トップ :: A 生活必需品 :: A47 家具;家庭用品または家庭用設備;コ−ヒ−ひき;香辛料ひき;真空掃除機一般




【発明の名称】 食器洗い機
【発明者】 【氏名】本田 国興

【要約】 【課題】使用者が洗浄室内に手を入れる前に、洗浄室内の温度状態を使用者に認識させること。

【解決手段】使用者が開閉ドアを開けようとしたことが開閉スイッチ62によって検出されると、温度センサ13によって検出される洗浄室内の温度状態が報知される。洗浄室内の温度が所定の第1温度以上であれば、ブザー64が0.1秒ごとにオン/オフされるとともに表示ランプ44,45,46が点灯される。第1温度と所定の第2温度との間であれば、ブザー64が0.2秒ごとにオン/オフされるとともに表示ランプ44,45が点灯される。第2温度と所定の第3温度との間であれば、ブザー64が0.3秒ごとにオン/オフされるとともに表示ランプ44のみが点灯される。第3温度よりも低い場合には、ブザー64の駆動および表示ランプ44,45,46の点灯は行われない。
【特許請求の範囲】
【請求項1】前面に開口を有し、内部に食器を収容することのできる洗浄室と、この洗浄室内に配設されたヒータとを備え、上記洗浄室内に収容された食器を洗浄し、さらに洗浄後の食器を上記ヒータからの発熱によって乾燥させる食器洗い機であって、上記洗浄室の前面の開口を開閉するための開閉ドアと、この開閉ドアの開状態から閉状態への切り替わりを検出するための開閉検出手段と、上記洗浄室内の温度状態を検出するための温度検出手段と、上記開閉検出手段によって上記開閉ドアの閉状態から開状態への切り替わりが検出されたことに応答して、上記温度検出手段によって検出される上記洗浄室内の温度状態を報知する温度状態報知手段とを含むことを特徴とする食器洗い機。
【請求項2】上記温度状態報知手段は、上記温度検出手段によって検出される上記洗浄室内の複数の温度状態をそれぞれ異なる態様で報知するものであることを特徴とする請求項1記載の食器洗い機。
【請求項3】上記温度状態報知手段は、上記洗浄室内の温度状態を音によって報知する手段を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の食器洗い機。
【請求項4】上記温度状態報知手段は、上記洗浄室内の温度状態を表示によって報知する手段を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の食器洗い機。
【請求項5】上記温度状態報知手段は、上記ヒータの発熱動作が終了した後において、上記開閉検出手段によって上記開閉ドアの閉状態から開状態への切り替わりが検出されたことに応答して、上記洗浄室内の温度状態の報知を行うものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の食器洗い機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、食器の洗浄を行った後に、その洗浄後の食器を乾燥させる食器洗い機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、洗浄室内にセットされた食器に温水を噴射して食器を洗浄し、さらに洗浄後の食器を乾燥させる食器洗い機が知られている。
【0003】このような食器洗い機には、洗浄水を加熱したり、洗浄室内の空気を加熱したりするためのヒータが備えられている。外部の給水設備から洗浄室に供給される水は、ヒータによって加熱されて温水となる。そして、この温水が洗浄室内にセットされた食器に吹き付けられることにより、食器がきれいに洗われる。また、洗浄後においては、送風ファンの働きによって洗浄室内に送り込まれる空気が、ヒータによって加熱されて温風となり、この温風が、洗浄後の濡れた食器を乾燥させる。
【0004】この乾燥運転は、洗浄室内の温度がたとえば80℃まで上がった時点で終了するようになっている。そのため、乾燥運転が終了した直後は、洗浄室内の雰囲気や食器などが80℃程度の高温になっている。それゆえ、従来の食器洗い機においては、たとえば「運転終了後30分程放置してから食器を取り出して下さい。」といったような警告ラベルが食器洗い機の外表面に貼り付けられており、使用者に対して、洗浄室内が適当な温度に降温してから食器を取り出すように注意が促されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の食器洗い機では、使用者は、洗浄室内に手を入れるまで、洗浄室内の温度状態を知ることができない。そのため、たとえば使用者の不注意などで、乾燥運転が終了してから30分間が経過する前に食器を取り出そうとした場合に、適当な温度まで降温していない洗浄室内に手を入れてしまうおそれがあった。
【0006】そこで、この発明の目的は、使用者が洗浄室内に手を入れる前に、洗浄室内の温度状態を使用者に認識させることのできる食器洗い機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、前面に開口を有し、内部に食器を収容することのできる洗浄室と、この洗浄室内に配設されたヒータとを備え、上記洗浄室内に収容された食器を洗浄し、さらに洗浄後の食器を上記ヒータからの発熱によって乾燥させる食器洗い機であって、上記洗浄室の前面の開口を開閉するための開閉ドアと、この開閉ドアの開状態から閉状態への切り替わりを検出するための開閉検出手段と、上記洗浄室内の温度状態を検出するための温度検出手段と、上記開閉検出手段によって上記開閉ドアの閉状態から開状態への切り替わりが検出されたことに応答して、上記温度検出手段によって検出される上記洗浄室内の温度状態を報知する温度状態報知手段とを含むことを特徴とする食器洗い機である。
【0008】なお、上記温度状態報知手段は、請求項2に記載されているように、上記温度状態報知手段は、上記温度検出手段によって検出される上記洗浄室内の複数の温度状態をそれぞれ異なる態様で報知するものであるのが好ましい。
【0009】具体的に、上記温度状態報知手段は、上記洗浄室内が所定温度以上の高温状態である場合に、洗浄室内が高温である旨の警報を出力し、上記洗浄室内が所定温度よりも低い低温状態である場合には、上記警報の出力を禁止するものであってもよい。
【0010】以上の構成によれば、食器洗い機の使用者は、開閉ドアを開けようとしたときに、洗浄室内の温度状態を認識することができる。したがって、洗浄室内が所定温度以上の高温の状態で、使用者が誤って高温の洗浄室内に手を入れるおそれをなくすことができる。
【0011】また、使用者は、開閉ドアを開けようとした時点における洗浄室内の温度を認識できるから、その後にどのくらいの時間が経てば、洗浄室内が火傷しない程度の温度まで降温するかを予測できる。ゆえに、従来の食器洗い機とは異なり、乾燥運転が終了した後に所定の時間(たとえば30分間)以上待つ必要がなく、洗浄室内が火傷しない程度に冷めた時点で、洗浄室内から食器を取り出すことができる。
【0012】請求項3記載の発明は、上記温度状態報知手段は、上記洗浄室内の温度状態を音によって報知する手段を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の食器洗い機である。
【0013】この構成によれば、洗浄室内の温度状態が音によって報知されるので、視覚障害者や老人などの目の不自由な人であっても、開閉ドアを開けようとした時に洗浄室内の温度状態を容易に認識できる。ゆえに、視覚障害者や老人などにとって、非常に使いやすく便利な食器洗い機にすることができる。
【0014】請求項4記載の発明は、上記温度状態報知手段は、上記洗浄室内の温度状態を表示によって報知する手段を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の食器洗い機である。
【0015】この構成によれば、表示によって洗浄室内が高温状態であるか否かが報知されるので、聴覚障害者や老人などの耳の不自由な人であっても、開閉ドアを開けようとした時に洗浄室内の温度状態を容易に認識できる。ゆえに、聴覚障害者や老人などにとって、非常に使いやすく便利な食器洗い機にすることができる。
【0016】請求項5記載の発明は、上記温度状態報知手段は、上記ヒータの発熱動作が終了した後において、上記開閉検出手段によって上記開閉ドアの閉状態から開状態への切り替わりが検出されたことに応答して、上記洗浄室内の温度状態の報知を行うものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の食器洗い機である。
【0017】この構成によれば、ヒータの発熱動作が終了した後、すなわち食器を乾燥させるための乾燥運転が終了した後において、洗浄室内が十分に降温しないうちに、使用者が洗浄室内から食器などを取り出そうとした時に、誤って高温状態の洗浄室内に手を入れるのを防ぐことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の一実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1は、この発明の一実施形態にかかる食器洗い機の外観を示す斜視図である。また、図2は、図1に示す食器洗い機の内部構成を簡略化して示す断面図である。
【0020】この食器洗い機1は、前面に開口を有した箱状のハウジング2と、ハウジング2の前面の開口に関連して設けられた開閉ドア3とを有している。また、ハウジング2の前面であって、開閉ドア3の下方には、複数の操作キーが配列された操作パネル4が設けられている。
【0021】開閉ドア3は、その下端部に左右方向(図2の紙面に垂直な方向)に沿った支持軸31に回動自在に支持されており、ハウジング2の前面の開口を閉塞する閉状態と、ハウジング2の手前側に倒れて、ハウジング2の前面の開口を開放する開状態との間で変位できる。
【0022】開閉ドア3の上部には、開閉ドア3を閉状態で保持するためのラッチ機構5が設けられている。ラッチ機構5は、開閉ドア3の前面の凹所51に設けられたレバー52と、このレバー52に連結されて、ハウジング2の所定部と係合可能な係合部材53とを備えている。ハウジング2の所定部に対する係合部材53の係合/離脱は、レバー52の操作によって達成されるようになっている。これにより、レバー52を凹所51の一端側に移動させて、係合部材53を上記所定部に係合させることによって、開閉ドア3を閉状態で保持させることができる。一方、レバー52を凹所51の他端側に移動させて、係合部材53を上記所定部から離脱させることによって、開閉ドア3の閉状態での保持を解除できる。
【0023】ハウジング2内には、洗浄に使用する温水を底部に溜めることのできる洗浄室6が区画されている。洗浄室6の後面には、給水口7が形成されており、この給水口7には、図外の水道などの給水設備から延びた給水管8が接続されている。給水管8の途中部には、たとえば電磁弁で構成された給水弁9が配設されており、給水弁9が開成されると、給水設備から給水管8および給水口7を通して供給される水が、洗浄室6の底部に溜められる。
【0024】洗浄室6には、ハウジング2の前面開口を介して、被洗浄物としての食器Tを収容して保持するための食器かご10を出し入れすることができる。洗浄室6の底部略中央には、食器かご10内の食器Tに対して下方から温水を噴射するアーム11が配置されている。洗浄室6の底部にはまた、アーム11を避けた位置にヒータ12が配設されている。給水口7から洗浄室6内に供給された水は、ヒータ12による加熱を受けて温水となる。洗浄室6の底面には、この洗浄室6内に溜められた温水の温度および洗浄室6内の雰囲気の温度を検出するための温度センサ13が設けられている。
【0025】洗浄室6の底部にはさらに、周囲よりも一段低い集水部14が形成されており、この集水部14に洗浄室6内の温水を集めることができるようになっている。集水部14は、洗浄室6の下方に設けられた洗浄ポンプ15の吸込口に、接続管16を介して接続されている。洗浄ポンプ15の吐出口は、送水管17を介して、洗浄室6内に設けられたアーム11に接続されている。これにより、洗浄ポンプ15を駆動させると、集水部14に集められた温水が、接続管16、洗浄ポンプ15および送水管17を介してアーム11に送られる。
【0026】集水部14からアーム11に送られた温水は、アーム11の上面に形成された複数のノズル18から、食器かご10内に収容された食器Tに向けて噴射される。このとき、アーム11は、ノズル18から噴射される噴水流の反力によって一方向に回転される。これにより、ノズル18から噴射される温水が食器かご10内の食器Tにまんべんなく吹き付けられて、食器Tがむらなく洗浄される。
【0027】また、集水部14は、洗浄室6の下方に設けられた排水ポンプ19に、接続管20を介して連通されている。排水ポンプ19が駆動されると、集水部14に集められた水は、排水ポンプ19から機外に延びた排水管21を通って排水される。なお、食器Tから落とされた残菜などは、洗浄室6内の水が集水部14に集められる際に、集水部14の上部に設けられたフィルタ22によって捕獲されるようになっている。
【0028】また、この食器洗い機1は、洗浄後の食器Tを乾燥させる機能を有しており、ハウジング2の後部には、洗浄室6内に空気を送り込むための送風ファン23が備えられている。送風ファン23が駆動されてハウジング2の後面に形成された吸気口24から吸い込まれた空気は、洗浄室6の後面に形成された通気口25から洗浄室6内に送り込まれる。送り込まれた空気は、ヒータ12によって加熱されて温風となり、食器Tを乾燥させる。
【0029】図3は、この食器洗い機の電気的構成を示すブロック図である。この食器洗い機は、CPU、RAMおよびROMを含む制御部61を備えている。この食器洗い機の各部の動作は、たとえばROMに記憶されているプログラムに基づいて制御される。
【0030】制御部61には、ハウジング2の前面に配置された操作パネル4が接続されており、この操作パネル4からの指令信号が入力されるようになっている。具体的に説明すれば、操作パネル4には、食器洗い機1に電源を投入するための電源スイッチ41や、食器洗い機1の動作を開始させ、また一時停止させるためのスタート/一時停止キー42、予め設定された複数の運転コースから食器の汚れ具合や食器の量に応じた運転コースを選択するためのコース選択キー43が配設されている。制御部61には、電源スイッチ41、スタート/一時停止キー42およびコース選択キー43からの指令信号が入力される。
【0031】制御部61にはさらに、洗浄室6内に溜められた温水の温度および洗浄室6内の雰囲気の温度を検出するための温度センサ13が接続されており、この温度センサ13からの検出信号が入力されるようになっている。
【0032】また、制御部61には、開閉ドア3の開閉を検出するための開閉検出手段としての開閉スイッチ62が接続されており、この開閉スイッチ62からのオン/オフ信号が入力されるようになっている。開閉スイッチ62は、ラッチ機構4の係合部材43に関連して設けられており、たとえば、係合部材43がハウジング2の所定部と係合した状態でオン信号を出力し、係合部材43が上記所定部から離脱した状態でオフ信号を出力する。
【0033】制御部61は、上記の各入力信号に基づいて、負荷駆動回路63を介して給水弁9、洗浄ポンプ15、排水ポンプ19および送風ファン23ならびにブザー64の動作を制御する。さらには、温度センサ13からの検出信号に基づいて、ヒータ12の発熱を制御する。
【0034】また、制御部61は、上記の各入力信号に基づいて、操作パネル4に配設された表示ランプ44,45,46の点滅を制御する。表示ランプ44,45,46は、通常は、コース選択キー43によるコース選択に伴い、どの運転コースが選択されたかを表示するためのものである。この実施形態では、表示ランプ44,45,46は、選択された運転コースを表示する以外に、後述する温度状態表示処理において、洗浄室6内の温度状態を表示するためにも使用される。
【0035】図4は、制御部61によって実行される温度状態報知処理の流れを示すフローチャートである。この図4に示す温度状態報知処理は、電源スイッチ41のオン/オフにかかわらず、食器洗い機1に給電するための給電コードが商用交流電源のコンセントに接続されていれば実行される。
【0036】制御部61は、上記給電コードがコンセントに接続されている間は、開閉スイッチ62の出力を常に監視している(ステップS1)。そして、制御部61は、開閉スイッチ62から出力される信号のオンからオフへの切替りを検出すると、食器洗い機1が運転中か否かを判断する(ステップS2)。つまり、ラッチ機構4によって開閉ドア3が閉状態で保持された状態から、使用者が開閉ドア3を開けようとして、レバー42によって係合部材43をハウジング2の所定部から離脱させると(ラッチ解除)、制御部61は、食器Tを洗浄するための洗浄運転または洗浄後の食器Tを乾燥させるための乾燥運転が実行中であるか否かを判断する。
【0037】洗浄運転および乾燥運転が実行中でない場合、すなわち、洗浄運転が開始される前または乾燥運転が終了した後である場合には、ステップS2からステップS4へと進み、温度センサ13の出力が調べられる。そして、この温度センサ13の出力に基づいて、洗浄室6内の温度状態が報知される(ステップS4〜S12)。
【0038】一方、洗浄運転または乾燥運転が実行されている場合には、給水弁9、ヒータ12、洗浄ポンプ15、排水ポンプ19および送風ファン23に向けて、駆動を停止する旨の停止信号を出力し、各負荷の駆動を強制停止させる(ステップS3)。そして、実行中の洗浄運転または乾燥運転を停止させた後に、温度センサ13の出力が調べられて、洗浄室6内の温度状態が報知される(ステップS4〜S12)。
【0039】この実施形態においては、使用者が開閉ドア3を開けようとした時点における洗浄室6内の温度状態が、4つの異なる態様で報知される。具体的に説明すると、温度センサ13によって検出される洗浄室6内の温度が所定の第1温度(たとえば80℃)以上である場合には(ステップS4でYES)、ブザー64が0.1秒ごとにオン/オフされて、周期の比較的短い警報音が出力される(ステップS5)。また、ブザー64が駆動されると同時に、操作パネル4に配設された3個の表示ランプ44,45,46がすべて点灯される(ステップS6)。
【0040】また、洗浄室6内の温度が上記第1温度よりも低く、かつ、予め定める第2温度(たとえば60℃)以上である場合には(ステップS7でYES)、ブザー64が0.2秒ごとにオン/オフされるとともに(ステップS8)、操作パネル4上の2個の表示ランプ44,45が点灯される(ステップS9)。
【0041】そして、洗浄室6内の温度が上記第2温度よりも低く、かつ、予め定める第3温度(たとえば40℃)以上である場合には(ステップS10でYES)、ブザー64が0.3秒ごとにオン/オフされて、周期の比較的長い警報音が出力される(ステップS11)。また、警報音の出力と同時に、操作パネル4上の1個の表示ランプ44のみが点灯される(ステップS12)。
【0042】さらに、洗浄室6内の温度が上記第3温度よりも低い場合には、洗浄室6内は十分に降温していると判断されて、ブザー64の駆動および表示ランプ44,45,46の点灯は行われない。
【0043】これにより、開閉ドア3を開けようとした使用者は、洗浄室6内の温度状態が、上記第1温度よりも高温な状態であるか、上記第2温度以上で第1温度よりも低い状態であるか、また、上記第3温度以上で第2温度よりも低い状態であるかを認識できる。したがって、高温の温水による洗浄運転中や、高温の温風による乾燥運転中、または乾燥運転後に洗浄室6内が十分に降温していない状態で、使用者が開閉ドア3を開けたとしても、その使用者が、誤って高温の洗浄室6内に手を入れるおそれはない。
【0044】また、使用者は、開閉ドア3のラッチを解除しても、警報音の出力や表示ランプ44,45,46の点灯が行われない場合には、洗浄室6内が十分に降温していると判断できるから、安心して洗浄室6内に手を入れることができる。
【0045】さらに、使用者は、開閉ドア3を開けようとした時点における洗浄室6内の温度を認識できるから、その後にどのくらいの時間が経てば、洗浄室6内が十分に降温するかを予測できる。ゆえに、従来の食器洗い機とは異なり、乾燥運転が終了した後に所定の時間(たとえば30分間)以上待つ必要はなく、洗浄室6内が火傷しない程度に冷めた時点で、洗浄室6内から食器Tを取り出すことができる。ゆえに、たとえば食事の後片づけなどに要する時間を短縮できて便利である。また、この実施形態においては、音および表示の両方による警報が出力されるから、視覚または聴覚の不自由な人であっても、開閉ドア3を開けようとした時に洗浄室6内の温度状態を容易に認識できる。ゆえに、視聴覚障害者や老人などにとっても、非常に使いやすく便利である。
【0046】なお、上述の実施形態においては、使用者が開閉ドア3を開けようとした時点における洗浄室6内の温度状態が、異なる3つの態様で報知されるとしたが、たとえば、異なる2つの態様で報知されてもよいし、異なる4つ以上の態様で報知されてもよい。また、たとえば、使用者が開閉ドア3を開けようとした時点で、洗浄室6内が上記第3温度(たとえば40℃)以上であれば、ブザー64の駆動および表示ランプ44,45,46の点灯を行い、第3温度よりも低ければ、ブザー64の駆動および表示ランプ44,45,46の点灯を行わないようにしてもよい。
【0047】また、上述の実施形態では、コース選択キー43によって選択された運転コースを表示するための表示ランプ44,45,46を用いて、洗浄室6内の温度状態を表示するようにしているが、温度状態を表示するため専用のランプを操作パネル4に設けてもよい。ただし、既存の表示ランプ44,45,46を用いて温度状態の表示を行う構成であれば、温度状態を表示するため専用のランプを追加する場合に比べて、食器洗い機のコストを低く抑えることができるその他、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内で、種々の設計変更を施すことが可能である。
【0048】
【発明の効果】この発明によれば、食器洗い機の使用者は、開閉ドアを開けようとした時に、洗浄室内の温度状態を認識することができる。ゆえに、使用者が、誤って高温の洗浄室内に手を入れるのを防止することができる。
【出願人】 【識別番号】000001889
【氏名又は名称】三洋電機株式会社
【出願日】 平成10年(1998)5月28日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】稲岡 耕作 (外2名)
【公開番号】 特開平11−332813
【公開日】 平成11年(1999)12月7日
【出願番号】 特願平10−147844