロリーを表示する装置では、季節などに応じて食品や食材を変更した場合に、その変更に伴って変わるカロリーの表示を容易に変更して表記することができない問題がある。すなわち、前者のシステムでは、食器の裏面に磁性金属片などによりマーキングしたマークを変えなければならず、後者の装置では、登録商品ごとにカロリー摂取情報を作成して印字しているから、登録商品に応じたデータは固定的であって、そのデータを作成し直すのが容易でない。しかも、材料の量が変わった場合には、それに伴って変わる商品のカロリーの表記変更は一層困難となる。
【0004】そこで、本発明は、弁当などの料理に詰め合わせる各調理済食品の品目や重量を変更しても、それに伴って変わる料理の総カロリーを容易に算出してラベルへの印字などの手段で表示できるカロリー表示システムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するために、本発明の一構成に係るカロリー表示システムは、客に提供する料理のカロリーを計算して表示するものであって、料理を構成する各調理済食品を各料理に対応させて記憶した第1の記憶手段と、前記各調理済食品のカロリーを記憶した第2の記憶手段と、料理の種類を指定入力する入力手段と、入力された料理の種類から、その料理を構成する調理済食品を前記第1の記憶手段から読み出し、各調理済食品のカロリーを前記第2の記憶手段から読み出して、入力された料理の総カロリーを算出する演算手段と、算出された総カロリーを表示出力する出力手段とを備えている。
【0006】このカロリー表示システムでは、入力手段により所要の料理を指定入力すると、演算手段が、第1および第2の記憶手段から指定料理を構成する各調理済食品の品目とカロリーの情報を読み出して、各調理済食品のカロリーを合計して料理の総カロリーを算出し、この算出された総カロリーが、出力手段により、ラベルやレシートへの印字または画面表示により表示される。季節や調理済食品の価格変動などに応じて調理済食品の品目や重量を変更する場合には、第1の記憶手段に記憶されている所要の料理を構成する各調理済食品の情報を変更すればよい。
【0007】上記カロリー表示システムにおいて、さらに、前記調理済食品毎にそれぞれに使用する食材とその重量とを記憶した材料記憶手段と、前記各食材の単位重量当たりのカロリーを記憶した基礎カロリー記憶手段とを備え、前記演算手段は、前記各材料記憶手段および基礎カロリー記憶手段に記憶された情報に基づいて、各調理済食品のカロリーを求め、求めた各カロリーをそれぞれの調理済食品に対応させて前記第2の記憶手段に登録する登録手段を備えた構成とすることができる。
【0008】これにより、演算手段は調理済食品を構成する各食材毎の重量と単位重量当りのカロリーとから各調理済食品のカロリーを簡単に求めることができるので、例えば、コロッケの中身の量を変えたり、焼き魚の切身の大きさを変えたりしても、簡単にその調理済食品のカロリーを算出して、記憶手段に登録することができる。
【0009】また、演算手段が各調理済食品毎のカロリーを演算するので、この情報をも表示するようにすれば、客は商品における各調理済食品の各々のカロリーを知ることができ、食べるべき調理済食品の選択や量の加減を自身で適切に判断することができ、健康管理に役立つ。
【0010】また、本発明の他の構成に係るカロリー表示システムは、客に提供する料理のカロリーを計算して表示するものにおいて、料理を構成する各調理済食品とその盛りつけ量とを各料理に対応させて記憶した第3の記憶手段と、前記各調理済食品の単位重量当たりのカロリーを記憶した第4の記憶手段と、料理の種類を指定入力する入力手段と、入力された料理の種類から、その料理を構成する各調理済食品の盛りつけ量と単位重量当たりのカロリーとを前記各記憶手段から読み出して各調理済食品のカロリーをそれぞれ算出し、この算出したカロリーに基づいて料理の総カロリーを算出する演算手段と、算出された調理済食品毎のカロリーおよび/または料理の総カロリーを表示出力する出力手段とを備えている。
【0011】このカロリー表示システムにおいても、入力手段により料理を指定するだけで、演算手段が料理の総カロリーおよび各調理済食品毎のカロリーをそれぞれ正確に演算する。また、調理済食品の品目や盛り付け量を変更する場合には、第3の記憶手段に記憶されている所要の料理の情報を変更すればよい。特に、季節によって盛り付け量が変わる場合、品目はそのままにして盛り付け量のみを変更すればよいので、変更が容易である。以後、演算手段は、変更された調理済食品の盛りつけ量と第4の記憶手段に登録されている調理済食品の単位重量当たりのカロリーとを乗算して調理済食品のカロリーを正確に算出する。
【0012】また、上記発明において、さらに、前記入力手段により指示された料理の各調理済食品を画面表示する表示手段と、表示された各調理済食品の種類または重量を必要に応じて変更する変更手段とを備え、前記演算手段は、変更された調理済食品に基づいて前記入力手段で指定された料理の総カロリーを算出する構成とすることもできる。これにより、カロリーを画面表示により確認でき、料理を構成する調理済食品の品目または重量の変更を変更手段により容易に行うことができ、演算手段が変更された調理済食品に基づいて総カロリーを正確に算出できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係るカロリー表示システムを示すブロック構成図であり、この実施形態では、調理済食品を詰め合わせた料理としての弁当の総カロリーおよび調理済食品毎のカロリーをそれぞれラベルに印字して表示する場合を例示してある。同図において、中央演算処理ユニット1は、キー入力部4から入力制御部7を介して入力される指令や情報に基づいて、ROM2に格納されている各種の制御プログラムを実行してこのシステム全体を制御する。
【0014】記憶手段であるRAM3には、図2(a)に示すように、各種類の弁当(料理)とこれらを構成する各調理済食品の品目とを関連付けて記憶した第1の記憶エリア(第1の記憶手段)ME1と、同図(b)に示すように、各調理済食品の品目とそのカロリーを関連付けて記憶した第2の記憶エリア(第2の記憶手段)ME2と、図3に示すように、調理済食品毎にそれぞれに使用する食材とその重量とを記憶した材料記憶エリアM1および各食材の単位重量当たりのカロリーを記憶した基礎カロリー記憶エリアM2からなるカロリー換算テーブルMとを有している。
【0015】キー入力部4は、ラベルへの印字を指示したり、第1の記憶エリアME1における所望の料理のデータを読み出すためにその料理の呼出コードを入力したり、調理済食品の品目を変更する場合にその品目を呼び出して変更したりするための各種のファンクショクキーや、調理済食品の重量を変更したりするためのテンキーなどを有している。したがって、キー入力部4は、調理済食品の品目または重量を必要に応じて変更するための変更手段としても機能する。
【0016】中央演算処理ユニット(CPU)1には、キー入力部4から入力される指示に基づいて、RAM3から所要のデータを読み出すとともに、その読み出したデータを表示駆動部8を介して表示部9に表示させたり、表示されたデータをラベルに印字するように印字制御部10を介してラベル印字部11を駆動制御する。また、CPU1には、演算手段15と、後述のようにして求められる各調理済食品のカロリーをそれぞれの調理済食品に対応させて第2の記憶エリアME2に登録する登録手段16とが内蔵されている。なお、表示部9に表示された内容は、必要に応じてプリンタ12からプリントアウトされる。したがって、この実施形態では、カロリーを表示出力する出力手段14として、表示部9,ラベル印字部11およびプリンタ12の三つを備えている。この出力手段14とは別に表示手段を設けてもよい。
【0017】つぎに、上記カロリー表示システムの動作について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。ここでは、弁当に貼着するラベルの発行を例に説明する。キー入力部4(図1)のキー操作により、作るべき弁当の種別を呼出コードにより入力するとともに、その弁当のその日の生産数をキー入力部4のテンキーにより入力する(ステップS1)と、CPU1は、キー入力部4から指示入力された弁当に関連するデータをRAM3の第1および第2の記憶エリアME1,ME2(図2)並びにカロリー換算テーブルM(図3)から読み出して、弁当に詰め合わされる調理済食品の品目とカロリー、並びにその各調理済食品の食材の品目と重量とを表示部9に表示させる(ステップS2)。
【0018】作業員は、表示部9に表示された内容を見ながら弁当の内容を変更するか否かを判断する。例えば、表示された調理済食品に用いる野菜や魚などのその日の価格が高いためにコスト的に採算がとれないような場合には、その野菜または魚の量を減らしたり、或いは安価な野菜または魚に変更するようにキー入力部4を操作する。ここで、調理済食品の品目の入力は、品目の一覧表を呼出して、該当する品目を指定することにより行われる。CPU1は、キー入力部4から変更指示入力があったか否かの判別を行って(ステップS3)、変更指示入力があった場合には、その入力された変更内容を表示部9に表示されている内容に代えて表示させ(ステップS4)、そののちに、キー入力部4から表示内容の確定指示入力があったか否かの判別を行う(ステップS5)。
【0019】CPU1は、確定指示入力があったと判別したときに、変更指示入力があった場合にのみRAM3に対してその第1の記憶エリアME1の調理済食品の品目または必要に応じて材料記憶エリアM1の食材の種類と重量などを登録済みの情報に代えて更新登録するよう処理する(ステップS6)。なお、変更入力されることなく確定指示入力があったと判別した場合(ステップ7)には、RAM3に対して何ら変更を行わない。
【0020】つぎに、CPU1の演算手段15は、指示された弁当に必要な各食材毎の重量にそれぞれ生産数を乗算して、各食材の生産数に対応する総重量を演算するとともに,各食材毎の重量に単位重量当たりのカロリー値を乗算して、各食材のカロリー値を演算する(ステップS8)。さらに、CPU1は、算出した各食材毎の生産数に対応する総重量を、表示部9に表示させ、かつプリンタ12を駆動して印字用紙にプリントアウトさせる(ステップS9)。したがって、調理現場では、表示部9の表示または印字用紙により、その日に用意すべき各食材ごとの総重量を一目瞭然に、かつ的確に知ることができる。
【0021】つぎに、CPU1は、上述のようにして算出した各食材毎のカロリーを加算して調理済食品毎のカロリーを演算するとともに、これら各調理済食品の各々のカロリーを合計して弁当一つ当たりの総カロリーを算出する(ステップS10)。算出した一人分の弁当に対する各調理済食品のカロリーは、CPU1の登録手段15で第2の記憶エリアME2に登録される。したがって、その日の状況に応じて調理済食品の品目やその重量を容易に変更しながらも、弁当の総カロリーおよびその弁当に詰め合わされる各調理済食品の各々のカロリーを正確に算出することができる。
【0022】さらに、CPU1の登録手段16は、上述のように算出した調理済食品のカロリーをそれぞれの調理済食品に対応させて第2の記憶エリアME2に登録する(ステップS11)。続いて、CPU1は、図1の印字制御部10を制御してラベル印字部11を駆動させることにより、求めた弁当の総カロリーと各調理済食品の各々のカロリーとを含む弁当の情報をラベルに印字させる(ステップS12)。図4はラベル印字部11により発行されたラベル13の一例を示す。CPU1は、上記ラベル13が弁当の生産数だけ発行されるよう監視しながら印字部11の駆動を制御する(ステップS13)。発行されたラベルは弁当の容器または包装紙の表面に貼り付けられる。
【0023】上記実施形態に例示したカロリー表示システムは、例えば弁当製造工場などに設置されるものであり、この弁当製造システムについて簡単に説明する。弁当製造システムにおいて、調理済食品のうちのごはんは、ごはん供給装置により商品マスターファイルに登録されている重量に対応する分量ずつ搬送コンベア上に切り出されたのちに、搬送コンベアで搬送される過程で計量器により計量され、計量結果が許容範囲内であるものについて作業員の手作業により弁当容器に詰め込まれる。他の調理済食品のサラダなどは、作業員の手作業により商品マスターファイルに登録されている重量に対応する計量カップで切り出して弁当容器に入れられ、同様に計量器で重量が許容範囲内か否か確認される。コロッケなどは、作業員により所定の個数だけ弁当容器に詰め込まれる。全ての調理済食品が詰め込まれた弁当容器はラップにより全体を覆われ、上述のラベル発行装置から発行されたラベルは、ラベル貼着装置によりラップ上に貼り付けられる。
【0024】弁当のラップ上に貼り付けられたラベル13には、図4に明示するように、弁当の内容、加工日、賞味有効日および正味量などの既存の情報の他に、弁当の総カロリーと各調理済食品の各々のカロリー値とが表示されている。したがって、消費者は、表示されたカロリー値を見ながら自身の状況に合わせて食べるべき調理済食品を適宜選択したり、量を加減したりして健康管理を心掛けることができる。
【0025】なお、上記実施形態は、弁当の総カロリーおよび各調理済食品個々のカロリーを表示したラベル13を発行するための構成のみを示したものであり、図1のRAM3には、一つの弁当に詰め合わせる各調理済食品の各々の重量に関する情報の記憶エリアを有していないが、CPU1は、調理済食品の品目またはその食材の重量が変更されたときに、材料記憶エリアM1に記憶される各食材の各々の重量を各調理済食品毎に加算して各調理済食品の重量を算出しており、その重量に関する情報を、弁当製造システムにおける商品マスターファイルなどのメモリに記憶させているのは言うまでもない。
【0026】また、このカロリー表示システムは、上述の弁当のラベル13(図4)にカロリーを表示する用途以外に、例えば、レストランや食堂などにおいて客が飲食した料理の総カロリおよびその料理の各調理済食品毎のカロリーを、出力手段14の表示部9に表示するとともに、プリンタ12によってレシートに印字することもできる。その場合、レジのキー入力部4を操作して客が飲食した料理を指定入力すると、CPU1は、第1の記憶エリアME1からキー入力部4により指定した料理に対応する各調理済食品を読み出すとともに、その読み出した各調理済食品に対応するカロリーを第2の記憶エリアME2から読み出して加算し、料理の総カロリーを算出する。調理済食品の品目の変更や食材の重量を変更した場合には、図5のフローチャートで説明したように処理して各記憶エリアME1,ME2または材料記憶エリアM1の情報が更新登録される。
【0027】なお、上記実施形態では、各調理済食品の種類または重量を必要に応じて変更するに際して、キー入力部4により入力した変更内容をCPU1によりRAM3に更新登録させるようにしたが、ホストコンピュータにおいて所要の情報の変更を行い、その変更内容をホストコンピュータに内蔵のメモリに登録して適宜読み出したり、或いはホストコンピュータによりRAM3の内容を書き換えるようにすることもできる。
【0028】つぎに、本発明の他の実施形態のカロリー表示システムについて説明する。このカロリー表示システムにおいても、料理としての弁当に貼着するラベル13にカロリーを表示する場合を例示してある。その構成は図1とほぼ同様であり、異なる点は、RAM3に、図2に示した第1および第2の記憶エリアME1,ME2並びに図3のカロリー換算テーブルMに代えて、図6(a)に示すような弁当(料理)の種別と、それら弁当にそれぞれ詰め合わされている調理済食品の品目および重量との関連データを予め設定して記憶させた商品マスターファイルからなる第3の記憶エリア(第3の記憶手段)ME3と、同図(b)に示すような各調理済食品とこれらの単位重量当たりのカロリーとを個々に対応させて予め記憶したカロリー換算テーブルからなる第4の記憶エリア(第4の記憶手段)ME4とを有していることと、CPU1がROM2の制御プログラムに基づいて図7に示すフローチャートのような処理を行う構成のみである。
【0029】つぎに、上記カロリー表示システムの動作を、図6のテーブルと図7のフローチャートとを参照しながら説明する。キー入力部4(図1)のキー操作により、作るべき弁当の種別、つまり料理名を呼出コードにより呼出すとともに、その弁当のその日の生産数をキー入力部4のテンキーにより入力する(ステップS21)。CPU1は、キー入力部4から指示入力された弁当に関連するデータをRAM3の第3の記憶エリアME3から読み出して表示部9に表示させる(ステップS22)。すなわち、表示部9には、キー入力部4により呼出コードで呼出された弁当の種別と、その弁当に詰め合わされる調理済食品の品目および重量とが表示される。
【0030】作業員は、表示部9に表示された内容を見ながら弁当の内容を変更するか否かを判断する。すなわち、作業員は、その日の価格に応じて調理済食品を変更したり、あるいは調理済食品の重量つまり食材の重量を増減したりしてコスト的に採算がとれるよう調整して、その変更内容を変更手段を構成するキー入力部4の操作により入力する。CPU1は、キー入力部4から変更指示入力があったか否かの判別を行って(ステップS23)、変更指示入力があった場合には、その変更内容を表示部9の表示内容に代えて表示させ(ステップS24)、そののちに、キー入力部4から表示内容の確定指示入力があったか否かの判別を行う(ステップS25)。
【0031】CPU1は、確定指示入力があったと判別したときに、変更指示入力があった場合にのみRAM3に対してその第3の記憶エリアME3の調理済食品の品目または重量などの変更内容を登録済みの情報に代えて更新登録するよう処理する(ステップS27)。なお、変更入力されることなく確定指示入力があったと判別した場合(ステップ26)には、RAM3に対して何ら変更を行わない。つぎに、CPU1は、確定された各調理済食品の各々の単位重量当たりのカロリーをRAM3の第4の記憶エリアME4から読み出し、その読み出したカロリーと対応する調理済食品の重量とをそれぞれ乗算して各調理済食品個々のカロリーを算出した上で、その算出した各カロリーを合計して、弁当の総カロリーを求める演算を行う(ステップS28)。したがって、このカロリー表示システムにおいても、その日の状況に応じて調理済食品の品目やその重量を簡単に変更できる上に、弁当の総カロリーおよびその調理済食品の個々のカロリー値を正確に算出することができる。
【0032】さらに、CPU1は、印字制御部10を制御してラベル印字部11を駆動させることにより、求めた弁当の総カロリーと各調理済食品の各々のカロリーとを含む弁当の情報をラベルに印字させる(ステップS29)。この実施形態において発行されるラベル13も図4と同様なものとなる。CPU1は、上記ラベル13が弁当の生産数だけ発行されるよう監視しながらラベル印字部11の駆動を制御する(ステップS30)。
【0033】なお、このカロリー表示システムにおいても、上述の弁当のラベル13にカロリーを表示する用途以外に、レストランや食堂などにおいて客が飲食した料理の総カロリーおよびその料理の各調理済食品毎のカロリーを表示パネルなどに表示するとともにレシートに印字することもできる。その場合、レジのキー入力部4を操作して客が飲食した料理を指定入力すると、CPU1は、第3の記憶エリアME3から指定した料理に対応する各調理済食品の各々の重量を読み出すとともに、その読み出した各重量に第4の記憶エリアME4から読み出した対応する単位重量当たりのカロリーを乗算して、各調理済食品個々のカロリーを算出した上で、このカロリーを合計して料理の総カロリーを算出する。
【0034】また、図1の出力手段14は、表示部9、ラベル印字部11またはプリンタ12のいずれか一つまたは二つで構成してもよい。表示部9を省略した場合、出力手段14とは別に表示手段を設けて、この表示手段に、入力手段4により指示さ0た料理を構成する調理済食品を画面表示させて、内容を確認するのが好ましい。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明の一構成に係るカロリー表示システムによれば、入力手段により料理を指定するだけで、演算手段が料理の総カロリーおよび各調理済食品毎のカロリーをそれぞれ正確に演算する。また、調理済食品の品目などを変更する場合、第1の記憶手段に記憶されている所要の料理を構成する各調理済食品の情報を変更することで、変更された後の総カロリーが容易に得られる。
【0036】また、本発明の他の構成に係るカロリー表示システムによれば、やはり、入力手段により料理を指定するだけで、演算手段が料理の総カロリーおよび各調理済食品毎のカロリーをそれぞれ正確に演算する。また、調理済食品の品目や重量を変更する場合、第3の記憶手段に記憶されている所要の料理の情報を変更することで、変更された後の総カロリーまたは調理済食品毎のカロリーが容易に得られる。
【出願人】 【識別番号】000147833
【氏名又は名称】株式会社イシダ
【出願日】 平成9年(1997)7月24日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】杉本 修司 (外1名)
【公開番号】 特開平11−42221
【公開日】 平成11年(1999)2月16日
【出願番号】 特願平9−198467