| 【発明の名称】 |
食器洗い機 |
| 【発明者】 |
【氏名】下寺 健一
【氏名】吉田 文美
【氏名】原賀 一博
【氏名】驛 利男
【氏名】大塚 俊治
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| 【要約】 |
【課題】形状・大きさを選ばずに食器を収納でき、鍋などの大型調理器具についても収納可能な食器カゴを有する食器洗い機を提供する。
【解決手段】食器洗い機の食器カゴ2は、底面15から所定の高さに配列される複数本の基線材8と、基線材8の間に架け渡された支持線材10a,10bとで複数の枠部9aを構成して食器保持部Aを形成してなり、その食器保持部Aに食器の端部を落とし込ませ、食器の縁を支持線材10a,10bで支え且つ食器の前後面を基線材8で支えて保持する。そして、カゴ本体4の食器保持部から所定の高さに、食器倒れ防止用の補助ピン11を設けて、大皿の倒れを防止する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 洗浄槽と、食器を収納する食器カゴと、前記食器に洗浄水を噴射する洗浄ノズルとを備えた食器洗い機であって、前記食器カゴは、底面から所定の高さに配列される複数本の基線材と、該複数本の基線材の間に架け渡された支持線材とで複数の枠部を構成して食器保持部を形成してなり、その食器保持部に食器の端部を落とし込ませ、食器の縁を支持線材で支え且つ食器の前後面を基線材で支えて保持することを特徴とする食器洗い機。 【請求項2】 洗浄槽と、食器を収納する食器カゴと、前記食器に洗浄水を噴射する洗浄ノズルとを備えた食器洗い機であって、前記食器カゴは、平皿とコップ類と小物入れを収納するカゴ本体と、該カゴ本体の一側面に設けられた支持部によってカゴ本体の一側方上部に取付けられた椀などの深底食器を収納する棚とで構成され、カゴ本体は、カゴ本体の底面から所定の高さに配置される複数本の基線材と、該基線材と直交させて取付けられる支持線材とで平面的な枠部を形成したことを特徴とする食器洗い機。 【請求項3】 洗浄槽と、食器を収納する食器カゴと、前記食器に洗浄水を噴射する洗浄ノズルとを備えた食器洗い機であって、前記食器カゴは、平皿とコップ類と小物入れを収納するカゴ本体と、該カゴ本体の一側面に設けられた支持部によってカゴ本体の一側方上部に取付けられて椀などの深底食器を収納する棚とで構成され、前記カゴ本体は、食器を保持するための線材をカゴ本体の底面から所定の高さに配列することで、底面から所定の高さに線材が上方に突出しない面を構成した大皿・中皿保持部と、カゴ本体の底面から上方向に延びた複数本の線材で小皿を保持する小皿保持部と、さらにカゴ本体の底面の一部を傾斜させたコップ類保持部と、小物入れの保持部を有することを特徴とする食器洗い機。 【請求項4】 上記大皿・中皿保持部を、底面から所定の高さに配列される複数本の基線材と、該複数本の基線材の間に架け渡された支持線材とで複数の枠部を形成してなり、その枠部に皿の端部を落とし込ませ、皿の縁を支持線材で支え且つ皿の前後面を基線材で支えて保持する食器保持部としたことを特徴とする請求項3記載の食器洗い機。 【請求項5】 上記カゴ本体の食器保持部から所定の高さに、食器倒れ防止用の補助ピンを設けたことを特徴とする請求項1又は4記載の食器洗い機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は本発明は食器収納用のカゴを有する食器洗い機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の食器洗い機の食器カゴ101は、図8に見られるように、食器形状ごとにカゴ内での収納場所が決まっており、底面より上方向に延びた鋼線材102間に食器Sを挟み込んで収納する構造になっていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の食器カゴ101の鋼線材102の形状では、底面から上方向に鋼線材102が立ち上がっているため食器の形状・大きさによっては鋼線材102が邪魔になり収納できない場合がある。また、鍋などの大型調理器具を収納する際にもカゴ101の全面に設けられた鋼線材102に邪魔されてスムーズに収納することができなかった。本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、形状・大きさを選ばずに食器を収納でき、鍋などの大型調理器具についても収納可能な食器カゴを有する食器洗い機を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために請求項1は、洗浄槽と、食器を収納する食器カゴと、前記食器に洗浄水を噴射する洗浄ノズルとを備えた食器洗い機であって、前記食器カゴは、底面から所定の高さに配列される複数本の基線材と、該複数本の基線材の間に架け渡された支持線材とで複数の枠部を構成して食器保持部を形成してなり、その食器保持部に食器の端部を落とし込ませ、食器の縁を支持線材で支え且つ食器の前後面を基線材で支えて保持することを特徴とする。 【0005】また、請求項2では、洗浄槽と、食器を収納する食器カゴと、前記食器に洗浄水を噴射する洗浄ノズルとを備えた食器洗い機であって、食器カゴは、平皿とコップ類と小物入れを収納するカゴ本体と、カゴ本体の一側面に設けられた支持部によってカゴ本体の後方上部に取付けられた椀などの深底食器を収納する棚とで構成され、カゴ本体は、カゴ本体の底面から所定の高さに配置される複数本の基線材と、基線材と直交させて取付けられる支持線材とで平面的な枠部を形成したことを特徴とする。 【0006】加えて請求項3において、洗浄槽と、食器を収納する食器カゴと、食器に洗浄水を噴射する洗浄ノズルとを備えた食器洗い機であって、食器カゴは、平皿とコップ類と小物入れを収納するカゴ本体と、カゴ本体の一側面に設けられた支持部によってカゴ本体の後方上部に取付けられて椀などの深底食器を収納する棚とで構成され、カゴ本体は、食器を保持するための線材をカゴ本体の底面から所定の高さに配列することで、底面から所定の高さに線材が上方に突出しない面を構成した大皿・中皿保持部と、カゴ本体の底面から上方向に延びた複数本の線材で小皿を保持する小皿保持部と、さらにカゴ本体の底面の一部を傾斜させたコップ類保持部と、小物入れの保持部を有することを特徴とする。 【0007】請求項4では、大皿・中皿保持部を、底面から所定の高さに配列される複数本の基線材と、複数本の基線材の間に架け渡された支持線材とで複数の枠部を形成してなり、その枠部に皿の端部を落とし込ませ、皿の縁を支持線材で支え且つ皿の前後面を基線材で支えて保持する食器保持部としたことを特徴とする。 【0008】また、請求項5では、カゴ本体の食器保持部から所定の高さに、食器倒れ防止用の補助ピンを設けたことを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明に係る食器洗い機の実施の形態について、添付図面を参照しながら以下説明する。図1は本発明における食器カゴが収納される食器洗い機を示し、本体内には洗浄槽1が形成され、内部には後述する食器カゴ2が収容されている。この食器カゴ2の下に回転ノズル3aと、洗浄槽1の背面1aに固定ノズル3b−1,2を設け、2タイプのノズルによって、洗浄槽1から吸い込まれ洗浄ポンプ21で圧送された洗浄水を噴射して食器カゴ2に収納された食器を洗浄する。回転ノズル3aは洗浄水が上方に向かって噴出し、食器カゴ2の下側のカゴ本体4に収納された食器を主に洗浄する。また、洗浄槽1の背面1aの固定ノズル3b−1,2は食器カゴ2の後方上部に設けられた棚7に収納される食器の汚れ面を向き、食器の汚れ面に直接洗浄水が吹出すように固定されたノズル3b−2と、カゴ本体4に収納されている小物入れ5中の小物を洗浄するために、小物入れ5に向かって吹出孔が固定されたノズル3b−1がある。 【0010】食器カゴ2は、鋼線材を溶着して構成したもので、底面15の両側部にソリが設けられ(図示せず)、洗浄槽1から食器洗い機本体の前方に開く扉上に食器カゴ2を引き出すことが可能になっている。そして、この食器カゴ2の構成として、平皿およびコップ類、及び着脱可能な小物入れ5を収納可能なカゴ本体4と、カゴ本体4の後面(奥側)上部にカゴ本体4に溶着された支持部6によって支えられて、標準的な大きさ(径135mm程度)の椀等の深底食器Tを収納するための支持部6に対して回転可能な棚7を設けた。 【0011】図2〜図6において、カゴ本体4に収納される、平皿・コップ類・小物入れの各食器保持部の形状を説明する。第一に、図2,図4,図5,図6を参照して、平皿のうち大皿・中皿そしてどんぶりを保持する大皿・中皿保持部Aは、複数本の基線材8と支持線材10a,10bとをカゴ本体4の底面15から所定の高さとして略カゴ本体4の中間高さに、底面15と平行に配列し、底面15から所定の高さに複数の枠部9aからなる平面9が構成される。食器の保持は、カゴ本体4の長手方向に複数本渡した基線材8と、それと直交させて溶接されたカゴ本体4の短手方向に複数本渡した支持線材10a,10bとで構成される枠部9aに皿の端部を落し込む。その際、図4のように、枠部9aの左右の支持線材10a,10bにより皿Sの両縁を支え、枠部9aの前後の基線材8で皿Sの前後面を支え、さらに平面9から所定の高さに平面9と平行に設けられた食器倒れ防止用の補助ピン11により皿Sの片側の縁部であって支持線材10a,10bによる皿Sの保持部よりも高い位置を支え、特に大きなサイズの皿に洗浄水が当たった場合の前後への倒れを防止する。この食器保持方法によれば、図5に示すように、基線材8の形状について直線部8aと屈曲部8bを交互に設け、どんぶりPについては屈曲部8bによってできる台形型の部分8cがどんぶりPの底の湾曲した形状にはまり込んで収納しやすく且つ安定する。また、皿Sについては前記台形型の部分8cの上端とそれと隣り合う別の基線材8の直線部8aとの間に隙間Mが開くように基線材8を配置することで皿Sをスムーズに収納できるものとした。よって、平皿・どんぶりのいずれも大皿・中皿保持部Aに収納することが可能となった。 【0012】第二に、図2,図5を参照して、平皿のうちサイズの小さな小皿を収納する小皿保持部Bについては、従来のように底面15から上方向に延びた食器保持用の複数の線材14を設けてなり、一対の線材14間で小皿を保持する。小皿の場合は、サイズが小さいので、従来のようにピン状に立ち上げた食器保持用の線材14であっても楽に収納できるのである。 【0013】第三に、図2,図5,図6を参照して、コップ類保持部Cは、カゴ本体4の奥部中央に、底面15を構成する線材15aに若干の傾きを設けて形成され、傾斜面にコップ類Yを伏せて収納する。 【0014】さらに、図5、図6を参照して、上記第一から第三の食器保持部A,B,Cに加えて、着脱可能な小物入れ5の収納部Dをカゴ本体4の奥部左端に設ける。 【0015】図2,図3,図4、図6を参照して、食器カゴ2の上方の棚7は、カゴ本体4の後方上部にカゴ本体4に溶着された支持部6によって取り付けられ、図2に示すように支持部6に棚7の回転軸16aを設け、棚側に設けられた回転軸へのはめ込み部分16bによって棚7の後端を固定し、棚7を回転させて開いた場合、支持部6の一部材を延長し屈曲させて作成した棚7の前端を支える支持部20で棚7の回転が固定される。棚7の鋼線材の構成は、支持部6に対して平行に設けられた同寸法の2本の長線材17a,17bと、2本の長線材17a,17bの下部に渡すように所定の間隔をおいて溶接した複数本の短線材18から成り、長線材17a,17bの両端は回転軸へのはめ込み部分16bを延長した線材に溶接されて、棚7の枠を形成している。棚7には椀などの深底食器Tが収納され、深底食器Tの保持は前述の縦線材17a,17bと横線材18とで生じる小枠に深底食器Tの端部を落とし込むようにしてなり、長線材17a,17bにより深底食器Tの両縁19a,19bを保持し、また収納した深底食器Tの前面側の横線材18にて深底食器Tの開口端を、背面側の横線材18によって食器下部(椀の高台など)を保持する。したがって、通常の椀程度の大きさの深底食器Tであれば、種々の形状の食器が棚7上に楽に収納できる。 【0016】以上説明したように、この食器洗い機においては、食器カゴ2の複数本の基線材8と、複数本の基線材8の間に架け渡された支持線材10a,10bとで複数の枠部9aを構成して食器保持部を形成したので、食器保持部は小皿保持部Bを除いて上方に突出する線材を有さない平面9となったので、そこに鍋のような大型調理器具を収納することもできる。また、その食器保持部に食器の端部を落とし込ませて食器の縁を支持線材10a,10bで支え且つ食器の前後面を基線材8で支えて保持するため、食器を安定させて保持できる。さらに、種類やサイズも多様な食器が収納できる。 【0017】次に、上述した実施の形態の変形例を説明する。この例では、カゴ本体4に設けられた小皿保持部Bをも平面状に形成したものである。すなわち、図7に示すように、カゴ本体4の底面15と平行に配列するように線材が構成され、大皿・中皿保持部Aを構成する線材によって構成される面9と同一高さの平面を構成する。小皿の保持方法については、カゴ本体4の長手方向に渡した2本の支持線材13と、それに直交させて溶接された基線材12の間に食器を落し込み、支持線材13において小皿の両縁を保持するのである。なお、コップ類保持部も平面上に形成して、その平面上にコップ類を伏せて収納することができる。 【0018】なお、上述の説明は、棚7はカゴ本体4の後面に設けられたが、これに拘泥せずカゴ本体4の側面に設けても良く、要するにカゴ本体4の一側面に寄せて取付けられればいいのである。 【0019】 【発明の効果】本発明は、前述してきた説明から明らかなように、請求項1では、食器カゴを、底面から所定の高さに配列される複数本の基線材と、複数本の基線材の間に架け渡された支持線材とで複数の枠部を構成して食器保持部を形成し、その食器保持部に食器の端部を落とし込ませ、食器の縁を支持線材で支え且つ食器の前後面を基線材で支えて保持するので、従来のように上方に立ち上がる線材の保持形式では収納を妨げられていた食器についてもスムーズに且つ安定させて収納することが可能になり、また、平面上においてコップや複雑な形状の食器等を伏せて収納することも可能になり、さらに従来食器洗い機に収納不可能であった大型の調理器具についても収納が可能になるという効果を発揮する。 【0020】また、請求項2では、食器カゴを、平皿とコップ類と小物入れを収納するカゴ本体と、カゴ本体の一側面に設けられた支持部によってカゴ本体の後方上部に取付けられた椀などの深底食器を収納する棚とで構成し、カゴ本体を、カゴ本体の底面から所定の高さに配置される複数本の基線材と、基線材と直交させて取付けられる支持線材とで平面的な枠部を形成したので、従来のように上方に立ち上がる線材の保持形式では収納を妨げられていた食器についてもスムーズに収納することが可能になり、また、平面上においてコップや複雑な形状の食器等を伏せて収納することも可能になり、従来食器洗い機に収納不可能であった大型の調理器具についても収納が可能になり、さらに棚に椀等の深底食器を収納でき、食器カゴへの食器の収納が簡単にできるという効果を発揮する。 【0021】加えて請求項3において、食器カゴは、平皿とコップ類と小物入れを収納するカゴ本体と、カゴ本体の一側面に設けられた支持部によってカゴ本体の後方上部に取付けられて椀などの深底食器を収納する棚とで構成され、カゴ本体は、食器を保持するための線材をカゴ本体の底面から所定の高さに配列することで、底面から所定の高さに線材が上方に突出しない面を構成した大皿・中皿保持部と、カゴ本体の底面から上方向に延びた複数本の線材で小皿を保持する小皿保持部と、さらにカゴ本体の底面の一部を傾斜させたコップ類保持部と、小物入れの保持部を有するので、従来のように上方に立ち上がる線材の保持形式では収納を妨げられていた食器についてもスムーズに収納することが可能になり、また、平面上においてコップや複雑な形状の食器等を伏せて収納することも可能になり、従来食器洗い機に収納不可能であった大型の調理器具についても収納が可能になり、さらにサイズの小さな小皿は小皿保持部に楽に収納でき、椀等の深底食器は棚に収納できるので、食器カゴへの食器の収納が簡単にできるという効果を発揮する。 【0022】請求項4では、大皿・中皿保持部を、底面から所定の高さに配列される複数本の基線材と、複数本の基線材の間に架け渡された支持線材とで複数の枠部を形成してなり、その枠部に皿の端部を落とし込ませ、皿の縁を支持線材で支え且つ皿の前後面を基線材で支えて保持する食器保持部としたので、皿を安定させて食器カゴに保持させることができる。 【0023】また、請求項5では、カゴ本体の食器保持部から所定の高さに、食器倒れ防止用の補助ピンを設けたので、大きなサイズの皿についても洗浄水の噴射による倒れを防ぐことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000010087 【氏名又は名称】東陶機器株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)11月27日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−342099 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)12月14日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−338075 |
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