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【発明の名称】 電気掃除機
【発明者】 【氏名】加藤 公軌

【氏名】川崎 映利

【要約】 【課題】掃除作業中に発生するホースの捩じれを確実に防止することを目的とする。

【解決手段】差込パイプ17に回転自在に嵌合する回転パイプ26を有し、回転パイプ26の外周にはレール41〜44を配し、差込パイプ17の長孔68には接片63〜66を配設し、接片63〜66をレール41〜44の周面に接触させたもので、回転パイプ26の先端側に取り付けたホースの捩れを解消するために回転パイプ26が回転すると、接片63〜66はレール41〜44の周面に接触しながら回転するので、これらの間の電気的接続を確保しながらホースの捩れを解消する。また、各切込み45、46の位置をそれぞれ円周方向にずらしたもので、レール台34、35に取り付けるレール41〜44の取付部が同一軸方向直線上にならないため、接触抵抗を小さくできる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電動送風機、電気制御機器、集塵装置などを有する掃除機本体と、この掃除機本体の吸気口に差込まれ、上記電気制御機器に電気的に接続されるリモートコントロール用端子を設けた差込パイプを一端に、床ノズルに連通した延長パイプが接続され、リモートコントロール用操作体を一部に配設した操作パイプを他端にそれぞれ有し、かつ上記リモートコントロール用の端子と操作体を電気的に接続する導電線を設けたホースとを具備し、上記差込パイプおよび操作パイプの少なくとも一方にホース端部に設けた回転パイプを回転自在に挿入嵌合するとともに、前記回転パイプの挿入部分には導電材よりなる複数のリング状レールを、前記差込パイプおよび操作パイプの少なくとも一方には同レールに対応し、その周面と接触する接片をそれぞれ取着して同レール、接片をリモートコントロール系路の一部に含ませ、前記レール内周面と回転パイプの外周面との間にレールと導電線とを電気的に接続する手段を収容する収容部を形成するレール台を有するとともに、前記回転パイプの外周面と前記差込パイプおよび操作パイプの少なくとも一方の内周面との間にタイトリングを配し、前記レール台に軸方向の切込みを設け、この切込みに帯状の導電材の端部を挿入してリング状のレールを構成し、前記各切り込みの位置をそれぞれ円周方向にずらした電気掃除機。
【請求項2】 電動送風機、電気制御機器、集塵装置などを有する掃除機本体と、この掃除機本体の吸気口に差込まれ、上記電気制御機器に電気的に接続されるリモートコントロール用端子、および、給電端子を設けた差込パイプを一端に、アジテータとその駆動用電動機を内蔵した床ノズルに連通され、上記電動機への給電線を装備した延長パイプが接続され、リモートコントロール用操作体を一部に配設した操作パイプを他端にそれぞれ有し、かつ上記リモートコントロール用の端子と操作体を電気的に接続する導電線および上記給電端子から延長パイプの給電線へ給電を行う導電線を設けたホースとを具備し、上記差込パイプおよび操作パイプの少なくとも一方にホース端部に設けた回転パイプを回転自在に挿入嵌合するとともに、前記回転パイプの挿入部分には導電材よりなる複数のリング状レールを、前記差込パイプおよび操作パイプの少なくとも一方には同レールに対応し、その周面と接触する接片をそれぞれ取着して同レール、接片をリモートコントロール系路の一部に含ませ、前記レール内周面と回転パイプの外周面との間にレールと導電線とを電気的に接続する手段を収容する収容部を形成するレール台を有するとともに、前記回転パイプの外周面と前記差込パイプおよび操作パイプの少なくとも一方の内周面との間にタイトリングを配し、前記レール台に軸方向の切込みを設け、この切込みに帯状の導電材の端部を挿入してリング状のレールを構成し、前記各切り込みの位置をそれぞれ円周方向にずらした電気掃除機。
【請求項3】 レールは帯状の導電材の両端を接合して中心方向に折曲し、同折曲部分を切込みに挿入してレール台外周にレールを取着した請求項1または2記載の電気掃除機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホースを介して掃除機本体を移動させるようにした、いわゆる床移動形の電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種電気掃除機にあっては、ホースの一端を掃除機本体の吸気口に差込んで固定するようになっていた。しかしこのものでは、ホースが捩られたときに無理な力が加わって破損などを生起するものであった。そこで、図9のように吸気口を掃除機本体1の上面側に形成して、ホース2の一端に接続した屈曲状の差込みパイプ3を回転自在に差込むものが提案された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記図9の構成では、略差込みパイプ3を半径としてホース2がいわゆる公転動作しないと捩れがとれない。そのため、作業者がホース2を意識的に公転しない限り、捩れ具合が相当進んだところではじめて公転が行われ、しかもこの公転は捩れを充分にとるものではないから、やはり、ホース2が破損などを生起しやすかった。
【0004】本発明はこのような従来の課題を解決したもので、ホースの捩れを確実に防止した電気掃除機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明は、差込パイプおよび操作パイプの少なくとも一方にホース端部に設けた回転パイプを回転自在に挿入嵌合するとともに、前記回転パイプの挿入部分には導電材よりなる複数のリング状レールを、前記差込パイプおよび操作パイプの少なくとも一方には同レールに対応し、その周面と接触する接片をそれぞれ取着して同レール、接片をリモートコントロール系路の一部に含ませ、前記レール内周面と回転パイプの外周面との間にレールと導電線とを電気的に接続する手段を収容する収容部を形成するレール台を有するとともに、前記回転パイプの外周面と前記差込パイプおよび操作パイプの少なくとも一方の内周面との間にタイトリングを配し、前記レール台に軸方向の切込みを設け、この切込みに帯状の導電材の端部を挿入してリング状のレールを構成し、前記各切り込みの位置をそれぞれ円周方向にずらしたもので、ホースに捩れがあると差込パイプ、および、または操作パイプが自転して捩れが戻される。しかも、レールおよび接片を介してリモートコントロール信号が掃除機本体に伝達されるものである。さらに、導電線とレールとを電気的に接続する手段を塵埃の影響の少ないレールと回転パイプとの間に配したものである。また、各切込みの位置をそれぞれ円周方向にずらしたもので、レール台に取り付けるレールの取付部が同一軸方向直線上にならないため、接触抵抗を小さくできるものである。
【0006】また、上記レール、接片をリモートコントロール系路および電動機への給電系路の一部に含ませるようにすれば、リモートコントロール信号のほかに床ノズルのアジテータ駆動用の電動機への給電を併せて行われるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、電動送風機、電気制御機器、集塵装置などを有する掃除機本体と、この掃除機本体の吸気口に差込まれ、上記電気制御機器に電気的に接続されるリモートコントロール用端子を設けた差込パイプを一端に、床ノズルに連通した延長パイプが接続され、リモートコントロール用操作体を一部に配設した操作パイプを他端にそれぞれ有し、かつ上記リモートコントロール用の端子と操作体を電気的に接続する導電線を設けたホースとを具備し、上記差込パイプおよび操作パイプの少なくとも一方にホース端部に設けた回転パイプを回転自在に挿入嵌合するとともに、前記回転パイプの挿入部分には導電材よりなる複数のリング状レールを、前記差込パイプおよび操作パイプの少なくとも一方には同レールに対応し、その周面と接触する接片をそれぞれ取着して同レール、接片をリモートコントロール系路の一部に含ませ、前記レール内周面と回転パイプの外周面との間にレールと導電線とを電気的に接続する手段を収容する収容部を形成するレール台を有するとともに、前記回転パイプの外周面と前記差込パイプおよび操作パイプの少なくとも一方の内周面との間にタイトリングを配し、前記レール台に軸方向の切込みを設け、この切込みに帯状の導電材の端部を挿入してリング状のレールを構成し、前記各切り込みの位置をそれぞれ円周方向にずらしたものである。
【0008】この構成によると、ホースに捩れがあると差込パイプ、および、または操作パイプが自転して捩れが戻される。しかも、レールおよび接片を介してリモートコントロール信号が掃除機本体に伝達されるものである。さらに、導電線とレールとを電気的に接続する手段を塵埃の影響の少ないレールと回転パイプとの間に配することができる。各切込みの位置をそれぞれ円周方向にずらしたもので、レール台に取り付けるレールの取付部が同一軸方向直線上にならないため、接触抵抗を小さくできるものである。
【0009】本発明の請求項2記載の発明は、電動送風機、電気制御機器、集塵装置などを有する掃除機本体と、この掃除機本体の吸気口に差込まれ、上記電気制御機器に電気的に接続されるリモートコントロール用端子、および、給電端子を設けた差込パイプを一端に、アジテータとその駆動用電動機を内蔵した床ノズルに連通され、上記電動機への給電線を装備した延長パイプが接続され、リモートコントロール用操作体を一部に配設した操作パイプを他端にそれぞれ有し、かつ上記リモートコントロール用の端子と操作体を電気的に接続する導電線および上記給電端子から延長パイプの給電線へ給電を行う導電線を設けたホースとを具備し、上記差込パイプおよび操作パイプの少なくとも一方にホース端部に設けた回転パイプを回転自在に挿入嵌合するとともに、前記回転パイプの挿入部分には導電材よりなる複数のリング状レールを、前記差込パイプおよび操作パイプの少なくとも一方には同レールに対応し、その周面と接触する接片をそれぞれ取着して同レール、接片をリモートコントロール系路の一部に含ませ、前記レール内周面と回転パイプの外周面との間にレールと導電線とを電気的に接続する手段を収容する収容部を形成するレール台を有するとともに、前記回転パイプの外周面と前記差込パイプおよび操作パイプの少なくとも一方の内周面との間にタイトリングを配し、前記レール台に軸方向の切込みを設け、この切込みに帯状の導電材の端部を挿入してリング状のレールを構成し、前記各切り込みの位置をそれぞれ円周方向にずらしたものである。
【0010】この構成によると、ホースに捩れがあると差込パイプが自転して捩れが戻される。しかも、リモートコントロール信号のほかに床ノズルのアジテータ駆動用の電動機への給電を併せて行われるようになる。さらに、導電線とレールとを電気的に接続する手段を塵埃の影響の少ないレールと回転パイプとの間に配することができる。また、各切込みの位置をそれぞれ円周方向にずらしたもので、レール台に取り付けるレールの取付部が同一軸方向直線上にならないため、接触抵抗を小さくできるものである。
【0011】本発明の請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明のレールは帯状の導電材の両端を接合して中心方向に折曲し、同折曲部分を切込みに挿入してレール台外周にレールを取着したもので、切込み部に折曲部分を挿入するだけの簡単な作業でレール台に対するレールの取付けが可能となる。
【0012】
【実施例】以下その実施例を図1〜図8を参照して説明する。
【0013】図において、電動送風機11、電気制御器12および集塵装置などを有する掃除機本体13は、その前面に吸気口14を形成している。一方、ホース15は、その一端に上記吸気口14に嵌合され、かつ尾錠16を介して固定される差込パイプ17が、他端に鈍角状に曲げられた操作パイプ18が各々接続されている。19は操作パイプ18に接続した延長パイプで、先端にはアジテータ20およびその駆動用電動機21を内蔵した床ノズル22が設けてある。上記操作パイプ18には電動送風機11をリモートコントロールするための操作体23と、床ノズル22の電動機21を運転制御するための操作体24が配設してあり、リモートコントロール用操作体23からの信号はホース15に埋設した導電線(後述する)を介して電気制御器12に伝えられ、電動送風機11の回転数などを制御する。またホース15には別の給電用の導電線(後述する)も埋設されており、同導電線、操作体24および延長パイプ19に沿わせたコード25を介して掃除機本体13から床ノズル22の電動機21へ給電できるようにしてある。もちろん、操作体24の操作によって電動機21の発停制御を行うことが可能である。
【0014】次にホース15と差込パイプ17との接続構成について詳述する。ホース15の端部には差込パイプ17に回転自在に内嵌合する回転パイプ26が固定されている。上記回転パイプ26は先端部外周面に2条の環状凹溝27,28を有し、また長手方向略中央部分には段付外周部29から複数のリード線係止溝30を切込み形成したフランジ31が設けてある。32はフランジ31と凹溝28との間の回転パイプ26の外周長手方向に形成した複数のリブで、このうちの一本は他より長く、フランジ31側に上方への突出部33を有する。一方、34,35は回転パイプ26のフランジ31より前方外周に嵌合する2個の環状レール台で、内周面長手方向に形成した溝部36,37を上記リブ32に係合することによって廻り止めされている。また回転パイプ26の周方向に対する位置合せを行うために、一方のレール台35の後端縁には突出部33と係合する凹部38が、さらにこのレール台35の前端縁と他方のレール台34の後端縁には相係合する凹,凸部39,40がそれぞれ形成してある。
【0015】なお、突出部33を有するリブ32を他より長くした理由は、回転パイプ26の周方向に対するレール台34,35の位置合せを容易とするためである。レール台34,35の外周面周方向には各2条の溝が形成されていて、それぞれにリング状のレール41,42,43,44が取着してある。またレール台34,35の各前,後端縁からは上記溝に至る切込み45,46が同方向に位相を変えて形成してある。
【0016】上記レール41〜44は導電材をリング状とともに、両端を接合して中心方向へ折曲したもので、一旦径を拡げて溝に嵌合し、折曲部分47〜50を切込み45,46に挿通して両側へ折り返すことでレール台34,35に取付けられる。切込み45,46は上記のように周方向に位相が異なっているため、レール41〜44の継ぎ目も軸方向同一線に並ぶことがない。このことから、回転パイプ26の周方向に対してレール台34,35の位置合せを行う理由がここに存在することを理解することができるであろう。
【0017】レール台34,35の隣接するレール42,43はリモートコントロール用として、外側のレール41,44は電動機21への給電用としてそれぞれ設定してある。したがって、レール42,43の折曲部分48,49に半田付けされたリード線48a,49aはホース15のリモートコントロール用導電線51,52に、一方、レール41,44の折曲部分47,50に半田付けされたリード線47a、50aは同じく給電用導電線53,54にそれぞれ接続される。上記各リード線47a,48a,49,50aは回転パイプ26とレール台34,35との間の隙間を利用して配線され、途中がフランジ31のリード線係止溝30に係止保持されている。55はリード線47a〜50aと導電線51〜54との接続部を覆うカバーを示す(第3,4図参照)。
【0018】次に、差込パイプ17の外周面長手方向には細長状のボックス部56が設けてある。このボックス部56は差込パイプ17の外周面上に形成した枠状のリブ57と蓋58とから構成されている。蓋58は一端の爪59を差込パイプ17の引掛け部60に引掛け、他方をビス6で締付けることで固定される。先の尾錠16はボックス部56の前方に可動的に取付けられており、施錠方向にスプリング62を介して常に付勢されている。また蓋58の裏面には4個の接片63,64,65,66が平行に取着してある。これら接片63〜66はバネ性を有する導電板を略山形状に形成したもので、その頂壁部に蓋58より下方へ突設した突子67を貫通して熱変形することによって固定されている。(第7図参照)。そして各接片63〜66の両遊端は差込パイプ17におけるリブ57で囲まれた部分に形成した1対の長孔68を通って、先のレール41〜44に所定の角度をおいて同時接触するようにしてある。ここで、隣接する接片64,65はリモートコントロール用のもので、同リモートコントロール用のレール42,43と対応し、また前後の接片63,66は給電用であってレール41,44と対応する。
【0019】上記ボックス部56の前方へは接片64,65にリード線で接続された1対のリモートコントロール用端子69,70が突出され、前部両側へは接片63,66にリード線で接続された1対の給電端子71,72が突出されている。
【0020】差込パイプ17に回転パイプ26が内嵌合された状態で、上記差込パイプ17の段付後方開口部はフランジ31の段付外周部29とタイトリング73を介してはまり合う。また回転パイプ26の一方の凹溝27にも差込パイプ17の内周面と接するタイトリング74が装着されている。タイトリング73にはフランジ31のリード線係止溝30に挿入されてリード線47a〜50aの離脱を防止するリブ75が形成してある。
【0021】さらに回転パイプ26の他方の凹溝28には蓋58より垂設され、差込パイプ17の透孔76を貫通した突片77が嵌合しており、抜け止めを図っている(第6図参照)。上記の構成において、掃除機本体13の吸気口14はボックス部56をも嵌合できる非真円形状に設定してある。したがって、上記吸気口14に差込まれた差込パイプ17は廻り止めされ、尾錠16で固定化される。
【0022】今、ホース15に捩れが生じた場合、その捩れ分だけ回転パイプ26が差込パイプ17内で回転し、同捩れを戻す。したがって、ホース15に無理な力が加わるようなことがないとともに、捩れによって、いわゆる団子状となることもなく、それだけ使用性が向上する。
【0023】また上記実施例では差込パイプ17と回転パイプ26間に回転動作に対応した電気接続手段を付加しているため、同差込パイプ17に対して回転パイプ26が回転しても、電動送風機11のリモートコントロールおよび床ノズル22におけるアジテータ20の駆動用電動機21への給電には何んら支障がないものである。具体的に述べると、操作パイプ18に設けたリモートコントロール用の操作体23からの信号は、ホース15の導電線51,52→リード線48a,49a→レール42,43→接片64,65→リモートコントロール用端子64,65と伝達し、掃除機本体13内の配線を介して電気制御器12に流れる。この電気制御器12はその時々の入力信号に応じて電動送風機11の回転数を増減したり、あるいは、停止したりする。
【0024】一方、掃除機本体13に印加された電源は給電端子71,72→接片63,66→レール41,44→リード線47a,50a→ホース15の導電線53,54→操作パイプ18の操作体24と流れ、次いで、コード25を介して床ノズル22内の電動機21へ供給される。
【0025】床ノズル22内のアジテータ20は被掃除面がじゅうたんなどの場合に回転され、たたみなどの被掃除面の場合は通常停止される。したがって、被掃除面に応じたアジテータ20の発停制御は、操作体24により電動機21の給電をON−OFFすればよい。また必要とあれば、操作体24で電動機21への入力を可変し、アジテータ20の回転数そのものを制御することもできる。
【0026】ここで、差込パイプ17と回転パイプ26との間に設けた電気接続手段の作用を述べる。
【0027】まず、各接片63〜66において、それらの形状を略山形状として、各両端部分でレール41〜44と接触させているため、電気的接続が確実となるのはもちろん、接片63〜66に偏荷重が加わらず、がたつきなどを発生しない。換言すれば、接片取付手段として簡単なものが採用できることとなる。また1対のレール41,42、および43,44をレール台34,35に取着しているため、リモートコントロールの単機能への転用が容易であり、レール取着そのものもしやすい。
【0028】しかも、凹,凸部39,40の係合によって2個のレール台34,35がユニット化されるため、回転パイプ26への取付けが簡単にできる。
【0029】上記レール41〜44はその継ぎ目が各々位相を変えてレール台34,35に配設してあるため、接片63〜66が同時に上記継ぎ目と接触することがなく、その分、回転パイプ26の回転が円滑化される。
【0030】さらに、比較的低電圧のリモートコントロール用の電気接続部、すなわち、レール42,43,接片64,65を内側に、比較的高電圧の給電用の電気接続部、すなわち、レール41,44,接片63,66を外側に配設した理由は、高電圧が加わる給電用の電気接続部で塵埃をはじき飛ばして、低電圧のリモートコントロール用電気接続部に塵埃が侵入しないようにしたところにある。したがって、これによって、リモートコントロール機能の性能向上が図られるものである。
【0031】また上記電気接続手段を付加するとしてもリモートコントロール用、あるいは、床ノズル22内の電動機21への給電用の一方だけとすることも考えられる。さらに回転部分は操作パイプ18側に設けても、あるいは、両方に併設してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ホースの捩れが実質的になくなるため、その破損などをなくして寿命特性を向上できるとともに、使い勝手も著しくよくなる。また、掃除機本体内の電動送風機のリモートコントロール、さらに床ノズル内に設けたアジテータ駆動用電動機への給電が確実にできるものである。また、導電線とレールとを電気的に接続する手段は回転パイプとレールとの間に位置し、タイトリングが設けてあるので塵埃による悪影響を受けにくく、長期にわたり電気接続を良好とする。しかも電気接続手段は、レールの周面に接片を接触させたものであるから、回転部分の回転性能は良好に維持できる。さらに上記電気接続手段の組立,加工などもしやすく、接続そのものも確実に行われるなど、すぐれた効果を奏するものである。また、各切込みの位置をそれぞれ円周方向にずらしたもので、レール台に取り付けるレールの取付部が同一軸方向直線上にならないため、接触抵抗を小さくでき、回転パイプの回転をスムーズに行える。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成1年(1989)1月9日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開平11−309101
【公開日】 平成11年(1999)11月9日
【出願番号】 特願平11−77879